JP5817533B2 - 固体電解質、それを用いた電池及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解質、それを用いた電池及びその製造方法に関する。
従来、酸化物系の活物質と酸化物系の固体電解質とを備える全固体型のリチウム電池が知られている。このような全固体型のリチウム電池に用いる固体電解質として、Li0.35La0.55TiO3で表される酸化物を用いることが提案されている(例えば特許文献1,2参照)。このLi0.35La0.55TiO3で表される酸化物は、イオン伝導率が高いため、固体電解質として期待されている。
特開2006−261008号公報 特開2008−226639号公報
しかしながら、Li0.35La0.55TiO3で表される酸化物で高いイオン伝導率が得られるのは密度が十分に高いものであり、このようなものを作製するには例えば1100℃以上の高温で焼結する必要があった。そして、これより低い温度で焼成した場合には、焼結が十分に進まず密度が大きく低下するため、それに伴いイオン伝導率も大きく低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、Li0.35La0.55TiO3系の固体電解質において、低温で焼結可能であり且つイオン伝導率が比較的高いものを提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために鋭意研究したところ、本発明者らは、0.8Li0.35La0.55TiO3−0.2(Bi0.5Li0.5)TiO3や0.98Li0.35La0.55TiO3−0.02LiBO2などの組成となるように固体電解質を作製したところ、低温で焼結可能であり且つイオン伝導率が比較的高いことを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の固体電解質は、一般式LipLa(2-p)/3TiO3(0<p≦0.5)で表される酸化物の結晶構造の一部が前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点材料で置換されているか(以下置換タイプとも称する)、前記酸化物を主成分とし、前記酸化物のほかに前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点材料を含んでいるか(以下外添加タイプとも称する)の少なくとも一方を満たす焼結体である。
この固体電解質は、一般式LipLa(2-p)/3TiO3で表される酸化物(以下LLTとも称する)よりも低い温度で焼結可能であり且つLLTと同等程度のリチウムイオン伝導率を有する。このような効果が得られる理由は定かではないが、置換タイプであれば、LLTの結晶構造の一部の元素が低融点材料で置換され結晶構造が若干変化することにより、イオン伝導率を低下させることなく焼結温度を低下させることができると考えられる。また、外添加タイプであれば、焼成過程において低融点材料が比較的低温から融解して焼結を促進させることにより、LLTと同等程度のリチウムイオン伝導率を維持しながら、焼結温度を低下させることができると考えられる。
本発明の全固体型リチウム電池は、正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、前記正極と前記負極との間に介在する請求項1又は2に記載の固体電解質と、を備えている。この全固体型リチウム電池では、上述した固体電解質を用いるため、上述した固体電解質と同様の効果が得られる。
本発明の固体電解質の製造方法は、一般式LipLa(2-p)/3TiO3(0<p≦0.5)で表される酸化物の原料となる原料粉末と前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点原料とを混合して混合原料体を形成する混合原料体形成工程と、前記混合原料体を前記酸化物の焼結温度よりも低い温度で焼結する焼結工程と、を含むものである。この製造方法では、上述した固体電解質を比較的容易に作製することができる。
本発明の全固体型リチウム電池の製造方法は、活物質の原料を含む活物質原料層と、一般式LipLa(2-p)/3TiO3(0<p≦0.5)で表される酸化物の原料となる原料粉末と前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点原料とを含む固体電解質原料層と、が密着した原料層を形成する原料層形成工程と、前記原料層を、前記酸化物の焼結温度よりも低い温度で焼結する焼結工程と、を含むものである。この製造方法では、上述した全固体型リチウム電池を比較的容易に作製することができる。
全固体型リチウム電池20の構造の一例を示す説明図である。 全固体型リチウム電池20の構造の一例を示す説明図である。 試料1〜7の焼成温度とかさ密度との関係を示すグラフである。 実施例1〜6及び比較例1の固体電解質の断面SEM写真である。
本発明の固体電解質は、一般式LipLa(2-p)/3TiO3で表される酸化物(LLT)の結晶構造の一部がLLTの焼結温度よりも融点の低い低融点材料で置換されているか、LLTを主成分とし、LLTのほかにLLTの焼結温度よりも融点の低い低融点材料を含んでいるかの少なくとも一方を満たす焼結体である。ここで、一般式LipLa(2-p)/3TiO3において、pは0<p≦0.5を満たす。なお、LipLa(2-p)/3TiO3は、化学量論組成でもよいし、その元素の一部が他の元素に置換されていてもよいし、その元素の一部が欠損していてもよい。
一般式LipLa(2-p)/3TiO3で表される酸化物は、一般的にRMO3で表されるペロブスカイト構造を有するものであり、理想的には立方晶系の単位格子をもち、立方晶の各頂点に金属Rが、体心に金属Mが、そして金属Mを中心として酸素Oが立方晶の各面心に配置している。RサイトにはLi及びLaが配置し、MサイトにはTiが配置している。
本発明において、焼結温度とは、各々異なる焼成温度で焼成した焼成体についてかさ密度を測定し、測定したかさ密度が一定となる最も低い温度をいうものとする。なお、LLTの焼結温度は1100℃である。
低融点材料は、LLTの焼結温度よりも融点の低いものであればよい。すなわち、融点が1100℃未満であればよい。このうち、1000℃以下が好ましく、950℃以下がより好ましく、900℃以下がさらに好ましい。
LLTの結晶構造の一部が低融点材料で置換された焼結体(置換タイプ)は、上述したRサイト又はMサイトの金属が低融点材料で置換された構造となっていると考えられる。このうちRサイトが置換されたものであれば、焼結温度を低下させる効果が高くが好ましい。Rサイトに置換される低融点材料としては、ビスマス、酸化鉛(PbO)などが挙げられるが、このうち、ビスマスが好適である。また、Mサイトが置換されたものであれば、イオン伝導に寄与するリチウムが減少しないためイオン伝導率の低下を抑制できると考えられる。Mサイトと置換される低融点材料としては、四ヨウ化スズ(SnI4)や、四ヨウ化ゲルマニウム(GeI4)などが挙げられる。また、Rサイト及びMサイトに同時に置換される低融点材料としては、BiFeO3などが挙げられる。置換タイプの固体電解質としては、具体的には、(1−a)Li0.35La0.55TiO3−a(Bi0.5Li0.5)TiO3や、(1−a)Li0.35La0.55TiO3−aBiFeO3、Li0.35(La0.55(1-a)Bi0.55a)TiO3などが挙げられる。ここでは、aは0<a<1を満たす数であればよいが、0.01≦a≦0.3が好ましく、0.02≦a≦0.2がより好ましい。
LLTを主成分とし、LLTのほかに低融点材料を含む焼結体(外添加タイプ)は、LLTの結晶粒界に低融点材料が存在していると考えられる。ここでは、低融点材料は、低融点材料が結晶粒を覆うように存在するのではなく、結晶粒界に点在し得る程度に、焼成時の粘度が比較的高いことが好ましい。こうすれば、LLT粒界におけるイオン伝導を阻害しにくいと考えられるからである。なお、外添加タイプでは、LLTの結晶格子の格子点の隙間に低融点材料が存在していてもよい。外添加タイプのものにおいて、低融点材料の融点は、200℃以上であることが好ましく、300℃以上であることがより好ましく、400℃以上であることがさらに好ましい。融点が200℃未満のものでは、焼成途中で結晶粒界の外部に排出されたり結晶粒界全面を覆うように存在してしまうと考えられるからである。外添加タイプの場合の低融点材料としては、ホウ素、フッ素などを含むものであることが好ましく、酸化物、ホウ化物、フッ化物であることがより好ましい。このうち、Li247及びLiBO2の少なくとも一方であることがさらに好ましい。外添加タイプの固体電解質としては、具体的には、(1−b)Li0.35La0.55TiO3−bLiBO2や、(1−b)Li0.35La0.55TiO3−bLi247などが挙げられる。ここでは、bは0<b<0.5を満たす数であればよいが、0.001≦b≦0.3が好ましく、0.01≦b≦0.02がより好ましい。なお、本発明において、外添加とは、LLTの結晶構造を置換しない態様で存在することをいう。
次に、本発明の固体電解質を用いた全固体型リチウム電池について説明する。本発明の全固体型リチウム電池は、正極と、負極と、正極と負極との間に介在する固体電解質とを備えている。
正極は、正極活物質を有するものである。正極活物質としては、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物や遷移金属元素を含む硫化物などを用いることができる。具体的には、Li(1-x)MnO2(0<x<1など、以下同じ)、Li(1-x)Mn24などのリチウムマンガン複合酸化物、Li(1-x)CoO2などのリチウムコバルト複合酸化物、Li(1-x)NiO2などのリチウムニッケル複合酸化物、LiV23などのリチウムバナジウム複合酸化物、V25などの遷移金属酸化物、TiS2、TiS3、MoS3、FeS2などの遷移金属硫化物などを用いることができる。これらのうちで、リチウムの遷移金属複合酸化物、例えば、LiCoO2、LiNiO2、LiMnO2、LiV23などがより好ましい。
負極は、負極活物質を有するものである。負極活物質としては、金属リチウム、リチウム合金、スズ化合物などの無機化合物、リチウムと遷移金属とを含む酸化物、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素質材料、導電性ポリマーなどが挙げられる。このうち、リチウムと遷移金属とを含む酸化物が好ましく、例えば、Li4(1-y)Ti512(0<y<1)などがより好ましい。
正極及び負極は集電体を有していてもよい。集電体としては、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、鉄、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラスなどのほか、接着性、導電性及び耐酸化性向上の目的で、アルミニウムや銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタンや銀などで処理したものを用いることができる。これらについては、表面を酸化処理することも可能である。集電体の形状については、箔状、フィルム状、シート状、ネット状、パンチ又はエキスパンドされたもの、ラス体、多孔質体、発泡体、繊維群の形成体などが挙げられる。
固体電解質は、上述したものと同一であるため、ここでは詳細な記載を省略する。
本発明の全固体型リチウム電池の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、こうしたリチウム電池を複数直列に接続して電気自動車等に用いる大型のものなどに適用してもよい。また、本発明の全固体型リチウム電池は、一次電池でもよいし、充放電可能な二次電池でもよい。
本発明の全固体型リチウム電池の構造は、特に限定されないが、例えば図1や図2に示す構造が挙げられる。図1の全固体型リチウム電池20は、固体電解質層10と、この固体電解質層10の片面に形成された正極12と、この固体電解質層10のもう片面に形成された負極14とを有する。このうち、正極12は、固体電解質層10に接する正極活物質層12a(正極活物質を含む層)とこの正極活物質層12aに接する集電体12bとからなり、負極14は、固体電解質層10に接する負極活物質層14a(負極活物質を含む層)とこの負極活物質層14aに接する集電体14bとからなる。一方、図2の全固体型リチウム電池20は、固体電解質層10と、この固体電解質層10の片面に形成された正極12と、この固体電解質層10のもう片面にポリマー電解質層16を介して形成された負極14とを有する。このうち、正極12は、正極活物質層12aと集電体12bとからなり、負極14は、負極活物質層14aと集電体14bとからなる。
次に、本発明の全固体型リチウム電池の製造方法について説明する。本発明の全固体型リチウム電池の製造方法は、(1)原料層形成工程と、(2)焼成工程と、を含むものである。
(1)原料層形成工程
原料層形成工程では、活物質の原料を含む活物質原料層と、固体電解質の原料を含む固体電解質原料層と、が密着した原料層を形成する。
ここでは、まず、活物質原料層の形成について説明する。活物質の原料は、焼結によって上述した活物質となるものが好ましい。このようなものとしては、活物質を構成する金属の酸化物や水酸化物、炭酸塩などが挙げられる。例えば、活物質を正極活物質であるLi(1-x)CoO2とする場合にはLi2CO3とCo34などを用いることができるし、Li(1-x)Mn24とする場合にはLi2CO3とMnO2などを用いることができるし、Li(1-x)NiO2とする場合にはLiOHとNi(OH)2などを用いることができる。また例えば、活物質を負極活物質であるLi4(1-y)Ti512とする場合にはLi2CO3とTiO2などを用いることができる。
活物質原料層の形成に際しては、上述した活物質の原料にバインダー等を添加してペースト状にしたもの(以下原料ペーストとも称する)を用いてもよい。バインダーとしては、エチルセルロースやメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース系のものや、ブチラール系樹脂、アクリル系樹脂などの各種バインダーを用いることができる。また、ターピオネールやアセトン、トルエンなどの有機溶剤を溶媒として用いてもよい。原料シートは、上述した活物質の原料、バインダー、溶媒などをトリロールミル、ポットミル等を用いる通常のペーストの製造方法を用いて混合することにより得ることができる。
原料ペーストの層を形成する方法としては、例えば、ディスペンサー、ディピング、スプレーなどの公知の液状体供給手法のほか、ドクターブレード法や、スクリーン印刷、メタルマスク印刷などの印刷手法を用いることができる。このうち、スクリーン印刷であれば厚みやパターンを高精度に制御できるため、好ましい。また、メタルマスク印刷によれば、厚みを持って原料ペーストを形成しやすく、このため、形状制御が容易になる。
続いて、固体電解質原料層の形成方法について説明する。固体電解質の原料は、焼結によって上述した固体電解質となるもの、すなわち、LLTの原料となる原料粉末とLLTの焼結温度よりも融点の低い低融点原料とを含む。ここで、LLTの原料としては、例えば、LLTを構成する金属の酸化物や水酸化物、炭酸塩などが挙げられる。具体的には、例えば、Li2CO3とLa23とTiO2などを用いることができる。
低融点原料は、LLTの焼結温度よりも融点の低いものであればよい。すなわち、融点が1100℃未満であればよい。このうち、1000℃以下が好ましく、900℃以下がより好ましく、850℃以下がさらに好ましい。また、200℃以上が好ましく、300℃以上がより好ましく、400℃以上がさらに好ましい。融点が200℃未満のものでは、焼成途中で外部に排出されてしまったり、LLTの結晶が成長する前に低融点材料がLLTを覆って焼結の進行を阻害することなどが考えられるからである。このとき、低融点原料に含まれる元素がRサイト又はMサイトに置換され得る原料組成とすれば、置換タイプの固体電解質が得られる。また、低融点原料に含まれる元素がRサイト及びMサイトのいずれにも置換され得ない原料組成とすれば、外添加タイプの固体電解質が得られる。ここで、低融点原料としては、具体的には、上述した低融点材料を構成する元素の酸化物や水酸化物、炭酸塩などが挙げられる。具体的には、例えば、Bi23やB23などが挙げられる。これらの低融点材料は、複数種を添加してもよい。例えば、Bi23とB23との両方を添加すれば、置換タイプ且つ外添加タイプの固体電解質が得られる。なお、セラミックス材料の作製に際して、「添加した物質は、一部は母体に固溶して格子に入り、一部は粒界に偏析する」ことが知られている(田中哲郎ら、「圧電セラミックス材料」、1973年、学献社、pp76-79参照)。このことから、低融点原料は、母体に固溶するか粒界に偏析するかのいずれかであるといえる。すなわち、低融点原料が、粒界に偏析しあるいは母体に侵入型固溶する場合には外添加タイプの固体電解質が得られ、低融点原料が母体に置換型固溶する場合には置換タイプの固体電解質が得られるといえる。
固体電解質原料層の形成は、活物質原料層の形成と同様にバインダー等を添加してペースト状にしたものを用いてもよい。詳細については活物質原料層の形成と同様のため、ここでは記載を省略する。
次に、活物質原料層と固体電解質原料層とを密着させる方法について説明する。密着させる方法は特に限定されるものではないが、例えば、上述した活物質原料層形成方法で活物質原料層を形成し、その上から上述した固体電解質原料層形成方法で固体電解質原料層を形成してもよい。また、順番を入れ替えて、固体電解質原料層を形成し、その上から活物質原料層を形成してもよい。また、別々に活物質原料層と固体電解質原料層とを形成して両者を重ね合わせて加圧し、圧着させてもよい。なお、これらに際して、活物質原料層と固体電解質原料層とを交互に複数積層させてもよい。
(2)焼結工程
焼結工程では、上述のようにして形成した原料層を、LLTの焼結温度よりも低い温度で焼結する。この際、必要に応じて加圧してもよい。
焼結温度は、LLTの焼結温度よりも低い温度である。すなわち、1100℃未満である。このうち、1050℃以下が好ましく、1000℃以下がより好ましく、950℃以下がさらに好ましい。焼結時の雰囲気は特に限定されないが、酸化性雰囲気や大気中で焼結を行うことが好ましい。
なお、上述した全固体型リチウム電池の製造方法における原料層形成工程のうち固体電解質原料層の形成方法が本発明の固体電解質製造方法における混合原料体形成工程に相当し、焼結工程が本発明の固体電解質の製造方法における焼結工程に相当するため、本発明の固体電解質の製造方法については、詳細な説明を省略する。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
以下では、本発明の固体電解質を具体的に作製した例を、実施例として説明する。
(1)固体電解質の作製
[実施例1]
出発原料としてLi2CO3、La23、TiO2、Bi23の各粉末を表1の試料1の化学量論組成で混合し、これを大気中750℃で仮焼して仮焼粉末を得た。得られた仮焼粉末を金型プレスにて、直径13mm、厚さ1mmのペレットを作製し、大気中800℃〜1100℃まで温度を変えて焼成した。このようにして得られた焼成体のかさ密度を求め、かさ密度が一定となる最も低い焼成温度である焼結温度を求めた。試料1の焼成温度とかさ密度との関係を図3(a)に示す。試料1では焼成温度が1000℃以上でかさ密度が一定となったため、試料1の焼結温度は1000℃である。そして、試料1のペレットを1000℃で焼結して得られた焼結体を実施例1の固体電解質とした。こうして作製した実施例1の固体電解質は、原料組成から、Li0.35La0.55TiO3におけるRサイトを低融点材料であるBiで置換した組成(置換タイプ)となっているものと推察された。
[実施例2]
出発原料として、Li2CO3、La23、TiO2、Bi23、Fe23の各粉末を表1の試料2の化学量論組成で混合し、実施例1と同様にペレットを作製し、大気中800℃〜1100℃まで温度を変えて焼成した。試料2の焼成温度とかさ密度との関係を図3(b)に示す。試料2では焼成温度が1000℃以上でかさ密度が一定となったため、試料2の焼結温度は1000℃である。そして、試料2のペレットを1000℃で焼結して得られた焼結体を実施例2の固体電解質とした。こうして作製した実施例2の固体電解質は、原料組成から、Li0.35La0.55TiO3におけるRサイトを低融点材料であるBiで置換した組成(置換タイプ)となっているものと推察された。なお、実施例2の固体電解質では、Mサイトの一部がFeに置換されているものと推察された。
[実施例3]
出発原料として、Li2CO3、La23、TiO2、B23の各粉末を表1の試料3の化学量論組成で混合し、実施例1と同様にペレットを作製し、大気中800℃〜1100℃まで温度を変えて焼成した。試料3の焼成温度とかさ密度との関係を図3(c)に示す。試料3では焼成温度が950℃以上でかさ密度が一定となったため、試料3の焼結温度は950℃である。そして、試料3のペレットを950℃で焼結して得られた焼結体を実施例3の固体電解質とした。こうして作製した実施例3おの固体電解質は、原料組成から、Li0.35La0.55TiO3に低融点材料であるLiBO2を外添加した組成(外添加タイプ)となっているものと推察された。
[実施例4]
出発原料として、Li2CO3、La23、TiO2、Bi23の各粉末を表1の試料4の化学量論組成で混合し、実施例1と同様にペレットを作製し、大気中800℃〜1100℃まで温度を変えて焼成した。試料4の焼成温度とかさ密度との関係を図3(d)に示す。試料4では焼成温度が1000℃以上でかさ密度が一定となったため、試料4の焼結温度は1000℃である。そして、試料4のペレットを1000℃で焼結して得られた焼結体を実施例4の固体電解質とした。こうして作製した実施例4の固体電解質は、原料組成から、Li0.35La0.55TiO3 におけるRサイトを低融点材料であるBiで置換した組成(置換タイプ)となっているものと推察された。
[実施例5]
出発原料として、Li2CO3、La23、TiO2、Bi23の各粉末を表1の試料5の化学量論組成で混合し、実施例1と同様にペレットを作製し、大気中800℃〜1050℃まで温度を変えて焼成した。試料5の焼成温度とかさ密度との関係を図3(e)に示す。試料5では焼成温度が1000℃以上でかさ密度が一定となったため、試料5の焼結温度は1000℃である。そして、試料5のペレットを1000℃で焼結して得られた焼結体を実施例5の固体電解質とした。こうして作製した実施例5の固体電解質は、原料組成より、Li0.35La0.55TiO3 におけるRサイトを低融点材料であるBiで置換した組成(置換タイプ)となっているものと推察された。
[実施例6]
出発原料として、Li2CO3、La23、TiO2、B23の各粉末を表1の試料6の化学量論組成で混合し、実施例1と同様にペレットを作製し、大気中800℃〜1000℃まで温度を変えて焼成した。試料6の焼成温度とかさ密度との関係を図3(f)に示す。試料6では焼成温度が950℃以上でかさ密度が一定となったため、試料6の焼結温度は950℃である。そして、試料6のペレットを950℃で焼結して得られた焼結体を実施例6の固体電解質とした。こうして作製した実施例6の固体電解質は、原料組成より、Li0.35La0.55TiO3に低融点材料であるLi247を外添加した組成(外添加タイプ)となっているものと推察された。
[比較例1]
出発原料として、Li2CO3、La23、TiO2の各粉末を表1の試料7の化学量論組成で混合し、実施例1と同様にペレットを作製し、大気中900℃〜1200℃まで温度を変えて焼成した。試料7の焼成温度とかさ密度との関係を図3(g)に示す。試料7では焼成温度が1100℃以上でかさ密度が一定となったため、試料7の焼結温度は1100℃である。そして、試料7のペレットを1100℃で焼結して得られた焼結体を比較例1の固体電解質とした。
(2)イオン伝導率の測定
上述のようにして作製した実施例1〜6及び比較例1の固体電解質の両面に金ペーストを焼き付けて電極を形成し、イオン伝導率を測定した。イオン伝導率の測定には、アジレント製のインピーダンスアナライザを用い、測定周波数は、40Hz〜110MHzとした。表2には、上述のようにして求めた焼結温度と、イオン伝導率を示した。
(3)SEM観察
上述のようにして作製した実施例1〜6及び比較例1の固体電解質の断面を、走査型電子顕微鏡で確認した。図4(a)〜(g)には実施例1〜6及び比較例1の固体電解質の断面SEM写真を示した。
(4)正極活物質形成試験
各実施例及び比較例の固体電解質上に正極活物質を形成可能かを確認するため、正極活物質形成試験を行った。ここでは、正極活物質としてLiCoO2を形成するものとした。まず、各実施例及び比較例の固体電解質(焼結体)に、LiCoO2粉末とバインダーとを混合したペーストをスクリーン印刷し、複数の異なる温度で1〜5時間焼成した。そして、得られた焼成体について、固体電解質と正極活物質とが密着しているか否かを目視及び顕微鏡にて確認した。また、得られた焼成体について、固体電解質と正極活物質との界面付近で変質が生じているか否かを、目視で色の変化が確認されるか否かに基づいて判断した。その結果、いずれの固体電解質についても、以下のような結果となった。700℃以下で焼成したものでは固体電解質と正極活物質との間に目視で隙間が確認された。また、800℃以上で焼成したものでは、固体電解質と正極活物質の界面付近に試料の色が変化した部分が確認され、変質が生じていると判断された。また、700℃より高温且つ800℃未満で焼成したものでは隙間が確認されず、変質も生じていなかった。このことから、LiCoO2を形成する際には700℃より高温且つ800℃未満で焼成することが好ましいことがわかった。
(5)負極活物質形成試験
各実施例及び比較例の固体電解質上に負極活物質を形成可能かを確認するため、負極活物質形成試験を行った。ここでは、負極活物質としてLi4Ti512を形成するものとした。まず、各実施例及び比較例の固体電解質(焼結体)に、Li4Ti512粉末とバインダーとを混合したペーストをスクリーン印刷し、複数の異なる温度で1〜5時間焼成した。そして、得られた焼成体について、固体電解質と負極活物質とが密着しているか否かを目視及び顕微鏡にて確認した。また、得られた焼成体について、固体電解質と負極活物質との界面付近で変質が生じているか否かを、目視で色の変化が確認されるか否かに基づいて判断した。その結果、いずれの固体電解質についても、以下のような結果となった。700℃以下で焼成したものでは固体電解質と負極活物質との間に目視で隙間が確認された。また、900℃以上で焼成したものでは、固体電解質と負極活物質の界面付近に試料の色が変化した部分が確認され、変質が生じていると判断された。また、700℃より高温且つ900℃未満で焼成したものでは隙間が確認されず、変質も生じていなかった。このことから、Li4Ti512を形成する際には700℃より高温且つ900℃未満で焼成することが好ましいことがわかった。
(6)まとめ
表2に示すように、実施例1〜6はいずれも比較例1に比して焼結温度が低かった。このうち、外添加タイプの実施例3,6では焼結温度が950℃と低く、好ましいことがわかった。また、実施例1〜6はイオン伝導率も比較例1と同等であった。そして、図3,4より、実施例1〜6は、いずれも比較例1と同等以上に緻密であることがわかった。このように緻密であることも、イオン伝導率の低下の抑制に寄与しているものと推察される。なお、試料7のペレットを実施例1〜6のように950℃や1000℃で焼成したとしても、密度が非常に低いためリチウムイオンの伝導パスが減少し、イオン伝導率は比較例1のイオン伝導率より1桁以上小さくなると推察される。すなわち、実施例1〜6のようなイオン伝導率は得られないと推察される。また、上記(4)(5)に示した正極活物質形成試験や負極活物質形成試験において、実施例1〜6は比較例1とほぼ同様の結果となったことから、焼結体である固体電解質に活物質原料形成してさらに焼成して電池を作製しても、比較例1と同等以上の性能が得られるものと推察された。
本発明は、全固体型リチウム電池に利用可能である。
10 固体電解質層、11 電極、12 正極、12a 正極活物質層、12b 集電体、14 負極、14a 負極活物質層、14b 集電体、16 ポリマー電解質層、20 全固体型リチウム電池。

Claims (8)

  1. 一般式LipLa(2-p)/3TiO3(0<p≦0.5)で表される酸化物の結晶構造の一部が前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点材料で置換されているか、
    前記酸化物を主成分とし、前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点材料が前記酸化物の粒界に偏析しているか、
    前記酸化物を主成分とし、前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点材料が前記酸化物の母体に侵入型固溶しているか、
    少なくとも一を満たす焼結体である、固体電解質。
  2. 前記低融点材料は、Bi,Li247,LiBO2から選ばれる1以上である、請求項1に記載の固体電解質。
  3. 正極活物質を有する正極と、
    負極活物質を有する負極と、
    前記正極と前記負極との間に介在する請求項1又は2に記載の固体電解質と、
    を備えた全固体型リチウム電池。
  4. 前記正極活物質は、Li(1-x)CoO2、Li(1-x)Mn24及びLi(1-x)NiO2(いずれも0<x<1)のいずれかであり、前記負極活物質は、Li4(1-y)Ti512(0<y<1)である、請求項3に記載の全固体型リチウム電池。
  5. 一般式LipLa(2-p)/3TiO3(0<p≦0.5)で表される酸化物の原料となる原料粉末と前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点原料とを混合して混合原料体を形成する混合原料体形成工程と、
    前記混合原料体を前記酸化物の焼結温度よりも低い温度で焼結する焼結工程と、
    を含み、
    前記原料粉末は、前記焼結工程を経ることによって前記酸化物となるものである、
    固体電解質の製造方法。
  6. 前記低融点原料は、Bi23及びB23のうち少なくとも一方である、請求項5に記載の製造方法。
  7. 活物質の原料を含む活物質原料層と、一般式LipLa(2-p)/3TiO3(0<p≦0.5)で表される酸化物の原料となる原料粉末と前記酸化物の焼結温度よりも融点の低い低融点原料とを含む固体電解質原料層と、が密着した原料層を形成する原料層形成工程と、
    前記原料層を、前記酸化物の焼結温度よりも低い温度で焼結する焼結工程と、
    を含み、
    前記原料粉末は、前記焼結工程を経ることによって前記酸化物となるものである、
    全固体型リチウム電池の製造方法。
  8. 前記低融点原料は、Bi23及びB23のうち少なくとも一方である、請求項7に記載の製造方法。
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