JP5838438B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、フリーズ演出などの遊技制御装置で制御される演出の態様を遊技者が選択することできる遊技機を提供することを目的とする。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、全ての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、回転リール45の図柄を視認可能な図柄表示窓15と、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22と、を備え、遊技制御装置21と演出制御装置22との間における信号の送受信は遊技制御装置21から演出制御装置22への一方向に形成され、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を停止させ、当選した役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓15内の所定の位置に揃ったか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了するとともに、態様の異なる複数種類の演出のモードを実行可能に形成された遊技機であって、遊技機は、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するためのスイッチであって、遊技者による操作により操作信号を演出制御装置22に出力する演出モード決定スイッチ23を備え、遊技制御装置21は、ストップスイッチ34の操作を契機として、役抽選の結果と、ストップスイッチ34が操作された時点における対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に当該図柄を有効入賞ライン上に表示させるように、対応する回転リール45の回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、図柄表示窓15内の図柄の停止表示の態様を判定する停止表示態様判定手段130と、遊技制御装置21において実行可能な演出を制御する遊技演出制御手段140と、を備え、演出制御装置22は、演出モード決定スイッチ23の操作に基づいて、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定する演出モード決定手段と、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じた態様で、演出制御装置22において実行可能な演出を実行する演出実行手段164と、演出モード決定手段により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選の結果が、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の表示態様を図柄表示窓15内に停止表示させることを許容するものであったときに、停止制御手段120により予め定められた所定の表示態様が図柄表示窓15内に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作態様を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行する操作態様報知演出実行手段165と、を備え、遊技演出制御手段140は、操作態様報知演出の報知に従って、ストップスイッチを遊技者が操作した場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成され、
遊技制御装置21は、一の役に対応付けられた当選領域、互いに図柄の組み合わせが異なる複数種類の特定役に対応付けられた重複当選領域及びハズレに対応付けられたハズレ領域を対象として、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段100を備え、停止制御手段120は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選したいずれかの役に係る図柄の組み合わせが、その図柄の組み合わせを構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うように形成され、停止表示態様判定手段130は、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定するように形成され、操作態様報知演出実行手段165は、演出モード決定手段により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選により重複当選領域に当選したときに、停止制御手段120により、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行するように形成され、遊技演出制御手段140は、停止表示態様判定手段130により所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成され、
遊技演出制御手段140は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出の実行態様を示す演出実行態様信号を演出制御装置22に送信するように形成され、演出制御装置22は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、受信した演出実行態様信号に基づいて、遊技制御装置21において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様であるか否かを判定する演出実行態様判定手段170を備え、操作態様報知演出実行手段165は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、演出実行態様判定手段170により、遊技制御装置21において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様でないと判定されたときに、操作態様報知演出を実行するように形成されていることを特徴とする。
また、「演出制御装置において実行可能な演出」とは、画像を表示する表示装置55や、演出用ランプ17や、スピーカを用いた演出である。
また、「所定の表示態様」は、役を構成する図柄の組み合わせであってもよいし、役を構成しない図柄の組み合わせであってもよい。
また、「ストップスイッチの操作態様」とは、ストップスイッチ34の操作順序や、ストップスイッチ34の操作のタイミングなどである。
また、本発明では、演出のモードが決定された後に、停止制御手段120により予め定められた所定の表示態様が図柄表示窓15内に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作態様を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行する。そして、操作態様報知演出の報知に従って、ストップスイッチ34を遊技者が操作した場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行する。
請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、全ての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、回転リール45の図柄を視認可能な図柄表示窓15と、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22と、を備え、遊技制御装置21と演出制御装置22との間における信号の送受信は遊技制御装置21から演出制御装置22への一方向に形成され、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を停止させ、当選した役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓15内の所定の位置に揃ったか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了するとともに、態様の異なる複数種類の演出のモードを実行可能に形成された遊技機であって、遊技機は、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するためのスイッチであって、遊技者による操作により操作信号を演出制御装置22に出力する演出モード決定スイッチ23を備え、遊技制御装置21は、ストップスイッチ34の操作を契機として、役抽選の結果と、ストップスイッチ34が操作された時点における対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に当該図柄を有効入賞ライン上に表示させるように、対応する回転リール45の回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、図柄表示窓15内の図柄の停止表示の態様を判定する停止表示態様判定手段130と、遊技制御装置21において実行可能な演出を制御する遊技演出制御手段140と、を備え、演出制御装置22は、演出モード決定スイッチ23の操作に基づいて、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定する演出モード決定手段と、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じた態様で、演出制御装置22において実行可能な演出を実行する演出実行手段164と、演出モード決定手段により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選の結果が、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の表示態様を図柄表示窓15内に停止表示させることを許容するものであったときに、停止制御手段120により予め定められた所定の表示態様が図柄表示窓15内に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作態様を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行する操作態様報知演出実行手段165と、を備え、遊技演出制御手段140は、操作態様報知演出の報知に従って、ストップスイッチを遊技者が操作した場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成され、
演出制御装置22は、操作態様報知演出実行手段165により操作態様報知演出が実行されていない場合に、停止制御手段120により、予め定められた所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる操作順序でストップスイッチ34が操作されたときに、所定の不利益を遊技者に付与する不利益付与手段180を備え、
遊技演出制御手段140は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出の実行態様を示す演出実行態様信号を演出制御装置22に送信するように形成され、演出制御装置22は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、受信した演出実行態様信号に基づいて、遊技制御装置21において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様であるか否かを判定する演出実行態様判定手段170を備え、操作態様報知演出実行手段165は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、演出実行態様判定手段170により、遊技制御装置21において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様でないと判定されたときに、操作態様報知演出を実行するように形成されていることを特徴とする。
すなわち本発明は、フリーズ演出などの遊技制御装置21で制御される演出の態様を遊技者が選択することできる遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図9に基づいて説明する。
以下、「前面」とは、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「右側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいい、「左側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(遊技機)
図1に概略を示すように、遊技機としてのスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備え、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12を備え、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに配置したリールユニット40や、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、遊技媒体としてのメダルを払い出すためのホッパーユニットや、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどを備えている。
また、前扉12の上部には、上パネル13を備え、前扉12の下部には、下パネル14を備え、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16を備えている。
また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。この図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
また、上パネル13における、図柄表示窓15の上方に相当する位置には、画像を表示する表示装置55が設けられている。また、上パネル13の周囲縁には、演出用ランプ17が設けられている。
また、操作部16の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを直接投入するためのメダル投入口36が設けられ、操作部16の上面左側には、スロットマシン10に電子的に貯留(クレジット)されているメダルを内部投入するためのベットスイッチ32が設けられ、操作部16の上面左端付近には、クレジットされているメダルを返却するための精算スイッチ35が設けられ、操作部16の上面のベットスイッチ32の隣には、後述する複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するための演出モード決定スイッチ23が設けられ、操作部16の上面の演出モード決定スイッチ23の隣には、後述する複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを選択するための演出モード選択スイッチ24が設けられている。
また、3個のストップスイッチ34のうち、左側に位置するのが左停止スイッチ56であり、中央に位置するのが中停止スイッチ57であり、右側に位置するのが右停止スイッチ58である。また、左停止スイッチ56は左リール46に対応しており、また、中停止スイッチ57は中リール47に対応しており、また、右停止スイッチ58は右リール48に対応している。
(リールユニット40)
リールユニット40は、横並びに設けた3個の回転リール45と、各回転リール45を回転させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応しているステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、各ステッピングモータの出力軸には、対応する回転リール45がそれぞれ固定されている。
また、ステッピングモータは、パルス信号によって駆動するものであって、入力されるパルス信号のパターンによって、加速・定速・減速のパターンが決まる。そして、ステッピングモータが駆動すると、ステッピングモータの出力軸を中心に、対応する回転リール45が回転する。
また、各回転リール45には、インデックスセンサにより検知されるインデックスが設けられており、インデックスが検知されてからのステッピングモータのパルス数により回転リール45の回転位置及び停止位置を特定できるようになっている。
(制御装置20)
制御装置20は、図3に示すように、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22とを備えている。
また、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24は、演出制御装置22にのみ接続され、遊技者の操作により、操作信号を演出制御装置22にのみ出力するように形成されている。
遊技制御手段60は、通常の遊技である通常遊技を制御する通常遊技制御手段70と、通常遊技よりも遊技者にとって有利な遊技であるボーナス遊技を制御するボーナス遊技制御手段80とを備えている。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を制御するものである。
以下、スロットマシン10における通常遊技について説明する。
遊技開始前の初期状態においては、メダル投入口36から遊技媒体としてのメダルを投入することによるメダルのベット、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベット、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24のみが有効である。また、1回の遊技につき、最小で1枚、最大で3枚のメダルのベットが可能である。メダルをベットすると、メダルのベット枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になるとともに、スタートスイッチ33のみが有効になる。これにより、遊技が開始可能となる。なお、再遊技のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルが自動的にベットされて、スタートスイッチ33のみが有効になる。また、メダルをベットすると、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24が無効になる。
有効になったスタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール45の回転が開始する。また、有効になったスタートスイッチ33を操作すると、メダル投入口36からメダルを投入することによるメダルのベット及びベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベット、並びにスタートスイッチ33が無効になる。そして、3個すべての回転リール45の回転が所定の定常速度になって定常回転するようになると、3個すべてのストップスイッチ34が有効になる。
すなわち、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、メダル投入口36からメダルを投入することによるメダルのベット及びベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベット、並びにスタートスイッチ33及び3個すべてのストップスイッチ34が無効になっている。
1回の遊技が終了すると、再び遊技開始前の初期状態となり、メダル投入口36からメダルを投入することによるメダルのベット、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベット、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24のみが有効になる。そして、メダルをベットすることで、遊技が開始可能となる。
ここで、役には、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルが払い出される小役と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがメダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる再遊技を実行させる再遊技役と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがボーナス遊技へ移行するボーナス役とがある。
また、図4に示すように、ボーナス役には、赤7BB1役と、青7BB1役と、BB2役と、RB役とがある。赤7BB1役は、「赤7A」「赤7A」「赤7A」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、後述するビッグボーナス1遊技状態へ移行する。また、青7BB1役は、「青7」「青7」「青7」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、後述するビッグボーナス1遊技状態へ移行する。また、BB2役は、「赤7A」「赤7A」「赤7B」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、後述するビッグボーナス2遊技状態へ移行する。また、RB役は、「青7」「青7」「赤7A」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、後述するレギュラーボーナス遊技状態へ移行する。
(ボーナス遊技制御手段80)
ボーナス遊技制御手段80は、ボーナス遊技を制御するものである。
ボーナス遊技としては、ビッグボーナス1遊技(BB1遊技)と、ビッグボーナス2遊技(BB2遊技)と、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)とがある。BB1遊技とは、所定の役の当選確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であって、所定枚数(たとえば369枚)のメダルの払い出しにより終了する遊技である。また、BB2遊技とは、BB1遊技と同じく、所定の役の当選確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であって、BB1遊技よりも少ない所定枚数(たとえば297枚)のメダルの払い出しにより終了する遊技である。また、RB遊技とは、BB1遊技と同じく、所定の役の当選確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であって、BB2遊技よりも少ない所定枚数(たとえば99枚)のメダルの払い出しにより終了する遊技である。
BB1遊技へ移行すると、役抽選で所定の役に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるとともに、2枚のメダルのベットにより遊技が開始可能となり、有効入賞ラインが中段入賞ラインのみとなる。そして、有効入賞ライン(中段入賞ライン)上に、当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、後述する払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
また、通常遊技又は後述する有利遊技において、役抽選によりBB2役に当選すると、いずれかの有効入賞ライン上に、BB2役を構成する「赤7A」「赤7A」「赤7B」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、「赤7A」「赤7A」「赤7B」の図柄の組み合わせが揃い、停止表示されると、BB2遊技へ移行する。
BB2遊技へ移行すると、役抽選で所定の役に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるとともに、2枚のメダルのベットにより遊技が開始可能となり、有効入賞ラインが中段入賞ラインのみとなる。そして、有効入賞ライン(中段入賞ライン)上に、当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、後述する払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
また、通常遊技又は後述する有利遊技において、役抽選によりRB役に当選すると、いずれかの有効入賞ライン上に、RB役を構成する「青7」「青7」「赤7A」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、「青7」「青7」「赤7A」の図柄の組み合わせが揃い、停止表示されると、RB遊技へ移行する。
RB遊技へ移行すると、BB1遊技と同様の遊技が行われる。そして、有効入賞ライン(中段入賞ライン)上に、当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、後述する払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
また、本実施の形態では、ボーナス遊技制御手段80は、ボーナス遊技(BB1遊技、BB2遊技及びRB遊技)中のメダルの払い出し枚数をカウントする払出枚数カウンタを有している。
なお、本実施の形態では、ボーナス遊技(BB1遊技、BB2遊技及びRB遊技)は、所定枚数のメダルの払い出しにより終了するものであるが、ボーナス遊技の終了条件としては他の条件(たとえば遊技回数)を設定することもできる。
役抽選手段100は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うものである。役抽選手段100は、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(たとえば、10進数で0〜65535)で発生させるものである。また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(たとえば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ33が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行うものである。具体的には、判定手段は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行う際に、その時点における遊技状態に対応する役抽選テーブルを適宜用いて、当該判定を行うものとなっている。
ここで、当選フラグには、役抽選手段100による役抽選の結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(プラム当選フラグ、赤7プラム当選フラグ、青7プラム当選フラグ、BARプラム当選フラグ、ベル当選フラグ及びチェリー当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグ(リプレイA当選フラグ、リプレイB当選フラグ、リプレイC当選フラグ及びリプレイD当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、ボーナス役の当選である場合に成立するボーナス当選フラグ(赤7BB1当選フラグ、青7BB1当選フラグ、BB2当選フラグ及びRB当選フラグ)とがある。
(回転制御手段110)
回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45の回転を開始させるとともに、3個すべての回転リール45の回転駆動を制御するものである。
(ウェイト制御手段115)
ウェイト制御手段115は、1回の遊技における遊技時間が、予め定められた所定時間(以下、「ウェイト時間」と称す。)以下とならないように制御するものである。
また、本実施の形態では、ウェイト制御手段115は、ウェイト時間を計時する計時手段を有している。具体的には、ウェイト制御手段115は、一の遊技において、回転制御手段110により回転リール45の回転が開始されたことを契機に、計時手段に計時を開始させる。そして、次の遊技において、回転制御手段110により回転リール45の回転が開始されたことを契機に、計時手段による計時をリセットして再度計時を開始させる。そして、それ以降の遊技においても同様に、毎遊技、回転制御手段110により回転リール45の回転が開始されたことを契機に、計時手段による計時をリセットして再度計時を開始させる。
また、本実施の形態では、遊技の開始に係るスタートスイッチ33が操作されると、後述する遊技演出制御手段140により、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出が実行されるとともに、このフリーズ演出中に回転リール45を用いた演出である回転リール演出が実行される場合がある。このような場合には、ウェイト制御手段115は、スタートスイッチ33の操作を契機に、計時手段により計時される計時時間が4.1秒以下であるか否かを判断する。そして、計時時間が4.1秒以下であった場合には、ウェイト制御手段115は、回転制御手段110による、3個すべての回転リール45の回転を開始させる処理の開始を一旦保留するウェイト処理を実行し、計時時間が4.1秒経過した後に、保留した回転制御手段110による当該処理を開始可能とする。このとき、遊技演出制御手段140は、計時時間が4.1秒経過した後に、回転リール演出を実行する。すなわち、計時時間が4.1秒経過した後に、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行し、その間に回転リール演出を実行する。
なお、ウェイト制御手段115は、回転制御手段110により回転リール45の回転が開始されたことを契機に、計時手段に計時を開始させるものであるがこれに限られるものではない。たとえば、回転リール演出が実行される場合には、ウェイト制御手段115は、当該回転リール演出中のいずれかのタイミングから計時手段に計時を開始させるようにしてもよい。
停止制御手段120は、ストップスイッチ34の操作を契機として、役抽選手段100による役抽選の結果と、ストップスイッチ34が操作された時点における対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、各回転リール45の回転を適位置で停止させる停止制御を行うものである。また、本実施の形態では、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選した場合に、ストップスイッチの操作順序に応じて、当選したいずれかの役に係る図柄の組み合わせが、その図柄の組み合わせを構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行う。
ここで、「コマ」とは、回転リール45の回転量であって、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量を意味するものである。
また、本実施の形態では、上述の如く、ボーナス遊技(BB1遊技、BB2遊技及びRB遊技)においては、重複小役に当選、すなわち全ての小役に重複当選する場合があり、このような場合に、停止制御手段120は、引き込み制御において、当選した複数の小役のうちいずれの役を優先して引き込むかを予め設定している。具体的には、停止制御手段120は、小役の引き込み優先順位を、「赤7プラム役」>「青7プラム役」>「BARプラム役」>「プラム役」>「ベル役」>「チェリー役」に設定している。なお、小役の引き込み優先順位は、これに限られるものではない。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、回転リール45の停止位置を予め定めた停止テーブルを備え、上記した引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、この停止テーブルを用いて行う。具体的には、停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、ストップスイッチ34が操作された時点における回転リール45の操作位置と、実際の停止位置との対応関係が規定されている。なお、停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、操作位置と操作位置から実際の停止位置までの回転量を示すスベリコマ数との対応関係が規定されていてもよい。
なお、停止テーブルについては、再遊技役に関する停止テーブルを例に挙げて説明する。
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、「リプレイ」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「リプレイ」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、各回転リール45の周囲には、「プラム」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「プラム」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、リプレイA役〜リプレイD役のそれぞれの役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
リプレイA役に当選した場合に用いられる「リプレイA停止テーブル」には、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABC役)
リプレイABC役に当選した場合に用いられる「リプレイABC停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役及びリプレイB役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイABCD役に当選した場合に用いられる「リプレイABCD停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定され、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、停止制御手段120は、1つのフラグ状態及び遊技状態ごとに、1つの停止テーブルを備えるようにしてもよい。
また、停止制御手段120は、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、所定の図柄を有効入賞ライン上に停止表示させるか否かを判断しながら制御を行うプログラム制御により行うようにしてもよい。
(停止表示態様判定手段130)
停止表示態様判定手段130は、図柄表示窓15内の図柄の停止表示の態様を判定するものである。本実施の形態では、停止表示態様判定手段130は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する。
遊技演出制御手段140は、遊技制御装置21において実行可能な演出を制御するものである。また、本実施の形態では、遊技演出制御手段140は、停止表示態様判定手段130により所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、遊技制御装置21において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成されている。
また、本実施の形態では、遊技制御装置21において実行可能な演出を、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出及びフリーズ演出の実行中に実行される回転リール45を用いた演出である回転リール演出としている。すなわち、本実施の形態では、遊技演出制御手段140は、遊技制御装置21において実行可能な演出として、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行するとともに、フリーズ演出の実行中に回転リール演出を実行する。
(実行態様決定手段141)
実行態様決定手段141は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を決定するものである。本実施の形態では、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様として、第1の態様と、第2の態様とがある。
そして、本実施の形態では、実行態様決定手段141は、停止表示態様判定手段130により所定の特定役としてのリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第1の態様に決定する。また、実行態様決定手段141は、停止表示態様判定手段130により所定の特定役としてのリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第2の態様に決定する。
遊技演出実行決定手段142は、実行態様決定手段141により決定された実行態様に基づいて、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するか否かを決定するものである。
本実施の形態では、遊技演出実行決定手段142は、実行態様決定手段141によりフリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様に決定された場合には、所定の遊技回数(たとえば900回)の周期で、フリーズ演出及び回転リール演出を実行することを決定するとともに、所定の遊技回数(たとえば900回)の周期以外であっても、役抽選によりボーナス役に重複当選又は単独当選したときに、フリーズ演出及び回転リール演出を実行することを決定する。
そして、遊技演出実行決定手段142は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様である場合に、遊技を実行する度に、具体的にはスタートスイッチ33の操作を契機に、遊技回数カウンタのカウント値を「1」減算する。そして、遊技回数カウンタのカウント値が「0」になったことを契機に、遊技演出実行決定手段142は、フリーズ演出及び回転リール演出を実行することを決定する。そして、この場合に、遊技演出実行決定手段142は、後述するフリーズ演出実行手段144によりフリーズ演出が実行され、このフリーズ演出中に、回転リール演出実行手段145により回転リール演出が実行されたことを契機に、遊技回数カウンタのカウント値を再び所定の値(たとえば900)に設定する。
また、遊技演出実行決定手段142は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様である場合には、役抽選によりボーナス役に重複当選又は単独当選したときに、フリーズ演出及び回転リール演出を実行することを決定する。
また、本実施の形態では、遊技演出実行決定手段142は、実行態様決定手段141によりフリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様に決定された場合には、役抽選によりベル役、チェリー役又はボーナス役に当選したときに、所定の抽選によりフリーズ演出及び回転リール演出を実行することを決定する。具体的には、遊技演出実行決定手段142は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様である場合には、役抽選によりベル役、チェリー役又はボーナス役に重複当選又は単独当選したときに、所定の抽選を行う。そして、この抽選で当選したときに、遊技演出実行決定手段142は、フリーズ演出及び回転リール演出を実行することを決定する。
(計時手段143)
計時手段143は、遊技演出実行決定手段142によりフリーズ演出及び回転リール演出を実行することが決定されたことを契機に、計時を開始するものである。また、本実施の形態では、計時手段143は、後述する回転リール演出実行手段145により、回転リール演出が実行され、その回転リール演出が終了したことを条件に計時を終了する。
フリーズ演出実行手段144は、遊技演出実行決定手段142によりフリーズ演出及び回転リール演出を実行することが決定されたことを契機に、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行するものである。
ここで、「遊技の進行の遅延」とは、スタートスイッチ33が操作されてから全ての回転リール45が所定の定常速度に達して定速回転するまでの時間や、全ての回転リール45が所定の定常速度に達してからストップスイッチ34が有効となるまでの時間や、メダルを払い出す場合に、停止表示態様判定手段130による判定が行われてからメダルの払い出しを開始するまでの時間や、当該遊技が終了してから次回の遊技の開始の受け付け、すなわち遊技開始前の初期状態になるまでの時間を、通常の遊技の進行よりも遅らせるものである。
具体的には、フリーズ演出実行手段144は、遊技の進行の遅延を開始する旨の信号である遅延開始信号を回転制御手段110に出力する。
そして、フリーズ演出実行手段144は、計時手段143により計時される計時時間が遅延時間(たとえば5秒)に達したことを契機に、遊技の進行の遅延を終了する旨の信号である遅延終了信号を回転制御手段110に出力する。
なお、フリーズ演出実行手段144は、複数の遅延時間のうちからいずれかを選択してフリーズ演出を実行するようにしてもよい。
(回転リール演出実行手段145)
回転リール演出実行手段145は、フリーズ演出中に、回転リール演出を実行するものである。本実施の形態では、回転リール演出実行手段145は、フリーズ演出実行手段144によりフリーズ演出が開始されたことを契機に、計時手段143により計時される計時時間が遅延時間(たとえば5秒)に達するまで、3個すべての回転リール45を正方向とは逆の方向(以下、「逆方向」という。)に、所定の定常速度よりも低い速度で回転させる。
(演出実行態様信号送信手段150)
演出実行態様信号送信手段150は、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したときに、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を示す演出実行態様信号を演出制御装置22に送信する。本実施の形態では、演出実行態様信号送信手段150は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様である場合には、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様であることを示す第1態様実行信号を送信する。また、演出実行態様信号送信手段150は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様である場合には、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様であることを示す第2態様実行信号を送信する。
演出制御手段160は、演出を制御するものである。本実施の形態では、演出制御装置22における演出状態(制御状態)として、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するための演出モード決定状態と、演出モード決定状態以外の状態、具体的には主として遊技中の状態である遊技状態とがある。
また、遊技状態における演出のモードとして、態様の異なるモードA及びモードBがある。なお、演出のモードとしては、これに限られるものではない。
そして、演出制御手段160は、図3に示すように、演出データ記憶手段161と、スイッチ有効化手段162と、演出モード決定状態制御手段163と、演出実行手段164と、操作態様報知演出実行手段165と、特典付与手段166とを備えている。
演出データ記憶手段161は、実行する演出の演出データ及び演出パターンなどを記憶するものである。演出データとしては、表示装置55に表示するための画像データ及びスピーカから発するためのサウンドデータなどがある。
また、本実施の形態では、画像データとして、モードAに対応するキャラクタAの画像群や、モードBに対応するキャラクタBの画像群などが設けられている。
また、演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミング(たとえば、スタートスイッチ33の操作時や各ストップスイッチ34の操作時など)で、どのような演出を実行するか(たとえば、演出用ランプ17をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカからどのようなサウンドを発するか、及び表示装置55にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
また、本実施の形態では、演出データとして、後述する操作態様報知演出に係る操作情報に関する画像データ及びサウンドデータが設けられている。
また、本実施の形態では、演出データ記憶手段161は、後述するQRコード(登録商標)のデータを記憶している。
スイッチ有効化手段162は、1回の遊技が終了して遊技開始前の初期状態になったことを契機に、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24を有効、すなわち操作を受け付ける状態にするものである。
また、本実施の形態では、スイッチ有効化手段162は、後述する演出モード決定状態において、有効にした演出モード決定スイッチ23の操作を契機に、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24を無効、すなわち操作を受け付けない状態にする。
また、本実施の形態では、スイッチ有効化手段162は、後述する演出モード決定状態において、メダルがベットされたことを契機に、演出モード決定スイッチ23及び演出モード選択スイッチ24を無効、すなわち操作を受け付けない状態にする。
(演出モード決定状態制御手段163(演出モード決定手段))
演出モード決定状態制御手段163は、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するための演出モード決定状態を制御するものである。本実施の形態では、演出モード決定状態制御手段163は、遊技状態において、スイッチ有効化手段162により有効にされた演出モード決定スイッチ23の操作を契機に、演出モード決定状態を開始する。
また、本実施の形態では、演出モード決定状態制御手段163は、スイッチ有効化手段162により有効にされた演出モード選択スイッチ24が操作される度に、モードAに対応するキャラクタAの画像と、モードBに対応するキャラクタBの画像とを、交互に表示装置55に表示させる。具体的には、演出モード決定状態制御手段は、キャラクタAの画像が表示装置55に表示されている場合に、スイッチ有効化手段162により有効にされた演出モード選択スイッチ24が操作されたときには、キャラクタAの画像に替えて、モードBに対応するキャラクタBの画像を表示装置55に表示させる。
また、本実施の形態では、演出モード決定状態制御手段163は、演出のモードを決定したことを契機に、演出モード決定状態を終了する。
具体的には、演出モード決定状態制御手段163は、演出モード決定状態を開始するときに、そのときの演出のモードを一時的に記憶しておく。そして、演出モード決定状態において、メダルがベットされて、演出のモードを決定する処理をキャンセルして、演出モード決定状態を終了したときには、演出モード決定状態制御手段163は、演出のモードを、演出モード決定状態を開始したときに一時的に記憶した演出のモードに決定する。
(演出実行手段164)
演出実行手段164は、演出モード決定手段としての演出モード決定状態制御手段163により決定された演出のモードに応じた態様で、演出制御装置22において実行可能な演出を実行するものである。
また、本実施の形態では、演出実行手段164は、遊技状態において、後述する操作態様報知演出以外の演出を演出のモードに応じた態様で実行する。具体的には、演出実行手段164は、遊技状態において、演出のモードがモードAである場合には、演出データ記憶手段161に記憶されているモードAに対応するキャラクタAの画像群及びモードAの演出パターンを用いて、表示装置55、演出用ランプ17及びスピーカに演出を実行させる。
また、演出実行手段164は、遊技状態において、演出のモードがモードBである場合には、演出データ記憶手段161に記憶されているモードBに対応するキャラクタBの画像群及びモードBの演出パターンを用いて、表示装置55、演出用ランプ17及びスピーカに演出を実行させる。
操作態様報知演出実行手段165は、演出モード決定手段としての演出モード決定状態制御手段163により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選の結果が、演出モード決定状態制御手段165により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の表示態様を図柄表示窓15内に停止表示させることを許容するものであったときに、停止制御手段120により予め定められた所定の表示態様が図柄表示窓15内に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作態様を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行するものである。
具体的には、操作態様報知演出実行手段165は、報知演出実行フラグが成立しており、かつ演出のモードがモードAである場合に、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したときに、停止制御手段120により、モードAに応じて予め定められた所定の特定役としてのリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知するリプレイB操作順序報知演出(操作態様報知演出)を実行する。
たとえば、操作態様報知演出実行手段165は、役抽選によりリプレイABC役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、右停止スイッチ58であることを報知する。この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
具体的には、操作態様報知演出実行手段165は、遊技状態における演出のモードがモードAであり、かつ役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選した場合に、後述する演出実行態様判定手段170により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が予め定められた第1の態様でないと判定されたときには、リプレイB操作順序報知演出(操作態様報知演出)を実行する。
(特典付与手段166)
特典付与手段166は、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、後述する不利益付与手段180により、所定の不利益を遊技者に付与する期間である後述のペナルティ期間が設定されていないときに、遊技者に所定の特典を付与するものである。本実施の形態では、特典付与手段166は、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、後述するペナルティ期間が設定されていないときに、演出データ記憶手段161により記憶されているQRコードのデータに基づいて、所定の特典としてのQRコードを表示装置55に表示させる。
なお、QRコードを表示装置55に表示するタイミングとしては、これに限られるものではなく、たとえば、所定の遊技回数(たとえば1000回)が経過したときや、特定の演出を実行したときなどとしてもよい。
(演出実行態様判定手段170)
演出実行態様判定手段170は、役抽選により重複当選領域としてのリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選した場合に、受信した演出実行態様信号(第1態様実行信号又は第2態様実行信号)に基づいて、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が予め定められた所定の態様であるか否かを判定するものである。
また、演出実行態様判定手段170は、遊技状態における演出のモードがモードBであり、かつ役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選した場合に、受信した演出実行態様信号(第1態様実行信号又は第2態様実行信号)に基づいて、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が予め定められた第2の態様であるか否かを判定する。
不利益付与手段180は、操作態様報知演出実行手段165により操作態様報知演出が実行されていない場合に、停止制御手段120により、予め定められた所定の特定役としてのリプレイB役又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる操作順序でストップスイッチ34が操作されたときに、所定の不利益を遊技者に付与するものである。
ここで、上述の如く、停止制御手段120によりリプレイB役又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなるストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序である。
以下、図5乃至図9に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
図5に示すステップ100において、演出モード決定状態制御手段163により、演出モード決定スイッチ23が操作されたか否かが判断される。ここで、操作されたと判断されると、ステップ101に進む。一方、操作されていないと判断されるとステップ102に進む。
ステップ101において、演出モード決定状態制御手段163により、演出のモードを決定する演出モード決定処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ103において、遊技制御手段60により、通常遊技にあっては3枚のメダルがベットされたか否か、及びボーナス遊技(BB1遊技、BB2遊技及びRB遊技)にあっては2枚のメダルがベットされたか否かが判断される。ここで、ベットされたと判断されると、ステップ104に進む。一方、ベットされていないと判断されると、再度ステップ103となる。
ステップ105において、役抽選手段100により、役抽選が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、遊技演出実行決定手段142により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様であるか否かが判断される。ここで、第1の態様であると判断されると、ステップ107に進む。一方、第1の態様でないと判断されると、ステップ108に進む。
ステップ108において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ109に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ110に進む。
ステップ109において、操作順序報知演出に関する処理である操作順序報知演出処理が行われる。そして、次のステップ110に進む。
ステップ111において、ウェイト制御手段115により、回転制御手段110による、3個すべての回転リール45の回転を開始させる処理の開始が一旦保留され、計時時間が4.1秒経過した後に、保留が解除され、保留した回転制御手段110による当該処理が開始可能となる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ113において、遊技演出制御手段140により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行に関する遊技演出実行処理が行われる。そして、次のステップ114に進む。
ステップ114において、回転制御手段110により、回転リールの回転を開始させる回転リール回転開始処理が行われる。具体的には、フリーズ演出及び回転リール演出が行われなかった場合には、回転制御手段110により、3個すべての回転リール45が正方向に回転を開始されて、その回転速度が所定の定常速度に達するまで加速処理が行われ、そして、回転リール45の回転速度が所定の定常速度に達したときには、回転リール45を所定の定常速度で定速回転させる定速処理が行われる。
ステップ115において、遊技制御手段60により、ストップスイッチ34が操作されたか否かが判断される。ここで、操作されたと判断されると、ステップ116に進む。一方、操作されていないと判断されると、再度ステップ115となる。
ステップ116において、停止制御手段120により、操作されたストップスイッチ34に対応する回転リール45の停止制御が行われる。そして、次のステップ117に進む。
ステップ118において、停止表示態様判定手段130により、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する停止表示図柄判定処理が行われる。そして、次のステップ119に進む。
ステップ119において、遊技制御手段60により、停止表示された図柄の組み合わせに応じた処理が行われる。たとえば、いずれかの小役を構成する図柄の組み合わせが停止表示された場合には、遊技制御手段60により、当該役に応じた枚数のメダルの払い出しが行われる。そして、次のステップ120に進む。
ステップ121において、実行態様決定手段141により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様に決定される。そして、次のステップ122に進む。
ステップ122において、遊技演出実行決定手段142により、遊技回数カウンタのカウント値が「900」に設定される。そして、ステップ125に進む。
ステップ124において、実行態様決定手段141により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様に決定される。そして、ステップ125に進む。
ステップ125において、不利益付与手段180により、ペナルティ期間に関するペナルティ期間設定処理が行われる。具体的には、不利益付与手段180により、操作態様報知演出実行手段165による操作態様報知演出が実行されていない場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34が操作されたときに、ペナルティ期間が設定される。そして、1回の遊技に係る処理が終了する。
図6に示すステップ200において、演出モード決定状態制御手段163により、演出モード決定状態が開始される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、演出モード決定状態制御手段163により、モードAに対応するキャラクタAの画像を表示装置55に表示させる。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、演出モード決定状態制御手段163により、演出モード選択スイッチ24が操作されたか否かが判断される。ここで、操作されたと判断されると、ステップ203に進む。一方、操作されていないと判断されると、ステップ204に進む。
ステップ204において、演出モード決定状態制御手段163により、メダルがベットされたか否かが判断される。ここで、ベットされていないと判断されると、ステップ205に進む。一方、ベットされたと判断されると、ステップ206に進む。
ステップ205において、演出モード決定状態制御手段163により、演出モード決定スイッチ23が操作されたか否かが判断される。ここで、操作されたと判断されると、ステップ206に進む。一方、操作されていないと判断されると、ステップ202に戻る。
ステップ207において、演出モード決定状態制御手段163により、演出モード決定状態が終了される。そして、当該演出モード決定処理が終了する。
次に、上述したステップ109の操作順序報知演出処理について説明する。
図7に示すステップ300において、操作態様報知演出実行手段165により、報知演出実行フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ301に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ304に進む。
ステップ302において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイB操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ303において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイC操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ305において、演出実行態様判定手段170により、受信した演出実行態様信号(第1態様実行信号又は第2態様実行信号)に基づいて、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様であるか否かが判断される。ここで、第1の態様でないと判断されると、ステップ306に進む。一方、第1の態様であると判断されると、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ307において、演出実行態様判定手段170により、受信した演出実行態様信号(第1態様実行信号又は第2態様実行信号)に基づいて、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様であるか否かが判断される。ここで、第2の態様でないと判断されると、ステップ308に進む。一方、第1の態様であると判断されると、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ308において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイB操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
図8に示すステップ400において、遊技演出実行決定手段142により、ボーナス役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ401に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ405に進む。
ステップ401において、遊技演出実行決定手段142により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様であるか否かが判断される。ここで、第1の態様であると判断されると、ステップ402に進む。一方、第1の態様でないと判断されると、ステップ403に進む。
ステップ403において、遊技演出実行決定手段142により、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するか否かを決定するための抽選が行われる。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、遊技演出実行決定手段142により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、当選であると判断されると、ステップ402に進む。一方、当選でない、すなわちハズレであると判断されると、当該遊技演出実行決定処理が終了する。
ステップ406において、遊技演出実行決定手段142により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様であるか否かが判断される。ここで、第2の態様であると判断されると、ステップ403に進む。一方、第2の態様でないと判断されると、当該遊技演出実行決定処理が終了する。
ステップ408において、遊技演出実行決定手段142により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様であるか否かが判断される。ここで、第1の態様であると判断されると、ステップ409に進む。一方、第1の態様でないと判断されると、当該遊技演出実行決定処理が終了する。
次に、上述したステップ113の遊技演出実行処理について説明する。
図9に示すステップ500において、フリーズ演出実行手段144により、フリーズ演出及び回転リール演出を実行することが決定されているか否かが判断される。ここで、決定されていると判断されると、ステップ501に進む。一方、決定されていないと判断されると、当該遊技演出実行処理が終了する。
ステップ501において、計時手段143により、計時が開始される。そして、次のステップ502に進む。
ステップ503において、回転リール演出実行手段145により、回転リール演出が実行される。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、フリーズ演出実行手段144により、遅延時間が経過したか否かが判断される。ここで、経過したと判断されると、ステップ505に進む。一方、経過していないと判断されると、再度ステップ504となる。
ステップ505において、フリーズ演出実行手段144により、遊技の進行の遅延が終了される。すなわちフリーズ演出が終了される。そして、当該遊技演出実行処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、演出のモードとして、モードAと、モードBとを備えている。
そして、本実施の形態では、遊技者の操作により演出のモードが決定されると、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したときに、リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出を実行する。具体的には、演出のモードがモードAである場合には、リプレイB操作順序報知演出を実行し、また、演出のモードがモードBである場合には、リプレイC操作順序報知演出を実行する。
そして、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様となり、また、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様となる。
また、本実施の形態では、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したときに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイB役又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
たとえば、演出のモードがモードAである場合に、役抽選によりリプレイABC役に当選したときに、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34が操作されると、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、これにより、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様となってしまう。
具体的には、たとえば、演出のモードがモードAである場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様であるときには、リプレイB操作順序報知演出を実行する。リプレイB操作順序報知演出の報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。そして、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第1の態様となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を、図10乃至図12に基づいて説明する。
上記第1の実施の形態では、実行態様決定手段141は、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第1の態様に決定するものであったが、本実施の形態では、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、次に再遊技役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、その再遊技役がリプレイB役であった場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第1の態様に決定する点が主として相違する。
以下、相違点を中心に本発明の第2の実施の形態を説明する。
(役抽選手段100)
本実施の形態では、役抽選手段100の通常役抽選テーブルには、リプレイA役の単独当選領域が設けら設けられていない。すなわち、本実施の形態では、通常遊技において、役抽選の対象となる再遊技役は、リプレイABC役と、リプレイABCD役とである。
(有利遊技制御手段)
有利遊技制御手段は、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技であって、ボーナス遊技とは異なる遊技である有利遊技を制御するものである。本実施の形態では、有利遊技制御手段は、有利遊技として、表示装置55に、役抽選手段100による役抽選の結果を示唆する情報を表示させることにより、当選した小役を遊技者に対して報知するという態様の遊技を行う。このような態様の遊技は、アシストタイム(AT)などと呼ばれるものである。遊技者は、表示装置55に表示された情報を見て、当選した小役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止するようタイミングを図ってストップスイッチ34を操作することにより、報知がない場合と比較してより多くの小役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができ、ひいてはより多くの枚数のメダルを獲得することができる。これにより、有利遊技としてのアシストタイム(AT)は、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技となっている。特に本実施の形態では、当選した赤7プラム役、青7プラム役及びBARプラム役を遊技者に対して報知することにより、ATは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技となっている。
なお、ATの遊技回数としては、100回に限られるものではなく、たとえば、50回や、200回などとしてもよく、また、たとえば、予め定められた複数種類の遊技回数(たとえば、50回、100回及び200回)のうちから抽選により決定するようにしてもよい。
また、ATを実行するか否かを決定は、これに限られるものではなく、たとえば、ボーナス遊技において、所定の役に当選したことを契機に、抽選により決定するようにしてもよい。
また、ATの終了の契機としては、これに限られるものではなく、たとえば、役抽選により所定の役に当選したことを所定の回数報知したことを契機に、ATを終了するようにしてもよい。また、たとえば、役抽選によりボーナス役に当選したことを契機に、ATを終了するようにしてもよい。また、たとえば、当選した赤7プラム役、青7プラム役及びBARプラム役を遊技者に対して所定回数(たとえば、100回)報知したことを契機に、ATを終了するようにしてもよい。
本実施の形態では、実行態様決定手段141は、停止表示態様判定手段130により再遊技役(リプレイA役、リプレイB役又はリプレイC役)を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、その再遊技役を一時的に記憶する。
そして、本実施の形態では、実行態様決定手段141は、停止表示態様判定手段130によりリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、一時的に記憶している有効入賞ライン上に停止表示された前回の再遊技役がリプレイC役であったときに、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第1の態様に決定する。
また、本実施の形態では、実行態様決定手段141は、停止表示態様判定手段130によりリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、一時的に記憶している有効入賞ライン上に停止表示された前回の再遊技役がリプレイB役であったときに、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第2の態様に決定する。
なお、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を決定するための条件としてはこれに限られるものではなく、有効入賞ライン上に停止表示された役の順序を3個以上としてもよい。
(演出モード決定状態制御手段163(演出モード決定手段))
本実施の形態では、演出モード決定状態制御手段163は、演出のモードをモードAに決定した場合には、「リプレイC操作順序報知演出→リプレイB操作順序報知演出」の順で操作順序報知演出を実行することを示すリプレイCB報知演出実行順序予約フラグを成立させる。
また、本実施の形態では、演出モード決定状態制御手段163は、リプレイCB報知演出実行順序予約フラグが成立している場合に、操作態様報知演出実行手段165により、「リプレイC操作順序報知演出→リプレイB操作順序報知演出」の順で操作順序報知演出が実行されたときに、リプレイCB報知演出実行順序予約フラグを消去する。
また、演出モード決定状態制御手段163は、リプレイBC報知演出実行順序予約フラグが成立している場合に、操作態様報知演出実行手段165により、「リプレイB操作順序報知演出→リプレイC操作順序報知演出」の順で操作順序報知演出が実行されたときに、リプレイBC報知演出実行順序予約フラグを消去する。
本実施の形態では、操作態様報知演出実行手段165は、リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出を実行したときに、リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出を1回実行したことを示す実行フラグを成立させる。具体的には、操作態様報知演出実行手段165は、実行フラグが成立していない場合に、リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出を実行したときに、実行フラグを成立させる。
また、操作態様報知演出実行手段165は、実行フラグが成立している場合に、リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出を実行したときには、実行フラグを消去する。
また、操作態様報知演出実行手段165は、リプレイCB報知演出実行順序予約フラグ及び実行フラグが成立している場合に、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したときに、リプレイB操作順序報知演出を実行する。
また、本実施の形態では、操作態様報知演出実行手段165は、リプレイBC報知演出実行順序予約フラグが成立しており、かつ実行フラグが成立していない場合に、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選したときに、リプレイB操作順序報知演出を実行する。
また、本実施の形態では、操作態様報知演出実行手段165は、演出のモードがモードAであり、かつ実行フラグが成立していない場合であって、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選した場合に、演出実行態様判定手段170により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が予め定められた第1の態様でないと判定されたときには、リプレイC操作順序報知演出を実行する。
また、操作態様報知演出実行手段165は、演出のモードがモードBであり、かつ実行フラグが成立していない場合であって、役抽選によりリプレイABC役又はリプレイABCD役に当選した場合に、演出実行態様判定手段170により、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が予め定められた第2の態様でないと判定されたときには、リプレイB操作順序報知演出を実行する。
(不利益付与手段180)
本実施の形態では、不利益付与手段180は、通常遊技において、操作態様報知演出実行手段165により操作態様報知演出(リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出)が実行されていない場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34が操作されたときに、ペナルティ期間にわたって、有利遊技制御手段による有利遊技としてのATの実行の決定が行われないようにする。
以下、図10乃至図12に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。なお、本実施の形態における演出モード決定処理、遊技演出実行決定処理及び遊技演出実行処理は、上記第1の実施の形態と同様である。また、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作は、ステップ610、ステップ622及びステップ626の処理が上記第1の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図10に示すステップ600〜ステップ607において、上記第1の実施の形態におけるステップ100〜ステップ107と同様の処理が行われ、ステップ608に進む。
ステップ609において、操作順序報知演出に関する処理である操作順序報知演出処理が行われる。そして、次のステップ611に進む。
ステップ610において、有利遊技制御手段により、ATに関する処理であるAT処理が行われる。そして、次のステップ611に進む。
ステップ611〜ステップ620において、上記第1の実施の形態におけるステップ110〜ステップ119と同様の処理が行われ、ステップ621に進む。
ステップ622において、実行態様決定手段141により、停止表示された前回の再遊技役がリプレイC役であるか否かが判断される。ここで、リプレイC役であると判断されると、ステップ623に進む。一方、リプレイC役でないと判断されると、ステップ628に進む。
ステップ625において、実行態様決定手段141により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ626に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、ステップ628に進む。
ステップ626において、実行態様決定手段141により、停止表示された前回の再遊技役がリプレイB役であるか否かが判断される。ここで、リプレイB役であると判断されると、ステップ627に進む。一方、リプレイB役でないと判断されると、ステップ628に進む。
ステップ629において、有利遊技制御手段により、ATを実行することが決定されているか否かが判断される。ここで、決定されていると判断されると、ステップ630に進む。一方、決定されていないと判断されると、1回の遊技に係る処理が終了する。
ステップ630において、有利遊技制御手段により、ATが開始される。そして、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、上述したステップ609の操作順序報知演出処理について説明する。
ステップ701において、操作態様報知演出実行手段165により、実行フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ702に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ703に進む。
ステップ702において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイC操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ704において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイBC報知演出実行順序予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ705に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ708に進む。
ステップ705において、操作態様報知演出実行手段165により、実行フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ706に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ707に進む。
ステップ707において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイC操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ708において、操作態様報知演出実行手段165により、演出のモードがモードAであるか否かが判断される。ここで、モードAであると判断されると、ステップ709に進む。一方、モードAでない、すなわちモードBであると判断されると、ステップ713に進む。
ステップ710において、操作態様報知演出実行手段165により、実行フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ711に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ712に進む。
ステップ712において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイB操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ713において、演出実行態様判定手段170により、受信した演出実行態様信号(第1態様実行信号又は第2態様実行信号)に基づいて、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が第2の態様であるか否かが判断される。ここで、第2の態様でないと判断されると、ステップ714に進む。一方、第1の態様であると判断されると、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ715において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイB操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
ステップ716において、操作態様報知演出実行手段165により、リプレイC操作順序報知演出が実行される。そして、当該操作順序報知演出処理が終了する。
次に、上述したステップ610のAT処理について説明する。
ステップ801において、有利遊技制御手段により、通常遊技中であるか否かが判断される。ここで、通常遊技中であると判断されると、ステップ802に進む。一方、通常遊技中でないと判断されると、当該AT処理が終了する。
ステップ802において、有利遊技制御手段により、ペナルティ期間中でなるか否かが判断される。ここで、ペナルティ期間中でないと判断されると、ステップ803に進む。一方、ペナルティ期間中であると判断されると、当該AT処理が終了する。
ステップ804において、有利遊技制御手段により、赤7プラム役、青7プラム役又はBARプラム役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ805に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、当該AT処理が終了する。
ステップ805において、有利遊技制御手段により、AT中でなるか否かが判断される。ここで、AT中であると判断されると、ステップ806に進む。一方、AT中でないと判断されると、当該AT処理が終了する。
(作用・効果)
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態では、「リプレイC役→リプレイB役」の順で、再遊技役に係る図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第1の態様に決定し、また、「リプレイB役→リプレイC役」の順で、再遊技役に係る図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様を第2の態様に決定する。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態では、リプレイB役又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が決定されるものであるが、これに限られるものではない。たとえば、赤7プラム役又は青7プラム役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、フリーズ演出及び回転リール演出の実行態様が決定されるようにしてもよい。この場合では、操作態様報知演出実行手段165は、役抽選により赤7プラム役又は青7プラム役に当選したときに、当選した役を遊技者に報知するようにすることができる。
また、上述した実施の形態では、メダルのベットにより演出のモードを決定する処理をキャンセルして、演出モード決定状態が終了した場合には、操作態様報知演出(リプレイB操作順序報知演出又はリプレイC操作順序報知演出)を実行しないようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、第1の態様と第2の態様の実行態様は、フリーズ演出及び回転リール演出の実行頻度が異なるものであるが、これに限られるものではない。たとえば、第1の態様と第2の態様の実行態様は、フリーズ演出及び回転リール演出の一方又は双方の実行内容を異ならせるようにすることができる。具体的には、たとえば、第1の態様と第2の態様とで、フリーズ演出の遅延時間を異ならせたり、回転リール演出の実行内容を異ならせたりするようにすることができる。
また、上述した実施の形態では、ストップスイッチ34の操作順序は、3通りの操作順序であるが、これに限られるものではない。たとえば、2通りや、5通りや、6通りの操作順序とすることもできる。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形および改良なども含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 演出モード決定スイッチ 24 演出モード選択スイッチ
33 スタートスイッチ 34 ストップスイッチ
45 回転リール
100 役抽選手段 120 停止制御手段
130 停止表示態様判定手段 140 遊技演出制御手段
163 演出モード決定状態制御手段(演出モード決定手段)
164 演出実行手段 165 操作態様報知演出実行手段
170 演出実行態様判定手段 180 不利益付与手段
Claims (2)
- 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
全ての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールに対応して設けられ、かつ回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
回転リールの図柄を視認可能な図柄表示窓と、
主として遊技を制御する遊技制御装置と、
遊技制御装置からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置と、を備え、
遊技制御装置と演出制御装置との間における信号の送受信は遊技制御装置から演出制御装置への一方向に形成され、
遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を停止させ、当選した役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓内の所定の位置に揃ったか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了するとともに、
態様の異なる複数種類の演出のモードを実行可能に形成された遊技機であって、
遊技機は、
複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するためのスイッチであって、遊技者による操作により操作信号を演出制御装置に出力する演出モード決定スイッチを備え、
遊技制御装置は、
ストップスイッチの操作を契機として、役抽選の結果と、ストップスイッチが操作された時点における対応する回転リールの回転位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に当該図柄を有効入賞ライン上に表示させるように、対応する回転リールの回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段と、
図柄表示窓内の図柄の停止表示の態様を判定する停止表示態様判定手段と、
遊技制御装置において実行可能な演出を制御する遊技演出制御手段と、を備え、
演出制御装置は、
演出モード決定スイッチの操作に基づいて、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定する演出モード決定手段と、
演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じた態様で、演出制御装置において実行可能な演出を実行する演出実行手段と、
演出モード決定手段により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選の結果が、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の表示態様を図柄表示窓内に停止表示させることを許容するものであったときに、停止制御手段により予め定められた所定の表示態様が図柄表示窓内に停止表示されることとなるストップスイッチの操作態様を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行する操作態様報知演出実行手段と、を備え、
遊技演出制御手段は、
操作態様報知演出の報知に従って、ストップスイッチを遊技者が操作した場合に、遊技制御装置において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成され、
遊技制御装置は、
一の役に対応付けられた当選領域、互いに図柄の組み合わせが異なる複数種類の特定役に対応付けられた重複当選領域及びハズレに対応付けられたハズレ領域を対象として、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段を備え、
停止制御手段は、
役抽選により重複当選領域に当選した場合に、ストップスイッチの操作順序に応じて、当選したいずれかの役に係る図柄の組み合わせが、その図柄の組み合わせを構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に限り、有効入賞ライン上に停止表示されるように停止制御を行うように形成され、
停止表示態様判定手段は、
有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定するように形成され、
操作態様報知演出実行手段は、
演出モード決定手段により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選により重複当選領域に当選したときに、停止制御手段により、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなるストップスイッチの操作順序を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行するように形成され、
遊技演出制御手段は、
停止表示態様判定手段により所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、遊技制御装置において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成され、
遊技演出制御手段は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、遊技制御装置において実行可能な演出の実行態様を示す演出実行態様信号を演出制御装置に送信するように形成され、
演出制御装置は、
役抽選により重複当選領域に当選した場合に、受信した演出実行態様信号に基づいて、
遊技制御装置において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様であるか否かを判定する演出実行態様判定手段を備え、
操作態様報知演出実行手段は、
役抽選により重複当選領域に当選した場合に、演出実行態様判定手段により、遊技制御装置において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様でないと判定されたときに、操作態様報知演出を実行するように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
全ての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールに対応して設けられ、かつ回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
回転リールの図柄を視認可能な図柄表示窓と、
主として遊技を制御する遊技制御装置と、
遊技制御装置からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置と、を備え、
遊技制御装置と演出制御装置との間における信号の送受信は遊技制御装置から演出制御装置への一方向に形成され、
遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を停止させ、当選した役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓内の所定の位置に揃ったか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了するとともに、
態様の異なる複数種類の演出のモードを実行可能に形成された遊技機であって、
遊技機は、
複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定するためのスイッチであって、遊技者による操作により操作信号を演出制御装置に出力する演出モード決定スイッチを備え、
遊技制御装置は、
ストップスイッチの操作を契機として、役抽選の結果と、ストップスイッチが操作された時点における対応する回転リールの回転位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に当該図柄を有効入賞ライン上に表示させるように、対応する回転リールの回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段と、
図柄表示窓内の図柄の停止表示の態様を判定する停止表示態様判定手段と、
遊技制御装置において実行可能な演出を制御する遊技演出制御手段と、を備え、
演出制御装置は、
演出モード決定スイッチの操作に基づいて、複数種類の演出のモードのうちからいずれかの演出のモードを決定する演出モード決定手段と、
演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じた態様で、演出制御装置において実行可能な演出を実行する演出実行手段と、
演出モード決定手段により演出のモードがいずれかの演出のモードに決定された後において、役抽選の結果が、演出モード決定手段により決定された演出のモードに応じて予め定められた所定の表示態様を図柄表示窓内に停止表示させることを許容するものであったときに、停止制御手段により予め定められた所定の表示態様が図柄表示窓内に停止表示されることとなるストップスイッチの操作態様を遊技者に報知する操作態様報知演出を実行する操作態様報知演出実行手段と、を備え、
遊技演出制御手段は、
操作態様報知演出の報知に従って、ストップスイッチを遊技者が操作した場合に、遊技制御装置において実行可能な演出を予め定められた所定の態様で実行するように形成され、
演出制御装置は、
操作態様報知演出実行手段により操作態様報知演出が実行されていない場合に、停止制御手段により、予め定められた所定の特定役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる操作順序でストップスイッチが操作されたときに、所定の不利益を遊技者に付与する不利益付与手段を備え、
遊技演出制御手段は、役抽選により重複当選領域に当選した場合に、遊技制御装置において実行可能な演出の実行態様を示す演出実行態様信号を演出制御装置に送信するように形成され、
演出制御装置は、
役抽選により重複当選領域に当選した場合に、受信した演出実行態様信号に基づいて、
遊技制御装置において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様であるか否かを判定する演出実行態様判定手段を備え、
操作態様報知演出実行手段は、
役抽選により重複当選領域に当選した場合に、演出実行態様判定手段により、遊技制御装置において実行可能な演出の実行態様が予め定められた所定の態様でないと判定されたときに、操作態様報知演出を実行するように形成されていることを特徴とする遊技機。
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