JP5769080B2 - 発音チャンネル割当装置およびプログラム - Google Patents
発音チャンネル割当装置およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5769080B2 JP5769080B2 JP2011223585A JP2011223585A JP5769080B2 JP 5769080 B2 JP5769080 B2 JP 5769080B2 JP 2011223585 A JP2011223585 A JP 2011223585A JP 2011223585 A JP2011223585 A JP 2011223585A JP 5769080 B2 JP5769080 B2 JP 5769080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- sound
- sounding
- voice
- mute
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
所定の周期で、前記複数の発音チャンネルのうち発音中で最も番号の大きい発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号として更新する第1の更新手段と、
発音イベントに応じて前記複数の発音チャンネルの中から消音している発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの発音開始を指示する発音指示手段と、
消音イベントに応じて、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルの中から当該消音イベントに対応した消音すべき音を発音中の発音チャンネルを検索し、該当する発音チャンネルの消音を指示する消音指示手段と、
前記所定の周期で、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルのうち、発音中の発音チャンネルにて生成される音の制御を指示する修飾指示手段と
を具備することを特徴とする。
A.構成
(1)全体構成
図1は、本発明の実施の一形態による発音チャンネル割当装置を備えた電子楽器100の全体構成を示すブロック図である。この図において、CPU10は、鍵盤13の押離鍵操作およびピッチベンダー15の操作で生じる演奏イベントや、発音中のチャンネルの楽音に対して継続的な変化を与える為のタイマイベントが発生した場合に、発音チャンネル割当装置の機能に相当するアサイン処理を実行すると共に、楽器各部を制御する。本発明の要旨に係わるアサイン処理の動作については追って詳述する。
次に、図2を参照して音源18の構成について説明する。音源18は、周知のDSPから構成される。したがって、図2はそのDSPにおいて実行されるマイクロプログラムの各機能をハードウェアイメージとして捉えた機能ブロックを図示している。
次に、図4〜図8を参照して上記構成による電子楽器100が備える発音チャンネル割当装置の動作を説明する。以下では、発音チャンネル割当装置の動作として、CPU10が実行するアサイン処理、当該アサイン処理からコールされる押鍵処理、離鍵処理および周期処理の各動作について述べる。
図4は、アサイン処理の動作を示すフローチャートである。アサイン処理は、電子楽器100の電源投入以降、タイマインタラプトとして一定周期毎に実行が開始される。本処理の実行タイミングになると、先ずステップSA1に進み、電源投入の有無を判断し、電源投入された場合には判断結果が「YES」になり、ステップSA5に進み、未発音状態を表すべく最大ボイス番号を初期値「−1」にセットしたり、各ボイスの状態を示す状態レジスタを初期化したりするイニシャライズを実行してこの処理を終了する。
次に、図5を参照して押鍵処理の動作を説明する。上述したアサイン処理のステップSA6(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図5に図示するステップSB1に処理を進め、音源18が備える複数のボイス(波形発生部18−0〜18−n)の内、0番目のボイス(波形発生部18−0)から順番に停止中のボイスを検索する。次いで、ステップSB2では、停止中のボイスが見つかったか否かを判断する。停止中のボイスが見つかったならば、判断結果は「YES」になり、後述のステップSB5に進む。
次に、図6を参照して離鍵処理の動作を説明する。前述したアサイン処理のステップSA7(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図6に図示するステップSC1に処理を進め、音源18の0番目から最大ボイス番号までの各ボイスの中から消音対象ボイスを検索する。ここで言う消音対象ボイスとは、エンベロープ状態が「アタック」、「ディケイ」および「サスティン」の何れかの状態であって、かつ発音音高が離鍵された鍵の鍵番号に対応するボイスを指す。
次に、図7〜図8を参照して周期処理の動作を説明する。前述したアサイン処理のステップSA8(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図7に図示するステップSD1に処理を進め、ピッチベンダー15のベンダーホイール操作に応じたデータPBを発生させるピッチベンダー制御処理を実行する。続いて、ステップSD2では、例えば低周波信号(正弦波)の読み出し位相に応じた信号レベルをLFO波形テーブルから読み出す等のLFO計算処理を実行する。
ボイス番号Vで指定されるボイスのエンベロープ状態がアタック目標レベルに到達すると、ステップSD5の判断結果が「YES」になり、ステップSD8に進み、ボイス番号Vで指定されるボイスのエンベロープ状態をディケイに更新し、続くステップSD9では、当該ボイスのEG18bに対して次の目標値であるサスティンレベルおよびディケイレートをセットするディケイ移行処理を実行する。
ボイス番号Vで指定されるボイスのエンベロープ状態がディケイ目標レベルに到達すると、ステップSD6(図8参照)の判断結果が「YES」になり、ステップSD12に進む。ステップSD12では、サスティンレベルが「0」であるか否かを判断する。サスティンレベルが「0」であると、判断結果は「YES」になり、後述のステップSD14に進み、エンベロープ状態を停止状態に更新し、一方、サスティンレベルが「0」でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSD13に進み、ボイス番号Vで指定されるボイスのエンベロープ状態をサスティンに更新する。
ボイス番号Vで指定されるボイスのエンベロープ状態がリリース目標レベルに到達すると、ステップSD7(図8参照)の判断結果が「YES」になり、ステップSD14に進む。ステップSD14では、ボイス番号Vで指定されるボイスのエンベロープ状態を停止状態に更新し、続くステップSD15では、ボイス番号Vで指定されるボイスの消音を音源18に指示するボイス停止処理を実行する。そして、ステップSD16に進み、歩進されたボイス番号Vが最大ボイス番号に達したか否かを判断する。
[請求項1]
先頭から連続する番号の夫々が付加された複数の発音チャンネルと、
所定の周期で、前記複数の発音チャンネルのうち発音中で最も番号の大きい発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号として更新する第1の更新手段と、
発音イベントに応じて前記複数の発音チャンネルの中から消音している発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの発音開始を指示する発音指示手段と、
消音イベントに応じて、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルの中から当該消音イベントに対応した消音すべき音を発音中の発音チャンネルを検索し、該当する発音チャンネルの消音を指示する消音指示手段と、
前記所定の周期で、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルのうち、発音中の発音チャンネルにて生成される音の制御を指示する修飾指示手段と
を具備することを特徴とする発音チャンネル割当装置。
前記発音指示手段は、前記発音開始された発音チャンネルの番号が、前記第1の更新手段により更新された最大チャンネルの番号を超えた場合に、その新たな発音を割り当てた発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号に更新する第2の更新手段を備えることを特徴とする請求項1記載の発音チャンネル割当装置。
先頭から連続する番号の夫々が付加された複数の発音チャンネルを有する発音チャンネル割当装置に搭載されるコンピュータに、
所定の周期で、前記複数の発音チャンネルのうち発音中で最も番号の大きい発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号として更新する第1の更新ステップと、
発音イベントに応じて前記複数の発音チャンネルの中から消音している発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの発音開始を指示する発音指示ステップと、
消音イベントに応じて、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルの中から当該消音イベントに対応した消音すべき音を発音中の発音チャンネルを検索し、該当する発音チャンネルの消音を指示する消音指示ステップと、
前記所定の周期で、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルのうち、発音中の発音チャンネルにて生成される音の制御を指示する修飾指示ステップと
を具備することを特徴とするプログラム。
前記発音指示ステップは、前記発音開始された発音チャンネルの番号が、前記第1の更新ステップにより更新された最大チャンネルの番号を超えた場合に、その新たな発音を割り当てた発音チャンネルの番 号を最大チャンネルの番号に更新する第2の更新ステップを備えることを特徴とする請求項3記載のプログラム。
11 ROM
12 RAM
13 鍵盤
14 キースキャナ
15 ピッチベンダー
16 A/D変換器
17 表示部
18 音源
19 サウンドシステム
100 電子楽器
Claims (4)
- 先頭から連続する番号の夫々が付加された複数の発音チャンネルと、
所定の周期で、前記複数の発音チャンネルのうち発音中で最も番号の大きい発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号として更新する第1の更新手段と、
発音イベントに応じて前記複数の発音チャンネルの中から消音している発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの発音開始を指示する発音指示手段と、
消音イベントに応じて、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルの中から当該消音イベントに対応した消音すべき音を発音中の発音チャンネルを検索し、該当する発音チャンネルの消音を指示する消音指示手段と、
前記所定の周期で、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルのうち、発音中の発音チャンネルにて生成される音の制御を指示する修飾指示手段と
を具備することを特徴とする発音チャンネル割当装置。 - 前記発音指示手段は、前記発音開始された発音チャンネルの番号が、前記第1の更新手段により更新された最大チャンネルの番号を超えた場合に、その新たな発音を割り当てた発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号に更新する第2の更新手段を備えることを特徴とする請求項1記載の発音チャンネル割当装置。
- 先頭から連続する番号の夫々が付加された複数の発音チャンネルを有する発音チャンネル割当装置に搭載されるコンピュータに、
所定の周期で、前記複数の発音チャンネルのうち発音中で最も番号の大きい発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号として更新する第1の更新ステップと、
発音イベントに応じて前記複数の発音チャンネルの中から消音している発音チャンネルを検索し、当該検索された発音チャンネルの発音開始を指示する発音指示ステップと、
消音イベントに応じて、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルの中から当該消音イベントに対応した消音すべき音を発音中の発音チャンネルを検索し、該当する発音チャンネルの消音を指示する消音指示ステップと、
前記所定の周期で、先頭から前記更新された最大チャンネルの番号までの各発音チャンネルのうち、発音中の発音チャンネルにて生成される音の制御を指示する修飾指示ステップと
を具備することを特徴とするプログラム。 - 前記発音指示ステップは、前記発音開始された発音チャンネルの番号が、前記第1の更新ステップにより更新された最大チャンネルの番号を超えた場合に、その新たな発音を割り当てた発音チャンネルの番号を最大チャンネルの番号に更新する第2の更新ステップを備えることを特徴とする請求項3記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011223585A JP5769080B2 (ja) | 2011-10-11 | 2011-10-11 | 発音チャンネル割当装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011223585A JP5769080B2 (ja) | 2011-10-11 | 2011-10-11 | 発音チャンネル割当装置およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013083788A JP2013083788A (ja) | 2013-05-09 |
JP5769080B2 true JP5769080B2 (ja) | 2015-08-26 |
Family
ID=48529037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011223585A Active JP5769080B2 (ja) | 2011-10-11 | 2011-10-11 | 発音チャンネル割当装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5769080B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2562260B2 (ja) * | 1992-07-16 | 1996-12-11 | ローランド株式会社 | 電子楽器のアサイナ |
-
2011
- 2011-10-11 JP JP2011223585A patent/JP5769080B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013083788A (ja) | 2013-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH027078B2 (ja) | ||
JP6176480B2 (ja) | 楽音発生装置、楽音発生方法およびプログラム | |
JP5532446B2 (ja) | 楽音発生装置およびプログラム | |
JP5142363B2 (ja) | 成分音合成装置及び成分音合成方法。 | |
JP5897805B2 (ja) | 楽音制御装置 | |
JP2705395B2 (ja) | 電子楽器 | |
JP5769080B2 (ja) | 発音チャンネル割当装置およびプログラム | |
JP5115800B2 (ja) | 低周波発振装置および低周波発振処理プログラム | |
JP6573100B2 (ja) | 楽音制御装置、楽音制御方法、プログラム、および電子楽器 | |
JP2009031457A (ja) | 楽音発生装置および楽音発生処理プログラム | |
JP6210356B2 (ja) | 演奏装置、演奏方法およびプログラム | |
JP5827484B2 (ja) | 楽音制御装置 | |
JP3667387B2 (ja) | 電子楽器 | |
JP3909693B2 (ja) | 楽音変調装置、楽音変調方法および楽音変調プログラム | |
JP2853588B2 (ja) | 電子楽器 | |
JP5246473B2 (ja) | 楽音発生装置および楽音発生処理プログラム | |
JP4206830B2 (ja) | 楽音制御装置および楽音制御プログラム | |
JP2016045254A (ja) | サウンドプレビュー装置及びプログラム | |
JP2012220861A (ja) | 楽音発生装置およびプログラム | |
JP6439225B2 (ja) | 楽音発生装置、電子楽器、楽音発生方法およびプログラム | |
JP2004020989A (ja) | 楽音信号発生装置、楽音信号発生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2007187949A (ja) | 楽音発生装置および楽音発生処理のプログラム | |
JP3543159B2 (ja) | 自動伴奏装置 | |
JP4032208B2 (ja) | 鍵情報処理装置および鍵情報処理方法 | |
JP2015099243A (ja) | 楽音制御装置、楽音制御方法およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150611 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5769080 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |