JP5840502B2 - チャイルドシート - Google Patents

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Description

本発明は、子供が座るチャイルドシートであって、とりわけ、子供を固定するための子供用ベルトを有したチャイルドシートに関する。
子供を固定するための子供用ベルトを有したチャイルドシートとして、例えば特許文献1および特許文献2に開示されているように、車両の座席上に車両用のシートベルトを用いて固定されるチャイルドシートが広く知られている。子供用ベルトは、子供の股を通る股ベルト、肩の上を延びる肩ベルトと、を有している。チャイルドシートの背部には、肩ベルトが通過し得る複数の貫通孔が、高さ方向において異なる位置に形成されている。肩ベルトが通過する貫通孔を適宜選択することにより、子供の成長段階に応じて子供用ベルトの支持位置を調節することができる。
特開2002−362201号公報 特開2007−143835号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2のチャイルドシートでは、肩ベルトが通過する貫通孔を変えようとすると、子供用ベルトの端部を金属片やバックル等から取り外すといった、煩わしい作業を行われなければならない。すなわち、特許文献1や特許文献2のチャイルドシートでは、子供用ベルトの位置調節を容易に行うことができない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、子供用ベルトの位置調節を容易に行うことができるチャイルドシートを提供することを目的とする。
本発明によるチャイルドシートは、
座板部および背板部を含むシート部を有したチャイルドシート本体と、
前記背板部に前方から対面する位置に配置され、前記背板部に対して摺動して高さ方向に移動可能な摺動部材と、
前記チャイルドシート本体に取り付けられた子供用ベルトと、を備え、
前記摺動部材には、前記子供用ベルトが通過可能な貫通穴が形成されており、
前記背板部の前記貫通穴に対面する位置に、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に延びる長穴であって、前記摺動部材の前記貫通穴を通過した前記子供用ベルトが通過可能な長穴が、形成されている。
本発明によるチャイルドシートにおいて、前記摺動部材は、ヘッドレストを構成するようにしてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、前記貫通穴および前記長穴の少なくとも一方は、幅方向に離間して一対設けられていてもよい。
本発明によるチャイルドシートが、前記摺動部材との間で前記背板部を挟むにようにして、前記背板部の長穴を介して前記摺動部材と接続された固定具を、さらに備え、前記固定具は、前記摺動部材とともに前記背板部に対して摺動可能としてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、前記長穴は幅方向に離間して一対設けられ、前記固定具は、幅方向に延び、前記一対の長穴の両方を介して前記摺動部材に接続されていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記摺動部材および前記シート部の一方は、幅方向に離間して配置された一対の係合部であって、各係合部が前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って延びている、一対の係合部を有し、
前記摺動部材および前記シート部の他方は、幅方向に離間して配置された一対の係合片であって、互いから離間および互いに接近する動作が可能な一対の係合片を有し、
前記係合片が前記係合部と係合することによって、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動が規制されるようにしてもよい。
このような本発明によるチャイルドシートにおいて、前記一対の係合部が、前記背板部に設けられ、前記一対の係合片が、前記摺動部材に設けられ、前記一対の係合片が、幅方向外方に向けて互いから離間するように動作することによって、各係合片に幅方向外方から対面する位置に配置された係合部と係合するようにしてもよい。
あるいは、本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記摺動部材および前記シート部の一方は、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って延びる係合部を有し、
前記摺動部材および前記シート部の他方は、前記係合部に対面する位置に、前記摺動部材および前記シート部の前記一方に向けて接近すること並びに前記摺動部材および前記シート部の前記一方から離間することが可能に支持された係合片を有し、
前記係合片が前記係合部と係合することによって、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動が規制されるようにしてもよい。
このような本発明によるチャイルドシートにおいて、前記長穴は、幅方向に離間して前記背板部に一対設けられ、前記係合部は、前記背板部の前記一対の長穴の幅方向における間の位置に、設けられていてもよい。
あるいは、本発明によるチャイルドシートにおいて、
幅方向に離間して配置された一対の第1係合部であって、各々が前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って延びている一対の第1係合部が、前記摺動部材または前記シート部に設けられるとともに、幅方向に離間して配置された一対の第1係合片であって、互いから離間および互いに接近する動作が可能な一対の第1係合片が、前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第1係合部が設けられていない方に設けられ、
前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って延びる第2係合部が、前記摺動部材および前記シート部のいずれかに設けられるとともに、前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第2係合部が設けられていない方の前記第2係合部に対面する位置に、前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第2係合部が設けられている方に向けて接近すること並びに前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第2係合部が設けられている方から離間することが可能に支持された第2係合片が設けられ、
前記第1係合片と前記第1係合部との係合が解除されるとともに、前記第2係合片と前記第2係合部との係合が解除されることによって、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動が可能となるようにしてもよい。
本発明によるチャイルドシートが、前記摺動部材に設けられ、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って前記摺動部材に対して摺動可能な操作部材を、さらに備え、前記操作部材を前記摺動部材に対して摺動させることによって、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動が可能となるようにしてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、前記操作部材は、前記摺動部材と前記背板部の間に配置され、且つ、前記摺動部材から露出する把持部を有するようにしてもよい。
本発明によるチャイルドシートが、前記シート部に装着されるシート用カバー材を、さらに備え、前記シート用カバー材の前記背板部に前方から対面する位置に開口が形成され、前記摺動部材は、前記開口を貫通して配置されていてもよい。
本発明によれば、チャイルドシートに取り付けられた子供用ベルトの位置調節を容易に行うことができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、ヘッドレストが上がった状態で、チャイルドシートを示す斜視図である。 図2は、図1のチャイルドシートをヘッドレスが下がった状態で示す正面図である。 図3は、図1のチャイルドシートをヘッドレスが上がった状態で後方から示す斜視図である。 図4は、図1のチャイルドシートを、車両に装備された座席上に配置した状態で、示す側面図である。 図5は、図1のチャイルドシートを、車両に装備された座席上に図4とは異なる態様にて配置した状態で、示す側面図である。 図6は、カバー材を取り除いた図1のチャイルドシートを、ヘッドレストをなす摺動部材が上がった状態で示す正面図である。 図7は、カバー材を取り除いた図1のチャイルドシートを、ヘッドレストをなす摺動部材が下がった状態で示す正面図である。 図8は、図6および図7に示されたチャイルドシートの摺動部材を取り除いた状態で示す正面図である。 図9は、摺動部材および摺動部材に取り付けられた操作部材を後方から示す平面図である。 図10は、図9に示された状態から操作部材を移動させて、摺動部材および操作部材を示す平面図である。 図11は、図9のXI−XI線に沿った断面を示す断面図である。 図12は、図9のXII−XII線に相当する位置にてチャイルドシートを示す部分縦断面図である。 図13は、図12に対応する図であって、図12に示された状態から操作部材を移動させて、チャイルドシートを示す部分縦断面図である。 図14は、図12のXIV−XIV線に沿った断面を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1〜図14は、本発明の一実施の形態を説明するための図である。図示された本実施の形態に係るチャイルドシート10は、車両、例えば自動車の座席5上に配置されて使用される。チャイルドシート10は、大人を対象として設計された座席(車両シート)5やシートベルト7を含む車両に、子供(乳児、幼児等の年少者)を安全に乗車させるための装置である。ここで説明するチャイルドシート10は、図4に示すように、シート部40に着座した子供が車の前方を向く「前向き状態」、および、図5に示すように、シート部40に着座した子供が車の後方を向く「後向き状態」の両方に態様にて、座席5に取り付けられるようになっている。
本明細書中において、チャイルドシート10およびその構成要素に対して用いる「前」、「後」、「右」、「左」、「横」、「上」および「下」の用語は、特に指示がない場合、図4に示された前向き状態のチャイルドシート10に着座した子供を基準とした「前」、「後」、「右」、「左」、「横」、「上」および「下」を、それぞれ意味する。チャイルドシート10およびその構成要素の「幅方向」とは、「左」および「右」を結ぶ方向、すなわち「横方向」のことである。チャイルドシート10およびその構成要素の「高さ方向」とは、「上下方向」のことである。さらに、チャイルドシート10およびその構成要素の「前後方向」とは、「前」および「後」を結ぶ方向であり、図示する例においては、車両の「前後方向」または「走行方向」にも一致する。
添付図面に示すように、チャイルドシート10は、座板部41および背板部45を有したシート部(シート本体)40を含むチャイルドシート本体15と、背板部45に前方から対面する位置に配置された摺動部材60と、チャイルドシート本体15に取り付けられた子供用ベルト30と、を有している。摺動部材60は、背板部45に対して摺動して高さ方向に移動可能となっている。摺動部材60には、子供用ベルト30が通過可能な貫通穴66が形成されており、背板部45の前記貫通穴66に対面する位置には、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に延びる長穴46が設けられており、摺動部材60の貫通穴66を通過した子供用ベルト30が、この長穴46も通過するようになっている。
このようなチャイルドシート10においては、摺動部材60をチャイルドシート本体15に対して摺動させて、摺動部材60の高さ方向位置を変化させることにより、子供用ベルト30の支持位置を変化させることができる。したがって、このチャイルドシート10では、子供の成長段階に応じた子供用ベルト30の位置調節を極めて容易に行うことができる。とりわけ、本実施の形態では、摺動部材60は、チャイルドシート10に着座した子供の頭部を受けるヘッドレストとして構成されている。したがって、子供の頭部の位置に応じて、子供用ベルト30の肩ベルト32cの支持位置を調節することが可能となる。
詳しくは後述するように、摺動部材60および背板部45のいずれかに、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に延びる第1係合部51が設けられ、第1係合部51が設けられていない方に当該第1係合部51と係合可能な第1係合片71が設けられている。加えて、摺動部材60および背板部45のいずれかに、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に延びる第2係合部52が設けられ、第2係合部52が設けられていない方に当該第2係合部52と係合可能な第2係合片72が設けられている。そして、第1係合部51と第1係合片71との係合と、第2係合部52と第2係合片72との係合との少なくとも一方によって、摺動部材60の背板部45に対する摺動が規制される。一方、第1係合部51と第1係合片71との係合が解除されるとともに、第2係合部52と第2係合片72との係合が解除されると、摺動部材60の背板部45に対する摺動が可能となる。
また、チャイルドシート10には、第1係合部51と第1係合片71との係合および係合解除、並びに、第2係合部52と第2係合片72との係合および係合解除を操作するための操作部材80が設けられている。操作部材80は、摺動部材60とシート部40の背板部45との間には設けられている。操作部材80は、摺動部材60に対して摺動可能に支持されている。
さらに、図示された例において、シート部40の背板部45の後方に、固定具(背面固定具)55が設けられている。固定具55は、長穴46を介して、摺動部材60と接続されている。すなわち、摺動部材60と固定具55との間で背板部45を挟む配置において、固定具55を用いて、摺動部材60がシート部40の背板部45に対して摺動可能に取り付けられている。
また、チャイルドシート本体15のシート部40には、シート部用カバー材11が取り外し可能に装着され、摺動部材60には、ヘッドレスト用カバー材12が取り外し可能に装着されている。図1および図2に示すように、シート部用カバー材11には、シート用カバー材11の背板部45に前方から対面する位置に開口11aが形成され、摺動部材60は、開口11aを貫通して配置されている。また、ヘッドレスト用カバー材12には、摺動部材60の貫通穴66に対面する位置に、子供用ベルト30が挿通可能な穴が形成されている。なお、シート部用カバー材11およびヘッドレスト用カバー材12は、図1〜図3のみにおいて示されており、他の図では省略されている。
以下、チャイルドシート10をなす各構成要素について、詳述していく。なお、添付図面に示すように、本実施の形態におけるチャイルドシート10は、全体的に、幅方向(横方向)の中心を通る前後方向に沿った面(横方向中心面)を中心として概ね対称な構成となっている。
まず、チャイルドシート本体15について説明する。図1〜図5に示すように、チャイルドシート本体15は、座板部41および背板部45を有したシート部(シート本体)40と、シート部40に固定されたベース16と、を有している。シート部40は、子供が座る場所であり、一方、ベース16は、チャイルドシート10が車両の座席5に設置される際に、子供が着座するシート部40と車両の座席5との間に位置し、座席5に接触するようになる。
ベース16は、シート部40の後方に位置する後方ベース20と、シート部40の下方に位置する下方ベース25と、を含んでいる。図3に示すように、後方ベース20は、幅方向に離間して一対設けられている。後方ベース20には、概ね上下方向に延びる後方ベース貫通孔21が設けられている。貫通孔21の上方には、車両シートベルト7を把持するためのベルト把持具22が固定されている。貫通孔21の下方には、車両シートベルト7を誘導するための溝として構成されたベルト誘導部21aが、形成されている。一方、下方ベース25には、車両シートベルト7を誘導するための溝として構成された一対のベルト誘導部21aが、幅方向に離間して形成されている。
なおここで、車両のシートベルト7とは、一方側(例えば右側)の肩から他方側(例えば左側)の腰へと延びる肩ベルト7aと、一方側の腰から他方側の腰へと延びる腰ベルト7bと、を有した、いわゆる三点式のシートベルトである。このシートベルト7は、一本のベルト状部材に挿通され、当該一本のベルト状部材を折り曲げて区分けして肩ベルト7aと腰ベルト7bとを画成するバックル7cと、座席5の他方側に設けられた受けバックル7dと、をさらに含み、バックル7cが受けバックル7dに係止されることにより座席5上に着座する人の身体を当該座席5に固定するようになっている。
図4に示すように、チャイルドシート10が前向き状態で車両の座席5に取り付けられる場合には、車両シートベルト7の肩ベルト7aが、他方側(例えば左側)のベルト把持具22で把持されながら一方側のベルト誘導部21aに支持される。腰ベルト7bは、両側のベルト誘導部21aに支持される。そしてこの状態で、バックル7cが受けバックル7dに留め付けられる。一方、図5に示すように、チャイルドシート10が後向き状態で車両の座席5に取り付けられる場合には、車両シートベルト7の肩ベルト7aおよび腰ベルト7bが、両側のベルト誘導部21aに支持され、この状態で、バックル7cが受けバックル7dに留め付けられる。なお、後述するシート部40の側板部43には、肩ベルト7aを受けるベルト誘導具43aが設けられている。そして、チャイルドシート10が後向き状態で車両の座席5に取り付けられる場合には、車両シートベルト7の肩ベルト7aは、一方側のベルト誘導具43aで折り返された後に、一方側の誘導部21aに保持されている。
また、図3および図5によく示されているように、各後方ベース20の下方には、揺動軸17aを中心として揺動可能となるように補助支持片17が取り付けられている。図5に示すように、チャイルドシート10が後向き状態で車両の座席5に取り付けられる場合、揺動して後方ベース20から延び出した補助支持片17を用いて、チャイルドシート10の傾斜角度が調節される。一方、図4に示すように、チャイルドシート10が前向き状態で車両の座席5に取り付けられる場合には、補助支持片17は、利用されない。このとき、補助支持片17は、ベース16内に配置され、後方ベース20および下方ベース25から突出しない。
なお、補助支持片17が後方ベース20および下方ベース25内に位置する場合、当該補助支持片17は、後向き状態での固定に利用される下方ベース貫通孔26内に位置する。したがって、チャイルドシート10を後向き状態で座席5に取り付ける際に、仮に補助支持片17を展開し忘れてしまった場合には、図4に示すように、車両シートベルト7のバックル7cが通過すべき下方ベース貫通孔26の一部が補助支持片17で閉ざされることになる。このため、チャイルドシート10を後向き状態で固定する際における補助支持片17の利用し忘れが効果的に防止され、補助支持片17の適切な利用が促進される。
次に、シート部40について説明する。シート部40は、ベース16上に設けられ、子供を受ける部位である。シート部40は、子供臀部を受ける座板部(座部)41と、座板部41の後方から立ち上がり子供の背中を受ける背板部(背部)45と、座板部41および背板部45の両側方にそれぞれ設けられた側板部(側部)43と、を有している。側板部43は、チャイルドシート10に着座した子供を側方から支持する。側板部43の両側方には、車両シートベルト7を誘導するためベルト誘導具43aが設けられている。
図8に示すように、摺動部材60の後方に位置する背板部45は、幅方向に離間して固定された一対のレール部材48を有している。一対のレール部材48は、互いに平行となるように配置されている。各レール部材48は、背板部45の長手方向に沿って、言い換えると、幅方向に直交する方向に沿って背板部45上を延びている。このレール部材48は、摺動部材60に対して摺動可能に取り付けられている。したがって、シート部40の背板部45は、当該背板部45に固定されたレール部材48を介し、摺動部材60と摺動可能に接続されている。
図11によく示されているように、48は、細長状のレール部材本体48aと、レール部材本体48aから幅方向内側に延び出たつば部48cと、を有している。つば部48cは、レール部材本体48aの長手方向に延びている。また、レール部材本体48aには、幅方向内方に向けて開口した凹部48bが、レール部材48の長手方向に沿って連続して形成されている。本実施の形態では、多数の凹部48bが、摺動部材60に設けられた第1係合片71と係合して摺動部材60の摺動を規制し得る第1係合部51を構成している。
また、シート部40の背板部45には、幅方向に離間して一対の長穴46が形成されている。図8に示すように、各長穴46は、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って、すなわち、レール部材48の長手方向に沿って延びている。摺動部材60が摺動可能範囲内のいずれの位置に配置されている場合でも、長穴46が摺動部材60の貫通穴66に対面するようになっている。これにより、摺動部材60のシート部40に対する位置によらず、子供用ベルト30が、摺動部材60の貫通穴66および背板部45の長穴46の両方を通過可能となっている。
図8に示すように、幅方向における一対の長穴46の間には、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って、すなわち、レール部材48の長手方向に沿って凹凸部が形成されている。この凹凸部は、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って配列された多数の係止突起49によって形成されている。各係止突起49は、幅方向の延びており、一定のピッチで摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に並べられている。本実施の形態では、多数の係止突起49によってなされる凹凸部が、摺動部材60に設けられた第2係合片72と係合して摺動部材60の摺動を規制し得る第2係合部52を構成している。
また、図8に示すように、背板部45は、拡大された頭部を有し前方へ突出する抜け防止片47を有している。抜け防止片47は、後述する摺動部材60の誘導長孔62bと係合し、摺動部材60が背板部45から外れてしまうことを防止している。なお、摺動部材60の誘導長孔62bは、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って延びており、誘導長孔62bの幅は、抜け防止片47の頭部の幅よりも狭くなっている。背板部45の抜け防止片47が、摺動部材60の誘導長孔62bを通過することによって、摺動部材60のシート部40に対する幅方向への相対移動が規制される。また、抜け防止片47の頭部が摺動部材60の前方に位置することによって、摺動部材60がシート部40から前方へ離間することが規制される。すなわち、抜け防止片47によって、摺動部材60のシート部40に対する相対移動を、意図された摺動方向への摺動のみに規制することができる。
なお、例えば図9に示すように、摺動部材60の誘導長孔62bの上方端部には、誘導長孔62bよりも幅広の先端孔62cが形成されている。本実施の形態では、図7に示すように、摺動部材60が背板部45に対して最下方に移動した場合でも、抜け防止片47は誘導長孔62bと係合し得るが、その一方で、抜け防止片47は先端孔62cに近接した位置に配置される。したがって、チャイルドシート10の組み立て製造時には、抜け防止片47を背板部45に固定する前に摺動部材60をシート部40に対して取り付け、その後に、幅広の先端孔62cを介して誘導長孔62bと係合するように抜け防止片47を背板部45に固定することができる。
次に、子供用ベルト30について説明する。上述したように、ここで説明するチャイルドシート10は、車両に装備されたシートベルト7によって車両の座席5上に固定されるとともに、専用の子供用ベルト30によって着座した子供の身体がチャイルドシート10に固定されるようになる。そして、例えば図8に示すように、子供用ベルト30は、シート部40に取り付けられている。子供用ベルト30は、例えば、股ベルトおよび肩ベルトを有する三点式ベルトとして、或いは、股ベルト、腰ベルトおよび肩ベルトを有する五点式ベルトとして構成され得る。ここでは、図示するように、五点式ベルトとして構成された子供用ベルト30について説明する。
図8によく示されているように、子供用ベルト30は、股ベルトとして機能する第1ベルト31と、腰ベルト32bおよび肩ベルト32cとして機能する第2ベルト32と、を有している。第1ベルト31は、座部の略中央に一端を固定されており、他端には第1バックル31aが取り付けられている。一方、第2ベルト32は、幅方向に離間して一対設けられており、第2ベルト32の一端は、座部に固定されている。あるいは、図8に示された第2ベルト32が、座板部41の内部または裏側で互いに接続されていてもよい。各第2ベルト32は第2バックル32aを層通して延びており、図1および図2に示すように、第2バックル32aで折り返されることによって、腰ベルト32bおよび肩ベルト32cが画成される。
図1〜図3、図6および図7に示すように、第2ベルト32の肩ベルト32c側の端部は、摺動部材60の貫通穴66および背板部45の長穴46を通過して、ベルト長調節機構28に接続されている。ベルト長調節機構28は、図3および図8に示すように、肩ベルト32cが取り付けられた連結金具28aと、連結金具28aに接続された調節ベルト28bと、座板部41の前方部分に設けられた調節ベルトチャック28cと、を有している。調節ベルトチャック28cは、開放可能に調節ベルトチャック28cを把持する。調節ベルトチャック28cによる調節ベルト28bの把持位置を変更することによって、第2ベルト32の一部からなる腰ベルト32b及び肩ベルト32cの長さが調節されるようになる。
このような子供用ベルト30では、ベルト長調節機構28を用いて腰ベルト32b及び肩ベルト32cの長さを調節した上で、第2バックル32aを第1バックル31aで係止することにより、チャイルドシート10に着座した子供をチャイルドシート10に固定することができる。
次に、摺動部材60について詳述する。摺動部材60は、シート部40に前方側から対面する本体プレート61と、本体プレート61に取り付けられた固定部材73および揺動部材75と、を有している。なお、既に述べたように、摺動部材60は、子供用ベルト30の肩ベルト32cを支持するだけでなく、ヘッドレスト用カバー材12を被されてヘッドレストとしても機能する。また、本体プレート61とシート部40との間には、摺動部材60に摺動可能に支持された操作部材80が設けられている。
図9に示すように、本体プレート61は、シート部40の背板部45に対面する位置に配置される背部61aと、背部61aの両側方に配置されシート部40の側板部43に対面する位置に配置される一対の側部61bと、を有している。本体プレート61の背部61aには、上述した貫通穴66、誘導長孔62b及び先端孔62cが形成されている。なお、図9によく示されているように、本実施の形態において、貫通穴66は、幅方向に離間した位置に一対形成されている。また、本体プレート61の背部61aの上端近傍には、操作部材80を露出させる露出孔62aが形成されている。なお、図1および図2に示すように、ヘッドレスト用カバー材12は、この露出孔62aを露出させるように形成されている。
図9〜図11に示すように、本体プレート61の背部61aの下方領域には、幅方向に離間して一対の案内凸条63が形成されている。各案内凸条63は、背部61aの幅方向両縁部に沿って、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に延びている。案内凸条63は、本体プレート61から後方に向けて、すなわち、シート部40の背板部45の側へ向けて突出している。そして、案内凸条63は、摺動部材60に対して所定の位置に配置されたレール部材48に対して幅方向外方から接触し、レール部材48が固定されるシート部40の背板部45に対する摺動部材60の摺動を案内する。
図9〜図10に示すように、本体プレート61の背部61aの背板部45に対面する側の面には、幅方向に離間して一対の揺動部材75が取り付けられている。各揺動部材75は、背部61aにねじ等の取り付け部材75cを用いて固定された固定部75aと、固定部75aから延び出た揺動部75bと、を有している。図9〜図11に示すように、各揺動部材75は、レール部材48に幅方向内方から対面する位置に配置されている。
揺動部75bは、本体プレート61に固定された固定部75aに対して揺動可能となっている。各揺動部75bは、幅方向外方に位置してレール部材48と接触する位置と、幅方向内方に位置してレール部材48から離間する位置と、の間を移動可能となっている。本実施の形態では、各揺動部75bの揺動は、固定部75aに対する弾性変形として実現されている。図示された実施の形態において、揺動部75bは、外力を加えられていない場合に、図9に示された幅方向内方の位置に配置され、外力を加えられることによってレール部材48に接触して係合する位置に配置され得る。
図9および図10に示すように、揺動部75bは、幅方向外方に突出する係合突起76aと、幅方向内方に突出する反対側突起76bと、を有している。係合突起76aおよび反対側突起76bは、それぞれ、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に離間して二つ設けられている。このうち反対側突起76bは、後に詳述する操作部材80と係合する。
図9に示すように、係合突起76aは、レール部材48の凹部48bと係合して、凹部48b内に入り込み得る形状を有している。そして、揺動部75bが固定部75aに対し弾性変形して幅方向外方に移動した際に、レール部材48の凹部48b内に入り込み、摺動部材60と、レール部材48が固定された背板部45と、の摺動が規制される。すなわち、本実施の形態では、揺動部材75の係合突起76aは、多数の凹部48bからなる第1係合部51と係合して摺動部材60の摺動を規制し得る第1係合片71を構成している。このような構成においては、第1係合部51と第1係合片71とが係合する方向が、規制すべき摺動部材60の背板部45に対する摺動方向と直交している。したがって、第1係合部51と第1係合片71との係合によって、摺動部材60の背板部45に対する摺動を安定して規制することが可能となる。
図11に示すように、各揺動部材75の固定部75aは、レール部材48のつば部48cに覆い被さり、且つ、つば部48cに幅方向内方から対面するように、配置されている。この結果、背板部45に固定されるレール部材48は、揺動部材75の固定部75aと上述した案内凸条63とによって摺動部材60に保持されており、且つ、摺動部材60に対して所定の摺動方向のみに摺動可能となっている。
また、図9および図10に示すように、本体プレート61の背部61aの背板部45に対面する側の面には、幅方向に離間して一対の固定部材73も取り付けられている。揺動部材75の固定部75aと同様に、固定部材73も、レール部材48のつば部48cに覆い被さり、且つ、つば部48cに幅方向内方から対面するように、配置されている。このようにして、背板部45に固定されるレール部材48は、案内凸条63および揺動部材75の固定部75aだけでなく、さらに固定部材73によって摺動部材60に保持されており、且つ、摺動部材60に対して所定の摺動方向のみに摺動可能となっている。このような実施の形態によれば、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に離間した二つの部材73,75と、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に延びる案内凸条63とによって、レール部材48の摺動部材60に対する後方への相対移動およびレール部材48の摺動部材60に対する幅方向への相対移動が極めて安定して規制され、且つ、レール部材48の摺動部材60に対する摺動が非常に滑らかとなる。
また、図9および図10に示すように、本体プレート61の背部61aには、幅方向に離間して、一対の突出支持部64が形成されている。各突出支持部64は、図9および図10に示すように貫通穴66の近傍に配置されており、図14によく示されているように長穴46を貫通して背板部45の後方まで本体プレート61から後方に延びている。一対の突出支持部64の間には、幅方向に延びる固定ピン59および幅方向に延びる係合ピン65が支持されている。このうち、固定ピン59は、固定具55の一部分を構成している。固定具55は、突出支持部64の支持開口64aによって、摺動部材60に対して一定の位置に支持されている。
一方、係合ピン65は、上述した係止突起49によって構成された第2係合部52に対面する位置に配置されている。そして、突出支持部64は、第2係合部52に向かって細長く延びる誘導支持開口64bを有している。図12および図13に示すように、係止突起49は、この誘導支持開口64b内に支持されており、第2係合部52に接近すること及び第2係合部52から離間することが可能となっている。係合ピン65の太さは、図12に示すように、隣り合う二つの係止突起49の間に入り込み得る太さとなっている。
そして、後述する操作部材80によって操作されることにより、係合ピン65が背板部45に接近すると、係合ピン65が二つの係止突起49の間に入り込み、摺動部材60と、係止突起49が形成された背板部45と、の摺動が規制される。すなわち、本実施の形態では、摺動部材60に支持された係合ピン65は、多数の係止突起49からなる第2係合部52と係合して摺動部材60の摺動を規制し得る第2係合片72を構成している。
このような構成においては、第2係合部52と第2係合片72とが係合する方向が、規制すべき摺動部材60の背板部45に対する摺動方向と直交している。したがって、第2係合部52と第2係合片72との係合によって、摺動部材60の背板部45に対する摺動を安定して規制することが可能となる。また、このチャイルドシート10において、摺動部材60の背板部45に対する摺動を可能にするためには、第1係合部51と第1係合片71との係合を解除するだけでなく、第2係合部52と第2係合片72との係合も解除しなければならない。したがって、摺動部材60の背板部45に対する意図しない摺動を効果的に防止することができる。
次に固定具55について説明する。上述してきたように、摺動部材60はシート部40の背板部45の前方に配置されている。一方、図3に示すように、固定具55は、シート部40の背板部45の後方に配置されている。固定具55は、背板部45の長穴46を介して摺動部材60と接続されて、摺動部材60との間で背板部45を挟むにようになっている。固定具55は、摺動部材66とともにシート部40の背板部45に対して摺動することができる。
図3および図14に示すように、固定具55は、摺動部材60に形成された一対の貫通穴66の両方に対面し且つシート部40の背板部45に形成された一対の長穴46の両方に対面するよう、幅方向に延びている。そして、固定具55には、摺動部材60の貫通穴66に対面する位置に、子供用ベルト30が通過可能な貫通穴56が形成されている。図3に示すように、本実施の形態では、貫通穴56は、一対の貫通穴66に対応して、幅方向に離間して一対設けられている。すなわち、本実施の形態では、摺動部材60の位置によらず、子供用ベルト30の肩ベルト32cが、摺動部材60の貫通穴66、シート部40の背板部45の長穴46および固定具55の貫通穴56を通過して延びるようになっている。
図12〜図14に示すように、固定具55は、ケーシング55aと、ケーシング55aおよび摺動部材60を連結する連結具58と、上述した固定ピン59と、を有している。連結具58は、幅方向に離間して一対設けられている。各連結具58は、対応する側の長穴46を通過してケーシング55aと摺動部材60の本体プレート61の背部61aとの間を延びている。すなわち、ケーシング55aは、一対の長穴46の両方に対面するよう幅方向に延び、一対の長穴46の両方を介して摺動部材60に接続されている。また図14によく示されているように、既に説明した固定ピン59も、ケーシング55aと同様に、一対の長穴46の両方に対面するよう幅方向に延び、一対の長穴46の両方を介して摺動部材60に接続されている。そして、固定ピン59は、ケーシング55a内に収容されている。加えて、図14に示すように、本実施の形態では、固定具55のケーシング55aおよび固定ピン59が、一対の貫通穴56のさらに幅方向外方まで延びている。
すなわち、このような本実施の形態によれば、チャイルドシート10に着座する子供に接触することのない背板部45の後方に配置された固定具55(ケーシング55aおよび固定ピン59)を用いて、背板部45に対して摺動部材60を摺動可能に極めて安定して支持することが可能となる。そして、ケーシング55aおよび固定ピン59を含む固定具55によれば、摺動部材60の背板部45に対する前後方向およびは幅方向の両方向への意図しない移動(変位)を効果的に防止することができ、これにより、摺動部材60の背板部45に対する意図した摺動を極めて滑らかに実現することができる。
次に、操作部材80について説明する。操作部材80は、摺動部材60に設けられた複数の留め具78によって、摺動部材60の背板部45に対面する側の面上に支持されている。操作部材80は、摺動部材60に対して摺動可能となっている。とりわけ、本実施の形態では、操作部材80の摺動部材60に対する摺動方向は、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向と平行となっている。操作部材80と摺動部材60との間には、付勢部材79(一例として図示する例では、引っ張りばね)が設けられており、操作部材80は摺動方向に沿って下方に付勢されている。
本実施の形態においては、図9に示すように、操作部材80は、摺動部材60の本体プレート61に形成された露出孔62aに対面する位置に配置された操作部80aと、一対の揺動部材75の揺動部75bの間となる位置に配置された操作ベース85と、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って操作部80aと操作ベース85との間を延びる連絡部80bと、から構成されている。図9に示すように、連絡部80bは、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って、一対の長穴46の間となる幅方向位置、言い換えると、係止突起49からなる第2係合部52に対面する位置を延びている。図9に示すように、外力が加えられていない状態で、操作部材80は、操作ベース85が摺動部材60の固定部材73に当接する位置まで、付勢部材79によって下方に付勢されるようになっている。
操作部材80の操作部80aは、摺動部材60の露出孔62aに対面する位置において、把持部81を有している。図示された例において、把持部81は、貫通孔として形成されているが、これに限られず、溝や隆起部等、種々の形態で構成され得る。また、操作部材80には、摺動部材60の誘導長孔62bおよび先端孔62cに対面する位置に、露出長孔82が形成されている。露出長孔82によって、誘導長孔62bおよび先端孔62cが背板部45に対して露出され、上述した抜け防止片47と誘導長孔62bとの係合が可能となる。
図9および図10に示すように、操作ベース85の幅方向外縁には、それぞれ、幅方向外方に向けて突出する操作突起85aが設けられている。操作ベース85の一つの幅方向外縁に、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って離間して配置された二つの操作突起85aが設けられている。幅方向における一方の側に配置された二つの操作突起85aは、対応する側の揺動部材75の揺動部75bに設けられた二つの反対側突起76bと係合可能となっている。そして、本実施の形態では次のようにして、操作部材80を用いて、第1係合部51と第1係合片71との係合および当該係合の解除を操作することができるようになっている。
上述したように、操作部材80に外力が付加されていない状態で、付勢部材79からの付勢力によって操作ベース85がシート部40の固定部材73に当接する位置に配置される。図9に示すように、このとき、操作ベース85の操作突起85aは、揺動部75bの反対側突起76bと係合する。この係合によって、揺動部75bは、固定部75aに対して弾性変形して幅方向外方に揺動する。これにより、揺動部75bの係合突起76aがレール部材48の凹部48b内に入り込む。このようにして、一対の揺動部75bがそれぞれ幅方向外方に移動して、第1係合片71をなす係合突起76aと第1係合部51をなす凹部48bとが係合し、摺動部材60のシート部40に対する摺動が規制される。
このとき、一対の揺動部75bの間には、幅方向に延びる操作ベース85が配置されている。したがって、例えば摺動部材60に意図しない外力が加えられたとしても、揺動部75bが幅方向内方に揺動して、第1係合片71をなす係合突起76aと第1係合部51をなす凹部48bとの係合が解除されてしまうことが効果的に防止され得る。
一方、図10に示すように、付勢部材79の付勢力に抗して、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿った上方に向けて、操作部材80を摺動部材60に対して摺動させると、操作突起85aも、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿って上方に移動する。この結果、図10に示すように、操作突起85aが揺動部75bの反対側突起76bに幅方向内方から対面しない位置にずれる。これにより、揺動部75bが、弾性変形から復元するよう、固定部75aに対して幅方向内方に揺動する。この結果、揺動部75bの係合突起76aがレール部材48の凹部48b内から抜け出る。このようにして、第1係合片71をなす係合突起76aと第1係合部51をなす凹部48bとの係合が解除される。
また、図9、図10、図12および図13に示すように、操作部材80の連絡部80bには、シート部40の背板部45に向けて突出した起立板87が、幅方向に離間して一対設けられている。図12および図13に示すように、起立板87には、係合ピン65と係合可能な、操作孔88が形成されている。上述したように、係合ピン65は、背板部45に形成された第2係合部52向けて接離可能となるよう突出支持部64によって支持されている。図12および図13に示すように、起立板87の操作孔88は、係合ピン65によって挿通されている。
この起立板87は、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向と平行に延びる直線孔88aと、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向における直線孔88aの下方に設けられた傾斜孔88bと、を有している。傾斜孔88bは、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に対して傾斜している。具体的には、傾斜孔88bは、摺動方向における下方に向かうにつれて、背板部45から離間して摺動部材60に接近するようになっている。そして、本実施の形態では次のようにして、操作部材80を用いて、第2係合部52(係止突起49)と第2係合片72(係合ピン65)との係合および当該係合の解除を操作することができるようになっている。
付勢部材79からの付勢力によって操作ベース85がシート部40の固定部材73に当接する位置に配置されている場合、図12に示すように、操作孔88の直線孔88aが突出支持部64の誘導支持開口64bと交差する。直線孔88aは、摺動部材60から離間して背板部45に接近した位置に形成されている。このため、係合ピン65は、隣り合う二つの係止突起49の間に入り込む位置に配置される。すなわち、第2係合片72をなす係合ピン65と第2係合部52をなす係止突起49とが係合し、摺動部材60のシート部40に対する摺動が規制される。
なお、係合ピン65を前方側から支持する操作部材80は、摺動部材60によって支持されている。そして、摺動部材60は、固定具55によって背板部45から前方への移動を規制されている。したがって、例えば摺動部材60に意図しない外力が加えられたとしても、係合ピン65が二つの係止突起49の間から抜け出して、第1係合片71をなす係合突起76aと第1係合部51をなす凹部48bとの係合が解除されてしまうことが効果的に防止され得る。
また、図示する例では、係止突起49が若干上方に向けてシート部40から突出している。また、チャイルドシート10の実際の使用において、シート部40の背板部45は、上端が後方にずれるように垂直方向から傾斜している。このようなことからも、係合ピン65が二つの係止突起49の間から意図せず抜け出してしまうことが効果的に防止され得る。
一方、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿った上方に操作部材80を摺動部材60に対して摺動させると、図13に示すように、操作孔88の傾斜孔88bが突出支持部64の誘導支持開口64bと交差するようになる。直線孔88aは、下方に向かうにつれてしだい摺動部材60に接近して背板部45から離間していく。このため、係合ピン65は、シート部40の背板部45からしだいに離間していき、隣り合う二つの係止突起49の間から抜け出す。このようにして、第2係合片72をなす係合ピン65と第2係合部52をなす多数の係止突起49との係合が解除される。
以上のように本実施の形態では、外力が付加されていない場合、付勢部材79からの付勢力によって操作部材80が摺動部材60に対して摺動し、第1係合部51および第1係合片71が係合するとともに第2係合部52および第2係合片72が係合するようになる。これにより、意図せず、摺動部材60がシート部40に対して移動してしまうことを効果的に防止することが可能となる。
また、付勢部材79からの付勢力に抗して、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向に沿った上方に向けて操作部材80を摺動部材60に対して摺動させると、第1係合部51と第1係合片71との係合が解除されるとともに、第2係合部52と第2係合片72との係合が解除されるようになる。これにより、摺動部材60をシート部40に対して移動させることが可能となる。また、本実施の形態では、操作部材80の摺動部材60に対する操作方向が、摺動部材60の背板部45に対する摺動方向と一致している。したがって、操作部材80を摺動部材60に対して操作する力によって、そのまま、摺動部材60を背板部45に対して摺動させることができる。
とりわけ本実施の形態では、操作部材80を摺動部材60に対して操作する向きが、摺動部材60を背板部45に対して引き上げる向きと一致している。したがって、操作部材80を摺動部材60に対して摺動させる力によって、そのまま、重力に反して摺動部材60を引き上げることができる。このため、摺動部材60の引き上げを極めて容易且つスムースに行うことができる。
加えて、図9に示すように、露出孔62aは、本体プレート61の上端近傍に設けられている。したがって、操作者が、本体プレート61の背部61aの上端と露出孔62aとの間の部分を、操作部材80の把持部81とともに握ることにより、操作部材80が操作され、摺動部材60の背板部45に対する摺動が可能となる。すなわち、摺動部材60の上げ下げを片手で容易に行うことができる。
以上のような本実施の形態によれば、シート部40の背板部45に対して摺動部材60を摺動させて、摺動部材60の高さ方向位置を変更することができるようになっている。そして、この摺動部材60に子供用ベルト30の肩ベルト32cを支持する貫通穴66が形成されている。したがって、摺動部材60をシート部40に対して摺動させることにより、チャイルドシート10に着座する子供の体型に応じて、肩ベルト32cの高さ方向における支持位置を容易に調節することができる。また、従来のチャイルドシート、すなわち、背部の異なる高さ方向位置に形成された3〜4つの貫通孔のうちから肩ベルトが通過すべき貫通孔を適宜選択することによって、肩ベルトの支持位置調節を行っていた従来のチャイルドシートと比較して、本実施の形態では、ベルト長調節機構28の連結金具28aから肩ベルト32cをいったん取り外す必要もなく、作業負担を飛躍的に低減することができる。また、従来のチャイルドシートでは、チャイルドシートの剛性を考慮して多数の貫通孔を背部に形成することができなかった。このため、従来のチャイルドシートでは、肩ベルトの高さ方向位置を細かく調節することは不可能であった。一方、本実施の形態によれば、第1係合部51をなす凹部48bの配列ピッチおよび第2係合部52をなす係止突起49の配列ピッチを調節することにより、子供用ベルト30の高さ方向における支持位置を細かく調節することも可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、摺動部材60は、シート部40の背板部45に前方側から対面する位置に配置されている。したがって、チャイルドシート10に着座した子供からの体重を前方から受けることになる摺動可能な摺動部材60を、当該摺動部材60の後方に配置された背板部45によって、極めて安定して支持することができる。また、摺動部材60が背板部45の前方に位置しているので、摺動部材60の摺動可能範囲を摺動方向に沿って長くとることができる。そして、この長い範囲のいずれの位置においても、摺動部材60が背板部45によって後方から安定して支持されるようにすることもできる。さらに、摺動部材60が背板部45の前方に位置しているので、背板部45の後方に配置された固定具55を用いて、背板部45に対して摺動部材60を摺動可能に安定して保持することができる。とりわけ、前後方向への摺動部材60の背板部45に対する意図しない移動(変位)を効果的に防止することができる。
なお、上述した実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。以下、変更の一例について説明する。
上述した実施の形態において、摺動部材60の貫通穴66、背板部45の長穴46および固定具55の貫通穴56のすべてが、幅方向に離間して一対設けられていた。しかしながら、摺動部材60の貫通穴66、背板部45の長穴46および固定具55の貫通穴56の少なくとも一つが、一対の子供用ベルト30の両方が通過する一つの穴として構成されていてもよい。
上述した実施の形態では、第1係合部51、第2係合部52、第1係合片71および第2係合片72の具体的な構成について説明したが、説明した構成は単なる例示に過ぎず、種々の変更が可能である。例えば、第1係合片71をなす揺動部材75の揺動部75bが固定部75aに対して弾性変形して揺動する例を示したが、これに限られず、揺動部75bが揺動軸を介して固定部75aに揺動可能に構成されていてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、第1係合部51および第2係合部52の両方が、シート部40に設けられ、第1係合部51と係合可能な第1係合片71および第2係合部52と係合可能な第2係合片72の両方が、摺動部材60に設けられている例を示した。しかしながら、第1係合部51および第2係合部52の少なくとも一方が摺動部材60に設けられ、これに対応して、第1係合片71および第2係合片72の少なくとも一方がシート部40に設けられてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、互いに係合可能な第1係合部51及び第1係合片71と、互いに係合可能な第2係合部52と第2係合片72とが設けられている例を示したが、第1係合部51及び第1係合片71と、第2係合部52及び第2係合片72とのどちらか一方を省略してもよい。
さらに、上述した実施の形態において、チャイルドシート本体15が、ベース16と、ベース16に固定されたシート部40と、を有する例を示したが、これに限られない。シート部40がベース16から取り外し可能となっていてもよいし、シート部40がベース16に対して摺動してシート部40がリクライニングするようにしてもよいし、さらに、シート部40がベース16に対して回動してシート部40の向きが変更されるようにしてもよい。
10 チャイルドシート
11 シート部用カバー材
11a 開口
15 チャイルドシート本体
30 子供用ベルト
40 シート部(シート本体)
41 座板部、座部
45 背板部、背部
46 長穴
51 第1係合部
52 第2係合部
55 固定具
62a 露出孔
71 第1係合片
72 第2係合片
80 操作部材
81 把持部、開口

Claims (7)

  1. 座板部および背板部を含むシート部を有したチャイルドシート本体と、
    前記背板部に前方から対面する位置に配置され、前記背板部に対して摺動して高さ方向に移動可能な摺動部材と、
    前記チャイルドシート本体に取り付けられた子供用ベルトと、を備え、
    前記摺動部材には、前記子供用ベルトが通過可能な貫通穴が形成されており、
    前記背板部の前記貫通穴に対面する位置に、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に延びる長穴であって、前記摺動部材の前記貫通穴を通過した前記子供用ベルトが通過可能な長穴が、形成されており、
    幅方向に離間して配置された一対の第1係合部であって、各々が前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って延びている一対の第1係合部が、前記摺動部材または前記シート部に設けられるとともに、幅方向に離間して配置された一対の第1係合片であって、互いから離間および互いに接近する動作が可能な一対の第1係合片が、前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第1係合部が設けられていない方に設けられ、
    前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って延びる第2係合部が、前記摺動部材および前記シート部のいずれかに設けられるとともに、前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第2係合部が設けられていない方の前記第2係合部に対面する位置に、前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第2係合部が設けられている方に向けて接近すること並びに前記摺動部材および前記シート部のうちの前記第2係合部が設けられている方から離間することが可能に支持された第2係合片が設けられ、
    前記第1係合片と前記第1係合部との係合が解除されるとともに、前記第2係合片と前記第2係合部との係合が解除されることによって、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動が可能となる、チャイルドシート。
  2. 前記貫通穴および前記長穴の少なくとも一方は、幅方向に離間して一対設けられている、請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記摺動部材との間で前記背板部を挟むにようにして、前記背板部の長穴を介して前記摺動部材と接続された固定具を、さらに備え、
    前記固定具は、前記摺動部材とともに前記背板部に対して摺動可能である、請求項1または2に記載のチャイルドシート。
  4. 前記長穴は幅方向に離間して一対設けられ、
    前記固定具は、幅方向に延び、前記一対の長穴の両方を介して前記摺動部材に接続されている、請求項3に記載のチャイルドシート。
  5. 前記摺動部材に設けられ、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動方向に沿って前記摺動部材に対して摺動可能な操作部材を、さらに備え、
    前記操作部材を前記摺動部材に対して摺動させることによって、前記摺動部材の前記背板部に対する摺動が可能となる、請求項1〜のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  6. 前記操作部材は、前記摺動部材と前記背板部の間に配置され、且つ、前記摺動部材から露出する把持部を有する、請求項に記載のチャイルドシート。
  7. 前記シート部に装着されるシート用カバー材を、さらに備え、
    前記シート用カバー材の前記背板部に前方から対面する位置に開口が形成され、
    前記摺動部材は、前記開口を貫通して配置されている、請求項1〜のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
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