JP5322126B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
このようなフリーズは、例えば、特別役の当選の有無やART遊技等に移行するか否かを報知する演出に用いられている。
具体的には、例えば、役の抽選結果に対応した順序でリールの回転を開始し、その間に役の抽選結果に対応する報知音を出力するスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらにまた、例えば、役の抽選結果に基づいて、スタートスイッチの操作が行われてからストップスイッチの操作を有効にするまでの待機時間を決定するスロットマシンも知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、複数遊技にわたってフリーズを行うスロットマシンも知られている。
しかし、このスロットマシンでは、最初にフリーズを行う遊技回数を決定し、その後、決定した遊技回数にわたってフリーズを行うだけであるので、フリーズは、遊技性とは一切関係がなかった。
しかし、このスロットマシンでは、前回のボーナス遊技が終了してから今回のボーナス役に当選までの遊技回数に応じて、今回のボーナス役の入賞時に実行するフリーズの時間を決定するだけであるので、フリーズは、遊技性とは一切関係がなかった。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリール(31)と、役の抽選を行う役抽選手段(61)と、各前記リールごとに設けられ、対応する前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチ(42)を含む操作スイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と、遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間(5秒間)受け付けないフリーズを制御するフリーズ制御手段(70)と、フリーズの実行頻度が異なる複数種類のフリーズ実行モードを有し、これらのフリーズ実行モード間の移行を制御するモード移行制御手段(71)と、フリーズ実行モードを移行させるための前記ストップスイッチの押し順を決定する押し順決定手段(74)とを備え、前記役抽選手段による役の抽選結果として、前記ストップスイッチの押し順によって遊技者に付与する利益が異なるリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果と、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果とを有し、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果として、複数種類有し、前記押し順決定手段は、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果のうち特定役抽選結果となった遊技では、フリーズ実行モードを移行させるための前記ストップスイッチの押し順を決定し、前記特定役抽選結果以外の役抽選結果となった遊技では、フリーズ実行モードを移行させるための前記ストップスイッチの押し順を決定しないように制御し、前記モード移行制御手段は、前記特定役抽選結果となった遊技で、前記押し順決定手段により決定された押し順で前記ストップスイッチが操作されたことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御し、前記フリーズ制御手段は、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、フリーズ実行モードを移行させるか否かを抽選で決定するモード移行抽選手段と、前記モード移行抽選手段による抽選でフリーズ実行モードを移行させることに決定したことを条件に、前記押し順決定手段が決定した前記ストップスイッチの押し順を報知する操作報知手段(82)とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明においては、押し順決定手段は、ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能にリールを停止制御する役抽選結果のうち特定役抽選結果となった遊技では、フリーズ実行モードを移行させるためのストップスイッチの押し順を決定し、特定役抽選結果以外の役抽選結果となった遊技では、フリーズ実行モードを移行させるためのストップスイッチの押し順を決定しない。そして、モード移行制御手段は、特定役抽選結果となった遊技で、押し順決定手段により決定された押し順でストップスイッチが操作されると、フリーズ実行モードを移行させる。さらに、フリーズ制御手段は、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行する。
このため、操作スイッチの操作態様に応じてフリーズの実行頻度を変化させることができる。
請求項2の発明においては、フリーズ実行モードを移行させるか否かが抽選で決定される。そして、移行させることが決定されたことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるためのストップスイッチの押し順が報知される。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、メイン制御手段(遊技制御手段)50とサブ制御手段(演出制御手段)80とを備える。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態では、いずれの遊技状態であってもメダルを3枚投入して遊技を行うように設定されており、ベットスイッチ40を操作することで、3枚のメダルが投入される。なお、これに限らず、1枚ベット用や2枚ベット用を設けてもよいのは勿論である。
さらにまた、スタートスイッチ41は、(左、中、右のすべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらに、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。
そして、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
これに対し、水平方向下段の直線の図柄組合せラインは無効ラインに設定されている。
有効ライン及び無効ラインは、メダルの投入枚数や遊技状態に応じて設定されるが、本実施形態では、上述したように、常に3枚のメダルを投入して遊技を行うように設定されているとともに、4本の図柄組合せラインL1〜L4が有効ラインとなる。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像(後述するフリーズ中の演出画像等)や、後述するAT遊技中のストップスイッチ42の押し順等を表示するものである。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止すると、その役の入賞となり、その役に対応する枚数のメダルの払出し又は自動投入が行われる(ただし、特別役を除く。)。
なお、本明細書では、説明の便宜上、「いずれかの役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止する」ことを、「その役が“入賞”する」と称する。
なお、他の特別役としては、MB(ミドルボーナス。第2種ビッグボーナスともいう。)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
さらに、小役3は、小役3A〜小役3Eの5種類を備える。
ここで、小役3B〜小役3Eは、ストップスイッチ42の押し順に応じて、「any」−「ベル」−「any」の図柄の組合せをどの有効ラインに停止させるかを制御するための「制御役」としての役割を有する小役であり、入賞を本来の目的とするものではない。この点については後述する。
さらに、リプレイは、リプレイA〜リプレイFの6種類を備える。
ここで、リプレイD、及びリプレイEは、ストップスイッチ42の押し順に応じて、リプレイA、リプレイB、又はリプレイCのいずれに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるかを制御するための「制御役」としての役割を有するリプレイであり、入賞を本来の目的とするものではない。
また、リプレイFは、後述するフリーズ高確率状態に移行させるための「移行役」としての役割を有するリプレイである。
さらにまた、リプレイB、リプレイC、及びリプレイFは、入賞確率が他のリプレイよりも低く設定されていることから「レアリプレイ」などと呼ばれるものである。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(すなわち、その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
RT遊技中にAT遊技が実行されると、RT遊技かつAT遊技(ART遊技)となる。
役抽選テーブル62Aでは、BB、RB、小役1、小役2、小役3A、及びリプレイAの各単独当選と、小役重複当選1〜小役重複当選5の5種類の小役重複当選の抽選が行われる。
また、図5示した特別役の当選確率は、いずれか1つの設定値での当選確率を例示したものである。実際には、設定値が設定1〜設定6まで有する場合、設定値が高くなるほど特別役の当選確率が高くなるように設定されている。
なお、本実施形態では例示していないが、例えば、特別役(BB又はRB)と小役やリプレイとが重複当選するように設定してもよい。
役抽選テーブル62Bは、役抽選テーブル62Aと比較すると、リプレイの当選確率が異なり、それ以外は役抽選テーブル62Aと同一である。具体的には、役抽選テーブル62Bでは、リプレイAの単独当選の抽選が行われず、その代わりに、リプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選6の6種類のリプレイ重複当選の抽選が行われる。
なお、役抽選テーブル62Bにおけるリプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選6の当選確率の合算値は「1/7.3」であり、役抽選テーブル62AにおけるリプレイAの単独当選の当選確率と同一である。
役抽選テーブル62Cは、役抽選テーブル62A、及び役抽選テーブル62Bと比較すると、リプレイの当選確率が異なり、それ以外は役抽選テーブル62A、及び役抽選テーブル62Bと同一である。具体的には、役抽選テーブル62Cでは、リプレイAの単独当選、及びリプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選6の抽選が行われず、その代わりに、リプレイ重複当選7〜リプレイ重複当選12の抽選が行われる。
なお、役抽選テーブル62Cにおけるリプレイ重複当選7〜リプレイ重複当選12の当選確率の合算値は「1/7.3」であり、役抽選テーブル62AにおけるリプレイAの単独当選の当選確率、及び役抽選テーブル62Bにおけるリプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選6の当選確率の合算値と同一である。
役抽選テーブル62Dは、役抽選テーブル62A〜役抽選テーブル62Cと比較すると、リプレイの当選確率が異なり、それ以外は役抽選テーブル62A〜役抽選テーブル62Cと同一である。具体的には、役抽選テーブル62Dでは、リプレイAの単独当選の当選確率が大幅に高く(1/1.5に)設定されており、これにより、役抽選テーブル62Dが用いられる遊技では、リプレイAが頻繁に当選する。また、役抽選テーブル62Dでは、リプレイF(レアリプレイ)の抽選が行われる。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、BB、RB、小役1、小役2、小役3A〜小役3E、及びリプレイA〜リプレイFの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。例えば、小役1に当選したときは、小役1に係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフのままである。
これに対し、特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技で特別役に当選し、当選した特別役に係る当選フラグ63aがオンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、その特別役が入賞した時点でオフにされる。
以上のように、オンとなる当選フラグ63aの数は、1つに限られるものではない。
まず、特別役及び小役の当選フラグ63aがオンであるときは、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御される。したがって、特別役と小役とが重複入賞することはない。
なお、特別役と小役又はリプレイの当選フラグ63aがオンであるときは、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するように設定することも可能である。
まず、1つの当選フラグ63aがオンであるときの停止位置決定テーブル65について説明する。
BBテーブルは、BB(のみ)の当選フラグ63aがオンであるとき(非内部中遊技でBBに当選したとき、又はBBの内部中遊技で役の非当選時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
RBテーブルについても上記BBテーブルと同様である。RBテーブルは、BBテーブル中、「BB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
よって、小役3Aテーブルは、ストップスイッチ42の押し順にかかわらず、リール31の停止制御の範囲内において、小役3Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31の停止位置が定められている。
そして、小役3Aテーブルが用いられたときは、中リール31は中段に「ベル」の図柄を停止させる。これにより、小役3Aに対応する図柄の組合せが3本の有効ラインL2〜L4に停止することとなる。
これに対し、ストップスイッチ42の押し順が「左中右」でないときは、小役3Aに対応する図柄の組合せが1本の有効ラインL1に停止することとなる。
なお、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール31の停止制御の範囲内において、所望の有効ラインに特定の図柄を停止させることができることを、「引込み率(PB)=1」という。
さらに、小役重複当選1テーブル〜小役重複当選5テーブルが用いられたときは、上述の小役3Aテーブルと同様に、いずれかの有効ラインに、「ベル」−「ベル」−「ベル」が停止するように各リール31の停止位置が定められている。
特に、小役重複当選1〜小役重複当選5の当選時に、予め設定された押し順でストップスイッチ42が操作されることを「ベル押し順正解」といい、その結果、中リール31の「ベル」の図柄が中段に停止して小役3Aが入賞することを「中段ベル入賞」という。
また、小役重複当選1〜小役重複当選5の当選時に、予め設定された押し順以外でストップスイッチ42が操作されることを「ベル押し順不正解」といい、その結果、中リール31の「ベル」の図柄が上段に停止して小役3Aが入賞することを「上段ベル入賞」という。
非当選テーブルは、すべての当選フラグ63aがオフであるとき(すなわち、非内部中遊技又は特別遊技における役の非当選時)に用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。したがって、非当選テーブルは、特別役の内部中に用いられることはない。
そして、この停止位置決定テーブル65において、小役又はリプレイを入賞させることができないときは、次に、特別役を入賞させるようにし、特別役も入賞させることができないときは、いずれの役も入賞しないようにリール31の停止位置が定められている。
停止図柄判断手段66は、各リール31の停止時ごとに、有効ラインに停止した図柄を判断する。また、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否かを判断する。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
また、払出し手段67は、小役3Aに対応する図柄の組合せが3本の有効ラインL2〜L4に停止したときは、小役3Aに係る払出し枚数4枚×有効ライン数3本=12枚のメダルを払い出すように制御する。なお、小役3Aに対応する図柄の組合せが1本の有効ラインL1に停止したときは、小役3Aに係る払出し枚数4枚×有効ライン数1本=4枚のメダルを払い出すように制御する。
遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からBB遊技を開始するように制御する。
同様に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。
このため、特別遊技制御手段68は、特別遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が300枚以上となったと判断したときはBB遊技の終了条件を満たすと判断し、100数以上となったと判断したときはRB遊技の終了条件を満たすと判断する。
なお、RT3遊技(ART遊技)中はフリーズ通常モードとフリーズ高確率モードとの間でモード移行するが、これは後述するモード移行制御手段71が制御する。
メイン制御手段50は、フリーズ制御手段70、モード移行制御手段71、操作態様決定手段72、及び特定フリーズ制御手段73を備える。
フリーズ制御手段70は、操作スイッチの操作、すなわち上述したベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42の操作、並びにメダル投入口43からのメダルの投入操作を所定時間受け付けないフリーズを制御するものである。
(1)遊技媒体(本実施形態ではメダル)の受付け、又は予めクレジットされた遊技媒体の投入(賭け)枚数を定めるためのベットスイッチ40の操作を一時停止状態にすること、
(2)遊技を開始するためのスタートスイッチ41の操作を一時停止状態にすること、
(3)ストップスイッチ42の操作(リール31の停止操作)を一時停止状態にすること
等が挙げられる。
さらに、スタートスイッチ41のフリーズに関しては、スタートスイッチ41を操作しても、所定期間リール31の回転を開始させないことや、所定期間、役抽選を開始しないことが挙げられる。
さらにまた、操作態様決定手段72は、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの複数種類の操作態様を予め定めており、これらの中からいずれか1つを抽選で決定するものである。
また、特定フリーズ制御手段73は、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様の報知が行われるときに、特定フリーズを実行するものである。特定フリーズは、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作は受け付けるものの、操作スイッチを操作しても遊技の進行を許可しないフリーズである。
このため、操作スイッチの操作態様に応じてフリーズの実行頻度を変化させ、それに応じて遊技者に対して特典を付与することができる。
また、フリーズ通常モード滞在中に役抽選手段61でリプレイF(レアリプレイ)に当選すると、操作態様決定手段72は、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様を決定する。本実施形態では、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様として、ベットスイッチ40を5秒間オンにする、同7秒間オンにする、及び同10秒間オンにする、という3つの操作態様を予め定めている。そして、操作態様決定手段72は、これら3つの操作態様の中からいずれか1つを抽選で決定する。
また、操作態様決定手段72により操作スイッチの操作態様が決定され、決定された操作態様が操作報知手段82により報知されるときは、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズを実行する。そうすると、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作は受け付けられるものの、操作スイッチを操作しても遊技の進行は許可されなくなる。
さらに、操作態様決定手段72により決定された操作態様で操作スイッチが操作されると、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードをフリーズ通常モードからフリーズ高確率モードに移行させ、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズを終了する。これにより、ART遊技中のフリーズ高確率モードになる。
そして、フリーズ高確率モードにおいて所定遊技回数(本実施形態では10遊技)を消化すると、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードをフリーズ高確率モードからフリーズ通常モードに移行させるように制御する。これにより、ART遊技中のフリーズ通常モードに戻る。
図8のステップS11では、メイン制御手段50は、RT3遊技(ART遊技)中か否かを判断し続ける。そして、RT3遊技中であると判断したときは、次のステップS12に進む。
これに対し、ステップS14でリプレイFに当選しなかったと判断したときは、ステップS15からステップS20までの処理を行うことなく図9のステップ21に進む。
ステップS22では、フリーズ制御手段70は、フリーズ抽選で当選したか否かを判断する。ここで、フリーズ抽選で当選したと判断したときは次のステップS23に進み、フリーズ制御手段70は、フリーズを実行し、その後ステップS24に進み、サブ遊技状態制御手段83は、遊技者に対する特典として、AT遊技(ART遊技)の残り遊技回数(AT遊技回数カウント手段83aのカウント値)を加算(上乗せ)する。そして、次のステップS25に進む。
これに対し、ステップS22でフリーズ抽選に当選しなかったと判断したときは、ステップS23及びステップS24の処理を行うことなくステップS25に進む。
ステップS26では、メイン制御手段50は、ストップスイッチ42がオン(操作)されたか否かを判断し続ける。そして、ストップスイッチ42がオンされたと判断したときは次のステップS27に進み、リール制御手段64は、オンされたストップスイッチ42に対応するリール31を停止制御する。
これに対し、ステップS29でフリーズ高確率モード中ではない(フリーズ通常モード中である)と判断したとき、及びステップS30でフリーズ高確率モードでの所定遊技回数を消化していないと判断したときは、ステップS32に進む。
しかし、操作スイッチの操作の受付け、並びにリール31の回転及び停止に係るフリーズについては、メイン制御手段50(リール制御手段64)によって制御される。
図1において、サブ制御手段80は、演出出力制御手段81を備える。
演出出力制御手段81は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
さらに、フリーズが実行されると、その旨の情報がメイン制御手段50からサブ制御手段80に送信される。そして、フリーズの実行に応じた画像表示が演出出力制御手段81により画像表示装置23に出力される。
サブ遊技状態制御手段83は、メイン制御手段60から送信される各種の情報(コマンド)に基づいて、AT遊技への移行、及びAT遊技の遊技回数を制御するものである。
本実施形態では、サブ遊技状態制御手段83は、非AT遊技中に役抽選手段61で所定の役(本実施形態では小役1)に当選したときに、所定の当選確率(本実施形態では1/2)で、AT遊技に移行させるか否かのAT抽選を行う。そして、AT抽選で当選すると、サブ遊技状態制御手段83は、サブ遊技状態を非AT遊技からAT遊技に移行させる。AT遊技の遊技回数については後述する。
これにより、RT1遊技では、リプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選6の当選時に、リプレイBが入賞するストップスイッチ42の押し順が報知されて、RT2遊技に移行するように誘導される。
さらにまた、RT3遊技では、小役重複当選1〜小役重複当選5の当選時に、中段ベルが入賞するストップスイッチ42の押し順が報知されて、RT3遊技に滞在するように誘導される。
このようにして、RT3遊技かつAT遊技(ART遊技)となる。
そして、フリーズ高確率モードにおいて10遊技を消化すると、モード移行制御手段71は、フリーズ通常モードに移行させる。すなわち、ART遊技中のフリーズ通常モードに戻る。
操作報知手段82は、AT遊技中にストップスイッチ42の押し順を報知するとともに、ART遊技中にフリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様を報知するものである。
操作報知手段82は、AT遊技中に、役抽選手段61で小役重複当選1〜小役重複当選5、又はリプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選12のいずれかに当選したときに、ストップスイッチ42の押し順を報知する。
その間、操作報知手段82は、RT1遊技でリプレイ重複当選1〜リプレイ重複当選6に当選したときは、リプレイBが入賞するストップスイッチ42の押し順を報知して、RT2遊技に移行するように誘導する。
さらに、操作報知手段82は、RT1遊技やRT2遊技で小役重複当選1〜小役重複当選5に当選したときは、中段ベルが入賞するストップスイッチ42の押し順を報知して、12枚の払出しとなるようにするとともに、上段ベルが入賞するのを回避して、RT1遊技には転落しないように誘導する。
なお、メイン遊技状態がRT3遊技に戻るまでの間も、AT遊技は継続するので、遊技が1回行われるごとに、AT遊技の残り遊技回数が1ずつ減算される。
図1に示すように、サブ遊技状態制御手段83は、AT遊技回数カウント手段83a、AT遊技回数加算手段83b、AT遊技回数減算手段83c、AT初期値決定手段83d、AT加算値決定手段83e、及び加算報知手段83fを備える。
上述したように、本実施形態では、サブ遊技状態制御手段83は、非AT遊技中に役抽選手段61で小役1に当選するとAT抽選を行い、このAT抽選で当選すると、サブ遊技状態を非AT遊技からAT遊技に移行させる。そうすると、AT初期値決定手段83dは、AT遊技の遊技回数の初期値を決定する。
本実施形態では、AT遊技の遊技回数の初期値は「50」に固定されている。
さらにまた、AT遊技回数加算手段83bは、AT遊技の遊技回数の初期値が決定されたときに、決定された初期値をAT遊技回数カウント手段83aのカウント値に設定(セット)するとともに、後述するAT遊技の遊技回数の加算値が決定されたときに、決定された加算値をAT遊技回数カウント手段83aのカウント値に加算するものである。
さらに、AT遊技回数減算手段83cは、AT遊技中に、遊技が1回行われるごとに、AT遊技回数カウント手段83aのカウント値を1ずつ減算するものである。
さらにまた、上述したように、ART遊技中に役抽選手段61でリプレイFに当選すると、操作スイッチの操作態様が決定され、このとき決定された操作態様で操作スイッチを操作すると、フリーズ高確率モードに移行する。そして、フリーズ高確率モードでは、フリーズ通常モードよりもフリーズの実行頻度が高くなるので、AT遊技の残り遊技回数が加算(上乗せ)されやすくなる。
このため、操作スイッチの操作態様に応じてフリーズの実行頻度を変化させ、それに応じて遊技者に特典を付与することができる。
このとき、AT遊技回数カウント手段83aは、特別役当選時のAT遊技の残り遊技回数を記憶しておく。また、AT遊技が中断している間は、遊技が行われても、AT遊技回数減算手段83cは、AT遊技回数カウント手段83aのカウント値を減算しない。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、操作スイッチをオンにしている時間が所定の時間に到達したことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御した。
これに対し、第2実施形態では、操作スイッチの操作回数が所定の回数に到達したことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御するものである。
なお、ART遊技中にフリーズ通常モードとフリーズ高確率モードとを有すること、及びART遊技中にリプレイF(レアリプレイ)に当選するとフリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様を決定することは、第1実施形態と同様である。
また、ベットスイッチ40が10回操作されると、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードをフリーズ通常モードからフリーズ高確率モードに移行させ、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズを終了する。これにより、ART遊技中のフリーズ高確率モードになる。
このように、本実施形態では、モード移行制御手段71は、操作スイッチの操作回数が所定の回数に到達したことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御する。
なお、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行すること、及びフリーズの実行に応じて遊技者に対して特典を付与することは、第1実施形態と同様である。
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
第1実施形態では、操作スイッチをオンにしている時間が所定の時間に到達したこと、第2実施形態では、操作スイッチの操作回数が所定の回数に到達したことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御するようにした。
これに対し、第3実施形態では、操作スイッチの操作タイミングが所定のタイミングであったことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御するものである。
図10に示すように、本実施形態では、ルーレットを模した画像が画像表示装置23に表示される。具体的には、8つの領域に等分された円が表示され、各領域には1から8までの数字が右回り(時計回り)に順次表示されている。また、円の中心を軸に右回りに回転する矢印が表示され、この矢印は4秒で1回転する。
なお、ART遊技中にフリーズ通常モードとフリーズ高確率モードとを有すること、ART遊技中にリプレイFに当選するとフリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様を決定することは、第1及び第2実施形態と同様である。
また、矢印が1、3及び5の各領域を指しているときにそれぞれベットスイッチ40が操作されると、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードをフリーズ通常モードからフリーズ高確率モードに移行させ、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズを終了する。これにより、ART遊技中のフリーズ高確率モードになる。
このように、本実施形態では、モード移行制御手段71は、操作スイッチの操作タイミングが所定のタイミングであったことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御する。
なお、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行すること、フリーズの実行に応じて遊技者に対して特典を付与することは、第1及び第2実施形態と同様である。
続いて、本発明の第4実施形態について説明する。
第1実施形態では、操作スイッチをオンにしている時間が所定の時間に到達したこと、第2実施形態では、操作スイッチの操作回数が所定の回数に到達したこと、第3実施形態では、操作スイッチの操作タイミングが所定のタイミングであったことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御した。
これに対し、第4実施形態では、フリーズ実行モードを移行させるためのストップスイッチ42の押し順を抽選で決定し、決定した押し順でストップスイッチ42が操作されたことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御するものである。
図11に示すように、本実施形態では、フリーズに関する手段として、フリーズ制御手段70、モード移行制御手段71、及び押し順決定手段74を備えている。また、本実施形態では、操作態様決定手段72、及び特定フリーズ制御手段73は備えていない。
また、フリーズ実行モードを移行させるためのストップスイッチ42の押し順が決定されると、決定された押し順を示す情報がメイン制御手段50からサブ制御手段80に送信され、操作報知手段82は、決定された押し順を報知する。
なお、ART遊技中にフリーズ通常モードとフリーズ高確率モードとを有することは、第1〜第3実施形態と同様である。
そして、ストップスイッチ42が「右中左」の押し順で操作されたときは、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードをフリーズ通常モードからフリーズ高確率モードに移行させる。これにより、ART遊技中のフリーズ高確率モードになる。
このように、本実施形態では、モード移行制御手段71は、押し順決定手段74により決定された押し順でストップスイッチ42が操作されたことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御する。
なお、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行すること、フリーズの実行に応じて遊技者に対して特典を付与することは、第1〜第3実施形態と同様である。
以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。
続いて、本発明の第5実施形態について説明する。
第4実施形態では、ART遊技中に役抽選手段61でリプレイFに当選したときに押し順決定手段74によりストップスイッチ42の押し順を決定した。また、決定したストップスイッチ42の押し順を操作報知手段82により報知した。
これに対し、第5実施形態では、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になるごとに押し順決定手段74によりストップスイッチ42の押し順を決定する。また、決定したストップスイッチ42の押し順は報知しない。
なお、ART遊技中にフリーズ通常モードとフリーズ高確率モードとを有することは、第1〜第4実施形態と同様である。
また、フリーズ高確率モードに滞在している場合において、押し順決定手段74が決定した押し順でストップスイッチ42が操作されたときは、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードを移行させずにフリーズ高確率モードのままにする。
また、フリーズ高確率モードに滞在している場合において、押し順決定手段74が決定した押し順以外でストップスイッチ42が操作されたときは、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードをフリーズ通常モードに移行(転落)させる。
なお、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行すること、フリーズの実行に応じて遊技者に対して特典を付与することは、第1〜第4実施形態と同様である。
以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。
続いて、本発明の第6実施形態について説明する。
第5実施形態では、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になると、ストップスイッチ42の押し順を決定した。そして、決定した押し順でストップスイッチ42が操作されると、フリーズ高確率モードに移行させるようにした。
これに対し、第6実施形態では、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になると、ストップスイッチ42の押し順ごとのフリーズ実行モードの移行先を決定する。そして、この決定及び操作されたストップスイッチ42の押し順に応じたフリーズ実行モードに移行させるように制御するものである。
図14に示すように、本実施形態では、フリーズに関する手段として、フリーズ制御手段70、モード移行制御手段71、及び第1移行先決定手段75を備えている。
そして、モード移行制御手段71は、すべてのストップスイッチ42が操作されたときに、実際に操作されたストップスイッチ42の押し順及び第1移行先決定手段75による決定に応じたフリーズ実行モードに移行させるように制御する。
ここで、第1移行先決定手段75が、例えば、ストップスイッチ42の押し順が「左中右」のときは移行先をフリーズ実行モードAとし、「左右中」のときはフリーズ実行モードBとし、「中左右」のときはフリーズ実行モードCとし、「中右左」のときはフリーズ実行モードDとし、「右左中」のときはフリーズ実行モードEとし、「右中左」のときはフリーズ実行モードFとする旨を決定したとする。
また、例えばフリーズ実行モードA滞在中に、フリーズ実行モードAに移行させることが決定されたときは、フリーズ実行モードAのままとなる。このように、滞在中のフリーズ実行モードと移行先のフリーズ実行モードとが同一のときは、フリーズ実行モードは見かけ上は移行せずにそのままとなる。
なお、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行すること、フリーズの実行に応じて遊技者に対して特典を付与することは、第1〜第5実施形態と同様である。
以下、第1実施形態及び第5実施形態と異なる部分について説明する。
続いて、本発明の第7実施形態について説明する。
第6実施形態では、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になると、ストップスイッチ42の押し順ごとのフリーズ実行モードの移行先を決定した。そして、この決定及び操作されたストップスイッチ42の押し順に応じたフリーズ実行モードに移行させるように制御した。
これに対し、第7実施形態では、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になると、ストップスイッチ42の操作が受付け可能になるごとに、操作を受付け可能なストップスイッチ42ごとのフリーズ実行モードの移行先を決定する。そして、ストップスイッチ42が操作されるごとに、操作されたストップスイッチ42及び決定に応じたフリーズ実行モードに移行させるように制御するものである。
図16に示すように、本実施形態では、フリーズに関する手段として、フリーズ制御手段70、モード移行制御手段71、及び第2移行先決定手段76を備えている。
そして、モード移行制御手段71は、ストップスイッチ42が操作されるごとに、実際に操作されたストップスイッチ42及び第2移行先決定手段76による決定に応じたフリーズ実行モードに移行させるように制御する。
ここで、1番目に操作されるストップスイッチ42を第1ストップスイッチ、2番目に操作されるストップスイッチ42を第2ストップスイッチ、3番目に操作されるストップスイッチ42を第3ストップスイッチとする。また、第1ストップスイッチの操作を第1停止操作、第2ストップスイッチの操作を第2停止操作、第3ストップスイッチの操作を第3停止操作とする。
すなわち、第2移行先決定手段76は、例えば、
(1)第1停止操作前には、第1ストップスイッチが「左」であれば移行先はフリーズ実行モード1、「中」であればフリーズ実行モード1、「右」であればフリーズ実行モード2と決定し、
(3)第1ストップスイッチが「中」であったときは、第2停止操作前に、第2ストップスイッチが「左」であれば移行先はフリーズ実行モード2、「右」であればフリーズ実行モード1と決定し、
(4)第1ストップスイッチが「右」であったときは、第2停止操作前に、第2ストップスイッチが「左」であれば移行先をフリーズ実行モード3、「中」であればフリーズ実行モード1と決定し、
(6)第1ストップスイッチが「左」、第2ストップスイッチが「右」であったときは、第3停止操作前に、第3停止操作後の移行先はフリーズ実行モード1と決定し、
(8)第1ストップスイッチが「中」、第2ストップスイッチが「右」であったときは、第3停止操作前に、第3停止操作後の移行先はフリーズ実行モード1と決定し、
(10)第1ストップスイッチが「右」、第2ストップスイッチが「中」であったときは、第3停止操作前に、第3停止操作後の移行先はフリーズ実行モード1と決定する。
また、各停止操作が行われる前に、第2移行先決定手段76による決定を参照して、次に操作すべきストップスイッチ42を報知してもよい。これにより、フリーズ実行モード2やフリーズ実行モード4など、遊技者にとって有利なフリーズ実行モードに移行するように誘導することができる。
なお、停止操作と移行先との対応関係は、上記の場合に限られるものではなく、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になるごとに、第2移行先決定手段76により抽選で決定されるものである。
なお、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行すること、フリーズの実行に応じて遊技者に対して特典を付与することは、第1〜第6実施形態と同様である。
以下、第6実施形態と異なる部分について説明する。
ステップS146では、第2移行先決定手段76は、操作を受付け可能なストップスイッチ42ごとのフリーズ実行モードの移行先を抽選で決定する。そして、次のステップS147に進む。
ステップS149では、モード移行制御手段71は、ステップS146での第2移行先決定手段76による決定、及びステップS147で実際に操作されたストップスイッチ42に応じたフリーズ実行モードに移行させる。そして、次のステップS150に進む。
(1)第1〜第3実施形態では、操作態様決定手段72を備え、これによりフリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様を複数種類の中から抽選で決定した。しかし、これに限らず、操作態様決定手段72は備えずに、フリーズ実行モードを移行させるための操作スイッチの操作態様は1つに固定してもよい。
しかし、これに限らず、特定フリーズ制御手段73は、例えば、フリーズ実行モードを移行させる操作態様で操作スイッチが操作されるまで特定フリーズの実行を継続し、フリーズ実行モードを移行させる操作態様で操作スイッチが操作されると、特定フリーズに代えて、所定時間で終了する時限フリーズを実行するように制御してもよい。
そして、ベットスイッチ40が10回操作されると、モード移行制御手段71は、フリーズ高確率モードに移行させ、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズに代えて、1秒間で終了する時限フリーズを実行する。そうすると、1秒後に時限フリーズが終了し、その後、リール31が回転して、ストップスイッチ42の操作が受け付けられるようになる。これにより、特定フリーズを終了させる(キャンセルする)のと同様の効果を得ることができる。
具体的には、例えば、操作態様決定手段72が、ベットスイッチ40を10秒間オンにするという操作態様を決定した場合には、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズの開始から12秒経過すると特定フリーズを終了するように制御する。
特定フリーズの開始から3秒経過したところでベットスイッチ40が10回操作されたとすると、特定フリーズの残り時間は7秒となる。この場合、特定フリーズ制御手段73は、特定フリーズに代えて、1秒間で終了する時限フリーズを実行する。そうすると、1秒後に時限フリーズが終了し、その後、リール31が回転して、ストップスイッチ42の操作が受け付けられるようになる。これにより、特定フリーズの3秒間と時限フリーズの1秒間とでフリーズの継続時間は合計4秒間となり、特定フリーズの開始から10秒待たずに済むようにすることができる。
このモード移行抽選手段は、例えば、ART遊技中に役抽選手段61で非当選になるごとに、フリーズ実行モードを移行させるか否かのモード移行抽選を行う。
なお、ART遊技中に役抽選手段61でリプレイAに当選したときにモード移行抽選を行うようにしてもよく、また、役抽選手段61の抽選結果にかかわらず、ART遊技中に遊技が行われるごとにモード移行抽選を行うようにしてもよい。
あるいは、モード移行抽選で当選すると、押し順決定手段74は、フリーズ実行モードを移行させるためのストップスイッチ42の押し順を決定し、操作報知手段82は、決定した押し順を報知する。そして、決定した押し順でストップスイッチ42が操作されると、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードを移行させる。
そして、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードX滞在中にモード移行抽選に当選し、このとき決定した操作態様で操作スイッチ(押し順でストップスイッチ42)が操作されると、フリーズ実行モードYに移行(昇格)させるとともに、フリーズ実行モードY滞在中にモード移行抽選に当選し、このとき決定した操作態様で操作スイッチ(押し順でストップスイッチ42)が操作されると、フリーズ実行モードZに移行(昇格)させるように制御する。
さらに、モード移行制御手段71は、フリーズ実行モードZにおいて所定遊技回数(例えば10遊技)を消化すると、フリーズ実行モードYに移行させるように制御する。
これにより、遊技者の期待感を段階的に高めることができる。
例えば、役抽選手段61で特別役に当選したときに、押し順決定手段74は、ストップスイッチ42の押し順を抽選で決定し、操作報知手段82は、決定した押し順を報知する。
そして、モード移行制御手段71は、決定した押し順でストップスイッチ42が操作されて特別役が入賞したときは、特別遊技中(特別遊技の開始から終了まで)のフリーズ実行モードをフリーズ高確率モードとし、決定した押し順以外でストップスイッチ42が操作されて特別役が入賞したときは、特別遊技中のフリーズ実行モードをフリーズ通常モードとする。
さらにまた、メイン遊技状態制御手段69は、特別遊技の終了後には所定遊技回数(例えば50遊技)のRT遊技を実行するように制御するとともに、特別遊技中にフリーズが1回実行されるごとに、遊技者に対する特典として、RT遊技の遊技回数を所定遊技回数(例えば10遊技)加算(上乗せ)する。
なお、決定したストップスイッチ42の押し順の報知は行わなくてもよい。
しかし、AT抽選の契機となる所定の役は、小役1に限られるものではなく、また、AT抽選の当選確率は、1/2に限られるものではない。
また、例えば、役抽選手段61の抽選結果にかかわらず、非AT遊技中に遊技が行われるごとに、所定の当選確率(例えば1/200)でAT抽選を行うようにしてもよい。
さらにまた、例えば、特別遊技の終了後に、AT抽選を行うようにしてもよい。
さらに、例えば、特別遊技の終了後に、AT抽選を行うことなく、所定回数のAT遊技を行うようにしてもよい。
しかし、これに限らず、例えばART遊技中にベル押し順不正解となり、メイン遊技状態がRT3遊技からRT1遊技に転落したときは、ペナルティとして、サブ遊技状態制御手段83は、AT遊技を終了してもよい。このとき、サブ遊技状態制御手段83は、AT遊技回数カウント手段83aのカウント値、すなわちAT遊技の残り遊技回数を強制的に「0」にする。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
50 メイン制御手段(遊技制御手段)
61 役抽選手段
62(62A〜62F) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
64a 押し順検出手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 メイン遊技状態制御手段
70 フリーズ制御手段
71 モード移行制御手段
72 操作態様決定手段
73 特定フリーズ制御手段
74 押し順決定手段
75 第1移行先決定手段
76 第2移行先決定手段
80 サブ制御手段(演出制御手段)
81 演出出力制御手段
82 操作報知手段
83 サブ遊技状態制御手段
83a AT遊技回数カウント手段
83b AT遊技回数加算手段
83c AT遊技回数減算手段
83d AT初期値決定手段
83e AT加算値決定手段
83f 加算報知手段
L1〜L4 有効ライン(図柄組合せライン)
Claims (2)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
役の抽選を行う役抽選手段と、
各前記リールごとに設けられ、対応する前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチを含む操作スイッチと、
前記ストップスイッチが操作されたときに前記リールを停止制御するリール制御手段と、
遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間受け付けないフリーズを制御するフリーズ制御手段と、
フリーズの実行頻度が異なる複数種類のフリーズ実行モードを有し、これらのフリーズ実行モード間の移行を制御するモード移行制御手段と、
フリーズ実行モードを移行させるための前記ストップスイッチの押し順を決定する押し順決定手段と
を備え、
前記役抽選手段による役の抽選結果として、前記ストップスイッチの押し順によって遊技者に付与する利益が異なるリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果と、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果とを有し、
前記ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果として、複数種類有し、
前記押し順決定手段は、前記ストップスイッチの押し順にかかわらず遊技者に付与する利益が同一のリール停止態様が出現可能に前記リールを停止制御する役抽選結果のうち特定役抽選結果となった遊技では、フリーズ実行モードを移行させるための前記ストップスイッチの押し順を決定し、前記特定役抽選結果以外の役抽選結果となった遊技では、フリーズ実行モードを移行させるための前記ストップスイッチの押し順を決定しないように制御し、
前記モード移行制御手段は、前記特定役抽選結果となった遊技で、前記押し順決定手段により決定された押し順で前記ストップスイッチが操作されたことを条件に、フリーズ実行モードを移行させるように制御し、
前記フリーズ制御手段は、フリーズ実行モードに応じた実行頻度でフリーズを実行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1において、
フリーズ実行モードを移行させるか否かを抽選で決定するモード移行抽選手段と、
前記モード移行抽選手段による抽選でフリーズ実行モードを移行させることに決定したことを条件に、前記押し順決定手段が決定した前記ストップスイッチの押し順を報知する操作報知手段と
を備えることを特徴とするスロットマシン。
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