JP5843585B2 - 釣り竿 - Google Patents
釣り竿 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5843585B2 JP5843585B2 JP2011261540A JP2011261540A JP5843585B2 JP 5843585 B2 JP5843585 B2 JP 5843585B2 JP 2011261540 A JP2011261540 A JP 2011261540A JP 2011261540 A JP2011261540 A JP 2011261540A JP 5843585 B2 JP5843585 B2 JP 5843585B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prepreg
- prepreg sheet
- wound
- heel
- inner layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
しかも、前記したプリプレグシートの形状は、台形状に形成された4辺のうちの一辺を芯金の軸線に沿った直線状に形成し、その一辺に対向する他辺を、直線状でかつ竿元側に位置する程前記一辺から離れる傾斜状態のものに形成していた。
また、上記竿体を穂先竿として使用した場合に曲りが十分でないところから、魚信も捉え難く、この面からも改善の余地があった。
請求項1に係る発明の特徴構成は、複数層のうちの内側層が、巻回されたプリプレグシートであって、前記プリプレグシートの一辺が竿軸線に沿った直線状を呈し、前記プリプレグシートの一辺に対向する他辺が、前記一辺に向かって凹入し、前記プリプレグシートが巻回された状態で、竿先部分から竿元側の近くに至るまで竿径の拡大率が小さく、竿元側では竿径の拡大率が大きくなる凹入円弧形状に形成してあり、
前記複数層の内の外側層が、巻回されて螺旋状を呈するプリプレグテープで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
プリプレグシート形状において、他辺を一辺に向けて凹入する形状に形成してあるので、他辺を従来構造のように、直線状で竿元側程一辺から離れる傾斜状態に形成したものに比べて、竿先部分から竿元側の近くに至るまで竿径が余り大きくならず変わらないものに形成できると同時に、竿元側では急激に竿径が大きくなる傾向にあるので、竿元側部分が曲難く、かつ、竿先側部分及び中間部分が曲易い胴調子の竿とすることができる。
したがって、魚が掛かった場合に、竿先側部分から中間部分が滑らかな円弧状を呈して曲り易いものになると同時に、魚信も捉えやすくなる。
以上のように、プリプレグテープを螺旋状に巻回することによって剛性を維持しながら、プリプレグシートに工夫を施すことによって、竿先部分の曲り特性を改善出来ると同時に、プリプレグシートとしての面積を低減できるので、軽量化も達成できた。
請求項2に係る発明の特徴構成は、前記内側層を、強化繊維が竿軸線に対して傾斜状態となるように配設された二枚のプリプレグシートを、それらの強化繊維が互いに交差する状態となるように重ね合わせて巻回したバイアス式プリプレグシートで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
内側層を構成するのに、二枚のプリプレグシートを重ねて巻回し、重ねる際に互いの強化繊維が交差するように巻回してあるので、強化繊維が竿の軸線方向だけでなく、竿の軸線方向に対して直交する方向に対して対抗力を発揮できる成分を有しているので、釣り竿が上下方向に対して曲りを生じる場合に対する対抗力だけでなく、竿体の断面を上下方向に押し潰し左右方向に膨張させるような場合にも対抗力を発揮するものを提供できた。
請求項3に係る発明の特徴構成は、強化繊維群にマトリックス樹脂を含浸させたプリプレグが、複数層に亘って巻回されて作成されている釣り竿用の竿体であって、
前記複数層のうちの内側層を、最も内側に位置する第1内側層とその第1内側層の外側に位置する第2内側層とで構成し、
前記第1内側層が、巻回された第1プリプレグシートであって、前記第1プリプレグシートの一辺が竿軸線に沿った直線状を呈し、前記プリプレグシートの一辺に対向する他辺が、竿先端側から竿元側端に向かうに連れて前記第1プリプレグシートの一辺から離間する直線状の傾斜辺に形成され、
前記第2内側層が、巻回された第2プリプレグシートであって、前記第2プリプレグシートの一辺が竿軸線に対して竿元側程離間する直線状を呈し、前記プリプレグシートの一辺に対向する他辺が、前記一辺に向かって凹入し、前記プリプレグシートが巻回された状態で、竿先部分から竿元側の近くに至るまで竿径の拡大率が大きくならず、竿元側では竿径の拡大率が大きくなる凹入円弧形状に形成してあり、
前記第2プリプレグシートを第1プリペレグシートより薄い肉厚でかつ強化繊維が高弾性であるプリプレグで構成し、
前記複数層の内の外側層が、巻回されて螺旋状を呈するプリプレグテープで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
第2内側層を高弾性の強化繊維を配置した第2プリプレグシートで構成することによって、竿元側のネジリ剛性を高めることができるとともに、この第2プリプレグシートを薄くかつ他辺を凹入円弧形状に構成することによって、重量増も抑制することができる釣り竿用の竿体を設けることができた。
請求項4に係る発明の特徴構成は、前記第1プリプレグシートが台形状に裁断されたものであるのに対して、前記第2プリプレグシートは、穂先側端で一辺と他辺とが重なり合う収束状態を示す略三角形状に裁断されており、第1プリプレグシートと第2プリプレグシートとが重ね合わされて巻回された状態で、第2プリプレグシートの一辺が第1プリプレグシートの他辺に対して平行で近接し、かつ、第2プリプレグシートの他辺が第1プリプレグシートの他辺に対して交差する状態にあり、第2プリプレグシートの竿先側部分が第1プリプレグシートの竿先側部分より内側に位置する状態に、及び、第2プリプレグシートの竿元側部分が第1プリプレグシートの竿元側部分より更に外側に位置する状態に巻回されている点にある。
請求項5に係る発明の特徴構成は、前記第1内側層を、強化繊維が竿軸線に対して傾斜状態となるように配設された二枚の第1プリプレグシートを、それらの強化繊維が互いに交差する状態となるように重ね合わせて巻回したバイアス式プリプレグシートで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
第1内側層を構成するのに、二枚の第1プリプレグシートを重ねて巻回し、重ねる際に互いの強化繊維が交差するように巻回してあるので、強化繊維が竿の軸線方向だけでなく、竿の軸線方向に対して直交する方向に対して対抗力を発揮できる成分を有しているので、釣り竿が上下方向に対して曲りを生じる場合に対する対抗力だけでなく、竿体の断面を上下方向に押し潰し左右方向に膨張させるような場合にも対抗力を発揮するものを提供できた。
請求項6に係る発明の特徴構成は、前記外側層において、前記プリプレグテープの螺旋状を呈する隣接する部分が互いに離間する状態に巻回してあり、かつ、二つのプリプレグテープを互いに交差するように反対向きの螺旋状に巻回して構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
プリプレグテープを螺旋状に巻回するのに、互いに反対方向から巻回する二つのプリプレグテープで行っているので、左右何れの方向に対してもトルク特性を向上させることができる。
したがって、横風を強く受けた場合や船釣りにおいて船の揺れ等を受けても、魚を抜き上げる為に上方に引き上げる力を加えているにも拘わらず、横方向に振られて、魚の取り込みに苦労するということを抑制できる。
また、軸線方向で隣接することとなる螺旋部分同士を、離間する状態で配置することによって、プリプレグテープの巻回量を軽減し同時に剛性が必要以上に大きくなることを抑制できる。
したがって、二つのプリプレグテープを反対方向にかつ螺旋部分同士を軸線方向で離間する状態で巻回するとともに、プリプレグシートの他辺を凹入する円弧状に形成する工夫によって、左右何れの方向に対してもトルク特性を向上させるものでありながら重量増を来たすことが少なく取り込み易い釣り竿用竿体を提供できるに至った。
請求項7に係る発明の特徴構成は、前記プリプレグテープを螺旋状に巻回するに、竿の軸線に対する傾斜角度を、竿先側部分における巻回状態より、竿元側部分における巻回状態を、直角に近い大きな角度に設定してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
プリプレグの螺旋方向において竿元側部分より竿先側部分の方が、竿の軸線に対して傾斜角度が小さくなっているので、竿先側部分の曲げ強度を向上させることができ、穂先竿等の竿先が細いものに対して有効に作用する。
釣り竿を構成する穂先竿等の竿体Aについて説明する。竿体Aは、図6(a)(b)で示すように、内側層Bと外側層Cとで構成される。図1(a)に示すように、炭素繊維等の強化繊維aを一方向に引き揃え、その引き揃え強化繊維群にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂(又は熱可塑性樹脂)を含浸させて、プリプレグとしてのプリプレグシート1を形成する。このプリプレグシート1を所定の台形状に裁断し、裁断した二枚のプリプレグシート1を二枚重ねて芯金2に巻回し、内側層Bを形成する。
二枚のプリプレグシート1においては、後記するように、芯金2に巻回する際に、プリプレグシート1の一辺1Aを芯金2の軸線Yに沿った直線状に形成し、一辺1Aに対向する他辺1Bを、一辺1Aに向かって凹入する凹入円弧形状に形成してある。凹入円弧形状部分は、曲率半径Rで形成されているが、例えば、複数の曲率半径Rを組み合わせたもの、あるいは、角を形成するように単に凹ませるだけの形状を呈するものであってもよい。
このような構成によって、請求項1に記載したような作用効果を奏することができる。
ただし、内側層Bとしては、バイアス式を採用せずに一枚もののプリプレグシート1で構成してもよい。この場合には、強化繊維aの方向は、竿軸線Xに沿った方向とする。この際芯金2に周方向繊維を有するプリプレグを巻回した後、強化繊維aの方向が竿軸線X方向に沿ったプリプレグシートを巻回して構成してもよい。
また、傾斜角αとしては、5°より大きくてもよく、例えば、30°〜45°の範囲に設定してもよい。
従って、プリプレグテープ3を巻回することによる重量増加分を、プリプレグシート1の他辺1Bを凹入形状に形成することによって、相殺することができた。
(1)第1番目の竿体Aaは、図5の点線で示す曲りを呈するが、内側層Bのプリプレグシート1の他辺に凹入形状を形成したものであり、プリプレグテープ3による外側層Cは形成されていないものを示す。
図5の点線で示すように、プリプレグシート1に凹入部を形成しプリプレグテープ3による外側層Cを形成していないものでは、穂先部分が可なり柔らかくなり、穂先部分が曲り易い傾向を持っている。
図5の1点鎖線で示すように、プリプレグシート1にプリプレグテープ3を巻回したものでは、プリプレグシート1に凹入部を形成してはいないので、穂先部分の柔らかさが抑制され、かつ、竿体全体が均等な曲率半径で円弧状を呈する傾向を持っている。
図5の実線で示すように、本願発明の竿体Acは、プリプレグテープ3を巻回した第2番目の竿体Abと同様に、円弧状を呈する曲り傾向を維持しながら、若干、穂先部分が、プリプレグシート1に凹入部を形成することに起因して、穂先部分が柔らかさを増して、第2番目の竿体Abに比べて少し曲り易い傾向を持っている。
(1)プリプレグテープ3を螺旋状に巻回するに、竿軸線Xに対する傾斜角度βを、竿先側部分における巻回状態より、竿元側部分における巻回状態を、直角に近い大きな角度に設定してある。このようなプリプレグテープ3の巻回方法を採用することによって、穂先側でのプリプレグテープ3の竿軸線Xに沿った方向での対抗力が強くなり、曲げ強度や剛性の高まりが見られる。
(2)一方、図5の実線で示すように、本願発明の竿体Acは、プリプレグテープ3を巻回した第2番目の竿体Abと同様に、円弧状を呈する曲り傾向を維持しながら、若干、穂先部分が、プリプレグシート1に凹入部を形成することに起因して、柔らかさを増して、第2番目の竿体Abに比べて少し曲り易い傾向を持っている。
(3)上記した(1)に起因して、竿先部分が曲り難く硬くなる点を、(2)に記載した方策によって竿先部分に柔らかさを付与できるので、両者が相俟って相殺しあい、適度な柔らかさと強度を備えた竿先部分を有する竿体Acを提案することができた。
ここでは、請求項3〜5に対応した実施形態について説明する。つまり、図4に示すように、内側層Bを第1内側層Baとその外側に位置する第2内側層Bbとの二層に形成し、外側層Cとして、第1実施形態で示したプリプレグテープ3を巻回した層を採用する形態について説明する。ただし、プリプレグテープ3を巻回した外側層Cについては、図2及び図3に示すものと同じであるので、ここでは図示してはいない。
一方、第1プリプレグシート4の竿先側辺4Cの幅L1と竿元側辺4Dの幅L3とは、竿元側辺4Dの幅L3が長く裁断されているが、その差は2倍より短くなっている(図4)。
このように、竿元側辺4Dの幅L3を抑制することによって、竿元側での巻き回数(プライ数)を低減し、竿元側が必要以上に硬く、剛性が高くなることを抑制している。
また、このことによって、重量増を抑制できる。
なお、この第1プリプレグシート4の厚みは、前記したプリプレグシート1の厚みより薄いものを使用している。
ただし、この第1内側層Baとしては、バイアス式を採用せずに一枚もののプリプレグシート4で構成してもよい。この場合には、強化繊維aの方向は、竿軸線Xに沿った方向とする。
一辺5Aと他辺5Bとは竿先側で一点に交わり一致点となるとともに、竿元側において一定の幅を備えた竿元側辺5Dを構成してある。竿元側辺5Dは、一定の幅tを有する直線状部分5dと他辺5Bに繋がる傾斜状部分5eとで形成してあり、全体として第2プリプレグシート5は略三角形を呈している。
また、第2プリプレグシート5を第1プリプレグシート4より薄い肉厚でかつ強化繊維が高弾性であるプリプレグで構成して、第1プリプレグシートの竿元側に重なるように配置した。
複数層の内の外側層Cについては図示してはいないが、図2、3に示すプリプレグテープ3が螺旋状に巻回される。
(1)内側層Bを形成する場合に、プリプレグシート1、4を巻回することに先行して、竿先側と竿元側とに、軸線長の短い補強プリプレグを巻回してもよい。補強プリプレグとしては、強化繊維aを竿軸線Xに平行なものであってもよく、或いは、強化繊維aを竿軸線Xに対して僅かに傾斜させた二枚のプリプレグをバイアス式に重ね合わせたものでもよい。
(2)穂先竿ではなく、中間竿等を形成する場合には、外側層Cの更に外側に最外側層を形成してもよい。最外層としては、強化繊維aを竿軸線X方向に引き揃えたプリプレグシート、また、強化繊維aを竿の周方向に沿って引き揃えたプリプレグシート、または、プリプレグテープを螺旋状に巻回するものであってもよい。
(3)外側層Cとしては、単一のプリプレグテープを螺旋状に巻回するものでもよい。この場合には、竿軸線方向に沿って隣接するテープ部分同士を密接する状態で、或いは、適当な間隔を空けて離間する状態に巻回してもよい。
単一のプリプレグテープを螺旋状に左右一方方向に巻回した上から、他の単一プリプレグテープを左右反対方向に螺旋状に巻回してもよい。
1A 一辺
1B 他辺
2 芯金
3 プリプレグテープ
4 第1プリプレグシート
4A 一辺
4B 他辺
5 第2プリプレグシート
5A 一辺
5B 他辺
A 竿体
B 内側層
Ba 第1内側層
Bb 第2内側層
C 外側層
Claims (7)
- 複数層のうちの内側層が、巻回されたプリプレグシートであって、前記プリプレグシートの一辺が竿軸線に沿った直線状を呈し、前記プリプレグシートの一辺に対向する他辺が、前記一辺に向かって凹入し、前記プリプレグシートが巻回された状態で、竿先部分から竿元側の近くに至るまで竿径の拡大率が大きくならず、竿元側では竿径の拡大率が大きくなる凹入円弧形状に形成してあり、
前記複数層の内の外側層が、巻回されて螺旋状を呈するプリプレグテープで構成してある釣り竿用の竿体。 - 前記内側層を、強化繊維が竿軸線に対して傾斜状態となるように配設された二枚のプリプレグシートを、それらの強化繊維が互いに交差する状態となるように重ね合わせて巻回したバイアス式プリプレグシートで構成してある請求項1記載の釣り竿用の竿体。
- 強化繊維群にマトリックス樹脂を含浸させたプリプレグが、複数層に亘って巻回されて作成されている釣り竿用の竿体であって、
前記複数層のうちの内側層を、最も内側に位置する第1内側層とその第1内側層の外側に位置する第2内側層とで構成し、
前記第1内側層が、巻回された第1プリプレグシートであって、前記第1プリプレグシートの一辺が竿軸線に沿った直線状を呈し、前記プリプレグシートの一辺に対向する他辺が、竿先端側から竿元側端に向かうに連れて前記第1プリプレグシートの一辺から離間する直線状の傾斜辺に形成され、
前記第2内側層が、巻回された第2プリプレグシートであって、前記第2プリプレグシートの一辺が竿軸線に対して竿元側程離間する直線状を呈し、前記プリプレグシートの一辺に対向する他辺が、前記一辺に向かって凹入し、前記プリプレグシートが巻回された状態で、竿先部分から竿元側の近くに至るまで竿径の拡大率が大きくならず、竿元側では竿径の拡大率が大きくなる凹入円弧形状に形成してあり、
前記第2プリプレグシートを第1プリペレグシートより薄い肉厚でかつ強化繊維が高弾性であるプリプレグで構成し、
前記複数層の内の外側層が、巻回されて螺旋状を呈するプリプレグテープで構成してある釣り竿用の竿体。 - 前記第1プリプレグシートが台形状に裁断されたものであるのに対して、前記第2プリプレグシートは、穂先側端で一辺と他辺とが重なり合う収束状態を示す略三角形状に裁断されており、第1プリプレグシートと第2プリプレグシートとが重ね合わされて巻回された状態で、第2プリプレグシートの一辺が第1プリプレグシートの他辺に対して平行で近接し、かつ、第2プリプレグシートの他辺が第1プリプレグシートの他辺に対して交差する状態にあり、第2プリプレグシートの竿先側部分が第1プリプレグシートの竿先側部分より内側に位置する状態に、及び、第2プリプレグシートの竿元側部分が第1プリプレグシートの竿元側部分より更に外側に位置する状態に巻回されている請求項3記載の釣り竿用の竿体。
- 前記第1内側層を、強化繊維が竿軸線に対して傾斜状態となるように配設された二枚の第1プリプレグシートを、それらの強化繊維が互いに交差する状態となるように重ね合わせて巻回したバイアス式プリプレグシートで構成してある請求項3記載の釣り竿用の竿体。
- 前記外側層において、前記プリプレグテープの螺旋状を呈する隣接する部分が互いに離間する状態に巻回してあり、かつ、二つのプリプレグテープを互いに交差するように反対向きの螺旋状に巻回して構成してある請求項1〜5のうちの少なくともいずれか一項に記載の釣り竿用の竿体。
- 前記プリプレグテープを螺旋状に巻回するに、竿の軸線に対する傾斜角度を、竿先側部分における巻回状態より、竿元側部分における巻回状態を、直角に近い大きな角度に設定してある請求項1〜6のうちの少なくともいずれか一項に記載の釣り竿用の竿体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011261540A JP5843585B2 (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 釣り竿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011261540A JP5843585B2 (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 釣り竿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013111037A JP2013111037A (ja) | 2013-06-10 |
JP5843585B2 true JP5843585B2 (ja) | 2016-01-13 |
Family
ID=48707245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011261540A Active JP5843585B2 (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 釣り竿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5843585B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6347585B2 (ja) * | 2013-10-01 | 2018-06-27 | 株式会社シマノ | 穂先竿 |
JP6157369B2 (ja) * | 2014-01-08 | 2017-07-05 | 株式会社シマノ | 穂先竿及び穂先竿の製造方法 |
JP6607497B2 (ja) * | 2016-01-20 | 2019-11-20 | 株式会社シマノ | 長尺ロッド |
JP6784512B2 (ja) * | 2016-05-18 | 2020-11-11 | 株式会社シマノ | 穂先竿 |
JP6992143B2 (ja) * | 2020-10-16 | 2022-01-13 | 株式会社シマノ | 穂先竿及び釣竿 |
-
2011
- 2011-11-30 JP JP2011261540A patent/JP5843585B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013111037A (ja) | 2013-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5843585B2 (ja) | 釣り竿 | |
JP4784968B2 (ja) | 釣り竿用の竿体 | |
WO2010150421A1 (ja) | 釣り竿用竿体及び釣り竿 | |
EP3520610B1 (en) | Fishing rod | |
JP5798949B2 (ja) | 角パイプ | |
TWI333833B (ja) | ||
JP2009219652A (ja) | ゴルフクラブのシャフト | |
JP2009247590A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP6607497B2 (ja) | 長尺ロッド | |
JPH11155986A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP5832221B2 (ja) | 釣り竿 | |
JP2007167037A (ja) | 釣竿 | |
JP5626747B2 (ja) | 釣り竿用竿体及び釣り竿 | |
JP2013227818A (ja) | コンクリート鉄筋用ステンレス異形線条材 | |
JP6711624B2 (ja) | 釣竿用ブランク及びその製法 | |
JP6347585B2 (ja) | 穂先竿 | |
JP5522990B2 (ja) | 釣り竿用竿体及び釣り竿用竿体を備えた釣り竿 | |
JP6060724B2 (ja) | 繊維強化プラスチック製シャフト | |
JP5041578B2 (ja) | 振出竿の合わせ部構造 | |
JP2017140095A (ja) | 管状体 | |
JP5924853B2 (ja) | 釣り竿用の竿体及び芯金 | |
JP2009095303A (ja) | 釣り竿用竿体及び釣り竿 | |
JP5832223B2 (ja) | 釣り竿 | |
JP4461460B2 (ja) | 強化プラスチック管の成形方法 | |
JP2000198154A (ja) | 管状体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5843585 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |