JP3909693B2 - 楽音変調装置、楽音変調方法および楽音変調プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動演奏機能や自動伴奏機能を備える電子楽器に用いて好適な楽音変調装置、楽音変調方法および楽音変調プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器の音源では、演奏操作あるいは曲データに応じて生成した楽音波形を修飾する楽音変調装置を備える場合がある。楽音変調装置は、変調信号を楽音波形に乗算して発生楽音の音高、音量あるいは音色等を制御する。例えばエンベロープ波形を変調信号源とした場合には周知のADSR型エンエロープ制御にて発生楽音の音量および音色を修飾し、LFO(低周波発振)信号を変調信号源とした場合には発生楽音の音高を周期的に変化させてビブラート効果を付与するものなどが知られている。また、この種の技術として、例えば特許文献1には、帯域幅および振幅が可変設定されたパワースペクトルを持つゆらぎ信号にて楽音波形を変調して自然なゆらぎを持つ楽音を形成する楽音変調装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特許公開平5−73052号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の楽音変調装置は、楽音要素を修飾する動作を、押鍵タイミングあるいはノートオンイベントに同期して開始し始め、離鍵タイミングあるいはノートオフイベントに達するまでその動作を継続する。したがって、曲データを自動伴奏あるいは自動演奏する場合には、再生テンポとは無関係に、単にノートオン/オフに応じて独立的に動作することになる。
この為、例えば通常の等間隔の拍によるリズムとは異なり、3連符や6/8拍子を基準にした「シャッフル」と呼ばれるリズムや、裏拍にアクセントがある「マーチ」あるいは「スカ」等のリズム感を巧く演奏表現することができない、という問題がある。
【0005】
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、リズム感を効果的に強調した楽音を生成することができる楽音変調装置、楽音変調方法および楽音変調プログラムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生手段と、このテンポ発生手段が発生するテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定する同期拍指定手段と、この同期拍指定手段によって指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示する変調指示手段と、この変調指示手段にて指示された楽音要素を変調する変調波形を発生する変調波形発生手段と、前記テンポ発生手段が発生するテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生過程と、このテンポ発生過程にて発生するテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定する同期拍指定過程と、この同期拍指定過程にて指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示する変調指示過程と、この変調指示過程にて指示された楽音要素を変調する変調波形を発生する変調波形発生過程と、前記テンポ発生過程で発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調過程とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生ステップと、このテンポ発生ステップにて発生するテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定する同期拍指定ステップと、この同期拍指定ステップにて指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示する変調指示ステップと、この変調指示ステップにて指示された楽音要素を変調する変調波形を発生する変調波形発生ステップと、前記テンポ発生ステップで発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調ステップとをコンピュータで実行させることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生手段と、音高、音色および音量の各楽音要素を、前記テンポ発生手段が発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定する同期拍割り当て手段と、前記テンポ発生手段が発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示する変調指示手段と、この変調指示手段にて変調指示された楽音要素毎の変調波形を発生する変調波形発生手段と、前記テンポ発生手段が発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生過程と、音高、音色および音量の各楽音要素を、前記テンポ発生過程にて発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定する同期拍割り当て過程と、前記テンポ発生過程で発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示する変調指示過程と、この変調指示過程にて変調指示された楽音要素毎の変調波形を発生する変調波形発生過程と、前記テンポ発生過程で発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調過程とを具備することを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生ステップと、音高、音色および音量の各楽音要素を、前記テンポ発生過程にて発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定する同期拍割り当てステップと、前記テンポ発生ステップで発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示する変調指示ステップと、この変調指示ステップにて変調指示された楽音要素毎の変調波形を発生する変調波形発生ステップと、前記テンポ発生ステップで発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調ステップとをコンピュータで実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明では、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポに同期した拍タイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示し、そのテンポに応じて再生される楽音および鍵盤操作に応じて生成される楽音の楽音要素の内、指示された楽音要素を変調するので、リズム感を効果的に強調した楽音を生成することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による電子楽器を実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
A.第1実施例
(1)全体構成
図1は、本発明による第1実施例の全体構成を示すブロック図である。この図において、1はCPU等から構成される制御部である。制御部1は、ROM4にストアされる各種制御プログラムを実行し、キースキャンにより取込んだスイッチ部3−1のスイッチ操作(スイッチイベント)に応じて楽器各部を制御したり、鍵盤2から供給される演奏情報あるいはROM4から読み出した曲データに応じた楽音発生を楽器各部に指示する。制御部1は、設定された再生テンポ値に従って、後述するタイマインタラプト処理の割込み周期を算出してテンポクロックを発生するテンポクロック発生手段を含む。また、制御部1は、自動伴奏進行時の再生テンポに同期して、後述する楽音変調部6の変調態様を制御するようになっており、そうした本発明の要旨に係わる特徴的な処理動作については追って詳述する。
【0017】
鍵盤2は、押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフイベントおよび鍵番号(あるいはノートナンバ)、ベロシティ等からなる演奏情報を発生する。スイッチ部3−1は、楽器パネルに配設される各種スイッチから構成され、操作されたスイッチに対応したスイッチイベントを発生する。このスイッチ部3−1には、例えば発生楽音の音色を指定する音色選択スイッチ、自動伴奏の開始/停止を指示するスタート/ストップスイッチ、伴奏パターンを選択するパターン選択スイッチの他、楽音変調に供するパラメータを設定する数値入力用のテンキースイッチなど各種操作スイッチが配設されている。3−2は楽器パネルに配設される表示部であり、制御部1から供給される表示制御信号に応じて動作状態やパラメータ設定状態などを表示する。
【0018】
ROM4はプログラムエリアおよびデータエリアを備える。プログラムエリアには制御部1が実行する各種制御プログラムが記憶される。一方、データエリアには、各種伴奏パターンに対応する曲データが記憶される。曲データは、伴奏パターンを形成する各音の音高およびノートオン(発音)・ノートオフ(消音)を区別するイベントデータと、その間隔を表わすタイミングデータとが曲進行に応じた時系列のアドレス順に記憶される、いわゆる相対時間方式と呼ばれるデータ形式で形成されている。
【0019】
5は各種レジスタ・フラグデータを一時記憶するRAMである。6は制御部1からの指示に従い、発生楽音の音高(ピッチ)、音色および音量を制御する楽音変調部である。楽音変調部6は、図2に図示するように、ピッチエンベロープジェネレータ611(以下、ピッチEGと記す)、フィルタエンベロープジェネレータ612(以下、フィルタEGと記す)およびアンプエンベロープジェネレータ613(以下、アンプEGと記す)から構成される。
【0020】
ピッチEG611は、制御部1から与えられるピッチEGパラメータに対応したピッチエンベロープ波形を、当該制御部1からの起動指示に応じて発生させて波形発生部7に供給する。フィルタEG612は、制御部1から与えられるフィルタEGパラメータに対応したフィルタエンベロープ波形を、当該制御部1からの起動指示に応じて発生させてフィルタ部8に供給する。アンプEG613は、制御部1から与えられるアンプEGパラメータに対応したアンプエンベロープ波形を、当該制御部1からの起動指示に応じて発生させて増幅部9に供給する。
【0021】
ピッチEG611、フィルタEG612およびアンプEG613にそれぞれ与えられるEGパラメータとは、エンベロープ波形における各ステップ毎の形状および波形全体の大きさを指示する値である。例えば、図3に図示する典型的なADSR型エンベロープ波形の場合、EGパラメータは各ステップ毎の形状を指定するイニシャルレベルIL、アタックレートAR、ディケイレートDR、サステインレベルSLおよびリリースレートRRと、エンベロープ波形全体の大きさを指定するトータルレベルTLとから構成される。
【0022】
次に、再び図1を参照して構成の説明を進める。図1において、波形発生部7は、ポリフォニック発音数nに対応した複数の波形発生器7−1〜7−nおよび各種音色の楽音波形を記憶する波形メモリを備える。各波形発生器7−1〜7−nは、周知の波形メモリ読み出し方式にて構成されており、制御部1から供給される演奏情報(あるいは曲データ)にて指定される音高に対応した読み出し位相を、ピッチEG611から供給されるピッチエンベロープ波形に応じて変調し、変調された読み出し位相に従って指定音色の楽音波形を波形メモリから読み出す。すなわち、ピッチEG611にてピッチ変調された楽音波形を発生する。
【0023】
フィルタ部8は、上記波形発生部7と同様、ポリフォニック発音数nに対応した複数のフィルタ8−1〜8−nを備える。各フィルタ8−1〜8−nは、周知のDCF(デジタル制御フィルタ)から構成され、フィルタEG612から供給されるフィルタエンベロープ波形に応じてカットオフ周波数が制御される。各フィルタ8−1〜8−nは、波形発生部7から供給される楽音波形にローパスフィタリングを施して音色制御する。
【0024】
増幅部9は、上記波形発生部7と同様、ポリフォニック発音数nに対応した複数の増幅器9−1〜9−nを備える。各増幅器9−1〜9−nは、周知のDCA(デジタル制御増幅器)であり、アンプEG613から供給されるアンプエンベロープ波形に応じて増幅制御される。したがって、各増幅器9−1〜9−nは、フィルタ部8から供給される楽音波形の音量を制御する。
10は、各増幅器9−1〜9−nから出力される楽音波形を混合して出力するミキサである。11はミキサ10から供給される楽音波形をアナログ波形信号に変換するD/A変換器、12はアナログ波形信号から不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施した後、これを増幅してスピーカ13から発音させるサウンドシステムである。
【0025】
(2)動作
次に、図4〜図13を参照して第1実施例の動作について説明する。
a.メインルーチンの動作
上記構成による第1実施例に電源が投入されると、制御部1はROM4から所定の制御プログラムを読み出して自身にロードし、図4に示すメインルーチンを実行する。メインルーチンが実行されると、制御部1は先ずステップSA1に処理を進め、RAM5のワークエリアに格納される各種レジスタやフラグ類をリセットしたり初期値をセットするイニシャライズを行う。また、このステップSA1では、楽音変調部6にデフォルトのパラメータ(ピッチEGパラメータ、フィルタEGパラメータおよびアンプEGパラメータ)をセットする。
【0026】
そして、イニシャライズ完了後、ステップSA2に処理を進め、スイッチ部3−1にて行われるスイッチ操作に対応したスイッチ処理を実行する。次いで、ステップSA3では、鍵盤2における押離鍵操作に応じた楽音を発生するよう楽音変調部6および波形発生部7を制御する鍵盤処理を実行する。続いて、ステップSA4ではスタート/ストップスイッチの操作により自動伴奏開始が指示されている場合、ROM4から伴奏パターンを読み出して再生する自動伴奏処理を実行する。以後、電源がオフされる迄、上述したステップSA2〜SA4を繰り返し実行する。
【0027】
b.スイッチ処理の動作
上記ステップSA2を介してスイッチ処理が実行されると、制御部1は図5に示すステップSB1〜SB3の各パラメータ処理にて、ユーザ操作に応じて設定されるピッチEGパラメータ、フィルタEGパラメータおよびアンプEGパラメータを楽音変調部6に供給する。なお、ステップSB1〜SB3の各パラメータ処理はほぼ同じ動作なので、代表的な処理として、ピッチEGパラメータ処理の動作についてのみ追って詳述する。
【0028】
次に、ステップSB4では、スイッチ部3−1に配設されるピッチ、フィルタおよびアンプの各トリガスイッチのオンオフ操作に応じてフラグ設定するトリガオンオフ処理(後述する)を実行し、続くステップSB5では、楽音変調部6が実行する変調動作をテンポ同期させる際の同期拍数(拍周期)を設定する同期周期処理を実行する。そして、ステップSB6では、上記ステップSB5にて設定された同期拍の表拍(ダウンビート)あるいは裏拍(アップビート)のいずれかに同期させるかを指定する同期モード処理を実行する。
【0029】
c.ピッチEGパラメータ処理の動作
上述のステップSB1(図5参照)を介してピッチEGパラメータ処理が実行されると、制御部1は図6に示すステップSC1に処理を進め、ピッチEGイニシャルレベル処理を実行する。ピッチEGイニシャルレベル処理が実行されると、制御部1は図7に示すステップSD1に処理を進め、スイッチ部3−1に配設されるイニシャルレベルスイッチがオン操作されたか否かを判断する。ここで、ユーザが当該スイッチをオン操作すると、判断結果は「YES」となり、次のステップSD2に進み、フラグSET_PITCH_INIT_LEVELを反転させて一旦、本処理を完了させる。
【0030】
そして、再び本処理が起動されてステップSD1に進むと、イニシャルレベルスイッチは先にオン操作されているので、ユーザは当該スイッチをオン操作せず、これ故、判断結果は「NO」となり、ステップSD3に進む。ステップSD3に進むと、制御部1は、反転されたフラグSET_PITCH_INIT_LEVELが「1」、すなわちイニシャルレベルスイッチがオン状態にあるかどうかを判断する。
つまり、イニシャルレベルスイッチはオン操作される毎に交互にオン状態あるいはオフ状態に設定されるトグルスイッチなので、オン操作される毎に反転されるフラグSET_PITCH_INIT_LEVELの値に基づき、オン状態あるいはオフ状態のいずれに設定されているかを判定するようになっている。
【0031】
オフ状態であると、判断結果は「NO」となり、何も処理せずに本処理を完了させるが、オン状態であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSD4に進む。ステップSD4では、スイッチ部3−1に配設されるテンキー操作の有無を判断する。テンキー操作がなされていなければ、判断結果は「NO」となり、一旦本処理を完了させるが、前述したイニシャルレベルILを数値入力すべくテンキー操作がなされた場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSD5に進む。ステップSD5では、入力された数値をレジスタPITCH_INIT_LEVELに格納すると共に、そのレジスタPITCH_INIT_LEVELの値を楽音変調部6のピッチEG611にセットする。
こうして、ピッチEG611に与えるイニシャルレベルILの設定を完了すると、制御部1はステップSC2〜SC6を経て、ピッチEG611に対してアタックレートAR、ディケイレートDR、サステインレベルSL、リリースレートRRおよびトータルレベルTLをそれぞれセットする。
【0032】
d.トリガオンオフ処理の動作
前述したステップSB4(図5参照)を介してトリガオンオフ処理が実行されると、制御部1は図8に示すステップSE1に処理を進め、スイッチ部3−1に配設されるピッチトリガスイッチがオン操作されたか否かを判断する。オン操作されると、判断結果は「YES」となり、ステップSE2に処理を進め、フラグPITCH_TRIGを反転させる。一方、オン操作されていなければ、判断結果が「NO」となり、ステップSE3に進む。
【0033】
ステップSE3では、スイッチ部3−1に配設されるフィルタトリガスイッチがオン操作されたか否かを判断する。オン操作されると、判断結果は「YES」となり、ステップSE4に進み、フラグFILTER_TRIGを反転させる。一方、オン操作されていなければ、判断結果が「NO」となり、ステップSE5に進む。
ステップSE5では、スイッチ部3−1に配設されるアンプトリガスイッチがオン操作されたか否かを判断する。オン操作されると、判断結果は「YES」となり、ステップSE5に進み、フラグAMP_TRIGを反転させて本処理を完了させる。一方、オン操作されていなければ、判断結果が「NO」となり、本処理を完了させる。
【0034】
このように、トリガオンオフ処理では、スイッチ部3−1に配設されるピッチトリガスイッチ、フィルタトリガスイッチおよびアンプトリガスイッチの各々についてオン操作の有無を判断し、オン操作された場合には該当するフラグを反転するようになっている。
なお、フラグPITCH_TRIG、フラグFILTER_TRIGおよびフラグAMP_TRIGは、後述するテンポクロック処理にて参照されるフラグであり、フラグPITCH_TRIGが「1」の場合、制御部1は楽音変調部6のピッチEG611にピッチEG再起動を指示し、フラグFILTER_TRIGが「1」の場合、制御部1は楽音変調部6のフィルタEG612にフィルタEG再起動を指示し、フラグAMP_TRIGが「1」の場合、制御部1は楽音変調部6のアンプEG613にアンプEG再起動を指示するようになっている。
【0035】
e.同期周期処理の動作
前述したステップSB5(図5参照)を介して同期周期処理が実行されると、制御部1は図9に示すステップSF1に処理を進め、スイッチ部3−1に配設される同期周期スイッチがオン操作されたか否かを判断する。ここで、ユーザが当該スイッチをオン操作すると、判断結果は「YES」となり、次のステップSF2に進み、フラグSET_SYNC_CLOCKを反転させて一旦、本処理を完了させる。
【0036】
そして、再び本処理が起動されてステップSF1に進むと、同期周期スイッチは先にオン操作されているので、ユーザは当該スイッチをオン操作せず、これ故、判断結果は「NO」となり、ステップSF3に進む。ステップSF3に進むと、制御部1は、反転されたフラグSET_SYNC_CLOCKが「1」、すなわち同期周期スイッチがオン状態にあるかどうかを判断する。つまり、同期周期スイッチはオン操作される毎に交互にオン状態あるいはオフ状態に設定されるトグルスイッチなので、オン操作される毎に反転されるフラグSET_SYNC_CLOCKの値に基づき、オン状態あるいはオフ状態のいずれに設定されているかを判定する。
【0037】
オフ状態であると、判断結果は「NO」となり、何も処理せずに本処理を完了させるが、オン状態であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSF4に進む。ステップSF4では、スイッチ部3−1に配設されるテンキー操作の有無を判断する。テンキー操作がなされていなければ、判断結果は「NO」となり、一旦本処理を完了させるが、テンキー操作がなされた場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSF5に進み、入力された数値に対応したクロック数をレジスタSYNC_CLOCKに格納する。
【0038】
なお、テンキー入力される数値とは、同期拍数に対応する値であり、図10に図示する対応関係にある。すなわち、例えばテンキー操作により数値「3」が入力された場合には、図10に図示するように、同期拍数は「1」となり、それに対応するクロック数「96」がレジスタSYNC_CLOCKに格納される。ここで言うクロックとは、自動伴奏を進行させるテンポクロックであり、上記一例は1拍が96クロックから成ることを表現している。
【0039】
f.同期モード処理の動作
前述したステップSB6(図5参照)を介して同期モード処理が実行されると、制御部1は図11に示すステップSG1に処理を進め、スイッチ部3−1に配設される同期モードスイッチがオン操作されたか否かを判断する。同期モードスイッチがオン操作されなければ、判断結果は「NO」となり、何も処理せずに本処理を完了させるが、オン操作された場合には判断結果が「YES」となり、次のステップSG2に処理を進め、フラグSYNC_MODEを反転する。このフラグSYNC_MODEとは、上述した同期周期処理(図9参照)にて設定された同期拍の表拍(ダウンビート)あるいは裏拍(アップビート)のいずれかに同期させるかを指定するフラグであり、「0」の場合に表拍(ダウンビート)、「1」の場合に裏拍(アップビート)に同期させる旨を表す。
【0040】
g.テンポクロック処理の動作
次に、図12を参照して制御部1が実行するテンポクロック処理の動作について説明する。制御部1では、自動伴奏を進行させる再生テンポに対応した所定周期毎(例えば1拍の1/96)にタイマ割込みにて本処理を実行する。実行タイミングになると、制御部1はステップSH1に処理を進め、テンポクロックを累算するカウンタCCをインクリメントして歩進させ、続くステップSH2では、フラグSYNC_MODEが「0」、つまり表拍に同期するモード下にあるかどうかを判断する。
【0041】
ここで、表拍に同期するモード下にあれば、判断結果は「YES」となり、ステップSH3に進み、同期オフセットクロック数を保持するレジスタC0をゼロリセットしてステップSH5に進む。
一方、裏拍に同期するモード下にあると、判断結果が「NO」となり、ステップSH4に進み、レジスタC0にSYNC_CLOCK/2をセットする。すなわち、裏拍に同期させる場合、レジスタSYNC_CLOCKに格納される同期クロック数の半周期分のクロックをオフセットとして与える。
【0042】
次いで、ステップSH5では、カウンタCCに格納されるテンポクロック累算値とレジスタC0に格納される同期オフセットクロック数との和を、レジスタSYNC_CLOCKに格納される同期クロック数で除算して判定値Pを算出する。続いて、ステップSH6では、算出した判定値Pの小数部が「0」、つまり表拍(もしくは裏拍)タイミング下にあるかどうかを判断する。
表拍(もしくは裏拍)タイミング下でなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSH13に進み、カウンタCCに格納されるテンポクロック累算値が最大値を超えたか、つまり自動伴奏が1小節分の曲データを再生し終えたか否かを判断する。そして、1小節分経過していなければ、判断結果が「NO」となり、本処理を完了させる。これに対し、1小節分経過した場合には、カウンタCCをゼロリセットしてから本処理を完了させる。
【0043】
さて一方、表拍(もしくは裏拍)タイミング下にあると、上記ステップSH6の判断結果が「YES」となり、ステップSH7に処理を進める。ステップSH7では、前述したトリガオンオフ処理(図8参照)にて設定されるフラグPITCH_TRIGが「1」であるか否かを判断する。当該フラグが「0」であると、判断結果は「NO」となり、後述するステップSH9に処理を進めるが、「1」であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSH8に進み、楽音変調部6のピッチEG611にピッチEG再起動を指示する。
【0044】
続いて、ステップSH9では、フラグFILTER_TRIGが「1」であるか否かを判断する。当該フラグが「0」であると、判断結果は「NO」となり、後述するステップSH11に処理を進めるが、「1」であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSH10に進み、楽音変調部6のフィルタEG612にフィルタEG再起動を指示する。
そして、ステップSH11では、フラグAMP_TRIGが「1」であるか否かを判断する。当該フラグが「0」であると、判断結果は「NO」となり、上述したステップSH13に処理を進めるが、「1」であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSH12に進み、楽音変調部6のアンプEG613にアンプEG再起動を指示した後、ステップSH13に処理を進める。
【0045】
このように、テンポクロック処理では、指定テンポで曲データを自動伴奏する際に、そのテンポの表拍(もしくは裏拍)に同期したタイミング毎に、楽音変調部6にエンベロープ再起動を指示して発生楽音を修飾させるようになっている。テンポクロック処理の動作を具体的に説明する。例えば、フラグFILTER_TRIGおよびフラグAMP_TRIGをそれぞれ「1」に設定し、楽音変調部6のフィルタEG612およびアンプEG613に対して、図13(a)に図示するエンベロープ波形ENV1を発生させるEGパラメータを与えておき、さらにレジスタSYNC_CLOCKに同期拍数「1」に相当するクロック数「96」を設定したとする。
【0046】
そうすると、フラグSYNC_MODEが「0」に設定されている場合には、図13(a)の実線で図示されるように、表拍タイミングに同期してフィルタEG612が発生楽音の音色を制御する一方、アンプEG613がその音量を制御するようになる。また、フラグSYNC_MODEが「1」に設定されていれば、破線で図示されるように、裏拍タイミングに同期して音色・音量が制御される。
【0047】
さらに、レジスタSYNC_CLOCKに格納されるクロック数を「32」(同期拍数1/3)に変更した場合には、図13(b)に図示するように表拍タイミング(あるいは裏拍タイミング)に同期して音色・音量が制御される。
したがって、自動伴奏される曲データのリズム内容に適したパラメータ設定をしておけば、3連符や6/8拍子を基準にした「シャッフル」と呼ばれるリズムや、裏拍にアクセントがある「マーチ」あるいは「スカ」等のリズム感を効果的に強調した自動伴奏音を生成し得るようになる。また、そうした自動伴奏音と共に、鍵盤操作に応じて生成される楽音についても同様に表拍タイミング(あるいは裏拍タイミング)に同期して音色・音量が制御される為、リズム感を効果的に強調することが可能になっている。
【0048】
B.第2実施例
次に、図14〜図19を参照して第2実施例について説明する。第2実施例が上述の第1実施例と相違する点は、楽音変調部6の変調信号源にLFO信号を用いたことにある。以下、第2実施例による楽音変調部6の構成と、そうした楽音変調部6を備える第2実施例の動作について述べる。
【0049】
(1)楽音変調部6の構成
第2実施例による楽音変調部6は、図14に図示するように、LFO(低周波発振器)621および乗算器622〜624から構成される。LFO621は、各種波形形状の周期波形を記憶する波形テーブルを有し、制御部1から指示される波形種を当該波形テーブルから繰り返し読み出して周期波形WV(低周波信号)として出力する。
波形テーブルに記憶される波形種としては、例えば図15に図示するように、「三角波1」、「三角波2」、「鋸波1」、「鋸波2」、「矩形波1」、「矩形波2」および「ノイズ波形」があり、これらのいずれかがユーザ操作に応じて選択されるようになっている。
【0050】
乗算器622は、LFO621から出力される周期波形WVにピッチ変調デプスPITCH_DEPTHを乗算して波形発生器7−1〜7−nに供給する。乗算器623は、LFO621から出力される周期波形WVにフィルタ変調デプスFILTER_DEPTHを乗算してフィルタ8−1〜8−nに供給する。乗算器624は、LFO621から出力される周期波形WVにアンプ変調デプスAMP_DEPTHを乗算して増幅器9−1〜9−nに供給する。
なお、乗算器622〜624にそれぞれ供給されるピッチ変調デプスPITCH_DEPTH、フィルタ変調デプスFILTER_DEPTHおよびアンプ変調デプスAMP_DEPTHは、変調深さを指示する値であり、制御部1が実行するスイッチ処理(後述する)にて生成される。
【0051】
(2)動作
ここでは、第1実施例と相違する「スイッチ処理」、「テンポクロック処理」および「LFO処理」の各動作について説明する。
【0052】
a.スイッチ処理の動作
前述した第1実施例と同様、メインルーチンのステップSA2を介してスイッチ処理が実行されると、制御部1は図16に示すステップSJ1〜SJ3にてユーザ操作に応じて設定されるピッチ変調デプスPITCH_DEPTH、フィルタ変調デプスFILTER_DEPTHおよびアンプ変調デプスAMP_DEPTHを楽音変調部6の乗算器622〜624にそれぞれ供給する。
次いで、ステップSJ4では、ユーザ操作に応じて選択される波形種類を楽音変調部6のLFO621に指示する波形選択処理を実行する。なお、ユーザ操作に応じて選択される波形種類とは、図15に図示した「三角波1」、「三角波2」、「鋸波1」、「鋸波2」、「矩形波1」および「矩形波2」のいずれかを指す。
【0053】
この後、前述の第1実施例と同様に、ステップSJ5では、楽音変調部6が実行する変調動作をテンポ同期させる際の同期拍数(拍周期)を設定する同期周期処理を実行する。そして、ステップSJ6では、上記ステップSJ5にて設定された同期拍の表拍あるいは裏拍のいずれかに同期させるかを指定する同期モード処理を実行する。
【0054】
b.テンポクロック処理の動作
制御部1では、自動伴奏を進行させる再生テンポに対応した一定周期毎(例えば1拍の1/96)にタイマ割込みされるテンポクロック処理を実行する。本処理の実行タイミングになると、制御部1はステップSK1に処理を進め、テンポクロックを累算するカウンタCCをインクリメントして歩進させる。
次いで、ステップSK2では、歩進されたカウンタCCの値が最大値を超えたか、つまり、1小節分経過したかどうかを判断する。そして、1小節分経過していなければ、判断結果は「NO」となり本処理を完了させる。一方、1小節分経過した場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSK3に進み、カウンタCCをゼロリセットして本処理を完了させる。
【0055】
c.LFO処理の動作
次に、図18を参照して制御部1が実行するLFO処理の動作について説明する。制御部1では、自動伴奏を進行させる再生テンポとは非同期の所定周期毎にタイマ割込みにて本処理を実行する。実行タイミングになると、制御部1はステップSL1に処理を進め、フラグSYNC_MODEが「0」、つまり表拍に同期するモード下にあるかどうかを判断する。ここで、表拍に同期するモード下にあれば、判断結果は「YES」となり、ステップSL2に進み、同期オフセットクロック数を保持するレジスタC0をゼロリセットしてステップSL4に進む。一方、裏拍に同期するモード下にあると、判断結果が「NO」となり、ステップSL3に進み、レジスタC0にSYNC_CLOCK/2をセットする。すなわち、裏拍に同期させる場合、レジスタSYNC_CLOCKに格納される同期クロック数の半周期分のクロックをオフセットとして与える。
【0056】
次いで、ステップSL4では、カウンタCCに格納されるテンポクロック累算値とレジスタC0に格納される同期オフセットクロック数との和を、レジスタSYNC_CLOCKに格納される同期クロック数で除算して読み出し位相Pを算出する。続く、ステップSL5では、読み出し位相Pの小数部に、波形テーブルサイズWSを乗算して読み出しアドレスWAを発生し、これを楽音変調部6に送出して本処理を完了させる。
【0057】
これにより、楽音変調部6では、LFO621が読み出しアドレスWAに応じて、前述したステップSJ4の波形選択処理にて選択された波形種の波形テーブルから周期波形WV(低周波信号あるいはノイズ信号)を読み出して乗算器622〜624にそれぞれ供給する。すると、乗算器622では周期波形WVにピッチ変調デプスPITCH_DEPTHを乗算して波形発生器7−1〜7−nに供給し、乗算器623では周期波形WVにフィルタ変調デプスFILTER_DEPTHを乗算してフィルタ8−1〜8−nに供給し、さらに乗算器624では周期波形WVにアンプ変調デプスAMP_DEPTHを乗算して増幅器9−1〜9−nに供給する。
【0058】
このように、LFO処理では、指定テンポで曲データを自動伴奏する際に、そのテンポの表拍(もしくは裏拍)に同期した位相の周期波形WVを発生するよう楽音変調部6に指示し、それに応じて楽音変調部6が発生楽音を修飾させるようになっている。
具体的には、例えば楽音変調部6のLFO621に対して、図19(a)に図示する周期波形WV(三角波1)を発生するよう指示し、さらにレジスタSYNC_CLOCKに同期拍数「1」に相当するクロック数「96」を設定したとする。
【0059】
そうすると、フラグSYNC_MODEが「0」に設定されている場合には、図19(a)の実線で図示されるように、表拍タイミングに同期した位相の周期波形WVが乗算器622〜624にそれぞれ供給され、各乗算器622〜624に設定される変調深さに応じて発生楽音の音高、音色および音量が制御される。また、フラグSYNC_MODEが「1」に設定されていれば、同図(a)の破線で図示されるように、裏拍タイミングに同期した位相の周期波形WVに基づき発生楽音の音高、音色および音量が制御される。
【0060】
さらに、レジスタSYNC_CLOCKに格納されるクロック数を「32」(同期拍数1/3)に変更した場合には、図19(b)に図示するように、表拍タイミング(あるいは裏拍タイミング)に同期した位相の周期波形WVにて楽音変調される。
したがって、第2実施例によれば、自動伴奏される曲データに適したパラメータ設定をしておけば、3連符や6/8拍子を基準にした「シャッフル」と呼ばれるリズムや、裏拍にアクセントがある「マーチ」あるいは「スカ」等のリズム感を効果的に強調した自動伴奏音を生成し得るようになる。また、そうした自動伴奏音と共に、鍵盤操作に応じて生成される楽音についても同様に表拍タイミング(あるいは裏拍タイミング)に同期して音高、音色および音量が制御される為、リズム感を効果的に強調することが可能になっている。
【0061】
C.第3実施例
次に、図20〜図24を参照して第3実施例について説明する。以下では、前述した第1実施例と相違する第3実施例の構成および動作について述べる。
(1)楽音変調部6の構成
第3実施例による楽音変調部6は、図20に図示するように、LFO(低周波発振器)631〜633およびサンプルホールド回路634〜636から構成される。LFO631〜633は、それぞれ各種波形形状の周期波形を記憶する波形テーブルを有し、制御部1から指示される波形種を当該波形テーブルから繰り返し読み出して周期波形WV(低周波信号あるいはノイズ信号)として出力する。
波形テーブルに記憶される波形種としては、前述した第2実施例と同様、図15に図示する「三角波1」、「三角波2」、「鋸波1」、「鋸波2」、「矩形波1」、「矩形波2」および「ノイズ波形」があり、これらのいずれかがユーザ操作に応じて選択されるようになっている。
【0062】
ピッチサンプルホールド回路634、フィルタサンプルホールド回路635およびアンプサンプルホールド回路636は、それぞれ対応するLFO631〜633から出力される周期波形WVを、制御部1から供給されるサンプルホールドトリガ信号に同期してサンプルホールドして出力する。例えば、図21に図示するように、LFO631から周期波形WVとして実線で示される三角波が出力されている場合、制御部1から供給されるサンプルホールドトリガ信号に同期してサンプルホールドした、破線で示されるステップ状のサンプルホールド出力SHOを発生する。
ピッチサンプルホールド回路634はサンプルホールド出力SHOを波形発生器7−1〜7−nに供給し、フィルタサンプルホールド回路635はサンプルホールド出力SHOをフィルタ8−1〜8−nに供給し、アンプサンプルホールド回路636はサンプルホールド出力SHOを増幅器9−1〜9−nに供給する。
【0063】
(2)動作
ここでは、第3実施例による「スイッチ処理」および「テンポクロック処理」の各動作について説明する。
a.スイッチ処理の動作
前述した第1実施例と同様、メインルーチンのステップSA2を介してスイッチ処理が実行されると、制御部1は図22に示すステップSM1に処理を進め、ユーザ操作に応じて選択される波形種類を楽音変調部6のLFO631〜633に指示する波形選択処理を実行する。次に、ステップSM2〜SM3では、ユーザ操作に応じて設定されるLFO周期およびLFOデプスを楽音変調部6のLFO631〜633にそれぞれ供給する。
【0064】
次いで、ステップSM4では、前述の第1実施例と同様、ピッチ、フィルタおよびアンプの各トリガスイッチのオンオフ操作に応じてフラグ設定するトリガオンオフ処理(図8参照)を実行し、続くステップSM5では、楽音変調部6が実行する変調動作をテンポ同期させる際の同期拍数(拍周期)を設定する同期周期処理(図9参照)を実行する。そして、ステップSM6では、上記ステップSM5にて設定された同期拍の表拍あるいは裏拍のいずれかに同期させるかを指定する同期モード処理(図11参照)を実行する。
【0065】
b.テンポクロック処理の動作
次に、図23を参照して制御部1が実行するテンポクロック処理の動作について説明する。制御部1では、自動伴奏を進行させる再生テンポに対応した所定周期毎(例えば1拍の1/96)にタイマ割込みにて本処理を実行する。実行タイミングになると、制御部1はステップSN1に処理を進め、テンポクロックを累算するカウンタCCをインクリメントして歩進させる。
次いで、ステップSN2では、フラグSYNC_MODEが「0」、つまり表拍に同期するモード下にあるかどうかを判断する。ここで、表拍に同期するモード下にあれば、判断結果は「YES」となり、ステップSN3に進み、同期オフセットクロック数を保持するレジスタC0をゼロリセットしてステップSN5に進む。
【0066】
一方、裏拍に同期するモード下にあると、判断結果が「NO」となり、ステップSN4に進み、レジスタC0にSYNC_CLOCK/2をセットする。すなわち、裏拍に同期させる場合、レジスタSYNC_CLOCKに格納される同期クロック数の半周期分のクロックをオフセットとして与える。そして、ステップSN5を進むと、カウンタCCに格納されるテンポクロック累算値とレジスタC0に格納される同期オフセットクロック数との和を、レジスタSYNC_CLOCKに格納される同期クロック数で除算して判定値Pを算出する。続いて、ステップSN6では、算出した判定値Pの小数部が「0」、つまり表拍(もしくは裏拍)タイミング下にあるかどうかを判断する。
【0067】
表拍(もしくは裏拍)タイミング下でなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSN13に進み、カウンタCCに格納されるテンポクロック累算値が最大値を超えたか、つまり自動伴奏が1小節分の曲データを再生し終えたか否かを判断する。そして、1小節分経過していなければ、判断結果が「NO」となり、本処理を完了させる。これに対し、1小節分経過した場合には、カウンタCCをゼロリセットしてから本処理を完了させる。
【0068】
さて一方、表拍(もしくは裏拍)タイミング下にあると、上記ステップSN6の判断結果が「YES」となり、ステップSN7に処理を進める。ステップSN7では、上述のトリガオンオフ処理にて設定されるフラグPITCH_TRIGが「1」であるか否かを判断する。当該フラグが「0」であると、判断結果は「NO」となり、後述するステップSN9に処理を進めるが、「1」であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSN8に進み、楽音変調部6のピッチサンプルホールド回路634にサンプルホールドトリガ信号を供給する。
【0069】
続いて、ステップSN9では、フラグFILTER_TRIGが「1」であるか否かを判断する。当該フラグが「0」であると、判断結果は「NO」となり、後述するステップSN11に処理を進めるが、「1」であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSN10に進み、楽音変調部6のフィルタサンプルホールド回路635にサンプルホールドトリガ信号を供給する。
そして、ステップSN11では、フラグAMP_TRIGが「1」であるか否かを判断する。当該フラグが「0」であると、判断結果は「NO」となり、上述したステップSN13に処理を進めるが、「1」であれば、判断結果が「YES」となり、ステップSN12に進み、楽音変調部6のアンプサンプルホールド回路636にサンプルホールドトリガ信号を供給した後、ステップSN13に処理を進める。
【0070】
このように、テンポクロック処理では、指定テンポで曲データを自動伴奏する際に、そのテンポの表拍(もしくは裏拍)に同期したタイミング毎に、楽音変調部6に変調指示して発生楽音を修飾させるようになっている。
具体的には、例えばフラグFILTER_TRIGおよびフラグAMP_TRIGをそれぞれ「1」に設定し、楽音変調部6のLFO632、633に対して、図24(a)に図示する周期波形WVを発生させ、さらにレジスタSYNC_CLOCKに同期拍数「1/2」に相当するクロック数「48」を設定したとする。
【0071】
そして、フラグSYNC_MODEが「0」に設定されている場合には、図24(a)に図示する実線で表されるように、表拍タイミングに同期して周期波形WVがフィルタサンプルホールド回路635およびアンプサンプルホールド回路636にてサンプルホールドされ、そのサンプルホールド出力に応じて発生楽音の音色および音量が制御される。また、フラグSYNC_MODEが「1」に設定されていれば、裏拍タイミングに同期して同様に音色・音量が制御される。
【0072】
さらに、レジスタSYNC_CLOCKに格納されるクロック数を「32」(同期拍数1/3)に変更すると、図24(b)に図示する表拍タイミング(あるいは裏拍タイミング)に同期して音色・音量が制御される。
したがって、自動伴奏される曲データに適するパラメータ設定をしておけば、3連符や6/8拍子を基準にした「シャッフル」と呼ばれるリズムや、裏拍にアクセントがある「マーチ」あるいは「スカ」等のリズム感を効果的に強調した自動伴奏音を生成し得るようになる。また、そうした自動伴奏音と共に、鍵盤操作に応じて生成される楽音についても同様に表拍タイミング(あるいは裏拍タイミング)に同期して音色・音量が制御される為、リズム感を効果的に強調することが可能になっている。
【0073】
このように、本発明によれば、指定テンポで曲データを自動伴奏する際に、そのテンポの表拍(もしくは裏拍)に同期したタイミング毎に、楽音変調部6に変調指示して発生楽音のピッチ、音色および音量を制御するようにしたので、リズム感を効果的に強調した楽音を生成することが可能になっている。
なお、上述した第1〜第3実施例では、ピッチ、音色および音量をそれぞれ同一の拍タイミングに同期させる態様としたが、これに限らず、例えばピッチ修飾には表拍、音色修飾には裏拍に同期させる等、修飾する楽音要素毎に同期させる拍タイミングを異ならせる態様とすれば一層リズム感を効果的に強調し得るようになる場合もある。
【0074】
また、本発明では楽音変調態様を指定する各種パラメータをユーザのスイッチ操作によって設定/選択するようにしたが、これに限らず、例えば自動伴奏パターンに対して、その伴奏パターンを再生する際に最もリズム感を効果的に強調できるパラメータ群を予め対応付けてメモリに記憶しておき、伴奏パターンの選択と同時に、対応するパラメータ群をメモリから読み出して楽音変調部6にセットする、所謂レジストレーション読み出しする形態にしてもよい。
さらに、第1〜第3実施例では、自動伴奏音をテンポに同期して変調する一例について言及したが、本発明の要旨は自動伴奏に限らず勿論、自動演奏にも適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
請求項1〜3に記載の発明によれば、自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定すると、指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示し、前記テンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、指示された楽音要素を変調する変調波形に応じて変調するので、3連符や6/8拍子を基準にした「シャッフル」と呼ばれるリズムや、裏拍にアクセントがある「マーチ」あるいは「スカ」等のリズム感を効果的に強調した楽音を生成することができる。
請求項4〜6に記載の発明によれば、音高、音色および音量の各楽音要素を、テンポ発生手段が発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定すると、テンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示し、その変調指示された楽音要素毎の変調波形によって、前記テンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを変調するので、より一層リズム感を効果的に強調した楽音を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例による楽音変調部6の構成を示すブロック図である。
【図3】典型的なADSR型エンベロープ波形を示す図である。
【図4】メインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図5】スイッチ処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】ピッチEGパラメータ処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】ピッチEGイニシャルレベル処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】トリガオンオフ処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】同期周期処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】同期周期処理にてテンキー入力される数値、同期拍数およびSYNC_CLOCKの対応関係を説明するための図である。
【図11】同期モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図12】テンポクロック処理の動作を示すフローチャートである。
【図13】テンポクロック処理の動作例を説明するための図である。
【図14】第2実施例による楽音変調部6の構成を示すブロック図である。
【図15】波形種の一例を示す波形図である。
【図16】第2実施例によるスイッチ処理の動作を示すフローチャートである。
【図17】第2実施例によるテンポクロック処理の動作を示すフローチャートである。
【図18】第2実施例によるLFO処理の動作を示すフローチャートである。
【図19】LFO処理の動作例を説明するための図である。
【図20】第3実施例による楽音変調部6の構成を示すブロック図である。
【図21】サンプルホールド動作を説明するための波形図である。
【図22】第3実施例によるスイッチ処理の動作を示すフローチャートである。
【図23】第3実施例によるテンポクロック処理の動作を示すフローチャートである。
【図24】第3実施例によるテンポクロック処理の動作例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 制御部
2 鍵盤
3−1 スイッチ部
3−2 表示部
4 ROM
5 RAM
6 楽音変調部
7 波形発生部
7−1〜7−n 波形発生器
8 フィルタ部
8−1〜8−n フィルタ
9 増幅部
9−1〜9−n 増幅器
10 ミキサ
11 D/A変換器
12 サウンドシステム
13 スピーカ
Claims (6)
- 自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生手段と、
このテンポ発生手段が発生するテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定する同期拍指定手段と、
この同期拍指定手段によって指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示する変調指示手段と、
この変調指示手段にて指示された楽音要素を変調する変調波形を発生する変調波形発生手段と、
前記テンポ発生手段が発生するテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調手段と を具備することを特徴とする楽音変調装置。 - 自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生過程と、
このテンポ発生過程にて発生するテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定する同期拍指定過程と、
この同期拍指定過程にて指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示する変調指示過程と、
この変調指示過程にて指示された楽音要素を変調する変調波形を発生する変調波形発生過程と、
前記テンポ発生過程で発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調過程と を具備することを特徴とする楽音変調方法。 - 自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生ステップと、
このテンポ発生ステップにて発生するテンポに同期した表拍および裏拍の何れかを指定する同期拍指定ステップと、
この同期拍指定ステップにて指定された表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、少なくとも音高、音色および音量のいずれかの楽音要素の変調を指示する変調指示ステップと、
この変調指示ステップにて指示された楽音要素を変調する変調波形を発生する変調波形発生ステップと、
前記テンポ発生ステップで発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調ステップと をコンピュータで実行させることを特徴とする楽音変調プログラム。 - 自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生手段と、
音高、音色および音量の各楽音要素を、前記テンポ発生手段が発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定する同期拍割り当て手段と、
前記テンポ発生手段が発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示する変調指示手段と、
この変調指示手段にて変調指示された楽音要素毎の変調波形を発生する変調波形発生手段と、
前記テンポ発生手段が発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調手段と を具備することを特徴とする楽音変調装置。 - 自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生過程と、
音高、音色および音量の各楽音要素を、前記テンポ発生過程にて発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定する同期拍割り当て過 程と、
前記テンポ発生過程で発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示する変調指示過程と、
この変調指示過程にて変調指示された楽音要素毎の変調波形を発生する変調波形発生過程と、
前記テンポ発生過程で発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調過程と を具備することを特徴とする楽音変調方法。 - 自動伴奏あるいは自動演奏を進行させるテンポを発生するテンポ発生ステップと、
音高、音色および音量の各楽音要素を、前記テンポ発生過程にて発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍の何れの拍タイミングに割り当てるかを指定する同期拍割り当てステップと、
前記テンポ発生ステップで発生したテンポに同期した表拍あるいは裏拍のタイミング毎に、対応する拍タイミングに割り当てられた楽音要素の変調を指示する変調指示ステップと、
この変調指示ステップにて変調指示された楽音要素毎の変調波形を発生する変調波形発生ステップと、
前記テンポ発生ステップで発生したテンポに応じて再生される楽音と鍵盤操作に応じて生成される楽音とを、前記変調波形に応じて変調する変調ステップと をコンピュータで実行させることを特徴とする楽音変調プログラム。
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