JP2010192985A - 移動通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】近距離無線通信が必要な場合、近距離無線通信を動作させる。
【解決手段】例えば、着信信号が受信された場合、移動通信装置が自動車内にあると判断され(ステップS11−1bの「YES」)、また、車載型ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話が可能と判断された場合(ステップS11−1cの「可能」)、近距離無線通信を動作させて、車載型ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話をさせる(ステップS11−1d)。また、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話が可能と判断された場合(ステップS11−1eの「可能」)、近距離無線通信を動作させて、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話をさせる(ステップS11−1f)。
【選択図】図6

Description

本発明は、移動通信装置に係り、特に、近距離無線通信の制御処理に関する。
カーナビゲーションシステムのような車載型またはヘッドセット型のハンズフリー通話装置との間で、Bluetooth(登録商標)と呼ばれる通信方式を用いた近距離無線通信を行う移動通信装置が知られている。このような移動通信装置では、一般的に、Bluetooth(R)を用いた近距離無線を行うための無線モジュールを備えているが、近距離無線を用いた無線通信は必要に応じて行われるため、無線モジュールを常に動作させることは、移動通信装置の消費電力の観点から好ましくない。
このような背景に鑑みた技術として、例えば、移動通信装置が自動車外にある場合は、近距離無線部を停止させるとともに、自動車内に移動されたことを検出した場合、動作させることで、無駄な電力の消費を抑える技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−268933号公報(第2−4頁、図1、図4)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、移動通信装置が自動車内にある場合、常に近距離無線部が動作することになるため、この近距離無線部が使用されていないにも係わらず電力が消費されてしまうといった問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、近距離無線通信が必要な場合、近距離無線通信を動作させる移動通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の移動通信装置は、基地局との無線通信を行うための第1の通信手段と、近距離無線通信網を介してハンズフリー通話装置と無線通信を行うための第2の通信手段とを備えた移動通信装置であって、前記基地局から着信信号を受信すると、前記第2の通信手段に電力を供給させる電力制御手段と、前記電力制御手段によって前記第2の通信手段に電力が供給された後、前記ハンズフリー通話装置との間で無線リンクを確立させるように前記第2の通信手段を制御するリンク制御手段とを備え、前記電力制御手段は、前記リンク制御手段によって前記ハンズフリー通話装置との間で無線リンクが確立された場合は、前記第2の通信手段への電力供給を維持させ、前記ハンズフリー通話装置との間で無線リンクが確立できない場合は、前記第2の通信手段への電力供給を停止させるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、近距離無線通信が必要な場合、近距離無線通信を動作させることができる。
本発明の実施形態に係る移動通信装置が含まれるハンズフリー通話システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るヘッドセット型ハンズフリー通話装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る車載型ハンズフリー通話装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るデバイスリストの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信制御機能の近距離無線通信の制御動作のフローチャート(着信信号が制御部に送られた場合の制御動作。)。
以下に、本発明の実施形態に係わる移動通信装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係わる携帯電話機などの移動通信装置が利用されるハンズフリー通話システムの構成を示すブロック図である。
また、このハンズフリー通話システムは、移動通信装置MSの外に、例えば、近距離無線通信網NWを介して移動通信装置MSと近距離無線通信を行うカーナビゲーションシステムなどの車載型ハンズフリー通話装置HF、およびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSとを含んで構成され、近距離無線通信網NWは、Bluetooth(R)と呼ばれる通信方式を用いた通信網としている。ただし、通信方式はBluetooth(R)に限らず、無線LAN方式や赤外線通信方式を用いることも可能である。
移動通信装置MSは、移動通信網の基地局を介して他の携帯電話機や固定電話機のような通信装置との間で通話を行い、また、移動通信網を介してコンテンツサーバからダウンロードした音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツなどを再生する機能を備えている。一方、車載型ハンズフリー通話装置HFおよびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSは、近距離無線通信網NWを介して移動通信装置MSと無線リンクを確立することで、移動通信網および移動通信装置MSを経由して着信情報を受信することができ、この着信情報に基づく報知に対する応答操作があると、発信した通信装置との間でハンズフリー通話を行う。
更に、移動通信装置MSで再生された音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツのオーディオ信号および音声信号を、前記近距離無線通信網NWを介して受信することでスピーカから出力し、また、図示しない外部出力端子を備えている場合には、この外部出力端子に接続されたヘッドフォンを接続することでヘッドフォンから出力させることができる。
以下、上記移動通信装置MS、車載型ハンズフリー通話装置HF、およびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの主な構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係わる移動通信装置MSの構成を示すブロック図である。この移動通信装置MSは、装置全体の制御を行う制御部11と、移動通信網に属する基地局との間で無線信号の送受信を行うアンテナ12aと、移動通信網通信部12bと、移動通信網送受信部13と、主に通話で利用される第1のスピーカ14aと、マイクロフォン14bと、通話部14cと、周囲の音を分析する環境音分析部14dと、利用者へ情報の提示を行う表示部15と、利用者からの発信操作や着信応答などの操作指示を入力する入力部16と、近距離無線通信網NWを介して近距離無線信号の送受信を行うアンテナ17aと、近距離無線通信部17bと、近距離無線送受信部18と、例えばAACで符号化されたオーディオデータを復号するためのAACデコード機能および例えばH.264符号化された画像信号を復号するためのH.264デコード機能を備えるコンテンツ再生部21と、主に音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツを再生する際のオーディオ信号、および音声信号を出力するために利用される第2のスピーカ21aと、コンテンツ記憶部22と、特徴量比較部23と、環境音記憶部24と、デバイスリスト記憶部25とを備えている。ここで符号化方式についての記載は一例であり、AACおよびH.264に限定するものではない。
なお、制御部11がプログラムを実行することで実現される本発明に関する機能として、近距離無線通信制御機能11−1と、状況推論機能11−2とがある。また、コンテンツ記憶部22には、音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツなどが記憶される。環境音記憶部24には、装置が自動車内にあるときに検出した周囲音の特徴量が環境音として記憶される。デバイスリスト記憶部25には、移動通信装置MSが近距離無線通信網NWを介して近距離無線通信する装置を識別する情報からなるデバイスリストが記憶される。
なお、機能キーの1つである電源キーが押下されて電源がオンされると、制御部11が移動通信装置MSの個々の機能を実行するために必要な各部への電力供給を制御するが、本発明においては、近距離無線通信部17bと近距離無線送受信部18への電力供給は近距離無線通信制御機能11−1によって、また、環境音分析部14dと特徴量比較部23への電力供給は状況推論機能11−2によって制御される。
図3は、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの構成を示すブロック図である。このヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSは、装置全体の制御を行う制御部31と、近距離無線通信網NWを介する近距離無線信号の送受信を行うアンテナ32aと、近距離無線通信部32bと、近距離無線送受信部33と、通話の際の音声信号および音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツが再生されるときのオーディオ信号を出力するためのスピーカ34aと、マイクロフォン34bと、コーデック部34cと、各種の情報を表示する通知部35と、電源のオン・オフを指示する電源キー、および発信・着信応答を指示するための操作キーなどの操作指示を入力するキーからなる入力部36とを備えている。
また、スピーカ34aに代えて外部出力端子を備え、外部出力端子にヘッドフォンを接続することでも同様の装置と見なせる。また、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSは一般的に図示しないバッテリを備えた装置となっており、電源のオン・オフに連動して電力の供給が行われる。
図4は、車載型ハンズフリー通話装置HFの構成を示すブロック図である。この車載型ハンズフリー通話装置HFは、装置全体の制御を行う制御部41と、近距離無線通信網NWを介する近距離無線信号の送受信を行うアンテナ42aと、近距離無線通信部42bと、近距離無線送受信部43と、通話の際の音声信号および音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツを再生するときのオーディオ信号を出力するためのスピーカ44aと、マイクロフォン44bと、通話部44cと、各種の情報を表示する表示部45と、電源のオン・オフを指示するための電源キーや、発信・着信応答を指示するための操作キー、その他各種の指示を入力するための複数のキーからなる入力部46と、コンテンツ再生部47と、音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部48とを備えている。
なお、車載型ハンズフリー通話装置HFは、自動車内に設置されたカーナビゲーションシステムと一体の装置であることが多く、この場合、車載型ハンズフリー通話装置HFへの電力の供給は自動車のイグニッションキーにも連動して制御される。
続いて、移動通信装置MS、車載型ハンズフリー通話装置HF、およびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSそれぞれにおける各部の動作について説明する。
まず、移動通信装置MSの各部の動作について、図2を参照して説明する。
近距離無線通信制御機能11−1は、移動通信網を介して接続された通信装置との間で通話を行う際の音声信号や、コンテンツ再生部21によって再生された音声信号およびオーディオ信号の出力を(a)移動通信装置MS、(b)車載型ハンズフリー通話装置HF、または(c)ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSいずれで行うかを選択する。なお、上記(a)〜(c)に加え、移動通信装置MSと車載型ハンズフリー通話装置HFの双方、および移動通信装置MSとヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの双方で音声信号およびオーディオ信号の出力を行うとの選択肢を設けても良い。
この選択に際し、近距離無線通信制御機能11−1は、状況推論機能11−2による移動通信装置MSが自動車内にあるか否かの判定結果、および、車載型ハンズフリー通話装置HFおよびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSとの間の近距離無線通信網NWを介した通信が可能か否かを参照する。
そして、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによって音声信号およびオーディオ信号の出力を行うと選択された場合、近距離無線通信制御機能11−1は、バッテリからの電力が近距離無線通信部17bと近距離無線送受信部18に供給されるように制御し、近距離無線通信網NWを介した近距離通信を可能にする。
一方、状況推論機能11−2は、環境音分析部14dへの電力供給を制御することで、マイクロフォン14bから入力された音声信号に基づいてその特徴量を計算させ、計算された特徴量を環境音記憶部24に記憶させ、また、環境音分析部14dと特徴量比較部23への電力供給を制御することで、マイクロフォン14bから入力されたアナログ音声信号に基づいて環境音分析部14dによって計算させた特徴量と環境音記憶部24に記憶されている特徴量とを特徴量比較部23に比較させる。
なお、特徴量を環境音記憶部24に記憶させるために環境音分析部14dへ電力供給するのは、自動車のエンジン音のような周囲の音以外の音をできるだけ含ませないようにするため、移動通信装置MSが自動車内にあり、かつ近距離無線通信網NWを介して車載型ハンズフリー通話装置HFが接続されているが、この車載型ハンズフリー通話装置HFとの間で音声信号やオーディオ信号などの音の出力を伴う信号の送受信が行われていないときに行われる。また、特徴量を計算する対象をマイクロフォン14bから入力される自動車のエンジンの動作音とした場合、エンジンの回転数によってエンジン音が変化するため、特徴量の計算は複数回に亘って行う方が好ましい。
その後、特徴量を環境音記憶部24に記憶する処理、また、計算した特徴量と環境音記憶部24に記憶されている特徴量とを比較する処理が終了すると、状況推論機能11−2は環境音分析部14d、特徴量比較部23への電力供給を停止させるよう制御する。
移動通信網通信部12bは、アンテナ12aが基地局から受信した無線信号から高周波信号を求め、この高周波信号を移動通信網送受信部13に送信する。また、移動通信網送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aに送信する。
移動通信網送受信部13は、移動通信網通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換および復調し、それによって得たデジタル音声信号を通話部14cまたは近距離無線送受信部18に送信し、また、着信信号を含む制御信号を制御部11に送信する。更には、通話部14cおよび近距離無線送受信部18から出力されるデジタル音声信号と、制御部11から出力される発呼信号を含む制御信号を変調、周波数変換および増幅し、高周波信号を得て、それを移動通信網通信部12bに送信する。
通話部14cは、移動通信網送受信部13から出力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅して第1のスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bが出力するアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して移動通信網送受信部13へ送信する。
環境音分析部14dは、マイクロフォン14bが出力するアナログ音声信号を増幅した後、このアナログ音声信号を、例えばPCM変調することでデジタル音声信号に変換し、更に、このデジタル音声信号を所定の時間間隔幅に分割することで音声フレームを求める。そして、この音声フレームを、例えば、線形予測分析(LPC、Linear Predictive Coding)し、それによって得られたスペクトルからケプストラムを計算して、このケプストラムをマイクロフォン14bから入力されたアナログ音声信号の特徴量として環境音記憶部24に記憶させ、または、特徴量比較部23へ送信する。
表示部15は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)の表示部であり、制御部11の制御により、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、装置の動作状態の表示などの表示を行う。
入力部16は、電話番号を含む数字やメールを作成する際の文字などの入力に用いられる文字・数字キーと、移動通信装置MSの電源のオンおよびオフなどの動作指示や発信および着信応答などの操作指示などを入力するために用いられる複数の機能キーを備え、制御部11からの起動信号により、利用者が操作したキーを識別するコード信号を制御部11へ通知する。
近距離無線通信部17bは、アンテナ17aを介して近距離無線通信網NWから受信した近距離無線信号を近距離無線送受信部18に送信する。また、近距離無線送受信部18から出力される近距離無線信号を、アンテナ17aを介して近距離無線通信網NWに送信する。
近距離無線送受信部18は、他の装置との間で制御信号およびデジタル音声・オーディオ信号を送受信するとき、近距離無線通信部17bを制御して、近距離無線通信網NW上の無線リンクを確立させる。なお、この確立された無線リンクは上記制御信号、デジタル音声・オーディオ信号の送受信が終了すると、近距離無線送受信部18による制御を受けて近距離無線通信部17bによって切断される。
制御信号およびデジタル音声・オーディオ信号の送受信は、この確立した無線リンク上でHFP(Hands-Free Profile)を実行することで行われ、例えば、着信報知・着信応答などの制御信号やハンズフリー通話によるデジタル音声信号の送受信も、このHFPを実行することで行われる。
また、ハンズフリー通話が行われているときは、近距離無線送受信部18は、近距離無線通信部17bによって受信された近距離無線信号から得た制御信号を制御部11に送信し、デジタル音声信号を移動通信網送受信部13に送信する。一方、制御部11から出力される制御信号、移動通信網送受信部13から出力されるデジタル音声信号は、近距離無線信号として無線リンクを介して送信されるよう近距離無線通信部17bを制御する。
また、近距離無線送受信部18は、その無線リンク上でA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)を実行することで、無線リンクを介して接続された装置に音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツのデジタルオーディオ信号を送信することができる。この場合、近距離無線送受信部18は、コンテンツ再生部21から出力される音楽コンテンツなどのデジタルオーディオ信号を近距離無線信号に変換し、更に、この近距離無線信号が無線リンクを介して送信されるよう近距離無線通信部17bを制御する。
なお、近距離無線信号とは、Bluetooth(R)で定義されたフォーマットのパケットであり、例えば、デジタル音声信号を送信する際は、所定のサイズに分割されてパケットのペイロード部のサイズにされる。また、近距離無線送受信部18は、HFPの実行を、A2DPの実行に優先して行い、例えば、A2DPの実行中であっても、HFPの実行要求の割り込みがあると、A2DPの実行を中断して、制御部11の制御に従ってHFPを実行する。
コンテンツ再生部21は、入力部16の所定のキーが操作されて選択された音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツを再生する。このとき、コンテンツ再生部21は、これらコンテンツに含まれるデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換した後に第2のスピーカ21aから出力させ、また、デジタルオーディオ信号が無線リンクを介して送信されるよう、近距離無線送受信部18に送信する。なお、再生されるコンテンツは、入力部16を介してコンテンツを再生するためのアプリケーションが起動されると、このアプリケーションによってコンテンツ記憶部22に記憶されているコンテンツのリストが表示部15に表示されるため、このリストから所望のコンテンツを選択することで決定される。
特徴量比較部23は、環境音分析部14dによって計算された特徴量と、環境音記憶部24に記憶された各特徴量との間の距離を計算する。そして、計算された距離のいずれかが所定の閾値より小さい場合、環境音分析部14dによって計算された音声信号の特徴量は、環境音記憶部24に記憶されている特徴量に一致していると判断し、一方、計算された距離のいずれもが所定の閾値より大きい場合、上記特徴量は、環境音記憶部24に記憶されている特徴量のいずれとも一致しないと判断する。
デバイスリスト記憶部25は、近距離無線送受信部18によって近距離無線通信網NWを介して近距離無線通信を行う際に相手装置を特定するための情報で構成されるデバイスリストを記憶しており、このデバイスリストは、図5に示されるように、近距離無線通信を行う際に相手装置を特定するためのアドレス25aと、「車載型」であるか「ヘッドセット型」であるかなどの相手装置の種別を識別するための装置種別25bと、相手装置が実行できる機能を示すサポート機能25cの各情報が関連付けられた構成となっている。なお、サポート機能25cには、HFPを実行可能な装置であれば「音声通話」が、また、A2DPを実行可能な装置であれば「オーディオ転送」が登録される。
例えば、図5には、デバイスリストとして、アドレス25aが「1:1:1:1:1:1」、装置種別25bが「車載型」、そしてサポート機能25cが「音声通話」と「オーディオ転送」の組と、アドレス25aが「2:2:2:2:2:2」、装置種別25bが「ヘッドセット型」、そしてサポート機能25cが「音声通話」と「オーディオ転送」の組が登録されている。
次に、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの各部の動作を、図3を参照して説明する。近距離無線通信部32bは、アンテナ32aを介して近距離無線通信網NWから受信した近距離無線信号を近距離無線送受信部33に送信する。また、近距離無線送受信部33から出力される近距離無線信号をアンテナ32aに送信する。ここで、近距離無線通信の方式は、近距離無線通信部17bの説明で述べた通りである。
近距離無線送受信部33は、移動通信装置MSとの間で制御信号およびデジタル音声・オーディオ信号を送受信するとき、近距離無線通信部32bを制御して近距離無線通信網NW上の無線リンクを確立させる。
そして、近距離無線送受信部33は、その無線リンク上でHFPを実行することにより、移動通信装置MSを経由したハンズフリー通話を行う。このとき、近距離無線通信部32bによって受信された近距離無線信号から抽出された制御信号は制御部31に、また抽出されたデジタル音声信号はコーデック部34cに送信される。更に、制御部31から出力される制御信号およびコーデック部34cから出力されるデジタル音声信号は近距離無線信号に変換され、無線リンクを介して近距離無線通信部32bに送信させる。
また、近距離無線送受信部33は、その無線リンク上でA2DPを実行することにより、移動通信装置MSから送信された音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツのデジタルオーディオ信号を受信することも可能で、近距離無線通信部32bによって受信された近距離無線信号から抽出したデジタルオーディオ信号は、同様にコーデック部34cへ転送される。
コーデック部34cは、近距離無線送受信部33から受信したデジタル音声信号およびデジタルオーディオ信号を、それぞれアナログ音声信号およびアナログオーディオ信号に変換し、各アナログ信号を増幅してスピーカ34aを介して出力する。また、マイクロフォン34bが出力するアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して近距離無線送受信部33へ送信する。
通知部35は、例えばLCDなどから成り、制御部31より起動されることにより、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、装置の動作状態の表示などの表示動作を行う。なおここではLCDで例示したが、例えば同様の情報を音信号に変換してコーデック部34cに出力し、スピーカ34aによって「ピピッ」という音情報で通知しても良い。
入力部36は、最後に通話した相手に対する発呼を指示するためのキーと着信応答を指示するためのキーと電源のオンおよびオフを指示するためのキーを備え、利用者が操作した各キーを識別するコード信号を制御部31へ通知する。
次に、車載型ハンズフリー通話装置HFの各部の動作を、図4を参照して説明する。近距離無線通信部42b、近距離無線送受信部43、および入力部46は、それぞれヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの近距離無線通信部32b、近距離無線送受信部33、および入力部36と同じ動作をするので、動作説明を省略する。
通話部44cは、移動通信網送受信部43から出力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ44aに送る。また、マイクロフォン44bが出力するアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して移動通信網送受信部43へ送信する。更に、コンテンツ再生部47から受信したデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換してスピーカ44aへ送信する。
表示部45は、例えばLCDであり、制御部41の制御により、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、装置の動作状態の表示などの表示を行う。
コンテンツ再生部47は、入力部46の所定のキーが操作されて選択された音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツを再生する。入力部46の所定のキー操作が操作されて選択された音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツをコンテンツ記憶部48から読み出し、読み出した音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツに含まれるデジタルオーディオ信号を通話部44cへ出力する。
なお、近距離無線送受信部33によるHFP、または、A2DPの実行は、コンテンツ再生部47のコンテンツ再生動作に優先して行われる。即ち、コンテンツ再生部47の動作中に近距離無線送受信部33による上記プロファイルが動作を開始した場合、制御部41によって、コンテンツ再生部47の動作は中断される。
また、通話部44cは、スピーカ44aから出力された音声信号およびオーディオ信号がマイクロフォン44bから入力されることによって発生するハウリングを防止するためのエコーキャンセル機能を備えていてもよい。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係るハンズフリー通話システムにおける近距離無線通信の制御動作を説明する。
(デバイスリストを記憶させる処理)
制御部11は、入力部16の所定のキー操作によってデバイスリストの更新指示が入力されると、デバイスリストの更新およびデバイスリスト記憶部25に記憶させる処理を開始する。このとき、車載型ハンズフリー通話装置HF、または、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの電源が投入されており、移動通信装置MSとの間の近距離無線信号の送受信に支障がないものとする。
そして、制御部11は、近距離無線送受信部18を制御して近距離無線通信網NWからの近距離無線信号を近距離無線通信部17bに受信させる。この近距離無線信号には、装置(車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HS)のアドレス(デバイスアドレス)と、カーオーディオ・ヘッドセットなどのデバイスクラスが含まれる。次に、そのデバイスアドレスを元に名称を問い合わせると、その装置を識別する情報、例えばフレンドリ名が含まれる。次に、そのデバイスアドレスを元に実行可能なプロファイルを問いあわせることで、HFPやA2DPなどを得る。またこの過程で、Bluetooth(R)で規定する所定の認証手続きが発生する場合があっても良い。
制御部11は、受信された近距離無線信号を送信した装置のアドレス、および/または、その装置を識別する情報を表示部15に表示させるとともに、表示されたアドレスまたは識別する情報によって識別される装置の種別が「車載型」であるか、または、「ヘッドセット型」であるかを入力部16の所定のキー操作に従って選択されるのを待つ。なお、装置の種別は、得られたデバイスクラスに基づき自動的に識別することで設定されても良い。そして、装置の種別が選択されると、アドレス25aに上記アドレスを、装置種別25bに選択された種別を登録する。
更に、受信した近距離無線信号から抽出した実行可能なプロファイルにHFPが含まれていれば「音声通話」をサポート機能25cに登録し、そして、A2DPが含まれていれば「オーディオ転送」をサポート機能25cに登録する。そして、このようにして更登録したデバイスリストをデバイスリスト記憶部25に記憶させて、処理を終了する。
なおデバイスリストを記憶させる処理の一連の手続きは一例であって、手順は順不同であり、また装置種別25bについて特に入力を求めずに、事前に定められた値を登録しても良い。また、上記に示さない携帯電話の所定のHFPおよびA2DP接続の手続きの中でアドレス25aとプロファイル情報を認識した段階でデバイスリストを生成しても構わない。
(着信時の処理)
図6は、着信信号が制御部11に送られた場合に、制御部11と近距離無線通信制御機能11−1によって実行される着信に対する制御処理を示すフローチャートである。
近距離無線通信制御機能11−1は、着信信号が制御部11に送られた際に処理を開始し(ステップS11−1a)、状況推論機能11−2に移動通信装置MSが自動車内にあるか否かを判定させる(ステップS11−1b)。
この判定では、状況推論機能11−2は、環境音分析部14dと特徴量比較部23に電力が供給されるように制御し、まず環境音分析部14dに対してマイクロフォン14bから入力されたアナログ音声信号に基づいて特徴量の計算を指示し、特徴量が得られると、続いて、特徴量比較部23に対してこの得られた特徴量を環境音記憶部24に記憶されている特徴量と比較するように指示する。
そして、この指示があると、特徴量比較部23は、環境音分析部14dによって計算された特徴量と環境音記憶部24に記憶されている各特徴量と比較して両者の距離を計算し、計算した距離と所定の閾値とを比較することで上述したように環境音分析部14dによって計算された特徴量が、環境音記憶部24に記憶されている特徴量のいずれかと一致するか否かを判定する。
そして、特徴量比較部23の比較結果が一致、不一致のいずれを示すかによって、状況推論機能11−2は、移動通信装置MSが自動車内にあるか否かを判定する。
ステップS11−1bにて、上記比較結果が一致を示すことにより移動通信装置MSが自動車内にあると判定されると、近距離無線通信制御機能11−1は、近距離無線通信部17bと近距離無線送受信部18とに電力が供給されるように制御し、その後、車載型ハンズフリー通話装置HFによる近距離無線を利用したハンズフリー通話が可能か否か判断する(ステップS11−1c)。
即ち、デバイスリスト記憶部25に記憶されているデバイスリストに基づいて、装置種別25bに「車載型」、サポート機能25cに「音声通話」が登録されている装置を抽出し、かつ、その抽出した装置のアドレスをアドレス25aから読み出し、このアドレスを用いて、近距離無線送受信部18が近距離無線通信網NW上の無線リンクを確立させることができた場合に近距離無線通信制御機能11−1は、近距離無線通話が可能と判断する。
なお、無線環境は不安定であり、一時的に無線リンクが確立できない場合があるため、無線リンクの確立を近距離無線通話の可否判断の基準とするのではなく、読み出したアドレスを有する装置から近距離無線信号を受信できた場合に近距離無線通信が可能であると判断してもよい。
そして、車載型ハンズフリー通話装置HFによる通話が可能と判断した場合、近距離無線通信制御機能11−1は、近距離無線送受信部18を制御して、HFPを実行し、車載型ハンズフリー通話装置HFに着信信号を受信したことを通知し、この通知に対して入力部46の操作によって応答指示が入力されると、車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話を行わせる(ステップS11−1d)。
一方、ステップS11−1cで車載型ハンズフリー通話装置HFによる通話が不可能と判断された場合(デバイスリスト記憶部25のデバイスリストの中で接続可能な車載型ハンズフリー通話装置HFが存在しない場合を含む)、または、ステップS11−1bで移動通信装置MSが自動車内にないと判定された場合、近距離無線通信制御機能11−1は、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによる通話が可能か否かを調べる(ステップS11−1e)。
即ち、近距離無線通信制御機能11−1は、近距離無線通信部17bと近距離無線送受信部18への電力供給を継続させるとともに、デバイスリスト記憶部25のデバイスリストから装置種別25bが「ヘッドセット型」で、サポート機能25cに「音声通話」が存在するか確認し、存在すれば、この「ヘッドセット型」と「音声通話」に対応する近距離無線通信アドレスをアドレス25aから読み出し、このアドレスを用いて近距離無線送受信部18が無線リンクを確立させることができた場合に、近距離無線通信制御機能11−1は、上記通話が可能と判断する。また、上述したように、読み出したアドレスを有する装置から近距離無線信号を受信できた場合に近距離無線通信が可能であると判断してもよい。
そして、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによる通話が可能と判断された場合、近距離無線通信制御機能11−1は、近距離無線送受信部18を制御して、HFPを実行し、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSに対して着信信号を受信したことを通知し、この通知に対して入力部36の操作によって応答指示が入力されると、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSを用いたハンズフリー通話を行わせる(ステップS11−1f)。
ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによる通話も不可能と判断された場合(デバイスリスト記憶部25のデバイスリストの中で接続可能なヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSが存在しない場合を含む)、近距離無線通信制御機能11−1はハンズフリー通話ができないことを制御部11に通知し、近距離無線通信部17bと近距離無線送受信部18への電力供給を停止させる。そして、ハンズフリー通話ができない旨の通知を受けた制御部11は、移動通信装置MSの表示部15などに着信報知を行わせ、着信報知を行っている間に入力部16が操作されて着信に応答する指示が入力されると通話を行わせる(ステップS11−1g)。
ただし、ステップS11−1bで移動通信端末MSが自動車内にあると判断されている場合は、運転中であることが推定されることから、制御部11は、着信報知は行わず、発信した通信端末に対して通話できない状況にある旨のメッセージを送るか、または留守録機能を起動させて相手のメッセージを残すように制御することが好ましい。
移動通信装置MSが車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSに接続を試み、例えば車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSが他の移動通信装置MSと接続されていた場合や、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSの電源投入直後で起動過程であって接続準備が出来ていなかった場合などにおいては、接続が失敗する場合がある。
このように接続できない原因が明らかである場合は、近距離無線通信部17bと近距離無線送受信部18への電力供給を停止させずに、接続を再試行したり、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSからの接続を待ち受けたりした方が好ましい場合もある。このような場合に備え、移動通信装置MSにおいて、接続が確立しなかった場合には電力供給を停止する他に、電力供給の停止までは行わずに、ハンズフリー通話装置からの接続を待ち受ける旨の設定情報を事前に保持しても構わない。
また、例えば無線通信装置MS側の設定情報をオールクリアしてしまった場合など、接続先の車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSのデバイスアドレスが予め入手できていないために接続先の車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSを決定出来ないが、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSにおいては無線通信装置MSのアドレス25aを把握しているという状況を鑑み、そもそもS11−1cまたはS11−1eの段階で、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSへの接続を行わずに、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSからの接続を待ち受けるという設定があっても良い。
一方、車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSを用いたハンズフリー通話が開始された後、近距離無線通信制御機能11−1は、無線リンクの切断が発生したかの監視を行う(ステップS11−1h)。
なお、状況の変化は、ステップS11−1bで行われた判定結果の変化を含まない。なぜなら、通話中には、たとえ移動通信装置MSによる通話でないとしても、マイクロフォン14bから通話による音声が入力されるため、この音声とエンジンの動作音が混在する音に基づく特徴量と、環境音記憶部24に記憶された音声信号の特徴量とを比較して移動通信装置MSが自動車内にあるか否かを判定することは困難が伴うからである。しかし、この判定が可能であれば、状況の変化はステップS11−1bで行われた判定結果の変化を含むとして良い。
なお、ステップS11−1bで行われた判定結果の変化によらずとも、ステップS11−1cの車載型ハンズフリー通話装置HFで通話が可能か否かの判断結果の変化によって、移動通信装置MSが自動車内にあるか否かの変化は検出可能である。
一方、状況の変化があった場合、近距離無線通信制御機能11−1は、ステップS11−1c、および、ステップS11−1eの判断を行い、その結果、通話をステップS11−1dの車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話、ステップS11−1fのヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによるハンズフリー通話、または、ステップS11−1gの移動通信装置MSによる通話に切り替えた上で(ステップS11−1i)、ステップS11−1hの状況の変化があったか否かを判定する動作へ移る。
例えば具体的には、静止中などに移動通信装置MSにて通話を行っていた場合に各種ハンズフリー通話装置とのリンクが切断された場合には、明らかに切断されたことはユーザが把握出来ており、また以後ハンズフリー通話装置との接続は行わないと考えられるため、近距離無線通信部17bおよび近距離無線送受信部18への電力供給を停止させることが好ましい。
また、各種ハンズフリー通話装置で通話を行っていた場合にリンクが異常切断された場合には、ユーザの意図しない動作であるため、その後通話が継続し通話料金が発生してしまうことは好ましくないことから、所定時間間隔内にリンクを復旧させることが出来なかった場合には、通話を終了させることが好ましい。
また、移動通信装置MSによる通話に切り替えをする前に各種ハンズフリー通話装置で通話を行っていた場合にリンクが正常切断された場合には、ユーザの、例えばエンジンを正常に停止して車から降りようとした、またヘッドセットを正常終了させバッテリ保持を図ったなどの意図が考えられるため、前記S11−1cから始まる判断を行うことが好ましい。このとき、正常切断についてもユーザの意図が明確でないという理由のため、異常切断と同様に、通話を終了させても良い。
ステップS11−1hの状況の変化があったか否かを判定する動作は、所定時間間隔、例えば、数秒間隔で行えば充分であるが、近距離無線通信網NW上の確立されたリンクが切断される変化が発生した場合、通話を滑らかに継続させるため、直ちに異なる装置での通話に切り替えることが好ましい。そこで、リンクが切断された場合、近距離無線送受信部18からの割り込みによってこの判定動作を開始することが適切である。この状況の変化は、例えば、車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話中、その装置が設置された自動車のエンジンが停止された際、また、移動通信装置MSがその自動車から離れた際に発生する。
いずれの動作ステップにあるかを問わず、通話が終了された場合、近距離無線通信制御機能11−1は、制御動作を終了する(図示せず)。なお、ハンズフリー通話が行われていた場合、近距離無線通信部17bおよび近距離無線送受信部18への電力供給を停止させる。
以上説明した、着信時の近距離無線通信制御機能11−1の制御動作の中で、ステップS11−1bの状況推論機能11−2に移動通信装置MSが自動車内にあるか否かを判定させる動作は、ステップS11−1cの車載型ハンズフリー通話装置HFによる通話が可能か否かを調べる動作と類似した動作であって、省くことが可能である。しかし、状況推論機能11−2に判定させる動作を行うことによって、移動通信装置MSがエンジンを動作させた自動車外であって、その自動車の近くにある場合、ステップS11−1dの車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話をさせない効果が得られる。
以上の説明で、車載型ハンズフリー通話装置HFと、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSとのいずれによってもハンズフリー通話が可能である場合、近距離無線通信制御機能11−1は、車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話を行う制御をするとした。これは、車内での通話は、その通話用に設計された車載型ハンズフリー通話装置HFによることが適切であるためであるが、これに限るものではなく、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによるハンズフリー通話を行うとしても良い。これによれば、移動通信装置MSの使用者は、好みにあったヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによる通話が可能である。
また、以上の説明で、ステップS11−1cで複数の車載型ハンズフリー通話装置に係るデバイスリストが求められた場合、そのいずれともステップS11−1dのハンズフリー通話を試みる。その結果、1台の車載型ハンズフリー通話装置との通話が可能であり、何ら支障はない。なぜなら、移動通信装置MSの使用者が複数の自動車内にいることはないからである。
同様に、ステップS11−1eで複数のハンドセット型ハンズフリー通話装置に係るデバイスリストが求められた場合、そのいずれともステップS11−1fのハンズフリー通話を試みる。その結果、1台のハンドセット型ハンズフリー通話装置との通話が可能であり、何ら支障はない。なぜなら、移動通信装置MSの使用者は、複数のハンドセット型ハンズフリー通話装置の電源を投入することはないからである。
また、移動通信装置MSは、特徴量比較部23に加えて、または、代えて、加速度センサを備えた構成とすることも可能である。この場合、加速度センサは、一定周期などの予め定められたタイミングで加速度値を検出し、この加速度値は図示しない加速度値記憶部に記憶される。一方、状況推論機能11−2は、前記加速度値記憶部に記憶された加速度値の変化から、移動通信装置MSの所持者が静止しているのか、歩行しているのか、さらには自動車または電車での移動中なのかを判断する。
例えば、特徴量比較部23による自動車内であるか否かの判定結果に加え、状況推論機能11−2によって自動車または電車内であるか否かの判定結果を利用し、移動通信装置MSが自動車内にあるか否かを判定し、着信の際に、この判定結果に基づいて着信を車載型ハンズフリー通話装置HFまたはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSへ転送すべきか判断しても良い。
この場合、前記加速度値記憶部には、加速度値の変化量と静止中、歩行中、自動車内、そして電車内の各状況を対応付けたデータベースを保持しており、状況推論機能11−2は、検出された加速度値の変化量から移動通信装置MSの状況を推定する。
なお、加速度センサによって検出された加速度値に基づく判断では、自動車での移動中か電車での移動中かの判定が難しい場合は、図示しないGPSセンサを利用して位置情報を求め、求められた位置と地図データとを比較し、道路上である場合は自動車での移動中、一方、線路上である場合は電車での移動中と判定すれば精度良く状況を判定することが可能となる。
勿論、特徴量比較部23の判定結果と加速度値に基づく状況推論機能11−2の判定結果の双方を利用するのではなく、加速度値に基づいた状況推論機能11−2の判定結果のみで移動通信装置MSが自動車内にあるか否かを判定してもよい。
なお、加速度センサへの電力供給は、特徴量比較部23への電力供給と同様に、状況推論機能11−2によって制御される。
(発信時の動作)
近距離無線通信制御機能11−1は、移動通信網送受信部13による通話が行われていない場合、入力部16の通話開始を示す所定のキー操作に基づいて近距離無線通信の制御動作を行う。この制御動作は、上記の着信信号が制御部11に送られた場合の制御動作と同じであり、説明を省略する。なお、この制御動作中で、通話は、発呼操作を含む。
但し、移動通信装置MSでの発信操作は、移動通信装置MSによる通話を望む意図も考えられるため、予め移動通信装置MSの設定によって、本動作を行うまたは行わないとの設定を保持しておき、その設定に基づいた動作としても良い。
(コンテンツ再生開始時の動作)
近距離無線通信制御機能11−1は、入力部16の所定のキー操作に基づいてコンテンツ再生部21によって音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツの再生が開始される場合、近距離無線通信の制御動作を行う。この制御動作は、上記の着信信号が制御部11に送られた場合の制御動作と同じであり、説明を省略する。
なお、この制御動作において、ステップS11−1cおよびステップS11−1eのサポート機能25cに「音声通話」が含まれているか否かの判断は、「オーディオ転送」が含まれているか否かと読み替える。また、ステップS11−1dの、HFPに従った車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話は、A2DPに従った車載型ハンズフリー通話装置HFへの音楽コンテンツのデジタルオーディオ信号の転送と読み替える。
また、ステップS11−1fの、HFPに従った、ヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSによるハンズフリー通話は、A2DPに従ったヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSへの音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツの音声信号やデジタルオーディオ信号の転送と読み替える。更に、ステップS11−1gの移動通信装置MSによる通話は、第2のスピーカ21aによる音楽コンテンツやマルチメディアコンテンツの音声信号やデジタルオーディオ信号の発生と読み替える。
以上の説明で、ハンズフリー通話の開始時において、車載型ハンズフリー通話装置HFおよびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSは、近距離無線通信網NWを介して移動通信装置MSと無線リンクを確立した後に、移動通信網および移動通信装置MSを経由して着信情報を受信すると、着信があったことを報知する。そして、自動または手動で車載型ハンズフリー通話装置HFおよびヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSはその着信に対して応答するという手続きを取った上で他の通信装置との間でハンズフリー通話を開始するとしても良い。
以上の説明で、近距離無線通信網NWを介した通信における認証は、移動通信装置MSに備えられたデバイスリスト記憶部25に記憶されるデバイスリストによるとしたが、これに限るものではない。例えば、デバイスリストを記憶させる処理に示したタイミングで発生するとは限らず、任意のタイミングにおいてBluetooth(R)で規定する所定の認証手続きが発生する場合があっても良い。またデバイスリストは、車載型ハンズフリー通話装置HFおよび/またはヘッドセット型ハンズフリー通話装置HSにも記憶されるとしても良い。
また、デバイスリストには、Bluetooth(R)で規定する鍵情報であるリンクキーが含まれ、Bluetooth(R)で規定する所定の手続きによって認証手続きを行うことで、無線リンクが確立されるとしても良い。リンクキーは、同一のパスキーを、新たにデバイスリストを記憶させる度に、使用者によって双方の装置の入力部からそれぞれ入力されることによって、生成される。
以上の説明で、環境音記憶部24に記憶される環境音は、1台の自動車内の音声(エンジンの動作音を想定している。)の特徴量であるとした。これは、移動通信装置MSの使用者が乗車し、車載型ハンズフリー通話装置HFによるハンズフリー通話を行う自動車は1台であるとしたためであるが、これに限るものではない。
例えば、アドレス25aで識別される車載型ハンズフリー通話装置HFが設置された自動車内の音の特徴量を、そのアドレス25aと関連付けてデバイスリストとして記憶させても良い。ここで、そのアドレス25aと関連付けられた装置種別25bは、「車載型」である。
本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
MS 移動通信装置
HF 車載型ハンズフリー通話装置
HS ヘッドセット型ハンズフリー通話装置
NW 近距離無線通信網
11、31、41 制御部
11−1 近距離無線通信制御機能
11−2 状況推論機能
14d 環境音分析部
15、45 表示部
16、36、46 入力部
17b、32b、42b 近距離無線通信部
18、33、43 近距離無線送受信部
21、47 コンテンツ再生部
22、48 コンテンツ記憶部
23 特徴量比較部
24 環境音記憶部
25 デバイスリスト記憶部
25a アドレス
25b 装置種別
25c サポート機能
35 通知部

Claims (5)

  1. 基地局との無線通信を行うための第1の通信手段と、近距離無線通信網を介してハンズフリー通話装置と無線通信を行うための第2の通信手段とを備えた移動通信装置であって、
    前記基地局から着信信号を受信すると、前記第2の通信手段に電力を供給させる電力制御手段と、
    前記電力制御手段によって前記第2の通信手段に電力が供給された後、前記ハンズフリー通話装置との間で無線リンクを確立させるように前記第2の通信手段を制御するリンク制御手段とを備え、
    前記電力制御手段は、前記リンク制御手段によって前記ハンズフリー通話装置との間で無線リンクが確立された場合は、前記第2の通信手段への電力供給を維持させ、前記ハンズフリー通話装置との間で無線リンクが確立できない場合は、前記第2の通信手段への電力供給を停止させるように制御すること
    を特徴とする移動通信装置。
  2. 前記ハンズフリー通話装置へ着信を転送することが好ましいことを示す第1の特徴量を記憶する特徴量記憶部と、入力した周囲の音から第2の特徴量を求める特徴量算出部と、この特徴量算出部によって求められた第2の特徴量と前記第1の特徴量とを比較する特徴量比較部とを更に備え、
    前記基地局からの着信があると、前記電力制御手段は、前記特徴量算出部と前記特徴量比較部に電力を供給させるように制御し、
    前記特徴量算出部は、電力の供給を受けると周囲の音から第2の特徴量を求め、
    前記特徴量比較部は、前記第2の特徴量が前記第1の特徴量に一致するか否かの判定結果を前記電力制御手段へ通知し、
    そして、前記電力制御手段は、前記第2の特徴量が前記第1の特徴量に一致するとの通知を受けると、更に、前記第2の通信手段に電力を供給させること
    を特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。
  3. 前記特徴量記憶部に記憶される第1の特徴量は、移動通信装置が自動車内に存在し、かつ通話が行われていないときに測定された特徴量であることを特徴とする請求項2に記載の移動通信装置。
  4. 基地局との無線通信を行うための第1の通信手段と、近距離無線通信網を介して第1のハンズフリー通話装置および第2のハンズフリー通話装置と無線通信を行うための第2の通信手段とを備えた移動通信装置であって、
    前記第1および第2のハンズフリー通話装置の一方を選択して無線リンクを確立させるように前記第2の通信手段を制御するリンク制御手段と、
    前記第1のハンズフリー通話装置へ着信を転送することが好ましいことを示す第1の特徴量を記憶する特徴量記憶部と、
    入力した周囲の音から第2の特徴量を求める特徴量算出部と、
    前記特徴量算出部によって求められた第2の特徴量と前記第1の特徴量とを比較する特徴量比較部と、
    前記基地局から着信信号を受信すると、前記特徴量算出部、前記特徴量比較部、および前記第2の通信手段に電力を供給させる電力制御手段とを備え、
    前記基地局からの着信に応じて電力の供給を受けた前記特徴量算出部および前記特徴量比較部は、前記第2の特徴量を求めるとともに、この第2の特徴量が前記第1の特徴量に一致するか判定し、
    この判定結果が一致を示す場合は、前記リンク制御手段は前記第1のハンズフリー通話装置との間で無線リンクを確立するように前記第2の通信手段を制御し、前記判定結果が不一致を示す場合は、前記リンク制御手段は前記第2のハンズフリー通話装置との間で無線リンクを確立するように前記第2の通信手段を制御し、
    前記電力制御手段は、前記リンク制御手段によって前記第1または第2のハンズフリー通話装置との間で無線リンクが確立された場合は、前記第2の通信手段への電力供給を維持させ、前記第1および第2のハンズフリー通話装置との間で無線リンクが確立できない場合は、前記第2の通信手段への電力供給を停止させるように制御すること
    を有することを特徴とする移動通信装置。
  5. 前記電力制御手段は、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量との比較処理が終了すると、前記特徴量算出部と前記特徴量比較部への電力供給を停止するよう制御することを特徴とする請求項4に記載の移動通信装置。
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