JP6149029B2 - インバータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、インバータユニットに関する。
バッテリ及びモータを搭載したハイブリッド自動車や電気自動車等の電動車両には、直流電力と三相交流電力との変換を行うインバータが設けられている。例えば、特許文献1に開示された車両には、フロアパネルの車幅方向の中央部に形成されたセンタートンネル上の車室内に、バッテリ、DC−DCコンバータ及びインバータを収容したパワーコントロールユニットが配置されている。
特開2013−158203号公報
三相交流モータ及びインバータを搭載した電動車両では、三相交流モータとインバータとが三相配線によって接続される。また、三相配線を流れる三相電流の各相電流を検出する電流センサが各相配線上に設けられる。したがって、車両内には三相配線及び電流センサを配置するスペースも必要であるが、これらを搭載可能なスペースは非常に限られている。特に、特許文献1に開示されたパワーコントロールユニット等のように車室内に配置されるものの大きさには制限があるため、当該ユニットの収容物の大きさや配置等にも制約がある。
本発明の目的は、インバータ及び当該インバータの関連部材をコンパクトに収容可能なインバータユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
3つの各相端子(例えば、後述の実施形態の各相端子44u,44v,44w)を有し、直流電力と三相交流電力との変換を行うインバータ(例えば、後述の実施形態のインバータ44)と、
該3つの各相端子に接続される三端子締結部(例えば、後述の実施形態の三端子締結部110a)と、三相配線(例えば、後述の実施形態の三相配線73)に接続される三相配線締結部(例えば、後述の実施形態の三相配線締結部110e)と、を有するバスバー(例えば、後述の実施形態のバスバー110,110u,110v,110w)と、
三相電流の各相電流値を検出する電流センサ(例えば、後述の実施形態の電流センサ120)と、
前記インバータ、前記バスバー及び前記電流センサを収容するインバータケース(例えば、後述の実施形態のインバータケース47)と、を備えたインバータユニット(例えば、後述の実施形態のインバータユニット100)であって、
前記インバータは、所定幅(例えば、後述の実施形態の幅L3)を有し、
前記バスバーは、
前記三相配線締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第1延出部(例えば、後述の実施形態の前方延出部110d)と、
前記三端子締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第2延出部(例えば、後述の実施形態の後方延出部110b)と、
前記インバータと離間した前記第1延出部の遠位側及び前記第2延出部の遠位側を連結する第3延出部(例えば、後述の実施形態の側方延出部110c)と、を備え、略U字状を有し、
前記バスバーの前記第1延出部と前記第2延出部との間の幅(例えば、後述の実施形態の幅L2)は、前記インバータの前記所定幅よりも短く、
前記電流センサは、各相の電流値を示す信号を出力する基板(例えば、後述の実施形態の基板122)を備え、
該基板は、前記第1延出部と前記第2延出部との間に配置されている
請求項2に記載の発明は、
3つの各相端子(例えば、後述の実施形態の各相端子44u,44v,44w)を有し、直流電力と三相交流電力との変換を行うインバータ(例えば、後述の実施形態のインバータ44)と、
該3つの各相端子に接続される三端子締結部(例えば、後述の実施形態の三端子締結部110a)と、三相配線(例えば、後述の実施形態の三相配線73)に接続される三相配線締結部(例えば、後述の実施形態の三相配線締結部110e)と、を有するバスバー(例えば、後述の実施形態のバスバー110,110u,110v,110w)と、
三相電流の各相電流値を検出する電流センサ(例えば、後述の実施形態の電流センサ120)と、
前記インバータ、前記バスバー及び前記電流センサを収容するインバータケース(例えば、後述の実施形態のインバータケース47)と、を備えたインバータユニット(例えば、後述の実施形態のインバータユニット100)であって、
前記インバータは、所定幅(例えば、後述の実施形態の幅L3)を有し、
前記バスバーは、
前記三相配線締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第1延出部(例えば、後述の実施形態の前方延出部110d)と、
前記三端子締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第2延出部(例えば、後述の実施形態の後方延出部110b)と、
前記インバータと離間した前記第1延出部の遠位側及び前記第2延出部の遠位側を連結する第3延出部(例えば、後述の実施形態の側方延出部110c)と、を備え、略U字状を有し、
前記バスバーの前記第1延出部と前記第2延出部との間の幅(例えば、後述の実施形態の幅L2)は、前記インバータの前記所定幅よりも短く、
前記電流センサは、各相の電流値を示す信号を出力する基板(例えば、後述の実施形態の基板122)を備え、
該基板は、前記第1延出部と前記第2延出部との間に配置され、
前記三端子締結部と前記三相配線締結部とが、前記インバータケース内の前記インバータと前記電流センサの並び方向で、前記インバータと前記電流センサの間に挟まれるように配置される
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記インバータは、直方体形状を有し、
前記バスバーは、平面視で前記インバータの直交する三辺のうちの最短の辺と対向する
請求項4に記載の発明は、請求項に記載の発明において、
前記3つの各相端子は、前記インバータの一側面に一列に設けられている
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、
前記三端子締結部及び前記三相配線締結部は、略同一方向から締結工具をアクセス可能な向きに配置され、且つ、前記締結工具のアクセス方向にオフセットして配置される。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、
前記インバータは、車載時には前記3つの各相端子が上下方向に並ぶように、前記インバータケース内に収容され、
前記インバータケースには、前記インバータケースに形成される前記三相配線の挿通部(例えば、後述の実施形態の挿通部63a)と前記三相配線締結部との間で前記三相配線の各相配線を保持して、前記三相配線の各相配線を前記三相配線締結部の所定の締結部へ案内するホルダ(例えば、後述の実施形態のホルダ150)が設けられている。
請求項1及びの発明によれば、バスバーは、第1延出部、第2延出部、及び第3延出部を備え、略U字状を有し、バスバーの第1延出部と第2延出部との間の幅はインバータの幅よりも短く、電流センサの基板は、第1延出部と第2延出部との間に配置されているので、インバータ、バスバー及び電流センサをコンパクトに収容することができる。その結果、インバータユニットの小型化を実現できる。
さらに、請求項2の発明によれば、三端子締結部と三相配線締結部とが、インバータケース内のインバータと電流センサの並び方向で、インバータと電流センサの間に挟まれるように配置されるので、バスバー及び電流センサをコンパクトに構成してインバータケースに収容することができる。その結果、インバータユニットの小型化を実現できる。また、バスバーの三端子締結部と三相配線締結部とが近くに配置されるため、締結工具のアクセス性を向上できる。さらに、インバータケース内に引き込まれた三相配線は、略直線的に三相配線締結部に導かれた状態で三相配線締結部に接続されるため、インバータケース内で大きく湾曲して三相配線締結部に接続される場合と比較して、三相配線を短くできる。また、インバータケース内の三相配線が占める空間を小さくできる。
請求項5の発明によれば、バスバーの三端子締結部及び三相配線締結部は、略同一方向から締結工具をアクセス可能な向きに配置され、且つ、締結工具のアクセス方向にオフセットして配置されるので、バスバーの三端子締結部及び三相配線締結部に対する締結工具のアクセス性を向上させつつ、バスバーに対する三相配線の誤組を防止することができる。
請求項6の発明によれば、インバータケースには、三相配線の各相配線をバスバーの三相配線締結部の所定の締結部へ案内するホルダが設けられているので、バスバーの三相配線締結部に対する三相配線の誤組を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るインバータユニットを搭載可能な車両の前部座席と前部座席間に配置されたセンターコンソールを示す斜視図である。 センターコンソールの平面図である。 図2のA−A線部分断面図である。 センターコンソール内に収容される電気デバイスを模式的に示す分解斜視図である。 インバータユニットを構成するインバータ及びインバータケースの分解斜視図である。 DC−DCコンバータ、コンバータケース、及びインバータを収容したインバータケースの分解斜視図である。 電気デバイスに収容した電力制御ユニット周りの部分断面図である。 電気デバイスに収容したインバータユニットを左側方から見た側面図である。 バスバーの斜視図である。 バスバーと電流センサとが組み付けられた電流センサユニットの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態のインバータユニットについて、図面を参照して説明する。まず、インバータユニットを搭載可能な車両について説明する。
図1は、インバータユニットを搭載可能な車両の前部座席と前部座席間に配置されたセンターコンソールを示す斜視図であり、図2はセンターコンソールの平面図であり、図3はセンターコンソールの部分断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の車両10では、フロアパネル11に形成されたセンタートンネル12上にセンターコンソール30が配置され、センターコンソール30に電気デバイスDが内装されている。また、センタートンネル12内(センタートンネル12の下方)には、一端が不図示の内燃機関に接続された排気管20が前後方向に延設されている。また、図3中、符号16Mは、センタートンネル12を補強する中央クロスメンバである。
<センターコンソール>
センターコンソール30は、左前部座席14L及び右前部座席14R間に配置され、前方から順にカップホルダ52、シフトノブ51、小物を収容可能なトレー53、及び乗員の肘掛54などが上面に設けられた外装カバー55で内部空間が覆われている。外装カバー55の後端には、吸気グリル56が設けられたカバー部材57が取り付けられている。吸気グリル56は、後述する冷却ファン36が作動したとき、車室87内の空気を電気デバイスDの冷却風として取り入れる。
<電気デバイス>
次に、センターコンソール30に内装される電気デバイスDについて図3及び図4を参照しながら詳述する。図4は電気デバイスDの分解斜視図である。
電気デバイスDは、高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35と、を備え、これら高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とがフレーム部材31で支持されることでユニット化されている。フレーム部材31は、上部フレーム部材31Uと、下部フレーム部材31Dと、上部フレーム部材31Uと下部フレーム部材31Dとを繋ぐ中間フレーム部材31Mとが、前部カバー部材31F、左カバー部材31L、右カバー部材31R及び後部カバー部材31Bで囲われることで構成されている。
高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とは、車両後方からこの順に配置されている。高圧系機器35は、中間フレーム部材31Mの前面に取り付けられたジャンクションボックス33と、ジャンクションボックス33の前方に配置され、高圧バッテリ32の電圧を変換する電力制御ユニット34とを含んで構成される。中間フレーム部材31Mの後面には、上記したECU41が取り付けられている。電力制御ユニット34は、詳細は後述するが、DC−DCコンバータ42及びインバータユニット100を含み、前部カバー部材31Fとジャンクションボックス33との間に形成された空間に、これらDC−DCコンバータ42及びインバータユニット100が左右に縦置きされている。なお、縦置きとは、三辺のうち最短の辺が左右方向に延びることを意味している。また、DC−DCコンバータ42とインバータユニット100との間には、後述する冷却通路39が前後方向に延びるように形成されている。インバータユニット100からは車両前方のモータルームに載置されたモータ(不図示)に接続される三相配線73が前方に延出している。
高圧バッテリ32の左側面には、左カバー部材31Lとの間に吸気ダクト37が取り付けられ、右側面には、右カバー部材31Rとの間に排気ダクト38が取り付けられている。また、下部フレーム部材31Dの下面には、セル電圧センサ(CVS)50がCVSカバー45で覆われて固定されている。電気デバイスDは、下部フレーム部材31Dがセンタートンネル12にボルト締結されることで、センタートンネル12に固定されている。前部カバー部材31Fにはその前面に冷却ファン36が取り付けられている。このように構成された電気デバイスDでは、冷却ファン36によってセンターコンソール30の吸気グリル56から取り込まれた空気は、吸気ダクト37→高圧バッテリ32→排気ダクト38を通り、排気ダクト38からDC−DCコンバータ42とインバータ44との間に形成された冷却通路39を通って冷却ファン36に吸い込まれ、冷却ファン36から下方の排気流路80Fに排気される。
<電力制御ユニット>
次に、電力制御ユニット34について図5〜図8を参照しながら詳述する。図5は、インバータユニット100を構成するインバータ44及びインバータケース47の分解斜視図であり、図6は、DC−DCコンバータ42、コンバータケース46、及びインバータ44を収容したインバータケース47の分解斜視図であり、図7は、電気デバイスDに収容した電力制御ユニット34周りの部分断面図であり、図8は、電気デバイスDに収容したインバータユニット100を左側方から見た側面図である。なお、図7及び図8は、蓋体49及び左カバー部材31Lを外した図である。インバータユニット100は、詳細は後述するが、インバータケース47内に、インバータ44、バスバー110及び電流センサ120を備えて構成されている。
インバータ44を収容するインバータケース47は、金属からなる有底箱状のケース本体48の開口部48aが同じく金属からなる蓋体49(図4参照)で覆われており、開口部48aが左右方向で左側を向くように配置されている。ケース本体48は、矩形状の底面60を囲うように上壁部61、下壁部62、前壁部63及び後壁部64が立設されており、底面60には前壁部63寄りに矩形状の貫通孔65が形成されている。インバータ44は、インバータ本体44aの裏面から複数の冷却フィン44bが立設され、冷却フィン44bが底面60に形成された貫通孔65から突出するように、インバータケース47の前側空間47aに固定される。
また、底面60には、図6に示すように、貫通孔65が形成された平坦部60aと後壁部64との間に、開口部48aからの深さが次第に深くなるように傾斜した傾斜部60bが設けられ、インバータケース47の後側空間47bは、傾斜部60bによって後方に向かうにしたがって次第に広くなっている。インバータケース47の後側空間47bには、図7及び図8に示すように、後述するバスバー110と、後述する電流センサ120と、電子デバイス88とが設けられている。電子デバイス88は、不図示のエアコンコンプレッサに接続される制振コイル88a及びヒューズ88bが共通のホルダ89に支持されて構成されている。
また、ケース本体48の底面60は、裏側から見ると、貫通孔65、平坦部60a及び傾斜部60bを囲うように段部66が設けられ、段部66に囲まれた凹状空間67が形成されている。段部66の高さは、インバータ44がインバータケース47に固定された状態において、貫通孔65から突出する冷却フィン44bの高さと略等しくなっている。段部66には、四か所にDC−DCコンバータ42及びコンバータケース46が取り付けられるボス68が立設されている。
DC−DCコンバータ42は、コンバータ本体42aの裏面から複数の冷却フィン42bが立設されている。コンバータケース46は、有底箱状のコンバータ収容部70の一方に冷却通路39の冷媒入口71aを構成する導入部71が設けられ、コンバータ収容部70の他方に冷却通路39の冷媒出口72aを構成する導出部72が設けられている。コンバータ収容部70は、内部にDC−DCコンバータ42の冷却フィン42bを収容し、コンバータ本体42aがコンバータ収容部70の開口部70aから突出するようになっている。コンバータケース46は、コンバータ収容部70の開口部70aが左右方向で右側を向くように、且つ、導入部71が後方、導出部72が前方に位置するように配置される。
インバータ44を収容したインバータケース47に形成された四か所のボス68のうち、二か所のボス68にコンバータケース46を締結し、さらに、四か所のボス68にDC−DCコンバータ42を締結することで、電力制御ユニット34が組み付けられる。
このように構成された電力制御ユニット34では、DC−DCコンバータ42が、前後方向において後側にインバータ44よりも長く形成されており、DC−DCコンバータ42の前方がインバータ44を収容するインバータケース47の前側空間47aと対向し、DC−DCコンバータ42の後方がバスバー110、電流センサ120及び電子デバイス88を収容するインバータケース47の後側空間47bと対向している。
<インバータユニット>
次に、インバータユニット100について、図7〜図10を参照しながら詳述する。図9は、バスバー110の斜視図であり、図10は、バスバー110と電流センサ120とが組み付けられた電流センサユニット130の斜視図である。
インバータユニット100は、前述した電力制御ユニット34の一部を構成しており、三相交流の各相に対応する3つの各相端子44u,44v,44wを有し、直流電力と三相交流電力との変換を行うインバータ44と、3つの各相端子44u,44v,44wに接続される三端子締結部110aと、インバータ44をモータ(不図示)に接続する三相配線73に接続される三相配線締結部110eとを有するバスバー110と、バスバー110(三相配線73)を流れる三相電流の各相電流値を検出する電流センサ120と、インバータ44、バスバー110及び電流センサ120を収容するインバータケース47とを備える。図5に示すように、インバータ44が有する3つの各相端子44u,44v,44wは、インバータ44の後端部左側面に上下方向に並んで設けられている。
<バスバー>
バスバー110は、インバータ44のU相端子44uと三相配線73のU相配線73uとを接続するU相バスバー110uと、インバータ44のV相端子44vと三相配線73のV相配線73vとを接続するV相バスバー110vと、インバータ44のW相端子44wと三相配線73のW相配線73wとを接続するW相バスバー110wとを有する。
各相バスバー110u,110v,110wは、金属板材の打ち抜き及び曲げ加工により略U字状に形成された板状導体であり、インバータ44の各相端子44u,44v,44wに接続される三端子締結部110aと、三端子締結部110aから後方に延出する後方延出部110bと、後方延出部110bの後端から左後方に延出する側方延出部110cと、側方延出部110cの先端から前方に延出する前方延出部110dと、前方延出部110dの前端部に設けられる三相配線締結部110eとを一体に有する。三相配線締結部110eには、三相配線73の各相配線73u,73v,73wが接続される。後方延出部110b、側方延出部110c及び前方延出部110dによって、各相バスバー110u,110v,110wは上面視略U字状に形成されている。また、各相バスバー110u,110v,110wのうち、中央に位置するV相バスバー110vの後方延出部110bは、側面視において略直線状であるが、V相バスバー110vの両側に位置するU相バスバー110u及びW相バスバー110wの後方延出部110bは、側面視において三端子締結部110aから中央のV相バスバー110vに近づくように湾曲している。
各相バスバー110u,110v,110wは、絶縁部材によって形成されたバスバー保持部材111によって一体に連結される。バスバー保持部材111は、各相バスバー110u,110v,110wの後方延出部110bが嵌入される嵌入溝と、当該嵌入溝に嵌入された後方延出部110bの抜け止めとして機能する係合爪とを有し、各相バスバー110u,110v,110wの後方延出部110bをそれぞれ係合して保持する。
<電流センサ>
電流センサ120は、各相バスバー110u,110v,110wの前方延出部110dを囲むように配置される3つのコア121と、コア121に生じた誘導起電力に基づく各相電流の電流値を示す信号を出力する基板122とを有する。
電流センサ120は、電流センサユニットケース131に収容される。電流センサユニットケース131は、電流センサ120を収容する電流センサ収容部132と、電流センサ収容部132から前方に突出する端子台133と、インバータケース47に固定される取付部134とを有する。
電流センサ収容部132には、前後方向に貫通する3つのバスバー挿通孔132aが上下方向に並ぶように形成されている。電流センサ120のコア121は、バスバー挿通孔132aに挿通された各相バスバー110u,110v,110wの前方延出部110dを囲むように電流センサ収容部132内に配置されている。電流センサ120の基板122は、バスバー挿通孔132aに挿通された各相バスバー110u,110v,110wの前方延出部110dと、側方延出部110cと、後方延出部110bとによって内包されるように電流センサ収容部132内に配置される。
端子台133は、電流センサ収容部132のバスバー挿通孔132aに各相バスバー110u,110v,110wの前方延出部110dを挿通したとき、各相バスバー110u,110v,110wの三相配線締結部110eの内側面に沿うように形成される。また、端子台133には、各相バスバー110u,110v,110wの三相配線締結部110eにボルト141を介して三相配線73を締結する際に、ボルト141をねじ込む3つの締結孔133aが設けられている。
取付部134は、電流センサユニットケース131の上下両端部に設けられており、ボルト142を介してインバータケース47に取付けられる。
このように、バスバー110及び電流センサ120が予め電流センサユニットケース131に組み付けられた状態の電流センサユニット130が、図7及び図8に示すように、インバータケース47の後側空間47bに配置される。電流センサユニット130がインバータケース47内に配置された状態において、バスバー110は、箱型形状を有するインバータ44の三辺のうちの最短の辺である左右方向の辺44xを含む後端面と対向して配設され、且つ、図7に示すように、インバータ44の左右方向の辺44xに沿った左右の幅L2が、箱型形状を有するインバータ44の三辺のうちの最短の辺である左右方向の辺44xの長さL3より薄く形成されている。また、バスバー110及び電流センサ120を組み付けた電流センサユニット130は、図7に示すように、左右の幅L4もインバータ44の辺44xの長さL3より薄くなっている。
また、電流センサユニット130がインバータケース47内に配置された状態において、バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eは、バスバー110が電流センサ120の基板122を内包して略U字状に形成されることで、インバータケース47内のインバータ44と電流センサ210の並び方向である前後方向において、インバータ44と電流センサ120を含む電流センサユニット130の間に位置している。さらに、バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eは、図7に示すように、左右方向において距離L5だけオフセットしている。
電流センサユニット130に組み付けられたバスバー110の三端子締結部110aは、ボルト143によって、インバータ44の後端部左側面に上下方向に並んで設けられた3つの各相端子44u,44v,44wに締結される。また、電流センサユニット130に組み付けられたバスバー110の三相配線締結部110eは、ボルト141によって、三相配線73の各相配線73u,73v,73wが有する各端子に締結される。
バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eは、組付作業性を考慮し、略同一方向から締結工具をアクセス可能な向きに配置されている。バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eの各締結作業は、図8に示すように、インバータケース47に蓋体49がされていない状態で行われる。したがって、三端子締結部110a及び三相配線締結部110eに締結工具をアクセス可能な向きは、インバータケース47の開口側から内側への向きであり、車載状態では左側方から右側方への向きである。バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eは、当該アクセス可能な向きに距離L5だけオフセットしているため、三相配線締結部110eに締結されるべき三相配線73が三端子締結部110aに締結されるといった誤組を防止することができる。
バスバー110の三相配線締結部110eに締結される三相配線73は、インバータケース47の前端上部に形成された挿通部63aからインバータケース47内に引き込まれる。バスバー110の三相配線締結部110eは、バスバー110が略U字状に形成されているため、電流センサ120よりも前方に位置している。このため、挿通部63aから引き込まれた三相配線73は、インバータケース47内で大きく曲げられることなく、挿通部63aから略直線的に三相配線締結部110eに導かれた状態で三相配線締結部110eに締結される。
インバータケース47には、前側空間47aの上壁部61に近い位置に、インバータケース47の挿通部63aから引き込まれた三相配線73の各相配線73u,73v,73wを、挿通部63aとバスバー110の三相配線締結部110eとの間で保持するホルダ150が設けられる。ホルダ150によって各相配線73u,73v,73wが所望の状態で保持された状態では、各相配線73u,73v,73wの端子がバスバー110の所定の三相配線締結部110eへ案内される。このため、各相配線73u,73v,73wがバスバー110の異なる相に対応する三相配線締結部110eに締結されるといった誤組を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態のインバータユニット100によれば、バスバー110は、電流センサ120の基板122を内包して略U字状に形成され、箱型形状を有するインバータ44の三辺のうちの最短の辺44xを含む面と対向し、且つ、電流センサ120の基板122を内包したバスバー110の最短の辺44xに沿った幅L2は、インバータ44の最短の辺44xの長さL3よりも薄く形成されるので、インバータ44、バスバー110及び電流センサ120をインバータケース47にコンパクトに収容することができる。その結果、インバータユニット100の小型化を実現できる。
また、バスバー110は、電流センサ120の基板122を内包して略U字状に形成され、三端子締結部110aと三相配線締結部110eとが、インバータケース47内のインバータ44と電流センサ210の並び方向で、インバータ44と電流センサ120の間に位置するので、バスバー110及び電流センサ120をコンパクトに構成してインバータケース47の後側空間47bに収容することができる。その結果、インバータユニット100の小型化を実現できる。また、バスバー110の三端子締結部110aと三相配線締結部110eとが近くに配置されるため、締結工具のアクセス性を向上できる。さらに、インバータケース47内に引き込まれた三相配線73は、略直線的に三相配線締結部110eに導かれた状態で三相配線締結部110eに接続されるため、インバータケース47内で大きく湾曲して三相配線締結部110eに接続される場合と比較して、三相配線73を短くできる。また、インバータケース47内の三相配線73が占める空間を小さくできる。
また、インバータ44の三辺のうちの最短の辺44x、インバータ44の後端部左側面に上下方向に並んで設けられた3つの各相端子44u,44v,44wの配列方向と直交するので、各相端子44u,44v,44w間の十分な絶縁距離を確保しつつ、インバータ44、バスバー110及び電流センサ120をインバータケース47内にコンパクトに配置できる。
また、バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eは、略同一方向から締結工具をアクセス可能な向きに配置され、且つ、締結工具のアクセス方向にオフセットして配置されるので、バスバー110の三端子締結部110a及び三相配線締結部110eに対する締結工具のアクセス性を向上させつつ、バスバー110に対する三相配線73の誤組を防止することができる。
また、インバータケース47には、三相配線73の各相配線73u,73v,73wをバスバー110の所定の三相配線締結部110eへ案内するホルダ150が設けられているので、バスバー110の三相配線締結部110eに対する三相配線73の誤組を防止することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
10 車両
14L 左前部座席(前部座席)
14R 右前部座席(前部座席)
30 センターコンソール
34 電力制御ユニット
44 インバータ
44u U相端子
44v V相端子
44w W相端子
44x 辺
47 インバータケース
63a 挿通部
73 三相配線
73u U相配線
73v V相配線
73w W相配線
100 インバータユニット
110 バスバー
110u U相バスバー
110v V相バスバー
110w W相バスバー
110a 三端子締結部
110e 三相配線締結部
120 電流センサ
121 コア
122 基板
130 電流センサユニット
131 電流センサユニットケース
150 ホルダ

Claims (6)

  1. 3つの各相端子を有し、直流電力と三相交流電力との変換を行うインバータと、
    該3つの各相端子に接続される三端子締結部と、三相配線に接続される三相配線締結部と、を有するバスバーと、
    三相電流の各相電流値を検出する電流センサと、
    前記インバータ、前記バスバー及び前記電流センサを収容するインバータケースと、を備えたインバータユニットであって、
    前記インバータは、所定幅を有し、
    前記バスバーは、
    前記三相配線締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第1延出部と、
    前記三端子締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第2延出部と、
    前記インバータと離間した前記第1延出部の遠位側及び前記第2延出部の遠位側を連結する第3延出部と、を備え、略U字状を有し、
    前記バスバーの前記第1延出部と前記第2延出部との間の幅は、前記インバータの前記所定幅よりも短く、
    前記電流センサは、各相の電流値を示す信号を出力する基板を備え、
    該基板は、前記第1延出部と前記第2延出部との間に配置されている、インバータユニット。
  2. 3つの各相端子を有し、直流電力と三相交流電力との変換を行うインバータと、
    該3つの各相端子に接続される三端子締結部と、三相配線に接続される三相配線締結部と、を有するバスバーと、
    三相電流の各相電流値を検出する電流センサと、
    前記インバータ、前記バスバー及び前記電流センサを収容するインバータケースと、を備えたインバータユニットであって、
    前記インバータは、所定幅を有し、
    前記バスバーは、
    前記三相配線締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第1延出部と、
    前記三端子締結部から前記インバータと離間する方向に延びる第2延出部と、
    前記インバータと離間した前記第1延出部の遠位側及び前記第2延出部の遠位側を連結する第3延出部と、を備え、略U字状を有し、
    前記バスバーの前記第1延出部と前記第2延出部との間の幅は、前記インバータの前記所定幅よりも短く、
    前記電流センサは、各相の電流値を示す信号を出力する基板を備え、
    該基板は、前記第1延出部と前記第2延出部との間に配置され、
    前記三端子締結部と前記三相配線締結部とが、前記インバータケース内の前記インバータと前記電流センサの並び方向で、前記インバータと前記電流センサの間に挟まれるように配置される、インバータユニット。
  3. 請求項1又は2に記載のインバータユニットであって、
    前記インバータは、直方体形状を有し、
    前記バスバーは、平面視で前記インバータの直交する三辺のうちの最短の辺と対向する、インバータユニット。
  4. 請求項に記載のインバータユニットであって、
    前記3つの各相端子は、前記インバータの一側面に一列に設けられている、インバータユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のインバータユニットであって、
    前記三端子締結部及び前記三相配線締結部は、略同一方向から締結工具をアクセス可能な向きに配置され、且つ、前記締結工具のアクセス方向にオフセットして配置される、インバータユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のインバータユニットであって、
    前記インバータは、車載時には前記3つの各相端子が上下方向に並ぶように、前記インバータケース内に収容され、
    前記インバータケースには、前記インバータケースに形成される前記三相配線の挿通部と前記三相配線締結部との間で前記三相配線の各相配線を保持して、前記三相配線の各相配線を前記三相配線締結部の所定の締結部へ案内するホルダが設けられた、インバータユニット。
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