JP5819160B2 - 背負い式作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、刈り払い機、動力散布機、送風機、ヘッジトリマなどの動力源を備えた作業機に関し、より詳しくは動力源である内燃エンジンを背中に背負って作業する背負い式の作業機に関する。
例えば特許文献1〜3に見られるように、刈り払い機、送風機などでは動力源を背中に背負って作業する背負い式の作業機が知られている。具体的には、特許文献1、2は背負い式の刈り払い機を例示し、特許文献3は背負い式の送風機を例示している。また、特許文献1及び2は、背負い枠(架体)に内燃エンジンを垂直軸を中心として回動可能に搭載することを開示している。
背負い式の作業機は、熱源である内燃エンジンを背中に背負って作業するため、内燃エンジンが発する熱への対策が必要となる。特許文献1は、内燃エンジンの排気ガスを下方に排出することを提案している。具体的には、特許文献1は排気管のエンドパイプをエンジンの回動軸(鉛直軸)の中に挿入して、このエンドパイプの開口端を下方に向けて開放することを提案している。これによれば、排気ガスが作業者の後方且つ下方に向けて排出されることからエンジンが鉛直軸を中心に回動しても作業者に排気ガスが直接的に当たってしまうことを防止できる。
実開昭63−112428号報 特開平10−248350号公報 特開2005−90435号公報
背負い式の作業機には空冷式のエンジンが採用される。エンジン性能の向上は目覚ましく、小型でありながら高出力が得られるようになっていることから、エンジンが発する熱による作業者の負担を軽減するための対策が求められる。また、背負い式作業機の作業性を高めるのにエンジンの重心を人体に極力接近させるのが効果的であるが、この観点からもエンジンの熱による作業者の負担を軽減するための対策が求められるだけでなく、エンジンが発する騒音による作業者の負担を軽減するための対策が求められる。
本発明の主なる目的は、背負い式の作業機の動力源の内燃エンジンが発する熱による作業者の負担を軽減することにある。
本発明の更なる目的は、背負い式の作業機の内燃エンジンの騒音による作業者の負担を軽減することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
作業者が背負う背負い枠(6)に空冷式の内燃エンジン(14)を回動可能に搭載し、該内燃エンジン(14)を動力源とした背負い式作業機であって、
前記内燃エンジン(14)によって駆動され、外気を取り込んで前記内燃エンジンを冷却するための空冷エアを生成するファン(56)と、
前記内燃エンジン(14)の少なくとも上部と該内燃エンジンの排気マフラー(38)とを包囲して、前記ファン(56)によって生成された空冷エアのための空冷エア通路(60)を形成するカバー部材(12)とを有し、
前記空冷エア通路(60)が、
前記内燃エンジン(14)のシリンダブロック(18)の前記排気マフラー(38)とは反対側の側面(18b)に沿って延びる第1エア通路(62)であって、前記ファン(56)からの空冷エアを常時受け入れる第1エア通路(62)と、
前記第1エア通路(62)に連なり且つ前記シリンダブロック(18)の前記ファン(56)とは反対側の側面(18c)に沿って延びる第2エア通路(64)であって、前記第1エア通路(62)からの空冷エアを常時受け入れる第2エア通路(64)と、
前記シリンダブロック(18)の前記排気マフラー(38)側の側面(18d)に沿って延びる第3エア通路(66)であって、前記ファン(56)からの空冷エアを常時受け入れる第3エア通路(66)と、
前記第2エア通路(64)及び前記第3エア通路(66)に常時連通して延び、前記排気マフラー(38)の配設空間を含み、かつ、前記ファン(56)側の空間に向けて開放した放出口(50a)を備えた出口通路(70)であって、前記第2エア通路(64)及び前記第3エア通路(66)を通過した空冷エアを常時受け入れて前記放出口(50a)を通じて外部に放出する出口通路(70)とを有することを特徴とする背負い式作業機を提供することにより達成される。
本発明よれば、空冷式エンジンがカバー部材によって包囲されているため作業者が耳にするエンジン音を低減することができる。また、エンジンによって駆動されるファンが取り込んだ外気を、カバー部材の内部に送り込んでエンジンを強制空冷するため、エンジンが発する熱が空冷エアによって外部に放出されてエンジンの熱による作業者の負担を軽減することができる。
ファンによってカバー部材の中に取り込まれた空冷エアは、第1エア通路を通じてシリンダブロックの前記排気マフラーとは反対側の側面を冷却し、次いで、第2エア通路に移行してシリンダブロックのファンとは反対側の側面を冷却する。そして、冷却エアは、出口通路に入って、この出口通路から外部に放出される。この出口通路には排気マフラーが配置されていることから、この排気マフラーから排出される排気ガスと一緒に冷却エアが放出口から外部に放出される。
ファンによってカバー部材の中に取り込まれた空冷エアは、また、第3エア通路を通じてシリンダブロックの排気マフラー側の側面を冷却し、そして第3エア通路の冷却エアは上記第2エア通路の冷却エアと合流して出口通路に入る。第2エア通路の冷却エアは比較的円滑に出口通路に入ることができ、この第2エア通路から出る比較的速度の速い気流によって第3エア通路の冷却エアが引き寄せられることになり、これによりエンジンの冷却効率を高めることができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記第2エア通路(64)と前記第3エア通路(66)との合流部(72)が外側に向けて膨らんだ形状を有しており、これにより第2エア通路の冷却エアを円滑に出口通路(70)に移行させることができる。また、本発明の好ましい実施形態では、カバー部材は、エンジンの少なくとも上部つまりクランクケースを除く部分と排気マフラーとを包囲し、エンジンの下部の周囲領域からファンによって外気が取り込まれる。
本発明の他の目的及び作用効果は、本発明の好ましい実施形態の詳しい説明から明らかになる。
実施例の背負い式刈り払い機を斜め上方から見た斜視図である。 図1の刈り払い機から上方カバーを取り外した状態の背負い式刈り払い機の斜視図である。 図2の刈り払い機の一部を断面した斜視図である。 図2の背負い式刈り払い機を排気マフラー側から見た図である。 図1の背負い式刈り払い機を排気マフラー側から斜めに見た図である。 実施例の背負い式刈り払い機において、エンジンが回動しても、カバー部材から放出される空冷エアが作業者に当たることがないことを説明するための図である。 実施例の背負い式刈り払い機のエンジン及び排気マフラーを覆うカバー部材によって形成される空冷エア通路を説明するための図である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は実施例の背負い式作業機の一例である背負い式刈り払い機を斜め後方から見た斜視図である。図1を参照して、背負い式刈り払い機1は、作業者の背中に対向する垂直枠部2と、該垂直枠部2の下端から横方向に延びる水平枠部4とを備えた側面視L字状の背負い枠(架体)6を有し、従来と同様に動力源10が背負い枠2の水平枠部4に搭載され、動力源10は水平枠部4に対して回動自在である。この具体的な構造は特許文献2に詳しく説明されていることから、特許文献2の開示をここに援用することにより、その説明を省略するが、動力源10の回動方向を図6に矢印Aで図示してある。
図2は、図1と実質的に同じ図であるが、動力源10に含まれるカバー部材12の一部を取り外した状態の刈り払い機1を示す。内燃エンジン14は空冷式の単気筒2ストロークガソリンエンジンである。図2にはエンジン14のシリンダブロック18が描かれている。図2の参照符号17は点火プラグである。図3はやはり図1と実質的に同じ図であるが、シリンダブロック18の部分を断面した図である。図3の参照符号18aはシリンダボアであり、参照符号20は冷却フィンである。冷却フィン20は周知のとおりシリンダブロック18の周囲に形成されている。
内燃エンジン14の回転力は従来と同様に遠心クラッチ(図示せず)を介して作業部へ出力される。図中、参照符号22は遠心クラッチを包囲するクラッチカバーを示す。このクラッチカバー22はエンジン14の一側に設けられ、クラッチカバー22内に連結されたフレキシブルシャフト24を通じてエンジン出力が取り出される。なお、フレキシブルシャフト24の先端は作業杆に接続され、これによりエンジン出力はフレキシブルシャフト24を介して作業杆の先端に配設された刈刃に伝達される。
図1〜図3に示す参照符号30はイグニションコイルであり、イグニションコイル30はクラッチカバー22の上方つまりシリンダブロック18の一側に配設されている。他方、エンジン14の他側つまりシリンダボア18a(図3)を挟んでクラッチカバー22とは反対側にリコイルスタータ32が配設されており、作業者がリコイルスタータ32を操作することによりエンジン14を始動させることができる。
内燃エンジン14の吸気系34、排気系36はシリンダボア18a(図3)を挟んで互いに対向して配設されており、平面視したときに吸気系34と排気系36とを結ぶ仮想の第1の直線L1は、上述したクラッチカバー22とリコイルスタータ32とを結ぶ仮想の第2の直線L2と直交している。
内燃エンジン14及びその周囲に配設されたイグニッションコイル30、排気系36はカバー部材12によって包囲されている。カバー部材12は、排気マフラー38の下部を包囲する下方カバー40と、内燃エンジン14の上部及び排気マフラー38の上部を包囲する上方カバー42とで構成され、上方カバー42と下方カバー40は共に合成樹脂成型品である。上方カバー42は下方カバー40に対して脱着可能である。
図4は上方カバー42を取り外した状態の刈り払い機1のエンジン14をその側方から見た図であり、図5は、上方カバー42を取り付けた状態の刈り払い機1のエンジン部分をその斜め側方から見た図である。これら図4、図5の参照符号44は燃料タンクを示し、燃料タンク44は内燃エンジン14の下方に位置している。
図4、図5を参照して、上方カバー42はネジ46(図5)によって下方カバー40に固定される。下方カバー40は、クラッチカバー22側つまりフレキシブルシャフト24側に向けて延びる放出筒部50を備えており、この放出筒部50は排気マフラー38の高さレベルに位置している。放出筒部50は断面矩形の形状を有し、この放出筒部50の放出口50aはリコイルスタータ32とは反対側に位置するクラッチカバー22側の空間に向けて水平方向に開放している。
下方カバー40と上方カバー42とで構成されるカバー部材12は、内燃エンジン14のシリンダブロック18及びシリンダヘッド16並びに排気系36(排気マフラー38の上部)を上方カバー42で包囲し、下方カバー42で排気系36(排気マフラー38の下部)を包囲することで遮音機能を発揮する他にエンジン14及び排気系36が発する熱を放出筒部50に誘導して放出口50aから強制的にカバー部材12の外に排出させる機能を有している。勿論、カバー部材12でエンジン14の全体を包囲するようにしてもよい。なお、排気マフラー38は放出筒部50の高さレベルに位置しており、排気マフラー38の排気口(後に説明する図7の参照符号38a)は放出筒部50に向けて開放されている。すなわち、排気マフラー38は、その排気口がクラッチカバー22側の空間に向けて水平方向に開放し、排気マフラー38から吐出される排気ガスは放出筒部50の放出口50aを通じて外部に排出される。
図7は、内燃エンジン14を強制的に空冷するエアの流れを説明するための図である。図7の参照符号52は金属製の仕切りプレートを示し、この仕切りプレート52はシリンダブロック18と排気マフラー38との間に介装されている。より詳しくは、仕切りプレート52は、シリンダブロック18と排気マフラー38との間に起立した状態で位置固定されており、この仕切りプレート52は、シリンダブロック18の排気マフラー38側の側面18dと平行に且つ一定の間隔を隔てて配設されて、シリンダブロック18と排気マフラー38との間において、シリンダブロック18の側面に沿った空冷エアの通路(後に説明する第3エア通路66)が形成されている(図2、図3)。
引き続き図7を参照して、参照符号56は遠心ファンを示す。この遠心ファン56は、内燃エンジン14と、前述した遠心クラッチとの間に介装され、内燃エンジン14によって回転駆動される。この遠心ファン56はクラッチカバー22によって包囲されており、このクラッチカバー22には外気取り入れ口(図示せず)が形成され、この外気取り入れ口を通じてクランクケース(図示せず)と燃料タンク44(図4)との間の隙間及び吸気系34の下方領域から遠心ファン56に外気が供給される。
遠心ファン56が取り込んだ外気はエンジン14の上部(シリンダブロック18及びシリンダヘッド16)の周りを通って前述した放出筒部50の放出口50aを通じて排出されるが、大量の熱を発生するシリンダブロック18及びシリンダヘッド16の周囲を通過することでエンジン14の熱を奪ってエンジン14を冷却する。
この図7は、また、エンジン14及び排気マフラー38の周りの通路形状を説明するための平面図である。シリンダブロック18は前述したように冷却フィン20を有しており、この冷却フィン20を上から見たときに矩形の外形輪郭を有している。シリンダブロック18の周りの空冷エア通路60を説明すると、シリンダブロック18の吸気側の側面18bに沿って延びる第1エア通路62と、シリンダブロック18のリコイルスタータ32側の側面18cに沿って延びる第2エア通路64と、シリンダブロック18の排気側の側面18dに沿って延びる第3エア通路66とで構成されている。図7において、空冷エア通路60を規定する実線はカバー部材12の空冷エア通路60を規定する壁面つまり内面の形状を示すものであると理解されたい。
遠心ファン56で空冷エア通路60に取り込んだ外気は、シリンダブロック18のフレキシブルシャフト24側の側面18eに沿って上昇して当該フレキシブルシャフト24側の側面18eを冷却すると共に、吸気側の側面18b(第1エア通路62)と排気側の側面18d(第3エア通路66)とに分岐して、吸気側の側面18bに沿って及び排気側の側面18dに沿ってリコイルスタータ32側に移動しながら、吸気側及び排気側の側面18b、18dを冷却する。吸気側の側面18bに沿ってリコイルスタータ32側に向かって移動したエアは、次にシリンダブロック18のリコイルスタータ32側の側面18c(第2通路64)に入り、このリコイルスタータ32側の側面18cに沿って排気側に向かって移動しながら、このリコイルスタータ32側の側面18cを冷却する。
排気側の側面18d(第3エア通路66)を通過してリコイルスタータ32側方向に移動したエアは、シリンダブロック18のリコイルスタータ32側の側面18c(第2通路64)を通過して排気側に移動したエアと合流する。
エンジン14と排気マフラー38との間に介在する前述した仕切りプレート52は、カバー部材12の内部に空冷エアの出口通路70を形成する部材でもある。すなわち、仕切りプレート52は、上述した第3エア通路66と出口通路70とを仕切る隔壁を構成している。
出口通路70には前述した排気マフラー38が位置し、この排気マフラー38の排気口38a(図7)は前述したように出口通路70の下流つまり放出筒部50の放出口50aに向けて開放されている。
図7を引き続き参照して、第3エア通路66(排気側の側面18d)と第2通路64(リコイルスタータ32側の側面18c)との合流部を参照符号72で図示してある。空冷エア通路60を平面視したときに合流部72が外側に膨らんだ且つ滑らかにラウンドした通路形状を有しているのが分かるであろう。そして、この外側に膨らんだ合流部72は、第3エア通路66の気流つまりリコイルスタータ32に向かう流れを反転させて遠心ファン56側の空間(放出筒部50の放出口50a)に向かう気流に方向変換する気流の反転部を構成するものである。
シリンダブロック18の排気側の第3エア通路66を通る気流は反転しながら出口通路70に入る。これに対して、シリンダブロック18のリコイルスタータ64側の第2エア通路64を通る気流は略90°方向転換して出口通路70に入ることから、比較的スムーズに出口通路70に進入する。したがって、この第2エア通路64を通る気流は第3エア通路66を通る気流に比べて、その速度が速い。そして、実施例では合流部72が外側に膨らんだ且つ滑らかにラウンドした形状を有していることから、比較的速度が高い第2エア通路64を通過する気流は滑らかに出口通路70に進入し、そしてこの第2エア通路64を通る比較的高速の気流によって第3エア通路66を通る気流を引き寄せながら、この第3エア通路66の気流を反転させて出口通路70に誘導し、この出口通路70を通じて空冷エアを排気ガスと一緒に遠心ファン56側の空間に放出することができる。したがって空冷エアの放出効率の良い強制空冷システムを提供することができる。
空冷エアの放出効率の向上によってシリンダブロック18の周囲の第1〜第3のエア通路62、64、66の通路幅を極力狭めた設計が可能であり、この通路幅を狭めることで遠心ファン56が送り出す空冷エアを効率的にエンジン冷却に使うことができる。
図4、図5を参照すると分かるように、下方カバー40の底部40aは、エンジン14を側面視したときに湾曲した形状とされ、リコイルスタータ32側から放出筒部50側に向けて斜め下方に傾斜した形状を有し、この傾斜は下方に向けて凸に滑らかにラウンドしている。この下方カバー40の底部40aの形状は上述した空冷エア通路60の合流部72の底部を構成する。
このように合流部72の底部を放出筒部50側に向けて傾斜した形状にすることで、合流部72での空冷エアの下層の流れを滑らかに放出筒部50に導くことができる。これにより合流部72での空冷エアの部分的な滞留を防止することができる。このことから空冷エアの放出効率を一層良好なものにすることができる。
図2に示す参照符号74は下方カバー40のリコイルスタータ32及び排気マフラー38の近傍部分の内外二重の側壁構造を示す。この内外二重構造74は、互いに離間した内壁部74a、外壁部74bで構成されている。これは、作業者の手が触れた場合を想定し、外壁部74bの表面温度をより低く維持するための構造である。
エンジン14は下方カバー40及び上方カバー42とで構成されるカバー部材12によってその大部分が包囲されているため、作業者が耳にするエンジン音を低減することができる。
前述したように背負い式刈り払い機1は、エンジン14を背中に背負い、作業部を左右に揺動させながら草を刈る。また、その様態として、フレキシブルシャフト24を背負い枠6の右側から引き出して作業者の前方に作業部を位置させて作業する右差し態様と、背負い枠6の左側からフレキシブルシャフト24を引き出して作業者の前方に作業部を位置させて作業する左差し態様とを取ることができる。これらの各様態に合わせてエンジン14は回動する。エンジン14が最大限に回動したとしても、エンジン14の遠心ファン56側の空間に空冷エア及び排気ガスが排出されるため、この空冷エア及び排気ガスが作業者に当たることはない。この空冷エアの排出範囲を図6に矢印Bで示してある。
また、背負い式刈払機1によれば、エンジン14及び排気マフラー38の熱を奪った空冷エアを放出口50aを通じて水平方向に指向性を持った気流として外部に放出するため、この放出した空冷エアが遠心ファン56に再度取り込まれてしまうのを防止することができる。
本発明は、刈り払い機、動力散布機、送風機、ヘッジトリマなどの動力源として内燃エンジンを備えた作業機であって、内燃エンジンを背中に背負って作業する背負い式の作業機に好適に適用される。
1 実施例の背負い式作業機(刈り払い機)
6 背負い枠(架体)
12 カバー部材
14 空冷式2ストローク単気筒エンジン
18 シリンダブロック
18b ブロックの吸気側の側面
18c ブロックのリコイルスタータ側の側面
18d ブロックの排気側の側面
18e ブロックのフレキシブルシャフト側の側面
20 シリンダブロックの冷却フィン
24 フレキシブルシャフト
32 リコイルスタータ
34 吸気系
36 排気系
38 排気マフラー
38a 排気口
40 カバー部材の下方カバー
40a 下方カバーの底部
42 カバー部材の上方カバー
50 下方カバーの放出筒部
50a 放出筒部の放出口
52 仕切りプレート
56 遠心ファン
60 空冷エア通路
62 第1エア通路(吸気側)
64 第2エア通路(リコイルスタータ側)
66 第3エア通路(排気側)
70 出口通路
72 合流部

Claims (6)

  1. 作業者が背負う背負い枠に空冷式の内燃エンジンを回動可能に搭載し、該内燃エンジンを動力源とした背負い式作業機であって、
    前記内燃エンジンによって駆動され、外気を取り込んで前記内燃エンジンを冷却するための空冷エアを生成するファンと、
    前記内燃エンジンの少なくとも上部と該内燃エンジンの排気マフラーとを包囲して、前記ファンによって生成された空冷エアのための空冷エア通路を形成するカバー部材とを有し、
    前記空冷エア通路が、
    前記内燃エンジンのシリンダブロックの前記排気マフラーとは反対側の側面に沿って延びる第1エア通路であって、前記ファンからの空冷エアを常時受け入れる第1エア通路と、
    前記第1エア通路に連なり且つ前記シリンダブロックの前記ファンとは反対側の側面に沿って延びる第2エア通路であって、前記第1エア通路からの空冷エアを常時受け入れる第2エア通路と、
    前記シリンダブロックの前記排気マフラー側の側面に沿って延びる第3エア通路であって、前記ファンからの空冷エアを常時受け入れる第3エア通路と、
    前記第2エア通路及び前記第3エア通路に常時連通して延び、前記排気マフラーの配設空間を含み、かつ、前記ファン側の空間に向けて開放した放出口を備えた出口通路であって、前記第2エア通路及び前記第3エア通路を通過した空冷エアを常時受け入れて前記放出口を通じて外部に放出する出口通路とを有することを特徴とする背負い式作業機。
  2. 前記第2エア通路と前記第3エア通路との合流部が外側に向けて膨らんだ形状を有する、請求項1に記載の背負い式作業機。
  3. 前記カバー部材の前記合流部に対応する部位の底部が湾曲した形状を有し、
    該合流部に対応する部位の底部が、側面視したときに、前記出口通路の放出口側に向けて斜め下方に傾斜した形状を有する、請求項に記載の背負い式作業機。
  4. 前記内燃エンジンと前記排気マフラーとの間にプレート部材が介装され、
    該プレート部材によって前記第3エア通路と前記出口通路とを仕切る隔壁が構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の背負い式作業機。
  5. 前記シリンダブロックの冷却フィンが平面視したときに矩形の外形輪郭を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の背負い式作業機。
  6. 前記排気マフラーの排気口が前記出口通路の放出口に向けて開放している、請求項1〜のいずれか一項に記載の背負い式作業機。
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