JP5851372B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車あるいはハイブリッド自動車においては、搭載される部品の小型化や低コスト化が重要視されている。バッテリの直流電流をモータの交流電流に変換する電力変換装置も例外ではなく、小型化や低コスト化が求められおり、その結果発熱密度が大きくなるため冷却性能を向上させる必要がある。
電力変換装置を構成する電子部品の中でも最も発熱量が大きいものはパワー半導体モジュールである。そのパワー半導体モジュールの冷却性能を向上させるためには、熱抵抗の大きなグリースを取り除き、かつ半導体素子の両面から放熱する両面冷却構造(特許文献1〜3)が有効である。
US8094454B2号 特開2010-110143号 特開2006-202899号
しかしながら、グリースを用いないようヒートシンクをパワー半導体モジュールと一体化させ、さらに両面実装するためには、2つのシール上の課題がある。1つは、モジュール内部への冷媒の侵入、もう1つはモジュール外部への冷媒の流出である。
上記文献1は、完全に分けた2つのヒートシンクを樹脂モールドのみで接合させる構造であり、2つのヒートシンクの間の隙間から内部樹脂への冷媒の侵入が問題となる。樹脂材は、その高分子構造が理由で冷媒を素子まで通過させてしまうため、エチレングリコールやプロピレングリコールなど導電性の冷媒を用いることが困難である。また絶縁性の油や不活性冷媒を用いたとしても樹脂が膨潤/変質することにより、接合部の強度が低減してしまう問題がある。
また上記1〜3文献のモジュール外部への冷媒の流出させないためのシール構造にもそれぞれ課題がある。図1は各文献に示す従来技術のシール構造を模式的に示した断面図である。図1(a)は文献1に相当する構造であり、半導体素子10を2つのヒートシンク(3a、3b)で挟み、さらに全体を保持するリング状の部材2からなるパワー半導体モジュールが、流路を構成する筐体4の開口部に挿入され、第一のカバー5と第二のカバー6を上記ヒートシンク3にあるシール材1を介して固定することによって高いシール性を実現している。図1(b)は文献2に相当する構造であり、左右のヒートシンク(7a、7b)を一体化させ、半導体素子10内部への冷媒の侵入を防止した構造であり、さらに一体化されたフランジ部7c下面と筐体4の間にシール材を入れることにより、高いシール性を実現している。図1(c)は文献3に相当する構造であり、一体化されたフランジ部7c上面とカバー5の間にシール材を入れることにより、高いシール性を実現している。
なお、図1(a)の構造は紙面奥行き方向に複数のパワー半導体モジュールを直列に配置しており、いずれの公知技術も複数のパワー半導体モジュールをシールすることを想定している。複数のパワー半導体モジュールをシールする際は、パワー半導体モジュール製造バラツキにより、いくつか課題が生じる。図1(a’)では、特定のパワー半導体モジュールのみ上下方向の寸法が小さい場合を示しており、矢印11で示すような液漏れが生じる可能性がある。図1(b’)では、中央のパワー半導体モジュールのみ上下方向の寸法が小さい場合を示しており、本来冷却のために流したいヒートシンク周辺だけでなく、パワー半導体モジュール下部にバイパス流が発生し、冷却性能が低減してしまう可能性がある。また、フランジ部7cが大きいため、複数のパワー半導体モジュールを並列実装する場合は、小型化に課題がある。図1(c’)では、中央のモジュールのみ上下方向の寸法が小さい場合を示しており、矢印13に示すようなバイパス流が発生し、パワー半導体モジュールの冷却性能が十分に発揮できないという問題がある。
さらに、これら公知例はいずれも、ボルト締結もしくは溶接などの方法で密閉し、シール材を潰すことによってシール信頼性を確保しているため、シール材にかかる押し付け力が重要となる。よってボルト締結する場合は、パワー半導体モジュール直近のボルト周囲が流路に干渉する問題や、必要ボルト本数が多くなってしまい組立て性が悪い問題がある。またボルト締結の代わりに、溶接をする場合は、溶接熱によりパワー半導体モジュールへのダメージを軽減するために、構造が複雑化/大型化してしまう問題がある。
本発明に係る電力変換装置は、半導体素子のスイッチング動作によって電力を直流から交流に、交流から直流に変換する電力変換装置に適用される。そして、パワー半導体素子と、直流電流を伝達する導体板と、前記導体板と電気的に接続される主端子と、パワー半導体素子と前記導体板を収納するケースとを有するパワー半導体モジュールと、前記パワー半導体モジュールを収納する流路形成体と、パワー半導体モジュールを固定するカバーとを備え、前記カバーは、凹部と、前記凹部の底面部に形成された開口と、を形成し、前記ケースは、前記主端子が貫通する貫通孔を形成され、さらに前記ケースは、前記貫通孔が前記開口と対向するように前記凹部に固定され、前記ケースの側壁と前記凹部の側壁との間は、気密構造となるように形成される。
本発明によれば、両面冷却構造を有するパワー半導体モジュールの内部への冷媒の侵入やモジュール外部への冷媒の流出を防止できるため、高い冷却性能と気密性を両立できる。
各文献に示す従来技術のシール構造を模式的に示した断面図。 ハイブリッド自動車の制御ブロックを示す図。 インバータ回路140、142の電気回路構成図。 電力変換装置200の斜視図。 電力変換装置200の分解斜視図。 昇圧後の電圧が供給される回路201モジュールの分解斜視図。 パワー半導体モジュールの斜視図および断面図。 流路構成部材一式。 図4のC-C’断面図。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図2は、ハイブリッド自動車(以下「HEV」と記述する)の制御ブロックを示す図である。エンジンEGNおよびモータジェネレータMG1、モータジェネレータMG2は車両の走行用トルクを発生する。また、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2は回転トルクを発生するだけでなく、モータジェネレータMG1あるいはモータジェネレータMG2に外部から加えられる機械エネルギーを電力に変換する機能を有する。
モータジェネレータMG1、MG2は、例えば同期機あるいは誘導機であり、上述のごとく、運転方法によりモータとしても発電機としても動作する。モータジェネレータMG1、MG2を自動車に搭載する場合には、小型で高出力を得ることが望ましく、ネオジウムなどの磁石を使用した永久磁石型の同期電動機が適している。また、永久磁石型の同期電動機は誘導電動機に比べて回転子の発熱が少なく、この観点でも自動車用として優れている。
エンジンEGNの出力側及びモータジェネレータMG2の出力トルクは動力分配機構TSMを介してモータジェネレータMG1に伝達され、動力分配機構TSMからの回転トルクあるいはモータジェネレータMG1が発生する回転トルクは、トランスミッションTMおよびデファレンシャルギアDIFを介して車輪に伝達される。一方、回生制動の運転時には、車輪から回転トルクがモータジェネレータMG1に伝達され、供給されてきた回転トルクに基づいて交流電力を発生する。
発生した交流電力は後述するように電力変換装置200により直流電力に変換され、高電圧用のバッテリ136を充電し、充電された電力は再び走行エネルギーとして使用される。また高電圧用のバッテリ136の蓄電している電力が少なくなった場合に、エンジンEGNが発生する回転エネルギーをモータジェネレータMG2により交流電力に変換し、次に交流電力を電力変換装置200により直流電力に変換し、バッテリ136を充電することができる。エンジンEGNからモータジェネレータMG2への機械エネルギーの伝達は動力分配機構TSMによって行われる。
次に電力変換装置200について説明する。昇圧回路600、インバータ回路140、142は、バッテリ136と直流コネクタ138を介して電気的に接続されている。バッテリ136の電圧は、昇圧回路600にて高くされる。昇圧後の電圧が供給される回路201は、インバータ回路140、142との相互において電力の授受が行われる。モータジェネレータMG1をモータとして動作させる場合には、インバータ回路140は直流コネクタ138を介してバッテリ136から供給された直流電力に基づき交流電力を発生し、交流端子188を介してモータジェネレータMG1に供給する。モータジェネレータMG1とインバータ回路140からなる構成は第1電動発電ユニットとして動作する。
同様にモータジェネレータMG2をモータとして動作させる場合には、インバータ回路142は直流コネクタ138を介してバッテリ136から供給された直流電力に基づき交流電力を発生し、交流端子159を介してモータジェネレータMG2に供給する。モータジェネレータMG2とインバータ回路142からなる構成は第2電動発電ユニットとして動作する。
第1電動発電ユニットと第2電動発電ユニットは、運転状態に応じて両方をモータとしてあるいは発電機として運転する場合、あるいはこれらを使い分けて運転する場合がある。また片方を運転しないで、停止することも可能である。なお、本実施形態では、バッテリ136の電力によって第1電動発電ユニットを電動ユニットとして作動させることにより、モータジェネレータMG1の動力のみによって車両の駆動ができる。さらに、本実施形態では、第1電動発電ユニット又は第2電動発電ユニットを発電ユニットとしてエンジンの動力或いは車輪からの動力によって作動させて発電させることにより、バッテ
リ136の充電ができる。
また、図2では省略したが、バッテリ136はさらに補機用のモータを駆動するための電源としても使用される。補機用のモータとしては例えば、エアコンディショナーのコンプレッサを駆動するモータ、あるいは制御用の油圧ポンプを駆動するモータである。バッテリ136から直流電力が補機用パワーモジュールに供給され、補機用パワーモジュールは交流電力を発生して補機用のモータに供給する。補機用パワーモジュールはインバータ回路140と基本的には同様の回路構成および機能を持ち、補機用のモータに供給する交流の位相や周波数、電力を制御する。なお、電力変換装置200は、インバータ回路14
0に供給される直流電力を平滑化するためのコンデンサモジュール500を備えている。
電力変換装置200は、上位の制御装置から指令を受けたりあるいは上位の制御装置に状態を表すデータを送信したりするための通信用のコネクタ21を備えている。電力変換装置200は、コネクタ21からの指令に基づいて制御回路172でモータジェネレータMG1やモータジェネレータMG2、補機用のモータの制御量を演算し、さらにモータとして運転するか発電機として運転するかを演算し、演算結果に基づいて制御パルスを発生し、その制御パルスをドライバ回路174や補機用モジュールのドライバ回路へ供給する。ドライバ回路174は、供給された制御パルスに基づいて、インバータ回路140、142を制御するための駆動パルスを発生する。
次に、図3を用いて昇圧後の電圧が供給される回路201において、インバータ回路140、142の電気回路の構成を説明する。なお、2つのインバータ回路140、142は回路構成も動作も極めて類似しており、1つのモータジェネレータMG1のみでモータとしても発電機としても動作させる制御方法もあるため、以下ではインバータ回路140を主として説明する。また、以下で半導体素子として絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを使用しており、以下略してIGBTと記す。
上アームのIGBT328及びダイオード156と、下アームのIGBT330及びダイオード166とで、上下アーム直列回路150が構成される。インバータ回路140は、この上下アーム直列回路150を、出力しようとする交流電力のU相、V相、W相の3相に対応して備えている。
これらの3相は、この実施の形態ではモータジェネレータMG1の電機子巻線の3相の各相巻線に対応している。3相のそれぞれの上下アーム直列回路150は、直列回路の中点部分である中間電極169から交流電流を出力する。この中間電極169は、交流端子交流端子188を通して、モータジェネレータMG1への交流電力線である交流バスバ802と接続される。
上アームのIGBT328のコレクタ電極153は、正極端子157を介してコンデンサモジュール500の正極側のコンデンサ端子506に電気的に接続されている。また、下アームのIGBT330のエミッタ電極は、負極端子158を介してコンデンサモジュール500の負極側のコンデンサ端子504に電気的に接続されている。
上述のように、制御回路172は上位の制御装置からコネクタ21を介して制御指令を受け、これに基づいてインバータ回路140を構成する各相の上下アーム直列回路150の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための制御信号である制御パルスを発生し、ドライバ回路174に供給する。
ドライバ回路174は、上記制御パルスに基づき、各相の上下アーム直列回路150の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための駆動パルスを各相のIGBT328やIGBT330に供給する。IGBT328やIGBT330は、ドライバ回路174からの駆動パルスに基づき、導通あるいは遮断動作を行い、バッテリ136から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、この変換された電力はモータジェネレータMG1に供給される。
上アームのIGBT328は、コレクタ電極153と、信号用エミッタ電極155と、ゲート電極154を備えている。また、下アームのIGBT330は、コレクタ電極163と、信号用のエミッタ電極165と、ゲート電極164を備えている。上アームのダイオード156が、コレクタ電極153とエミッタ電極155との間に電気的に接続されている。また、ダイオード166が、コレクタ電極163とエミッタ電極165との間に電気的に接続されている。
スイッチング用パワー半導体素子としては金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ(以下略してMOSFETと記す)を用いてもよい、この場合はダイオード156やダイオード166は不要となる。スイッチング用パワー半導体素子としては、IGBTは直流電圧が比較的高い場合に適していて、MOSFETは直流電圧が比較的低い場合に適している。
コンデンサモジュール500は、複数の正極側のコンデンサ端子506と複数の負極側のコンデンサ端子504と正極側の電源端子509と負極側の電源端子508とを備えている。バッテリ136からの高電圧の直流電力は、直流コネクタ138を介して、正極側の電源端子509や負極側の電源端子508に供給され、コンデンサモジュール500の正極側のコンデンサ端子506および負極側のコンデンサ端子504から、インバータ回路140へ供給される。
一方、交流電力からインバータ回路140やインバータ回路142によって変換された直流電力は、正極側のコンデンサ端子506や負極側のコンデンサ端子504からコンデンサモジュール500に供給され、正極側の電源端子509や負極側の電源端子508から直流コネクタ138を介してバッテリ136に供給され、バッテリ136に蓄積される。
制御回路172は、IGBT328及びIGBT330のスイッチングタイミングを演算処理するためのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記述する)を備えている。マイコンへの入力情報としては、モータジェネレータMG1に対して要求される目標トルク値、上下アーム直列回路150からモータジェネレータMG1に供給される電流値、及びモータジェネレータMG1の回転子の磁極位置がある。
目標トルク値は、不図示の上位の制御装置から出力された指令信号に基づくものである。電流値は、電流センサ180による検出信号に基づいて検出されたものである。磁極位置は、モータジェネレータMG1に設けられたレゾルバなどの回転磁極センサ(不図示)から出力された検出信号に基づいて検出されたものである。本実施形態では、電流センサ180は3相の電流値を検出する場合を例に挙げているが、2相分の電流値を検出するようにし、演算により3相分の電流を求めても良い。
制御回路172内のマイコンは、目標トルク値に基づいてモータジェネレータMG1のd軸、q軸の電流指令値を演算し、この演算されたd軸、q軸の電流指令値と、検出されたd軸、q軸の電流値との差分に基づいてd軸、q軸の電圧指令値を演算し、この演算されたd軸、q軸の電圧指令値を、検出された磁極位置に基づいてU相、V相、W相の電圧指令値に変換する。そして、マイコンは、U相、V相、W相の電圧指令値に基づく基本波(正弦波)と搬送波(三角波)との比較に基づいてパルス状の変調波を生成し、この生成された変調波をPWM(パルス幅変調)信号としてドライバ回路174に出力する。
ドライバ回路174は、下アームを駆動する場合、PWM信号を増幅したドライブ信号を、対応する下アームのIGBT330のゲート電極に出力する。また、ドライバ回路174は、上アームを駆動する場合、PWM信号の基準電位のレベルを上アームの基準電位のレベルにシフトしてからPWM信号を増幅し、これをドライブ信号として、対応する上アームのIGBT328のゲート電極にそれぞれ出力する。
また、制御回路172内のマイコンは、異常検知(過電流、過電圧、過温度など)を行い、上下アーム直列回路150を保護している。このため、制御回路172にはセンシング情報が入力されている。例えば、各アームの信号用のエミッタ電極155及び信号用のエミッタ電極165からは各IGBT328とIGBT330のエミッタ電極に流れる電流の情報が、対応する駆動部(IC)に入力されている。これにより、各駆動部(IC)は過電流検知を行い、過電流が検知された場合には対応するIGBT328、IGBT330のスイッチング動作を停止させ、対応するIGBT328、IGBT330を過電流から保護する。
上下アーム直列回路150に設けられた温度センサ(不図示)からは上下アーム直列回路150の温度の情報がマイコンに入力されている。また、マイコンには上下アーム直列回路150の直流正極側の電圧の情報が入力されている。マイコンは、それらの情報に基づいて過温度検知及び過電圧検知を行い、過温度或いは過電圧が検知された場合には全てのIGBT328、IGBT330のスイッチング動作を停止させる。
以下、図4〜図9を用いて、本実施形態における電力変換装置200について説明する。電力変換装置200では、1つのモータジェネレータMG1のみでモータとしても発電機としても動作させる例、つまりインバータ回路140は1つのみの例として説明するが、図1及び図2に示したように、インバータ回路142を付け足すことも可能である。
図4は、電力変換装置200の斜視図である。電力変換装置200は、筐体20を備える。筐体20の上面には、筐体上フタ21が載置される。筐体20の下面には、筐体下フタ22が載置される。筐体上フタ21及び筐体下フタ22は、ネジにより筐体20に固定される。
筐体20の側面には、筐体開口部20aが形成される。筐体開口部20aは、パワー半導体モジュールの端子を外部と接続するために形成される。また、筐体20の側面には、別の開口部が形成され、当該開口部からは交流バスバ802が突出している。また、筐体20の側面であって、筐体開口部20aが形成される面と対向する面には、開口部20eが形成される(図5参照)。また、筐体20には、冷媒入口配管30a及び冷媒出口配管30b(図7参照)が配設される。
本実施形態の電力変換装置200の構造は、平面視の形状を略長方形としたことで、車両やモータジェネレータへの取り付けが容易となる効果がある。
図5は、電力変換装置200の分解斜視図である。電力変換装置200は、昇圧回路600と、昇圧後の電圧が供給される回路201を備える。筐体20は、これら昇圧回路600と昇圧後の電圧が供給される回路201を収納する。また、後述するが、冷媒が流れる流路が筐体20に一体に形成されている。当該流路を挟んで筐体上フタ21側には昇圧後の電圧が供給される回路201が配置され、筐体下フタ22側には昇圧回路600が配置される。
図6は、図5で示した昇圧後の電圧が供給される回路201の分解斜視図である。昇圧後の電圧が供給される回路201は、ドライバ回路基板174aと、制御回路基板172aと、コンデンサモジュール500と、パワー半導体モジュール150aと、を備える。図2のドライバ回路174は、ドライバ回路基板174aに実装される。図2の制御回路172は、制御回路基板172aに実装される。
制御回路基板172aには、コネクタ172bが設けられている。コネクタ172bは、外部の制御装置と接続され、制御回路基板172aに設けられた制御回路172と上位の制御装置などの外部の制御装置との間で信号伝送を行う。
ドライバ回路基板174aには、開口部174bが形成される。開口部174bは、筐体開口部20aと同様に、パワー半導体モジュールの端子を外部と接続するために形成される。
ドライバ回路基板174aは、当該ドライバ回路基板174aの主面が制御回路基板172aの主面と直交するように配置される。ドライバ回路基板174aと制御回路基板172aは、フレキシブルなケーブルで電気的に接続されている。このような構成により、電力変換装置内の限られたスペースに高密度実装が可能となり、電力変換装置全体の小型化ができる。また、フレキシブルなケーブルを用いることにより、耐振動性に優れた電気接続を可能とする。
コンデンサモジュール500は、直流コネクタ138、コンデンサ側正極バスバ157a、コンデンサ側負極バスバ158aを備える。直流コネクタ138は、開口部20eを介して電力変換装置200外部へ突出する。コンデンサ側正極バスバ157a及びコンデンサ側負極バスバ158aは、パワー半導体モジュール150aと接続される。本実施形態においては、パワー半導体モジュールは3つ配置されるため、コンデンサ側正極バスバ157a及びコンデンサ側負極バスバ158aも3組形成される。
昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23は、ドライバ回路基板174aと、制御回路基板172aと、コンデンサモジュール500と、パワー半導体モジュール150aと、を搭載するための板状の保持部材である。
昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23の一方の面上には、パワー半導体モジュール収容部23cが形成される。パワー半導体モジュール収容部23cは、略直方体形状をしている。
パワー半導体モジュール収容部23cの一側面には、モジュール挿入口23aが形成される。パワー半導体モジュール150aは、モジュール挿入口23aを介して、パワー半導体モジュール収容部23c内に挿入される。本実施形態のパワー半導体モジュール150aは、図7で後述するが、扁平形状をしている。そのパワー半導体モジュール150aが、昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23の主面と平行となるように、3つ重ねて配置される。
本実施例では流路を簡素化するために、モジュール挿入口23aは大きな一つの開口部としているため、3つのパワー半導体モジュール150aを互いに密接させた状態で挿入する。
また、パワー半導体モジュール収容部23cの内部において、冷媒導入口23bが形成される。冷媒導入口23bは、昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23を貫通する開口である。図6では図示されていないが、冷媒導入口23bは、パワー半導体モジュール収容部23cの内部に冷媒を導入するための開口及びパワー半導体モジュール収容部23cの外部に冷媒を排出するための開口の2つ形成される。すなわち、パワー半導体モジュール収容部23cは、パワー半導体モジュール150aを冷却するための冷媒流路を形成する。
モジュール挿入口23aは、カバー5によりその開口を塞がれる。カバー5には、パワー半導体モジュール150aの端子を貫通させるためのカバー開口部5aと、突起部5b、凹部5cが形成される。
また、パワー半導体モジュール150aには、出力側交流バスバ159aと、電流センサ180と、交流バスバ802とが一体に形成された部品が接続される。パワー半導体モジュールにより直流から交流に変換された電力は、交流バスバ802によって出力される。
コンデンサモジュール500は、昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23の面上に配置される。コンデンサモジュール500は、パワー半導体モジュール収容部23cの側部に配置される。制御回路基板172aは、コンデンサモジュール500及びパワー半導体モジュール収容部23cを跨るように、これらの上部に配置される。
なお、コンデンサ側の正極バスバ157aと負極バスバ158aは、大電流を流すと発熱するため、パワー半導体モジュール150aに熱が進入しないようにする必要がある。そこで、パワー半導体モジュール固定用のカバー5に突起部5bを設け、バスバに熱的に接触させることで、パワー半導体モジュール150aに熱が進入することを抑制できる。カバー5が金属材料の場合は絶縁層を介して熱的に接触させるが、カバーの材質は樹脂のような絶縁材料でも可能である。
上述のように、昇圧後の電圧が供給される回路201(パワー半導体モジュール150aやコンデンサモジュール500など)を全て昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23上に搭載し、独立したモジュール化することで、昇圧後の電圧が供給される回路201を構成するモジュールと昇圧回路600を構成するモジュールと筐体上フタ21と筐体下フタ22を積層構造化できるため、生産し易いという効果がある。
図7は、パワー半導体モジュール150aの斜視図及び断面図である。パワー半導体モジュール150aは、扁平形状の金属ケース40を有する。金属ケース40の一方の面にはヒートシンク7aが、他方の面にはヒートシンク7bが金属接合されている。また、金属ケース40のヒートシンク7a及び7bには、冷却フィン8が形成される。
また、金属ケース40は、ヒートシンク7a、7bを保持する部位40aと、シール材保持部40bと、を有する。シール材保持部40bには、例えばシール材としてOリングを用いる場合は、Oリング用の溝加工が施される。また、シール材保持部40bは、Oリングを傷つけないようにするために、角を形成せずに曲面を有する。
ここで、ヒートシンク7aに形成された冷却フィン8の先端から、ヒートシンク7bに形成された冷却フィン8の先端までの距離を、ヒートシンク厚さ45aと定義する。また、シール材保持部40bの厚さを、シール材保持部厚さ45bと定義する。このとき、シール材保持部厚さ45bは、ヒートシンク厚さ45aよりも小さく形成される。
パワー半導体モジュール150aは、図3に示した上下アーム直列回路150を金属ケース40内に収納している。金属ケース40からは、制御ピン、信号ピン、温度出力ピン等160、正極バスバ157a、負極バスバ158b、交流バスバ159bが突出して形成されている。制御ピン、信号ピン、温度出力ピン等160は、ドライバ回路基板174aを介して制御回路基板172に接続され、ゲート信号やエミッタセンス信号やパワー半導体内蔵温度センサの情報を入出力する。正極バスバ157aは、コンデンサ側正極バスバ157aと接続される。負極バスバ158bは、コンデンサ側負極バスバ158aと接続される。交流バスバ159bは、出力側交流バスバ159aと接続される。上述のように、制御ピン、信号ピン、温度出力ピン等160と外部との接続を容易にするために、ドライバ回路基板174aに開口部174bを形成したり、筐体20に筐体開口部20aを形成したりしている。
金属ケース40は低コスト化のため、缶形の成形、放熱フィン部7とケーシング部40aを鍛造で行い、一体型の容器としてもよい。
図8は、流路構成部材一式の斜視図である。図8(a)に示すのは、筐体下フタ22と昇圧回路600を取り外した電力変換装置200を下面側から見た斜視図である。本実施形態の電力変換装置200では、冷媒入口配管30aより流入した冷媒は、図8に示す第1流路20bを流れる。第1流路20bは、筐体20と一体に形成された筐体内開口部20dを昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持体23で塞いだ空間により形成される(図9参照)。
続いて冷媒は、パワー半導体モジュール収容部23cの冷媒導入口23bを経由し、パワー半導体モジュール収容部23c内に導入される。冷媒は、パワー半導体モジュール収容部23c内でパワー半導体モジュール150aを冷却し、もう一方の冷媒導入口23bを経由してパワー半導体モジュール収容部23cから排出される。その後冷媒は第2流路20cを流れ、冷媒出口配管30bより排出される。
また、第1流路20b及び第2流路20cを流れる冷媒は、昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持体23を介して、当該昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持体23の反対側に配置されているコンデンサモジュール500も冷却する。
図9は、図4のC−C’断面図である。図9に示すように、冷媒流路を挟んで、一方側には昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持体23が配置され、他方側には昇圧回路600が配置される。前述の通り、筐体20と一体に形成された筐体内開口部20dを昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持体23で塞ぐことにより、冷媒流路が形成される。つまり本実施形態に係る電力変換装置200の筐体20は、パワー半導体モジュールやコンデンサモジュールなどを搭載した昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持体23を保持する構造部材として機能するだけでなく、これらの部材を冷却するための流路形成体としても機能する。このような構成とすることで、発熱量の大きいパワー半導体モジュール150と、コンデンサモジュール500と、昇圧回路600を効率良く冷却できる効果もある。
また、ドライバ回路基板174aおよび制御回路基板172aは金属製の筺体20や昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材23に熱的に接続されており、熱伝導率の高い金属部材を通して流路内の冷却媒体へ熱が逃がされる。
カバー5は、図9に示すように、パワー半導体モジュール150aとの配置に応じて、凹部5cが形成されている。そして凹部5cの底面部には、開口部5aが形成されており、当該開口部5aよりパワー半導体モジュール150aの端子であるモジュール側正極バスバ157b及びモジュール側負極バスバ158bが貫通している。パワー半導体モジュール150aのシール材保持部40bは、カバー5の凹部5cの内側壁と気密構造を為している。すなわち、カバー5の凹部5cは、パワー半導体モジュール150aのシール材保持部40bと嵌合するように形成される。そしてシール材保持部40bとカバー5の凹部cとの間にはシール部材が配置される。したがって、パワー半導体モジュール収容部23c内を流れる冷媒が、外部へ流出することを防止し、かつパワー半導体モジュール内部へ流入することを防止する。
これにより、例えば、カバー5を筐体にボルト締結する場合、ボルトの押さえつけ力に関係なく側面でシール材が潰れているため、パワー半導体モジュール周囲の流路にボルトを設ける必要がなくなり、ボルト本数が低減する効果を持つ。またパワー半導体モジュール製造バラツキにより上下方向の寸法が小さくなってしまう場合でも、常に側面でシール材が潰れているため、外部への液漏れや内部の局所空間バイパス流発生を抑制できるため、シール信頼性が向上する。カバーに凹部を設けることによって、厚い板の側面でシールすることが避けられる。厚い板を用いる場合は、軽量化が難しく、重心が高くなるため耐震構造としても問題がある。凹部を設けることによって、必要な箇所にのみ剛性を持たせ、軽量化を図ることができる。
また本実施形態では、3つのパワー半導体モジュール150aは、パワー半導体モジュール収容部23c内において互いに密接して配置される。パワー半導体モジュール150aが積層して配置される冷媒流路内においては、冷媒のバイパス流を防止するために、一のパワー半導体モジュールの冷却フィン8と、別のパワー半導体モジュールの冷却フィン8との間の空間をできるだけ少なくすることが好ましい。
また、カバー5には、パワー半導体モジュール150aに対応して凹部5cが形成される。したがって、凹部5cは隣接して3つ形成される。互いに隣り合う凹部5c同士は、カバー5の剛性を持たせ気密性を確保するためにも、適当な距離を設ける必要がある。
したがって本実施形態では、図7に示すように、シール材保持部40bは、シール材保持部厚さ45bがヒートシンク厚さ45aよりも小さくなるように形成される。これにより、バイパス流防止や気密性確保といった性能を劣化させることなくパワーモジュール収容部23cを小型化することができ、ひいては電力変換装置200全体の小型化に寄与する。
上述した実施の形態では、ヒートシンク7のフィン形状をピンフィンとしたが、他の形状、例えばストレートフィンやコルゲートフィンであっても良い。
また、上述した実施の形態では、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される車載用の電力変換装置を例に説明したが、パワーモジュールを冷却媒体中に浸す冷却構造の電力変換装置であれば、本発明を同様に適用することができる。
なお、前述の実施例では、3つのパワー半導体モジュール150aを並列に配置しているが、並列配置の代わりに直列に配置することで、4分岐流路を2分岐流路にすることもできる。大きな圧力損失でも許容できるシステムに対しては、分岐数を低減することで、1モジュールあたりに流量が大きくなり、熱伝達率が大きくなるため、冷却性能を向上させることができる。
また、前述の実施例では、3つのパワー半導体モジュール150aを互いに密接させ、隣り合わせた状態で挿入しているが、パワー半導体モジュールとパワー半導体モジュールの間に、パワー半導体モジュール収容空間を形成する保持部材の壁を挟んでも良い。パワー半導体モジュールとパワー半導体モジュールの間に壁を挟むことによって、隣り合うパワー半導体モジュール150aのヒートシンク部の流路を共有する必要がないため、分岐したそれぞれの流路断面積が等しくなり、分岐した各流路の流量配分のバラツキが低減し、均一冷却が容易になる効果がある。
また、前述の実施例では、全ての主端子(正極バスバ157b、負極バスバ158b、交流バスバ159b)および制御ピン、信号ピン、温度出力ピン等160を片面から取り出していたが、主端子を取り出す面と反対側から制御ピン、信号ピン、温度出力ピン等160を取り出しても良い。これにより、強電系の主端子から弱電系のピンを離すことができるため、信号のノイズ低減が可能となる。複数モジュールを実装する際、特定モジュールのみ上下方向の寸法バラツキがあったとしても本発明の側面シール構造を適用することによって液漏れが発生しない効果がある。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
1:シール材
2:左右別体ヒートシンク保持用リング状部材
3a:右側別体ヒートシンク
3b:左側別体ヒートシンク
4:筐体壁面
5:カバー
5a:開口部
5b:突起部
5c:凹部
6:第二のカバー
7:ヒートシンク
7a:右側一体ヒートシンク
7b:左側一体ヒートシンク
7c:一体フランジ
8:冷却フィン
11:液漏れ
12:紙面方向バイパス流
13:バイパス流
20:筐体
20a:筐体開口部
20b:第1流路
20c:第2流路
20d:筐体内開口部
20e:筐体開口部
21:筐体上フタ
22:筐体下フタ
23:昇圧後の電圧が供給される回路モジュール保持部材
23a:モジュール挿入口
23b:冷媒導入口
23c:パワー半導体モジュール収容部
30a:冷媒入口配管
30b:冷媒出口配管
40:金属ケース
40a:ヒートシンク保持部
40b:シール材保持部
45a:ヒートシンク厚さ
45b:シール材保持部厚さ
130:厚肉部
131:薄肉部
136:バッテリ
138:直流コネクタ
140、142:インバータ回路
144:放熱フィン群
150:上下アーム直列回路
150a:2in1パワー半導体モジュール
153:上アームのIGBTのコレクタ電極
154:ゲート電極
155:信号用エミッタ電極
156:上アームのダイオード
157:正極端子
157a:コンデンサ側正極バスバ
157b:モジュール側正極バスバ
158:負極端子
158a:コンデンサ側負極バスバ
158b:モジュール側負極バスバ
159、188:交流端子
159a:出力側交流バスバ
159b:モジュール側交流バスバ
160:制御ピン、信号ピン、温度出力ピン等
163:下アームのIGBTのコレクタ電極
164:ゲート電極
165:信号用のエミッタ電極
166:下アームのダイオード
169:中間電極
172:制御回路
172a:制御回路基板
172b:制御回路基板上コネクタ
174:ドライバ回路
174a:ドライバ回路基板
174b:開口部
180:電流センサ
200:電力変換装置
201:昇圧後の電圧が供給される回路
328:上アームのIGBT
330:下アームのIGBT
500:コンデンサモジュール
504:負極側のコンデンサ端子
506:正極側のコンデンサ端子
508:負極側の電源端子
509:正極側の電源端子
600:昇圧回路
802:交流バスバ

Claims (8)

  1. 直流電力を交流電力に変換するパワー半導体モジュールと、
    前記パワー半導体モジュールを収納する第1流路形成体 と、
    前記パワー半導体モジュールを前記第1流路形成体に固定するカバーと、を備え、
    前記パワー半導体モジュールは、パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子と電気的に接続される主端子と、前記パワー半導体素子を収納するケースと、を有し、
    前記カバーは、凹部と、前記凹部の底面部に形成された開口と、を形成し、
    前記パワー半導体モジュールは、前記凹部と嵌合するように配置され、
    さらに前記パワー半導体モジュールは、前記主端子が前記開口を貫通するように前記カバーに固定され、
    前記ケースと前記凹部の内壁との間は、気密構造となるように形成される電力変換装置。
  2. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記第1流路形成体は、パワー半導体モジュール収容部を有し、
    前記パワー半導体モジュール収容部は、モジュール挿入口及び冷媒導入口が形成され、
    前記パワー半導体モジュールは、前記モジュール挿入口を介して前記パワー半導体モジュール収容部に収容され、前記ケースは、前記冷媒導入口から流入される冷却冷媒と直接接触する電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたいずれかの電力変換装置であって、
    前記ケースは、当該ケースの外面にフィンを形成し、
    さらに前記ケースは、前記凹部の内壁と接触する部分の厚みが前記フィンの高さを含めた当該フィンが形成された部分の厚みよりも小さくなるように形成される電力変換装置。
  4. 請求項1乃至3に記載されたいずれかの電力変換装置において、
    前記パワー半導体素子を収納する前記ケースの側面が曲面を有する略楕円形であることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1乃至4に記載されたいずれかの電力変換装置であって、
    前記直流電力を平滑化するコンデンサモジュールと、
    ドライバ回路基板と、
    制御回路基板と、を備え、
    前記第1流路形成体は、前記コンデンサモジュールと、前記ドライバ回路基板と、前記制御回路基板と、を搭載する電力変換装置。
  6. 請求項1乃至5に記載されたいずれかの電力変換装置であって、
    前記直流電力を平滑化するコンデンサモジュールと、
    前記直流電力を昇圧する昇圧回路と、
    前記パワー半導体モジュールと前記コンデンサモジュールと前記昇圧回路とを収納する筐体を備え、
    前記筐体は、当該筐体の内部に、当該筐体と一体に形成される第2流路形成体を有し、
    前記パワー半導体モジュール及び前記コンデンサモジュールは、前記第2流路形成体の片側に配置され、
    前記昇圧回路は、前記第2流路形成体の逆側に配置される電力変換装置。
  7. 請求項1乃至6に記載されたいずれかの電力変換装置において、
    前記パワー半導体モジュールと他の部材を繋ぐ導体板が突起部を有する前記ケースに密着されていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1乃至7に記載されたいずれかの電力変換装置であって、
    前記パワー半導体モジュールは、ドライバ回路に接続される弱電信号線を有し、
    前記弱電信号線は、前記主端子が取り出される側の前記パワー半導体モジュールの面とは反対側の前記パワー半導体モジュールの面から取り出されることを特徴とする電力変換装置。
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