JP5808822B2 - 移動可能な制限手段を備えた製織機械、及び、織布を製造するための方法 - Google Patents

移動可能な制限手段を備えた製織機械、及び、織布を製造するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5808822B2
JP5808822B2 JP2013550790A JP2013550790A JP5808822B2 JP 5808822 B2 JP5808822 B2 JP 5808822B2 JP 2013550790 A JP2013550790 A JP 2013550790A JP 2013550790 A JP2013550790 A JP 2013550790A JP 5808822 B2 JP5808822 B2 JP 5808822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
fabric
restricting means
weaving machine
weaving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013550790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014507571A (ja
Inventor
ディルク、ヤニツェビック
ヨハネス、ルーベン
フーベルト、オルトマン
クルト、モーツ
トーマス、ラウカンプ
ミヒャエル、ランガー
ヘルベルト、ミュラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lindauer Dornier GmbH
Original Assignee
Lindauer Dornier GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lindauer Dornier GmbH filed Critical Lindauer Dornier GmbH
Publication of JP2014507571A publication Critical patent/JP2014507571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5808822B2 publication Critical patent/JP5808822B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D41/00Looms not otherwise provided for, e.g. for weaving chenille yarn; Details peculiar to these looms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C13/00Shedding mechanisms not otherwise provided for
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D41/00Looms not otherwise provided for, e.g. for weaving chenille yarn; Details peculiar to these looms
    • D03D41/008Looms for weaving flat yarns
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03JAUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
    • D03J1/00Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
    • D03J1/22Temples

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

本発明は、織機開口を形成するために経糸材料を交互に上げ下げするための開口手段と、好ましくは帯形状またはテープ形状の緯糸材料を当該織機開口に挿入するために、緯糸挿入領域において経糸方向に静止状態で配置された緯糸挿入手段と、完成された織布または材料を引き出しまたは取り出し方向に引き出すための引き出し手段または取り出し手段と、を備えた、織布を製造するための製織機械または織機に関連する。更に、経糸方向における布または材料の移動のための手段が設けられており、布端部は、受取またはピックアップ位置において個々の最後に挿入された緯糸材料を当該布端部に接触させるために、前記布または材料の移動のための手段によって、布または材料移動範囲において、下流初期位置と上流受取またはピックアップ位置との間で後方及び前方に、移動可能である。
技術の最先端において、例えば、開口の形成、緯糸の挿入及びおさ打ち(beat−up)、及び、布の取り出しのような製織プロセスの個々の段階、または、それぞれ対応する構造的機構に対して、複数の様々な解決策が既に示されている。しかしながら、帯形状またはテープ形状の材料からなる織布を製造することに対して、公知の解決策は、概して適切でない。従って、典型的な従来の糸形状の材料よりも低い柔軟性を有する帯形状の材料または強化繊維を含む材料を用いる場合、製織機械の操作装置によって引き起こされる帯またはテープ材料の変形、及び、結果として、損傷につながり得る。帯形状の緯糸材料を用いる場合、緯糸材料の幅により、緯糸方向における波の形成につながり得て、それは、フラットな織布を形成することをより困難にする。また、帯形状の材料を緯糸材料として使用する場合、製織リードによる典型的な従来の緯糸のおさ打ちは、これが帯形状の緯糸材料に損傷及び変形を生じさせることになるため、不可能である。一方、緯糸のおさ打ち無しでは、一様な密度または締まりの織布を製造することが不可能である。
従って、特開2003−253547号は、織布の形成のために、典型的な従来の緯糸のおさ打ちの代わりに、織布の動きを使用することを示唆している。このために、ローラペアが設けられており、その間に、既に製造された織布の布端部がクランプされる。緯糸挿入後に、クランプされた布端部を有するローラペアは、新たに挿入された緯糸材料を織布の布端部に接触させるために、当該新たに挿入された緯糸材料まで、引き出しまたは取り出し方向とは逆向きに移動される。ローラの回転によって、最後に挿入された緯糸材料は、ローラペアの2つのローラの間に入り、これらによってクランプされる。次に、新たに形成されるクランプされた布端部を有するローラペアは、初期位置へと再び戻るように移動される。元の布端部のクランプは、最後に挿入された緯糸材料のクランプのためのローラの回転中に解放されるため、この場合も、織布におけるギャップ、または、不十分な緯糸密度または緯糸本数(set)を生じさせ得る。更に、ローラによって引き起こされる緯糸材料の損傷につながり得る。
従って、本発明の目的は、緯糸材料の損傷の危険性を低減する製織機械を提案することにある。更に、対応する方法も提案される。
この目的は、特許請求の範囲の独立請求項の特徴を用いて達成される。
織機開口を形成するために経糸材料を交互に上げ下げするための開口手段と、好ましくは帯形状またはテープ形状の緯糸材料を挿入するために緯糸挿入領域において経糸方向に静止状態で配置された緯糸挿入手段と、完成された材料または織布を引き出し方向に引き出すための取り出し手段または引き出し手段と、を備えた、織布を製造するための製織機械または織機である。これに関連して、緯糸挿入領域は、静止状態で配置された緯糸挿入手段、または、ちょうど挿入された帯形状の緯糸材料の前方及び後方端部によって規定されている。更に、経糸方向における布移動のための手段が設けられており、布端部は、ピックアップ位置において個々の最後に挿入された緯糸材料を当該布端部に接触させるために、及び、布の形成を達成するために、当該手段によって、下流初期位置と上流受取またはピックアップ位置との間の布移動範囲において後方及び前方に移動可能である。本願の範囲において、上流及び下流という単語は、それぞれ、引き出しまたは取り出し方向に関連しており、それに対応して、下流初期位置は、上流ピックアップ位置よりも布の引き出し手段の近くに位置されている。
更に、本発明によれば、経糸方向に移動可能な上流及び下流制限手段が設けられており、当該手段は、開口手段によってもたされる織機開口の開きを制限すると共に、上流端部位置と下流端部位置との間の制限手段移動範囲内において後方及び前方に移動可能である。布または経糸材料は、引き出し手段に向かう方向において、上方及び下方制限手段の間を通って案内されている。これに関連して、制限手段は、少なくとも引き出し方向とは逆向きの移動の間に、布及び/または最後に挿入された緯糸材料の上を通って、クランプすることまたは挟むこと無しで、すなわち、積極的に作用する接触無しで、移動可能である。従って、制限手段は、最後に挿入された緯糸材料、または、布を、ただ緩く取り囲んでおり、これにより、制限手段は、望ましくない変形に対して緯糸材料を、本質的に穏やかなまたは注意深いやり方で保護している。
織機開口が、開口手段によって形成され、好ましくは帯形状の緯糸材料が、経糸方向に静止されていると共に緯糸挿入領域を規定する緯糸挿入手段によって、開かれた織機開口に挿入され、緯糸材料を布端部に接触させるために、完成された織布の布端部が受取またはピックアップ位置へと移動される、という製織機械上で織布を製造するための対応する方法において、本発明によれば、上方及び下方制限手段が引き出し方向とは逆向きに下流端部位置から上流端部位置へと移動され、これにより、制限手段が、クランプすることまたは挟むこと無しで、織布または最後に挿入された緯糸材料との積極的な接触無しで、織布または緯糸材料の上を通って移動される。上流端部位置において、開口手段の作用により開いている織機開口は、制限手段よって制限または境界付けられ、これにより、最後に挿入された緯糸材料は、制限手段の間に配置され、それから、最後に挿入された緯糸材料の後方端部に新たに形成された布端部、及び、制限手段が、初期位置または個々に流端部位置へと戻るように、本質的に互いに同期して移動される。
緯糸材料の損傷は、先行技術においては最後に挿入された緯糸材料を2つのローラのクランプ領域へと引き入れる間に生じ得たが、本発明によれば、少なくとも引き出し方向とは逆向きの移動中に、または、織布及び/または最後に挿入された緯糸材料と制限手段との間の相対移動中に、積極的なクランプ及びそれによる直接的な接触が提供されずに、その代わりに、織布または布端部及び/または最後に挿入された緯糸材料が、制限手段によってただ緩やかに取り囲まれるため、回避される。従って、先行技術においては、緯糸材料をしっかりとまたは硬く緊張されること、または、クランプすることが提供されたが、織布の上を通る及び/または最後に挿入された緯糸材料の上を通る制限手段の移動は、概して接触無しで実行される。本発明の範囲において、制限手段の単語は、それによって少なくとも布端部の領域において開口が開く方向における経糸材料の間隔が制限または境界付けられ得るような手段に言及する。同時に、最後に挿入された緯糸材料上における経糸の損傷作用は、制限手段によって妨げられまたは防止され、当該制限手段は、開口手段によって規定される織機開口の開きを制限または境界付ける。最後に挿入された緯糸材料は、制限手段の間に配置されており、織機開口の開きの更なる進行または伝播は、制限手段によって妨げられまたは防止されているため、従って、最後に挿入された緯糸材料は、真っ直ぐに伸び出された状態のままであると共に、経糸によって屈折され得ない。これに関連して、新たに挿入された緯糸材料が、以前の布端部との接触を通して緯糸挿入領域から受け取られるまたはピックアップされると共に、引き出し配置に向かう方向において遠ざかるように移送されるまでずっと、制限手段は、当該新たに挿入された緯糸材料を開いている織機開口による変形に対して保護する。緯糸挿入領域においてまだ配置される緯糸材料の波形状の変形は、所望のフラットな織布の製造を妨げるまたは防止すると共に、緯糸材料または織布の更なる損傷を追加的に引き起こすが、そのような変形が従って防止され得る。
本発明の有利な実施の形態によれば、これに関連して、制限手段移動範囲が、布移動範囲とは異なって具体化され、好ましくは、布移動範囲より大きい。これにより、例えば、最後に挿入された緯糸材料を完全に、上方及び下方制限手段の間に位置決めすることが可能となり、従って、最後に挿入された緯糸材料が引き出し方向に移動される前に、当該最後に挿入された緯糸材料を保護することが可能となる。
更に、制限手段が、布移動装置とは独立の別個の駆動部によって、経糸方向に駆動可能であるならば、特に有利である。これは、移動の順序または進行の高い柔軟性を可能にすると共に、布の形成、すなわち「緯糸のおさ打ち」、をサポートすること、及び、移動の順序の対応する制御によって織布の緯糸密度または緯糸本数を調整すること、の可能性を提供する。
本方法の有利な更なる発展は、初期位置からピックアップ位置への布端部に移動に本質的に同期して、制限手段が、最初に、下流端部位置から上流中間位置へと移動されることを提供する。布端部がピックアップ位置に到達した後でのみ、次に、制限手段が上流端部位置へと移動され、これにより、制限手段は、最後に挿入された緯糸材料の上を通って、経糸方向に移動される。次に、布端部及び制限手段が、本質的に互いに同期して、引き出し方向において初期位置または個々に下流端部位置へと戻るように移動される。従って、最後に挿入された緯糸材料は、最初に緯糸挿入領域に位置されているが、一度、制限手段の間に完全に配置され、これにより、変形及び損傷に対して保護されると、その後でのみ、受取またはピックアップされる、すなわち、引き出し方向に移動される。対応して具体化された製織機械において、緯糸挿入領域は、従って、本質的に制限手段移動範囲内に位置される。
同様に、本発明の他の実施の形態によれば、緯糸挿入位置が制限手段移動範囲の外側に位置することが可能である。対応する方法において、制限手段は、最初に、初期位置からピックアップ位置への織布の移動に本質的に同期して、下流端部位置から上流端部位置へと移動される。次に、初期位置へと戻るような織布の移動が開始され、これにより、最後に挿入された緯糸材料は、制限手段の間に引き入れられる。最後に挿入された緯糸材料が制限手段の間に完全に引き入れられた後にのみ、次に、制限手段は、布端部に同期して、上流端部位置から引き出し方向において下流端部位置へと戻るように移動される。
布の形成、すなわち、最後に挿入された緯糸材料を以前の布端部と綴じ込むこと、をサポートするために、布端部がピックアップ位置に到達した後に一時的または暫定的な停止状態で保持され、その後でのみ初期位置へと戻るように移動されるならば、更に有利である。本発明による製織機械において、緯糸移動手段は、対応して、ピックアップ位置において一時的または暫定的な停止状態で保持可能である。
有利には、制限手段は、制限手段移動範囲内の1つまたは2つ以上の任意の位置において、一時的または暫定的な停止状態で保持され得る。布の形成をサポートするために、例えば、制限手段が、緯糸挿入位置より本質的に下流に配置された中間位置、及び/または、上流端部位置において、一時的または暫定的な停止状態で保持可能あるならば、有利である。対応する方法において、制限手段は、有利には布の静止状態の間に、中間位置または上流端部位置において、一時的または暫定的な停止状態で保持される。
追加的に、開口閉鎖後に、閉じられたまたは既に再び開いている織機開口が、一時的または暫定的な開口停止状態で保持される、または、開口が開く方向における経糸材料の移動が、少なくとも制限手段が上流端部位置に到達する、及び/または、最後に挿入された緯糸材料が制限手段の間に入るまでずっと、一時的または暫定的な停止状態で保持されるならば、布の形成の更なる発展が達成され得る。本発明による製織機械の有利な実施の形態において、一時的な開口停止状態、すなわち、開口が開く方向における経糸材料の移動の一時的または暫定的な停止状態、が開口閉鎖後に可能とされる。これにより、開口閉鎖における最後に挿入された緯糸材料を、わずかに綴じ込められることが妥当な場合、制限手段の間の保護領域へと持って行くこと、及び、従って、当該緯糸材料をあらゆる時点で屈折または波形状の変形から保護すること、が可能となる。本発明の有利な実施の形態によれば、このために、開口手段は、延伸されたへドル穴を有するヘルドシャフトを備えており、これにより、開口手段の連続的な動作順序における積極的な介入が不要となる。これに関連して、へドル穴は、開口停止状態が1回の製織サイクルの期間の少なくとも1/36に亘って生じるようなやり方で延伸されている。
本発明の別の有利な更なる発展によれば、緯糸挿入後に、緯糸材料が、完全に、すなわち、その後方端部までの全幅に亘って、制限手段の間に入るまでずっと長い間、当該緯糸材料は、経糸材料の両側におけるクランプにクランプされたままである。これにより、緯糸材料は、あらゆる時点で経糸材料による変形に対して保護され得る。
本発明の有利な実施の形態は、制限手段が、緯糸方向に延びる2つのバーまたはレールを有すること、を提供する。これらは、互いに対して相対的に固定及び静止されると共に、緯糸材料をあらゆる時点でただ緩やかに取り囲むバーまたはレールとして、具体化され得る。
しかしながら、同様に、下流端部位置へと戻る制限手段の移動中に、最後に挿入された緯糸材料が、制限手段の間にクランプされるならば、有利であり得る。対応する製織機械において、制限手段は、クランプ手段として具体化される。このために、制限手段は、緯糸方向に延びる2つのバーまたはレールを有しており、これにより、バーまたはレールの少なくとも1つが、緯糸材料をクランプするために、垂直方向に移動可能である。従って、緯糸材料は、全体の織布の形成及びその引き出し方向における搬送の間に、積極的にクランプされると共に、屈折及び波形成に対して保護される。
処理中の材料または生じつつある織布の厚みに対する調整または適応を可能にするために、バーまたはレールの間隔が調整可能ならば、更に有利である。これにより、あらゆる時点において、一方では、経糸の最も効果的な可能な制限または限定に対する最適な調整を作り出すことが可能になり、他方では、直接的な接触とクランプとを回避することによって織布または緯糸材料の保護または注意深い取り扱いを作り出すことが可能となるならば、特に有利である。これに関連して、バーの鉛直方向の間隔が製織作業の間も調整可能である。これにより、いかなる時点においても処理を中断すること無しで適応が可能となる。例えば、織布を製造するための方法において、制限手段の間隔が、上流端部位置に到達した後の当該制限手段の移動中に減少されるならば、有利である。これにより、穏やかなやり方で、最後に挿入された緯糸材料の特に良好な保護が保証され得て、これにより、直接的なクランプ接触による物品または織布の損傷の危険性が全く存在しない。
本発明の特に有利な実施の形態によれば、更に、前方及び後方端部位置の間で経糸方向に移動可能な製織リードが設けられており、引き出し方向に対する製織リードの前方端部位置は、緯糸挿入領域に配置された最後に挿入された緯糸材料の後方端部の上流または後ろに位置する、または当該後方端部に到達する。最後に挿入された緯糸材料の後方端部は、曲げられた経路を取るまたは緯糸方向において真っ直ぐに位置しないならば、この制限されたリードの移動を通じて、緯糸挿入後またはピックアップ位置への織布の移動前または移動中に、緯糸方向において真っ直ぐに向けられる、または配置される。それでもやはり、緯糸材料の損傷は、リードのおさ打ちの唯一の限定された効果的なまたは作用する範囲によって回避される。
更に、緯糸挿入手段との衝突、及び、織布の形成における誤りまたは過ちを回避するために、制限手段の機能または動き、及び、緯糸挿入領域からの緯糸材料の正確な搬出が適切なセンサによってモニタされるならば、有利である。
更なる有利な点が、後述の図示された実施例に関連して説明されよう。
図1は、織布移動手段及び制限手段を備えた、本発明による製織機械の概略図である。 図2は、クランプ手段として具体化された制限手段の詳細な図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態による織布の製造方法の図である。 図4は、物品または織布のクランプを有する、図3の方法の変形の図である。 図5は、本発明の別の実施の形態による方法の図である。 図6は、概略平面視における本発明による方法と本発明による製織機械の更なる図である。
図1は、概略側面視における本発明による製織機械1を示している。公知のやり方の製織機械1は、そこから経糸材料3が提供される経糸ビームまたはローラ2と、織機開口5を形成するための開口手段4と、当該織機開口5に好ましくは帯形状の緯糸材料7を挿入するための緯糸挿入手段6(ここでは示されていない、図6を参照)と、を備えている。経糸材料は、そこから経糸材料が引き出される複数の経糸スプールまたはボビンを有するクリール(creel)から交互に提供され得る。更に、完成された物品または織布9を引き出しまたは取り出し方向AR(ここでは矢印の記号で表されている)に引き出すための引き出しまたは取り出し手段8が設けられている。従来のやり方では、経糸材料3は、糸形状または帯形状で具体化され得る。そのような公知のやり方では、経糸材料3は、経糸ビーム2からバックレストビーム(backrest beam)またはバックローラ(whip roll)10を超えて開口手段4のヘドル穴11を通って案内されており、当該開口手段4は、ここではヘルドシャフトとして具体化され、当該経糸材料3を交互に上げ下げすることにより織機開口5を形成する。経糸材料3は、織布の綴じまたは組み合わせ点12において一緒に走行しており、そこから完成された物品または織布9が、ブレストビーム(breast beam)13を超えて引き出し手段8へと搬送される。緯糸挿入手段6は、経糸方向に対して静止状態で配置されており、これに関連して、その経糸方向に対する幅が使用された緯糸材料の幅にそれぞれ対応するような緯糸挿入領域14を規定している。
帯形状の緯糸材料7は、典型的な従来の緯糸のおさ打ち(beat−up)によって損傷されるため、織布の移動によって布の形成を実現することが提供される。このために、緯糸材料7を織布に綴じ込むために、閉じている織機開口5と共に、布端部12が、布移動手段10、13によって、まだ緯糸挿入領域14に配置されている緯糸材料7の方向に、引き出し方向ARとは逆向きに移動される。織布移動のための手段10、13は、ここでは、ブレストビーム13とバックレストまたはバックローラ10とによって形成されており、それらは、点線の図と両矢印によって示されるように、互いに同期して、経糸方向において後方及び前方に移動可能である。しかしながら、織布移動のための手段10、13は、経糸ビーム2のための可逆の駆動部に関連して、可逆の引き出し手段8によっても形成され得る。更に、布端部12の移動は、一方で、ブレストビーム13の移動とバックレストまたはバックローラ10の移動との重ね合わせによって、他方で、引き出し手段8によって、も実現され得る。
ここでは、布端部12は、(引き出し方向ARに対して)下流初期位置AGに配置されていると共に、引き出し方向ARとは逆向きに、上流受取またはピックアップ位置AHへと移動可能であり、そこで、個々の最後に挿入された緯糸材料7と接触される。最後に挿入された緯糸材料7が物品または織布9と綴じ上げられ且つ綴じ下ろされた後、布移動手段13、10は、引き出し方向において、実線で図示されたそれらの初期位置へと戻され、これにより、最後に挿入された緯糸材料7の後方端部に新たに形成された布端部12が、初期位置AGへと引き戻され、物品または織布9は公知のやり方で引き出される。
帯形状の緯糸材料7の処理に示される更なる問題が、開いている織機開口5に関連する経糸材料3の移動に起因する緯糸材料7の波形状の変形において見られる。この波変形は、所望の一様かつフラットな織布9の形成を妨げるまたは防止するだけでなく、更なる処理における、または、布引き出し中の、特に突出する緯糸材料7の、問題及び損傷をもたらし得る。波形状の変形は、更に、織布の中心線に向かう方向において2つの側方の布の耳(selvedge)から帯形状の緯糸材料7を引っ込めることまたは引き入れることをもたらし、これにより、側方の布の終端または端部の形成も損なわれる。従って、本発明によれば、上方及び下方制限手段16が設けられており、その間で、完成された物品または織布9が引き出し手段8へと案内される。本発明によれば、制限手段16が、上流端部位置EP2と下流端部位置EP1との間で、経糸方向において後方及び前方に移動可能であり、これにより、経糸材料3による、及び、緯糸挿入領域14における及び当該緯糸挿入領域14からのその全体の搬出中における損傷による、不所望の屈曲から最後に挿入された緯糸材料7を保護する位置に位置する。これにより、少なくとも引き出し方向ARとは逆向きの制限手段16の移動が、従って、緯糸材料7の受取またはピックアップが、クランプすることまたは挟むこと無しで、言い換えれば、本質的に緯糸材料7及び織布9と直接的に接触すること無しで、実行され、これにより、緯糸材料7が損傷する危険性が低減される。
物品移動手段10、13及び制限手段16は、独立の構造アセンブリとして具体化されているため、例えば図1から見られ得るように、上流及び下流端部位置EP1及びEP2の間に延びる制限手段移動範囲を、布移動範囲WBより大きく具体化することも可能である。従って、制限手段16は、挿入された緯糸材料7をそこで受け取るまたはピックアップするために、緯糸挿入領域14へと直接的に移動され得る。更に制限手段16が好ましくは布移動手段10、13とは独立に別個の駆動部21(図6参照)によって駆動可能な場合、そのときは、移動順序が個々の使用された緯糸材料14及び更に周囲に特に柔軟に適応され得る。特に、布移動手段13及び10と制限手段16の移動順序の、完全に独立の時間的な制御が可能となる。これにより、布端部12が布移動手段13、10によってしっかりと保持され且つ案内される一方で、同時に、緯糸材料7が上方及び下方制限手段16の間で保護される、ということが有利なやり方で達成され得る。また、これにより、織布におけるギャップの形成が概して回避され得る。
織布を製造するための本発明による方法、及び、制限手段16及び布移動手段13,10の移動順序の図が、概略側面視において、図3a乃至図3eに図示されている。
これに関連して、図3aは、緯糸挿入の直後の布移動手段13と制限手段16との状況を示している。製織機械1の主軸に対して、約290°の機械角度における状況が示されている。この時点で、織機開口5は、ちょうどまだ開いている、または、閉じ始めている。帯形状の緯糸材料7は、緯糸挿入手段14、例えば、グリッパーによって挿入されており、ここで、緯糸挿入領域14に配置されている。この時点で、布端部12(及び、対応する布移動手段13、10)は、下流初期位置AGに配置されており、制限手段16は、その下流端部位置EP1に配置されている。更に、製織リード15が示されており、その機能は後で説明されよう。
緯糸挿入が完了した後で、本質的に互いに同時に、布移動手段13、10と一緒の物品または布9または布端部の移動、及び、制限手段16の移動の両方が、布端部12が上流受取またはピックアップ位置AHに到達してやっと、始まる。この状況は、図3bに図示されており、例えば約330°〜340°の機械角度に到達される。この時点で、織機開口5は、まだ約1/3開いている。更に、布端部12がピックアップ位置AHに配置されるとすぐに、物品または布9の布端部12が最後に挿入された緯糸材料に接触することが、図3bに明らかであり、これにより、完成した物品または布9との緯糸材料7の綴じ込みが、以降の布の形成を通して起こり得る。この時点で、制限手段16は、緯糸挿入領域14の下流に隣接する中間位置ZPに配置されている。特に有効な実施の形態によれば、中間位置ZPは、緯糸挿入領域14とわずかに重なり、これにより、制限手段16は、ここで図示されたように、引き出し方向ARに対して最後に挿入された緯糸材料7の前方端部17の直ぐ後ろにまたは後ろに近接して位置される。
ピックアップ位置AHに配置された布端部12は、布の形成を許可するために、ここで、一時的なまたは暫定的な停止状態で保持される。これに関連して、布の停止状態の間に、制限手段16も、布の形成をサポートするために、中間位置ZPにおいて、短期間、暫定的なまたは一時的な停止状態で保持される。次に、制限手段16は、図3cにおいて矢印により示されるように、中間位置ZPから、更に引き出し方向ARとは逆向きに、上流端部位置EP2に向かう方向に移動される。これに関連して、図3cは、約350°の機械角度で生じる織機開口5の閉鎖直後の状況を示している。
図3dにおいて、制限手段16は、ついにその上流端部位置EP2に到達し、そこでは、最後に挿入された緯糸材料7は、完全に、言い換えればその全幅に亘って、制限手段16の間に配置される。従って、緯糸挿入領域14は、本質的に制限手段移動範囲BB内に位置する。制限手段16がその上流端部位置EP2に到達した後に、織機開口5が再び開き始め、これにより、ここでは制限手段16の間に完全に配置された緯糸材料7は、経糸材料3による望ましくない屈曲及び損傷に対して保護される。制限手段16は、約370°またはそれぞれ10°の機械角度で、その上流端部位置EP2に到達する。
本発明の本実施の形態によれば、織機開口5の開きは、開口の閉鎖(図3c参照)に到達した後に遅延され、当該開口の閉鎖において、閉じられた織機開口5は、制限手段16がその上流端部位置EP2に到達するまでずっと、暫定的なまたは一時的な開口停止状態に保持される。これにより、経糸材料3による緯糸材料7の望ましくない影響は、緯糸材料7が未だ制限手段16の間の保護領域に完全に配置されていない時点に、有利なやり方で回避され得る。
制限手段16が、ここで再び互いに本質的に同期して、その上流端部位置EP2に到達した後に、初期位置AGへと戻る引き出し方向ARにおける物品または布9と一緒の布端部12の移動と、図3eにおいて点線で図示された下流端部位置EP1へと戻る制限手段16の移動との両方が、始まる。これに関連して、図3eは、初期位置AHまたは端部位置EP1へと戻る移動を始める直後の状況を示しており、それは、約20°の機械角度で始まる。
引き出し方向ARにおける布端部12及び制限手段17の移動が完了されると共に、織布9の引き出しが実行された後で、移動または動作サイクルが完了され、次の緯糸材料7の挿入と一緒に再び新たに始まる。前の最後に挿入された緯糸材料7は、制限手段16の間にまだ位置されており、ここで新たな布端部12を形成する。
図3cに関連して記載されたような開口閉鎖における暫定的なまたは一時的な開口停止状態に到達するために、本発明の本実施の形態によれば、拡大されたヘドル穴11を有するヘルドフレームまたはシャフト、または開口手段4が図1に概略で示されたように提供される。これにより、典型的な従来の開口手段4が使用され得て、これにより、製織機械1または開口手段4の駆動部が連続的に運転し続けることができる。しかしながら、同様に、ヘルドフレームまたはシャフト4の特別なカムディスク駆動部、または、他の特別に具体化された開口手段4によって、開口閉鎖における暫定的なまたは一時的な停止状態を実現することも可能である。少なくとも10°の機械角度、好ましくは20°〜50°の間の機械角度の間隔に亘る開口停止状態が、移動の進行または順序のために、及び、緯糸材料7の波形状の変形を回避するために、特に有利であると分かった。これにより、緯糸材料7は、ちょうど開口閉鎖においてその全幅に亘って制限手段16の間に入り得る。
既に記載されたように、クランプすることまたは挟むことが無いこと、及び、従って、直接的な接触が無いことが、布9または緯糸材料7と制限手段16との間で相対的な移動中に生じるため、布移動を通じた布の形成、及び、開口の制限は、特に穏やか且つ保護的なやり方で達成され得る。
緯糸材料を真っ直ぐ且つ延伸されたまたは延び出された状態で保持するために、及び、緯糸材料を水平方向における変形及び織布の中心線に向かう方向における引っ込みに対して保護するために、緯糸挿入領域14からの搬出中に緯糸材料7を制限手段16においてクランプすることが、追加的に提供され得る。このために、制限手段16は、クランプ手段として具体化される。そのような方法は、図4に図示されている。図4の方法は本質的に図3の方法に対応しているため、追加的なクランプに関連する違いのみが以下に記載されよう。
これに関連して、上方制限手段16が対応して衝突または作用され得ることが、図4d及び図4eにおいて見られ得て、これにより、制限手段16が最後に挿入された緯糸材料7の後方端部18に到達した後すぐに、クランプが始まる(図4d)。緯糸材料のクランプは、矢印によって記号で表されている。制限手段16が下流端部位置EP1に到達した後に、引き出し方向ARとは逆向きの制限手段16の最近であるが再び始められる前の移動において、クランプは最終的に再び開放される。
図5は、本発明の異なる実施の形態を示しており、これにより、緯糸挿入領域14は、図3に示された図とは対照的に、本質的に制限手段移動範囲BBの外側に配置される。従って、上流端部位置EP2は、図3の端部位置EP2と比較して、引き出し方向ARに対していくらか更に下流またはいくらか更に前方に配置される。当該方法の進行または順序は、図3に記載されたものに類似しており、これにより、前述された方法の進行または順序に対する違いのみが、以下に記載されよう。
図3a及び図3bに対して記載されたものと同様に、緯糸挿入(図4a)後に、布端部12がピックアップ位置AHに到達してやっと、布端部12及び制限手段16の本質的に同期する移動が生じる(図4b)。同時に、制限手段16は、その上流端部位置AP2へと来て、これにより、本発明のこの実施の形態によれば、布移動範囲WBと制限手段移動範囲BBとは本質的に同じ大きさである。また、ここでは、緯糸材料7の綴じ込み及び布の形成を改善するために、布端部12がピックアップ位置AHにおいて暫定的なまたは一時的な停止状態で保持されるならば、有利であり得る。
図4cに図示された開口閉鎖及び最後に挿入された緯糸材料7の完了された綴じ込みの後に、制限手段16は、上流端部位置EP2において暫定的なまたは一時的な停止状態で保持され、引き出し方向ARにおいて初期位置AGへと戻る布の移動が開始される。これにより、図4dにおける矢印によって図示されたように、最後に挿入された緯糸材料7は、静止状態の制限手段16の間に引き入れられる。一方、織機開口15が再び開き始める。従って、緯糸材料7を制限手段16の間の保護領域に完全に引き入れる前に、緯糸材料7を開いている織機開口5から保護するために、所定の間隔に亘る開口閉鎖時に開口停止状態を提供することが、本発明のこの実施の形態においても特に有利である。
緯糸材料がその全幅に亘って制限手段16の間に引き入れられ、従って、制限手段16が、緯糸材料7の後方端部18のすぐ後ろにまたは後ろに近接して位置される(図4e)後に、制限手段16のその下流端部位置EP1へと戻る移動が始まり、これにより、これが好ましくは布の移動9と同期して起こる。適応可能であれば、これに関連して、もう一度緯糸材料7をクランプすることが、図4に図示された実施の形態と同様にして、提供され得る。制限手段16がその下流端部位置EP1に到達し、布移動手段13がその初期位置AGに到達し、物品または布が引き出された後に、もう一度、移動サイクルが完了され、織機開口5が次の緯糸挿入のために開かれる。
図2は、クランプ手段として具体化された制限手段16の詳細な図を示している。これに関連して、制限手段16は、緯糸方向に延伸する2つのバーまたはレール19をそれぞれ包含しており、これにより、上方バー19aは、バネ板または金属バネのシートとして具体化され、アクチュエータ20によって衝突または作用され得る。これにより、アクチュエータ20の実施の形態に依存して、クランプの時点を自由に調整することと、これにより、移動順序を特に柔軟に構成することとが、有利なやり方で可能となる。比較して、下流または底部バー19bは、固定された静止状態のバー19として具体化される。同様に、対応するアクチュエータ20によって両方のバー19a及び19bに衝突または作用させることも、当然に考えられる。
図示されていない変形例によれば、2つのバーまたはレールの間隔dが、アクチュエータ20、例えばサーボモータによって調整可能となるように具体化されることが、更に提供され得る。これにより、処理中にも目標とされたやり方で2つのバー19の間の間隔dを調整することと、これにより、使用された緯糸材料7または経糸材料13及び製織処理の状態への適応を実行することとが可能となる。同様に、手作業でのみ、例えばスピンドルまたはスペーサ部品によって、間隔dの調整を提供することも、当然考えられる。そのような間隔dの調整は、もちろん、固定された静止状態のバー19と共に使用可能且つ有利である。バー19と緯糸材料7との間の起こりうる接触の摩擦を最小化するために、及び、損傷を防ぐために、更に、バー19の内側には、低摩擦表面が設けられ得る。
図6は、最後に、製織機械1上の概略平面図を示しており、これにより、本質的に、緯糸挿入領域14からブレストビームまたはロール13までの領域が図示されている。更に、経糸方向における適切な駆動部21によって直線ガイド25において移動可能な制限手段16が認識可能である。制限手段16の駆動部が、ここで図示されたように、別個のサーボモータ21によって達成されるならば、そのときは、移動順序が特に柔軟に構成されると共に、例えば使用された緯糸材料7の幅と布移動手段10、13の移動とに適応され得る。従って、例えば、緯糸挿入領域14からの全体的な搬出中に最後に挿入された緯糸材料7を保護するために、引き出し方向における布移動手段10、13及び制限手段16の移動は、完全に同期して起こり得る。これにより、制限手段16と物品または布9または最後に挿入された緯糸材料7との間の相対移動が、完全に回避され得て、従って、最後に挿入された緯糸材料7の特に穏やかまたは保護的な搬出が、保証され得る。しかしながら、同様に、織布9におけるあるドラフト(draft)、遅延またはオフセットを選択的に達成するために、または、織布を一緒により近接して押して、これにより、より大きな緯糸密度または緯糸本数を達成するために、制限手段16及び布移動手段10、13の移動は、非同期的にも起こり得る。
図6に更に示されたように、緯糸挿入領域14における緯糸材料7の弧形状の向きが、経糸材料3上における緯糸材料7の接触と、引き出し方向ARとは逆向きの布移動とに起因して起こり得る。これは、物品の望ましくないギャップ及び非一様な画像または外観をもたらすだけでなく、続いて起こる織機開口の一様な形成をも妨げるまたは防止し得る。従って、本発明による製織機械1において、更に製織リード15が提供され得るが、それは、典型的な従来の緯糸のおさ打ちを実行せず、その代わりに、緯糸材料7の後方端部18を真っ直ぐに向かせるために、緯糸挿入領域15に案内されるように近接して移動される。
製織リード15のストロークまたは運動距離は、先行技術の典型的な従来の配置に対して制限される。製織リード15は、引き出し方向ARに対して前方であって点線で図示された前方端部位置EVと、実線で図示された後方端部位置EHとの間で移動可能である。これに関連して、前方端部位置EVは、緯糸挿入領域14より後ろまたは上流、または、緯糸挿入領域14において真っ直ぐに向けられた緯糸材料7の後方端部18の後ろに位置するか、または後者に到達する。これにより、弧形状で位置する緯糸材料7の後方端部18のみが真っ直ぐにされることが達成され得て、これにより、制限されたストロークまたは運動距離に起因して、緯糸材料7に損傷が無いことが期待される。他方、緯糸材料7が真っ直ぐに向けられると共に緯糸挿入領域14において延伸または延び出されて位置するならば、そのときは、リードの移動によって影響されない。緯糸材料7は望ましくない弧形状の延伸または形状を有する時だけ製織リード15に接触するため、これにより、損傷の危険性は、更に低減され得る。制限されたリードのおさ打ちによって、緯糸材料7があらゆる場合に真っ直ぐの形状または延伸を呈すること、及び、一様な開口形成が生じることが、保証され得る。
制限手段16及び布移動手段10及び13の移動サイクルにおける製織リード15の移動は、同様に図3、4及び5にも図示される。図3a、4a及び5aから見られ得るように、前方端部位置EVに向かう方向における後方端部位置EHからの製織リード15の移動は、図3b/4b/5b及び図3c/4c/5cに図示されており、本質的に最後に挿入された緯糸材料7の後方端部19の領域に位置するが、緯糸挿入の直後に始まる。引き出し方向ARとは逆向きの布の移動及び制限手段の移動の間に、製織リードは、その前方端部位置AVに位置または隣接し、従って、緯糸材料7の緯糸挿入領域14からのシフト移動を妨げるまたは防止する。開口閉鎖(図3c/4c/5c)及び完了された布の形成の後に、製織リード15は、再びその後方端部位置EHへと戻される。
更に、緯糸挿入手段6、ここではグリッパークランプ22を有するグリッパーと、挿入されるべき個々の緯糸材料7が準備される逆側におけるプレゼンティング(presenting)またはリーチングイン(reaching−in)クランプ23とが、図6に図示されている。緯糸挿入後の緯糸材料7の弧形状の向きまたは配置と、移動する経糸材料に起因する波形状のパターンまたは形状の形成とを更に妨げるまたは防止するために、本発明の有利な実施の形態によれば、緯糸挿入後に、挿入された緯糸材料7が、上方及び下方制限手段16の間の保護領域に完全に位置されるまでずっと、クランプ22及び23にクランプされたままである、ということが提供される。従って、引き出し方向ARとは逆向きの布の移動が完了されると共に、制限手段16による織機開口5の制限が効力を生ずるまでずっと長い間、緯糸材料7は緊張したままである。従って、緯糸材料7は、全体の織布形成処理の間に保護されると共に案内され、これにより、特に一様な織布9が達成され得る。
制限手段16が図4に記載されたようなクランプ手段として具体化されるならば、そのときは、緯糸材料7は、全体の織布形成処理及び緯糸挿入領域14からの搬出の間にクランプされ得て、これにより、変形に対して保護され得る。これにより、制限手段16が最後に挿入された緯糸材料7の上を通って移動された後に、緯糸材料7は、図4dに図示されたように制限手段においてクランプされる。その後でのみ、クランプ22及び23は、開放され、引き出し方向ARにおける布の移動及び制限手段16の移動が開始される。
図6に更に示されるように、制限手段16の移動、及び、緯糸材料7の緯糸挿入領域14からの搬出が、適切なセンサ24、24’によってモニタされるならば、有利である。従って、例えば、少なくとも1つのセンサ24が、制限手段移動範囲BB内に配置され得て、当該センサは、制限手段16の上流端部位置EP2をモニタすると共に、制限手段16の当該端部位置EP2からの遠ざかりを記録する。センサ24が制限手段16のその端部位置EP2からの移動を検出できないならば、そのときは、製織機械1は、緯糸挿入手段6との衝突を回避するために、直ちに停止される。同様に、緯糸挿入手段6の対応する開放に向かって制御されたように前進するために、更なるセンサ24が制限手段移動範囲BBに設けられ得るか、または、制限手段16の下流端部位置EP1がモニタされ得る。更に、緯糸材料7の緯糸挿入領域14からの正しい搬出をモニタするために、追加的なセンサ24’が、例えば緯糸挿入領域14内に設けられ得る。
特に穏やかまたは保護的な布の形成または緯糸材料7の綴じ込みが、本発明による移動可能な制限手段16によって達成され得て、当該制限手段16は、織布9または緯糸材料7の直接的な接触無しで、移動可能である。制限手段16上の摩擦による緯糸材料7または織布9の損傷が、先行技術に存在する弧形状の綴じ込み及び波形成の問題とちょうど同じく、回避される。これに関連して、緯糸材料7が、緯糸挿入領域14からの全体の搬出中に、上方及び下方制限手段16の間の保護領域に配置されることは、特に有利である。布移動手段13と制限手段16とは個別の構造ユニットとして具体化されるため、織布9は、緯糸材料7の上を通る制限手段16の移動の間でさえも、布移動手段10、13によって案内されたままであり、これにより、織布9と綴じ込められるべき新たな緯糸材料7との間の望ましくないギャップの形成の危険性が、回避され得る。
1 製織機械
2 経糸ビームまたはロール
3 経糸材料
4 開口手段
5 織機開口
6 緯糸挿入手段
7 緯糸材料
8 引き出し手段
9 物品、織布
10 布移動のための手段、バックレストビームまたはバックローラ
11 へドル穴
12 布端部、綴じまたは組み合わせ点
13 布移動のための手段、ブレストビームまたはローラ
14 緯糸挿入領域
15 製織リード
16 制限手段
17 緯糸材料の前方端部
18 緯糸材料の後方端部
19 バーまたはレール
20 アクチュエータ
21 駆動部
22 グリッパークランプ
23 プレゼンティングまたはリーチングインクランプ
24、24’ センサ
25 リニアガイド
AR 引き出し方向
WB 物品移動範囲
BB 制限手段移動範囲
AG 下流初期位置
AH 上流受取またはピックアップ位置
EP1 下流端部位置
EP2 上流端部位置
EV 緯糸材料の前方端部位置
EH 緯糸材料の後方端部位地
d 間隔

Claims (15)

  1. 織機開口(5)を形成するために経糸材料(3)を交互に上げ下げするための開口手段(4)と、
    緯糸挿入領域(14)において経糸方向に静止状態で配置され、帯形状の緯糸材料(7)を前記織機開口(5)に挿入するための緯糸挿入手段(6)と、
    完成された織布(9)を引き出し方向(AR)に引き出すための引き出し手段(8)と、
    前記経糸方向における布移動のための手段(13、10)と、
    を備え、
    布端部(12)は、上流ピックアップ位置(AH)において個々の最後に挿入された緯糸材料(7)を当該布端部(12)に接触させるために、前記布移動のための手段(13、10)によって、下流初期位置(AG)と前記上流ピックアップ位置(AH)との間の物品移動範囲(WB)において後方及び前方に移動可能であり、
    前記織機開口(5)の開きを制限する上方及び下方制限手段(16)が更に設けられており、
    前記制限手段(16)は、上流端部位置(EP2)と下流端部位置(EP1)との間の制限手段移動範囲(BB)内において前記経糸方向に後方及び前方に移動可能であり、
    前記制限手段(16)は、クランプすることまたは挟むこと無しのやり方で、少なくとも前記引き出し方向(AR)とは逆向きに、前記織布(9)及び/または前記最後に挿入された緯糸材料(7)を横切って、移動可能である
    ことを特徴とする、織布(9)を製造するための製織機械(1)。
  2. 前記制限手段移動範囲(BB)は、前記布移動範囲(WB)とは異なり、当該布移動範囲(WB)より大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  3. 前記制限手段(16)は、前記布移動装置(13、10)とは独立の別個の駆動部(21)によって、前記経糸方向に駆動可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  4. 前記緯糸挿入領域(14)は、本質的に前記制限手段移動範囲(BB)内に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  5. 前記布端部(12)は、前記布移動手段(13、10)によって、前記上流ピックアップ位置(AH)において一時的な停止状態で保持可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  6. 前記制限手段(16)は、前記制限手段移動範囲(BB)内の1つまたは2つ以上の任意の位置において一時的な停止状態で保持可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  7. 前記制限手段(16)は、緯糸挿入位置より本質的に下流に配置された中間位置(ZB)及び/または前記上流端部位置(EP2)において一時的な停止状態で保持可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  8. 前記開口手段(4)は、製織作業中の開口閉鎖後に一時的な開口停止状態が可能とされるようなやり方で具体化される
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  9. 前記開口手段(4)は、延伸されたヘルド穴(11)を有するヘルドシャフトを包含し、製織サイクルの少なくとも1/36に亘って開口停止状態を可能にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  10. 前記制限手段(16)は、緯糸方向に延びる2本のバー(19)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  11. 前記バー(19)の間隔(d)は、調整可能であり、好ましくは、製織作業において再調整可能である
    ことを特徴とする請求項10に記載の製織機械。
  12. 前記制限手段(16)は、クランプ手段として具体化される
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  13. 前方端部位置(EV)と後方端部位置(EH)との間で前記経糸方向に移動可能な製織リード(15)が設けられており、
    前記製織リード(15)の前記前方端部位置(EV)は、前記引き出し方向(AR)に関して、前記緯糸挿入領域(14)より上流に位置している、または、前記緯糸挿入領域(14)にちょうど到達している
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  14. 少なくとも1つのセンサ(24)が、前記制限手段移動範囲(BB)において当該製織機械(1)上に配置されており、
    前記センサは、前記経糸方向における前記制限手段(16)の位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
  15. 少なくとも1つのセンサ(24’)が、当該製織機械(1)上、及び/または、前記制限手段(16)上に配置されており、
    前記センサは、前記最後に挿入された緯糸材料(7)の位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製織機械。
JP2013550790A 2011-01-28 2011-12-22 移動可能な制限手段を備えた製織機械、及び、織布を製造するための方法 Expired - Fee Related JP5808822B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102011009765.1 2011-01-28
DE102011009765A DE102011009765B3 (de) 2011-01-28 2011-01-28 Webmaschine mit verfahrbaren Begrenzungsmitteln sowie ein Verfahren zum Herstellen eines Gewebes
PCT/EP2011/073784 WO2012100888A2 (de) 2011-01-28 2011-12-22 Webmaschine mit verfahrbaren begrenzungsmitteln, sowie ein verfahren zum herstellen eines gewebes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014507571A JP2014507571A (ja) 2014-03-27
JP5808822B2 true JP5808822B2 (ja) 2015-11-10

Family

ID=44803255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013550790A Expired - Fee Related JP5808822B2 (ja) 2011-01-28 2011-12-22 移動可能な制限手段を備えた製織機械、及び、織布を製造するための方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8939179B2 (ja)
EP (1) EP2668323B1 (ja)
JP (1) JP5808822B2 (ja)
CN (1) CN103429802B (ja)
DE (1) DE102011009765B3 (ja)
RU (1) RU2541955C1 (ja)
WO (1) WO2012100888A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018535165A (ja) * 2015-11-10 2018-11-29 リンダウェル、ドルニエ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツングLindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung ウェブ状製品の製造および引き出しのための方法および装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012212169A1 (de) 2012-07-11 2014-01-16 Lindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Vorrichtung zum Zwischenspeichern von bandartigem Schussmaterial für eine Webmaschine und Webmaschine mit einer solchen Vorrichtung
FR3037976B1 (fr) * 2015-06-29 2017-08-04 Snecma Systeme d'appel de fils pour tissage et procede de tissage d'une structure fibreuse de renfort de pieces en materiau composite
DE102015213015B3 (de) * 2015-07-13 2016-07-07 Lindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Webmaschine
JP1550139S (ja) * 2015-07-23 2016-05-23
JP1550138S (ja) * 2015-07-23 2016-05-23
BE1023395B1 (nl) * 2015-09-01 2017-03-03 Picanol Nv Opstelling en werkwijze voor het optimaliseren van een weefproces
JP6586367B2 (ja) * 2016-01-05 2019-10-02 リンテック株式会社 引出装置および引出方法
US10507627B2 (en) 2017-03-31 2019-12-17 The Boeing Company Systems and methods for forming a dust mitigating fabric
DE102018211531B4 (de) * 2018-07-11 2020-03-05 Lindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Webmaschine sowie Verfahren zum Führen eines Gewebes in einer Webmaschine
FR3097565B1 (fr) * 2019-06-19 2022-08-12 Staubli Sa Ets Machine textile, métier à tisser comportant une telle machine textile et procédés associés
US11465092B2 (en) 2019-09-23 2022-10-11 The Boeing Company Particulate filter and methods for removing particulates from a particulate filter
US11465090B2 (en) 2019-09-23 2022-10-11 The Boeing Company Particulate filter and methods for removing particulates from a particulate filter
CN112816403A (zh) * 2020-12-29 2021-05-18 江南大学 一种对磨毛织物掉毛程度的检测方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2938547A (en) * 1956-03-20 1960-05-31 Dewas Raymond Weft holding means for weaving looms with continuous weft feed
SE314157B (ja) * 1967-10-20 1969-09-01 K Rosen
US4248272A (en) * 1979-10-25 1981-02-03 Appalachian Electronic Instruments, Inc. Shed sensing stop motion system for high speed looms
DE3265120D1 (en) * 1982-01-13 1985-09-12 Sulzer Ag Terry loom having an expander device between the reed and the breast beam
CH659089A5 (de) * 1983-06-09 1986-12-31 Saurer Ag Adolph Webmaschine.
JPS6328943A (ja) * 1986-07-15 1988-02-06 ゲブリユ−ダ− ズルツア− アクチエンゲゼルシヤフト ベルト・グリッパ式織機の横糸投入装置
DE3733590A1 (de) * 1986-12-27 1988-07-07 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren und schaltungsanordnung zum anwerfen von mit einem elektrischen hauptantrieb ausgeruesteten webmaschinen
DE3724358A1 (de) * 1987-07-23 1989-02-09 Dornier Gmbh Lindauer Vorrichtung zum ausgleich von kettenfadenspannungsschwankungen bei der fachbildung bei mehrsystemigen flachwebmaschinen
SU1608260A1 (ru) * 1988-12-30 1990-11-23 Ленинградский институт текстильной и легкой промышленности им.С.М.Кирова Устройство дл прокладывани уточной нити к бесчелночному ткацкому станку
DE4005751A1 (de) * 1990-02-23 1991-08-29 Dornier Gmbh Lindauer Seersucker-einrichtung
DE4443899C1 (de) * 1994-12-09 1995-11-23 Dornier Gmbh Lindauer Webmaschine mit einer Kombination aus Schneidvorrichtung und Einleger
WO1996027701A1 (fr) 1995-03-08 1996-09-12 Toray Industries, Inc. Materiau tisse renforce et procede et appareil pour sa fabrication
DE19548846C1 (de) * 1995-12-27 1996-10-10 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren und Vorrichtung zum Einlegen eines Schußfadens
JP2983531B1 (ja) * 1998-09-29 1999-11-29 福井県 開繊糸織物の製造方法とその装置
DE19924689C1 (de) * 1999-05-28 2001-05-17 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren zum Begrenzen der Webfachöffnung und Webfachbegrenzer
JP3691443B2 (ja) * 2002-02-26 2005-09-07 サカイオーベックス株式会社 織物製造方法および装置
JP3704332B2 (ja) * 2002-10-16 2005-10-12 株式会社ナーゲット 織物製造方法及び製造装置
JP4412543B2 (ja) * 2004-09-21 2010-02-10 弘治 大石橋 帯状繊維束織物の製織装置と製織方法
DE102006025968B3 (de) * 2006-06-02 2007-11-29 Lindauer Dornier Gmbh Verfahren zum Klemmen eines Schussfadens in einer Düsenwebmaschine, insbesondere Luftdüsenwebmaschine, Klemmeinrichtung und Düsenwebmaschine
CN101531073B (zh) * 2006-08-04 2013-11-06 费伯拉弗斯股份公司 用于连续制造多轴向织物幅的方法
JP4994861B2 (ja) * 2007-01-23 2012-08-08 弘治 大石橋 製織方法及び製織装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018535165A (ja) * 2015-11-10 2018-11-29 リンダウェル、ドルニエ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツングLindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung ウェブ状製品の製造および引き出しのための方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
RU2541955C1 (ru) 2015-02-20
EP2668323B1 (de) 2015-05-13
CN103429802B (zh) 2015-05-13
WO2012100888A2 (de) 2012-08-02
JP2014507571A (ja) 2014-03-27
US20130333791A1 (en) 2013-12-19
EP2668323A2 (de) 2013-12-04
RU2013139878A (ru) 2015-03-10
WO2012100888A3 (de) 2013-05-23
DE102011009765B3 (de) 2011-11-10
US8939179B2 (en) 2015-01-27
CN103429802A (zh) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5808822B2 (ja) 移動可能な制限手段を備えた製織機械、及び、織布を製造するための方法
CN114921902B (zh) 针织品制造方法和执行该方法的经编机
US20180179675A1 (en) Weaving Machine
JPH11140744A (ja) 制御可能なよこ糸給糸把持装置及び織機特にグリッパ織機で製織するときのよこ糸屑を最小にするための装置
JP7017991B2 (ja) グリッパ織機における疑似耳部の無い緯糸操作装置
WO2007058273A1 (ja) 横編機の経糸切断・保持方法および装置
CN113166982B (zh) 使用空气压力的梭口方法和设备
US3111966A (en) Method and apparatus for simultaneously weaving lengths of fabric
EP3775342B1 (en) Distance fabric, a method of forming the distance fabric and a weaving machine for performing the method
CN212560654U (zh) 一种渔网机的自动控制结构
US3945407A (en) Multiple filament woven-in slide fastener element
EP3155155B1 (en) Selvedge forming device for a weft thread
CN216550930U (zh) 一种薄膜编织机
EP3014004B1 (en) Method and device for inserting two weft threads at the same time
US5909750A (en) Multiple stage device and method for manufacturing a woven fabric
JPH0655979B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
TW201805498A (zh) 針織帶機
WO2017036853A1 (en) Deflecting device for a weaving machine and method for manufacturing a deflecting device
CZ37618U1 (cs) Tkací stroj pro výrobu vícevrstvé tkaniny, zejména distanční tkaniny
CN114351329A (zh) 一种薄膜编织机
JP5097389B2 (ja) 編機、ノックオーバー手段及び編み製品
JPH11286851A (ja) 緯糸張力調整装置
JPH0874144A (ja) 緯糸糸端挟持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5808822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees