JP2010202086A - 音圧補正システム、及び音圧補正装置 - Google Patents

音圧補正システム、及び音圧補正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバの手間を要することなく、車載されたオーディオ装置から出力される音圧を、ドライバの年齢に応じて適宜最適の条件に補正する音圧補正システムを提供する。
【解決手段】カードキーコンピュータ102は、カードキー101からリクエストを含めた識別番号を受信すると識別番号の認証を行って実行するリクエスト機能に応じて各ECUに作動指令信号を出力すると共に、カードキー101から年齢情報を取得して、オーディオ装置103の音圧補正装置104に送信する。音圧補正装置104は、カードキーコンピュータ102から受信した年齢情報に応じて自動的にオーディオから出力される音楽等の音圧を補正して、補正後の音声信号をスピーカ105に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正するための音圧補正システムに関する。
従来より、車載されたオーディオ装置の音質の調整には様々な方法がある。
一般的な音質コントロール機能においては、ドライバがオーディオ装置の表示部であるオーディオ操作画面で音設定にタッチして、表示される音設定画面で、低音/中音/高音域の調整をドライバが直接入力することにより調整する。
そして、車載オーディオ機器においては音声信号の周波数特性を変更するためイコライザ(Equalizer)機能が搭載され、ドライバは、このイコライザを用いて調整することによって、特定の音域の音声信号を強調したり、逆に減少させたりする事ができる。また、ドライバは、イコライザにより全体的に音質を平均化させたり、音像を明確にするため使用することもできる。このように、従来においては、各ドライバが好みに応じてイコライザの音質設定モード等で周波数毎に音圧レベルを調整することが可能である。
ところで、年齢と乗員の疲労度とに応じて適切に、デジタル式メータに表示される文字や図形が見易くなるように変更され、スピーカから流れる関連情報が聞き易くなるように変更され、ハンドルが操作し易くなるように操作量が変更される乗員支援装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、年齢情報検出部がカードキーに記憶されている個人データからドライバの年齢を検出し、情報提供用のECU(Electronic Control Unit)は、一時停止交差点に進入する場合において、車速などから安全性を確認して、充分安全でないと判断した場合には、スピーカから警告音声を出力する。そして、このタイミングをドライバの年齢が高い場合に、交差点の遠目のタイミングで行う情報提供装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−110546号公報 特開2005−331282号公報
人の可聴域は通常20Hzから、15KHz乃至20KHz程度となるが、20歳台をピークに年齢により一般的に可聴域が低下する。
図3(a)は、年齢と共に変化する可聴域を説明するグラフであり、横軸は周波数(Hz)、縦軸は音圧(dB)を示している。そして、本図の本来オーディオ装置からドライバに聞かしたい音圧カーブ300、50代の耳に聞こえる音圧カーブ301、60代の耳に聞こえる音圧カーブ302、及び70代の耳に聞こえる音圧カーブ303に示すように、一般的に年齢の増加と共に、本来聞こえるはずの音が聞こえなり、特に低周波数域では年齢による可聴域の差が顕著となる。
しかしながら、ドライバの加齢により低下していく可聴域に応じて、且つ上述のドライバ自身によるイコライザ調整等の手間を要せずにオーディオ装置の出力音圧を自動で調整する装置はないという問題がある。
また、1台の車両に複数のカードキーを作り複数人で共有する場合、例えば30歳代の息子が乗車した後に60歳代の父親がドライバとなった場合等においては、ステレオの音声が小さく感じられ、オーディオ音設定画面を用いて再度音質調整を行う必要があり、手間を要するという問題もある。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、ドライバの手間を要することなく、車載されるオーディオ装置の音圧を、ドライバの年齢に応じて適宜最適の条件に自動的に補正する音圧補正システム及び音圧補正装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る音圧補正システムは、ドライバが所持する携帯機と、車両に搭載され当該携帯機と無線通信を行い車両の機能を制御する携帯機用電子制御部と、車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正する音圧補正装置とを備える音圧補正システムであって、上記携帯機は、ドライバの年齢情報を記録する年齢情報記録手段と、少なくとも上記携帯機の識別番号及び上記年齢情報記録手段に記録された年齢情報を上記携帯機用電子制御部に送信する送信手段とを備え、上記音圧補正装置は、上記携帯機の上記送信手段から年齢情報を受信した上記携帯機用電子制御部からドライバの年齢情報を取得する年齢情報取得手段と、ドライバの年齢に応じた音圧の補正データを記憶する補正データ記憶手段と、上記年齢情報取得手段で取得したドライバの年齢情報及び上記補正データ記録手段に記録されている補正データを用いて音圧を補正する音圧補正手段と、上記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、本発明の音圧補正システムの上記携帯機は、ドライバの年齢情報を記録して送信手段を用いて上記携帯機用電子制御部に送信することができる。
また、上記音圧補正装置は、上記年齢情報取得手段においてドライバの年齢を取得して、上記音圧補正手段は、ドライバの年齢に合わせて音圧を補正できる。従って、本発明に係る音圧補正システムでは、ドライバの手間を要することなく、車載されるオーディオ装置の音圧を、ドライバの年齢に応じて適宜最適の条件に自動的に補正することが可能となる。
また、本発明に係る音圧補正システムにおいて上記音圧補正手段は、音の周波数に対応させた各年代毎の補正量を、本来聞かせたい音圧に加算することにより音圧の補正を行い、上記出力手段は、上記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカ側に出力することを特徴とする。
この構成により、上記音圧補正手段は、ドライバの年齢情報、及び年齢に対応した補正データを用いてドライバの年齢に最適の音圧に補正して音楽等を出力できるために、ドライバのオーディオ環境を快適にすることが可能となる。
また、本発明に係る音圧補正システムにおいて上記携帯機は、さらに、上記年齢情報記録手段に記録され、初回登録時に登録されたドライバ情報を呼び出し、初回登録からの日数に基づいてドライバの年齢を更新するカウンタ部を備えることを特徴とする。
この構成により、上記携帯機に備えられたカウンタ部は、上記年齢情報記録手段に記録されるドライバの年齢を更新でき、上記携帯機は、正確なドライバの年齢を上記音圧補正装置側に送信することが可能となる。
また、本発明に係る音圧補正システムにおいて上記携帯機は、カードキー、電子キー又は携帯電話機のいずれかであることを特徴とする。
この構成により、本発明に係る音圧補正システムを、上記携帯機としてカードキー等を用いて遠隔制御を行う機能を有する車両に適用することが可能となり、ドライバはカードキーを所有しているのみで音圧調整のための入力等の手間を要せずに、適宜年齢に応じたオーディオ環境を実現できる。
また、本発明に係る音圧補正システムは、ドライバが所持する携帯機と、車両に搭載され当該携帯機と無線通信を行い車両の機能を制御する携帯機用電子制御部と、車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正する音圧補正装置とを備える音圧補正システムであって、前記携帯機は、少なくとも前記携帯機の識別番号を前記携帯機用電子制御部に送信する送信手段を備え、前記携帯機用電子制御部は、前記携帯機の識別番号に対応させてドライバの情報を記録するドライバ情報記録手段と、前記送信手段から送信された前記携帯機の識別番号と、前記ドライバ情報記録手段に記録されたドライバ情報を用いて、ドライバの年齢を特定する年齢特定手段とを備え、前記音圧補正装置は、前記年齢特定手段で特定されたドライバの年齢を取得する年齢情報取得手段と、ドライバの年齢に応じた音圧の補正データを記憶する補正データ記憶手段と、前記年齢情報取得手段で取得したドライバの年齢情報及び前記補正データ記録手段に記録されている補正データを用いて音圧を補正する音圧補正手段と、前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、上記携帯機用電子制御部の上記年齢特定手段は、上記ドライバ情報記録手段に記録されたドライバ情報及び携帯機の識別番号を用いてドライバの年齢を特定できる。このため、携帯機がドライバ年齢情報を保持して上記携帯機用電子制御部に送信する必要がなく、携帯機にドライバ年齢を記憶するメモリを備える必要がなくなり、携帯機の構成を簡略化できる。
なお、本発明に係る音圧補正装置を構成する処理手段をステップとする音圧補正方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、当該プログラムをDVD、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明に係る音圧補正装置では、ドライバはカードキーを所有するのみで、自動的に車載されたオーディオ装置の音圧をドライバの年齢に応じた最適条件に補正できる。従って、本発明によれば、ドライバはカードキーを所有しているだけで、より快適な車載オーディオ環境を実現できる。
(a)実施の形態1に係る音圧補正システムの説明図 (b)実施の形態1に係る音圧補正システムの構成図 実施の形態1に係る音圧補正装置の機能ブロック図 (a)補正データ記憶部に記録される補正データを説明するためのグラフ (b)補正データ記憶部に記録される補正テーブルの一例を示す図 実施の形態1に係るカードキーの機能ブロック図 実施の形態1に係る補正システムの動作手順を示すフローチャート 実施の形態2に係るカードキーコンピュータの機能ブロック図 実施の形態2に係る音圧補正システムの動作手順を示すフローチャート
以下、本発明に係る音圧補正システムの実施の形態に関して図面を参照しながら説明を行う。
(実施の形態1)
図1(a)は、本実施の形態1に係る音圧補正システム10の説明図である。
本図に示すように、車のドアの施錠/開錠やエンジン始動に関してカードキー101(請求の範囲の携帯機に対応)を用いた遠隔制御システムが使用されている。この遠隔制御システムでは、例えばアンテナを介してドライバ100の持つ携帯機であるカードキー101と自動車に搭載されているECUであるカードキーコンピュータ102(請求の範囲の携帯機用電子制御部に対応)との間で通信を行い、カードキー101の識別番号等を用いて認証処理を行って、認証が成立すればドアの施錠/開錠を行う。
そして、本実施の形態1に係る音圧補正システム10においては、認識処理時にカードキー101に記録されているドライバ100の年齢情報が自動的にカードキーコンピュータ102に送信され(110)、この年齢情報がさらにオーディオ装置103に内蔵される音圧補正装置に入力され、年齢情報に基づいて音圧の補正を行うことが可能となる。
図1(b)は、本実施の形態1に係る音圧補正システム10の構成図を示し、この音圧補正システム10は、カードキー101、カードキーコンピュータ102、車外用発信器102a、オーディオ装置103、オーディオ装置103に内蔵される音圧補正装置104、及びスピーカ105を備えている。
カードキー101は、ドライバの年齢情報や出生日の情報を保持し、カウンタにより年齢情報を自動で更新できる機能を有している。
カードキーコンピュータ102は、実行する機能に応じてカードキー101との識別番号の照合や、カードキー101の位置確認を行うために、信号を車内用発信器及び車外用発信器102aから出力する。また、カードキーコンピュータ102は、この信号を受信したカードキー101からリクエスト(例えばドアの開錠/施錠)を含めた識別番号を受信すると識別番号の認証を行って実行するリクエスト機能に応じて各ECUに作動指令信号を出力する。さらに、カードキーコンピュータ102は、カードキー101から年齢情報を取得して、オーディオ装置103の音圧補正装置104に送信する機能を有する。
音圧補正装置104は、カードキーコンピュータ102から受信した年齢情報に応じて自動的にオーディオから出力される音楽等の音圧を補正して、スピーカ105に補正後の音声信号を出力する。なお、本実施の形態1の説明において、音圧とは、音量等の音の大気圧の圧力変動を意味する。
スピーカ105は、オーディオ装置103から送信される音声信号を用いて音声を実際に出力する。
図2は、本実施の形態1に係る音圧補正装置104の機能ブロック図である。
音圧補正装置104は、年齢情報受信部201、音圧補正部202、補正データ記憶部203、及び出力部204を備えるものである。
年齢情報受信部201は、カードキーコンピュータ102からドライバの年齢情報を取得する。
音圧補正部202は、例えば、音声のアナログ信号の増幅を行い、A/D変換処理を行ってデジタル信号化した後、補正データ記憶部203に記録されている各周波数に対する補正値を参照して、補正量を加算する等により音圧の補正演算を行う。なお、具体的な演算方法は下記の図5において説明する。
補正データ記憶部203は、音圧補正部202の音圧補正時に用いる補正データを記録するフラッシュメモリやEEPROM等のメモリ部である。
図3(a)は、補正データ記憶部203に記録されている補正データを説明するグラフであり、50代の耳に聞こえる音圧カーブ301、60代の耳に聞こえる音圧カーブ302、70代の耳に聞こえる音圧カーブ303に対して、各年代毎に本来聞かしたい音圧カーブ300となるように、50代に対して補正された音圧カーブ304、60代に対して補正された音圧カーブ305、70代に対して補正された音圧カーブ306が記憶されている。
また、補正データ記憶部203は、例えば、図3(b)に示すような、各年代毎に周波数と補正音圧との関係が記述された補正テーブル310を記録することも可能である。そして、音圧補正部202は、この補正テーブル310を参照して、例えばドライバが60代と特定され、出力音が周波数1KHzの場合には2dB分の音圧を補正値として加算する等の処理を行う。
なお、図3に示す補正データ記憶部203に記録される補正データは一例であり、本発明の内容がこれに限定されるものではない。
出力部204は、音圧補正部202から音圧補正後の信号を受けてアンプを用いて出力する音声信号をスピーカ側に出力する。
図4は、本実施の形態1に係るカードキー101の機能ブロック図を示す。
カードキー101は、電波送信部401、暗号化処理部402、電波受信部403、及び年齢情報記憶部404を備えている。
電波送信部401は、カードキーコンピュータ102側に電波を送信することにより、カードキー101の識別番号、ドアの開錠等のリクエスト信号、及びカードキー101の年齢情報記憶部404が記憶しているドライバの年齢情報を送信する。
暗号化処理部402は、送信信号を暗号化すると共に、暗号化された受信信号を復号化する処理を行う。なお、暗号化処理部402における送受信信号の暗号化は、例えば鍵の識別番号と乱数を用いるチャレンジ/レスポンス方式にて行う。
電波受信部403は、カードキーコンピュータ102側から送信される信号を受信する。
年齢情報記憶部404は、フラッシュメモリ等のメモリ部であり、カードキー所有者となるドライバの年齢や出生日に関連する情報が例えば初期登録時に記憶されている。また、カードキー101に設けられたカウンタにより年齢情報記憶部404に記憶されている年齢情報は自動的に更新される。
図5は、本実施の形態1に係る音圧補正システム10の動作手順を示すフローチャートである。
最初に、ドライバ100がカードキー101を持って、ドアノブ等に触れると、検知エリアにおいてカードキー101が検知され、カードキーコンピュータ102は、カードキー101との間で識別番号を用いて照合を行う。そして、照合が成立すれば(ステップS501でYES)、カードキーコンピュータ102はカードキー101からのリクエスト(例えばドアの開錠/施錠)を実行するようにECU制御して、ドライバは車両に乗り込むことができる。
そして、この認証処理の後において、カードキーコンピュータ102は、カードキー101に記録された年齢情報を取得して(ステップS502)、カードキーコンピュータ102から音圧補正装置104に年齢情報が送信される(ステップS503)。
また、音圧補正装置104の音圧補正部202は、取得したドライバの年齢から低下した分だけの音圧レベルを、補正データ記憶部203に記憶されている補正データを参照して各周波数で補正値fとして算出する(ステップS504)。
次に、音圧補正部202は、図3に示すように、下記の式(1)に示す式で本来聞かせたい音圧カーブ300(F0)に補正値であるfの値を加算して、補正音圧カーブ304〜306(F1)を算出する(ステップS505)。
F1=F0+f ・・・(1)
最後に、音圧補正装置104の出力部204は、スピーカ側への上記式(1)を用いて補正した音声信号をスピーカ側に出力して音を吹き鳴らさせる(ステップS506)。
以上の説明のように、本実施の形態1に係る音圧補正システム10において、音圧補正装置104は、カードキー101に記録されているドライバの年齢情報を、カードキーコンピュータ102を介して取得して、音圧補正部202は年齢情報及び補正データに基づいて音圧補正を行う。このために、本実施の形態1に係る音圧補正システム10では、年齢を重ねるにつれ低下する可聴力を補って、ドライバの年齢情報に合わせて本来聞かせたい音圧に補正が可能となり、ドライバはカードキー101を所有しているのみで、ドライブ時に、より快適なオーディオ環境が実現できる。
なお、本実施の形態1の説明において、カードキー101から年齢情報が送信されるものとして説明を行ったが、年齢情報を送信するのはカードキーに限定されるものではなく、携帯電話機や電子キー等その他の通信機能を有する端末でも構わない。
(実施の形態2)
以下、本発明に係る音圧補正システムの第二の実施の形態に関して図面を参照しながら説明を行う。なお、本実施の形態2に係る音圧補正システムを構成する装置において、上記実施の形態1と同様の構成には同様の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
また、本実施の形態2に係る音圧補正システムにおいては、カードキーから送信されてくる識別番号に基づいて、車両に備わるカードキーコンピュータ側でドライバの年齢を特定することを特徴とする。また、上記実施の形態1に示すカードキーコンピュータ102に代えてカードキーコンピュータ600が設けられ、カードキー101に代えてカードキー610が設けられている。
図6は、本実施の形態2に係る音圧補正システム60のカードキーコンピュータ600の機能ブロック図である。
カードキーコンピュータ600は、送受信部601、暗号化処理部602、年齢特定部603、及びドライバ情報記録部604を備えている。
送受信部601は、カードキー610との送受信をおこなうと共に、オーディオ装置103の音圧補正装置104にドライバ情報特定手段で特定されたドライバの年齢を送信する。
暗号化処理部602は、送信信号を暗号化すると共に、暗号化された受信信号を復号化する処理を行う。
年齢特定部603は、送受信部601で取得したカードキーの識別番号に基づいて、ドライバ情報記録部604に記録されているドライバ情報を参照してドライバの年齢を特定する。
ドライバ情報記録部604は、カードキーの識別番号に対応させてドライバの年齢や出生日に関連する情報を保持する。なお、ドライバの誕生日等の情報は、例えば初回使用時において登録される。
図7は、本実施の形態2に係る音圧補正システム60の動作手順を示すフローチャートである。
最初に、ドライバがカードキー610を持って、ドアノブ等に触れると、検知エリアにおいてカードキー610が検知され、カードキー610とカードキーコンピュータ600との間で識別番号を用いて照合を行う。そして、照合が成立すれば(ステップS701でYES)、カードキーコンピュータ600は、カードキー610からのリクエストを実行するようにECU制御して、ドライバは車両に乗り込むことができる。
そして、この認証処理の後において、カードキーコンピュータ600の年齢特定部603は、送受信部601で受信したカードキーの識別番号を用いて、初回登録時に登録されたドライバ情報(年齢の情報を含む)を呼び出し、初回登録からの日数を元にドライバの年齢をカウンタで更新することでドライバの実年齢を特定する(ステップS702)。
以下の処理は上述した図5に示すステップS503以下と同様であり、まずカードキーコンピュータ600から音圧補正装置104に年齢情報が送信され(ステップS703)、音圧補正装置104の音圧補正部は、取得したドライバの年齢から低下した分だけの音圧レベルを補正データ記憶部に記録されている補正データを参照して各周波数での補正値を算出する(ステップS704)。
次に、音圧補正部は、図3(a)に示すように、上記の式(1)に示す式で本来聞かせたい音圧カーブ300(F0)に補正値であるfの値を加算して、補正音圧カーブ304〜306(F1)を算出する(ステップS705)。
最後に、音圧補正装置104の出力部は、スピーカ側への上記式(1)を用いて補正した音声信号をスピーカに出力して音を吹き鳴らさせる(ステップS706)。
以上の説明のように、本実施の形態2に係る音圧補正システム60においては、車載されているカードキーコンピュータ600のドライバ情報記録部604にカードキー610の識別番号に基づく個人情報を記録しておき、カードキー610から識別番号を受信したカードキーコンピュータ600の年齢特定部603においてドライバの年齢を特定して音圧補正装置に送信する。
従って、カードキー610において年齢情報等の個人情報を保持するメモリが不要となり、カードキー610の機能構成を簡略化できる。また、家族等での複数のカードキーを用いて1台の車両を共有している場合など、カードキー毎に付与されている識別番号を用いてオーディオ装置の音圧補正が行えるために、ドライバが変わる毎にステレオの音圧調整を行う手間を省くことができる。
本発明に係る音圧補正システムは、例えばカードキーを用いて遠隔制御を行う機能を有する車両等に用いることができる。
10,60 音圧補正システム
100 ドライバ
101,610 カードキー
102,600 カードキーコンピュータ
103 オーディオ装置
104 音圧補正装置
105 スピーカ
201 年齢情報受信部
202 音圧補正部
203 補正データ記憶部
204 出力部
401 電波送信部
402 暗号化処理部
403 電波受信部
404 年齢情報記憶部
601 送受信部
602 暗号化処理部
603 年齢特定部
604 ドライバ情報記録部

Claims (12)

  1. ドライバが所持する携帯機と、車両に搭載され当該携帯機と無線通信を行い車両の機能を制御する携帯機用電子制御部と、車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正する音圧補正装置とを備える音圧補正システムであって、
    前記携帯機は、
    ドライバの年齢情報を記録する年齢情報記録手段と、
    少なくとも前記携帯機の識別番号及び前記年齢情報記録手段に記録された年齢情報を前記携帯機用電子制御部に送信する送信手段とを備え、
    前記音圧補正装置は、
    前記携帯機の前記送信手段から年齢情報を受信した前記携帯機用電子制御部からドライバの年齢情報を取得する年齢情報取得手段と、
    ドライバの年齢に応じた音圧の補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
    前記年齢情報取得手段で取得したドライバの年齢情報及び前記補正データ記録手段に記録されている補正データを用いて音圧を補正する音圧補正手段と、
    前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする音圧補正システム。
  2. 前記音圧補正手段は、音の周波数に対応させた各年代毎の補正量を、本来聞かせたい音圧に加算することにより音圧の補正を行い、
    前記出力手段は、前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の音圧補正システム。
  3. 前記携帯機は、さらに、
    前記年齢情報記録手段に記録され、初回登録時に登録されたドライバ情報を呼び出し、初回登録からの日数に基づいてドライバの年齢を更新するカウンタ部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の音圧補正システム。
  4. 前記携帯機は、カードキー、電子キー又は携帯電話機のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の音圧補正システム。
  5. ドライバが所持する携帯機と、車両に搭載され当該携帯機と無線通信を行い車両の機能を制御する携帯機用電子制御部と、車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正する音圧補正装置とを備える音圧補正システムであって、
    前記携帯機は、
    少なくとも前記携帯機の識別番号を前記携帯機用電子制御部に送信する送信手段を備え、
    前記携帯機用電子制御部は、
    前記携帯機の識別番号に対応させてドライバの情報を記録するドライバ情報記録手段と、
    前記送信手段から送信された前記携帯機の識別番号と、前記ドライバ情報記録手段に記録されたドライバ情報を用いて、ドライバの年齢を特定する年齢特定手段とを備え、
    前記音圧補正装置は、
    前記年齢特定手段で特定されたドライバの年齢を取得する年齢情報取得手段と、
    ドライバの年齢に応じた音圧の補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
    前記年齢情報取得手段で取得したドライバの年齢情報及び前記補正データ記録手段に記録されている補正データを用いて音圧を補正する音圧補正手段と、
    前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする音圧補正システム。
  6. 前記音圧補正手段は、音の周波数に対応させた各年代毎の補正量を、本来聞かせたい音圧に加算することにより音圧の補正を行い、
    前記出力手段は、前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する
    ことを特徴とする請求項5記載の音圧補正システム。
  7. 前記携帯機用電子制御部は、さらに、
    前記ドライバ情報記録手段に記録され、初回登録時に登録されたドライバ情報を呼び出し、初回登録からの日数に基づいてドライバの年齢を更新するカウンタ部を備える
    ことを特徴とする請求項5記載の音圧補正システム。
  8. 前記携帯機は、カードキー、電子キー又は携帯電話機のいずれかである
    ことを特徴とする請求項5から7いずれか1項に記載の音圧補正システム。
  9. 車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正する音圧補正装置であって、
    ドライバが所持する携帯機から送信される情報に基づいてドライバの年齢情報を取得する年齢情報取得手段と、
    ドライバの年齢に応じた音圧の補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
    前記年齢情報取得手段で取得したドライバの年齢情報及び前記補正データ記録手段に記録されている補正データを用いて音圧を補正する音圧補正手段と、
    前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする音圧補正装置。
  10. 前記音圧補正手段は、音の周波数に対応させた各年代毎の補正量を、本来聞かせたい音圧に加算することにより音圧の補正を行い、
    前記出力手段は、前記音圧補正手段で補正後の音信号をスピーカに出力する
    ことを特徴とする請求項9記載の音圧補正装置。
  11. 前記携帯機は、カードキー、電子キー又は携帯電話機のいずれかである
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の音圧補正装置。
  12. 車両に搭載されるオーディオ装置の音圧を補正する音圧補正方法であって、
    ドライバが所持する携帯機から送信される情報に基づいてドライバの年齢情報を取得する年齢情報取得ステップと、
    ドライバの年齢に応じた音圧の補正データを記憶する補正データ記憶ステップと、
    前記年齢情報取得ステップにおいて取得したドライバの年齢情報及び前記補正データ記録ステップにおいて記録されている補正データを用いて音圧を補正する音圧補正ステップと、
    前記音圧補正ステップにおける補正後の音信号をスピーカに出力する出力ステップとを含む
    ことを特徴とする音圧補正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012218570A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Nippon Seiki Co Ltd 車両用情報提供装置
US10966027B2 (en) * 2019-07-30 2021-03-30 GM Global Technology Operations LLC Audio adjustment system

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