JPS6328943A - ベルト・グリッパ式織機の横糸投入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ベルト・グリツパ式織機の横糸投入装置であ
って、回転方向を変えて駆動されるベルト車と、横糸投
入部材を保持するフレキシブルな投入ベルトと、フレキ
シブルな案内部材と金有しておυ、前記投入ベルトが、
その一端をベルト車に固定されており、かつまた巻上げ
および繰出しのさいにベルト車の円周の３６０°をこえ
る角度範囲にわたって重ね巻付は可能なベルト車巻掛は
区域５ａが、縦糸に対して直角方向にひ道を出入する往
復運動を行なうようにされており、更にまた、前記案内
部材が、その時々にベルト車上に来る投入ベルト７の部
分に巻掛けられる第１の案内部材区分と、互いに間隔を
おいて配置された２つの変向ローラを介して案内される
、投本ベルト７と間隔をおいて延びる第２の案内部材区
分とを有している形式のものに関している。

スイス特許第６５２７６４号により公知の前記形式の装
置の場合、案内部材がケーブルによシ形成されている。

そして、このケーブルの両端が、それぞれ、ベルト車円
周域に設けられた切欠きを通りベルト車の軸のほうへ案
内され、ベルト車ボディ内部のところに配置されたシャ
ックルに固定されている。投入ベルトの繰出し方向で切
欠きに続くベルト車周面区域には、投入ベルトの一方の
端部が、ねじによシ固定されている。投入ベルトの案内
のためには、ベルト車円周部に支持部分が構成されてい
る。この支持部分は、ベルト車の円周部の約１００°に
わたって一定の厚さを有し、かつまた、残シの円周部は
、はぼスパイラル状に延びていて繰出し方向に連続的に
増加する厚さを有している。しかも、この残９の円周部
は、切欠き区域で、ケーブルと投入ベルトとの厚さの合
計に等しい高さの段状部で終っている。この形式によυ
′、多くの場合３６０’以上の巻付は角度でベルト車に
巻付けられる場合、特に、比較的硬質の投入ベルトが用
いられている場合、投入ベルトや案内部材を折れ曲がる
ことのないように、いたわって案内することが可能とな
る。比較的軟質の材料、たとえばプラスチックから成る
投入ベルトヲ用いる場合、特に、比較的小直径をもつベ
ルト車との関連では、投入ベルトの固定端巻付は部に曲
折個所が生じることがある。これらの曲折個所は、投入
ベルトに永久変形を生じさせ、投入ベルトの寿命や案内
を損うことになる。小さい直径のベルト車をもつ形式の
場合は、加えて、切欠き区域が、相応に小さい半径をも
って変向せしめられる案内部材によシ、著しい応力全発
生せしめられる。

本発明の根底をなす課題は、特に前記の点が改良された
、冒頭に述べた形式の装置を製作することにある。この
本発明による装置では、ベルト車が簡単化された構成を
もつにもかかわらず、投入゛ベルトが３６０°以上の角
度でベルト車に巻付けられる場合に、投入ベルトの折れ
曲シのない案内が可能であシ、かつまた、コンパクトな
形式のベルト車と関連して、案内部材を相応にいたわっ
て案内することが可能である。

この課題は、本発明によれば次のようにすることによっ
て解決された。すなわち、ベルト車の円周部に少なくと
も１つのトラフ状のくぼみを設けて、ここに投入ベルト
の一方の末端部分および（−１，たけ）案内部材の末端
部分を受容するようにし、更に、該くぼみ内に取付は可
能で、当該の投入ベルトおよび（または）案内部材の光
波末端部分を固定可能な少なくとも１つのクランプ片を
備えておき、このクランプ片が、その折々に該くぼみの
上方を案内される投入ベルト部分ないし案内部材部分の
ための支持面を有しており、この支持面が、両方の周方
向で該くぼみに続く巻付は周面部分の延びに適合せしめ
られ、該くぼみの上方を周方向に連続的にアーチ状に延
びているようにしたのである。

本発明によ）構成された装置によって、くぼみ内に配置
されたクランプ個所からゆるやかに湾曲して〜ベルト車
周面へ延びる案内面を、投入ベルトが特にいたわられて
案内されることが可能となった。同時に、クランプ個所
の上に巻掛ける場合、くぼみの上方を延びる投入ベルト
部分と投入ベルトに隣接する案内部材部分とを確実に案
内することができる。３６０°を超える巻掛は角度の場
合、巻上げ過程のさいには１．くぼみ内にある案内部材
末端部分と、既にベルト車の周囲にあって投入ベルトに
巻掛けられている案内部材部分との間の移行個所へ、投
入ベルトの当該部分が曲折なしに乗上げることが可能で
ある。あるいはまた、繰出し過程のさいには、前記移行
個所の区域から、投入ベルトの当該部分が相応に曲折な
しに走出することが出来る。これは、本発明により構成
され、配置されたクランプ片は、そのアーチ状の支持面
によって、投入ベルトとこのベルトに続く案内部材の、
くぼみ上方に延びる部分が“たるむ２のを防止するから
である。このため、特に、今日の織機は作業幅が広く、
横糸投入仕事率が高いことと関連して、すでに極めて高
い負荷がかかつている材、料に、更に負荷が加わること
が、相応に防止されるのである。

本発明の構成は、特許請求の範囲のサブクレームに記載
の通シである。

特許請求の範囲第２項に記載の実施例は、扁平なベルト
形状に構成され、一定長さにカットされた案内部材と互
いに又差して配置され中高の周面をもつ変向ローラとを
有し、これら変向ローラによシ、この扁平なベルトの案
内が、ベルト車の軸方向で互いにずらされた２つの区分
で行なわれる。

この形式の実施例によシ、何重にも巻掛は可能なベルト
車を有する特別にコンパクトな構造形式の装置が得られ
る。変向ローラをずらして配置することは、ケーブル状
の案内部材を側方へそらせることと関連して、それ自体
では公知であるが、ベルト状の案内部材を側方へそらせ
ることは、冒頭に述べた形式の横糸投入装置の場合には
、これまで度外視されてきたのである。特許請求の範囲
第２項の実施例によれば、一定長さにカットしたベルト
状案内部材を、支障なしに側方へそらせ、確実に作動さ
せ、ベルト車の２つの並置された巻掛は区域で案内する
ことが可能である。この実施例では、特に、投入ベルト
に巻掛けられる案内部材の全幅にわた夛−様に分配され
る、投入ベルトやベルト車の応力が比較的僅かとなる。

これは、ケーブル状案内部材を用いた場合に生じるよう
な高い局部的な応力が発生しないためである。回転方向
が変わるたびに停止し、再び加速されねばならないベル
ト車は、したがって、相応に軽食の構造形式、たとえば
プラスチック製の構造形式にし、相応に質量を僅かにす
る必要がある。ベルト状の案内部材は、さらに、ケーブ
ル状のそれと異なり、投入ベルト内へ、更には投入ベル
トを介してベルト車周面内へ１喰い込む”ことがなく、
ケーブル状部材よりも著しく厚みが僅かでよい。この結
果、ベルト車に何重かに巻付けても、父互に加速、減速
される質量は比較的小さくてすむ。

特許請求の範囲第５項に記載の、本発明の実施例によれ
ば、ベルト車のクランプ個所と円周区域との間の移行個
所のところで既に、通例、比較的形状安定的な投入ベル
トが十分密着することが可能でちる。

その他の特徴については、図面に示した実施例に即して
説明する。

第１図は、公知の形式のベルト・グリツパ式織機の装置
フレーム１とスレー２の一部を示したものである。フレ
ーム１は左側と右側には、保持板４を有するそれぞれ１
本の支柱３が備えられ、保持板４にはベルト車５が回転
可能に配置されている。第１図には、フレーム１の左側
だけが示されている。この左側には、右側の支柱と鏡像
位置にある左側の支柱３と、右側のベルト車と鏡像位置
にある左側のベルト車５が備えられている。スレー２に
はり−ド６が、図示されていない縦糸を案内するため取
付けられている。左側のベルト車５の周面には、フレキ
シブルな投入ベルト７の第１の末端部分７ａが固定され
ている。ベルト７の第２の末端部分７ｂは、図示されて
いない縦糸の端部を捕捉するグリッパヘッド８を保持し
ている。

同じくグリッパヘッドを有する相応の投入ベルトが右の
ベルト車にも固定されている。

双方のベルト車は、それぞれ往復運動を行なうように逆
方向に駆動される。そのさい、双方の投入ベルト７の巻
上げと繰呂しの間に、これらベルト７に固定されたグリ
ッパヘッド８は、縦糸に対して直角方向の往復運動を行
ない、縦糸によ）形成されるひ道（図示せず）を出入す
る。その場合、グリッパヘッド８は、つねにスレー２に
沿ってひ道の中央まで行き、続いて再びひ道から引出さ
れる。織機の、図示されていない側に、ひ道の外に配置
された横糸源からは、そのつど横糸端が左側の投入ベル
ト７に配置されたグリッパヘッド８に与えられる。横糸
は、グリッパヘッド８によシひ道の第１半部へ投入され
、ひ道の中央で、左側の投入ベルト７のグリッパヘッド
８に引渡され、このヘッド８によシひ道の第２半部へ引
入れられる。

横糸投入が終ると、横糸は公知の形式でリード６によシ
、図示されていないひ道の頂点に持って行かれる。

別の形式のベルト・グリツパ式織機の場合には、横糸投
入装置は、それぞれ１つだけのベルト車５と、織機の片
方の側から織幅全幅にわたって往復する１つだけの投入
ベルト７とを有し゛ておシ、ベルト７のグリッパヘッド
は、そのつど織幅全幅にわたって横糸投入を行なうよう
にされている。

第１図に示した作業位置では、グリッパヘッド８はひ道
の左縁部にある。グリッパヘッド８は、ベルト車５の繰
出しのさい矢印１０の方向へ動く投入ベルト７によシひ
道の中央へ送られ、右側のグリッパヘッドによシ投入さ
れた横糸を受取ってから、投入ベルト７の矢印１０ａ方
向への巻上げによシひ道から引出され、ひ道が変えられ
た後、改めてひ道中央まで横糸投入を行ない、戻って来
る。

投入ベルト７は、ベルト車５の周囲に３６０゜をこえる
巻付は角度で巻上げられている。第１図に示されている
ように、グリッパヘッド８がひ道の外にある場合は、ベ
ル）７は約４６０Ｑ巻上げられている。投入ベルト７は
、ベルト車５のところのスタート個所から案内レール１
１を経てスレー２に設けられた案内路方向へ案内される
。投入ベルト７がベルト車５の周面から離れるのを防止
するため、一定長さにカットされたベルト状案内部材１
２が用いられている。この案内部材１２は投入ベルト７
よシ狭幅であってよい。案内部材１２は、そのつど、ベ
ルト車５に巻付いている投入ベルト部分に巻掛けられ、
投入ベルト７を、案内部材１２に抗して締付は可能なは
ね３１０作用を介してベルト車５の周面に押付ける。案
内部材１２の第１末端部分１２ａは、投入ベルト７の相
応の末端部分７ａと一緒に、ベルト車５の周面に設けら
れた軽度に湾曲したトラフ状のくぼみ１３内に、このく
ぼみ１３内へ挿入可能のクランプ片１４によシ固定され
ている。このクランプ片１４は、ねじ１５によシ双方の
末端部分７ａ、１２ａを介してくぼみ１３の底部に締付
は固定可能である。第４図と第５図の場合は、くぼみ１
３はゆるやかな凸面部分１３ｄ、１３８によシ制限され
、とれらの凸面部分がベルト車５の円筒形周面に移行す
るようになっている。

案内部材１２は、第１の巻掛は区域５ａでは投入ベルト
５と一緒にベルト車５の円周に沿って延びているが、投
入ベルト５のスタート個所の近くで１案内レール１１の
区域に配置された第１変向ロー２１６ｔｌ−介して、投
入ベルト７から離れ、ベルト車５と間隔をおいて配置さ
れた第２変向ロー２１７を介して、比較的長いループを
描いて、第１巻掛は区域５ａと並んでベルト車５の周囲
に設けられている第２巻掛は区域５ｂへ案内される。

変向ロー２１６はベルト車５の軸に平行な軸３２に取付
けられておシ、この軸３２はフレーム１と結合されてい
る保持部３３に支承されている。

変向ロー２１７は、軸３２に対し、斜めに配置された軸
３４に取付けられ、軸３４はホールダ３５により可動に
保持されている。ホールダ３５は、フレーム１と結合さ
れた支持部３６に取付けられ、第１図では簡単化して引
張シばねとして示されたばね装置３１を有している。こ
のばね装置３１によυ案内部材１２は変向ローラ１７を
介して引張られて保持されている。加えて、このばね装
置３１は、各横糸投入のさい、軸３２と軸３４との間の
距離の差を補償する。この距離の差は投入ベルト７と案
内部材１２の巻上げと繰出しのさいに、往々にして生じ
るものである。変向ローラ１６も可動に保持可能でちゃ
、相応のはね装置と協働させることができる。

第２の巻掛は区域では、案内部材１２は、投入ベルト７
が巻上げられている場合には、３６０゜をこえる巻掛は
角度で、第１図の場合には、たとえば約６２０°で、第
２の巻掛は区域５ｂにも設けられているくぼみ１３へ案
内されている。くぼみ１３内では案内部材１２の第２末
端部分１２ｂが、くぼみ１３内へ挿入可能な第２のクラ
ンプ片１８によシ固定されている。投入ベルト７の繰出
しのさいは、第１の巻掛は区域５ａから離れる案内部材
部分が、第２の巻掛は区域５ｂに巻上げられる。投入ベ
ルト７が巻上げられた場合にクランプ片１４．１Ｂの区
域に生じる状態を示したのが、第１図、第２図、第４図
である。ベル）７が繰出された場合の相応の状態、たと
えばクランプ片１８に２重に巻掛けられた状態は、第３
図と第５図とから知ることができる。

第１図と第１３図から分かるように、変向ローラ１６．
１７は中高の周面をもつように構成され、互いに交差配
置されている。この結果、ベルト車５周面に向いた変向
ローラ周面は、ベルト車５の軸方向で互いにすらされ、
それぞれベルト車５の第１巻掛は区域５ａと第２巻掛は
区域５ｂのほうへ向けられている。変向ローラ１７の角
位置を固定するためには、たとえばホールダ３５と協働
する公知形式の案内（図示せず）を用いることができる
。

特に第４図、第５図から分かるように、くぼみ１３は、
ベルト車５０回転軸を通る半径方向平面２０に対しほぼ
対称的に構成されている。クランプ片１４．１８は、そ
れぞれくぼみ１３の形状に適合する横断面を有し、かつ
またベルト車５の双方の周方向でくぼみ１３に続く巻付
は面部分の延びに適合する支持面１４ａ、１８ａｋ有し
ている。

これらの支持面１４ａ、１８ａは、投入ベルト７ないし
案内部材１２の、当該クランプ片１４．１８に巻掛けら
れる部分を支持するものである。図のように、クランプ
片１４．１８は、それぞれ半径方向平面２０に対し非対
称的に構成することができる。すなわち、支持面１４ａ
、１８ａは、ベルト車５のいずれかの周方向に連続的に
高まってゆき、当該クランプ片１４．１８の１長さ”に
わたってスパイラル状に湾曲して延びるようにすること
ができる。

第４図では、クランプ片１４の構成は、次のようにされ
ている。すなわち、クランプ片が投入ベルト７と案内部
材１２の末端部分７ａ、１２ａ上に載置された位置にお
いては、ぐぼみ１３からベルト車５の周面へ向って続く
末端部分７ａ、１２の一部を押えているり２ンプ片縁部
１４１）が、押さえ込まれている末端部分７ａ、１２ａ
の厚さ合計と少なくともほぼ等しい寸法だけ、ベルト車
５の周面よシ突出するようにされ、他方、末端部分７ａ
、１２ａの端部を押えているクランプ片縁部１４ｃは、
ベルト車５の周面の範囲内にあるようにされている。こ
れに相応して、第５図の場合は、。

くぼみ１３からベルト車５の周面へ向って続く案内部材
末端部分１２ｂの一部を押え込んでいるクランプ片縁部
１８ｂは、はぼ案内部材１２の厚さだけベルト車５の周
面から突出している。他方、末端部分１２１）ｋ押え込
んでいるクランプ片縁部１８ｃは、ベルト車５の周面範
囲内にある。

これらの支持面１４ａ、１８ａによ）、ベルト車５の円
筒形周面から、投入ベルト７と案内部材１２（第４図）
の厚さだけ、ないしは案内部材１２（第５図）の淳さだ
け高くされた巻付は面への移行が可能となる。この巻付
は面な案内部材１２の相応の上面によシ形成される。投
入ベルト１２の材料と形成に応じて、案内部材１２や投
入ベルト１２の曲折のない案内は、次のようなりランプ
片１４．１８によっても可能である。すなわち、それぞ
れ等しい寸法だけ、たとえば投入ベルト７の厚さに等し
い寸法だけ片側が高くされ、等しい横断面をもったクラ
ンプ片１４．１８である。

末端部分７ａ、１２ａ、１２１）の端部に配属されるク
ランプ片縁部ｊ４ｃ、１８ｃには、それぞれ、当該クラ
ンプ片１４．１８のクランプ面から突出する案内ピン２
１を備えておくようにすることができる。このぎン２１
は、当該末端部分７ａ。

１２１１．１２ｂに設けられた穴１９全通して、ベルト
車５のくぼみ１３の区域に形成された案内穴２２に差込
まれる。クランプ片１４．１８に非対称配置されたこの
案内ビン２１により、クランプ片１４．１８の誤った挿
入が防止される。第４図と第５図に示されているように
、案内穴２２は、たとえば、それぞれ１つの細長い穴の
形式に構成して、ベルト車５の周方向に当該クランプ片
１４．１８の位置決めを調整することができるようにし
てもよい。

投入ベルト７は、長さ区間図の個所に、残りのベルト部
分よ少剛度の少ない区域を有するようにすることができ
る。この区間図は、第４図では、ベルト車５のくほみ１
３の、クランプ片１４で押見込まれた部分とそれに続く
周面部分とから成る。

第６図では、投入ベルト７は、一定のベルト厚（味の場
合、削られたベルト厚（Ｔ１）を有する区間（Ａ）にわ
たって続く層２６は、比較的剛性の投入ベルト基礎材料
から成るようにし、この層２６と、たとえば接着によシ
接合される層２７は軟弾性材料から成るようにすること
ができる。層２７の厚さくＳ）は、第６図の場合は層２
６の厚さくＴ１）と等しくすることができる。

第７図の場合は、区間（５）にわたって続き、投入ベル
ト７の基礎材料から成る層２６を、軟弾性材料の２つの
層２７の間に配置し、これらの層２７と接合しておくこ
とができる。図では、これらの層２６．２７の厚さくＴ
：Ｌ　、Ｓ）は、たとえば、投入ベルト７の厚さくＴ）
の各３分の１にすることができる。

第８図の場合は、投入ベルト７の基礎材料から成る層２
６は、厚さくＴｚ　）が投入ベルト７端部へ向って段階
状に薄くなっている。軟弾性材料から成る層２７は、そ
れぞれ相応に段階状に厚くされた厚さくＳ）　？：有す
るように構成されている。

第９図では、区間（Ａ）は、投入ベルト７の端部へ向っ
てテーパ状に薄くされた厚さくＴｌ）　’に有するよう
に構成され、相応にテーパ状に増大する厚さを有する軟
弾性材料層２７と接合されている。

第１０図の場合は、投入ベルトＴは、ベルト端部へ向っ
てチッパ状に減少する厚さくＴ１）　を有しており、２
つの両側に付加された、相応に増大させた厚さくＳ）を
もつ層２７と接合されている。

第１１図、第１２図では、ベルト車５のところに２つの
互いに別のくぼみ１３′、１３″が形成されている。こ
れらのくぼみ１３′、１３″は、ベルト車５の周方向に
互いに鏡像的に向い合って配置されており、ベルト車５
の軸方向で見て、それぞれ、くぼみの最大深さ個所を中
心平面として非対象的で、はばくさび形の横断面を有す
るようにすることができる。相応にくさび形のクランプ
片１４′、１８′のところには、ベルト車５の周面域か
ら、それぞれ反対の周方向へスパイラル状に高くなる支
持面１４ａ、１８ａが形成されている。そのさい、周面
から突出している縁部１４１）％１８１）は、それぞれ
、当該クランプ片１４′、１８’の先細の横断、面部を
なしている。これらのくぼみ１３′、１３″の構成は混
同しえないものであるから、クランプ片１４′、１８′
を間違えて挿入することが防止され、特別の案内部を設
けることは不要である。

本発明によシ、更に別の実施例が可能である。

たとえば、投入ベルト７と、このベルト７と並置されて
いる案内部材巻上げ・繰出し部分とのための支持面は、
双方の巻掛は区域５ａｘ５ｂにわたって延びる共通のク
ランプ片のところに構成しておくこともできる。同じ巻
掛は区域５ａに配置された、投入ベルト７と案内部材１
２の端区分７　ａ。

１２ａは、それぞれ、互いに周方向で逆にされた、ベル
ト車５のくぼみにそれぞれのクランプ片で固定すること
もできる。ベルト状案内部材１２の代シに、たとえばケ
ーブル状の案内部材を用いることもできる。更に、本発
明によシベルト車のトラフ状くぼみに埋め込み式に配置
され、本発明により構成されたクランプ片は、たとえば
、エンドレスベルトとの形式の案内部材と協働させても
、利点を得ることができる。その場合、この案内部材は
、ベルト車上に来る投入ベルト部分の、その待時の最も
外方の巻付き位置だけに巻掛けられる。

【図面の簡単な説明】

第１図はベルト・グリツパ式織機の横糸投入装置の部分
斜視図、第２図は第１図の■−■線に沿った拡大断面図
、第３図は別の作業状態の場合の、同じ個所の拡大断面
図、第４図は第２図のＩＶ−ＩＶ線に沿った部分断面図
、第５図は第６図の矢印Ｖから見た部分側面図、第６図
、第７図、第８図、第９図、第１０図は、それぞれ別の
実施例の部分を断面して示した側面図、第１１図は別の
実施例の、第４図に相応する部分の部分断面図、第１２
図は第１１図の実施例の、第５図に相応する部分の部分
側面図、第１３図は第１図のＸＩ−ＸＩ線に沿った部分
断面図である。 図において、１・・・織機フレーム、２・・・スレー、
５・・・ベルト車、５ａｘ５ｂ・・・巻掛は区域、６・
・・リード、７・・・横糸投入ベル）、７ａ・・・投入
ベルトの第１端区分、７ｂ・・・投入ベルトの第２端区
分、８・・・グリッパヘッド、１１・・・案内レール、
１２・・・ベルト状案内部材、１３・・・くぼみ、１４
．１８．１４′、１８′・・・クランプ片、１６．１７
・・・変向ローラ、１４ａ、１８ａ、・支持面、１４ｃ
、１８ｃｍ・・クランプ片の縁部分、２１・・・案内ぎ
ン。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベルト・グリツパ式織機の横糸投入装置、それも
   回転方向を変えて駆動されるベルト車（５）と、横糸投
   入部材（８）を保持するフレキシブルな投入ベルト（７
   ）と、フレキシブルな案内部材（１２）とを有しており
   、該投入ベルト（７）は、その一端がベルト車（５）に
   固定され、巻上げおよび繰出しの間には、ベルト車の周
   囲３６０°をこえる角度範囲にわたり重ね巻付け可能な
   ベルト車巻掛け区域（５ａ）が、縦糸に対して直角方向
   にひ道を出入する往復運動を行なうようにされ、更に該
   案内部材（１２）が、その時々にベルト車に巻付く投入
   ベルト部分に巻掛けられる第１の区分と、互いに間隔を
   おいて配置された２つの変向ローラ（１６、１７）を介
   して案内される、投入ベルト（７）と間隔をおいて延び
   る第２の区分とを有する形式のものにおいて、 ベルト車（５）の円周部に少なくとも１つのトラフ状の
   くぼみ（１３、１３′、１３″）が、投入ベルト（７）
   の一方の末端部分（７ａ）および（または）案内部材（
   １２）の末端部分（１２ａ）１２ｂ）を受容するために
   備えられており、更に、該くぼみ（１３、１３′、１３
   ″）内に固定可能で、投入ベルト（７）および（または
   ）案内部材（１２）の当該末端部分（７ａ、１２ａ、１
   ２ｂ）に対して締付け可能な少なくとも１つのクランプ
   片（１４、１８、１４′、１８′）が備えられており、
   該クランプ片が、その時々に該くぼみ（１３、１３′、
   １３″）をこえて案内される投入ベルト（７）部分ない
   し案内部材（１２）部分のための支持面（１４ａないし
   １８ａ）を有しており、該支持面（１４ａないし１８ａ
   ）が、双方の周方向で該くぼみ（１３、１３′、１３″
   ）に続く重ね巻付けされる周面部分の延びに適合せしめ
   られ、該くぼみ（１３、１３′、１３″）の上方を周方
   向に連続的にアーチ状に延びていることを特徴とするベ
   ルト・グリツパ式織機の横糸投入装置。
2. （２）一定長さにカットされたベルト片から成る案内部
   材（１２）を有していて、この案内部材（１２）の第２
   の区分の一部が、投入ベルト（７）を巻取るベルト車第
   １巻掛け区域（５ａ）と並んで備えられている第２のベ
   ルト車巻掛け区域（５ｂ）を介して案内されており、し
   かも、変向ローラ（１６、１７）のうちの少なくとも１
   つが、ベルト車（５）の軸に対して斜めに位置する回転
   軸（３４）を備えて配置されており、かつまた、変向ロ
   ーラ（１６、１７）のそれぞれ１つがベルト車（５）に
   向いた周面区域を、第１ないし第２の巻掛け区域（５ａ
   ないし５ｂ）に向けるように定位されている特許請求の
   範囲第１項記載の装置において、 一定長さにカットされた案内部材（１２）が扁平なベル
   ト形状に構成されており、かつまた、変向ローラ（１６
   、１７）が、それぞれ中高の周面を有するように構成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   装置。
3. （３）前記クランプ片（１４、１８、１４′、１８′）
   が、第１の縁部（１４ｃ、１８ｃ）と第２の縁部（１４
   ｂ、１８ｂ）とを有しており、該第１縁部（１４ｃ、１
   ８ｃ）が投入ベルト（７）および（または）案内部材（
   １２）のクランプされた末端部分（７ａ、１２ａ、１２
   ｂ）の端部に配属され、クランプ片（１４、１８、１４
   ′、１８′）のクランプ位置でベルト車（５）の周面と
   ほぼ同一平面をなすように調整可能であり、更に、該第
   ２縁部（１４ｂ、１８ｂ）は、くぼみ（１３、１３′、
   １３″）からベルト単（５）の周面に向かつて続いてい
   る末端部分（７ａ、１２ａ、１２ｂ）の一部に配属され
   ており、加えて、該第２縁部（１４ｂ、１８ｂ）が、ク
   ランプ片（１４、１８、１４′、１８′）のクランプ位
   置でベルト車（５）の周面から、投入ベルト（７）およ
   び（または）案内部材（１２）の厚さとほぼ等しい寸法
   だけ突出していることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項または第２項のいずれか１つの項に記載の装置。
4. （４）前記くぼみ（１３）が、ベルト車（５）の半径方
   向平面（２０）に対して対称的な横断面を有しており、
   また、前記クランプ片（１４、１８）には、くぼみ（１
   ３）底部に向いたクランプ片支持面には非対称的に配置
   された突出案内部材（２１）が備えられておりを更に、
   ベルト車（５）のくぼみ（１３）内に、案内部材（２１
   ）を受容する少なくとも１つの相応の挿入孔（２２）が
   備えられていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   から第３項のいずれか１つの項に記載の装置。
5. （５）前記くぼみ（１３）内に固定可能の、投入ベルト
   （７）の末端部分（７ａ）が、投入ベルト（７）の残り
   の部分に比して剛度の少ない区域（２５）を有しており
   、しかも、この区域（２５）が、くぼみ（１３、１３′
   内へ導入可能な、投入ベルト（５）の第１部分と、ベル
   ト車（５）の周面への移行面に当付け可能な、第１部分
   に続く投入ベルト第２部分とにわたつて延びていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項から第４項のいずれ
   か１つの項に記載の装置。
6. （６）前記投入ベルト（７）の末端部分（７ａ）力ζ剛
   度の小さい区域（２５）では少なくとも２つ層（２６、
   ２７）から合成されており、この２つの層のうちの少な
   くとも一方（２７）が軟弾性材料から成ることを特徴と
   する特許請求の範囲第５項記載の装置。
7. （７）軟弾性材料から成る層（２７）がその縦方向の延
   びにわたつてほぼ一定の厚さ（ｓ）を有していることを
   特徴とする特許請求の範囲第６項記載の装置。