JP5754985B2 - マルチ形空気調和機 - Google Patents
マルチ形空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5754985B2 JP5754985B2 JP2011045293A JP2011045293A JP5754985B2 JP 5754985 B2 JP5754985 B2 JP 5754985B2 JP 2011045293 A JP2011045293 A JP 2011045293A JP 2011045293 A JP2011045293 A JP 2011045293A JP 5754985 B2 JP5754985 B2 JP 5754985B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- command value
- target rotation
- rotation command
- outdoor
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
ある能力を満たす圧縮機運転周波数は、圧縮機の押退け量や運転台数により機種毎に異なるため、共通指標として、本発明では、「Fk」という概念を用いている。ここでのFkは、圧縮機能力に対する指標で、例えば押退け量35.7ccの圧縮機を1rpsで回転した時の吐出量を1Fkとしたものであり、目標低圧または目標高圧と現在値との偏差から目標Fkを算出し、それを圧縮機運転周波数Hzに換算して圧縮機の回転数を制御するように構成している。本発明では、このFk値を「目標回転指令値」としているが、これに限らず「目標回転指令値」には、圧縮機能力に対する全ての指標を含むものとする。
すなわち、本発明にかかるマルチ形空気調和機は、冷媒回路に対して、室外機が複数台並列に接続されているタイプのマルチ形空気調和機において、前記複数台の室外機は、それぞれ圧縮機回転数制御手段を備え、その中の1台が親機とされ、該親機の前記圧縮機回転数制御手段は、総合目標回転指令値を算出し、その値に基づいて前記各室外機の目標回転指令値を決定、指令し、前記各室外機の前記圧縮機回転数制御手段は、前記各室外機の前記目標回転指令値に基づいて、各自でそれぞれの圧縮機の目標回転指令値を決定するように構成されていることを特徴とする。
図1には、本発明の一実施形態に係るマルチ形空気調和機の概略構成図が示され、図2には、その制御系のブロック図が示されている。
マルチ形空気調和機1は、ビル内の空調等に適用して好適な空気調和機であり、冷媒回路2に対して、それぞれ複数台の室内機3Aないし3X,3Yが互いに並列に接続されるとともに、複数台(本例の場合、3台)の室外機5A,5B,5Cがそれぞれ並列に接続された構成とされている。
各室外機5A,5B,5Cの室外コントローラ7A,7B,7Cには、図2に示されるように、それぞれ圧縮機回転数制御手段9A,9B,9Cが備えられており、それぞれの室外機5A,5B,5Cに搭載されている複数台の圧縮機6A,6Bの回転数を制御可能な構成とされている。
複数台の室内機3Aないし3X,3Yのいずれかが運転されることにより、マルチ形空気調和機1の運転が開始されると、冷房運転時には、冷媒回路2の吸入配管側の低圧圧力が目標低圧となるように、また、暖房運転時には、冷媒回路2の吐出配管側の高圧圧力が目標高圧となるように、室外機5A,5B,5Cの運転台数および各圧縮機6A,6Bの運転台数並びに各圧縮機6A,6Bの回転数が制御される。
マルチ形空気調和機1の運転が開始されると、複数台の室外機5A,5B,5Cの中の親機5Aの圧縮機回転数制御手段9Aにより、まず、ステップS1において、低圧圧力センサまたは高圧圧力センサで検出される低圧圧力または高圧圧力の現在値と、目標低圧または目標高圧との偏差から総合目標回転指令値Fkが演算される。そして、総合目標回転指令値Fkが演算されると、ステップS2に移行され、その総合目標回転指令値Fkの値に基づいて、複数台の室外機5A,5B,5Cの運転台数が決定される。
(1)室外機台数の増加
(a)「総合目標回転指令値Fk≧Fk2」を10分間連続検知した場合
つまり、図5に示されるように、室外機が1台運転中に、総合目標回転指令値Fkの値が185以上となり、「Fk≧185」を10分間連続検知の条件を満たすと、室外機の運転台数が1台から2台に増加され、2台運転中に、総合目標回転指令値Fkの値が365以上となり、「Fk≧365」を10分間連続検知の条件を満たすと、室外機の運転台数が2台から3台に増加される。
(b−1)冷房低圧制御中;LP≧目標低圧+0.2MPaを連続1分間検知
(但し、解除は、LP<目標低圧のヒステリシス)
(b−2)暖房高圧制御中;HP≧目標高圧−0.4MPaを連続1分間検知
(但し、解除は、HP>目標高圧のヒステリシス)
・「総合目標回転指令値Fk≧Fk1」を10分間連続検知した場合
つまり、図5に示されるように、室外機が2台運転中に、総合目標回転指令値Fkの値が100以下となり、「Fk≦100」を10分間連続検知の条件を満たすと、室外機の運転台数が2台から1台に減少され、3台運転中に、総合目標回転指令値Fkの値が150以下となり、「Fk≦150」を10分間連続検知の条件を満たすと、室外機の運転台数が3台から2台に減少される。
室外機目標回転指令値Fk=総合目標回転指令値Fk/室外機運転台数
つまり、室外機5A,5B,5Cの目標回転指令値Fkは、図7に示される室外機3台運転の場合の分配イメージ図のように、動作順位1位の室外機、動作順位2位の室外機および動作順位3位の室外機に対し、運転台数によって等分されたFk1,Fk2,Fk3とされる。この場合は、総合目標回転指令値Fk=室外機目標回転指令値Fk1+室外機目標回転指令値Fk2+室外機目標回転指令値Fk3、室外機目標回転指令値Fk1=室外機目標回転指令値Fk2=室外機目標回転指令値Fk3となる。
(a)「室外機目標回転指令値Fk≧Fk2」を10分間連続検知した場合
つまり、図6に示されるように、圧縮機が1台運転中に、室外機目標回転指令値Fkの値が185以上となり、「Fk≧185」を10分間連続検知の条件を満たすと、圧縮機の運転台数が1台から2台に増加される。
(b−1)冷房低圧制御中;LP≧目標低圧+0.2MPaを連続1分間検知
(但し、解除は、LP<目標低圧のヒステリシス)
(b−2)暖房高圧制御中;HP≧目標高圧−0.4MPaを連続1分間検知
(但し、解除は、HP>目標高圧のヒステリシス)
・「室外機目標回転指令値Fk≧Fk1」を10分間連続検知した場合
つまり、図6に示されるように、圧縮機が2台運転中に、室外機目標回転指令値Fkの値が100以下となり、「Fk≦100」を10分間連続検知の条件を満たすと、圧縮機の運転台数が2台から1台に減少される。
圧縮機目標回転指令値Fk=室外機目標回転指令値Fk/圧縮機運転台数
つまり、圧縮機6A,6Bの目標回転指令値Fkは、図8に示される圧縮機2台運転の場合の分配イメージ図のように、動作順位1位の圧縮機および動作順位2位の圧縮機に対して、運転台数により等分されたFk1,Fk2とされる。この場合は、圧縮機目標回転指令値Fk=圧縮機目標回転指令値Fk1+圧縮機目標回転指令値Fk2、圧縮機目標回転指令値Fk1=室外機目標回転指令値Fk2となる。
圧縮機目標回転数=圧縮機目標回転指令値Fk/換算係数
なお、換算係数は、予め設定されている換算テーブルによるものとする。
以上のようにして、各室外機5A,5B,5Cの圧縮機回転数制御手段9A,9B,9Cは、親機5Aの圧縮機回転数制御手段9Aで決定された各室外機目標回転指令値Fkに基づいて、各自でそれぞれの圧縮機6A,6Bの目標回転指令値Fkを決定し、その値に基づいて各圧縮機6A,6Bに対し、目標回転数を指令可能な構成とされている。
マルチ形空気調和機1の運転が開始されると、冷房運転時には、低圧圧力センサで検出された低圧圧力が目標低圧となるように、また、暖房運転時には、高圧圧力センサで検出された高圧圧力が目標高圧となるように、それぞれの偏差から総合目標回転指令値Fkが演算され、その総合目標回転指令値Fkの値に基づいて、複数台の室外機5A,5B,5Cの運転台数、各室外機5A,5B,5Cの圧縮機6A,6Bの運転台数および各圧縮機6A,6Bの回転数が決定され、各室外機5A,5B,5Cおよび各圧縮機6A,6Bの運転が制御される。
2 冷媒回路
3A,3X,3Y 室内機
5A,5B,5C 室外機(5A;親機、5B,5C;子機)
6A,6B 圧縮機
7A,7B,7C 室外コントローラ(制御部)
9A,9B,9C 圧縮機回転数制御手段
Claims (6)
- 冷媒回路に対して、室外機が複数台並列に接続されているタイプのマルチ形空気調和機において、
前記複数台の室外機は、それぞれ圧縮機回転数制御手段を備え、その中の1台が親機とされ、
該親機の前記圧縮機回転数制御手段は、総合目標回転指令値を算出し、その値に基づいて前記各室外機の目標回転指令値を決定、指令し、
前記各室外機の前記圧縮機回転数制御手段は、前記各室外機の前記目標回転指令値に基づいて、各自でそれぞれの圧縮機の目標回転指令値を決定するように構成されていることを特徴とするマルチ形空気調和機。 - 前記親機の前記圧縮機回転数制御手段は、前記総合目標回転指令値に応じて、前記複数台の室外機の運転台数を決定し、その運転台数に基づいて前記各室外機の前記目標回転指令値を決定、指令することを特徴とする請求項1に記載のマルチ形空気調和機。
- 前記親機の前記圧縮機回転数制御手段は、前記総合目標回転指令値が、所定値以上を所定時間継続した場合、前記室外機の運転台数を増加し、所定値以下を所定時間継続した場合、前記室外機の運転台数を減少させることを特徴とする請求項1または2に記載のマルチ形空気調和機。
- 前記各室外機の前記目標回転指令値は、前記総合目標回転指令値を前記室外機の運転台数により等分した値とされることを特徴とする請求項2または3に記載のマルチ形空気調和機。
- 前記各室外機の前記圧縮機回転数制御手段は、前記各室外機に対する前記目標回転指令値が、所定値以上を所定時間継続した場合、前記圧縮機の運転台数を増加し、所定値以下を所定時間継続した場合、前記圧縮機の運転台数を減少させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のマルチ形空気調和機。
- 前記各圧縮機の前記目標回転指令値は、前記各室外機に対する前記目標回転指令値を前記圧縮機の運転台数により等分した値とされることを特徴とする請求項5に記載のマルチ形空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011045293A JP5754985B2 (ja) | 2011-03-02 | 2011-03-02 | マルチ形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011045293A JP5754985B2 (ja) | 2011-03-02 | 2011-03-02 | マルチ形空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012180996A JP2012180996A (ja) | 2012-09-20 |
JP5754985B2 true JP5754985B2 (ja) | 2015-07-29 |
Family
ID=47012338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011045293A Active JP5754985B2 (ja) | 2011-03-02 | 2011-03-02 | マルチ形空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5754985B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6249932B2 (ja) | 2014-12-04 | 2017-12-20 | 三菱電機株式会社 | 空調システム |
JP6410332B1 (ja) * | 2017-08-09 | 2018-10-24 | オークラ輸送機株式会社 | 制御装置、コントローラ及びコンベヤ |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0674531A (ja) * | 1992-04-10 | 1994-03-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
JP3410774B2 (ja) * | 1993-07-23 | 2003-05-26 | 株式会社荏原製作所 | 冷温水システムの運転制御方法 |
JPH09287845A (ja) * | 1996-04-18 | 1997-11-04 | Matsushita Refrig Co Ltd | 空気調和機 |
JP4141080B2 (ja) * | 2000-03-23 | 2008-08-27 | 三洋電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP2003121020A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
JP2006125739A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2007107859A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスヒートポンプ式空気調和装置 |
JP2007240131A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-20 | Es Systems Kk | 熱源機廻りの最適化制御 |
JP2007292406A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Aisin Seiki Co Ltd | 空気調和装置 |
JP5484867B2 (ja) * | 2009-11-17 | 2014-05-07 | アズビル株式会社 | 圧縮空気供給システムおよび方法 |
-
2011
- 2011-03-02 JP JP2011045293A patent/JP5754985B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012180996A (ja) | 2012-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6327558B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5558400B2 (ja) | 熱源システム及び熱源システムの台数制御方法 | |
JP5570739B2 (ja) | マルチ型空気調和装置およびその室外機、その制御方法 | |
JP2004020177A (ja) | 空気調和装置及びその制御方法 | |
CN102869926B (zh) | 外气处理空调机及使用其的多级空调系统 | |
JP2010270971A (ja) | マルチ空気調和機 | |
JP5754987B2 (ja) | マルチ形空気調和機 | |
JP6172702B2 (ja) | マルチ形空気調和システム | |
JP2013221623A (ja) | 空気調和装置 | |
WO2016098626A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5872110B1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5754985B2 (ja) | マルチ形空気調和機 | |
JP2006170528A (ja) | 空気調和装置 | |
JP5779527B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009121787A (ja) | 空気調和機 | |
JP6546870B2 (ja) | 空気調和システム及びその制御方法 | |
JP2016138711A (ja) | 空気調和機 | |
JP2002181370A (ja) | 空気調和機 | |
JP3291362B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP4468008B2 (ja) | コンプレッサの運転制御方式及びこれを有する空気調和装置 | |
JP2011257097A (ja) | 多室型空気調和装置 | |
JP2011202884A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2012207866A (ja) | 空気調和機 | |
JP6189578B2 (ja) | 空調機の運転制御方法 | |
JP6010294B2 (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150526 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5754985 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |