JP5766665B2 - 画像処理装置、印刷ジョブ管理方法および画像形成システム - Google Patents

画像処理装置、印刷ジョブ管理方法および画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、上位装置から印刷ジョブを受信して画像を形成する画像処理装置、その画像処理装置を備えた画像形成システム、および印刷ジョブ管理方法に関する。
従来の画像形成システムは、認証印刷を指示する情報が付加された認証印刷ジョブを画像形成装置へ送信したとき、画像形成装置は受信した認証印刷ジョブを直ちに印刷せずに、一旦画像形成装置の内部に保存し、ユーザが画像形成装置の前まで赴いてその認証印刷ジョブのパスワードを入力することにより、印刷を可能にする認証印刷を行うようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−301421号公報(段落「0081」〜段落「0106」、図10)
しかしながら、従来の技術においては、認証印刷の指示が付加されていない通常印刷ジョブを画像形成装置へ送信した場合、画像形成装置は受信した通常印刷ジョブを直ちに印刷することになり、印刷された媒体は画像形成装置上に放置されてしまうことが多く、媒体に印刷された情報が第三者に漏洩してしまう等のセキュリティ上の問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、印刷された媒体の放置を低減させることを目的とする。
そのため、本発明は、外部から受信した印刷ジョブが、認証印刷指示が付与された認証印刷ジョブか、ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブかを判定する判定部と、第1のモードと第2のモードとのいずれのモードであるかを判定するモード管理部とを備え、前記判定部により認証印刷ジョブであると判定された場合、当該認証印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、前記判定部によりジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記モード管理部により前記第1のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、前記判定部によりジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記モード管理部により前記第2のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、通常印刷処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブに含まれるジョブキャンセル時間情報と、前記通常印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記通常印刷ジョブをキャンセルし、前記認証印刷ジョブに対しては前記認証印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記認証印刷ジョブのキャンセルを行わず、外部から受信した通常印刷ジョブを記憶する通常印刷ジョブ記憶部と、外部から受信した認証印刷ジョブを記憶する認証印刷ジョブ記憶部と、前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶された前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶された前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、を受付けるジョブキャンセル指示受付部と、前記ジョブキャンセル指示受付部により受付けた指示に基づいて、前記認証印刷ジョブと前記通常印刷ジョブについてのキャンセルを実行するジョブキャンセル処理部と、前記ジョブキャンセル指示受付部により前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成し、前記ジョブキャンセル指示受付部により前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成しないログ生成部と、を備えることを特徴とする。
このようにした本発明は、印刷された媒体の放置を低減させることができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図 第1の実施例における認証サーバのユーザ名パスワード対応表の説明図 第1の実施例における複合機のユーザ名パスワード対応表の説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブ保存モードの説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブ保存モードの説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブ保存モードの説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブに割り当てられたジョブIDの説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブ保存リストの説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブ保存リストの説明図 第1の実施例におけるタイマ管理リストの説明図 第1の実施例におけるタイマ管理リストの説明図 第1の実施例における時間経過通知の説明図 第1の実施例におけるエコログの説明図 第1の実施例における通常印刷ジョブの説明図 第1の実施例における自動キャンセル時間選択タブの説明図 第1の実施例におけるログイン前のパネル表示の説明図 第1の実施例におけるログイン後のパネル表示の説明図 第1の実施例におけるメイン処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における複合機のセットアップ処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における印刷実行処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における通常印刷ジョブ保存処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例におけるエコログ保存処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例におけるエコログ収集処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における自動キャンセル処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図 第2の実施例における通常印刷ジョブに割り当てられたジョブIDの説明図 第2の実施例における通常印刷ジョブ保存リストの説明図 第2の実施例における通常印刷ジョブ保存リストの説明図 第2の実施例におけるタイマ管理リストの説明図 第2の実施例におけるタイマ管理リストの説明図 第2の実施例におけるエコログの説明図 第2の実施例における通常印刷ジョブの説明図 第2の実施例におけるキャンセル時間選択タブの説明図 第2の実施例におけるジョブキャンセル通知表示の説明図 第2の実施例におけるメイン処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例における印刷実行処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例における印刷ジョブキャンセル通知処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例における通常印刷ジョブ保存処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例におけるエコログ保存処理の流れを示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明による画像処理装置、印刷ジョブ管理方法および画像形成システムの実施例を説明する。
第1の実施例の構成を図1〜図17に基づいて説明する。
図1は第1の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成システムは、管理者サーバ101と、認証サーバ102と、印刷ジョブを生成する上位装置としてのホストPC(Personal Computer)103と、ホストPC103から印刷ジョブを受信して画像を形成する画像形成装置としての複合機104とが通信回線としてのネットワーク105を介して通信可能に接続されて構成されている。なお、複合機104は、1台に限らず、複数台存在していても良い。
管理者サーバ101、認証サーバ102、ホストPC103および複合機104は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部およびメモリ等の記憶部を備え、制御部が記憶部に記憶された制御プログラムに基づいて装置全体の動作を制御する。
管理者サーバ101は、複合機104を管理するサーバであり、メンテナンスユーティリティ106と、エコログユーティリティ107とから構成され、認証サーバ102から取得したユーザ名/パスワード対応表112を複合機104に登録する。
メンテナンスユーティリティ106は、ユーザ名/パスワード取得処理部108と、複合機用ユーザ名/パスワード生成処理部109と、ユーザ名/パスワード登録処理部110とから構成されている。
ユーザ名/パスワード取得処理部108は、認証サーバ102が記憶部に保持するユーザ名/パスワード対応表112を取得する処理を行う。ユーザ名/パスワード対応表112は、図2に示すように、それぞれのユーザ名とパスワードとが関連付けられたものである。
複合機用ユーザ名/パスワード生成処理部109は、認証サーバ102から取得したユーザ名/パスワード対応表112から複合機104用のユーザ名/パスワード対応表125を生成する処理を行う。複合機104用のユーザ名/パスワード対応表125は、図3に示すように、PINIDと、ユーザ名と、パスワードとが関連付けられたものである。
ユーザ名/パスワード登録処理部110は、生成した複合機104用ユーザ名/パスワード125を複合機104に登録する処理を行う。
エコログユーティリティ107は、エコログ取得処理部111から構成され、複合機104において通常ジョブ保存モードフラグ127がON、かつ保存されている印刷ジョブをキャンセルしたときに、複合機104に保存されているエコログ139を取得する。
エコログ取得処理部111は、複合機104に保存、蓄積されているエコログ139を取得、収集する処理を行う。
認証サーバ102は、ホストPC103にログインするときに使用されるサーバであり、図2に示すユーザ名/パスワード対応表112を保持して構成される。
ホストPC103は、後述する通常印刷ジョブ1401を生成して複合機104に送信するものであり、印刷ドライバ113と、ログイン名情報114と、表示部114aとから構成される。また、ホストPC103は、認証サーバ102と連携し、ホストPC103にログインする際は認証サーバ102に問い合わせてログインの可否判断を行っている。
ここで、通常印刷ジョブとは、認証印刷指示が付加されていない通常の印刷ジョブをいい、認証印刷指示が付加されている印刷ジョブは認証印刷ジョブという。
印刷指示部としての印刷ドライバ113は、ユーザ名と印刷データと自動取消し時間とを含む通常印刷ジョブ1401を生成して複合機104に送信する印刷ドライバソフトウェアである。
ログイン名情報114は、ユーザがホストPC103にログインするときに使用されたユーザ名の情報である。このログイン名情報114は、通常印刷ジョブ1401を作成する際に使用される。
複合機104は、コピー機能、ファクシミリ機能、印刷機能、およびスキャン機能等を統合的に備えた装置であり、ログイン管理部115と、パラメータ管理部116と、画像形成部117と、ジョブ管理部118と、タイマ管理部119と、ログ管理部120と、記憶装置121と、パネル管理部122とから構成されている。
認証管理部としてのログイン管理部115は、ユーザ名の入力を受付けて複合機104のユーザ認証(本人認証)を行う部位であり、認証処理部123と、ユーザ名/パスワード対応表登録処理部124と、ユーザ名/パスワード対応表125とから構成されている。
認証処理部123は、登録されているユーザ名/パスワード対応表125からユーザのログインの可否を判定する処理を行う。
ユーザ名/パスワード対応表登録処理部124は、ユーザ名/パスワード対応表125を記憶部に登録する処理を行う。
ユーザ名/パスワード対応表125は、複合機104のユーザ名およびパスワードが記述されており、ユーザ認証の際に使用される。このユーザ名/パスワード対応表125は、図3に示すように、PINIDと、ユーザ名と、パスワードとから構成されている。なお、PINIDは、Personal Identification Number IDのことであり、複合機104内でユーザを識別するための識別番号である。
保存指示管理部としてのパラメータ管理部116は、複合機104の設定を管理する部位であり、通常ジョブ保存モード変更処理部126と、通常ジョブ保存モードフラグ127とから構成されている。
通常ジョブ保存モード変更処理部126は、通常ジョブ保存モードフラグ127の値を変更する処理を行う。
通常ジョブ保存モードフラグ127は、ホストPC103から通常印刷ジョブ1401を受信したときに、複合機104がその通常印刷ジョブ1401を記憶部に保存するべきか、そのまま印刷するべきかを判断するためのモード情報(パラメータ)である。この通常ジョブ保存モードフラグ127は、図4に示すように、値がOFF(例えば、「0」)のとき、通常印刷ジョブ1401を記憶部に保存せず、通常の印刷を行い、値がON(例えば、「1」)のとき、通常印刷ジョブ1401を記憶部に保存することを表す。また、通常ジョブ保存モードフラグ127の値は、複合機104のセットアップ処理前では図5に示すように、「OFF」に設定され、セットアップ処理後では図6に示すように「ON」に設定される。
したがって、本実施例では、保存指示管理部としてのパラメータ管理部116は、受信したすべての印刷ジョブを記憶部に保存することを指示する保存指示を示す情報としての通常ジョブ保存モードフラグ127を記憶する。
画像形成部117は、複合機104で受信した印刷ジョブの印刷データを媒体に印刷する部位である。画像形成部117は、給紙カセットに収納された媒体を給紙して用紙搬送路上に配設された画像形成ユニットへ搬送する。画像形成部117は、画像形成ユニットで、露光装置により感光体ドラム上に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを供給してトナー像を生成し、そのトナー像を転写部によって媒体に転写する。画像形成部117は、転写したトナー像を定着器で媒体に定着し、トナー像を定着した印刷媒体を装置外へ排出して印刷を終了する。
ジョブ管理部118は、複合機104で受信した印刷ジョブを全般的に扱い管理する部位であり、ジョブID割当て処理部128と、ジョブキャンセル処理部129と、保存ジョブ管理部130とから構成されている。
ジョブID割当て処理部128は、複合機104で受信した印刷ジョブに対してユニークなID(識別子)をジョブIDとして付与する処理を行う。割り当てられるジョブIDは、図7に示すように、例えば通常印刷ジョブ1401に対して「33」という値である。
ジョブキャンセル処理部129は、複合機104に投入されている印刷ジョブをキャンセル(取り消し)する処理を行う。
保存ジョブ管理部130は、通常ジョブ保存モードフラグ127に従って保存対象となった印刷ジョブ、すなわち認証印刷指示が付加されていない通常印刷ジョブを含むすべての印刷ジョブを記憶部に一旦記憶させて保存する部位であり、通常印刷ジョブ保存リスト登録処理部131と、通常印刷ジョブ保存リスト132と、ジョブ保存処理部133と、ジョブ検索処理部134とから構成されている。
通常印刷ジョブ保存リスト登録処理部131は、通常印刷ジョブ保存リスト132に、保存対象となった印刷ジョブのジョブID、パスワード(ユーザ名)、ジョブ格納先、および受信日時を登録する処理を行う。
通常印刷ジョブ保存リスト132は、複合機104の記憶部に保存されている印刷ジョブを記録する情報群であり、図8に示すように、ジョブIDと、パスワード(ユーザ名)と、ジョブ格納先と、受信日時とから構成されている。図9は、図8に示す通常印刷ジョブ保存リスト132に、ジョブIDが「33」、パスワード(ユーザ名)が「XXX Taro」、ジョブ格納先が「ジョブ保存領域」、受信日時が「xxxx年xx月xx日xx時xx分」である印刷ジョブを記録した状態を示している。
ジョブ保存処理部133は、受信した印刷ジョブを記憶部としての記憶装置121のジョブ保存領域142に保存する処理を行う。
ジョブ検索処理部134は、指定されたジョブIDやパスワード(ユーザ名)に基づいて通常印刷ジョブ保存リスト132を検索する処理を行う。
このように構成されたジョブ管理部118は、「ON」に設定された通常ジョブ保存モードフラグ127に従って受信したすべての印刷ジョブを記憶部に保存するとともに、ログイン管理部115でユーザ名の入力を受付けると、ログイン管理部115で本人認証されたユーザ名に基づいて記憶部に保存されている印刷ジョブを通常印刷ジョブ保存リスト132を用いて検索し、該ユーザ名を含む印刷ジョブを抽出する。一方、通常ジョブ保存モードフラグ127が「OFF」に設定されている場合、ジョブ管理部118は、受信した通常印刷ジョブを記憶部に保存せず、また本人認証も行わない通常印刷ジョブの受信処理を行う。
また、画像形成部117は、ジョブ管理部118が抽出した印刷ジョブに含まれる印刷データを印刷する。
さらに、ジョブ管理部118は、パネル管理部122で印刷ジョブの印刷をキャンセルする入力(取り消す入力)を受付けると、抽出した印刷ジョブを画像形成部117に印刷させることなく、その印刷ジョブを記憶装置121のジョブ保存領域142および通常印刷ジョブ保存リスト132から消去してキャンセルする。
経過時間管理部としてのタイマ管理部119は、印刷ジョブを受信してからの経過時間が印刷ジョブに含まれる自動取消し時間を超えたか否かを印刷ジョブ毎に監視する部位であり、タイマ管理リスト登録処理部135と、タイマ管理リスト136と、時間経過通知処理部137とから構成されている。
タイマ管理リスト登録処理部135は、印刷ジョブで指定されたジョブIDと監視時間(自動取消し時間)をタイマ管理リスト136に登録し、更新する処理を行う。
タイマ管理リスト136は、経過時間が監視された印刷ジョブを一覧にして記録した情報群であり、図10に示すように、ジョブIDと監視時間とから構成されている。図11は、図10に示すタイマ管理リスト136に、ジョブIDが「33」、監視時間が「15分」である印刷ジョブを記録した状態を示している。
時間経過通知処理部137は、印刷ジョブで指定された時間が経過した印刷ジョブに関する情報をタイマ管理リスト136から抽出してジョブ管理部118へ通知する処理を行う。時間経過通知処理部137は、図12に示すように、ジョブIDと理由とから構成された時間経過通知をジョブ管理部118へ出力する。
時間経過通知を受けたジョブ管理部118は、時間経過通知で示されるジョブIDの印刷ジョブを画像形成部117に印刷させることなく、その印刷ジョブを記憶装置121のジョブ保存領域142および通常印刷ジョブ保存リスト132から消去してキャンセルする。
節約印刷枚数管理部としてのログ管理部120は、保存されている通常印刷ジョブ1401を、画像形成部117に印刷させることなく、記憶部から消去してキャンセルしたときに、その通常印刷ジョブ1401において印刷しなかった媒体の枚数である未印刷枚数を、通常印刷ジョブ1401に含まれる印刷データから取得し、節約枚数(節約印刷枚数)として記憶部に記録、蓄積するエコログ139を生成・保存・取得する部位であり、エコログ生成処理部138と、エコログ139と、エコログ保存処理部140と、エコログ取得処理部141とから構成されている。
エコログ生成処理部138は、印刷ジョブがキャンセルされたとき、その印刷ジョブに含まれている印刷データの印刷枚数をもとにエコログ139を生成する処理を行う。
エコログ139は、エコログ生成処理部138で生成される記録情報としてのログであり、図13に示すように、キャンセル時刻と、ユーザ名と、節約枚数(節約印刷枚数)とから構成されたものである。すなわち、エコログ139は、通常ジョブ保存モードフラグ127が「ON」になったことによりキャンセルされた印刷ジョブに関するログである。
エコログ保存処理部140は、エコログ139を記憶装置121のエコログ保存領域143に格納する処理を行う。
エコログ取得処理部141は、記憶装置121のエコログ保存領域143に保存されているエコログ139を取得する処理を行う。
記憶装置121は、記憶部としてのHDD(Hard Disk Drive)やメモリカードなどの不揮発性記憶デバイスであり、ジョブ保存領域142と、エコログ保存領域143とから構成されている。
ジョブ保存領域142は、複合機104が受信した印刷ジョブを保存する領域である。
エコログ保存領域143は、上述したエコログ139を保存する領域である。
パネル管理部122は、ユーザが複合機104を操作・使用できるようにパネル122aに表示するとともに、ユーザの操作を受付ける部位であり、パネル表示処理部144から構成されている。
パネル表示処理部144は、ユーザに操作等を誘導する各種情報を表示するとともに、ユーザの操作を受付ける処理を行う。パネル表示処理部144は、例えば図16に示すログイン前のパネル表示や図17に示すログイン後のパネル表示を行う。
図14は第1の実施例における通常印刷ジョブの説明図である。
図14において、通常印刷ジョブ1401は、実行ユーザ名1402と、自動取消し時間としての自動キャンセル時間1403と、印刷データ1404とから構成されている。ここで、図14では、「XXX Taro」というユーザが自動キャンセル時間を「15分」に設定して「10ページ」の印刷を行うときに生成される通常印刷ジョブ1401を示している。
実行ユーザ名1402は、印刷ジョブを実行しようとしたユーザ名が格納される。
自動キャンセル時間1403は、指定された時間が経過しても当該通常印刷ジョブが印刷されなかった場合に、自動的にキャンセルできるように設定する時間が格納される。この自動キャンセル時間1403には、図15に示すパネル表示でユーザの操作により指定された自動キャンセル時間が設定される。
印刷データ1404は、当該通常印刷ジョブで実際に印刷する印刷データである。
図15は第1の実施例における自動キャンセル時間選択タブの説明図である。
自動キャンセル時間選択タブは、上述した通常印刷ジョブ1401の作成時においてユーザの操作により自動キャンセル時間を指定するときにPC103の表示部114aに表示されるタブであり、PC103の印刷ドライバ113を使用して印刷を実行する際に表示される。
この自動キャンセル時間選択タブは、5分〜60分までの自動キャンセル時間をユーザが自由に選択することが可能になっており、自動キャンセル時間を選択してユーザが印刷を実行すると通常印刷ジョブ1401が生成され、ユーザが指定した自動キャンセル時間が自動キャンセル時間1403に設定される。
図16は第1の実施例におけるログイン前のパネル表示の説明図である。
図16において、ログイン前のパネル表示は複合機104に表示されるものであり、図16は既にユーザが自分自身のユーザ名/パスワードを入力した状態を示している。
ログイン前のパネル表示は、表示文言1601と、ユーザ名1602と、パスワード1603と、ログインボタン1604とから構成されている。
表示文言1601は、ユーザにログインを促す文言である。ユーザ名1602は、複合機104にログインするためにユーザ名を入力する領域である。パスワード1603は、複合機104にログインするためにパスワードを入力する領域である。ログインボタン1604は、ログイン処理を実行させるためのボタンであり、押下されるとログイン管理部115の認証処理部123が実行され、ログインの可否が判定される。図16では、表示文言1601に「ログインしてください」を表示した例を示している。
図17は第1の実施例におけるログイン後のパネル表示の説明図である。
図17において、ログイン後のパネル表示は複合機104に表示されるものであり、ログインしたユーザ名で印刷ジョブ(通常印刷ジョブ保存リスト132)が検索され、そのユーザ名に関連付けられた印刷ジョブが検索され、そのユーザ名の印刷ジョブが存在した場合に出力されるパネル表示である。なお、ログイン後のパネル表示は、ログインしたユーザ名の印刷ジョブが存在しない場合は表示されない。
ログイン後のパネル表示は、表示文言1701と、印刷ボタン1702と、キャンセルボタン1703とから構成されている。
表示文言1701は、ユーザに印刷またはキャンセルを促す文言である。印刷ボタン1702は、印刷ジョブの印刷処理を実行させるためのボタンであり、押下されると画像形成部117により印刷処理が実行される。キャンセルボタン1703は、ユーザの印刷ジョブをキャンセルするためのボタンであり、押下されると印刷ジョブのキャンセル処理が実行される。図17では、表示文言1701に「印刷ジョブがあります<改行>印刷を実行しますか?」を表示した例を示している。
上述した構成の作用について図18〜図24を用いて図1および図14を参照しながら説明する。
まず、画像形成システムが行うメイン処理を図18の第1の実施例におけるメイン処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本実施例では、印刷ジョブが、認証印刷ジョブでなく、通常印刷ジョブである場合の処理を説明する。
S101:複合機104は、画像形成システムの管理者の操作を受付けて、ユーザが複合機104を使用することができるようにセットアップ処理を実行する。なお、セットアップ処理の詳細は後述する。
S102:ホストPC103は、ユーザの操作によるホストPC103へのログイン操作を受付け、印刷ドライバ113を使用して印刷する印刷処理を実行する操作を受付ける。このとき、通常印刷ジョブ1401が複合機104へ送信される。なお、印刷処理の詳細は後述する。
S103:複合機104は、ホストPC103から送信された通常印刷ジョブ1401を受信し、通常ジョブ保存モードフラグ127を確認する。
S104:複合機104は、通常ジョブ保存モードフラグ127を確認した結果、通常ジョブ保存モードフラグ127が「ON」であると判定すると処理をS105へ移行し、「OFF」であると判定すると通常印刷ジョブ1401を保存することなく処理をS113へ移行する。
S105:通常ジョブ保存モードフラグ127が「ON」であると判定した複合機104は、受信した通常印刷ジョブ1401を保存する通常印刷ジョブ保存処理を行う。なお、通常印刷ジョブ保存処理の詳細は後述する。
S106:複合機104は、ユーザのログイン操作によりユーザ名とパスワードの入力を受付ける。ここで、ホストPC103から送信された通常印刷ジョブ1401は、複合機104に保存されるため、ユーザは複合機104まで赴き、複合機104にログインするものとする。このとき、ユーザは、図16に示すパネル表示においてユーザ名1602で「XXX Taro」、パスワード1603で「xxxxxx」を入力するものとする。
複合機104は、認証処理部123により、当該ユーザのログインの可否を判定する。本実施例では、ユーザ名/パスワード対応表125にユーザ名「XXX Taro」とパスワード「xxxxxx」が存在するためログイン可能と判定され、ユーザはログインができる。
S107:複合機104は、ジョブ検索処理部134により、ログインしたユーザのユーザ名に基づいて通常印刷ジョブ保存リスト132を検索する。
S108:複合機104は、通常印刷ジョブ保存リスト132を検索した結果、通常印刷ジョブ1401の存否を判定し、存在すると判定すると処理をS109へ移行し、存在しないと判定すると本処理を終了する。
S109:通常印刷ジョブ保存リスト132に通常印刷ジョブ1401が存在すると判定した複合機104は、通常印刷ジョブ1401を印刷するかキャンセルするかの選択をユーザに促すパネル表示(図17参照)を行う。
S110:複合機104は、「通常印刷ジョブ1401を印刷する」が選択されたと判定すると処理をS113へ移行し、「通常印刷ジョブ1401をキャンセルする」が選択されたと判定すると処理をS111へ移行する。
このとき、通常印刷ジョブ1401が複数存在する場合は、複合機104は、すべての通常印刷ジョブ1401について印刷するかキャンセルするかの選択操作を受付ける。また、通常印刷ジョブ保存リスト132に通常印刷ジョブおよび認証印刷ジョブが混在している場合は、すべての印刷ジョブについて印刷するかキャンセルするかの選択操作を受付ける。
S111:「通常印刷ジョブ1401をキャンセルする」が選択されたと判定した複合機104は、通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消し、エコログ139を生成して保存するエコログ保存処理を行う。なお、エコログ保存処理の詳細は後述する。
このとき、キャンセルされた通常印刷ジョブ1401が複数存在する場合、複合機104は、キャンセルされたすべての通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消し、エコログ139を生成して保存する。また、通常印刷ジョブおよび認証印刷ジョブが混在している場合は、キャンセルされた通常印刷ジョブ1401のみ、印刷を取り消し、エコログ139を生成して保存する。
S112:管理者サーバ101は、管理者の操作を受付け、通常印刷ジョブ1401をキャンセルすることにより保存されたエコログ139を収集するエコログ収集処理を行う。
これにより、管理者は、通常印刷ジョブのキャンセルによる印刷節約枚数を確認することができる。なお、エコログ収集処理の詳細は後述する。
S113:複合機104は、画像形成部117に印刷の実行を指示し、通常印刷ジョブ1401を印刷し、本処理を終了する。
このように、複合機104の通常ジョブ保存モードフラグ127に「ON」が設定されている場合、その複合機104はホストPC103から受信した印刷ジョブを直ぐに印刷することなく一旦記憶部に保存し、ユーザの操作による認証が行われたときに保存した印刷ジョブを印刷するようにしたことにより、複合機104に印刷された媒体が放置されることを低減させることができ、第三者への情報の漏洩を防止することができる。
また、複合機104に保存された印刷ジョブを印刷する前に取り消すことができるようにしたことにより、ホストPC103における印刷時の操作ミスによる無駄な印刷を低減させることができる。
ここで、認証印刷ジョブの場合の処理を説明する。
認証印刷ジョブの場合、複合機104は、通常ジョブ保存モードフラグ127の値に関わらず、受信した認証印刷ジョブを記憶部に保存し、認証処理を実行する。また、複合機104は、認証印刷ジョブを後述する自動キャンセル処理では自動削除は行わない。
さらに、複合機104は、ユーザの操作により認証印刷ジョブを印刷する前にキャンセル(削除)された場合、エコログ保存処理は行わない。
なお、複合機104は、設定により、認証印刷ジョブを印刷する前にキャンセル(削除)された場合、エコログ保存処理を行うようにしても良い。この場合、エコログ139には、通常印刷ジョブであるか認証印刷ジョブであるかを区別する情報を付加するものとする。
次に、複合機104のセットアップ処理を図19の第1の実施例における複合機のセットアップ処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図18のS101において実行される処理である。
S201:管理者サーバ101は、管理者の操作によりメンテナンスユーティリティ106を起動する。
S202:管理者サーバ101は、ユーザ名/パスワード処理部108により認証サーバ102のユーザ名/パスワード対応表112を取得する。
S203:管理者サーバ101は、取得したユーザ名/パスワード対応表112を、複合機用ユーザ名/パスワード対応表生成処理部109により複合機104に登録できる形式に変更し、複合機104のユーザ名/パスワード対応表125を生成する。
S204:管理者サーバ101は、ユーザ名/パスワード対応表登録処理部110により生成したユーザ名/パスワード対応表125を複合機104に登録する。
S205:複合機104は、ログイン管理部115のユーザ名/パスワード対応表登録処理部124により複合機104用のユーザ名/パスワード対応表125を記憶部に記憶して登録する。
S206:管理者サーバ101は、無駄な印刷を抑えるように複合機104の通常ジョブ保存モードフラグ127を「ON」に変更する管理者の操作を受付け、複合機104へ通知する。
S207:複合機104は、通常ジョブ保存モードフラグ127を「ON」に変更する通知を受け取り、パラメータ管理部116の通常ジョブ保存モード変更処理部126により通常ジョブ保存モードフラグ127を図5に示す「OFF」から図6に示す「ON」にし、本処理を終了する。
次に、ホストPC103が行う印刷実行処理を図20の第1の実施例における印刷実行処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図18のS102において実行される処理である。
S211:ホストPC103は、ユーザの操作を受付け、ログイン処理を行う。このとき、ホストPC103は、ログイン名情報114にログインしたユーザ名を格納する。
S212:ホストPC103は、ユーザの操作により、印刷ドライバ113を起動し、図15に示す自動キャンセル時間選択タブを使用して印刷ジョブの自動キャンセル時間の入力操作を受付ける。ホストPC103の印刷ドライバ113は、ユーザの操作を受付けて決定された自動キャンセル時間を保持する。
S213:ホストPC103は、印刷ドライバ113で印刷を実行するユーザの操作を受付ける。
S214:ホストPC103の印刷ドライバ113は、ログイン名情報114および自動キャンセル時間を、それぞれ図14に示す通常印刷ジョブ1401のユーザ名1402および自動キャンセル時間1403に格納し、その通常印刷ジョブ1401を複合機104に送信して本処理を終了する。
次に、複合機104が行う通常印刷ジョブ保存処理を図21の第1の実施例における通常印刷ジョブ保存処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図18のS105において実行される処理である。
S221:複合機104は、ジョブ管理部118のジョブID割当て処理部128により、通常印刷ジョブ1401に対してジョブIDを割り当てる。このときのジョブIDは、例えば図7に示すジョブIDとなる。
S222:複合機104は、タイマ管理部119のタイマ管理リスト登録処理部135により割り当てたジョブIDおよび自動キャンセル時間1403をタイマ管理リスト136に登録する。例えば、図10に登録前のタイマ管理リスト136を示し、図11に登録後のタイマ管理リスト136を示す。
S223:複合機104は、保存ジョブ管理部130のジョブ保存処理部133により、記憶装置121のジョブ保存領域142に通常印刷ジョブ1401を保存する。
S224:通常印刷ジョブ1401を保存した複合機104は、保存ジョブ管理部130の通常ジョブ保存リスト登録処理部131により、割り当てたジョブID、パスワード(ユーザ名1402)、およびジョブ格納先を通常印刷ジョブリスト132に登録して本処理を終了する。例えば、図8に登録前の通常印刷ジョブリスト132を示し、図9に登録後の通常印刷ジョブリスト132を示す。
次に、複合機104が行うエコログ保存処理を図22の第1の実施例におけるエコログ保存処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図18のS111において実行される処理である。
S231:複合機104は、通常印刷ジョブ1401による印刷処理をキャンセルする。
S232:通常印刷ジョブ1401による印刷処理をキャンセルした複合機104は、ログ管理部120のエコログ生成処理部138によりエコログ139を生成し、エコログ保存処理部140により生成したエコログ139を記憶装置121のエコログ保存領域143に保存する。例えば、図13に生成したエコログ139を示す。
次に、管理者サーバ101が行うエコログ収集処理を図23の第1の実施例におけるエコログ収集処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図18のS112において実行される処理である。
S241:管理者の操作により管理者サーバ101は、エコログユーティリティ107を起動する。
S242:管理者サーバ101は、エコログユーティリティ107のエコログ取得処理部111により、複合機104のエコログ139を取得し、本処理を終了する。
次に、複合機104が行う自動キャンセル処理を図24の第1の実施例における自動キャンセル処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S251:複合機104のタイマ管理部119は、所定の時間間隔(例えば、5分毎)で、タイマ管理リスト136に登録された監視時間、すなわち通常印刷ジョブ1401の受信日時と現在時刻とを比較して通常印刷ジョブ1401の自動キャンセル時間1403が経過したか否かを監視する。
S252:タイマ管理部119は、自動キャンセル時間1403が経過していると判定すると処理をS253へ移行し、経過していないと判定すると監視を継続するため処理をS251へ移行する。
S253:自動キャンセル時間1403が経過していると判定したタイマ管理部119は、当該通常印刷ジョブ1401を生成したユーザがログインする前に自動キャンセル時間1403が経過したと判断し、時間経過通知処理部137により、図12に示す時間経過通知をジョブ管理部118に通知する。
S254:時間経過通知を受取ったジョブ管理部118は、その時間経過通知からジョブIDを取得し、取得したジョブIDに基づいて通常印刷ジョブ保存リスト132を検索する。
S255:ジョブ管理部118は、時間経過通知から取得したジョブIDと一致するジョブIDが通常印刷ジョブ保存リスト132に存在すると判定すると処理をS256へ移行し、存在しないと判定すると本処理を終了する。
S256:時間経過通知から取得したジョブIDと一致するジョブIDが通常印刷ジョブ保存リスト132に存在すると判定したジョブ管理部118は、当該ジョブIDを有する通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消し、図22に示すエコログ139を生成して保存するエコログ保存処理を行う。
なお、ジョブ管理部118は、通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消したとき、ユーザが複合機104にログインしている場合、通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消した後、取り消した旨をパネル管理部122により表示してユーザに報知するようにしても良い。また、ジョブ管理部118は、通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消したとき、ユーザが複合機104にログインしていない場合、当該ユーザが複合機104に次回ログインしたときに、通常印刷ジョブ1401による印刷を取り消した旨をパネル管理部122により表示してユーザに報知するようにしても良い。
S257:管理者サーバ101は、管理者の操作を受付け、通常印刷ジョブ1401をキャンセルすることにより保存されたエコログ139を収集する図23に示すエコログ収集処理が行われ、本処理を終了する。それによって管理者は、通常印刷ジョブのキャンセルによる印刷節約枚数を確認することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、複合機に通常ジョブ保存モードが設定されている場合、その複合機はホストPCから受信した印刷ジョブを直ぐに印刷することなく一旦記憶部に保存し、ユーザの操作による認証が行われたときに保存した印刷ジョブを印刷するようにしたことにより、複合機に印刷された媒体が放置されることを低減させることができ、第三者への情報の漏洩を防止することができるという効果が得られる。
また、複合機に保存された印刷ジョブを印刷する前に取り消すことができるようにしたことにより、ホストPCにおける印刷時の操作ミスによる無駄な印刷を低減させることができるという効果が得られる。
さらに、印刷ジョブを取り消すことにより低減させた印刷枚数を印刷節約枚数として管理者サーバが収集することにより、印刷節約枚数を確認することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例におけるホストPCおよび複合機の構成が異なっている。その第2の実施例の構成を図25〜図33に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図25は第2の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図25において、画像形成システムは、管理者サーバ101と、認証サーバ102と、ホストPC203(第1の実施例における図1のホストPC103に相当)と、複合機204(第1の実施例における図1の複合機104に相当)とが通信回線としてのネットワーク105を介して通信可能に接続されて構成されている。
ホストPC203は、ユーザ名と印刷データとに加え、取消し時間を含む後述する通常印刷ジョブ3901を生成して複合機204に送信するものであり、印刷ドライバ113と、ログイン名情報114と、表示部114aと、IPアドレス情報215と、キャンセル通知受信処理部216と、キャンセル通知表示処理部217とから構成される。また、ホストPC203は、認証サーバ102と連携し、ホストPC203にログインする際は認証サーバ102に問い合わせてログインの可否判断を行っている。
IPアドレス情報215は、ホストPC203のIPアドレスである。本実施例では、「10.49.133.157」が保持されているものとする。
キャンセル通知受信処理部216は、複合機204から取消し通知としての図31に示すキャンセル通知237を受信する処理を行う。
取消通知表示部としてのキャンセル通知表示処理部217は、複合機204から図31に示すキャンセル通知237を受信すると、ホストPC203の114aにキャンセル通知を受信した旨を表示する処理を行うものであり、例えば図34に示す表示を行う。
複合機204は、コピー機能、ファクシミリ機能、印刷機能、およびスキャン機能等を統合的に備えた装置であり、ログイン管理部115と、パラメータ管理部116と、画像形成部117と、ジョブ管理部118と、タイマ管理部240と、ログ管理部120と、記憶装置121と、パネル管理部122とから構成されている。
ジョブ管理部118は、複合機204で受信した印刷ジョブを全般的に扱い管理する部位であり、ジョブID割当て処理部128と、ジョブキャンセル処理部129と、保存ジョブ管理部230とから構成されている。
ジョブID割当て処理部128は、複合機204で受信した印刷ジョブに対してユニークなID(識別子)をジョブIDとして付与する処理を行う。割り当てられるジョブIDは、図26に示すように、例えば通常印刷ジョブ3901に対して「44」という値である。
ジョブキャンセル処理部129は、複合機204に投入されている印刷ジョブをキャンセル(取り消し)する処理を行う。
保存ジョブ管理部230は、通常ジョブ保存モードフラグ127に従って保存対象となった印刷ジョブ、すなわち認証印刷指示が付加されていない通常印刷ジョブを含むすべての印刷ジョブを記憶部に一旦記憶させて保存する部位であり、通常印刷ジョブ保存リスト登録処理部131と、通常印刷ジョブ保存リスト232と、ジョブ保存処理部133と、ジョブ検索処理部134と、時間経過ジョブ検索処理部235と、キャンセル通知生成処理部236と、キャンセル通知237と、キャンセル通知処理部238とから構成されている。
通常印刷ジョブ保存リスト登録処理部131は、通常印刷ジョブ保存リスト232に、保存対象となった印刷ジョブのジョブID、パスワード(ユーザ名)、ジョブ格納先、受信日時、およびIPアドレスを登録する処理を行う。
通常印刷ジョブ保存リスト232は、複合機204の記憶部に保存されている印刷ジョブを記録する情報群であり、図27に示すように、ジョブIDと、パスワード(ユーザ名)と、ジョブ格納先と、受信日時と、IPアドレスから構成されている。図28は、図27に示す通常印刷ジョブ保存リスト232に、ジョブIDが「44」、パスワード(ユーザ名)が「XXX Taro」、ジョブ格納先が「ジョブ保存領域」、受信日時が「xxxx年xx月xx日xx時xx分」、IPアドレスが「10.49.133.157」である印刷ジョブを記録した状態を示している。
ジョブ保存処理部133は、受信した印刷ジョブを記憶部としての記憶装置121のジョブ保存領域142に保存する処理を行う。
ジョブ検索処理部134は、指定されたジョブIDやパスワード(ユーザ名)に基づいて通常印刷ジョブ保存リスト232を検索する処理を行う。
時間経過ジョブ検索処理部235は、タイマ管理部240のタイマ管理リスト242から状態が「時間経過済」となっている印刷ジョブを検索する処理を行う。
キャンセル通知生成処理部236は、通常印刷ジョブ保存リスト232の保存されている印刷ジョブであって、時間経過によるキャンセルが実行されたときに、キャンセル通知237を生成する処理を行う。
キャンセル通知237は、例えば図31に示すように、キャンセル時刻、ジョブID、IPアドレス、ユーザ名、結果、および理由から構成されたものである。
キャンセル通知処理部238は、キャンセルされた印刷ジョブのIPアドレス(通常印刷ジョブ3901のIPアドレス3902)にキャンセル通知237を送信する処理を行う。
このように構成されたジョブ管理部118は、「ON」に設定された通常ジョブ保存モードフラグ127に従って受信したすべての印刷ジョブを記憶部に保存するとともに、ログイン管理部115でユーザ名の入力を受付けると、ログイン管理部115で本人認証されたユーザ名に基づいて記憶部に保存されている印刷ジョブを通常印刷ジョブ保存リスト232を用いて検索し、該ユーザ名を含む印刷ジョブを抽出する。
また、画像形成部117は、ジョブ管理部118が抽出した印刷ジョブに含まれる印刷データを印刷する。
さらに、ジョブ管理部118は、パネル管理部122で印刷ジョブの印刷をキャンセルする入力(取り消す入力)を受付けると、抽出した印刷ジョブを画像形成部117に印刷させることなく、その印刷ジョブを記憶装置121のジョブ保存領域142および通常印刷ジョブ保存リスト232から消去してキャンセルする。
また、ジョブ管理部118は、「ON」に設定された通常ジョブ保存モードフラグ127に従って受信した印刷ジョブを記憶装置121のジョブ保存領域142に記憶させて保存するときに、既にタイマ管理部240のタイマ管理リスト242から状態が「時間経過済」となっている印刷ジョブを抽出し、その印刷ジョブを画像形成部117に印刷させることなく、記憶装置121のジョブ保存領域142および通常印刷ジョブ保存リスト232から消去してキャンセルするとともに、キャンセルされた印刷ジョブのIPアドレス(通常印刷ジョブ3901のIPアドレス3902)宛て、すなわちPC203にキャンセル通知237を送信する。
経過時間管理部としてのタイマ管理部240は、印刷ジョブを受信してからの経過時間が印刷ジョブに含まれる取消し時間を超えたか否かを印刷ジョブ毎に監視する部位であり、タイマ管理リスト登録処理部241と、タイマ管理リスト242とから構成されている。
タイマ管理リスト登録処理部241は、指定されたジョブID、監視時間(取消し時間)および状態をタイマ管理リスト242に登録し、更新する処理を行う。
タイマ管理リスト242は、経過時間が監視された印刷ジョブを一覧にして記録した情報群であり、図29に示すように、ジョブIDと監視時間(取消し時間)と状態とから構成されている。図30は、図29に示すタイマ管理リスト242に、ジョブIDが「44」、監視時間が「15分」、状態が「監視中」である印刷ジョブを記録した状態を示している。
図32は第2の実施例における通常印刷ジョブの説明図である。
図32において、通常印刷ジョブ3901は、IPアドレス3902と、実行ユーザ名3903と、取消し時間としてのキャンセル時間3904と、印刷データ3905とから構成されている。ここで、図32では、「XXX Taro」というユーザがIPアドレスを「10.49.133.157」、キャンセル時間を「15分」に設定して「10ページ」の印刷を行うときに生成される通常印刷ジョブ3901を示している。
IPアドレス3902は、ホストPC203のIPアドレス情報215が格納される。
実行ユーザ名3903は、印刷ジョブを実行しようとしたユーザ名が格納される。
キャンセル時間3904は、指定された時間が経過しても当該通常印刷ジョブが印刷されなかった場合に、キャンセルできるように設定する時間が格納される。このキャンセル時間3904には、図33に示すパネル表示でユーザの操作により指定されたキャンセル時間が設定される。
印刷データ3905は、当該通常印刷ジョブで実際に印刷する印刷データである。
図33は第2の実施例におけるキャンセル時間選択タブの説明図である。
キャンセル時間選択タブは、上述した通常印刷ジョブ3901の作成時においてユーザの操作によりキャンセル時間を指定するときにPC203の表示部114aに表示されるタブであり、PC203の印刷ドライバ113を使用して印刷を実行する際に表示される。
このキャンセル時間選択タブは、5分〜60分までのキャンセル時間をユーザが自由に選択することが可能になっており、キャンセル時間を選択してユーザが印刷を実行すると通常印刷ジョブ3901が生成され、ユーザが指定した自動キャンセル時間がキャンセル時間3904に設定される。
図34は第2の実施例におけるジョブキャンセル通知表示の説明図である。
ジョブキャンセル通知表示は、時間の経過によって印刷ジョブがキャンセルされた場合に、ホストPC203上に表示される画面であり、表示文言4301と、ユーザ名4302と、理由4303とから構成されている。
表示文言4301は、ユーザに印刷ジョブがキャンセルされたことを知らせる文言であり、例えば「以下のジョブをキャンセルしました」等の文言が表示される。ユーザ名4302には、複合機204に印刷ジョブを実行したユーザ名が表示される。理由4303には、印刷ジョブがキャンセルされた理由が表示される。
なお、ログイン前のパネル表示およびログイン後のパネル表示は図16および図17に示す第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
上述した構成の作用について図35〜図39を用いて図25および図32を参照しながら説明する。
まず、画像形成システムが行うメイン処理を図35の第2の実施例におけるメイン処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本実施例では、印刷ジョブが、認証印刷ジョブでなく、通常印刷ジョブである場合の処理を説明する。
S401:画像形成システムの管理者は、ユーザが複合機204を使用することができるように複合機204のセットアップ処理を実行する。なお、セットアップ処理の詳細は第1の実施例と同様である。
S402:ユーザは、ホストPC203へログインし、印刷ドライバ113を使用して印刷する印刷処理を実行する。このとき、通常印刷ジョブ3901が複合機204へ送信される。なお、印刷処理の詳細は後述する。
S403:複合機204は、ホストPC203から送信された通常印刷ジョブ3901を受信し、通常ジョブ保存モードフラグ127を確認する。
S404:複合機204は、通常ジョブ保存モードフラグ127を確認した結果、通常ジョブ保存モードフラグ127が「ON」であると判定すると処理をS405へ移行し、「OFF」であると判定すると通常印刷ジョブ3901を保存することなく処理をS416へ移行する。
S405:通常ジョブ保存モードフラグ127が「ON」であると判定した複合機204は、保存ジョブ管理部230の時間経過ジョブ検索処理部235により、通常印刷ジョブ3901の受信日時と現在時刻とを比較して時間を超過している印刷ジョブの存否を確認する。
S406:複合機204は、時間を超過している印刷ジョブが、存在すると判定すると処理をS407へ移行し、存在しないと判定すると処理をS408へ移行する。
S407:時間を超過している印刷ジョブが存在すると判定した複合機204は、時間を超過している印刷ジョブをキャンセルし、キャンセル通知を行う印刷ジョブキャンセル通知処理を実行する。なお、印刷ジョブキャンセル通知処理の詳細は後述する。
ここで、複合機204は、印刷ジョブをキャンセルするとき、ホストPC203に印刷ジョブのキャンセルの可否を問い合わせる通知を行い、ユーザにより印刷ジョブのキャンセルの可否を確認し、許可された場合に印刷ジョブのキャンセルを行なうようにしても良い。このとき、ユーザがホストPC203にログインしていない場合は、当該ユーザがホストPC203に次回ログインしたときに、印刷ジョブのキャンセルの可否を確認し、許可された場合に印刷ジョブのキャンセルを行なう。
S408:S404において通常ジョブ保存モードフラグ127が「ON」であると判定した複合機204は、受信した通常印刷ジョブ3901を保存する通常印刷ジョブ保存処理を行う。なお、通常印刷ジョブ保存処理の詳細は後述する。
S409:ここで、ホストPC203から送信された通常印刷ジョブ3901は、複合機204に保存されるため、ユーザは複合機204まで赴き、複合機204にログインするものとする。このとき、ユーザは、図16に示すパネル表示においてユーザ名1602で「XXX Taro」、パスワード1603で「xxxxxx」を入力するものとし、複合機204は、ユーザの操作によりユーザ名とパスワードの入力を受付ける。
複合機204は、認証処理部123により、当該ユーザのログインの可否を判定する。本実施例では、ユーザ名/パスワード対応表125にユーザ名「XXX Taro」とパスワード「xxxxxx」が存在するためログイン可能と判定され、ユーザはログインができる。
S410:複合機204は、ジョブ検索処理部134により、ログインしたユーザのユーザ名に基づいて通常印刷ジョブ保存リスト232を検索する。
S411:複合機204は、通常印刷ジョブ保存リスト232を検索した結果、通常印刷ジョブ3901の存否を判定し、存在すると判定すると処理をS412へ移行し、存在しないと判定すると本処理を終了する。
S412:通常印刷ジョブ保存リスト232に通常印刷ジョブ3901が存在すると判定した複合機204は、通常印刷ジョブ3901を印刷するかキャンセルするかの選択をユーザに促すパネル表示(図17参照)を行う。
S413:複合機204は、「通常印刷ジョブ3901を印刷する」が選択されたと判定すると処理をS416へ移行し、「通常印刷ジョブ3901をキャンセルする」が選択されたと判定すると処理をS414へ移行する。
このとき、通常印刷ジョブ3901が複数存在する場合、複合機204は、すべての通常印刷ジョブ3901について印刷するかキャンセルするかの選択操作を受付ける。また、通常印刷ジョブ保存リスト232に通常印刷ジョブおよび認証印刷ジョブが混在している場合は、すべての印刷ジョブについて印刷するかキャンセルするかの選択操作を受付ける。
S414:「通常印刷ジョブ3901をキャンセルする」が選択されたと判定した複合機204は、通常印刷ジョブ3901による印刷を取り消し、エコログ139を生成して保存するエコログ保存処理を行う。なお、エコログ保存処理の詳細は後述する。
このとき、キャンセルされた通常印刷ジョブ3901が複数存在する場合、複合機204は、キャンセルされたすべての通常印刷ジョブ3901による印刷を取り消し、エコログ139を生成して保存する。また、通常印刷ジョブおよび認証印刷ジョブが混在している場合は、キャンセルされた通常印刷ジョブ3901のみ、印刷を取り消し、エコログ139を生成して保存する。
S415:通常印刷ジョブ3901をキャンセルすることにより保存されたエコログ139は、管理者によって収集されるエコログ収集処理が行われる。管理者は、通常印刷ジョブのキャンセルによる印刷節約枚数を確認することができる。なお、エコログ収集処理の詳細は第1の実施例と同様である。
S416:複合機204は、画像形成部117に印刷の実行を指示し、通常印刷ジョブ3901を印刷し、本処理を終了する。
このように、複合機204に通常ジョブ保存モードフラグ127に「ON」が設定されている場合、その複合機204はホストPC203から受信した印刷ジョブを直ぐに印刷することなく一旦記憶部に保存し、ユーザの操作による認証が行われたときに保存した印刷ジョブを印刷するようにしたことにより、複合機204に印刷された媒体が放置されることを低減させることができ、第三者への情報の漏洩を防止することができる。
また、複合機204に保存された印刷ジョブを印刷する前に取り消すことができるようにしたことにより、ホストPC203における印刷時の操作ミスによる無駄な印刷を低減させることができる。
次に、ホストPC203が行う印刷実行処理を図36の第2の実施例における印刷実行処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図35のS402において実行される処理である。
S431:ホストPC203は、ユーザの操作を受付け、ログイン処理を行う。このとき、ホストPC203は、ログイン名情報114にログインしたユーザ名を格納する。
S432:ホストPC203は、ユーザの操作により、印刷ドライバ113を起動し、図33に示す自動キャンセル時間選択タブを使用して印刷ジョブの自動キャンセル時間の入力操作を受付ける。ホストPC203の印刷ドライバ113は、ユーザの操作を受付けて決定された自動キャンセル時間を保持する。
S433:ホストPC203は、印刷ドライバ113で印刷を実行するユーザの操作を受付ける。
S434:ホストPC203の印刷ドライバ113は、ログイン名情報114、IPアドレス情報215およびキャンセル時間を、それぞれ図32に示す通常印刷ジョブ3901のIPアドレス3902、ユーザ名3903およびキャンセル時間3904に格納し、その通常印刷ジョブ3901を複合機204に送信して本処理を終了する。
次に、複合機204が行う印刷ジョブキャンセル通知処理を図37の第2の実施例における印刷ジョブキャンセル通知処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図35のS407において実行される処理である。
S441:図35のS405、S406において、複合機204のジョブ管理部118が時間経過ジョブ検索処理部235により、時間を超過している印刷ジョブの存在を確認すると、ジョブ管理部118は、ジョブキャンセル処理部129により、タイマ管理リスト242からジョブIDを取得し、当該ジョブIDを有する通常印刷ジョブ3901による印刷を取り消す。
S442:複合機204のログ管理部120は、エコログ生成処理部138により図22に示すエコログ139を生成し、エコログ保存処理部140によりエコログ139を記憶装置121のエコログ保存領域143に保存する。例えば、図13に生成したエコログ139を示す。
S443:通常印刷ジョブ3901をキャンセルしたジョブ管理部118は、キャンセル通知生成処理部236により、キャンセル通知237を生成する。
S444:複合機204は、生成したキャンセル通知237を指定されたIPアドレス(キャンセルした通常印刷ジョブ3901のIPアドレス3902)へ送信する。
S445:ホストPC203は、キャンセル通知受信処理部216により複合機204から送信されたキャンセル通知237を受信する。
S446:キャンセル通知237を受信したホストPC203は、キャンセル通知表示処理部217により受信したキャンセル通知を表示部114aに表示し、本処理を終了する。例えば、ホストPC203は、図34に示すキャンセル通知表示を行う。
なお、ジョブ管理部118が通常印刷ジョブ3901による印刷を取り消したとき、ホストPC203は、ユーザがホストPC203にログインしている場合、通常印刷ジョブ3901による印刷が取り消けされた旨を表示部114aに表示してユーザに報知するようにしても良い。また、ホストPC203は、ユーザがホストPC203にログインしていない場合、当該ユーザがホストPC203に次回ログインしたときに、通常印刷ジョブ3901による印刷が取り消された旨を表示部114aに表示してユーザに報知するようにしても良い。
このように、ホストPC203で指定された時間が経過したことにより取り消された印刷ジョブについてホストPC203に取り消された旨およびその理由の表示を行うようにしたことにより、ユーザは印刷ジョブが取り消されたこととその理由を知ることができる。
次に、複合機204が行う通常印刷ジョブ保存処理を図38の第2の実施例における通常印刷ジョブ保存処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図35のS408において実行される処理である。
S451:複合機204は、ジョブ管理部118のジョブID割当て処理部128により、通常印刷ジョブ3901に対してジョブIDを割り当てる。このときのジョブIDは、例えば図26に示すジョブIDとなる。
S452:複合機204は、タイマ管理部240のタイマ管理リスト登録処理部241により割り当てたジョブIDおよびキャンセル時間3904をタイマ管理リスト242に登録する。例えば、図29に登録前のタイマ管理リスト242を示し、図30に登録後のタイマ管理リスト242を示す。
S453:複合機204は、保存ジョブ管理部230のジョブ保存処理部133により、記憶装置121のジョブ保存領域142に通常印刷ジョブ3901を保存する。
S454:通常印刷ジョブ3901を保存した複合機204は、保存ジョブ管理部230の通常ジョブ保存リスト登録処理部131により、割り当てたジョブID、パスワード(ユーザ名3903)、ジョブ格納先およびIPアドレス3902を通常印刷ジョブリスト232に登録して本処理を終了する。例えば、図27に登録前の通常印刷ジョブリスト232を示し、図28に登録後の通常印刷ジョブリスト232を示す。
次に、複合機204が行うエコログ保存処理を図39の第2の実施例におけるエコログ保存処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、本処理は図35のS414において実行される処理である。
S461:複合機204は、通常印刷ジョブ3901による印刷処理をキャンセルする。
S462:通常印刷ジョブ3901による印刷処理をキャンセルした複合機204は、ログ管理部120のエコログ生成処理部138によりエコログ139を生成し、エコログ保存処理部140により生成したエコログ139を記憶装置121のエコログ保存領域143に保存する。例えば、図13に生成したエコログ139を示す。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、指定された時間が経過したことにより取り消された印刷ジョブについてホストPCに取り消された旨およびその理由の表示を行うようにしたことにより、ユーザは印刷ジョブが取り消されたこととその理由を知ることができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、複合機、ホストPCおよび管理者サーバはネットワークを介して接続されたものとして説明したが、それに限られることなく、ネットワーク以外に、USB(Universal Serial Bus)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の有線または無線の通信手段を使用したものであっても良い。
また、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置を複合機として説明したが、それに限られるものでなく、画像形成装置をプリンタ、ファクシミリ装置等としても良い。
さらに、第1の実施例および第2の実施例では、通常ジョブ保存モードのON/OFFで印刷ジョブを保存するか否かを決定するようにしたが、予め通常印刷ジョブに「常に保存する」の指令を付加するようにしても良い。
またさらに、第1の実施例および第2の実施例では、ログイン時のユーザ認証にユーザ名/パスワード対応表を使用するようにしたが、ユーザ認証が行えるのであれば指紋認証やその他のバイオメトリクス認証としても良い。
またさらに、第1の実施例および第2の実施例では、キャンセル時間をユーザの操作により選択するようにしたが、固定の時間としても良い。さらに、装置に設定値を持たせ、操作パネルからキャンセル時間を自由に変更できるようにしても良い。
101 管理者サーバ
102 認証サーバ
103、203 ホストPC
104、204 複合機
105 ネットワーク
106 メンテナンスユーティリティ
107 エコログユーティリティ
112、125 ユーザ名/パスワード対応表
113 印刷ドライバ
114 ログイン名
115 ログイン管理部
116 パラメータ管理部
117 画像形成部
118 ジョブ管理部
119、240 タイマ管理部
120 ログ管理部
121 外部記憶装置
122 パネル管理部
215 IPアドレス
216 キャンセル通知受信処理
217 キャンセル通知表示処理
130、230 保存ジョブ管理部

Claims (9)

  1. 外部から受信した印刷ジョブが、認証印刷指示が付与された認証印刷ジョブか、ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブかを判定する判定部と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれのモードであるかを判定するモード管理部とを備え、
    前記判定部により認証印刷ジョブであると判定された場合、当該認証印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記判定部によりジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記モード管理部により前記第1のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記判定部によりジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記モード管理部により前記第2のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、通常印刷処理を実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブに含まれるジョブキャンセル時間情報と、前記通常印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記通常印刷ジョブをキャンセルし、
    前記認証印刷ジョブに対しては前記認証印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記認証印刷ジョブのキャンセルを行わず、
    外部から受信した通常印刷ジョブを記憶する通常印刷ジョブ記憶部と、
    外部から受信した認証印刷ジョブを記憶する認証印刷ジョブ記憶部と、
    前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶された前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶された前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、を受付けるジョブキャンセル指示受付部と、
    前記ジョブキャンセル指示受付部により受付けた指示に基づいて、前記認証印刷ジョブと前記通常印刷ジョブについてのキャンセルを実行するジョブキャンセル処理部と、
    前記ジョブキャンセル指示受付部により前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成し、前記ジョブキャンセル指示受付部により前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成しないログ生成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定部は、外部から受信した前記印刷ジョブから認証印刷ジョブ識別情報を検知すると、当該印刷ジョブが認証印刷ジョブ識別情報であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. ユーザ識別情報を受付ける識別情報受付部と、
    外部から受信した印刷ジョブに基づいて、媒体に画像を形成する画像形成部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記識別情報受付部により受付けられたユーザ識別情報と、前記印刷ジョブに含まれるユーザ識別情報と、を照合し、
    照合の結果、前記各ユーザ識別情報が対応している場合、前記画像形成部に対して前記印刷ジョブに基づく媒体への画像形成を実行させ、
    照合の結果、前記各ユーザ識別情報が対応していない場合、前記画像形成部に対して前記印刷ジョブに基づく媒体への画像形成の実行を制限する
    ことにより前記認証印刷処理を実現する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記照合を行うこと無しに、前記画像形成部に対して前記外部から受信した印刷ジョブに基づく媒体への画像形成を実行させる
    ことにより前記通常印刷処理を実現する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記モード管理部により前記第1のモードであると判定された場合、外部から受信した通常印刷ジョブを前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶させ、前記識別情報受付部により受付けられたユーザ識別情報と、前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶されている通常印刷ジョブに含まれるユーザ識別情報と、を照合して前記認証印刷処理を実行し、
    前記モード管理部により前記第2のモードであると判定された場合、外部から受信した通常印刷ジョブを前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶させること無しに、前記通常印刷処理を実行し、
    前記第1のモード、第2のモードに関わらず、外部から受信した認証印刷ジョブを前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶させ、前記識別情報受付部により受付けられたユーザ識別情報と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶されている認証印刷ジョブに含まれるユーザ識別情報と、を照合して前記認証印刷処理を実行する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 外部から受信した印刷ジョブが認証印刷ジョブか通常印刷ジョブかを判定する判定部と、
    前記判定部により認証印刷ジョブであると判定された場合、当該認証印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記判定部により通常印刷ジョブであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、強制的に認証印刷処理を実行する制御部と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれのモードであるかを判定するモード管理部と
    ユーザ識別情報を受付ける識別情報受付部と、
    外部から受信した印刷ジョブに基づいて、媒体に画像を形成する画像形成部と、
    外部から受信した通常印刷ジョブを記憶する通常印刷ジョブ記憶部と、
    外部から受信した認証印刷ジョブを記憶する認証印刷ジョブ記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記モード管理部により前記第1のモードであると判定され、かつ、前記判定部により通常ジョブであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、強制的に認証印刷処理を実行し、
    前記モード管理部により前記第2のモードであると判定され、かつ、前記判定部により通常ジョブであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、通常印刷処理を実行し、
    前記判定部は、外部から受信した前記印刷ジョブから認証印刷ジョブ識別情報を検知すると、当該印刷ジョブが認証印刷ジョブ識別情報であると判定し、
    前記制御部は、
    前記識別情報受付部により受付けられたユーザ識別情報と、前記印刷ジョブに含まれるユーザ識別情報と、を照合し、
    照合の結果、前記各ユーザ識別情報が対応している場合、前記画像形成部に対して前記印刷ジョブに基づく媒体への画像形成を実行させ、
    照合の結果、前記各ユーザ識別情報が対応していない場合、前記画像形成部に対して前記印刷ジョブに基づく媒体への画像形成の実行を制限することにより前記認証印刷処理を実現し、
    前記制御部は、
    前記照合を行うこと無しに、前記画像形成部に対して前記外部から受信した印刷ジョブに基づく媒体への画像形成を実行させることにより前記通常印刷処理を実現し、
    前記制御部は、
    前記モード管理部により前記第1のモードであると判定された場合、外部から受信した通常印刷ジョブを前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶させ、前記識別情報受付部により受付けられたユーザ識別情報と、前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶されている通常印刷ジョブに含まれるユーザ識別情報と、を照合して前記認証印刷処理を実行し、
    前記モード管理部により前記第2のモードであると判定された場合、外部から受信した通常印刷ジョブを前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶させること無しに、前記通常印刷処理を実行し、
    前記第1のモード、第2のモードに関わらず、外部から受信した認証印刷ジョブを前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶させ、前記識別情報受付部により受付けられたユーザ識別情報と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶されている認証印刷ジョブに含まれるユーザ識別情報と、を照合して前記認証印刷処理を実行し、
    更に、
    前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶された前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶された前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、を受付けるジョブキャンセル指示受付部と、
    前記ジョブキャンセル指示受付部により受付けた指示に基づいて、前記認証印刷ジョブと前記通常印刷ジョブについてのキャンセルを実行するジョブキャンセル処理部と、
    前記ジョブキャンセル指示受付部により前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成し、前記ジョブキャンセル指示受付部により前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成しないログ生成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記印刷ジョブに含まれるジョブキャンセル時間情報と、前記印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した印刷ジョブをキャンセルする
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 外部から受信した印刷ジョブが、認証印刷指示が付与された認証印刷ジョブか、ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブかを判定すると共に、第1のモードと第2のモードとのいずれのモードであるかを判定し、
    前記印刷ジョブが認証印刷ジョブであると判定された場合、当該認証印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記印刷ジョブがジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記第1のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記印刷ジョブがジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記第2のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、通常印刷処理を実行し、
    ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブに含まれるジョブキャンセル時間情報と、前記通常印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記通常印刷ジョブをキャンセルし、
    前記認証印刷ジョブに対しては前記認証印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記認証印刷ジョブのキャンセルを行わず、
    外部から受信した通常印刷ジョブを通常印刷ジョブ記憶部に記憶し、
    外部から受信した認証印刷ジョブを認証印刷ジョブ記憶部に記憶し、
    前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶された前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶された前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、を受付け、
    受付けた指示に基づいて、前記認証印刷ジョブと前記通常印刷ジョブについてのキャンセルを実行し、
    前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成し、前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成しない
    ことを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
  9. 画像処理装置と情報処理装置とが通信可能に接続された画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    ジョブキャンセル時間の指定を受付け、ジョブキャンセル時間情報を生成し、
    ジョブキャンセル時間情報とユーザ識別情報と画像データとを含む印刷ジョブを生成し、前記印刷ジョブを前記画像処理装置に送信する情報処理制御部
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    外部から受信した印刷ジョブが、認証印刷指示が付与された認証印刷ジョブか、ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブかを判定する判定部と、
    第1のモードと第2のモードとのいずれのモードであるかを判定するモード管理部とを備え、
    前記判定部により認証印刷ジョブであると判定された場合、当該認証印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記判定部によりジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記モード管理部により前記第1のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、認証印刷処理を実行し、
    前記判定部によりジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブであると判定され、前記モード管理部により前記第2のモードであると判定された場合、当該通常印刷ジョブに対して、通常印刷処理を実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、ジョブ作成ユーザのユーザ識別情報が付与された通常印刷ジョブに含まれるジョブキャンセル時間情報と、前記通常印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記通常印刷ジョブをキャンセルし、
    前記認証印刷ジョブに対しては前記認証印刷ジョブを受信してからの経過時間とに基づいて、受信した前記認証印刷ジョブのキャンセルを行わず、
    外部から受信した通常印刷ジョブを記憶する通常印刷ジョブ記憶部と、
    外部から受信した認証印刷ジョブを記憶する認証印刷ジョブ記憶部と、
    前記通常印刷ジョブ記憶部に記憶された前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、前記認証印刷ジョブ記憶部に記憶された前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示と、を受付けるジョブキャンセル指示受付部と、
    前記ジョブキャンセル指示受付部により受付けた指示に基づいて、前記認証印刷ジョブと前記通常印刷ジョブについてのキャンセルを実行するジョブキャンセル処理部と、
    前記ジョブキャンセル指示受付部により前記通常印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成し、前記ジョブキャンセル指示受付部により前記認証印刷ジョブについてのキャンセルの指示を受付けると、当該キャンセルに関するログを生成しないログ生成部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
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