JP5787611B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートにエアを吹き付けることによりシートを分離給送するようにしたものに関する。
従来、プリンタ、複写機等の画像形成装置においては、複数のシートが収納されたシート収納部からシートを1枚ずつ給送するシート給送装置を備えている。このようなシート給送装置としては、シート収納部のトレイ上に積載されたシート束の端部にエアを吹き付けてシートを複数枚浮上させ、上方に配置された吸着搬送ベルトにシートを1枚だけ吸着させて給送するエア給紙方式のものがある。
このシート給送装置では、トレイ上に積載されたシート束の後端を規制する後端規制部材と、後端規制部材に設けられ、上下方向に移動可能な後端押圧部材と、を備えている。後端押圧部材は、吹き付けられたエアにより浮上した状態で後端規制部材により後端位置が規制されたシートの後端部を上方から一定の力で押圧する。そして、この後端押圧部材の上下方向の位置に基づいて最上位のシートの上面の位置を検出し、最上位のシートの上面と吸着搬送ベルトの吸着面との距離を一定の範囲になるようにトレイの昇降を制御する。
ここで、このような後端押圧部材を設けることにより、シート先端側に位置する先端分離ダクトから吹き付けられるエアによって最上位のシートが浮上しても、シートの後端部は後端押圧部材により押圧される。この結果、最上位シートの幅方向の中央部のみが2枚目のシートから分離すると共に、分離した最上位シートが吸着搬送ベルトの負圧により吸着される際、最上位シートと2枚目のシートとの間には後端部が塞がれた空隙部が形成される。
そして、このような空隙部が形成されることにより、空隙部を流れるエアが最上位のシートと2枚目のシートの間の全域にわたって流れる。この結果、最上位のシートと2枚目のシートとをシート先端から後端まで効果的に分離することができ、シートの分離性が向上する(特許文献1参照)。
特開2008−94594号公報
ところで、従来のシート給送装置において、シートの後端部が後端規制板により規制され、後端押圧部材により上方から押圧されているため、シート先端から捌きエアが吹き付けられると、シートが吹き出し方向下流側に押される。そして、剛性(剛度)の小さいシート、例えば坪量が50g/m以下の薄紙と呼ばれるシートを給送する場合、先端から捌きエアが吹き付けられて浮上するシートは先端が捌きエアで後方に押されて後方にずれてしまう。
これは、シートの剛性が小さいため、後端が規制された状態でシートの先端がエアで押されると、シートの中央部分が膨らんでしまうためである。この状態を図22に示す。トレイ12上に積載されているシートSは、後端規制部材13に設けられている後端押圧部材17により規制されている。このトレイ12に積載されているシートSの前端にエア吹き付け部152によりC方向及びD方向から捌きエア及び分離エアが吹き付けられると、シートの剛性が小さい場合には浮上する上位のシートの中央部分が膨らんでしまう。
そして、浮上しているシートの最上位シートSaの次のシートSbが最上位シートSaよりも後方へのずれ量が少ないと、次のシートSbの先端が吸着搬送ベルト21に露出してしまう。そして、この状態で、シートの吸着搬送ベルト21が吸着搬送を行うと、最上位シートSaと共に次のシートSbも吸引して搬送してしまい重送を起こす。そして、このような重送が発生すると、シートの斜行、角折れといった給送不良が発生する。また、重送した状態で画像形成部まで送られると画像不良を発生する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、薄いシートでも確実に分離して吸着搬送することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを支持する昇降可能なトレイと、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の下流端部からシート給送方向の上流側に向けてエアを吹き付けてシートを浮上させるエア吹き付け部と、前記エア吹き付け部により吹き付けられるエアにより浮上した最上位のシートを吸着して給送する吸着搬送部と、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の上流端が当接し、シートの位置を規制する後端規制部と、前記後端規制部と前記吸着搬送部との間で、前記トレイの上方に設けられ、前記トレイに支持されたシートのうちの最上位のシートに上方からエアを吹き付ける上部エア吹き付け部と、前記上部エア吹き付け部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記エア吹き付け部によって吹き付けられたエアの風圧により、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の中央部が膨らむことを抑制することができる風圧でエアをシートの上面に吹き付けるように前記上部エア吹き付け部を制御することを特徴とするものである。
本発明のように、加圧機構により、シートがシート給送方向と逆方向に移動するのを、上方から加圧して規制することにより、薄いシートでも確実に分離して吸着搬送することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す断面図。 第1の実施の形態に係るシート給送装置に設けられた上部エア吹き付け部の動作を示す図。 第1の実施の形態に係るシート給送装置を制御する制御ブロック図。 第1の実施の形態に係るシート給送装置のシートに吹き付けられるエアの風圧の関係を説明する図。 第1の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第1のフローチャート。 第1の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第2のフローチャート。 第1の実施の形態のシート給送装置の他の構成の係るシート給送動作を説明するのフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第1のフローチャート。 第2の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第2のフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す断面図。 第3の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第1のフローチャート。 第3の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第2のフローチャート。 本発明の第4の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図。 第4の実施の形態に係るシート給送装置を制御する制御ブロック図。 本発明の第5の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第1のフローチャート。 第5の実施の形態に係るシート給送装置のシート給送動作を説明する第2のフローチャート。 第5の実施の形態のシート給送装置の他の構成の係るシート給送動作を説明するフローチャート。 上記シート給送装置のシートに吹き付けられるエアの風圧の関係を説明する図。 本発明の第1及び第2の実施の形態のシート給送装置の加圧力を設定するためのデータを説明する図。 本発明の第4及び第5の実施の形態のシート給送装置の加圧力を設定するためのデータを説明する図。 従来のシート給送装置の課題を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、100はプリンタ、101は装置本体である。この装置本体101の上部には自動原稿給送装置120により原稿載置台としてのプラテンガラス120aに載置された原稿Dを読み取る画像読取部130が設けられている。また、画像読取部130の下方には画像形成部102と、画像形成部102にシートSを給送するシート給送装置103が設けられている。
ここで、画像形成部102には、感光ドラム112、現像器113、レーザスキャナユニット111等が設けられている。また、シート給送装置103は、シートSを収容して装置本体101に着脱自在な複数のシート収納庫11及びシート収納庫11に収納されたシートSを送り出す吸着搬送ベルト21等を備えている。
次に、このような構成のプリンタ100の画像形成動作について説明する。装置本体101に設けられている後述するCPU(制御部)1から画像読取部130に画像読取信号が出力されると、画像読取部130により画像が読み取られる。この後、レーザスキャナユニット111から、この電気信号に対応したレーザ光が感光ドラム112上に照射される。このとき感光ドラム112は、予め帯電されおり、光が照射されることによって静電潜像が形成され、次いで静電潜像を現像器113によって現像することにより、感光ドラム上にトナー像が形成される。
一方、CPU1からシートを給送する指示をするためのシート給送信号がシート給送装置103に出力されると、シート収納庫11からシートSが給送される。この後、給送されたシートSはレジストローラ117により感光ドラム上のトナー画像と同期を取って感光ドラム112と転写帯電器118とにより構成される転写部に送られる。次に、このように転写部に送られたシートは、トナー像が転写され、この後、定着部114に搬送される。この後、定着部114により加熱及び加圧されることにより、シートSに未定着転写画像が永久定着される。そして、このように画像が定着されたシートは排出ローラ116により装置本体101から排紙トレイ119に排出される。
図2は、シート給送装置103の構成を示す図である。シート収納庫11は複数のシートSが載置支持される昇降可能なトレイ12と、シートのシート給送方向上流端である後端に当接し、後端位置を規制する後端規制部を構成する後端規制板13とを備えている。さらに、シート収納庫11は、シートのシート給送方向の下流側端である先端を規制する先端規制板11aと、シートSのシート給送方向と直交する方向である幅方向の位置を規制する側端規制板14,16と、を備えている。なお、15は、シート収納庫11を引き出すときのガイドとなるスライドレールである。
後端規制板13には、最上位シートSaの後端部を上方から押圧する押圧部材である後端押圧部材17が上下方向にスライド可能に、かつ回動自在に設けられている。トレイ12に積載されたシートがエアの吹き付けにより浮上したときに後端押圧部材17が所定位置よりも上方に上昇すると、後述するCPU1は最上位のシートの上面の位置が高いと判断し、トレイ12を下げるように制御する。
このシート収納庫11は、スライドレール15により装置本体101から引き出し可能となっており、シート収納庫11が装置本体101から引き出されたときにトレイ12が所定の位置まで下降してシートの補充や交換等を行うことができる。さらに、このシート収納庫11の上部にはシートを1枚ずつ分離して給送するためのエア給紙方式のシート給送機構(以下、エア給紙機構という)150が配置されている。このエア給紙機構150は、トレイ12に積載されたシートSを吸着搬送する吸着搬送部151と、トレイ上のシート束の上部部分を浮上させて捌くと共に、シートSを1枚ずつ分離するための下流側エア吹き付け部152とを備えている。
ここで、吸着搬送部151は、ベルト駆動ローラ41に掛け渡されると共にシートSを吸着して図中右方向に給送する吸着搬送ベルト21と、シートSを吸着搬送ベルト21に吸着させるための負圧を発生する吸引ファン36を備えている。また、吸着搬送ベルト21の内側に配置され、吸着搬送ベルト21に形成されている不図示の吸引穴を介してエアを吸引するための吸引ダクト34を備えている。さらに、吸引ダクト34内に配置され、吸着搬送ベルト21の吸着動作をON/OFFするための吸引シャッタ37を備えている。
また、下流側エア吹き付け部152は、シート束の上部部分に対し先端からエアを吹き付けるための捌きノズル33a及び分離ノズル33bと、捌きファン32と、各ノズル33a,33bに捌きファン32からエアを送る分離ダクト33を備えている。そして、捌きファン32により吸い込まれたエアは分離ダクト33を通過して捌きノズル33aにより矢印C方向に吹き付けられ、トレイ12上に積載されているシートSの上部のうち数枚を浮上させる。さらに、捌きファン32により吸い込まれたエアは分離ノズル33bにより矢印D方向に吹き付けられ、捌きノズル33aにより浮上した最上位のシートを分離して吸着搬送ベルト21に吸着させる。
次に、このように構成されたシート給送装置103(エア給紙機構150)のシート給送動作について説明する。まず、ユーザーがシート収納庫11を引き出してシートSをセットし、シート収納庫11を格納すると、トレイ12が矢印A方向に上昇し始める。図2に示す、吸着搬送ベルト21との距離がBとなる給送可能位置に達すると、CPU1は、この位置でトレイ12を停止させ、この後、給送を開始するためのシート給送信号に備える。
次に、シート給送信号を検知すると、CPU1は、捌きファン32を作動させてエアを捌きノズル33a、分離ノズル33bにより、それぞれ矢印C及びD方向、すなわちシート束のシート給送方向の下流端部からシート給送方向上流に向けて吹き付ける。これにより、シート束のうちの上位の数枚のシートが浮上する。また、CPU1は吸引ファン36を作動させ、図中F方向にエアを吹き出す。この際、吸引シャッタ37はまだ閉じられているため、最上位シートSaが吸着搬送ベルト21に吸着されない。
次に、シート給送信号を検知してから所定時間が経過し、上位の数枚のシートの浮上が安定したところで、CPU1は、後述する吸着ソレノイドを駆動し、吸引シャッタ37を矢印G方向に回転させる。これにより、吸着搬送ベルト21に設けられた吸引穴から矢印H方向へエアが吸引され、吸着力が発生する。そして、この吸着力と、分離ノズル33bからの分離エアにより最上位シートSaが吸着搬送ベルト21に吸着される。
続いて、CPU1は、後述する給紙モータを駆動し、ベルト駆動ローラ41を矢印J方向に回転させる。これにより、吸着搬送ベルト21に吸着された状態で最上位シートSaが矢印K方向に給送され、この後、矢印P、M方向に回転する引抜ローラ対42により画像形成部に向けてシートSaが送られる。なお、この引抜ローラ対42の下流にはパスセンサ43が設けられており、このパスセンサ43によりCPU1はシートSaの通過をモニタする。
ところで、シート給送方向の長さが長く、坪量が50g/m以下の超薄紙と呼ばれる剛性の小さいシートを給送する場合がある。そして、このようなシートを給送する際、既述したように、捌きエアによって最上位シートSaの先端が吹き出し方向下流側に押され、中央部分が膨らんで先端が先端規制板11aから後方にずれる場合がある。
そこで、後端押圧部材17と吸着搬送部151との間の上方に、ダクト31と吹き付けファン30とを備え、トレイ12の上方からシートの中央部分に向けてエアを吹き付ける加圧機構としての上部エア吹き付け部30Aを設けている。そして、シートの種類に応じて、すなわち剛性の小さいシートを給送する場合には選択的に上部エア吹き付け部30Aを作動させ、図3に示すように、シートに向けてエアをE方向から吹き付けてシートを加圧するようにしている。
ここで、このようにシートに向けてエアを吹き付けることにより、シート先端部に吹き付けられる捌きエアによって最上位シートSaに対しシート後端側に押す力が発生しても、最上位シートSaの中央部が膨らむことを抑制することができる。これにより、シートの先端がシート後端側にずれることが無く、超薄紙であっても最上位シートSaと、次のシートSbとが重送することなく、シートの斜行、角折れ、吸着失敗といった給送不良をも低減することができる。
図4は、本実施の形態に係るシート給送装置103の制御ブロック図である。図4において、1はシート給送装置103を制御する制御部であるCPUであり、CPU1には、モータやファンといったシート給送装置103の各種負荷を駆動する駆動回路へ駆動開始指令を出力して各種負荷を駆動する専用のASIC2が接続されている。また、シートのサイズ、坪量、表面性等のシート情報を入力可能な入力手段(設定手段)としての操作部(DISP)4、操作部4で入力された各種データ、ファン調整に用いる目標値やPWM値等を保管する記憶手段(Memory)3が接続されている。
そして、CPU1は記憶手段3内に保管したデータを参照し、ユーザーが操作部4から入力したシート情報に応じて吸着搬送ベルト21とシート収納庫11の最上位シートSaとの距離Bを調整する。なお、操作部4の代わりに、シート情報として少なくともシートのサイズ情報、坪量情報、表面性情報の1つを検知する不図示の検知部を設け、この入力部としての検知部からシート情報をCPU1に入力するようにしても良い。
また、ASIC2には、シート収納庫11の開閉状態を検知するシート収納部開閉センサ48、シート収納庫11内のトレイ12の位置を検知する下位置検知センサ55、上位置検知センサ57が接続されている。また、ASIC2には、トレイ12上に積載されているシート上面を検出する紙面検知センサ18、トレイ12上のシートの有無を検出する紙有無検知センサ56が接続されている。また、ASIC2には、吸引ファン36によりシートが吸着された場合の吸引ダクト34内の負圧状態をモニタし、シート吸着が完了したことを検出する吸着完了センサ58、搬送路上のシートの移動を検出するパスセンサ43が接続されている。
そして、このASIC2はシート給送装置103の各負荷を駆動する駆動回路へ駆動開始指令を出力する。さらに、ASIC2は捌きファン32、吸引ファン36、吹き付けファン30の回転数信号(FG)を受け、それぞれに設定されている目標回転数でファンが回転するようにPWM制御を行う。なお、図4において、22は捌きファン32にASIC2より出力されたPWM信号を送ると共に電源供給を行う捌きファン駆動回路(driver)である。40は吸引ファン36にASIC2より出力されたPWM信号を送ると共に電源供給を行う吸引ファン駆動回路(driver)である。
29は吹き付けファン30にASIC2より出力されたPWM信号を送ると共に電源供給を行う吹き付けファン駆動回路(driver)、39は吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を開閉する吸引ソレノイド38の駆動回路(driver)である。46はベルト駆動ローラ41を駆動する給紙モータ44を駆動する駆動回路(driver)、47は引抜ローラ対42を駆動する引抜モータ45を駆動する駆動回路(driver)である。20はトレイ12を昇降させるリフター駆動手段であるリフターモータ19を駆動する駆動回路(driver)である。なお、本実施の形態において、このCPU1、操作部4及び記憶手段3等は、装置本体101に設けているが、シート給送装置103に設けても良い。
図5は、加圧機構である上部エア吹き付け部30Aによりトレイ12に対し垂直に、図中E方向に吹き付けられる吹き付けエアと、シート先端部から水平に図中C方向に吹き付けられる捌きエアの最上位シートSaにおける風圧の関係を説明する図である。図5において、Ycosθは、トレイ12に対し垂直に吹き付けられる吹き付けエアの風圧Yの、最上位シートSaの後端部上面に対し垂直な分力である。Xsinθは、最上位シートSaの後端部下面に水平に吹き付けられる捌きエアの風圧Xの最上位のシートの上面に対し垂直な分力である。
そして、本実施の形態において、YcosθとXsinθとが、シート後端部の各点においてYcosθ=Xsinθとなるよう捌きエアによる風圧に対し吹き付けエアによる風圧Yを設定し、その風圧Yとなるように吹き付けファン30をPWM駆動している。なお、捌きエアによる風圧Xに対する吹き付けエアによる風圧Yは、シートのサイズ、坪量、表面性等のシート情報毎に予め記憶手段3に保管されている。そして、CPU1は、操作部4で入力されたシート情報に応じ、上部エア吹き付け部30Aにより吹き付けられる吹き付けエアの風圧が、シートに加わる捌きエアの風圧と同じとなるような適切な風圧Yとなるように吹き付けファン30をPWM駆動する。
ここで、シート情報と吹き付けファン30の関係のデータの一例を図20の(a)に示す。このデータは、記憶手段(Memory)3に記憶されており、入力されるシート情報に応じた吹き付けファン30の目標回転数が得られる。縦軸はシートの坪量であり、横軸はシートの長さであり、吹き付けエアが必要なシート長さは250mm〜500mmの間である。そして、各シートの坪量の範囲で必要な加圧力(N)に対する吹き付けファン30の回転数(Hz)が示されている。なお、このデータは実験等で求められたものであるが、シートの坪量だけでなく、シートの表面性に基づいて求めてもよい。
図6及び図7は、図4に示す制御ブロック図に示す構成によるシート給送動作を説明するフローチャートである。シートを給送する場合、まずユーザーがシート収納庫11を引き出してシートSをセットする。そして、シート収納庫11を格納すると、リフターモータ19によってトレイ12が上昇し、吸着搬送ベルト21と最上位シートSaとの距離がBになる位置(図2に図示)で停止する。
この後、CPU1は、シート給送信号を受信すると、操作部4で入力されたシート情報を確認する(S101)。次に、確認したシート情報と、シート情報が記憶された記憶手段3とから、シートに対して上部エア吹き付け部30Aからエア吹き付けを実施するかを判断する(S102)。例えば、セットされたシートが超薄紙の場合は、上部エア吹き付け部30Aによりエア吹き付けを実施すると判断し(S102のY)、エア吹き付け量を、記憶手段3に記憶されているシート情報に応じたエア吹き付け量に設定する(S103)。
次に、このようなエア吹き付け量の設定後、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を駆動(ON)させる(S104)。同様に捌きファン駆動回路22に制御信号を入力し、捌きファン32を駆動(ON)させ、エア捌きを開始する(S105)。さらに、吹き付けファン駆動回路29に制御信号を入力し、吹き付けファン30を駆動させ、最上位シートSaの上面に対して上部エア吹き付け部30Aからのエア吹き付けを開始する(S106)。
この後、エア捌きにより最上位シートSaの紙面位置が、吸着搬送ベルト21との距離が既述した図3に示すB´となる位置となり、紙面検知センサ18が紙面検出するのを待つ(S107)。そして、紙面検知センサ18が最上位シートSaの紙面を検出すると(S107のY)、吸引ソレノイド駆動回路39に制御信号を入力して吸引ソレノイド38を駆動し、吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を開く(S108)。これにより、吸着搬送ベルト21に設けられた吸引穴からエアが吸引され、吸引力が発生する。そして、この吸着力と、分離ノズル33bからの分離エアにより最上位シートSaが吸着搬送ベルト21に吸着される。
次に、吸着完了センサ58からの出力をモニタし、最上位シートSaの吸着が完了したと判断すると(S109のY)、給紙モータ駆動回路46に制御信号を入力して給紙モータ44を駆動し、吸着搬送ベルト21の回転を開始する(S110)。さらに、引抜モータ駆動回路47に制御信号を入力して引抜モータ45を駆動し、引抜ローラ対42の回転を開始する(S111)。これにより、シートはシート搬送路上に排出される。
この後、パスセンサ43からの出力をモニタし、シート搬送路上に排出したシートがパスセンサ43を通過したと判断すると(S112のY)、吸着搬送ベルト21の回転を停止する(S113)。さらに、引抜ローラ対42の回転を停止し(S114)、最後に吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を閉じる(S115)。これにより、最上位シートの給送が終了する。
次に、給送するシート数が複数であり、次シートを給送する場合、すなわち次シートが有る場合は(S116のY)、S108に戻り同様の処理を行う。次シートが無い場合(S116のN)、このまま給送動作を終了する場合は、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を停止(OFF)させる(S117)。同様に捌きファン駆動回路に制御信号を入力し、捌きファン32を停止させてエア捌きを終了する(S118)。さらに、吹き付けファン駆動回路に制御信号を入力し、吹き付けファン30を停止(OFF)させてエア吹き付けを終了する(S119)。
なお、エア吹き付けを実施しない場合は(S102のN)、既述したS103のエア吹き付け量設定処理、S106のエア吹き付け開始処理、S119のエア吹き付け終了処理を除いたS104〜S118の処理と同様の、S120〜S133の処理を行う。
以上説明したように、シート先端部から捌きエアを吹き付けた際、シートがシート給送方向と逆方向に移動する場合には、上部エア吹き付け部30Aを駆動し、シートの上面にエアを吹き付けて最上位シートの上面を加圧するようにしている。この結果、シート先端部から吹き付けられるエアによる最上位シートのシート後端側への移動を抑制でき、最上位シートと最上位シートの移動によって露出した下位シートの重送、シートの斜行、角折れ、吸着失敗といった給送不良を低減することができる。
ところで、本実施の形態では、捌きファン32を駆動(ON)させ、エア捌きを開始した(S105)後に、吹き付けファン30を駆動させ、最上位シートSaの上面に対して上部エア吹き付け部30Aからのエア吹き付けを開始(S106)している。しかし、エア捌きとエア吹き付けの動作タイミングはこれだけに限らない。次に、迅速に上部エア吹き付け部30Aからのエア吹き付けによりシートの膨らみを抑止するためのエア捌きとエア吹き付けの動作タイミングの制御に係る本実施の形態の他の構成について説明する。
上部エア吹き付け部30Aからのエアの吹き付け量は、下流側エア吹き付け部152からのエア吹き付け量よりも少ないため、上部エア吹き付け部30Aから吹き出されるエアが下流側エア吹き付け部152から吹き出されるエアに影響されてしまう。このため、上部エア吹き付け部30Aからのエアの吹き付けと下流側エア吹き付け部152からのエアの吹き付けとを同時期に行うと、上部エア吹き付け部30Aからのエアの吹き付け量が安定するまでに時間がかかってしまう。そこで、上部エア吹き付け部30Aから吹き出されるエアの量を安定させてから下流側エア吹き付け部152からエアの吹き出しを開始するようにする。
この動作を図8に示すフローチャートで説明する。なお、図8のフローチャートは、図6及び図7に示したフローチャートに対して「吸引ファンON」(S104)と「紙面検知?」(S107)の間が異なるため、この異なる部分を説明する。その他の部分は、図6及び図7のフローチャートと同じであるため説明は省略する。
CPU1は、吸引ファンがONとなり(S104)、吹き付けファン駆動回路に制御信号を入力すると、上部エア吹き付け部30Aの吹き付けファン30を駆動させる(S301)。さらに、CPU1は、吹き付けファン30から回転数信号(FG)を受け、目標の回転数でファンが回転するようにPWM制御を行い吹き付けファン30の回転状態が安定するまで待つ(S302)。
上部エア吹き付け部30Aの吹き付けファン30の回転状態が安定すると(S302のY)、捌きファン駆動回路に制御信号を入力し、下流側エア吹き付け部152の捌きファン32を駆動させ、エア捌きを開始する(S303)。そして、紙面検知センサ18が紙面検出するのを待ち(S107)、紙面検知センサ18が最上位シートSaの紙面を検出すると(S107のY)、その後は、図6及び図7のフローチャートに従って動作が進む。
このように制御することにより、捌きエアの吹き付け開始時点で、吹き付けエアを安定した状態でシートの上面に吹き付けているため、捌きエアによりシートがシート後端側へ押されるために生じるシートの膨らみをより確実に抑制できる。
図19は、捌きファン32と吹き付けファン30における設定風圧と回転時間との関係を表す特性グラフの一例である。本特性グラフにおける設定風圧とは、ファンダクト内において所定の測定方法により定義される風圧に相当する値である。前述した通り、捌きファン32の風圧設定はシートのサイズ、坪量、表面性等のシート情報毎に変更されるが、吹き付けファン30の設定値はいずれのシート情報においても、グラフに示すと通り十分小さい値となる。これは、捌きファン32のエアがシート先端部に吹き付けられ、シート後端に抜けるにつれて風圧は減衰するためである。
エア吹き付けファン30は、その設定風圧が小さいため、所定の風圧に到達するまでの回転時間が、捌きファン32に比べ十分小さいことが分かる。よって、吹き付けファン30の回転開始後に捌きファン32を回転開始することで、吹き付けファン30が安定風圧状態になった後、捌きファン32が設定風圧に到達することが分かる。そこで、本実施例では、より安定性を確保するため、吹き付けファン30が安定風圧となるt1時間経過後に捌きファン32を駆動開始するように制御される。このt1時間は、シートのサイズ、坪量、表面性等のシート情報に応じて実験により予め設定されている。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、図2に示す第1の実施の形態において、上部エア吹き付け部30Aを備えたシート給送装置の吸着搬送部151によりシートを吸着搬送するときの搬送性を安定させるための構成に関するものである。
図2に示すように、上部エア吹き付け部30Aにより最上位のシートSaの上面にエアを吹き付けると、シートSaにはエアにより下向きの力が加わる。そのため、上部エア吹き付け部30Aからエアを吹き付けた状態で、吸着搬送部151によりシートSaの吸着搬送を行うと、シートSaの搬送負荷となり、シートの搬送性が安定しないおそれがある。そこで、本実施の形態では、上部エア吹き付け部30Aからのエアの吹き付け量を調整することにより安定したシートの吸着搬送が行えるようにする。
具体的には、上部エア吹き付け部30Aは、所定の加圧力で最上位のシートの上面を加圧するように制御される第1の風圧と、第1の風圧による加圧力よりも低い加圧力でシートを加圧するように制御される第2の風圧でのエアを吹き付け可能とする。そして、CPU1は、シート給送開始信号を受けた後、上部エア吹き付け部30Aが第1の風圧でエアを吹き付けるように制御を開始する。
さらに、CPU1は、吸着搬送部151によるシートの吸着開始から吸着搬送部151によるシートの搬送開始までの間に、上部エア吹き付け部30Aが第1の風圧から第2の風圧でエアの吹き付けるように変更する。この第2の風圧でのエアの吹き付けによる最上位のシートの上面に加わる加圧力はシートの搬送負荷とならない程度に小さく設定されている。
図9及び図10は本第2の実施の形態の制御のフローチャートであり、図4に示す制御ブロック図の構成により制御される。CPU1は、シート給送信号を受信すると、操作部4で入力されたシート情報を確認する(S201)。次に、確認したシート情報と、シート情報が記憶された記憶手段3とから、シートに対して上部エア吹き付け部30Aからエア吹き付けを実施するかを判断する(S202)。例えば、セットされたシートが超薄紙の場合は、上部エア吹き付け部30Aによりエア吹き付けを実施すると判断し(S202のY)、エア吹き付け量を、記憶手段3に記憶されているシート情報に応じたエア吹き付け量に設定する(S203)。この時、例えば、図20の(a)に示されているシートの坪量−加圧力を記憶手段3より参照し、加圧力に相当するエア吹き付けファン30の回転数が設定される。この設定された回転数によりエア吹き付けファン30から吹き出されるエアの風圧が第1の風圧である。
このようにして上部エア吹き付け部30Aによるエア吹き付け量の設定後、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を駆動(ON)させる(S204)。同様に捌きファン駆動回路22に制御信号を入力し、捌きファン32を駆動(ON)させ、エア捌きを開始する(S205)。さらに、吹き付けファン駆動回路29に制御信号を入力し、吹き付けファン30を駆動させ、最上位シートSaの上面に対して上部エア吹き付け部30Aからのエア吹き付けを開始する(S206)。このときの上部エア吹き付け部30Aからのエア吹き付けは、風量が第1の風量となるように設定されている。
この後、エア捌きにより最上位シートSaの紙面位置が、吸着搬送ベルト21との距離が既述した図3に示すB´となる位置となり、紙面検知センサ18が紙面検出するのを待つ(S207)。そして、紙面検知センサ18が最上位シートSaの紙面を検出すると(S207のY)、吸引ソレノイド駆動回路39に制御信号を入力して吸引ソレノイド38を駆動し、吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を開く(S208)。これにより、吸着搬送ベルト21に設けられた吸引穴からエアが吸引されてシートを吸着するための吸着力が発生する。そして、この吸着力と、分離ノズル33bからの分離エアにより最上位シートSaが吸着搬送ベルト21に吸着される。
次に、吸着完了センサ58からの出力をモニタし、最上位シートSaの吸着が完了したと判断すると(S209のY)、吹き付けファン30を予め決められた第2の風圧となるように制御するエア吹き付け制御を行う(S210)。ここで、吸着完了後の吹き付けファン30から吹き出されるエアの風圧は、例えば、図20の(b)に示すテーブルに基づいて設定される。そして、このテーブルに基づいて、吹き付けファン30に入力されるPWM信号を制御することによって、吹き付けファン30の回転数が所定の回転数以下になるように制御される。
この図20の(b)のテーブルも、図20の(a)に示したテーブルと同様に、実験等で求められている。ここで、吹き付けファン30から吹き出されるエアの風圧は第2の風圧である。そして、この第2の風圧は、第1の風圧よりも小さく、第2の風圧でのエアの吹き付けによる最上位のシートの上面に加わる加圧力はシートの搬送負荷とならない程度に小さく設定されている。
吹き付けファン30の回転数が所定の回転数以下となれば(S211のY)、給紙モータ駆動回路46に制御信号を入力して給紙モータ44を駆動し、吸着搬送ベルト21の図2に示す矢印J方向への回転を開始する(S212)。また、引抜モータ駆動回路47に制御信号を入力して引抜モータ45を駆動し、引抜ローラ対42の図2中P及びM方向への回転を開始させ(S213)、シートをシート搬送路上に排出する。吹き付けファン30の回転数が所定の回転数以下とならなければ(S211のN)、所定の回転数となるまで待つ。
この後、パスセンサ43からの出力をモニタし、シート搬送路上に排出したシートがパスセンサ43を通過したと判断すると(S214のY)、吸着搬送ベルト21の回転を停止する(S215)。さらに、引抜ローラ対42の回転を停止し(S216)、最後に吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を閉じる(S217)。続いて、再び吹き付けファン30の風圧が初期の風圧となるように、例えばPWM信号によって、吹き付けファン30の回転数が所定の回転数以上になるように制御するエア吹き付け制御を行う(S218)。
吹き付けファン30の回転数が所定の回転数以上となれば(S219のY)、次に給送するシートである次シートがあるかどうかを判断する(S220)。給送するシート数が複数であり、次シートがある場合は(S220のY)、S208に戻り同様の処理を行う。次シートが無い場合(S220のN)、このまま給紙動作を終了する場合は、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を停止(OFF)させる(S221)。同様に捌きファン駆動回路に制御信号を入力し、捌きファン32を停止させてエア捌きを終了する(S222)。さらに、吹き付けファン駆動回路に制御信号を入力し、吹き付けファン30を停止させてエア吹き付けを終了する(S223)。
上部エア吹き付け部30Aによるエア吹き付けを実施しない場合は(S202のN)、S203のエア吹き付け量設定、S206のエア吹き付け開始、S223のエア吹き付け終了を除いたS204〜S222の処理と同様のS224〜S237の処理を行う。
なお、本実施の形態では、吸着完了センサ58からの検知に基づく吸着完了後(S209)に吹き付けファン30の制御(S210)を行っている。しかし、吹き付けファン30の制御は、吸引シャッタ37の開放(S208)から吸着搬送ベルト21を動作(S212)するまでの間で行ってもよい。すなわち、吸着搬送ベルト21のシートの吸着開始から吸着搬送ベルト21のシートの搬送開始までの間に上部エア吹き付け部30Aによる第1の風量での加圧から第2の風量での加圧に変更してもよい。また、S218で再び吹き付けファン30の風圧が初期の風圧となるように制御を行っているが、S212で吸着搬送ベルトによって搬送される距離や時間によって、吹き付けファン30の制御を開始してもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図11は、本第3の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図である。なお、図11において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。なお、本第3の実施の形態のシート給送装置も、図4に示す制御ブロック図の構成により制御される。
図11において、80は、本発明の加圧機構としての上部エア吹き付け部である。上部エア吹き付け部80は、吸着搬送部151のシート給送方向の上流側にエア吹き付け部80aを設け、このエア吹き付け部80aからトレイ12のシートに向けてエアを吹き付ける。この上部エア吹き付け部80は、吸引ファン36による吸引エアが吸引される吸引ダクト34と連通する連通ダクト80bと、エア吹き付け時に不図示の駆動手段により図中N方向に回転してエア吹き付け部80aを開放する吹き付けシャッタ52を備えている。
ここで、第3の実施の形態においては、シート情報に応じて吹き付けシャッタ52を開くことにより、吸引ファン36により吸引したエアを、捌きエアによる最上位シートのシート後端側への移動を抑制することのできる位置に吹き付けるようにしている。
なお、第3の実施の形態においては、吸引ダクト34の吸引ファン36と吸引シャッタ37の間には、不図示の第1吸引ダクト開口部を開閉する第1開閉部材50が設けられている。また、連通ダクト80bの吸引ファン36と吹き付けシャッタ52との間には、不図示の第2吸引ダクト開口部を開閉する第2開閉部材51が設けられている。そして、CPU1は、シート情報により吹き付けエアが必要ないと判断した場合には、第2開閉部材51を図中R方向に開放し、第2吸引ダクト開口部から、吸引ファン36により図中F方向に吸引されたエアを排出する。また、CPU1は、シート情報により吹き付けエアが必要と判断した場合で、吸引シャッタ37が閉られているときは第1開閉部材50を図中Q方向に開放し、エア吹き付け部80aから、吸引ファン36により図中F方向に吸引されたエアを排出する。
図12及び図13は本実施の形態に係るシート給送装置103のシート給送動作を説明するフローチャートである。シートを給送する場合、まずシート収納庫11を引き出してシートSをセットし、シート収納庫11を格納すると、リフターモータ19によってトレイ12が上昇し、吸着搬送ベルト21と最上位シートSaとの距離が、Bになる位置(図2参照)で停止する。
この後、CPU1は、シート給送信号を受信すると、操作部4で入力されたシート情報を確認し(S501)、確認したシート情報と、シート情報が記憶された記憶手段3とから、このシートに対してエア吹き付けを実施するかを判断する(S502)。例えば、セットされたシートが超薄紙の場合は、エア吹き付けを実施すると判断し(S502のY)、この場合は、吹き付けシャッタ52を図11中N方向に回転させて開放する(S503)。これにより、エア吹き付け部80aが開放される。また、このとき、吸引シャッタ37は開放されていないので、第1開閉部材50を開放し、第1吸引ダクト開口部を開放する(S504)。これにより、エア吹き付け部80aからエアが吹き付けられる。
次に、吸引ファン36を駆動(ON)させる(S505)。同様に、捌きファン32を駆動(ON)させ、エア捌きを開始する(S506)。この後、エア捌きにより最上位シートSaの紙面位置が、吸着搬送ベルト21との距離が図11に示すB´となる位置となり、紙面検知センサ18が紙面を検出するのを待つ(S507)。そして、紙面検知センサ18が最上位シートSaの紙面を検出すると(S507のY)、吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を開く(S508)。また、それまで開放されていた第1開閉部材50を閉じ、第1吸引ダクト開放部を閉じる。これにより、吸着搬送ベルト21に設けられた吸引穴からエアが吸引され、吸引力が発生する。そして、この吸着力と、分離ノズル33bからの分離エアにより最上位シートSaのみが吸着搬送ベルト21に吸着される。
次に、吸着完了センサ58からの出力をモニタし、最上位シートSaの吸着が完了したと判断すると(S510のY)、給紙モータ44を駆動し、吸着搬送ベルト21の回転を開始する(S511)。さらに、引抜ローラ対42の回転を開始する(S512)。これにより、シートはシート搬送路上に排出される。この後、パスセンサ43からの出力をモニタし、シート搬送路上に排出したシートがパスセンサ43を通過したと判断すると(S513のY)、吸着搬送ベルト21の回転を停止する(S514)。さらに、引抜ローラ対42の回転を停止し(S515)、第1吸引ダクト開口部を開放し(S516)、最後に吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を閉じる(S517)。これにより、最上位シートの給送が終了する。
次に、給送するシート数が複数であり、次シートを給送する場合、すなわち次シートが有る場合は(S518のY)、S508に戻り同様の処理を行う。次シートが無い場合(S518のN)、このまま給送動作を終了する場合は、吸引ファン36を停止(OFF)させる(S519)。同様に捌きファン32を停止させてエア捌きを終了する(S520)。さらに、第1吸引ダクト開口部を閉じ(S521)、最後に吹き付けシャッタ52を閉じ(S522)、エア吹き付けを終了する。
なお、エア吹き付けを実施しない場合は(S502のN)、まず第2開閉部材51を開放して第2吸引ダクト開口部を開放する(S523)。この後、吸引ファン36を駆動(ON)させる(S525)。同様に捌きファン32を駆動(ON)させ、エア捌きを開始する(S525)。この後、エア捌きにより最上位シートSaの紙面位置が、吸着搬送ベルト21との距離が図11に示すB´となる位置となり、紙面検知センサ18が紙面を検出するのを待つ(S526)。そして、紙面検知センサ18が最上位シートSaの紙面を検出すると(S526のY)、吸引ソレノイド駆動回路39に制御信号を入力して吸引ソレノイド38を駆動し、吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を開く(S527)。これにより、吸着搬送ベルト21に設けられた吸引穴からエアが吸引され、吸引力が発生する。そして、この吸着力と、分離ノズル33bからの分離エアにより最上位シートSaのみが吸着搬送ベルト21に吸着される。
次に、吸着完了センサ58からの出力をモニタし、最上位シートSaの吸着が完了したと判断すると(S528のY)、吸着搬送ベルト21の回転を開始する(S529)。さらに、引抜ローラ対42の回転を開始する(S530)。これにより、シートはシート搬送路上に排出される。この後、シート搬送路上に排出したシートがパスセンサ43を通過したと判断すると(S531のY)、吸着搬送ベルト21の回転を停止する(S532)。さらに、引抜ローラ対42の回転を停止し(S533)、吸引シャッタ37を閉じる(S534)。これにより、最上位シートの給送が終了する。
次に、給送するシート数が複数であり、次シートを給送する場合、すなわち次シートが有る場合は(S535のY)、S523に戻り同様の処理を行う。次シートが無い場合(S535のN)、このまま給送動作を終了する場合は、吸引ファン36を停止(OFF)させる(S536)。同様に捌きファン32を停止させてエア捌きを終了する(S537)。さらに、第2吸引ダクト開口部を閉じ(S538)、給送動作が終了する。
このように、第3の実施の形態によれば、吸引ファン36による吸引エアを吹き付けエアに用いたので、安価な構成で吹き付けエアを最上位のシートの上面に対し吹き付けることができる。これにより、上位シートと上位シートの移動によって露出した下位シートの連れ重送、シートの斜行、角折れ、吸着失敗といった給送不良を低減できる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図14は、本第4の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図である。なお、図14において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
本第4の実施の形態においては、第1の実施の形態における吹き付けファン30、吹き付けダクト31等から構成されるエア吹き付け手段に代わりに、図14に示すように、図中Eの方向に加圧力を加える加圧機構としての加圧部300が用いられる。それ以外の構成に関しては、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
加圧部300は、移動機構としての加圧モータ301と、加圧部材としての加圧ローラ302から構成されている。そして、加圧モータ301が回転することにより、加圧ローラ302が上方から下方に揺動してトレイ12に積載されているシートの上面を加圧する。また、加圧が必要ない場合には、加圧モータ301により加圧ローラ302が最上位のシートSaから離間した離間位置で待機している。このように、加圧モータ301により、加圧ローラ302は、最上位のシートSaの上面に加圧する位置と、シートの上面から離間する離間位置との間で移動可能となっている。
加圧部300による最上位シートSaの上面の加圧力により、シート先端部に向けて(図中Cの方向)吹き付けられる捌きエアによってシートを後端側に押す力が発生しても、シート後端部への上位シートの先端の移動を抑制することができる。このときの加圧部300の加圧力は、シートの種類によって大きさが調整される。この加圧力の大きさは、記憶手段(Memory)3に記憶されたデータに基づいて適正な加圧モータ301の目標回転量が選択される。
このデータの一例を図21の(a)に示す。縦軸はシートの坪量であり、横軸はシートの長さであり、吹き付けエアが必要なシート長さは250mm〜500mmの間である。そして、各シートの坪量の範囲で必要な加圧力(N)に対する加圧モータ301の回転量(mm)が示されている。なお、このデータは実験等で求められたものであるが、シートの坪量だけでなく、シートの表面性に基づいて求めてもよい。よって、超薄紙であっても最上位シートとその次のシートとが連れ重送することなく、シートの斜行、角折れ、吸着失敗といった給紙不良を低減することができる。
なお、本実施の形態では、移動機構としての加圧モータ301を用いているが、ソレノイド等のアクチュエータを移動機構として用いてもよい。また、本実施の形態では、加圧部材としての加圧ローラ302を用いているが、シートの上面との接触部が、シートの搬送抵抗とならない低摩擦係数の材質で構成されるレバーであってもよい。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図14に示す第4の実施の形態において、加圧部300を備えたシート給送装置の吸着搬送部151によりシートを吸着搬送するときの搬送性を安定させるための構成に関するものである。
図14に示すように、加圧部300により最上位のシートSaの上面を加圧すると、シートSaには加圧ローラ302により下向きの力が加わる。そのため、シートが加圧部300により加圧力を受けた状態で、吸着搬送部151により吸着搬送が行われると、加圧力がシートの搬送負荷となり、シートの搬送性が安定しないおそれがある。そこで、本実施の形態では、加圧部300による加圧力を調整することにより安定したシートの吸着搬送が行えるようにする。
具体的には、加圧部300は、所定の加圧力で最上位のシートの上面を加圧するように制御される第1の加圧力と、第1の加圧力よりも低い加圧力でシートを加圧するように制御される第2の加圧力でのシートの上面の加圧を可能とする。そして、CPU1は、シート給送開始信号を受けた後、加圧部300を第1の加圧力で加圧するように制御を開始する。
さらに、CPU1は、吸着搬送部151によるシートの吸着開始から吸着搬送部151によるシートの搬送開始までの間に、加圧部300が第1の加圧力から第2の加圧力でシートの上面を加圧するように変更する。この第2の加圧力により最上位のシートの上面に加わる加圧力は、シートの搬送負荷とならない程度に小さく設定されている。
図15は本第5の実施の形態のシート給送装置の回路ブロック構成を説明する図である。なお、この回路ブロック図は、既述した図4に示す回路ブロック図に対して、吹き付けファン駆動回路29及び吹き付けファン30の代わりに、加圧モータ301と加圧ローラ駆動回路303とがASIC2に接続されている。加圧モータ301は、加圧ローラ302を最上位のシートの上面に当接させるよう移動させ、加圧ローラ駆動回路303は加圧モータ301を駆動制御するために設けられている。その他の構成は図4に示す回路ブロック図と同じであるため説明を省略する。
図16及び図17は、本第5の実施の形態のシート給送装置を制御する回路ブロックの制御を示すフローチャートである。これに基づいて、第5の実施の形態のシート給送装置の動作を説明する。なお、シートを給送する基本動作は第1の実施の形態と同じである。
第1の実施の形態と同様に、リフターモータ19によってトレイ12が上昇し、吸着搬送ベルト21と最上位シートSaとの距離がB(図2参照)になる位置で停止する。CPU1は、給送信号を受信すると、操作部4で入力されたシート情報を確認し(S401)、確認したシート情報と、シート情報が記憶された記憶手段3とから加圧が必要なシートであるか判断する(S402)。シート情報としては、シートの長さや坪量や表面性情報などから判断する。
加圧が必要であると判断した場合は(S402のY)、シート情報に応じた加圧力を設定する(S403)。加圧力は、データから求められるが、データについては第4の実施の形態と同じであり、記憶手段(Memory)3に記憶されたデータに基づいて設定される加圧力に相当する加圧モータ301の回転量が得られる。
加圧力の設定後、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を駆動(ON)させる(S404)。また、捌きファン駆動回路22に制御信号を入力し、捌きファン32を駆動させ(ON)、エア捌きを開始する(S405)。さらに、加圧ローラ駆動回路303に制御信号を入力し、加圧部300の加圧モータ301により加圧ローラ302を駆動させて最上位シートSaの上面への加圧を開始する(S406)。このときの加圧部300の加圧力は、上述した第4の実施の形態での図21の(a)のデータに基づく加圧力であり、シートの膨らみを抑制できる第1の加圧力である。
この後、エア捌きにより最上位シートSaの紙面位置が、吸着搬送ベルト21との距離が既述した図11に示すB´になる位置となり、紙面検知センサ18が紙面検出をするのを待つ(S407)。そして、紙面検知センサ18が最上位シートSaの紙面を検出すると(S407のY)、吸引ソレノイド駆動回路39に制御信号を入力して吸引ソレノイド38を駆動し、吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を図11中G方向に回転させることで開放する。吸引シャッタ37の開放により図12中H方向の吸引力が生じて最上位シート35aを吸着させる(S408)。
吸着完了センサ58により最上位シート35aの吸着が完了するまでセンサ出力をモニタし(S409)、吸着完了センサ58が吸着の完了を検出したら(S409のY)、次に進む。即ち、吸着完了後、加圧ローラ302による加圧力が予め決められた値となるように加圧モータ301を制御する加圧制御を行う(S410)。なお、加圧ローラ302による加圧力は、例えば、図21の(b)に示すテーブルに基づいて設定されており、加圧モータ301の回転量によって、所定の加圧力以下になるように制御される(S411)。
ここで、加圧部300の加圧力は第2の加圧力であり、第1の加圧力よりも小さく、最上位のシートの上面に加わる第2の加圧力はシートの搬送負荷とならない程度に小さく設定されている。加圧ローラ302による加圧力が所定の加圧力以下となれば、すなわち移動量が変更されると(S411のY)、給紙モータ駆動回路46に制御信号を入力する。これにより、給紙モータ44を駆動させ、吸着搬送ベルト21を図14に示す矢印J方向への回転を開始させる(S412)。さらに、引抜モータ駆動回路47に制御信号を入力して引抜モータ45を駆動し、引抜ローラ対42を図14に示す矢印P及びM方向への回転を開始させ(S413)、シートをシート搬送路上に排出する。
加圧ローラ302による加圧力が所定の加圧力以下とならなければ(S411のN)、所定の加圧力となるまで待つ。そして、シート搬送路上に排出したシートがパスセンサ43を通過したかモニタし(S414)、パスセンサ43を通過したと判断すると(S414のY)、吸着搬送ベルト21の回転を停止し(S415)、引抜ローラ対42の回転を停止する(S416)。さらに、吸引ダクト34内の吸引シャッタ37を閉じる(S417)。そして、再び加圧ローラ302による加圧力が初期の加圧力となるように、加圧モータ301の回転量を制御することで所定の加圧力以上になるように制御される。このような加圧制御が行われて(S418)、移動量が変更され(S419のY)、加圧ローラ302による加圧力が所定の加圧力以上となると、さらに進んで、給送するシート数が複数であり、次シートが有るかを判断する(S420)。そして、次シートが有る場合は(S420のY)、S408に戻り同様の処理を行う。
次シートが無く、このまま給紙動作を終了する場合は(S420のN)、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を停止させる(S411)。同様に捌きファン駆動回路に制御信号を入力し、捌きファン32を停止させ(S422)、加圧ローラ駆動回路に制御信号を入力し、加圧ローラ302の加圧を解除して加圧部300を退避位置へ移動した後に停止させて、加圧動作を終了する(S423)。なお、加圧部300による加圧が必要ないと判断した場合には(S402のN)、S424に進むが、S424からS437は、加圧部300による加圧処理をしない場合なので説明を省略する。
なお、吸着完了後(S409)に加圧ローラ302による加圧力を制御する加圧制御(S410)を行っているが、この加圧制御は、吸引シャッタ37の開放(S408)から吸着搬送ベルト21を動作(S412)するまでの間で行ってもよい。また、S418で再び加圧ローラ302の加圧力が初期の加圧力となるように加圧制御を行っているが、S412で吸着搬送ベルトによって搬送される距離や時間によって、加圧ローラ302の制御を開始してもよい。
なお、上述した第4の実施の形態の図12及び図13に示す制御のフローチャートは、第5の実施の形態の図16及び図17において、S410、S411及びS418、S419が無いものと同じである。また、第5の実施の形態では、シートに捌きエアを吹き付けている状態で加圧部300がシートの上面を加圧するタイミングとなっており、この場合、吹き付けられた捌きエアにより多少ずれた状態で加圧するおそれがある。そこで、加圧部300での加圧が安定した後に捌きエアをシートに吹き付けるようにすることにより、より安定したシート給送動作が行える。
次に、このような本実施の形態の他の構成について図18に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この図18のフローチャートは、図16及び図17に示したフローチャートに対して「吸引ファンON」(S404)と「エア捌き開始」(S405)の間が異なるため、この異なる部分を説明する。その他の部分は、図16及び図17のフローチャートと同じであるため説明は省略する。
まずCPU1は、給送信号を受信すると、吸引ファン駆動回路40に制御信号を入力し、吸引ファン36を駆動(ON)させる(S404)。同様に加圧モータ駆動回路に制御信号を入力して加圧部300を駆動し、加圧ローラ302をシート上面に当接させ、加圧を開始する(S1102)。そして、シート上面に対する加圧力が安定するまで待ち(S1103)、加圧力が安定すると(S1103のY)、捌きファン駆動回路に制御信号を入力し、捌きファン32を駆動させ、エア捌きを開始する(S1104)。ここで、このようにエア捌き開始時点で、加圧部300によりシートへ加圧を加えているため、シートがシート後端側へ押されるために生じるシートの膨らみを抑制できる。
以上説明した各実施の形態において、シート給送装置はモータやファンといったシート給送装置の各種負荷をCPU1から専用のASIC2を経由し制御したが、CPU1で直接制御してもよい。また、シート情報としては、入力手段としての操作部4から入力されたシート情報ではなく、シート給送装置内で自動認識したシート情報を用いてもよい。
さらに、これまでの説明においては、シートを画像形成部に給送するシート給送装置に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置本体と、シート処理装置と、インサータとを備えた画像形成装置の場合においては、インサータやシート処理装置に設けられるシート給送装置に適用してもよい。
1…CPU、3…記憶手段、4…操作部、11…シート収納庫、11a…先端規制板、12…トレイ、13…後端規制板、17…後端押圧部材、30A…上部エア吹き付け部、36…吸引ファン、54…移動ベルト、60A,60B…第1及び第2上部エア吹き付け部、61…ダクト、61A…上部エア吹き付け部、71A…上部エア吹き付け部、80…上部エア吹き付け部、80a…エア吹き付け部、100…プリンタ、101…装置本体、102…画像形成部、103…シート給送装置、150…エア給紙機構、151…吸着搬送部、152…下流側エア吹き付け部、S…シート、Sa…最上位シート

Claims (17)

  1. シートを支持する昇降可能なトレイと、
    前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の下流端部からシート給送方向の上流側に向けてエアを吹き付けてシートを浮上させるエア吹き付け部と、
    前記エア吹き付け部により吹き付けられるエアにより浮上した最上位のシートを吸着して給送する吸着搬送部と、
    前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の上流端が当接し、シートの位置を規制する後端規制部と、
    前記後端規制部と前記吸着搬送部との間で、前記トレイの上方に設けられ、前記トレイに支持されたシートのうちの最上位のシートに上方からエアを吹き付ける上部エア吹き付け部と、
    前記上部エア吹き付け部の動作を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記エア吹き付け部によって吹き付けられたエアの風圧により、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の中央部が膨らむことを抑制することができる風圧でエアをシートの上面に吹き付けるように前記上部エア吹き付け部を制御することを特徴とするシート給送装置。
  2. 少なくともシートのサイズ情報、坪量情報、表面性情報の1つを含むシート情報を入力する入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部から入力されるシート情報に基づき、トレイ上のシートが前記エア吹き付け部から吹き付けられたエアによりシート給送方向の中央部が膨らむ可能性があるシートと判断した場合には、前記上部エア吹き付け部を駆動して最上位のシートの上面にエアを吹き付けることを特徴とする請求項に記載のシート給送装置。
  3. 少なくともシートのサイズ情報、坪量情報、表面性情報の1つを含むシート情報を入力する入力部と、
    前記シート情報毎に、前記エア吹き付け部によって吹き付けられたエアの風圧により、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の中央部が膨らむことを抑制することができる、前記上部エア吹き付け部から吹き付けるエアの風圧の情報が記憶されている記憶手段と、を備え、
    前記制御部は、前記入力部から入力されるシート情報に基づいて前記記憶手段から前記上部エア吹き付け部により吹き付けられるエアの風圧を設定し設定されたエアの風圧で前記上部エア吹き付け部を制御することを特徴とする請求項に記載のシート給送装置。
  4. 前記上部エア吹き付け部と前記吸着搬送部とを連通し、前記上部エア吹き付け部は、前記吸着搬送部の吸引エアを吹き付けエアとして用いることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記制御部は、前記トレイに積載されたシートのうちの最上位のシートの上面に向けて、前記上部エア吹き付け部によるエアの吹き付けを開始後に、前記エア吹き付け部により前記トレイに積載されたシートのシート給送方向の下流側端からエアの吹き付けを行なうように、前記上部エア吹き付け部及び前記エア吹き付け部を制御することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. シートを支持する昇降可能なトレイと、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の下流端部からシート給送方向の上流側に向けてエアを吹き付けてシートを浮上させるエア吹き付け部と、吹き付けられるエアにより浮上した最上位のシートを吸着して給送する吸着搬送部と、を備えるシート給送装置において、
    シートのシート給送方向の上流端が当接し、シートの位置を規制する後端規制部と、
    前記後端規制部と前記吸着搬送部との間で、前記トレイの上方に設けられ、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の中央部が、前記エア吹き付け部によって吹き付けられたエアにより膨らむのを抑制するために、前記トレイに支持されたシートのうちの最上位のシートの上方からエアを吹き付ける上部エア吹き付け部と、
    前記上部エア吹き付け部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記上部エア吹き付け部は、所定の加圧力で最上位のシートの上面を加圧するように制御される第1の風圧と、前記第1の風圧による加圧力よりも低い加圧力でシートを加圧するように制御される第2の風圧でエアを吹き付け可能であり、
    前記制御部は、シート給送開始信号を受けた後、前記上部エア吹き付け部を前記第1の風圧でエアを吹き付けるように制御を開始し、前記吸着搬送部によるシートの吸着開始から前記吸着搬送部によるシートの搬送開始までの間に、前記上部エア吹き付け部が前記第1の風圧から前記第2の風圧でエアの吹き付けるように変更するように制御することを特徴とするシート給送装置。
  7. 前記制御部は、前記トレイに積載されたシートのうちの最上位シートを前記吸着搬送部が吸着した後、前記上部エア吹き付け部を前記第1の風圧から前記第2の風圧に変更するように制御することを特徴とする請求項に記載のシート給送装置。
  8. 少なくともシートのサイズ情報、坪量情報、表面性情報の1つを含むシート情報を入力する入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部から入力されるシート情報に基づき、トレイ上のシートが前記エア吹き付け部から吹き付けられたエアによりシート給送方向の中央部が膨らむ可能性があるシートと判断した場合には、前記上部エア吹き付け部を駆動して最上位のシートの上面にエアを吹き付けることを特徴とする請求項6又は7に記載のシート給送装置。
  9. 少なくともシートのサイズ情報、坪量情報、表面性情報の1つを含むシート情報を入力する入力部と、
    前記シート情報毎に、前記エア吹き付け部によって吹き付けられたエアの風圧により、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の中央部が膨らむことを抑制することができる、前記上部エア吹き付け部から吹き付けるエアの風圧の情報が記憶されている記憶手段と、を備え、
    前記制御部は、前記入力部から入力されるシート情報に基づいて前記記憶手段から前記上部エア吹き付け部により吹き付けられるエアの風圧を設定し設定されたエアの風圧で前記上部エア吹き付け部を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載のシート給送装置。
  10. 前記上部エア吹き付け部と前記吸着搬送部とを連通し、前記上部エア吹き付け部は、前記吸着搬送部の吸引エアを吹き付けエアとして用いることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記制御部は、前記トレイに積載されたシートのうちの最上位のシートの上面に向けて、前記上部エア吹き付け部によるエアの吹き付けを開始後に、前記エア吹き付け部により前記トレイに積載されたシートのシート給送方向の下流側端からエアの吹き付けを行なうように、前記上部エア吹き付け部及び前記エア吹き付け部を制御することを特徴とする請求項乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. シートを支持する昇降可能なトレイと、前記トレイに支持されたシートのシート給送方向の下流端部からシート給送方向の上流側に向けてエアを吹き付けてシートを浮上させるエア吹き付け部と、吹き付けられるエアにより浮上した最上位のシートを吸着して給送する吸着搬送部と、を備えるシート給送装置において、
    シートのシート給送方向の上流端が当接し、シートの位置を規制する後端規制部と、
    前記後端規制部と前記吸着搬送部との間で、前記トレイの上方に設けられ、前記トレイに支持されたシートが、前記エア吹き付け部によって吹き付けられたエアによりシート給送方向の中央部が膨らむのを抑制するために、前記トレイに支持されたシートに上方から当接して圧力を加える加圧部と、
    前記加圧部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記加圧部は、所定の圧力で最上位のシートの上面を加圧する第1の加圧力と、前記第1の加圧力よりも低い第2の加圧力でシートを加圧することが可能であり、
    前記制御部は、シート給送開始信号を受けた後、前記加圧部を前記第1の加圧力で加圧を開始させ、前記吸着搬送部によるシートの吸着開始から前記吸着搬送部によるシートの搬送開始までの間に、前記加圧部が第1の加圧力から第2の加圧力で加圧するように変更することを特徴とするシート給送装置。
  13. 前記制御部は、前記トレイに積載されたシートのうちの最上位シートを前記吸着搬送部が吸着した後、前記加圧部を前記第1の加圧力から前記第2の加圧力に変更するように制御することを特徴とする請求項12に記載のシート給送装置。
  14. 記加圧部は、前記トレイに積載されているシートの最上位シートの上面に当接して圧力を加える加圧部材と、最上位のシートの上面を加圧する位置と最上位のシートの上面から離間する位置との間で前記加圧部材を移動させる移動機構と、を有ることを特徴とする請求項12又は13に記載のシート給送装置。
  15. 少なくともシートのサイズ情報、坪量情報、表面性情報の1つを含むシート情報を入力する入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部から入力されるシート情報に基づき、トレイ上のシートが前記エア吹き付け部から吹き付けられたエアによりシート給送方向の中央部が膨らむ可能性があるシートと判断した場合には、前記移動機構を駆動して前記加圧部により最上位シートの上面を加圧することを特徴とする請求項14に記載のシート給送装置。
  16. 前記制御部は、前記トレイに積載されたシートのうちの最上位のシートの上面に向けて、前記加圧部の加圧部材が加圧を開始した後に、前記エア吹き付け部により前記トレイに積載されたシートのシート給送方向の下流側端からエアの吹き付けを行なうように、前記移動機構及び前記エア吹き付け部を制御することを特徴とする請求項14又は15に記載のシート給送装置。
  17. 画像形成部と、画像形成部にシートを給送する請求項1乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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