JP5155928B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
スロットマシンは、複数種類の図柄が記されるとともに回転駆動可能に設けられた複数の回転リールを備えたものであり、遊技者は、複数の回転リールに設けられた複数種類の図柄を所定の組合せに揃える遊技を遊技者に行わせるものとなっている。
すなわち、遊技者がメダルをスロットマシンに投入した後、スタートスイッチを操作すると、複数の回転リールが一斉に回転駆動され、この後、ストップボタンを適宜押圧操作すると、ストップボタンに対応した回転リールが適宜停止するようになっている。そして、回転リールが停止した際に、リール窓内に表示された複数の図柄が特定の組合せに揃ったときに入賞となり、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルがスロットマシンから遊技者に払い出されることとなる。
一方、スロットマシンとしては、演出装置を利用しないで、報知演出を行うものが利用されている。すなわち、当否抽選で所定の役に当選した際に、スタートスイッチやストップスイッチの操作が一時的に一切行えないフリーズ状態にし、これにより、所定の役に当選したことを遊技者に報知する報知演出を行うスロットマシンが利用されている。
すなわち、一般的なスロットマシンには、1回の遊技に必要な枚数よりも多くのメダルを投入することが可能とされ、且つ、遊技者がメダルの投入枚数を把握できるように、投入されたメダルの枚数を表示するクレジット表示窓が設けられている。
そして、スロットマシンに設けられた制御装置は、当否抽選で所定の役が当選すると、その時点におけるクレジット枚数を参照し、クレジット枚数が所定数、例えば、25枚以上である場合には、フリーズ演出の演出時間を30秒に設定するとともに、25枚未満の場合には、フリーズ演出の演出時間を20秒に設定するようになっており、これにより、フリーズ演出の単調さの解消を図っている。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技を進行させるために操作される操作手段を備え、前記操作手段の操作により遊技が進行するスロットマシン(1)であって、当該スロットマシン(1)の状態を、前記操作手段の操作によっても遊技が進行しないフリーズ状態へ一時的に移行させるフリーズ状態移行手段(113) と、当該スロットマシン(1)を一時的にフリーズ状態にすることを決定するフリーズ状態移行決定手段と、前記フリーズ状態移行決定手段が当該スロットマシン(1)を一時的にフリーズ状態にすることを決定すると所定時から計時動作を開始するとともに、計時している計時値が予め定められた所定値に達すると計時動作を終了する計時手段(112) と、前記計時手段(112)に新たな計時動作を実行させるか否かの継続抽選を行う継続抽選手段(121)とを備え、前記フリーズ状態移行手段(113)は、当該スロットマシン(1)の状態をフリーズ状態に移行させ、前記計時手段(112)の計時中はフリーズ状態を維持させ、前記計時手段(112)が次の新たな計時動作を行う場合には、スロットマシン(1)の状態を次の新たなフリーズ状態に継続させるように形成され、前記計時手段(112)は、計時動作を開始した後、前記継続抽選手段(121)による継続抽選で新たな計時動作を実行させる旨の抽選結果であるアタリを引き当てた場合に、次の新たな計時動作を行うように形成され、前記継続抽選手段(121)は、前記フリーズ状態移行決定手段が当該スロットマシン(1)を一時的にフリーズ状態にすることを決定すると、新たな計時動作を実行させない旨の抽選結果であるハズレを継続抽選で引き当てるまで、繰り返し何回でも継続抽選を行うことが可能に形成され、前記継続抽選手段(121)による継続抽選でハズレを引き当てた場合に、フリーズ状態を終了するように形成されていることを特徴とする。
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えたものである。
すなわち、請求項2に記載された発明は、前記継続抽選手段(121) は、前記計時手段(112) の計時動作の終了時に、継続抽選を行うように形成されていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項1又は2記載の発明において、次の特徴点を備えたものである。
すなわち、請求項3記載された発明は、前記計時手段(112) が次の新たな計時動作を行う場合に、所定の利益を付与するように形成されていることを特徴とする。
請求項1又は請求項2に記載の発明は、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1又は請求項2記載の発明によれば、スロットマシンの状態をフリーズ状態に一時的に移行させるフリーズ状態移行手段と、当該スロットマシンを一時的にフリーズ状態にすることを決定するフリーズ状態移行決定手段と、フリーズ状態移行決定手段が当該スロットマシンを一時的にフリーズ状態にすることを決定すると所定時から計時動作を開始するとともに、計時している計時値が予め定められた所定値に達すると計時動作を終了する計時手段とを設け、計時動作の開始後に予め定められた所定条件が成立した場合に、計時手段が次の新たな計時動作を行うようにし、且つ、計時手段が次の新たな計時動作を行うと、フリーズ状態移行手段が、次の新たなフリーズ状態を継続するようにしたので、フリーズ演出の単調さを充分に解消することができる。
従って、フリーズ状態の継続時間、換言すると、フリーズ演出の演出時間は、予測不可能な継続抽選によって決定され、遊技者にとって予測不可能なものとなるので、フリーズ演出の単調さを充分に解消することができる。
ここで、前述のクレジット枚数に対応してフリーズ演出の演出時間を設定する演出時間設定手段を設け、この演出時間設定手段でフリーズ演出の演出時間を決定することもできるが、このような演出時間設定手段で演出時間を決定したのでは、値の異なる複数種類の演出時間を多数設定した場合、クレジット枚数に対するフリーズ演出の演出時間を規定するテーブルのサイズが大きくなり、この手段を実現するためのハードウェア及びソフトウェアが複雑になるとともに容量が大きくなり、従来のスロットマシンへの搭載が難しくなって実施が困難になるおそれがある。
また、値の異なる複数種類の中から抽選で一の演出時間を選択する演出時間抽選手段を設け、この演出時間抽選手段でフリーズ演出の演出時間を選ぶこともできるが、このような演出時間抽選手段で演出時間を決定したのでは、値の異なる複数種類の演出時間を多数設定した場合、抽選乱数に対するフリーズ演出の演出時間を規定するテーブルのサイズが大きくなり、この手段を実現するためのハードウェア及びソフトウェアが複雑になるとともに容量が大きくなり、従来のスロットマシンへの搭載が難しくなって実施が困難になるおそれがある。
一方、本発明における継続抽選手段は、単に、アタリ及びハズレの二者択一を行う抽選を行うものとなるので、前述の演出時間設定手段や演出時間抽選手段とは異なり、これを実現するハードウェア及びソフトウェアが簡単且つ容量の小さなもので済むので、従来のスロットマシンへの搭載が容易に搭行え、容易も実施にすることができ、以上により、前記目的が達成される。
そして、例えば、アタリを引き当てると、その次の継続抽選では、前回の継続抽選よりも低いアタリ確率で継続抽選を行うように継続抽選手段を形成すれば、著しく長い演出時間のフリーズ演出が行われる確率が著しく低くなり、演出として不適切なほど長いフリーズ状態の発生が防止され、異常に長いフリーズ演出が実行されることによって遊技者に不快感を与えることを未然に防止することができる。
(請求項3の効果)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、計時手段が次の新たな計時動作を行う場合に、所定の利益を付与するようにしたので、フリーズ演出の単調さを充分に解消することができる。
(スロットマシン1の概要)
本実施形態に係る遊技機であるスロットマシン1は、周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リール40を備え、回転リール40に記された図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール40を停止させる遊技を行うものである。このようなスロットマシン1は、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するために、正面形状が長方形となった箱状の本体キャビネット2を備えたものとなっている。
本体キャビネット2は、正面全体が開口された箱状の部材である。そして、本体キャビネット2には、その開口を塞ぐための前扉3が回動可能に設けられている。
すなわち、操作部4の図1中右端近傍には、前扉3の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴3Aと、遊技媒体としてのメダルが投入されるメダル投入口18とが設けられている。
操作部4の図1における中央部分には、複数の回転リール40の回転を停止させる際に、それぞれ操作される複数のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50の図1中左端上方には、メダル投入口18に投入されたメダルのうち該遊技に賭けるメダルの枚数を設定する、要するにメダルのベット操作を行うためのベットスイッチ16が設けられている。また、ストップスイッチ50の図1中左側には、回転リール40の回転を開始させる際に操作されるスタートスイッチ30が設けられている。このスタートスイッチ30の図1中左端上方には、貯留されているメダルを払い戻させるための精算スイッチ17が設けられている。
図柄表示窓13の上方には、動画の表示までもが可能となった液晶表示装置66A が設けられている。これらの液晶表示装置66A 及び図柄表示窓13の周囲には、液晶表示装置66A 及び図柄表示窓13の図1中左方、上方、右方を囲むように、逆U字形に配列された装飾ランプ部66B が設けられている。
また、前扉3の上方左右の角隅近傍には、種々の音声を出力するためのスピーカ66C が設けられている。
これらの液晶表示装置66A 、装飾ランプ部66B 及びスピーカ66C は、遊技を演出する演出動作、例えば、各遊技毎にスロットマシン1の内部で行われる当否抽選で所定の当選役に当選したために、対応する当選フラグが成立した際に行われる報知演出動作等を行うために設けられた演出手段66となっている。
この演出手段66は、遊技者に当選フラグが成立すると、例えば、ボーナスフラグが成立すると、液晶表示装置66A の画面にその旨を知らせるための動画を表示させる、装飾ランプ部66B を点灯又は点滅させる、スピーカ66C から当選音を発生させる等のいずれか一つを単独で作動させる、若しくは、これら二つ以上、又は、全部を同時に作動させることにより、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。なお、ボーナスフラグ等の当選フラグが成立すると、液晶表示装置66A も、その旨を画面に映し出された文字や映像で表示し、この表示により、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。
また、本体キャビネット2の内部においてメダル投入口18の下方には、当該メダル投入口18に投入されたメダルの真贋を判定するメダルセレクタ15が設けられている。
下パネル3Bの裏側には、メダルセレクタ15が真正なものと判定したメダルを貯留するとともに、必要に応じて、貯留されたメダルを払出口65A から払い出すホッパーユニット65が設けられている。
次に、スロットマシン1の制御装置20について説明する。
図2には、スロットマシン1に係る制御系統の概略構成が示されている。図2において、制御装置20は、マイクロコンピュータを利用したCPU並びにROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御や遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされたものである。
一方、制御信号出力部には、リールユニット60、ホッパーユニット65、装飾ランプ部66B 、スピーカ66C 、及び、液晶表示装置66A 等、能動的に動作する装置が電気的に接続されている。これにより、制御装置20は、遊技者の操作や遊技の結果に対応して、リールユニット60、ホッパーユニット65、装飾ランプ部66B 、スピーカ66C 、及び、液晶表示装置66A 等の動作制御が行えるようになっている。
このうち、遊技制御装置21は、図2に示すように、ボーナスフラグ等の当選フラグが何ら成立していない状態で行われる通常遊技における遊技動作を制御する通常遊技制御手段70と、ボーナスゲーム等に入賞すると行われる特別遊技の遊技動作を制御する特別遊技制御手段80と、遊技が行われる毎に遊技の当否に係る当否抽選を行うための当否抽選手段90と、スタートスイッチ30等のスイッチ類の操作を無効にしスロットマシン1をフリーズ状態にする本発明に基づくフリーズ制御手段100 とを備えたものとなっている。
通常遊技制御手段70は、図柄61の蹴飛ばし引き込み等を含む回転リール40の起動及び停止を制御する駆動制御機能と、ボーナスフラグ等の特別当選フラグ成立の権利の持ち越しを制御する持ち越し制御機能と、フラグ成立の権利が持ち越しがなされない小役に入賞した際にメダルを払い出す払い出し制御機能とを備えている。
通常遊技制御手段70は、駆動制御機能により、メダル投入口18にメダルが投入されたこと、ベットスイッチ16の操作によりメダルが投入(ベット)されたこと、及び、前遊技で「再遊技(Replay)」となった場合において前遊技から所定時間が経過したことのいずかかの条件が満たされると、スタートスイッチ30の操作を契機に、三個の回転リール40に対して一斉に回転を開始させるようになっている。
また、通常遊技制御手段70は、駆動制御機能により、メダル投入口18にメダルが投入されたこと、及び、ベットスイッチ16の操作によりメダルが投入されたこと、及び、前遊技で「再遊技(Replay)」となった場合において前遊技から所定時間が経過したことのいずかかの条件が満たされると、メダルのベットが完了したことを示すメダルベット信号をフリーズ制御手段100 へ送出するようになっている。
これらのストップスイッチ50が三個すべて操作し終えた後に、三個の回転リール40の回転が全て停止し、図柄表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された当選役である小役を構成する複数の図柄61が揃うと、通常遊技制御手段70は、払い出し制御機能により、ホッパーユニット65に対して所定枚数のメダルを払い出させる。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットを増やしても良い。
これらの当選役のうち、当否抽選手段90による当否抽選の結果がいずれかの一の当選役となった場合、通常遊技制御手段70は、その当選役に対応した当選フラグを成立させるようになっている。
また、当否抽選手段90による当否抽選の結果が特別入賞に対応する当選である場合に、特別当選フラグ、いわゆるボーナスフラグが成立し、且つ、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60に設けられた回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の組合せである特別入賞図柄(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致していることを条件に入賞となり、スロットマシン1の遊技は、遊技者に有利な特別遊技に移行するようになっている。
このように当否抽選手段90の抽選により特別当選フラグが成立したものの、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別入賞図柄と一致していない場合、当該遊技では、特別遊技に移行することはない。この場合、通常遊技制御手段70は、特別当選フラグ成立の権利を、それ以後の遊技に持ち越すように、特別当選フラグの成立状態を維持するように制御を行うようになっている。そして、それ以後の遊技で、遊技者が停止図柄の組み合わせを特別入賞図柄と一致させることができれば、特別当選フラグ成立の権利が持ち越されていることから、特別遊技に移行するようになっている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞できなかった場合、不成立の状態に戻り、当選フラグ成立の権利が次の遊技への持ち越されることはない。
具体的には、通常遊技制御手段70は、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40を停止させるようになっており、ストップスイッチ50を操作した後、ストップスイッチ50を操作したほぼその時点の位置だけでなく、190ms以内に停止可能となる回転リール40の円周上の引き込み可能範囲内における任意の位置にも停止させることが可能となっている。
換言すると、通常遊技制御手段70は、停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれている場合には、停止するまでの時間を遅らせて、有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで回転リール40を停止させるように制御を行うようになっている。
なお、ストップスイッチ50の操作タイミングが不適切である等により、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、成立した当選フラグ対応する入賞図柄が含まれていない場合には、有効入賞ライン上に、入賞図柄を引き込んで停止することは不可能となっている。
特別遊技制御手段80は、通常遊技とは異なる特別遊技における遊技動作を制御するものとなっている。
すなわち、スロットマシン1には、特別遊技として、特定導入遊技(BBゲーム)、特定遊技(RBゲーム)、特定入賞遊技(JACゲーム)、アシストリプレイタイム遊技(ARTゲーム)が設定されている。
ここで、BBゲームは、スロットマシン1の遊技における最も大きな役であり、複数回数のRBゲームが行える特別遊技である。
RBゲームは、所定回数の入賞が達成されるまで最大回数を限度に複数回のJACゲームが行える特別遊技である。また、RBゲームは、BBゲームに移行した際にBBゲームの一環として行われる場合、及び、BBゲームの一環ではなく単独で行われる場合のいずれの状況でも行われる。
JACゲームは、RBゲーム中に行われ、入賞するとメダルの払い出しが遊技者に対して行われる特別遊技となっている。
ARTゲームは、メダルの投入がなくとも行える再遊技の遊技回数を多くして遊技者のメダルの使用枚数を抑制するリプレイタイムゲームと、小役に当選すると遊技者を当該小役の入賞へ導くアシストタイムゲームとが組み合わされた特別遊技である。
換言すると、ARTゲームは、リプレイに当選する確率が入賞前よりも高くされるとともに、液晶表示装置66A 等を利用して指示した順番でストップスイッチ50を操作すると入賞に至る特別遊技となっている。
例えば、BBゲームは、通常遊技において、ビッグボーナスフラグが成立した状態で、「7」等の図柄が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65が所定枚数のメダルの払い出しを行うが、このメダルの払い出しとともに開始されるようになっている。
特定導入遊技制御手段81は、BBゲームに移行した当初、小役の入賞の可能性がある通常遊技と同様の遊技動作の制御を行い、RBゲームに移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃うと、その後、RBゲームの遊技動作の制御を行うものである。
具体的には、特定導入遊技制御手段81は、RBゲームに移行するまでは、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって遊技を開始させ、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しを行わせるようになっている。
従って、特定導入遊技制御手段81は、RBゲームに移行するまでは、通常遊技と同様に、当否抽選手段90に小役を含めた抽選を毎回行わせるようになっている。
このため、特定導入遊技制御手段81は、BBゲームが終了するまで、複数回のRBゲームを行うように制御を行い、1回目のRBゲームが終了した後は、通常遊技と同様の遊技動作が行われるように、その遊技動作を制御するようになっている。
また、BBゲームを終了させる条件は、当該BBゲームで行われたRBゲームの回数、或いは、通常遊技と同様の遊技の回数が、予め設定された最大回数に達したことに限らず、遊技者に払い出されたメダル枚数が予め設定された最大枚数に達したことでもよい。換言すると、BBゲームにおいて、遊技者に払い出されたメダル枚数が予め設定された最大枚数に達したら、BBゲームを終了するようにしてもよい。
ここで、RBゲームは、入賞するとメダルの払い出しがなされるJACゲームが予め定められた最大回数(例えば、12回)を越えない範囲で行われ、そのうち、予め定められた最大入賞回数(例えば、8回)の入賞が可能である。
すなわち、RBゲームは、JACゲームの実施回数が最大回数に達した時、或いは、JACゲームの実施における入賞回数が最大入賞回数に達した時のいずれか早い時に終了するようになっている。
ここで、ARTゲームに入賞すると、当該ARTゲームが予め定められた所定回数実行されると終了し、スロットマシン1の遊技は、元の通常遊技に戻るようになっている。
また、ARTゲームとしては、入賞により実行可能となる遊技回数nが異なる複数種類の当選役が設定されている。
複数種類のARTゲームうち、一のARTゲーム、例えば、終了までの遊技回数nが2回のARTゲームは、後述するフリーズ制御手段100 が作動した際に、遊技回数nが変更される可能性を有するものである。
これにより、当否抽選手段90は、ARTゲームへ移行すると、通常遊技よりもリプレイに当選する確率が高くなるように形成されている。
当否抽選手段90は、予め定めた抽選確率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当否抽選手段90による抽選結果が当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞となり、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
この当否抽選手段90には、図2に示すように、当否抽選用の乱数を発生させる乱数発生手段91と、この乱数発生手段91が発生した乱数を所定の条件で抽出する乱数抽出手段92と、当否判定の際に当選領域が参照される当否判定テーブル93と、この当否判定テーブル93に基づいて当否判定を行う判定手段94とが設けられている。
乱数抽出手段92は、予め設定された所定の条件が達成されたことを契機に、例えば、スタートスイッチ30が操作されたことを契機に、乱数発生手段91によって次々発生される乱数の中から一の乱数を抽出し、抽出した乱数を抽出乱数データとするものである。
当否判定テーブル93は、乱数発生手段91がとりうる乱数の全領域における所定の箇所に、BBゲーム等の各入賞役に対応した当選役の各々を決定する当選領域がそれぞれ割り当てられたものである。当否判定テーブル93としては、各当選役の当選する確率である抽選確率データが互いに異なる複数種類のものが用意されている。
判定手段94は、各遊技に対応した抽選確率データを有する当否判定テーブル93を選択し、選択した当否判定テーブル93と、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データとに基づいて、当否の判定及び当選の場合には当選役を決定するものである。具体的には、判定手段94は、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データと、選択した当否判定テーブル93における各当選領域の当否判定領域データとを照合し、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データに一致する当否判定領域データが属する当選領域から、当否の判定及び当選役の決定を行うものである。
このような当否抽選手段90は、当否抽選を終了すると、その当選結果の内容を示す抽選結果信号を送出するようになっている。
次に、フリーズ制御手段100 に先だって演出制御手段22について説明する。
演出制御手段22は、特別当選フラグが成立した際に、当該特別当選フラグが成立したことを報知する報知演出等、演出内容の異なる複数種類の演出を行う機能を備えたものであり、液晶表示装置66A 、並びに、装飾ランプ部66B 及びスピーカ66C 等の演出手段66を制御する機能をも備えている。
さらに説明すると、演出制御手段22は、当否抽選手段90が当否抽選によりボーナスフラグである特別当選フラグを成立させた際に、当該当否抽選手段90から出力されるボーナスフラグの状態を示すステータス信号を受信し、ステータス信号に応じて報知演出を所定の確率で行うものであり、場合によっては、報知演出を行わないように演出動作を制御するものとなっている。
すなわち、演出制御手段22には、開始から終了までに所定の演出時間を要する演出動作を液晶表示装置66A に行わせるために必要な演出動作実行データである動画データが記憶されている。
そして、演出制御手段22は、記憶している動画データに基づいて液晶表示装置66A の動作を制御する、換言すると、記憶している動画データが形成する動画を液晶表示装置66A の画面に表示させることにより、液晶表示装置66A に所定の演出動作である演出動画表示を行わせるものである。
フリーズ制御手段100 は、スロットマシン1にフリーズ状態を開始させた場合、フリーズ状態の開始から予め定められた所定のフリーズ時間T2が経過すると、スロットマシン1をフリーズ状態から解除して遊技を再開させるようになっている。
また、フリーズ制御手段100 は、スロットマシン1のフリーズ状態を継続する機能をも有している。ここで、スロットマシン1のフリーズ状態は、フリーズ制御手段100 が1回分の継続動作を行うと、開始からフリーズ時間T2が経過した後、さらにフリーズ時間T2が経過するまで継続されるようになっている。
具体的に説明すると、フリーズ制御手段100 には、図3に示すように、スタートスイッチ30等のスイッチ類の操作を無効にして、スロットマシン1をフリーズ状態にするフリーズ状態制御部110 と、所定の条件でARTゲームの遊技回数nを変更する一種の遊技を行うフリーズ遊技制御部120 とが設けられている。
なお、演出制御手段22は、フリーズ状態制御部110 がスロットマシン1をフリーズ状態にするのに対応して、液晶表示装置66A に所定の演出動画表示を表示させるようになっている。
また、計時開始手段111 は、フリーズ抽選としての当否抽選でフリーズ状態にする旨の抽選結果であるアタリ、すなわち、遊技回数nが2回のARTゲームを引き当てた場合、フリーズ動作を開始する旨の開始信号を出力するものとなっている。
ここにおいて、当否抽選手段90及び計時開始手段111 は、スロットマシン1を一時的にフリーズ状態にするか否かについてフリーズ抽選を行い、このフリーズ抽選でフリーズ状態にする旨の抽選結果であるアタリを引き当てた場合、フリーズ動作を開始する旨の開始信号を出力するフリーズ抽選手段を構成するものとなっている。
そして、演出制御手段22は、計時手段112 から計時中信号を受信している間、液晶表示装置66A に所定の演出動画表示を表示させるように形成されている。換言すると、演出制御手段22は、計時手段112 が計時動作を行っている間、液晶表示装置66A に所定の演出動画表示を表示させるものとなっている。
換言すると、フリーズ状態移行手段113 は、計時手段112 が計時動作を行っている間、換言すると、計時手段112 から計時中信号を受信している間、ベットスイッチ16の操作、スタートスイッチ30の操作、及び、ストップスイッチ50の操作を無効にし、これにより、スロットマシン1をフリーズ状態にするものとなっている。
具体的には、ベットスイッチ16、スタートスイッチ30、及び、ストップスイッチ50は、フリーズ状態移行手段113 を介して通常遊技制御手段70に電気的に接続されている。
そして、フリーズ状態移行手段113 は、計時手段112 が計時動作を行うと、ベットスイッチ16、スタートスイッチ30、及び、ストップスイッチ50のそれぞれと通常遊技制御手段70との電気的接続を遮断することにより、その操作を無効にするようになっている。
なお、精算スイッチ17の操作は、常に有効とされ、フリーズ状態移行手段113 の作動によっても無効になることはない。
このフリーズ遊技制御部120 には、図3の如く、フリーズ状態を継続するか否かの抽選である継続抽選を行う継続抽選手段121 と、継続抽選手段121 の抽選結果に応じてARTゲームの遊技回数nを変更する遊技回数設定手段122 と、フリーズ状の終了時に、遊技回数設定手段122 が変更したARTゲームの遊技回数nを確定させる遊技回数確定手段123 とが設けられている。
ここで、抽選実行時間T1の値は、フリーズ時間T2の値よりも僅かに小さく設定されたものとなっている。
そして、継続抽選手段121 は、継続抽選で計時動作を継続する旨の抽選結果、すなわち、アタリを引き当てた場合、計時値tがフリーズ時間T2に達する直前に、計時手段112 へリセット信号を出力するように形成されている。
計時手段112 は、継続抽選手段121 からリセット信号を受信すると、計時値tを「0」にリセットし、最初から計時動作を再開するようになっている。そして、計時手段112 は、この計時動作の再開により、フリーズ状態移行手段113 にスロットマシン1のフリーズ状態を継続させるようになっている。
より具体的に説明すると、遊技回数設定手段122 は、遊技回数nの初期値として「2」を保持したものであり、当否抽選手段90による当否抽選で遊技回数nが2回のARTゲームに当選したために、計時手段112 が計時動作を開始し、その計時値tが抽選実行時間T1に達した際に継続抽選手段121 が行った継続抽選で、アタリが引き当てられると、遊技回数nの初期値「2」に加算値「2」を加えたものを保持し、これにより、ARTゲームの遊技回数nを増やす増加設定動作を行うものとなっている。
ここで、遊技回数設定手段122 は、一回の遊技で、継続抽選手段121 による継続抽選が複数回繰り返された場合には、アタリのでた回数分だけ遊技回数nに「2」を加えるようになっている。例えば、遊技回数設定手段122 は、一回の遊技で、継続抽選手段121 による継続抽選が3回繰り返され、そのうち、2回でアタリが引き当てられると、遊技回数nに「4」を加えるようになっている。
より具体的に説明すると、遊技回数確定手段123 は、計時手段112 が計時動作を開始し、その計時値tが抽選実行時間T1に達した際に、継続抽選手段121 が行った継続抽選で、ハズレが引き当てられると、その時点で遊技回数設定手段122 が保持している遊技回数nを記憶し、記憶している遊技回数nを示す遊技回数データ信号をART遊技制御手段83へ送出するものとなっている。
そして、ART遊技制御手段83は、フリーズ状態が解除された際に、遊技回数確定手段123 から遊技回数データ信号を受信し、この遊技回数データ信号に示される遊技回数nを保持した状態で、ARTゲームを開始し、実際に行ったARTゲームの回数が保持している遊技回数nに達するまで、ARTゲームを継続させるようになっている。
次に、本実施形態に係る制御装置20による遊技制御処理及びフリーズ演出処理について図4〜図7を参照しながら説明する。ここで、本実施形態に係るスロットマシン1は、フリーズ演出処理として、当否抽選で、遊技回数nが2回のARTゲームに当選したことを報知するためのART当選フリーズ演出処理を行うようになっている。
すなわち、図8に示すように、ステップS1000において、メダルの投入により操作が可能となったスタートスイッチ30の操作を検知する検知処理が行われ、スタートスイッチ30が操作されて、スタートスイッチ30の内部接点が閉じると、これに対応して、遊技スタート時の音声を出力する処理を開始する等、スタートスイッチ30の操作に対応した処理も行われ、この後、次のステップS2000へ進む。
この当否抽選処理が完了したら、次のステップS2100に進み、このステップS2100で、回転リール40の回転駆動を開始させてから、次のステップS3000に進む。
ステップS3000では、当否抽選の抽選結果に応じて、スロットマシン1のスイッチ類を操作無効にしてしまうART当選フリーズ演出処理が行われる。このART当選フリーズ演出処理については、後で詳述する。そして、ART当選フリーズ演出処理が終了したら、次のステップS3100へ進む。
ステップS4100では、三個の回転リール40に対応するすべてのストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50がすべて操作されたと判定された場合、次のステップS4200へ進む。
一方、ステップS4100で、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50がすべて操作されていないと判定された場合、ステップS3100に戻る。
一方、ステップS4300で、入賞していないと判定された場合、ステップS4300をスキップして、一回分の遊技が終了する。
まず、図5に示すように、ステップS2100において、当否抽選手段90の乱数発生手段91により発生された乱数の中から乱数抽出手段92によって乱数が抽出され、この抽出処理が完了したら、次のステップS2200へ進む。
ステップS2200において、抽出された乱数が乱数抽出手段92の内部に記憶され、この後、次のステップS2300へ進み、ステップS2300で、判定手段94により、抽出された乱数と、当否判定テーブル93の当否判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップS2400に進む。
ステップS2400において、判定手段94により、抽出された乱数が、当否判定テーブル93のどの当選領域に含まれるかが判定され、これにより当選役についての評価が行われ、この評価が完了したら、次のステップS2500へ進む。
ステップS2500では、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。この設定が完了すると、当否抽選処理が終了する。
まず、図6に示すように、ステップS3100において、当否抽選手段90による当否抽選で遊技回数nが2回のARTゲームに当選したために、当該ARTゲームの当選フラグが成立中であるか否かが判定される。そして、このステップS3100で、当該ARTゲームの当選フラグが成立中であると判定されなかった場合、ステップS3100の終了により、ART当選フリーズ演出処理も終了する。
一方、ステップS3100で、当該ARTゲームの当選フラグが成立中であると判定された場合、次のステップS3200へ進む。
一方、ステップS3300で、計時手段112 の計時値tが抽選実行時間T1に達したと判定された場合、次のステップS3400へ進む。
ステップS3500では、ステップS3400の継続抽選で継続する旨の抽選結果が得られた否かが判定される。そして、このステップS3500で、継続する旨の抽選結果が得られたと判定されなかった場合、ステップS3600へ進む。
一方、ステップS3500で、継続する旨の抽選結果が得られたと判定された場合、ステップS3510へ進む。
一方、ステップS3520で、計時値tがフリーズ時間T2に達したと判定された場合には、次のステップS3530へ進む。
そして、このステップS3600で、計時値tがフリーズ時間T2に達したと判定されなかった場合、計時値tがフリーズ時間T2に達するまで、ステップS3520を繰り返し、これにより、フリーズ時間T2の到達まで待機する待機処理が行われる。
一方、ステップS3600で、計時値tがフリーズ時間T2に達したと判定された場合には、次のステップS3700へ進む。
まず、図7に示すように、ステップS4100において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されたと判定されなかった場合には、次のステップS4200へ進み、反対に、蹴飛ばしの設定が達成されたと判定された場合には、ステップS4400へ進む。
ステップS4200では、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる、換言すると、図柄を1個ずつ蹴飛ばす蹴飛ばし処理を行い、この後、次のステップS4300へ進む。
ステップS4300では、ステップS4200において蹴飛ばされた最後の図柄が延べ4個目に達したか否かが判定される。このステップS4300で、ストップスイッチ50を操作した後、最後に蹴飛ばされた図柄が延べ4個目に達したと判定された場合には、ステップS4600へ進み、反対に、最後に蹴飛ばされた図柄が延べ4個目に達したと判定されなかった場合には、ステップS4100に戻る。
ステップS4500では、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、ステップS4500で、引き込み設定が達成されたと判定された場合には、ステップS4600へ進み、反対に、ステップS4500で、引き込み設定が達成されたと判定されなかった場合には、ステップS4200へ進む。
ステップS4500では、回転リール40の回転を停止させる停止処理が行われ、このステップS4500における停止処理の完了をもって、リール回転停止処理が終了する。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、ベットスイッチ16、スタートスイッチ30、及び、ストップスイッチ50からの各操作信号を遮断してスロットマシン1の状態をフリーズ状態に一時的に移行させるフリーズ状態移行手段113 と、当該スロットマシン1を一時的にフリーズ状態にするか否かについてフリーズ抽選として当否抽選を行い、この当否抽選で所定の当選役である遊技回数2日のARTゲームを引き当てた場合、フリーズ動作を開始する旨の開始信号を出力する計時開始手段111 と、計時開始手段111 からの開始信号を受信すると計時動作を開始するとともに、計時している計時値が予め定められた上限値であるフリーズ時間T2に達すると計時動作を終了する計時手段112 と、計時手段112 の計時動作の終了直前に、計時手段112 に新たな計時動作を継続的に実行させるか否かの継続抽選を行い、この継続抽選で計時動作を継続させる旨の抽選結果であるアタリを引き当てた場合、計時動作を継続する旨の継続信号を計時手段112 へ出力する継続抽選手段121 とを設け、計時動作の開始後に計時手段112 が継続抽選手段121 から継続信号を受信すると、当該計時動作の終了直前に、計時手段112 が次の新たな計時動作を継続するようにし、且つ、計時手段112 が次の新たな計時動作を継続すると、フリーズ状態移行手段113 が一のフリーズ状態の終了直前に、次の新たなフリーズ状態を継続するようにしたので、継続抽選手段121 の継続抽選でフリーズ状態を継続するか否かが決定され、継続抽選でアタリに当選し続ければ、フリーズ状態が連続して継続されるようになる。
従って、フリーズ状態の継続時間、換言すると、フリーズ演出の演出時間は、予測不可能な継続抽選によって決定され、遊技者にとって予測不可能なものとなるので、フリーズ演出の単調さを充分に解消することができる。
このため、継続抽選の抽選結果によって、あるときは、フリーズ演出が1回しか行われなかったり、またあるときは、フリーズ演出が5回繰り返されたりするなど、様々な長さのフリーズ演出が予測不可能に実行されるようになる。
そして、アタリを引き当てると、その次の継続抽選では、前回の継続抽選よりも低いアタリ確率で継続抽選を行うように継続抽選手段121 を形成したので、著しく長い演出時間のフリーズ演出が行われる確率が著しく低くなり、演出として不適切なほど長いフリーズ状態の発生が防止され、異常に長いフリーズ演出が実行されることによって遊技者に不快感を与えることを未然に防止することができる。
例えば、前記実施形態では、遊技の当否に係る抽選を行う当否抽選手段の当否抽選で、スロットマシンを一時的にフリーズ状態にするか否かを決めるようにし、当否抽選手段にフリーズ抽選手段を兼用させたが、これに限らず、当否抽選手段とは別個にフリーズ抽選手段を独立させて設け、このフリーズ抽選手段でフリーズ状態にするか否かの抽選を、当否抽選とは別に行うようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、計時動作の終了直前に次の新たな計時動作を継続して行うように計時手段を形成したが、これに限らず、計時動作の終了直後に次の新たな計時動作を継続して行うように計時手段を形成してもよい。
18 メダル投入口 30 スタートスイッチ
40 回転リール 50 ストップスイッチ
61 図柄
90 フリーズ抽選手段を構成する当否抽選手段
111 フリーズ抽選手段を構成する計時開始手段
112 計時手段 113 フリーズ状態移行手段
121 継続抽選手段
Claims (3)
- 遊技を進行させるために操作される操作手段を備え、前記操作手段の操作により遊技が進行するスロットマシンであって、
当該スロットマシンの状態を、前記操作手段の操作によっても遊技が進行しないフリーズ状態へ一時的に移行させるフリーズ状態移行手段と、
当該スロットマシンを一時的にフリーズ状態にすることを決定するフリーズ状態移行決定手段と、
前記フリーズ状態移行決定手段が当該スロットマシンを一時的にフリーズ状態にすることを決定すると所定時から計時動作を開始するとともに、計時している計時値が予め定められた所定値に達すると計時動作を終了する計時手段と、
前記計時手段に新たな計時動作を実行させるか否かの継続抽選を行う継続抽選手段とを備え、
前記フリーズ状態移行手段は、当該スロットマシンの状態をフリーズ状態に移行させ、前記計時手段の計時中はフリーズ状態を維持させ、前記計時手段が次の新たな計時動作を行う場合には、スロットマシンの状態を次の新たなフリーズ状態に継続させるように形成され、
前記計時手段は、計時動作を開始した後、前記継続抽選手段による継続抽選で新たな計時動作を実行させる旨の抽選結果であるアタリを引き当てた場合に、次の新たな計時動作を行うように形成され、
前記継続抽選手段は、前記フリーズ状態移行決定手段が当該スロットマシンを一時的にフリーズ状態にすることを決定すると、新たな計時動作を実行させない旨の抽選結果であるハズレを継続抽選で引き当てるまで、繰り返し何回でも継続抽選を行うことが可能に形成され、
前記継続抽選手段による継続抽選でハズレを引き当てた場合に、フリーズ状態を終了す
るように形成されていることを特徴とするスロットマシン。 - 前記継続抽選手段は、前記計時手段の計時動作の終了時に、継続抽選を行うように形成されていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
- 前記計時手段が次の新たな計時動作を行う場合に、所定の利益を付与するように形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のスロットマシン。
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