JP5822176B2 - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、聴覚情報を用いて利用者に各種情報を提供する車両用情報提供装置に関し、特に利用者の好みに応じて聴覚情報をカスタマイズ可能な車両情報提供装置に関するものである。
従来、この種の車両用情報提供装置としては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用情報提供装置は、ディスプレイ手段(視覚情報提供手段)と、音声出力手段(聴覚情報提供手段)とを備え、ディスプレイ手段には視覚情報として走行距離値、電圧値、時刻といった通常情報と所定の警報情報が表示され、音声出力手段には緊急を要する情報や視覚情報では誤解を招く虞のある情報が聴覚情報として音声出力するよう搆成されている。また、特許文献1に記載の車両用情報提供装置には、ディスプレイ手段と音声出力手段の双方を通じて内容的に重複する特定の警報情報を提供する点も記載されている。
特開平9−66783号公報
上述した特許文献1に記載の車両用情報提供装置は、視覚情報と聴覚情報を組み合わせて利用者に各種情報を提供するものであり、利用者の使い勝手の向上が図られている。特に、聴覚情報に関しては、利用者の聴覚特性、好みが人それぞれ異なるため、聴覚情報を報知するための聴覚情報提供手段のカスタマイズ化が望まれている。さらに、このカスタマイズ化に伴って車両情報である聴覚情報を報知する聴覚情報提供手段の使い勝手の向上を図り、利便性に優れた車両用情報提供装置が望まれている。
本発明は、前述した問題点に着目してなされたものであり、今後、車両ヘの搭載比率が高まることが予想される聴覚情報提供手段を備えた車両用情報提供装置において、車両情報を含む聴覚情報を報知する聴覚情報提供手段のカスタマイズ化を実現し、聴覚情報提供手段の使い勝手を向上させ、利便性に優れた車両用情報提供装置の提供を目的とするものである。
本発明は、車両情報を含む警報音を利用者に提供する聴覚情報提供手段と、前記警報音に関する各種設定を登録するカスタマイズモードを有する制御手段と、前記カスタマイズモードにおける前記各種設定の内容を定めるための入力手段と、前記各種設定の内容を登録するための記憶手段とを備えた車両用情報提供装置において、前記記憶手段に登録される前記各種設定の内容には、前記利用者の好みに応じた前記警報音の音圧及び前記警報音の周波数の補正項目が含まれ、前記制御手段は、前記入力手段から入力される、少なくとも1つの前記警報音の音圧または前記警報音の周波数の値により前記利用者の年齢を推定し、推定した年齢情報に対応した前記警報音の音圧または前記警報音の周波数の補正テーブルを参照して、前記警報音の音圧または前記警報音の周波数の補正量を決めることを特徴とする。
本発明は、車両用情報提供装置において、利用者の聴覚特性,好みに応じた聴覚情報提供手段のカスタマイズ登録が可能であり、様々な聴覚特性,好みを持った利用者の要求に応え、車両用情報提供装置の利便性を向上させることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態について説明する。
図1において、車両用情報提供装置100は、車両情報を含む各種情報を表示する視覚情報提供手段である表示部101と、エンジン回転数をアナログ表示する回転計102と、タンク内燃料量をアナログ表示する燃料計103と、エンジン冷却水の温度をアナログ表示する温度計104とを有する車両用計器(車両用メータ)からなる。
表示部101は、例えばTFT等の液晶表示装置(LCD)からなる電子式表示パネルが用いられ、後述する各種警報に係わる視覚情報(視覚警報)の他、車速や走行距離、図示しない各種センサからの検出情報や同じく図示しないスイッチからの状態情報等に応じて様々な内容の視覚情報を表示する。
また、回転計102、燃料計103並びに温度計104は、それぞれ指針やこの指針によって指示される指標部を少なくとも有する指針式表示部(アナログ式計器)からなる。
図2は、車両用情報提供装置100のシステム構成を示すブロック図である。その構成としては、車両用情報提供装置100をカスタマイズモードに移行させるための設定手段(カスタマイズモード設定端子)210と、カスタマイズモード実行時にカスタマイズモードにおける各種設定内容を定める(設定あるいは選択する)ための入力手段211と、車両情報の入出力を行う車両情報端子212及び多重通信入出力端子213と、車両インターフェース(車両I/F)手段201と、車両用情報提供装置100の制御を行う例えばマイクロコンピュータからなる制御手段202と、制御手段202の処理プログラムが格納されたROM等からなる第1の記億手段203と、入力手段211によって設定される各種設定の内容を乗員(利用者)毎に登録するためのEEPROM等の不揮発性メモリからなる第2の記憶手段(記億手段)204と、各種情報を視覚的に表示する表示部101と、表示部101の表示制御及び各種指針式表示部102、103、104の駆動制御を行う駆動手段205と、車両情報を含む聴覚情報を利用者に報知(提供)するための聴覚情報提供手段240とを有している。
かかる聴覚情報提供手段240は、制御手段202から出力される例えばシートベルト警報指示信号からなる第1の出力信号と制御手段202から出力される例えばコーナーセンサ警報指示信号からなる第2の出力信号と制御手段202から出力される例えばバックソナー警報指示信号からなる第3の出力信号とを混合するミキシング手段250と、ミキシング手段250からの出力信号を増幅するアンプ260と、アンプ260からの増幅信号を出力するスピーカ270とで構成され、前記各種警報に係わる情報を含む車両の各種状態となる聴覚情報を音により利用者に報知(提供)する。なお、本実施形態の場合、スピーカ270は、聴覚情報提供手段240の一部を構成するものであったが、例えば後述するオーディオのスピーカを適用することも可能である。
また、車両用情報提供装置100は、乗員識別手段であるキーレスエントリ装置220の送信機221及び受信機222と、オーディオ223と、車両の車庫入れや縦列駐車等の際、障害物を検知して報知するコーナーセンサ装置224、バックソナー装置225等からなる障害物警報装置とが多重通信線(多重通信ライン)230を介して接続されている。なお、制御手段202は、多重通信入出力端子213及び多重通信線230を介してオーディオ223へ音量のミュート指示を行う指示信号を出力することが可能である。
次に、図2〜図6を用いてカスタマイズモードについて説明する。図3は、車両用情報提供装置100をカスタマイズモードに移行させたとき、表示部101に表示される各種設定の内容を示すものである。
車両の利用者は、カスタマイズモード設定端子210を外部より操作して制御手段202が予め有しているカスタマイズモードへ移行するように制御手段202に指示を与える。具体的には、カスタマイズモード設定端子210の通常電位が「ハイ」レベルにある端子をスイッチ等の所定操作により「ロー」レベルに変更することで制御手段202による認識が可能となる。制御手段202は、聴覚情報に関する各種設定を登録するためのカスタマイズモードへ移行すると、駆動手段205を介して表示部101を通常表示から図3に示すカスタマイズモードの初期画面表示(初期画面300)へ切り替える処理を実行する。
かかる初期画面300は、利用者が、入力手段211を介して各聴覚情報に対する聴覚特性を選択する画面である。ここで図3中、各警報音(具体的には、シートベルト未着用を報知するシートベルト未着用警報音、車両の車庫入れや縦列駐車の際、障害物を検知して報知するコーナーセンサ警報音並びにバックソナー警報音等)に関する聴覚特性の項目には、周波数と音圧(音圧レベル)に関する項目が含まれている。
ここで、各警報音における周波数、音圧の初期値は、シートベルト未着用警報音に関しては周波数F1、音圧P(初期音圧P)となっており、コーナーセンサ警報音に関しては周波数F2、音圧P(初期音圧P)となっており、バックソナー警報音に関しては周波数F3、音圧P(初期音圧P)となっている(図5(a)参照)。
また、利用者が初期画面300の中央に設けられたアップダウンマークS1を選択することで各警報音の周波数、音圧をアップもしくはダウンさせることが可能となる。アップダウンマークS1は上下に並設されたアップマークXとダウンマークYとからなり、アップマークXは周波数や音圧の値をアップ(増加)させることができ、ダウンマークYは周波数や音圧の値をダウン(減少)させることができる。
なお、これらアップマークX、ダウンマークYは、図3に示すようにシートベルト未着用警報音の周波数F1、音圧P、コーナーセンサ警報音の周波数F2、音圧P、バックソナー警報音の周波数F3、音圧Pのそれぞれに設けられている。
また、初期画面300の右方に設けられたプレビューマーク(プレビュー表示)S2を選択することで事前にリアルタイムで所定の周波数、音圧を有する各警報音を確認することが可能となる。
具体的には、制御手段202は、プレビューマークS2の選択を検出すると、ミキシング手段250、アンプ260を介して、スピーカ270から各種警報音を聴覚情報として吹鳴させる。これにより利用者は所定の聴覚特性(周波数、音圧)を有する警報音(シートベルト未着用警報音、コーナーセンサ警報音、バックソナー警報音のうち何れか1つの警報音)を予め確認することができる。このように、初期画面300に設けられたプレビューマークS2は、第2の記憶手段204に登録される各種設定の内容を聴覚情報提供手段240により予め認識させるために設定されたものである。
なお、例えばシートベルト未着用警報音に対応するプレビューマークS2が選択され、利用者がシートベルト未着用警報音を聴取している途中で、再度、利用者がシートベルト未着用警報音に対応するプレビューマークS2を選択操作したとき、制御手段202による制御のもと、シートベルト未着用警報音の吹鳴を停止させてもよい。
このようにして各警報音の聴覚特性(周波数及び音圧)の選択と確認を行った後、利用者が初期画面300の中央下方に設けられた決定マーク(決定表示)S3の選択操作を行うと、制御手段202は、キーレスエントリ装置220を介して車両を利用している利用者の識別コード(識別情報)を特定し(ここでは識別コードとしてID1を得たものとする)、第2の記憶手段204の識別コードID1に関係付けられたエリアへ設定内容を記憶させる。この際、第2の記憶手段204に記憶される各種設定の内容には、聴覚特性(周波数及び音圧)に関する項目が含まれていることになる。なお、決定マークS3の左方に位置する次ページマーク(次ページ表示)S4を利用者が選択操作すると、制御手段202は、現在表示されている初期画面300を図4に示す次の画面400に切り替える制御を行う。
次の画面400は、利用者が入力手段211を介して各警報音(各聴覚情報)に対する聴覚特性の選択をより簡単に行うための画面である。図4中、S5は年代を選択可能な年代選択マーク(年代選択表示)からなり、利用者が年代選択マークS5を選択操作して年代を選択すると、制御手段202は、図6に示すような、各年代毎に各周波数F1、F2、F3と補正音圧との関係が記述された音圧補正テーブル(つまり年代毎の各周波数F1、F2、F3に対する補正値)を参照して、この補正値を加算する等により音圧の補正演算を行う。
なお、音圧補正テーブルは、第2の記憶手段204に記録(記憶)されている。そして、この第2の記憶手段204に登録される各種設定の内容には、利用者の年齢に応じた音圧に関する補正項目が含まれていることになる。
そして、制御手段202は、例えば利用者が年代選択マークS5を選択操作して年代が60代と選択されたとき、音圧補正テーブルを参照して、周波数F1を有するシートベルト未着用警報音の音圧を前述した初期音圧Pに補正値D1を加算した補正音圧P1とする演算処理を行う(図5(b)参照)。また、制御手段202は、年代が60代と選択されたとき、音圧補正テーブルを参照して、周波数F2を有するコーナーセンサ警報音の音圧を前述した初期音圧Pに補正値D2を加算した補正音圧P2とする演算処理を行う。また、制御手段202は、年代が60代と選択されたとき、音圧補正テーブルを参照して、周波数F3を有するバックソナー警報音の音圧を前述した初期音圧Pに補正値D3を加算した補正音圧P3とする演算処理を行う。
このように本実施形態では、各警報音の周波数に対応させた各年代毎の補正量を、本来聞かせたい音圧(つまり前述した初期音圧P)に加算することにより音圧の補正を一括して行う構成となっている。別の言い方をすれば、複数種の聴覚情報である各警報音が利用者の年齢に応じた聴覚特性を有するように、各種設定の内容の選択は一括して選択可能に構成されることになる。
そして、利用者が次の画面400の中央下方に設けられた決定表示である決定マークS6(もしくは前ページ表示である前ページマークS7)を選択操作すると、制御手段202は、各警報音の音圧(初期音圧)Pを自動的に前述した補正音圧P1、P2、P3に変更(更新)するような制御を行う。
従って、周波数F1を有するシートベルト未着用警報音の音圧が補正音圧P1、周波数F2を有するコーナーセンサ警報音の音圧が補正音圧P2、周波数F3を有するバックソナー警報音の音圧が補正音圧P3にそれぞれ設定されることになる。なお、その後、前ページマークS7が選択され初期画面300に画面が戻った際に、利用者がプレビューマークS2を選択操作すると、利用者は、音圧が変更(補正)された各警報音(例えば音圧P1のシートベルト未着用警報音)を聴取することが可能となる。
なお、本実施形態の場合、シートベルト未着用警報音の周波数F1、コーナーセンサ警報音の周波数F2、バックソナー警報音の周波数F3の大小関係は、周波数F1<周波数F2<周波数F3という大小関係に設定されているとともに、一般的に人間の聴力は年齢が高くなるとともに高い周波数の音が聞こえにくくなることから、例えば図6に示す音圧補正テーブルにおいて、60代の補正値D1、D2、D3の大小関係は、周波数F1<周波数F2<周波数F3の関係と比例するように補正値D1<補正値D2<補正値D3という大小関係に設定されている。なお、60代以外の年代についても同様な大小関係であることは言うまでもない。
さらに、図6に示す音圧補正テーブルにおいて、シートベルト未着用警報音の周波数F1に対する年代毎の補正値A1、B1、C1、D1、E1の大小関係は、年齢の増加に伴い大きくなるように(つまり補正値A1<補正値B1<補正値C1<補正値D1<補正値E1という大小関係に)設定されている。残りのコーナーセンサ警報音の周波数F2、バックソナー警報音の周波数F3に対する年代毎の補正値の大小関係についても同様であることは言うまでもない。
以上のように本実施形態では、車両情報を含む聴覚情報を利用者に提供する聴覚情報提供手段240と、聴覚情報に関する各種設定を登録するカスタマイズモードを有する制御手段202と、カスタマイズモードにおける各種設定の内容を定めるための入力手段211と、各種設定の内容を登録するための記憶手段である第2の記憶手段204とを備えた車両用情報提供装置において、第2の記憶手段204に登録される各種設定の内容には、利用者の年齢に応じた音圧(聴覚特性)に関する補正項目が含まれていることにより、利用者の年齢に応じた各警報音(シートベルト未着用警報音等)の音圧最適化を簡単な操作にて行うことができ、これによりカスタマイズ登録の使い勝手が向上し、利便性のある車両用情報提供装置を提供することが可能となる。
また本実施形態では、各種設定の内容を表示する表示部101である初期画面300を備え、この初期画面300は、第2の記憶手段204に登録される各種設定の内容を聴覚情報提供手段240により予め認識させるために設定されたプレビューマークS2を備えていることにより、利用者は聴覚情報の確認操作を容易に行うことができるというメリットがある。
また本実施形態では、利用者が次の画面400に表示されている年代選択マークS5を選択操作することで、利用者の年齢に応じた各警報音の音圧最適化を行うものであったが、例えば次の画面400に表示されている調整マーク(調整スイッチ)S8の操作に基づいて各警報音の音圧最適化を行う構成としてもよい。
この場合、利用者は、まず初期画面300において、例えばバックソナー警報音に対応するプレビューマークS2を操作し、音圧Pを有するバックソナー警報音を聴取している際に次ページマークS3を操作する。すると、初期画面300から次の画面400に移行し、ここで利用者がバックソナー警報音の音圧が小さいと感じているとき、利用者は調整マークS8のアップマークMを操作し、制御手段202による制御のもと、利用者は聴覚情報提供手段240から出力される吹鳴音を聴取しながら、調整マークS8のアップマークMあるいは調整マークS8のダウンマークNを操作し、最適な音圧値である音圧A4で調整マークS8の操作が完了したとする。
ここで、制御手段202は、前述した音圧補正デーブルを参照して、周波数F3を有するバックソナー警報音の初期音圧Pと最適な音圧値である音圧A4との差を演算し、利用者の年代を推定する制御を行う。例えば周波数F3を有するバックソナー警報音の初期音圧Pと最適な音圧値である音圧A4との差が、補正値D3に最も近いとき、制御手段202による制御のもと、利用者の年代は60代であると推定される。
すると、各種設定の内容の選択は、複数種の聴覚情報が利用者の年齢に応じた聴覚特性を有するように一括して選択可能に構成される。つまり、制御手段202は、周波数F1を有するシートベルト未着用警報音の音圧の補正値をD1、周波数F2を有するコーナーセンサ警報音の音圧の補正値をD2、周波数F3を有するバックソナー警報音の音圧の補正値をD3と選択する。
そして、制御手段202は、周波数F1を有するシートベルト未着用警報音の音圧を初期音圧Pに補正値D1を加算した補正音圧P1とする演算処理を行い、周波数F2を有するコーナーセンサ警報音の音圧を初期音圧Pに補正値D2を加算した補正音圧P2とする演算処理を行い、周波数F3を有するバックソナー警報音の音圧を初期音圧Pに補正値D3を加算した補正音圧P3とする演算処理を行う。
ここで、利用者が次の画面400の決定マークS6(もしくは前ページマークS7)を選択操作すると、制御手段202は、各警報音の音圧(初期音圧)Pを自動的に補正音圧P1、P2、P3に変更(更新)するような制御を行う。なお、その後、前ページマークS7が選択され初期画面300に画面が戻った際に、利用者がプレビューマークS2を選択操作すると、利用者は、音圧が変更(補正)された各警報音(例えば音圧P1のシートベルト未着用警報音)を聴取することが可能となる。以上のように、本実施形態の変形例においても、各警報音の音圧最適化を簡単な操作にて行うことができ、これによりカスタマイズ登録の使い勝手が向上し、利便性のある車両用情報提供装置を提供することが可能となる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図7、図8に基づいて説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が、前記第1実施形態と異なる点は、各警報音の聴覚特性の補正を音圧ではなく周波数により行う点にある。
この場合、例えば利用者が図4に示す年代選択マークS5を選択操作して年代を60代に選択すると、制御手段202は、図7に示すような周波数補正テーブルを参照して、各警報音(シートベルト未着用警報音、コーナーセンサ警報音、バックソナー警報音)に対する周波数補正係数を選択する(例えば年代が60代であれば周波数補正係数として補正係数Jを選択する)。
なお、周波数補正テーブルは、第2の記憶手段204に記録(記憶)されている。そして、この第2の記憶手段204に登録される各種設定の内容には、利用者の年齢に応じた周波数に関する補正項目が含まれていることになる。
そして、図8に示すように、シートベルト未着用警報音の初期周波数である周波数F1、コーナーセンサ警報音の初期周波数である周波数F2並びにコーナーセンサ警報音の初期周波数である周波数F3に、この補正係数Jを乗算した補正周波数F1’、F2’、F3’を新たな周波数として選択する。つまり、このことは、シートベルト未着用警報音の周波数が初期周波数F1から補正周波数F1’に補正され、コーナーセンサ警報音の周波数が初期周波数F2から補正周波数F2’に補正され、さらにバックソナー警報音の周波数が初期周波数F3から補正周波数F3’に補正されることを意味してなる。
そして、利用者が次の画面400の中央下方に設けられた決定マークS6(もしくは前ページマークS7)を選択操作すると、制御手段202は、各警報音の周波数を初期周波数F1、F2、F3から自動的に前述した補正周波数F1’、F2’、F3’に変更(更新)するような制御を行う。なお、その後、前ページマークS7が選択され初期画面300に画面が戻った際に、利用者がプレビューマークS2を選択操作すると、利用者は、周波数が変更(補正)された各警報音(例えば周波数F1’のシートベルト未着用警報音)を聴取することが可能となる。
また、この場合、一般的に人間の聴力は年齢が高くなるとともに高い周波数の音が聞こえにくくなることから、周波数補正係数は1以下の値に設定されている。さらに、図8に示す周波数補正テーブルにおいて、各周波数F1、F2、F3に対する年代毎の周波数補正係数G、H、I、J、Kの大小関係は、年齢が高くなればなるほど周波数の減少度合いが大きくなるように(つまり周波数補正係数G>周波数補正係数H>周波数補正係数I>周波数補正係数J>周波数補正係数Kという大小関係に)設定されている。
かかる第2実施形態によれば、第2の記憶手段204に登録される各種設定の内容には、利用者の年齢に応じた周波数に関する補正項目が含まれていることにより、利用者の年齢に応じた各警報音(シートベルト未着用警報音等)の周波数最適化を簡単な操作にて行うことができ、これによりカスタマイズ登録の使い勝手が向上し、利便性のある車両用情報提供装置を提供することが可能となる。
本発明は、聴覚情報提供手段を利用した車両用情報提供装置に関し、車両情報を表示する車両用メータのみならず、車両に搭載されるナビゲーション装置やマルチディスプレイ装置等の車両用情報提供装置にも適用可能である。
本発明の実施形態による車両用情報提供装置の概観図である。 同実施形態による車両用情報提供装置のブロック図である。 同実施形態によるカスタマイズモード実行時における初期画面を示す図である。 同実施形態によるカスタマイズモード実行時における次の画面を示す図である。 (a)は音圧変更前の警報音の音圧ー周波数特性を示す図であり、(b)は音圧変更後の警報音の音圧ー周波数特性を示す図である。 同実施形態による音圧補正テーブルを示す図である。 本発明の第2実施形態による周波数変更後の警報音の音圧ー周波数特性を示す図である。 同第2実施形態による周波数補正テーブルを示す図である。
100 車両用情報提供装置
101 表示部
202 制御手段
203 第1の記憶手段
204 第2の記憶手段(記憶手段)
210 設定手段(カスタマイズモード設定端子)
211 入力手段
212 車両情報端子
213 多重通信入出力端子
220 キーレスエントリ装置
230 多重通信ライン
240 聴覚情報提供手段
250 ミキシング手段
260 アンプ
270 スピーカ

Claims (1)

  1. 車両情報を含む警報音を利用者に提供する聴覚情報提供手段と、前記警報音に関する各種設定を登録するカスタマイズモードを有する制御手段と、前記カスタマイズモードにおける前記各種設定の内容を定めるための入力手段と、前記各種設定の内容を登録するための記憶手段とを備えた車両用情報提供装置において、
    前記記憶手段に登録される前記各種設定の内容には、前記利用者の好みに応じた前記警報音の音圧及び前記警報音の周波数の補正項目が含まれ
    前記制御手段は、前記入力手段から入力される、少なくとも1つの前記警報音の音圧または前記警報音の周波数の値により前記利用者の年齢を推定し、推定した年齢情報に対応した前記警報音の音圧または前記警報音の周波数の補正テーブルを参照して、前記警報音の音圧または前記警報音の周波数の補正量を決めることを特徴とする車両用情報提供装置。
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