JPH0744735Y2 - 直列2気筒エンジンの導風構造 - Google Patents

直列2気筒エンジンの導風構造

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JPH0744735Y2
JPH0744735Y2 JP10290791U JP10290791U JPH0744735Y2 JP H0744735 Y2 JPH0744735 Y2 JP H0744735Y2 JP 10290791 U JP10290791 U JP 10290791U JP 10290791 U JP10290791 U JP 10290791U JP H0744735 Y2 JPH0744735 Y2 JP H0744735Y2
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cooling
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cylinders
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暁夫 川口
明博 原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クランク軸に対し2個
のシリンダを直列配置した2気筒エンジンにおいて、そ
れぞれのシリンダを効率よく通風冷却する導風構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】刈払機,チェーンソー,茶刈り機,噴霧
機等の携帯作業機の動力源であるエンジンを小型化,軽
量化するとき、持運びや刈払い等の作業が簡便なものと
なる。また、この種の作業機においては、エンジンの振
動が作業者の手元に伝播され、種々の問題を発生してい
る。
【0003】振動問題を解消するものとして、たとえば
実公昭63−11300号公報で、2サイクル2気筒を
クランク回転軸に対して水平対向させたエンジンが紹介
されている。しかし、水平対向方式では、エンジン全体
の横幅が大きくなるため、エンジン側が木の枝等に当り
作業性,運搬性が低下する。また、機体のバランスが悪
く左右方向に振れ易くなり、操作性が低下する。更に
は、両方のエンジンがクランク回転軸を中心として左右
側に離れた配置であることから、吸気や排気等に関連す
る構造が複雑になり、エンジン全体の小型化,軽量化に
制約が加わる。
【0004】本考案者等は、エンジン全体の小型化,軽
量化に有利な設計として、2サイクル1気筒エンジンの
排気量を2等分割した2気筒のシリンダを接近させて、
直列にクランクケースに固定配置することを提案し、実
用新案登録出願した。複数の気筒をクランク軸に対し直
列配置することにより、水平対向方式に比較して機器全
体がコンパクトになり、操作性,作業性,運搬性等が改
善される。
【0005】また、周期をずらせて個々の気筒における
吸入,爆発を交互に繰り返すとき、ほぼ1気筒分の容量
をもったマフラー,エアクリーナ等を使用することが可
能となる。そのため、エンジン回りのコンパクトな設計
が可能となり、刈払い作業等に適したものとなる。ま
た、シリンダに対する吸気系は、クランク軸に対し同じ
ような位置関係で配置される。
【0006】大容量のシリンダを複数の気筒に分割した
タイプのエンジンでは、個々のシリンダに爆発を行わせ
る点火栓が必要となる。従来のエンジン設計では、それ
ぞれのシリンダに設けた点火栓にスパーク発生用の電圧
を順次印加するため、ディストリビュータを必要として
いた。そのため、配線系統が複雑になると共に、機器全
体の重量も増加する。
【0007】この欠点を回避するため、シリンダ冷却用
に取り込まれる冷却風でアウター式のマグネトを空冷す
る方式を採用した直列多気筒エンジンを開発し、その一
部を特願平3−194802号として出願した。この直
列多気筒エンジンにおいては、起電力発生頻度が大きい
にも拘らず、マグネト及びロータの昇温を抑制し、長期
間にわたり安定した条件下で駆動することができる。
【0008】直列2気筒エンジンにおいては、たとえば
図1に示すように、刈刃を先端に装着した操作主杆1に
動力を伝達するクランク軸(図示せず)に沿って2個の
シリンダ2a,2bを直列配置している。シリンダ2
a,2b内を往復摺動するピストンロッドの動力は、ク
ランク軸で取り出され、クラッチハウジング3内のクラ
ッチにより減速され、操作主杆1を挿通する伝動軸を介
して操作主杆1の先端に装着されている刈刃に伝達され
る。
【0009】シリンダ2a,2bを直列配置することに
よって、吸気系,排気系等を共通させ、構造を簡単にす
ることが可能となる。また、周期をずらせて個々の気筒
における吸入,爆発を交互に繰り返すとき、ほぼ1気筒
分の容量をもったマフラー,エアクリーナ等を使用する
ことが可能となる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】先願で提案した直列2
気筒エンジンにおける各シリンダ2a,2bの本体は、
開口5aから冷却ファン4で取り込まれ、排風口5bか
ら放出される冷却風により冷却される。また、各シリン
ダ2a,2bのヘッドに対する冷却は、冷却ファン4で
ケーシング5の開口5aから取り込まれた冷却風f1
ケーシング5の上部でエンジンカバーから垂下している
導風板6で分流し、各シリンダ2a,2bごとに冷却風
2 及びf3 を送り込み、それぞれのシリンダ2a,2
bのヘッドを冷却している。冷却後の冷却風f2 及びf
3 は、出側で合流し温風f4 となって、リコイルスター
タ7側の排風口5bから外部に放出される。
【0011】ところが、この空冷構造によるとき、シリ
ンダ2a,2bの冷却が特にヘッド部で均等に行われな
いことが判明した。特に、冷却風の下流側となる各シリ
ンダ2a,2bのヘッド部分が比較的高温になってい
る。しかし、シリンダ2a,2bのヘッド部は、点火プ
ラグ等の発熱源が配置されており、特に冷却が必要とさ
れる箇所である。また、シリンダ2a,2bの全体が同
じ温度条件下にないと、各シリンダ2a,2bにおける
吸入,爆発等が変動し、エンジンの不調を来す。更に、
冷却が不十分なときは、耐久性の劣化を招く。
【0012】本考案は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、各シリンダを均等に且つ効率よく
冷却することによって、直列2気筒エンジンの性能を向
上させ、軽快な作業を行うことができる携帯作業機を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案の直列2気筒エン
ジン用導風構造は、その目的を達成するため、クランク
軸に対して2個のシリンダを直列配置した直列2気筒エ
ンジンにおいて、該2気筒エンジンの出力端側に設けら
れた冷却ファンと、前記シリンダ及び前記冷却ファンを
囲むエンジンカバーと、該エンジンカバーの内側一側か
ら垂下され、前記冷却ファンから前記2個のシリンダそ
れぞれに冷却風を導く風洞を形成する導風板と、前記エ
ンジンカバーの内側他側から垂下され、前記2個のシリ
ンダに対応する位置が開口された垂下壁と、エンジンに
連結されたインシュレータと気化器との間に挟着され、
前記垂下壁との間で冷却風流下室を形成する遮熱板と、
前記冷却ファンとは反対側の位置で冷却風流下室に設け
られた排風口とを備え、前記エンジンカバー内に前記2
個のシリンダの本体を冷却する冷却風通路の他に、各シ
リンダのヘッド部を冷却し、前記垂下壁の開口を経て冷
却風流下室の排風口に至る冷却風通路が形成されている
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】本考案者等は、図1に示した空冷構造でエンジ
ンカバーの垂下壁に近い各シリンダ2a,2bのヘッド
部分の冷却効率が低い原因を、次のように考察した。分
流した冷却風f2 ,f3 は、それぞれのシリンダ2a,
2bのヘッド部を冷却して高温になった後、温風f4
して排風口5bに向かう。このとき、シリンダ2a,2
bのヘッド部を通過した冷却風f2 ,f3 の出側に垂下
壁5dが配置されているので、一部の温風f4 を除き、
シリンダ2a,2bのヘッド部を通過した冷却風f2
3 が垂下壁5dの近傍に滞留し易い。そのため、シリ
ンダ2a,2bのヘッド部、特に垂下壁側が冷却不足と
なる。
【0015】また、冷却風f2 ,f3 は、シリンダ2a
を通過した冷却風f21及びシリンダ2bを通過した冷却
風f31となり、共に垂下壁5dに衝突し滞留する。な
お、冷却風f31の一部は、排風口5bに向かう。垂下壁
5dに衝突して滞留している冷却風f21,f31は、すで
にシリンダ2a,2bと接触して昇温しているため、各
シリンダ2a,2bのヘッド部における冷却効率の低下
をもたらす。
【0016】そこで、本考案においては、シリンダ2
a,2bの各ヘッド部を通過した後の冷却風f2 ,f3
がエンジンカバーの内部で滞留しないように、エンジン
カバーの他側に垂下させた垂下壁に各シリンダ2a,2
bごとの開口を設け、各シリンダ2a,2bそれぞれに
専用の通風路をエンジンカバー内に形成する。これによ
り、各シリンダ2a,2bのヘッド部を通過した冷却風
は、円滑にシリンダ2a,2bのヘッド部に対応した垂
下壁の各開口から冷却風流下室を経て排風口から外部に
放出され、シリンダ2a,2bの冷却が効率よく行われ
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら、刈払機に本考案
を適用した実施例を説明する。しかし、本考案はこれに
拘束されるものではなく、チェーンソー,茶刈り機,噴
霧機等の他の携帯作業機に対しても同様に適用される。
【0018】本実施例の刈払機用直列2気筒エンジン
は、図2及び図3に示すように、操作主杆10に動力を
出力するクランク軸13に2個のシリンダ20,30を
直列配置している。操作主杆10には、図3に示すよう
に、伝動軸11が軸受け12によって回転可能に内挿さ
れている。各シリンダ20,30にはピストン21,3
1が摺動可能に内装されており、ピストン21,31を
クランク軸13に連結している。ピストン21,31の
往復動は、クランク軸13の回転運動として取り出さ
れ、クラッチ機構を介して伝動軸11に伝達される。
【0019】クラッチ機構としては、たとえばクランク
軸13に連接したクラッチシュー14を、伝動軸11の
手元側端部に取り付けたクラッチドラム15に対向させ
ている。クラッチシュー14及びクラッチドラム15
は、操作主杆10の手元側端部に設けられたクラッチハ
ウジング16で覆われている。
【0020】エアクリーナ40から取り込まれたエア
は、気化器41a,41bで燃料と混合された後、各シ
リンダ20,30に送り込まれる。各シリンダ20,3
0から排出された排ガスは、マフラー42を経て外部に
放出される。なお、符番43は燃料タンクを、符番44
はリコイルスタータ示す。また、マフラー42とシリン
ダ20,30との間に、マフラー42からシリンダ2
0,30への熱放射を防ぐ逆L型の断熱板45が介装さ
れている。
【0021】エンジン全体は、上方から装着したエンジ
ンカバー50で覆っている。エンジンカバー50は、合
成樹脂材等で一体成形され、各シリンダ20,30の上
方に位置する上面部51,冷却風ガイド60の上方に位
置する中間部52,クラッチハウジング16の後部上方
を覆う傾斜部53等を備えている。
【0022】冷却風ガイド60は、冷却ファン70で送
られてきた冷却風の一部をシリンダ20,30側に導く
ように、冷却ファン70の側方上部に起立した垂直側壁
61から直角に屈曲した水平側壁62を備えている。ま
た、クランク軸13を覆うクランクケースのハウジング
55には、冷却風取入れ口56が設けられている。冷却
ファン70によってエンジンカバー50内部に導入され
エンジン20,30の本体部分を冷却することにより昇
温した主冷却風は、先願で紹介した風冷構造と同様に、
エンジンカバー50に形成した主排風口90から外部に
排出される。
【0023】操作主杆10側で、冷却ファン70がクラ
ンク軸13に固着されている。冷却ファン70の操作主
杆10側は、中間部52から垂下した垂直壁部57で仕
切られている。垂直壁部57には、取り入れた冷却風の
流れを規制する突起58が設けられている。これによ
り、クランク軸13の回転によって冷却ファン70が駆
動され、冷却風取入れ口56から冷却風F1 がケーシン
グ内部に導入され、シリンダ20,30方向に送られ
る。
【0024】冷却風ガイド60からシリンダ20,30
のヘッド部に向けて、内側導風板80及び外側導風板8
1が延びている。内側導風板80及び外側導風板81
は、エンジンカバー50から垂下され、逆L型の断熱板
45の上面と共同して各シリンダ20,30のヘッド部
に至る冷却風導入路を形成する。
【0025】内側導風板80の始端部80aは、図2に
示すように、冷却風ガイド60の水平側壁62のほぼ中
央部に臨んでいる。また、内側導風板80の終端部80
bは、シリンダ20と30とのほぼ中間に位置する。内
側導風板80及び断熱板45の上面によって、シリンダ
20のヘッドに対する冷却風導入路が形成される。
【0026】外側導風板81の始端部81aは、冷却風
ガイド60の垂直側壁61近傍を通ってエンジンカバー
50に一体化されている。また、外側導風板81の終端
部は、シリンダ30の近傍を通過してエンジンカバー5
0に一体化されている。外側導風板81は、内側導風板
80及び断熱板45の上面と共同してシリンダ30のヘ
ッドに対する冷却風導入路を形成する。
【0027】冷却風通路の下流側で、垂下壁82がエン
ジンカバー50から垂下している。垂下壁82がシリン
ダ20及び30に対向する位置には、それぞれ開口83
a,83bが設けられている。また、垂下壁82の外側
に位置する遮熱板84は、エンジンに連結されたインシ
ュレータ86と気化器41a,41bとの間に挟持さ
れ、図4に示すように、エンジンカバー50の外縁部を
屈曲して成形された係止部50aに嵌め合わされてい
る。
【0028】垂下壁82と遮熱板84との間に、冷却風
流下室85が形成される。冷却風流下室85は、冷却フ
ァン70と反対側の位置でエンジンカバー50に設けら
れた排風口87を介して外気に連通している。なお、エ
ンジン20側の垂下壁82の端部では、案内壁88が冷
却ファンに向けて内方に突出している。
【0029】主排風口90は、外側導風板81の終端部
81bと垂下壁82の開口83bとの間でエンジンカバ
ー50に形成されている。冷却ファン70で取り入れら
れた冷却風の大部分は、シリンダ20,30の本体部と
熱交換した後、主排風口90から外部に放出される。こ
の冷却風には、前述した滞留に起因する冷却作用低下の
問題は生じない。
【0030】次いで、以上に説明した導風構造の作動を
説明する。冷却ファン70の回転によって、冷却風取入
れ口56からエンジンカバー50の内部に流入する冷却
風F1 の流れが生じる。冷却風ガイド60に達した冷却
風F2 は、シリンダ20,30の本体部に向かうものを
除き、内側導風板80により、シリンダ20のヘッド部
に向かう冷却風F3a及びシリンダ30のヘッド部に向か
う冷却風F3bに分流される。
【0031】冷却風F3aは、シリンダ20のヘッド部に
あるフィン22の間を通過するとき、フィン22と熱交
換してシリンダ20を冷却する。熱交換によって昇温し
た冷却風F4aは、案内壁88によって流動方向を規制さ
れながら送られ、垂下壁82の開口83aから冷却風流
下室85に流入し、シリンダ20と垂下壁82との間に
滞留することがない。
【0032】冷却風F3bは、内側導風板80と外側導風
板81との間を通過して、シリンダ30に送り込まれ
る。そして、シリンダ30のフィン32の間を通過する
とき、フィン32と熱交換してシリンダ30を冷却す
る。熱交換によって昇温した冷却風F4bは、シリンダ3
0と垂下壁82との間に滞留することなく、垂下壁82
の開口83bから冷却風流下室85に流入する。
【0033】このように、シリンダ20,30ごとにそ
れぞれ独立した冷却風導入路を設けているので、各シリ
ンダ20,30のヘッドを通過することにより昇温した
冷却風F4a及びF4bは、冷却風流下室85に流入するま
で相互に干渉することがない。また、開口83a,83
bがシリンダ20,30のヘッドそれぞれの近傍に設け
られているので、シリンダ20,30のヘッドから開口
83a,83bに至る通風抵抗が小さくなる。そのた
め、図1を使用して説明した垂下壁82近傍での滞留が
無くなり、個々のシリンダ20,30が効率よく冷却さ
れる。
【0034】冷却風F4a及びF4bは、冷却風流下室85
に流入した後で合流する。そして、合流した冷却風F5
は、冷却ファン70とは反対側の排風口87から外部に
放出される。このとき、冷却風流下室85と気化器41
a,41bとの間に遮熱板84が設けられているので、
冷却風流下室85内にある冷却風F5 の熱が気化器41
a,41bに放散されることがない。したがって、気化
器41a,41bやエアクリーナ40に熱的悪影響を与
えることなく、シリンダ20,30の双方を効率よく冷
却することができる。
【0035】
【考案の効果】以上に説明したように、クランク軸に対
し2個のシリンダを直列配置した2気筒エンジンにおい
て、エンジンカバー内を導風板で仕切り、それぞれのシ
リンダのヘッドに至る冷却風導入路を形成すると共に、
各シリンダヘッドの近傍に位置する開口を備えた垂下壁
の外側に冷却風流下室を設け、冷却ファンと反対側に位
置する排風口を経て冷却風を外部に放出している。その
ため、各シリンダヘッドからそれぞれの垂下壁開口に至
る送風路の流路抵抗が相互に干渉されず、何れのシリン
ダヘッドとの熱交換によって昇温した冷却風も、エンジ
ンカバー内部に滞留することなく、冷却風流下室を経て
円滑に外部に放出される。したがって、それぞれのシリ
ンダヘッドが効率よく冷却され、エンジンの不調等を来
すことなく、携帯作業機の使い勝手を向上させた直列2
気筒エンジンの長所が十分に活用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先に提案した刈払機用2気筒直列エンジンに
おける冷却構造を示す平断面図
【図2】 本考案実施例における冷却風経路を説明する
ための平断面図
【図3】 本考案が適用される刈払機用2気筒直列エン
ジンの側断面図
【図4】 冷却風出側の概略断面図
【符号の説明】 20,30 シリンダ 41a,41b 気化器 50 エンジンカバー 70 冷却ファン 8
0 内側導風板 81 外側導風板 82 垂下壁 8
3a,83b 開口 84 遮熱板 85 冷却風流下室 8
6 インシュレータ 87 排風口 90 主排風口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に対して2個のシリンダを直
    列配置した直列2気筒エンジンにおいて、該2気筒エン
    ジンの出力端側に設けられた冷却ファンと、前記シリン
    ダ及び前記冷却ファンを囲むエンジンカバーと、該エン
    ジンカバーの内側一側から垂下され、前記冷却ファンか
    ら前記2個のシリンダそれぞれに冷却風を導く風洞を形
    成する導風板と、前記エンジンカバーの内側他側から垂
    下され、前記2個のシリンダに対応する位置が開口され
    た垂下壁と、エンジンに連結されたインシュレータと気
    化器との間に挟着され、前記垂下壁との間で冷却風流下
    室を形成する遮熱板と、前記冷却ファンとは反対側の位
    置で冷却風流下室に設けられた排風口とを備え、前記エ
    ンジンカバー内に前記2個のシリンダの本体を冷却する
    冷却風通路の他に、各シリンダのヘッド部を冷却し、前
    記垂下壁の開口を経て冷却風流下室の排風口に至る冷却
    風通路が形成されていることを特徴とする直列2気筒エ
    ンジンの導風構造。
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