JP2005350179A - シート供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シートの種類に依らずに安定して次工程にシートを供給する。
【解決手段】 普通紙と厚紙とで送出位置A1、A2を変え、傾斜面に当接する距離を変えている。したがって、普通紙と厚紙の両方共に、フィードローラ58とリタードローラ60とでの捌き・搬送に対しての負担が少ないく、安定して次工程にシートを供給できる。
【選択図】 図5
【解決手段】 普通紙と厚紙とで送出位置A1、A2を変え、傾斜面に当接する距離を変えている。したがって、普通紙と厚紙の両方共に、フィードローラ58とリタードローラ60とでの捌き・搬送に対しての負担が少ないく、安定して次工程にシートを供給できる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、シート供給装置に関する。
従来よりプリンタや複写機等の画像形成装置においては、一般に画像が形成される媒体として、普通紙や上質紙が用いられていた。これらの普通紙や上質紙は表面の平滑度が低いことから用紙間の密着力が低く、給紙トレイ等の用紙積載部からシートを1枚ずつ繰り出す際にも複数枚のシートが密着して供給される、いわゆる重送を防ぐことは比較的容易であった。
しかしながら近年においては、記録媒体の多様化に伴って、表面平滑度の高いシートを含む、多種多様なシートの搬送が要求されるようになってきている。特にカラー化技術の進展に伴い白色度を上昇させ光沢を出した塗工紙(コート紙、シートの両面または片面に印刷適正の改良を目的として塗料の一種である塗工カラーを塗布した複合シート)や、フィルムシート、トレーシングペーパー等の紙以外の媒体に関しても普通紙と同等に給紙できることが求められている。しかし、塗工紙や、フィルムシート、トレーシングペーパー等はシート間の密着力が高く、結果として重送を防ぐことが難しいのでシートの供給には特別な技術が必要となる。
そこで、シートの密着を事前に解消してから給紙する方法として、積載されたシートの側面からエアーを吹き付け、ナジャーローラで送り出し、さらにフィードローラとリタードローラーとで1枚ずつに分離する給紙装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−63675号公報
しかしながら、浮遊した状態からシートをナジャーローラで送り出すとシートに作用する抵抗が少ないため、複数枚のシートがフィードロールとリタードロールとのニップ部を越えてしまい重送となることがある。
この現象を軽減するために、積載位置からフィードロールよリタードロールとのニップ部の間いに傾斜面を設け、シートを分離、あるいは、シートに抵抗を作用させることで、楔状にシートの前端をずらす方法がある。
しかし、曲げ剛性が低いシート、例えば薄いシートでは、送り出されるときに傾斜面に押し付けられる力が弱いため、ずれにくい。
一方、曲げ剛性が高いシート、例えば厚いシートでは、送り出されるときに傾斜面に押し付けられる力が強いため、傾斜面から受ける抵抗が大きく搬送の妨げになってしまう。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、シートの種類に依らずに安定して次工程にシートを供給することを目的とする。
請求項1に記載のシート供給装置は、シートを積載して収容する収容部と、前記収容部に収容された最上位のシートに当接して送り出す送出部材と、送り出された前記シートの前端部に抵抗を与える抵抗部と、前記最上位のシートを送り出す送出位置を移動させる送出位置移動手段と、シートの種類毎に定義された前記送出位置を記憶した記憶手段と、選択もしくは検知されたシートの種類と前記記憶手段に記憶された前記送出位置とに基づいて、前記送出位置移動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載のシート供給装置は、選択もしくは検知されたシートの種類と記憶手段に記憶された送出位置とに基づいて、制御手段は送出位置移動手段を制御し、送出位置を移動させる。送出部材が最上位のシートに当接して送り出すと、送り出されたシートの前端部は抵抗部から抵抗を受け、シートが次工程に供給される。
したがって、シートの種類毎に送出位置を移動することで、シートが受ける抵抗を最適にすることができる。よって、シートの種類に依らずに安定して、次工程にシートを供給できる。
請求項2に記載のシート供給装置は、請求項1に記載の構成において、前記抵抗部は、傾斜面であることを特徴としている。
請求項2に記載のシート供給装置は、送り出されたシートの前端部が、傾斜面に当接して抵抗を受ける。そして、送出位置が高いとシートの前端部が傾斜面に当接する距離が長くなり抵抗が大きくなる。また、送出位置が低いとシートの前端部が傾斜面に当接する距離が短くなり抵抗が小さくなる。よって、請求項1と同様の作用を奏す。
請求項3に記載のシート供給装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記記憶手段に記憶されている厚いシート種の送出位置は、薄いシート種の送出位置より高いことを特徴としている。
請求項3に記載のシート供給装置は、曲げ剛性の高い厚いシートでも、適度な抵抗が作用し、確実に次工程に送り出すことができる。
このように、シートの厚みに応じ、送出位置を移動することで、シートが受ける抵抗を最適にすることができる。よって、シートの厚みに依らずに安定して、次工程にシートを供給できる。
請求項4に記載のシート供給装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記抵抗部の送り出し方向の下流側に設けられ、前記シートの重送を防止する重送防止手段を備えることを特徴としている。
請求項4に記載のシート供給装置は、請求項1から請求項3と同様の作用を奏すが、抵抗部によって、例えば、分離あるいは前端部がずれて、重送防止手段に送られるので、より確実に1枚ずつに分離・搬送できる。
請求項5に記載のシートの供給装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記収容部に積載して収容された前記シートに対してエアーを吹き付けるエアー吹付手段を備えることを特徴としている。
請求項5に記載のシートの供給装置は、請求項1から請求項4と同様の作用を奏すが、シート収容部に積載して収容されたシートにエアー吹付手段によってエアーが吹き付けられてシートが浮揚し、シート同士の密着が解かれているので、より安定して次工程に安定して供給される。
以上説明したように本発明によれば、シートの種類に依らずに安定して次工程にシートを供給することを目的とする。
以下、本発明に係るシート供給装置を備えた画像形成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、画像形成装置の画像形成方式としては、公知の電子写真プロセスを用いている。
まず、最初に画像形成装置10の構成及び画像形成の概要を説明し、つぎに、本発明の要部について説明する。なお、画像が形成されるシートPとして、例えば、普通紙のほか、白色度や光沢を出すために表面にコーティング処理を施した塗工紙等、表面が平滑なシートなどが用いられる。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置10全体の制御を行うとともに各種情報を記憶している制御部24を備えている。また、装置上部には操作パネル11が設けられている。この操作パネル11をユーザーが操作すると、制御部24はその操作内容に応じた制御を行う。
更に、画像形成装置10は、公知の電子写真プロセスを用いて画像を形成する画像形成部12を備えている。
画像形成部12には、感光体ドラム14が設けられており、感光体ドラム14には、円周方向に沿って、帯電器16、現像装置18、クリーナー20が配設されている。また、帯電器16と現像装置18との間の感光体ドラム14の表面にレーザー光Lを照射する画像書込装置22が設けられている。また、感光体ドラム14の画像書込装置22と反対側には、転写ローラ34が設けられている。
画像書込装置22は制御部24に接続され、制御部24は受信部26に接続されている。受信部26には、画像読取装置28やパーソナルコンピュータ30などの外部機器が通信回線32を介して接続され、画像読取装置28やパーソナルコンピュータ30などから画像情報が送られる。画像情報は受信部26から制御部24へと送られ、制御部24は画像情報に基づき画像書込装置22を制御し、レーザー光Lを照射する。
感光体ドラム14は、帯電器16によって表面が所定の電位に帯電される。そして、画像書込装置22からレーザー光Lが照射されて感光体ドラム14の表面が露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置18によって現像され、感光体ドラム14の表面にトナー像が形成される。
後述する給紙部40からシートPが複数の搬送ローラ46を備えたシート搬送部44を介して感光体ドラム14と転写ローラ34とのニップ部に搬送される。そして、転写ローラ34によって感光体ドラム14のトナー像がシートPに転写され、搬送方向下流側に設置された定着装置36に送られ、トナー像がシートPに定着される。定着装置36の搬送方向下流側には一対の排出ローラ38が設けられており、トナー像が定着したシートPは排出ローラ38によって排出トレイ39に排出される。
なお、シートPに転写されずに感光体ドラム14の表面に残留したトナーは、クリーナー20によって回収される。
画像形成装置10の下方には、複数(本実施の形態では4つ)のシート供給装置50が上下に並んで設けられた給紙部40が配設されている。各シート供給装置50には、シートPを積載して収容するシート供給トレイ52が設けられている。これらのシート供給トレイ52の内部にはボトムプレート120が設けられ、駆動機構(図示省略)により昇降する。そして、このボトムプレート120の昇降により、積載されたシートPが上昇及び下降する。
図3に示すように、シート供給トレイ52のシートPの送り出し方向Sの上流側には、シートPのサイズによって移動可能に構成され、シートPの後端面を規制するエンドガイド64が設けられている。また、シートPの送り出し方向Sに直交する方向の一方の側面には側面固定式ガイド66が配設されている。この側面固定式ガイド66と対向する他方の側面は、シートPのサイズによって移動可能に構成された側面可動式ガイド68が配設されている。
図2に示すように、シート供給トレイ52のシートPの送り出し方向Sの下流側端部には、送り出し方向に傾いた傾斜面52Aが形成されている。
また、図3にも示すように、シート供給トレイ52の送り出し方向Sの下流側には、シートPを順次、シート搬送部44を介して感光体ドラム14と転写ローラ34とのニップ部(図1参照)に供給する給送機構90が備えられている。給送機構90には、積載されたシートPの最上位のトップシートTPの上面に摩擦接触して順に送り出すナジャーローラ(引込ローラ)56が配置されている。このナジャーローラ56は、図5に示すように上方に退避した待機位置BとトップシートTPの上面に接触して送り出す送出位置A1、A2とに移動可能となっている。図2と図3とに示すように、ナジャーローラ56の送り出し方向Sの下流側には、フィードローラ(搬送ローラ)58とフィードローラ58に押圧されたリタードローラ( 捌きローラ)60と、が備えられている。
そして、ナジャーローラ56、フィードローラ58及びリタードローラ60は、互いに同一形状および同一サイズのローラで構成され、シートPに対して摩擦接触することによりシートPの分離・搬送作用を実行するよう構成されている。具体的には、ナジャーローラ56から繰り出されたシートPをフィードローラ58とリタードローラ60とで1枚ずつに捌いて下流部に搬送する。
図4に示すように、リタードローラ60は、ピボット92を回動中心とするサポート94を介し、スプリング96により弱い圧力をもってフィードローラ58に押圧されている。リタードローラ60は、軸60Aに設けられたトルクリミッタ98を介して回動する第1ギア100及び固定された第2ギア102に連結されている。第2ギア102には、図示しないフィードモータからの駆動力が伝達され、リタードローラ60は矢印方向の駆動力を受ける。
ナジャーローラ56は、フィードローラ58の軸58Aを回動中心としてアーム82を介して回動するように構成され、ギア群84によりフィードローラ58の駆動に連動して回転する。また、制御部24(図1参照)からの駆動信号を受けて動作するソレノイド86の作動により、プランシャー86Aが出入りすると、軸89回りにリンク88が回転して、突出部88Aを上下させる。突出部88Aにはアーム82のピン82Aが載置されており、突出部88Aに連動してピン82Aが上下動することで、アーム82が上下に回動してナジャーローラ56が待機位置Bと送出位置A1、A2とに移動する(図5参照)。つまり、リンク88の突出部88Aが下降することでナジャーローラ56がトップシートTPの上面と接触する送出位置A1又は送出位置A2に下降し、所定の押圧力を持った状態で回転駆動することによりトップシートTPを送り出す。
さて、送出位置A1と送出位置A2とのいずれかの位置に制御する方法を下記に説明する。
図5に示すように、送出位置A1とする場合は、アーム82の突起部114の切欠部114Aをフォトセンサ112で検出し、送出位置A1を中心に一定範囲に収まるようにボトムプレート120の上昇を制御部24(図1参照)が制御する。
送出位置A2とする場合、アーム82の突起部114の切欠部を114Aをフォトセンサ110で検出し、送出位置A2を中心に一定範囲に収まるようにボトムプレート120の上昇を制御部24(図1参照)が制御する。
図3に示すように、各シート供給装置50には、シート供給トレイ52内に積載されたシートの側面からエアーを吹き付けるエアー吹出装置54が側面固定式ガイド66の近傍に配設されている。このエアー吹出装置54には、図の矢印K方向に回転するファン(図示せず)が設けられ、側面固定式ガイド66に形成されたエアー吹出口70から高圧のエアーが吹き出すように構成されている。そして、シートPにエアーを吹き付けることによって、積載されたシートPのシート間にエアーが送り込まれてシートPが浮揚し、シートP間の密着が解かれる。
つぎに、本発明に係るシート供給装置50の作用について説明する。
シート供給トレイ52に収容するシートの種類をユーザーがシート種選択手段、例えば、操作パネル(図1参照)を操作して選択する。制御部24(図1参照)には、シートの種類毎に送出位置が記憶されている。本実施形態の場合は、シートの種類は、厚い厚紙APと厚紙APと比較すると薄い普通紙FPの2種類が選択可能とされ、また、送出位置は、厚い厚紙APの送出位置A1と薄い普通紙FPの送出位置A2とが記憶されている。
まず、普通紙FPが選択された場合について説明する。
普通紙FPの送り出し時には、図4、図5、図6に示すように、制御部24(図1参照)からの駆動信号に基づきソレノイド86を作動させ、アーム82を下降させることで、ナジャーローラ56を待機位置Bより下方に移動させる。シート供給トレイ52内では、ボトムプレート120の上昇により、積載された普通紙FPが上昇する。トップシートTPがナジャーローラ56に接触し、ナジャーローラ56を上方に持ち上げアーム82の突起部114の切欠部114Aをフォトセンサ110が検出すると、制御部24がボトムプレート120の上昇を停止する。また、普通紙FPが順次送り出されていくにつれて、トップシートTPの位置が下がりナジャーローラ56が下がると、アーム82の突起部114の切欠部114Aをフォトセンサ110が検出しなくなるので、制御部24がボトムプレート120を上昇させる。このように、トップシートTPの高さが送出位置A2を中心に一定範囲に収まるように制御されている。
また、制御部24からの駆動信号に基づきエアー吹出装置54が駆動され、積載された普通紙FPの側面からエアーが吹き付けられる。そして、吹き付けられたエアーによって積載された普通紙FPが浮揚し、普通紙FP間の密着が解かれる。
図7に示すように、ナジャーローラ56が矢印方向に回転すると、積載されたトップシートTPの上面に摩擦接触して普通紙FPが送り出される。普通紙FPの前端部は、傾斜面52Aに当接しながら送り出され、普通紙FPの送り出しに抵抗を与えられる。よって、トップシートTPに連れられて複数枚送り出されても、普通紙FPが分離する。あるいは、前端部がずれる。なお、送出位置A2は低いので傾斜面52Aを当接する距離が長い。よって、薄い普通紙FPであっても、分離、あるいは、前端部のずらしを安定して行える。
ナジャーローラ56によって送り出された普通紙FPは、フィードローラ58とリタードローラ60とで挟持され、普通紙FPが下流側へ向けて1枚ずつ捌かれて搬送される。なお、エアーによって積載された普通紙FP間の密着が事前に解かれ、傾斜面52Aで分離、あるいは、楔状に前端部がずれているので、フィードローラ58とリタードローラ60とでの捌き・搬送に対しての負担が少なく、確実に1枚ずつに分離して搬送される。
シート供給装置50によって分離・搬送されたトップシートTPは、複数の搬送ローラ46を備えたシート搬送部44によって感光体ドラム14と転写ローラ34とのニップ部(図1参照)に搬送されてトナー像が転写される。トナー像が転写したトップシートTPは定着装置36に送られトナー像が定着される。そして、排出ローラ38によって排出トレイ39に排出される。
つぎに、厚紙APが選択された場合について説明する。
厚紙APの送り出し時には、図4、図5、図8に示すように、トップシートTPがナジャーローラ56に接触し、ナジャーローラ56を上方に持ち上げアーム82の突起部114の切欠部114Aをフォトセンサ112が検出すると、制御部24がボトムプレート120の上昇を停止する。厚紙APが順次送り出されていくにつれて、トップシートTPの位置が下がりナジャーローラ56が下がると、アーム82の突起部114の切欠部114Aをフォトセンサ112が検出しなくなるので、制御部24がボトムプレート120を上昇させる。このように、トップシートTPの高さが送出位置A1を中心に一定範囲に収まるように制御されている。
また、制御部24からの駆動信号に基づきエアー吹出装置54が駆動され、積載された厚紙APの側面からエアーが吹き付けられる。そして、吹き付けられたエアーによって積載された厚紙APが浮揚し、厚紙AP間の密着が解かれる。
図9に示すように、ナジャーローラ56が矢印方向に回転すると、積載されたトップシートTPの上面に摩擦接触して厚紙APが送り出される。厚紙APの前端部は、傾斜面52Aに当接しながら送られ、厚紙APの送り出しに抵抗を与えられる。トップシートTPに連れられて複数枚送り出されても、厚紙APは分離する。あるいは、前端部がずれる。なお、送出位置A1は高いので傾斜面52Aを当接する距離が短い。よって、厚い厚紙APであっても、抵抗が大きすぎ、搬送の妨げにとなることがない。
ナジャーローラ56によって送り出された厚紙APは、フィードローラ58とリタードローラ60とで挟持され、厚紙APが下流側へ向けて1枚ずつ捌かれて搬送される。なお、エアーによって積載された厚紙AP間の密着が事前に解かれ、傾斜面52Aで分離、あるいは、前端部がずれているので、フィードローラ58とリタードローラ60とでの捌き・搬送に対しての負担が少なく、確実に1枚ずつに分離された搬送される。
シート供給装置50によって分離搬送されたトップシートTPは、複数の搬送ローラ46を備えたシート搬送部44によって感光体ドラム14と転写ローラ34とのニップ部(図1参照)に搬送されてトナー像が転写される。トナー像が転写したトップシートTPは定着装置36に送られトナー像が定着される。そして、排出ローラ38によって排出トレイ39に排出される。
このように、普通紙FPと厚紙APとで送出位置A1、A2を変え、傾斜面52Aに当接する距離を変えている。したがって、普通紙FPと厚紙APとの両方共に、フィードローラ58とリタードローラ60とでの捌き・搬送に対しての負担が少なく、確実に1枚ずつに分離して、次工程にシートを供給できる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、厚紙APと普通紙FPとの2種類を選択し、送出位置A1と送出位置A2との2段階に変える構成としたが、これに限定されない。例えば、3種類以上のシートの種類を選択し、送出位置も3段階以上に変える構成としても良い
また、上記の実施形態は、画像形成方式として公知の電子写真プロセスを用いていたが、これに限定されない。例えば、画像形成方式は公知のインクジェット記録方式であっても良し、その他の画像形成方式であっても良い。
また、上記の実施形態は、画像形成方式として公知の電子写真プロセスを用いていたが、これに限定されない。例えば、画像形成方式は公知のインクジェット記録方式であっても良し、その他の画像形成方式であっても良い。
また、上記の実施形態は、画像形成装置における実施例であるが、本発明は画像形成装置に限定されず、シートを搬送する他の機器、例えば裁断機やプレス機などにも適用することが可能である。
24 制御部(制御手段、記憶手段)
52 シート供給トレイ(シート収容部)
52A 傾斜面
54 エアー吹出装置(エアー吹付手段)
56 ナジャーローラ(送出部材、送出位置移動手段)
58 フィードローラ(重送防止手段)
60 リタードローラ(重送防止手段)
90 給送機構(送出位置移動手段)
120 ボトムシート(送出位置移動手段)
A1 送出位置
A2 送出位置
P シート
AP 厚紙(シート)
FP 普通紙(シート)
TP トップシート(最上位のシート)
52 シート供給トレイ(シート収容部)
52A 傾斜面
54 エアー吹出装置(エアー吹付手段)
56 ナジャーローラ(送出部材、送出位置移動手段)
58 フィードローラ(重送防止手段)
60 リタードローラ(重送防止手段)
90 給送機構(送出位置移動手段)
120 ボトムシート(送出位置移動手段)
A1 送出位置
A2 送出位置
P シート
AP 厚紙(シート)
FP 普通紙(シート)
TP トップシート(最上位のシート)
Claims (5)
- シートを積載して収容する収容部と、
前記収容部に収容された最上位のシートに当接して送り出す送出部材と、
送り出された前記シートの前端部に抵抗を与える抵抗部と、
前記最上位のシートを送り出す送出位置を移動させる送出位置移動手段と、
シートの種類毎に定義された前記送出位置を記憶した記憶手段と、
選択もしくは検知されたシートの種類と前記記憶手段に記憶された前記送出位置とに基づいて、前記送出位置移動手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするシート供給装置。 - 前記抵抗部は、傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
- 前記記憶手段に記憶されている厚いシート種の送出位置は、薄いシート種の送出位置より高いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置。
- 前記抵抗部の送り出し方向の下流側に設けられ、前記シートの重送を防止する重送防止手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート供給装置。
- 前記収容部に積載されて収容された前記シートに対してエアーを吹き付けるエアー吹付手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシート供給装置。
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