JP5925863B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は直流電力を交流電力に変換する、或いは交流電力を直流電力に変換するために使用される電力変換装置に係り、特に電力変換装置の電気部品を収納する筐体内部で生じる熱を効率よく放熱することができる電力変換装置に関するものである。
一般に、電力変換装置は直流電源から直流電力を受ける平滑用のコンデンサモジュールと、コンデンサモジュールから直流電力を受けて交流電力を発生するインバータ回路と、インバータ回路を制御するための制御回路を備えている。
電力変換装置で得られた交流電力は電動機(例えば、三相同期電動機)に供給され、供給された交流電力に応じて電動機は回転トルクを発生する。また、電動機は一般的には発電機としての機能を有しており、外部から電動機に回転力が供給されて交流電力を発生する。
このように電力変換装置は交流電力を直流電力に変換する機能も備えている場合が多く、電動機が発生する交流電力は直流電力に変換される。直流電力から交流電力への変換、あるいは交流電力から直流電力への変換は制御装置によって制御される。
例えば、電動機が同期電動機の場合には、同期電動機の回転子の磁極位置に対する固定子が発生する回転磁界の位相を制御することにより、電力変換に係る制御を行うことができる。電力変換装置の一例は特開2011−217548号公報(特許文献1)に開示されている。
電力変換装置は例えばハイブリッド方式の自動車に搭載され、自動車に搭載された二次電池から直流電力を受けて走行用の回転トルクを発生する電動機に供給するための交流電力を発生する。また、自動車の減速運転等の回生制動運転時には制動力を発生するために電動機は車輪の回転によって回転されて交流電力を発生し、発生した交流電力は電力変換装置によって直流電力に変換されて二次電池に蓄電されて再び走行用の電力として使用されるものである。
特開2011−217548号公報
上述した特許文献1にもあるように、一般的にパワーモジュールは正極端子及び負極端子により構成される主電極端子を備えている。そして、コンデンサモジュールは、パワーモジュールの正極端子に接続する正極側コンデンサ端子及びパワーモジュールの負極端子に接続する負極側コンデンサ端子により構成されるコンデンサ端子を備えている。
そして、この種の電力変換装置においては、例えば、自動車に搭載された場合では、振動の影響を大きく受ける。特にコンデンサ端子との接続が複数個所で行われる場合には、振動に対する接続信頼性を高めることが必要となる
本発明の目的は、振動に対するコンデンサ端子の接続信頼性を高めることができる新規な電力変換装置を提供することにある。
本発明の特徴は、コンデンサモジュールをコンデンサ素子と、コンデンサ素子を封止する樹脂封止材と、樹脂封止材で封止されたコンデンサ素子を収納しかつ樹脂封止材が露出する露出面を形成するケースと、露出面から突出したコンデンサ端子から構成し、このコンデンサモジュールの露出面がパワーモジュール側を向くように、コンデンサモジュールを筐体に固定し、更にコンデンサ端子を筐体に固定された取付け部に支持された絶縁部材に当接するようにした、ところにある。
本発明によれば、コンデンサモジュールの露出面がパワーモジュール側を向くように、コンデンサモジュールを筐体に固定し、更にコンデンサ端子を筐体に固定された取付け部に支持された絶縁部材に当接するようにしたことによって、振動に対するコンデンサ端子の接続信頼性を高めることができるようになる
ハイブリッド自動車のシステムを示すシステム図である。 図1に示す電気回路の構成を示す回路図である。 本発明の一実施例に電力変換装置の外部構成を示す外観斜視図である。 図3に示した電力変換装置の構成部品を分解して外部から見た分解斜視図である。 図3に示した電力変換装置の上部カバーとドライバ回路基板を取り外した状態の外観斜視図である。 本発明の一実施例に使用される新たに開発されたコンデンサモジュールの外観斜視図である。 本発明の一実施例に使用される新たに開発された冷却ボードを示した図であり、(a)は上部斜めから見た外観斜視図、(b)はその正面図、(c)は正面図のA−A断面図である。 図7に示す冷却板を上部斜めから見た外観斜視図である。 本発明の一実施例に使用される新たに開発された冷却ボードの裏面を上部斜めから見た外観斜視図である。 本発明の一実施例になる電力変換装置の上部カバーとドライバ回路基板を取り外した状態の正面図である。 図10に示す電力変換装置で冷却ボードを取り外した状態の表面図である。 図10に示す電力変換装置のB−B断面を示した断面図である。
次に図面を使用して本発明に係る実施の形態を説明するが、図1は内燃機関と電動機の両方を使用して走行するいわゆるハイブリッド方式の自動車に本発明が対象とする電力変換装置を適用した場合のシステム図である。
尚、本発明に係る電力変換装置はハイブリッド方式の自動車のみならず、電動機のみで走行するいわゆる電気自動車にも適用可能であり、また一般産業機械に使用されている電動機を駆動するための電力変換装置としても使用可能であるが、代表例としてハイブリッド方式の自動車に適用した電力変換装置について説明する。
図1はハイブリッド方式の自動車の制御ブロックを示す図であり、内燃機関EGNおよびモータジェネレータMGは自動車の走行用トルクを発生する動力源である。また、モータジェネレータMGは回転トルクを発生するだけでなく、モータジェネレータMGに外部から加えられる機械エネルギ(回転力)を電力に変換する機能を有する。
モータジェネレータMGは、例えば同期電動/発電機あるいは誘導電動/発電機であり、上述のごとく運転方法により電動機としても発電機としても動作する。モータジェネレータMGを自動車に搭載する場合に、小型で高出力を得ることが望ましく、ネオジウムなどの磁石を使用した永久磁石型の同期電動機が適している。また永久磁石型の同期電動機は誘導電動機に比べて回転子の発熱が少なく、この観点でも自動車用として優れている。
内燃機関EGNの出力側は動力分配機構TSMを介してモータジェネレータMGに伝達され、動力分配機構TSMからの回転トルクあるいはモータジェネレータMGが発生する回転トルクは、トランスミッションTMおよびデファレンシャルギアDEFを介して車輪に伝達される。
一方、回生制動の運転時には、車輪から回転トルクがモータジェネレータMGに伝達され、伝達されてきた回転トルクに基づいて交流電力を発生する。発生した交流電力は後述するように電力変換装置200により直流電力に変換され、高電圧用のバッテリ136を充電し、充電された電力は再び走行エネルギとして使用される。
次に電力変換装置200について説明する。インバータ回路部140はバッテリ136と直流コネクタ138を介して電気的に接続されており、バッテリ136とインバータ回路部140との相互において電力の授受が行われる。
モータジェネレータMGを電動機として動作させる場合には、インバータ回路部140は直流コネクタ138を介してバッテリ136から供給された直流電力に基づき交流電力を発生し、交流端子188を介してモータジェネレータMGに供給する。モータジェネレータMGとインバータ回路部140からなる構成は電動/発電ユニットとして動作する。
電動/発電ユニットは、運転状態に応じて電動機として、或いは発電機として運転する場合、或いはこれらを使い分けて運転する場合がある。尚、本実施形態では、バッテリ136の電力によって電動/発電ユニットを電動ユニットとして作動させることにより、モータジェネレータMGの動力のみによって車両の駆動ができる。更に、本実施形態では、電動/発電ユニットを発電ユニットとして内燃機関EGNの動力或いは車輪からの動力によって作動させて発電させることにより、バッテリ136の充電ができるようになっている。
電力変換装置200は、インバータ回路部140に供給される直流電力を平滑化するためのコンデンサモジュール500を備えている。
電力変換装置200は上位の制御装置から指令を受け、あるいは上位の制御装置に状態を表すデータを送信したりするための通信用のコネクタ21を備えている。コネクタ21から入力される指令に基づいて制御回路部172でモータジェネレータMGの制御量を演算する。
更に電動機として運転するか発電機として運転するかを演算し、演算結果に基づいて制御パルスを発生してドライバ回路174へ制御パルスを供給する。この制御パルスに基づいてドライバ回路174がインバータ回路部140を制御するための駆動パルスを発生する。
この電力変換装置200を構成するインバータ回路部140、制御回路部172、ドライバ回路174及びコンデンサモジュール500等は後述するようにアルミ合金製の筺体に収納され、かつ冷却媒体(例えば、冷却水)によって冷却される構成になっている。
次に、図2を用いてインバータ回路部140の回路構成を説明するが、半導体素子として絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを使用しており、以下略してIGBTと表現している。
インバータ回路部140は、上アームとして動作するIGBT328及びダイオード156と、下アームとして動作するIGBT330及びダイオード166と、からなる上下アームのパワーモジュール150を、出力しようとする交流電力のU相,V相,W相からなる3相に対応して備えている。
これらの3相はこの実施の形態では、モータジェネレータMGの電機子巻線の3相の各相巻線に対応している。3相のそれぞれの上下アームのパワーモジュール150は、パワーモジュール150のIGBT328とIGBT330の中点部分である中間電極169から交流電流が出力され、この交流電流は交流端子159及び交流コネクタ188を通して、モータジェネレータMGへの交流電力線である交流バスバーと接続される。
上アームのIGBT328のコレクタ電極153は正極端子157を介してコンデンサモジュール500の正極側のコンデンサ端子506に、下アームのIGBT330のエミッタ電極は負極端子158を介してコンデンサモジュール500の負極側のコンデンサ端子504にそれぞれ電気的に接続されている。
上述のように、制御回路部172は上位の制御装置からコネクタ21を介して制御指令を受け、これに基づいてインバータ回路部140を構成する各相のパワーモジュール150の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための制御信号である制御パルスを発生し、ドライバ回路174に供給する。
ドライバ回路174は制御パルスに基づき各相のパワーモジュール150の上アームあるいは下アームを構成するIGBT328やIGBT330を制御するための駆動パルスを各相のIGBT328やIGBT330に供給する。
IGBT328やIGBT330はドライバ回路174からの駆動パルスに基づき、導通あるいは遮断動作を行い、バッテリ136から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、この変換された電力はモータジェネレータMG1に供給される。
IGBT328はコレクタ電極153と、信号用エミッタ電極155と、ゲート電極154を備えている。また、IGBT330はコレクタ電極163と、信号用のエミッタ電極165と、ゲート電極164を備えている。
ダイオード156がコレクタ電極153とエミッタ電極との間に電気的に接続されている。また、ダイオード166がコレクタ電極163とエミッタ電極との間に電気的に接続されている。
スイッチング用パワー半導体素子としては金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ(以下略してMOSFETと記す)を用いてもよい、この場合はダイオード156やダイオード166は不要となる。スイッチング用パワー半導体素子としてIGBTは直流電圧が比較的高い場合に適していて、MOSFETは直流電圧が比較的低い場合に適している。
コンデンサモジュール500は、複数の正極側コンデンサ端子506と複数の負極側コンデンサ端子504と、正極側電源端子509と負極側電源端子508とを備えている。バッテリ136からの高電圧の直流電力は直流コネクタ138を介して、正極側電源端子509や負極側電源端子508に供給され、コンデンサモジュール500の複数の正極側コンデンサ端子506や複数の負極側のンデンサ端子504から、インバータ回路部140へ供給される。
一方、交流電力からインバータ回路部140によって変換された直流電力は正極側コンデンサ端子506や負極側コンデンサ端子504からコンデンサモジュール500に供給され、正極側電源端子509や負極側電源端子508から直流コネクタ138を介してバッテリ136に供給されてバッテリ136に蓄積される。
制御回路部172はIGBT328及びIGBT330のスイッチングタイミングを演算処理するためのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記述する)を備えている。マイコンへの入力情報として、モータジェネレータMGに対して要求される目標トルク値、上下アームパワーモジュール150からモータジェネレータMGに供給される電流値、及びモータジェネレータMG1の回転子の磁極位置がある。
目標トルク値は図示しない上位の制御装置から出力された指令信号に基づくものであり、電流値は電流センサによる検出信号に基づいて検出されたものである。磁極位置は、モータジェネレータMG1に設けられたレゾルバなどの回転磁極センサ(図示せず)から出力された検出信号に基づいて検出されたものである。
本実施形態では、電流センサは3相の電流値を検出する場合を例に挙げているが、2相分の電流値を検出するようにし、演算により3相分の電流を求めるようにしても良い。
制御回路部172内のマイコンは、目標トルク値に基づいてモータジェネレータMGのd,q軸の電流指令値を演算し、この演算されたd,q軸の電流指令値と、検出されたd,q軸の電流値との差分に基づいてd,q軸の電圧指令値を演算し、この演算されたd,q軸の電圧指令値を、検出された磁極位置に基づいてU相,V相,W相の電圧指令値に変換する。
そして、マイコンはU相,V相,W相の電圧指令値に基づく基本波(正弦波)と搬送波(三角波)との比較に基づいてパルス状の変調波を生成し、この生成された変調波をPWM(パルス幅変調)信号としてドライバ回路174に出力する。
ドライバ回路174は下アームを駆動する場合、PWM信号を増幅したドライブ信号を対応する下アームのIGBT330のゲート電極に出力する。また、ドライバ回路174は上アームを駆動する場合、PWM信号の基準電位のレベルを上アームの基準電位のレベルにシフトしてからPWM信号を増幅し、これをドライブ信号として対応する上アームのIGBT328のゲート電極にそれぞれ出力する。
また、制御回路部172は、異常検知(過電流,過電圧,過温度など)を行い、上下アームのパワーモジュール150を保護している。このため、制御回路部172にはセンシング情報が入力されている。例えば各アームの信号用エミッタ電極155及び信号用エミッタ電極165からは各IGBT328とIGBT330のエミッタ電極に流れる電流の情報が対応する過電流検出部部(図示せず)に入力されている。
これにより、各過電流検出部は過電流検知を行い、過電流が検知された場合には対応するIGBT328,IGBT330のスイッチング動作を停止させ、対応するIGBT328,IGBT330を過電流から保護する。
上下アームのパワーモジュール150に設けられた温度センサ(図示せず)からは上下アームのパワーモジュール150の温度の情報がマイコンに入力されている。また、マイコンには上下アームのパワーモジュール150の直流正極側の電圧の情報が入力されている。マイコンは、それらの情報に基づいて過温度検知及び過電圧検知を行い、過温度或いは過電圧が検知された場合には全てのIGBT328,IGBT330のスイッチング動作を停止させる。
このような構成からなる電力変換装置200においては上述したように、筺体内部では多くの電子部品、例えば発熱量の大きいIGBT等が多く使用され、これらの電子部品からの発熱等によって筺体内部が高温の環境になる現象がある。更に、電動機と電気的に接続された熱伝達が良い導線が接続されており、この導線を介して電動機の熱が電力変換装置のバスバーに侵入し、この熱がインバータ回路部や、場合によってはコンデンサモジュールまで侵入して結果的に電力変換装置の筺体内部の温度を高くする現象がある。
上述したように、このような電力変換装置においては電力変換性能を向上するためには電力変換装置の冷却が極めて重要である。特に、電力変換装置の筺体に収容されている直流平滑用のコンデンサモジュールは熱的に弱く、その性能を確保するためにはコンデンサモジュールの冷却を効率的に行なうことが要請され、また外部から侵入する熱を出来るだけ少なくすることが要請されている。
本発明はこのコンデンサモジュールの冷却を効率的に行なうこと、外部から侵入する熱を出来るだけ少なくすることのどちらか一方、或いは両方の要請に応える技術を提案するものである。
次に、本発明の特徴である電力変換装置の冷却構造及び冷却方法について図面を用いて具体的に説明する。
図3は電力変換装置200の外観図であり、金属製、例えばアルミニウム合金より構成された筺体400は一対の短辺壁部と長辺壁部とを有する箱状の直方体よりなり、一つの側面に直流ターミナルが収納される直流接続口409と交流ターミナルが収納される交流接続口410が形成されている。
また、筺体400の低部には下部カバー404が固定され、この下部カバー404に冷却媒体が流入/流出するパイプ406が設けられている。この筺体400にコンデンサモジュール500やインバータ回路部140、制御回路部172、及びドライバ回路174等が収納されている。
図4は図3に示した電力変換装置200を構成部品毎に分解して斜視図として表した全体構成図であり、図5は図4に示した上部カバー、及びドライバ回路基板を外した時の電力変換装置の斜視図である。
それでは、図4及び図5に基づき本発明の一実施例になる電力変換装置200の概略構成を説明し、その後に本発明の特徴である電力変換装置の冷却構造や冷却方法について詳細に説明する。
図4及び図5において、参照番号400は電力変換装置200の構成部品を収納する金属製(例えばアルミニウム合金)の筺体であり、上下方向で上部が開口した底壁部を有する一対の長辺側壁部400Aと一対の短辺側壁部400Bを有する長方形の箱状に形成されている。そして、この筺体400の内部にはコンデンサモジュール500を収納する収納部402、パワーモジュール150を収納する収納部403等が形成されている。
筺体400の低壁部400Cの下部には下部カバー404が固定ネジ405によって強固に固定されており、下部カバー404には冷却媒体を流出入させるパイプ406が設けられている。
したがって、冷却媒体は下部カバー404と低壁部400Cの間の空間に形成された冷却通路を流れて筺体400の内部を冷却するようにしている。
筺体400の一方の短辺壁部400Bと一対の長辺側壁部400Aの間に挟まれた位置で、その内部に形成された収納部402の低壁部には放熱シート407を介してコンデンサモジュール500が載置されている。この放熱シート407は筐体400の低壁部にコンデンサモジュール500の熱を逃がす放熱機能と絶縁機能を備えている。
コンデンサモジュール500の隣には3個のパワーモジュール150を個別に収納する3個の収納部403が形成されており、この収納部403は下部カバー404の間の冷却通路に開放されている。
したがって、パワーモジュール150は自身で液密的な構成を備えており、具体的に収納部403との間でシールパッキン等によって封止されている。よって、パワーモジュール150は直接的に冷却媒体と接触することによって冷却される構成となっている。このような構成は若干その構成は異なるが、既に本出願人が出願した上記した特許文献1等によって知られている。
そして、3個のパワーモジュール150の収納部403はコンデンサモジュール500とは反対側の筺体400の他方の短辺側壁部400Bに対向するように並んで配置されている。これによって短辺側壁部400B側の同一面から交流ターミナル407及び直流ターミナル408を収納することを可能にしている。
短辺側壁部400Bには3個の交流ターミナル407が収納される交流側収納口409と1個の直流ターミナル408が接続される直流側収納口410が形成されている。交流ターミナル407とパワーモジュール150の間は板状の交流接続バスバー416で接続されており、後述するがこの交流接続バスバー416から導線を介して外部から侵入してくる熱を筐体400側に逃がす構成を採用するようにしている。
パワーモジュール150と筺体400の短辺側壁部400Bの間の空間には電流センサ411と積層導体板412が配置されている。
コンデンサモジュール500、パワーモジュール150、電流センサ411、及び積層導体板412等の上部には、本発明の特徴的な構成部品である冷却ボード413がこれらを覆うように配置されている。
この冷却ボード413は筺体400の長短辺側壁部400A,400Bの上に載置され、固定ネジ414によって筺体400と強固に固定されている。この筺体400と強固に固定することによりコンデンサモジュール500からの熱、及び交流接続バスバー416からの熱を筺体400に逃がすようにしている。
コンデンサモジュール500と冷却ボード413の間には放熱シート415が介装されており、コンデンサモジュール500の熱を冷却ボード413に逃がすようにしている。
また、パワーモジュール150の交流接続バスバー416と冷却ボード413の間には放熱シート417が介装されており、交流ターミナル408から流入してくる電動機の熱を交流接続バスバー416、及び放熱シート417を介して冷却ボード413に逃がすようにしている。
更に固定ネジ414によって筺体400と強固に固定することにより交流接続バスバー416からの熱を筺体400に逃がすようにしている。
冷却ボード413の上にはパワーモジュール150を駆動するドライバ回路174が実装されたドライバ回路基板418が配置され、更にその上部にアルミ合金より形成された上部カバー419が筺体400の上部の開口を塞ぐように筺体400に固定ネジ420によって強固に固定されている。
更に、筺体400の長辺側壁部400Aにはドライバ回路174を制御する制御回路部172が実装された制御回路部基板421が配置され、更にその上部にアルミ合金より形成された側部カバー422が筺体400の長辺側壁部400Aに固定ネジ423によって強固に固定されている。
以上が本発明の一実施例になる電力変換装置200の概略の構成であるが、次に特徴的な構成部品の詳細について説明する。
図6は本実施例に併せて新たに開発したコンデンサモジュール500であり、このコンデンサモジュール500には複数(3個)の正極側コンデンサ端子506、複数(3個)の負極側コンデンサ端子504、正極側電源端子509、及び負極側電源端子508を備えている。
バッテリ136からの高電圧の直流電力は直流ターミナル408を介して正極側電源端子509や負極側電源端子508に供給され、コンデンサモジュール500の複数の正極側コンデンサ端子506や複数の負極側のンデンサ端子504はパワーモジュール150に接続されている。
そして、このコンデンサモジュール500は一方の側面部500A、具体的には図5にあるようにパワーモジュール150が設置されている方向の側面部500Aには、全ての端子である、正極側コンデンサ端子506、負極側コンデンサ端子504、正極側電源端子509、及び負極側電源端子508が突出している。
このように、1つの側面部500Aに全ての端子を揃えることによって各相(U相、V相、W相)の間で相間電流が少なくなり、この結果、相間電流によって生じる熱が少なくなってコンデンサモジュール500内部に熱を溜める現象を抑制することが期待できる。また、パワーモジュール150との接続構造も簡略化でき、接続配線の距離も短くできる。
コンデンサモジュール500の側面部500Aには上側から正極側コンデンサ端子506、負極側コンデンサ端子504、正極側電源端子509及び負極側電源端子508の順序で配置されており、最上部にある正極側コンデンサ端子506の導体面506Aはコンデンサモジュール500の上面部500Bとほぼ同一平面になるように構成されている。したがって、この正極側コンデンサ端子506が冷却ボード413への放熱経路の一部を構成することになる。
尚、本実施形態では、コンデンサの負極側導体板、正極導体板、及び正極側コンデンサ端子506、負極側コンデンサ端子504、正極側電源端子509及び負極側電源端子508の各端子は一体に形成された銅等の金属製板で構成されている。
またコンデンサモジュール500は、コンデンサ素子と、このコンデンサ素子を収納するケース550と、このケース550の収納空間に充填される樹脂封止材551とを有する。露出面552は、ケース550から露出した樹脂封止材551の面である。このケース550は、露出面552とパワーモジュール150が対向するように、パワーモジュール150の側部に配置される。正極側コンデンサ端子506及び負極側コンデンサ端子504は、生産性向上の観点から屈曲部の増大を抑制することが求められる。また正極側コンデンサ端子506及び負極側コンデンサ端子504は、インダクタンス低減の観点からコンデンサ端子の長さの増大を抑制することが求められる。そこで正極側コンデンサ端子506及び負極側コンデンサ端子504は、冷却ボード413における正極側コンデンサ端子506との冷却面と平行に露出面552から突出し、パワーモジュール150と接続される。また、コンデンサ端子の屈曲部の増大を抑制することにより、冷却ボードとコンデンサ端子の接触面積が小さくなることを抑えることができる。
図7は冷却ボード413の構成を示しており、(a)は全体の外観斜視図、(b)は上部から見た正面図、(c)はそのA−A断面図である。これらの図からからわかるように冷却ボード413にはコンデンサモジュール500の上部が収納される開口413A、パワーモジュール150等の電子部品の接続端子が通過する開口413B、413Cが形成されている。そして、この冷却ボード413は全体が合成樹脂413Dで形成されており、内部にインサート成型によって2つの冷却板424、冷却板425が埋設されている。
冷却板424,冷却板425を合成樹脂413Dでモールドしてインサート成型する理由は、筐体400内部に配置されている電子部品や接続配線と冷却板424及び冷却板425の絶縁を図るためである。
冷却板424はコンデンサモジュール500からの熱を逃がすための冷却板であり、冷却板425は交流接続バスバー416からの熱を逃がすための冷却板である。冷却板425はパワーモジュール150が更に高温になった場合に、このパワーモジュール150で生じた熱を逃がす機能を併せ有している。
この冷却板424、冷却板425は上述したように全体が合成樹脂413Aで覆われているが、その底面部側だけは露出されていて熱が侵入できる構成になっている。更にこれらの冷却板424,冷却板425には冷却ボード413の合成樹脂部413Dから突出して取付け部424A、取付け部425Aが形成されており、内部には取付け用の固定ネジが挿通する孔が形成されている。
したがって、冷却ボード413に埋設した冷却板424、冷却板425の露出した底面部から侵入した熱は冷却板424及び冷却板425の取付け部424A、取付け部425Aから筐体400に逃げるようになる。
図8は冷却板424,冷却板425の詳細を示す外観斜視図であり、コンデンサモジュール500側の冷却板424は中央が開口されており、この開口を取り巻くようにコンデンサモジュール500の複数の正極側コンデンサ端子506側からの熱を受け取る受熱部424B、熱伝達部424C及び放熱部である取付け部424Aとから構成されている。
交流接続バスバー416側の冷却板425は直線の板状に形成され、交流接続バスバー416側からの熱を受け取る受熱部425B、熱伝達部425C及び放熱部である取付け部425Aとから構成されている。
この冷却板424及び冷却板425は熱伝達性の優れた高熱伝達部材で形成され、本実施例では板厚が2mmのアルミニウムを使用している。更なる熱引き(高熱伝導性)を求めるならば銅材料を使用することも可能である。
また、冷却板424と冷却板425は別体にして合成樹脂413Dでこれらを一体化していたが、冷却板424と冷却板425を一体にして打ち抜き機で打ち抜き、これを合成樹脂413Dと共にインサート成型するようにしても良い。
以上の金属材料は合成樹脂にインサート成型できる材料として提案したが、この他に高熱伝達性を有する非金属製材料を使用する場合はインサート成型では無く、貼り付けや固定ネジによって冷却ボード413を構成するようにしても良い。この場合、冷却板424及び冷却板425の形状は図8に示した形状と同様な形状で差支えない。
図9は冷却ボード413を裏側から見た外観斜視図で、(a)は放熱シートを取り付けた状態を示し、(b)は放熱シートを分解した状態を示している。
図9において、コンデンサモジュール500側の放熱シート415は冷却板424の受熱部424Bの形状より若干大きい形状に形成された絶縁シート部415Aと、同様にこれも冷却板424の受熱部424Bの形状より若干大きい形状に形成された放熱シート部415Bより形成された複合シートよりなっており、受熱部424B側に絶縁シート部415Aが位置し、正極側コンデンサ端子506側に放熱シート部415Bが位置する配置となっている。
放熱シート415の材料としては、絶縁シート部415AはPET(ポリエチレンテレフタラート)が使用され、放熱性を高めるためその厚さをなるべく薄くしており、厚さは0.1mmのものを使用している。放熱シート部415Bはシリコン系の樹脂材料が使用され、その厚さは1.0mmのものを使用している。
また、交流接続バスバー416側の放熱シート417は冷却板425の受熱部425Bの形状より若干大きい形状に形成された絶縁シート部417Aと、同様にこれも冷却板425の受熱部425Bの形状より若干大きい形状に形成された放熱シート部417Bより形成された複合シートよりなっており、受熱部425B側に絶縁シート部415Aが位置し、交流接続バスバー416側に放熱シート部417Bが位置する配置となっている。
放熱シート417の材料としては、絶縁シート部417AはPET(ポリエチレンテレフタラート)が使用され、放熱性を高めるためその厚さをなるべく薄くしており、厚さは0.1mmのものをしようしている。放熱シート部417Bはシリコン系の樹脂材料が使用され、その厚さは1.0mmのものを使用している。
これらの放熱シート415、及び放熱シート417はその特性として柔軟性を備えており、この柔軟性によって各冷却板424、425の受熱部424B、425Bや、正極側コンデンサ端子506、交流接続バスバー416と密着するようにしている。これによって伝熱効率を向上するようにしている。
以上の放熱シート415、及び放熱シート417は説明した材料や厚さに限定されなく、これ以外の材料や仕様が適宜選択、採用されても差し支えないものであるが、実際の材料としてはこれらが使用実績等の観点から望ましいものである。
尚、放熱シート415、及び放熱シート417は冷却ボード413を筐体400に組み込む前に、あらかじめ冷却ボード413に貼り付けておくことでその取付け作業を迅速に行える効果が期待できる。
次に、上述した新たに開発したコンデンサモジュール500及び冷却ボード413を筐体400に組み込んだ状態を説明する。
図10は電力変換装置の上部カバー419とドライバ回路基板418を取り外した状態の正面図であり、図11は冷却ボード413を取り外した状態の正面図であり、図12は図10に示した電力変換装置のB−B断面を示した断面図である。
図10において、電力変換装置の筐体400には冷却ボード413が冷却板424の取付け部424Aと、冷却板425の取付け部425Aを介して固定ネジ414によって強固に固定されている。
そして、図11にあるようにコンデンサモジュール500の正極側コンデンサ端子506や導体面506Aに冷却板424の受熱部424Bが放熱シート415を介して接触するように位置決めされている。
同様にパワーモジュール150と交流ターミナル407を接続する3本の交流接続バスバー416は、冷却板425の受熱部425Bが放熱シート417を介して接触するように位置決めされている。この交流接続バスバー416は熱伝達面積を大きくするため厚くされて受熱部425Bに放熱シート417を介して熱的に接触されている。
したがって、図12にあるようにコンデンサモジュール500に溜め込まれた熱や、コンデンサモジュール500自身で発生した熱は正極側コンデンサ端子506やその導体面506Aから放熱シート415を通って冷却板424の受熱部424Bに伝えられ、更に熱伝達部424Cを通って取付け部424Aへと流れて筐体400に伝えられる。
筐体400は周囲の空気や、パイプ406から流出入する冷却媒体によって冷却されるためにコンデンサモジュール500より温度が低くなっており、この温度勾配の差によってコンデンサモジュール500の熱は筐体400に効率よく流れることになる。
また流路形成体470は、冷却冷媒を流す流路を形成する。そして、コンデンサモジュール500は、冷却ボード413と流路形成体470との間に配置される。これにより、正極側コンデンサ端子506及び負極側コンデンサ端子504を介して伝達されるパワーモジュール150の熱を冷却ボード413に伝達させるとともにコンデンサモジュール500を介して冷却ボード413とは反対側に流路形成体470を設けることにより、コンデンサモジュール500は更に冷却性能が向上する。
また、パイプ406は、流路形成体470の流路を挟んでコンデンサモジュール500と対向して配置される。入口側のパイプ406から流入する冷却冷媒は充分に冷却されている。よって、コンデンサモジュール500は、この冷却冷媒によって冷却されるため更に冷却性能が向上する。
ここで、コンデンサモジュール500の正極側コンデンサ端子506やその導体面506Aが冷却板424と熱的に接触するようにしているが、コンデンサ端子の極性を逆にして冷却板424からコンデンサモジュール500の熱を逃がすようにしても良い。
同様に、交流接続バスバー416に交流ターミナル407から流入してくる外部からの熱(例えば電動機からの熱)は放熱シート417を通って冷却板425の受熱部425Bに伝えられ、更に熱伝達部425Cを通って取付け部425Aへと流れて筐体400に伝えられる。筐体400は周囲の空気や、パイプ406から流出入する冷却媒体によって冷却されるために交流接続バスバー416より温度が低くなっており、この温度勾配の差によって交流接続バスバー416の熱は筐体400に効率よく流れることになる。
以上述べてきたように、電力変換装置においては電力変換性能を向上するために電力変換装置の冷却が極めて重要であり、特に、電力変換装置の筺体に収容されている直流平滑用のコンデンサモジュールは熱的に弱く、その性能を確保するためにはコンデンサモジュールの冷却を効率的に行なうことが要請され、また外部から侵入する熱を出来るだけ少なくすることが要請されていた。
このような要請に応えるため、本発明ではこのコンデンサモジュールの熱を冷却ボードに設けた冷却板によって筐体に逃がし、また外部から侵入する熱を冷却ボードに設けた冷却板によって筐体に逃がすようにしたことにより、筐体内の熱環境を効率よく改善することが可能となるものである。
更に、本実施例によれば冷却ボードを筐体に固定するだけなので、新たに冷却媒体の通路を追加する等の装置の大型化や構造の複雑化、及び大幅な金型の改変等を行う必要がない。したがって、電力変換装置として例えば、自動車に採用する場合では筐体の大型化が避けられて搭載性が向上し、更に製造費用も抑えられるようになって、その経済的な効果は大きいものである。
140…インバータ回路部、150…パワーモジュール、172…制御回路部、174…ドライバ回路、200…電力変換装置、400…筺体、400A…長辺側壁部、400B…短辺側壁部、402…収納部、403…収納部、404…下部カバー、405…固定ネジ、407…放熱シート、407…直流ターミナル、408…交流ターミナル、409…直流側接続口、410…交流側接続口、413…冷却ボード、414…固定ネジ、415…放熱シート、415A…絶縁シート部、415B…放熱シート部、416…交流接続バスバー、417…放熱シート、417A…絶縁シート部、417B…放熱シート部、418…上部カバー、420…固定ネジ、421…制御回路部基板、422…側部カバー、424…冷却板、424A…取付け部、424B…受熱部、424C…熱伝達部、425…冷却板、425A…取付け部、425B…受熱部、425C…熱伝達部、500…コンデンサモジュール、500A…側面部、506…正極側コンデンサ端子、504…負極側コンデンサ端子、508…負極側電源端子、509…正極側電源端子。

Claims (10)

  1. 正極端子及び負極端子により構成される主電極端子を備えたパワーモジュールと、
    前記正極端子に接続する正極側コンデンサ端子及び前記負極端子に接続する負極側コンデンサ端子により構成されるコンデンサ端子を備えたコンデンサモジュールと、
    前記パワーモジュール及び前記コンデンサモジュールを収納する筐体と
    合成樹脂により形成される構造部材と、を備え、
    前記コンデンサモジュールは、コンデンサ素子と、当該コンデンサ素子を封止する樹脂封止材と、当該樹脂封止材で封止された当該コンデンサ素子を収納しかつ当該樹脂封止材が露出する露出面を形成するケースと、当該露出面から突出した前記コンデンサ端子からなり、
    前記コンデンサモジュールは、前記露出面が前記パワーモジュール側を向くように、前記筐体に固定され、
    前記構造部材は、前記筐体に固定された取付け部に支持されるとともに、前記コンデンサ端子と当接されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記構造部材は、前記主電極端子と前記コンデンサ端子との接続部と、前記露出面との間において、前記コンデンサ端子と当接していることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置であって、
    前記パワーモジュールは、複数個積層されており、
    前記正極側コンデンサ端子と前記負極側コンデンサ端子は、互いに重ね合わされた板状部を含んで構成され、
    更に前記正極側コンデンサ端子と前記負極側コンデンサ端子のそれぞれは、前記主電極端子と接続される端子部を複数備え、
    前記コンデンサ端子において、前記パワーモジュールの積層方向に互いに隣り合う前記端子部同士は、互いに異なる前記板状部に設けられることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置であって、
    前記パワーモジュールは、複数個積層されており、
    前記正極側コンデンサ端子と前記負極側コンデンサ端子は、互いに重ね合わされた板状部を含んで構成され、
    更に前記正極側コンデンサ端子と前記負極側コンデンサ端子のそれぞれは、前記主電極端子と接続される端子部を複数備え、
    前記構造部材は、前記板状部に当接されることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記構造部材は、金属製の冷却板を保持し、
    前記冷却板は、当該構造部材を介して前記コンデンサ端子と熱的に接触することを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに1項記載の電力変換装置であって、
    前記構造部材は、電気絶縁性を有する絶縁シート部を有し、
    前記構造部材は、前記絶縁シート部を介して前記コンデンサ端子と当接することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記パワーモジュールは、交流接続バスバーが接続され、
    前記構造部材は、前記交流接続バスバーと当接することを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記筐体は、前記パワーモジュールを冷却する冷媒が流れる流路形成体を有することを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記取付け部は、複数設けられ、
    前記主電極端子と前記コンデンサ端子との接続部は、前記複数の取付部により囲まれる領域内に形成されることを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記正極側コンデンサ端子と前記負極側コンデンサ端子は、互いに重ね合わされた板状部を含んで構成され、
    前記コンデンサモジュールは、前記コンデンサ素子と接続されるコンデンサ導体を含んで構成され、
    前記コンデンサ導体は、前記板状部と一体に形成されることを特徴とする電力変換装置。
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