JP2006125739A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 能力可変型圧縮機の運転中に能力一定型圧縮機を起動する場合でも、冷凍能力の落ち込みを回避することができる冷凍装置を提供する。
【解決手段】 能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機とを含む複数の高圧容器の圧縮機を並列接続した冷凍装置において、能力可変型圧縮機20Aの高圧部と能力一定型圧縮機20B1の低圧部とをオイル戻し管で各々接続すると共に、各圧縮機20A、20B1の吐出管に逆止弁を各々設け、能力可変型圧縮機20Aの運転中に能力一定型圧縮機20B1を起動する場合、運転中の能力可変型圧縮機20Aの運転能力が能力一定型圧縮機20B1の能力と略一致するときに(時刻t2)、能力可変型圧縮機20Aを停止すると共に、能力一定型圧縮機20B1を起動し、オイル戻し管による高圧と低圧の均圧を待って(時刻t3)、能力可変型圧縮機20Aを起動するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機とを含む複数の高圧容器の圧縮機を並列接続した冷凍装置に関する。
従来より、能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機とを含む複数の高圧容器の圧縮機を並列接続し、能力可変型圧縮機の運転周波数を可変制御すると共に、能力一定型圧縮機を選択的に運転することによって圧縮機の合計出力を可変する冷凍装置が知られている。
この種の冷凍装置においては、能力可変型圧縮機の運転状態から能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機との同時運転状態に移行する場合、能力可変型圧縮機の運転周波数を最低周波数まで低下させた後、能力一定型圧縮機を起動し、能力可変型圧縮機の運転周波数を最低周波数から徐々に上げる制御を行っている(例えば、特許文献1)。
特許第3229648号公報
しかし、従来の構成では、能力可変型圧縮機の運転周波数を最低周波数まで低下させた後に能力一定型圧縮機を起動するため、能力可変型圧縮機の運転周波数を低下させてから能力一定型圧縮機を起動するまでの間、冷凍能力の落ち込みが生じ、要求能力に対して冷凍能力の不足が生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、能力可変型圧縮機の運転中に能力一定型圧縮機を起動する場合でも、冷凍能力の落ち込みを回避することができる冷凍装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機とを含む複数の高圧容器の圧縮機を並列接続した冷凍装置において、一方の圧縮機の高圧部と当該圧縮機の低圧部若しくは他方の圧縮機の低圧部とをオイル戻し管で接続すると共に、各圧縮機の吐出管に逆止弁を各々設け、前記一方の圧縮機の運転中に前記他方の圧縮機を起動する場合、前記一方の圧縮機を停止すると共に、前記他方の圧縮機を起動し、前記オイル戻し管による高圧と低圧の均圧を待って、前記一方の圧縮機を起動する制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、前記制御手段は、前記一方の圧縮機を停止した後、予め定めた待機時間が経過した後に前記一方の圧縮機を起動することを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、前記一方の圧縮機は能力可変型圧縮機であり、前記他方の圧縮機は前記能力可変型圧縮機の最大出力より小さい出力の能力一定型圧縮機であり、前記制御手段は、運転中の前記前記能力可変型圧縮機の出力を増大し、この出力が、前記能力一定型圧縮機の出力と略一致する出力となった際に、前記前記能力可変型圧縮機を停止すると共に、前記能力一定型圧縮機を起動し、前記オイル戻し管による高圧と低圧の均圧を待って、前記能力可変型圧縮機を起動することを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、前記バイパス管は、キャピラリーチューブを備えることを特徴とする。
本発明は、一方の圧縮機の高圧部と当該圧縮機の低圧部若しくは他方の圧縮機の低圧部とをオイル戻し管で接続すると共に、各圧縮機の吐出管に逆止弁を各々設け、一方の圧縮機の運転中に他方の圧縮機を起動する場合、一方の圧縮機を停止すると共に、他方の圧縮機を起動し、オイル戻し管による高圧と低圧の均圧を待って、一方の圧縮機を起動するので、能力可変型圧縮機の運転中に能力一定型圧縮機を起動する場合でも、冷凍能力の落ち込みを回避することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1において、1は空気調和装置を示す。この空気調和装置1は、複数台(例えば2台)の室外ユニット2A、2Bと、複数台(例えば2台)の室内ユニット3A、3Bとを備えている。この空気調和装置1では、室外ユニット2A、2Bと室内ユニット3A、3Bとを接続する冷媒配管5が、低圧ガス管6と、高圧ガス管7と、液管8とから構成され、室内ユニット3A、3Bを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転(ドライ運転を含む)と暖房運転とを混在して実施可能としている。
室内ユニット3Aは、室内熱交換器(利用側熱交換器)10と膨張弁11とを備えて構成され、この室内熱交換器10の一端は、膨張弁11を介して液管8に配管接続される。また、室内熱交換器10の他端には、分岐管12が接続され、この分岐管12は、高圧ガス分岐管12Aと低圧ガス分岐管12Bとに分岐し、一方の高圧ガス分岐管12Aは第1開閉弁(例えば、電磁弁)13を介して高圧ガス管7に接続され、他方の低圧ガス分岐管12Bは第2開閉弁(例えば、電磁弁)14を介して低圧ガス管6に接続される。また、室内ユニット3Aには、室外熱交換器21の出入口温度や室温を検出する温度センサ等が配置される他、これらセンサの検出結果を入力してこの室内ユニット3Aの制御を行う室内制御装置(図示せず)が配置されている。
室内ユニット3Bは、室内ユニット3Aと略同一の構成であるため、同一の部分に同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する
図2は、室外ユニット2Aの構成を拡大して示す回路図である。なお、室外ユニット2Bは略同様の構成であり、その説明を省略する。
室外ユニット2Aは、能力可変型の圧縮機(DCインバータ圧縮機)20Aと、能力一定型の圧縮機(AC圧縮機)20B1、20B2と、オイルセパレータ25と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)21と、膨張弁26と、レシーバタンク23等から概略構成されている。以下、各圧縮機20A、20B1、20B2を特に区別する必要がない場合は、圧縮機20と表記する。
各圧縮機20A、20B1、20B2は、圧縮動作時に内部が高圧となる高圧容器の圧縮機であり、一の圧縮機20の高圧部(高圧容器内)と他の圧縮機20の低圧部(吸込管内)とがオイル戻し管61で連結され、このオイル戻し管61にはキャピラリーチューブ(絞り)62が設けられている。
より具体的には、圧縮機20A、20B1、20B2は、図3に示すように、内部に溜まったオイル(潤滑油)がこれ以上下がるとオイル不足となるオイル基準面OMに相当する高さに、オイル取出口60が各々設けられ、圧縮機20B1のオイル取出口60は、オイル戻し管61を介して圧縮機20Aの吸込管30Aと接続され、圧縮機20Aのオイル取出口60は、オイル戻し管61を介して圧縮機20B2の吸込管30B2と接続され、さらに、圧縮機20B2のオイル取出口60は、オイル戻し管61を介して圧縮機20B1の吸込管30B1と接続される。
すなわち、一の圧縮機20の高圧部(高圧容器内)と他の圧縮機20の低圧部(吸込管内)とがオイル戻し管61で連結され、これにより、一の圧縮機20内のオイル量がオイル基準面OM以上となった場合、オイル基準面OM以上の余剰オイルが、オイル戻し管61を介して他の圧縮機20内に供給され、この結果、各圧縮機20A、20B1、20B2内のオイル量が略均等に調整される。
また、一の圧縮機20内のオイル量がオイル基準面OM以下であって、一の圧縮機20の高圧部と他の圧縮機20の低圧部とに所定の圧力差が存在している場合、一の圧縮機20内の高圧ガス冷媒がオイル管61を介して他の圧縮機20内に流れ、一の圧縮機20における高圧部と低圧部の均圧が促されるようになっている。この場合、オイル管61には、図3に示すように、キャピラリーチューブ(絞り)62が設けられているため、高圧ガス冷媒は、キャピラリーチューブ62にて等エンタルピ変化により減圧・膨張化して他の圧縮機20Aに流入する。
各圧縮機20A、20B1、20B2は、並列接続され、各圧縮機20A、20B1、20B2の吸込口に共通接続された吸込管30が、アキュムレータ24を介して低圧ガス管6に接続される。また、各圧縮機20A、20B1、20B2の吐出側には逆止弁70A、70B1、70B2が各々設けられ、各逆止弁70A、70B1、70B2の下流で合流する吐出管31は、オイルセパレータ25を経て延出し、2つに分岐し、一方の冷媒吐出分岐管31Aが高圧ガス管7に接続され、他方の冷媒吐出分岐管31Bが室外熱交換器21に接続されている。
ここで、上記冷媒吐出分岐管31Bには、切換弁40が設けられ、この切換弁40が開くと、圧縮機20の吐出冷媒が、室外熱交換器21に供給される。
上記切換弁40と室外熱交換器21の間には、一つのポートAが塞がれた、四方弁41が設けられ、この四方弁41は、室外熱交換器21の一端と、切換弁40につながる管路31Bとを連通し、或いは、室外熱交換器21の一端と、圧縮機20の吸込管30につながる管路32とを連通する。
室外熱交換器21の他端は、室外熱交換器21に供給する冷媒流量を調整するための膨張弁26、レシーバタンク23、及び補助冷却回路28を介して液管8と配管接続されている。補助冷却回路28は、レシーバタンク23と液管8とを接続する冷媒配管33を流れる液冷媒を補助冷却するものであり、より具体的には、レシーバタンク23と液管8との間の液冷媒が通る配管33の一部と、この配管33から分岐して膨張弁29を通過した冷媒が通る分岐管34の一部とを2重管で構成した、2重管式熱交換器である。膨張弁29を通過した冷媒が通る分岐管34は、補助冷却回路28に接続された冷媒配管35を介して圧縮機20の吸込管30とつながり、この分岐管34、35を通過した冷媒は圧縮機20の吸込口に戻される。
また、オイルセパレータ25には、オイルセパレータ25に溜められたオイル量が所定量以上の場合に、余剰のオイルを圧縮機20の吸込管30に戻す冷媒戻し管45と、当該オイルセパレータ25と他の室外ユニット2Bのオイルセパレータ25とを接続するためのオイルバランス管46とが接続される。このオイルバランス管46は、開閉弁46Aを備え、図1に示すように、オイル管47を介して他の室外ユニット2Bのオイルセパレータ25と接続されると共に、このオイルバランス管46から分岐する分岐管45Aを介して冷媒戻し管45に接続される。この分岐管45Aには、開閉弁45Bが設けられる。このため、開閉弁46Aが開き、開閉弁45Bが閉じると、オイルセパレータ25に貯留されたオイルが他の室外ユニット2Bに供給され、開閉弁46Aが閉じ、開閉弁45Bが開くと、他の室外ユニット2Bから供給されたオイルが分岐管45Aを介して冷媒戻し管45に供給され、これによって、室外ユニット2A、2B間をオイルが行き来可能に構成されている。
100は、室外制御装置である。
この空気調和装置1は、図示を省略したリモートコントローラを備え、室外ユニット2A、2Bのいずれかの室外制御装置100が、リモートコントローラを介して入力したユーザ指示等に応じて、他の室外制御装置100や室内制御装置と通信し、この空気調和装置1全体の運転制御を行う。
全ての室内ユニット3A、3Bを同時に冷房運転する場合、各室外ユニット2A、2Bでは、切換弁40が開くと共に四方弁41が切換制御され、また、各室内ユニット3A、3Bでは第1開閉弁13が閉じ、第2開閉弁14が開く。この場合、図1に実線矢印で示すように、圧縮機20の吐出冷媒が、オイルセパレータ25を介して室外熱交換器21に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となり、レシーバタンク23及び補助冷却回路28を経て液管8に供給される。
そして、室内ユニット3A、3Bにおいては、液管8を介して液冷媒が膨張弁11を介して室内熱交換器10に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となり、第2開閉弁14を介して低圧ガス管6に供給される。
この低圧ガス管6に供給されたガス冷媒は、室外ユニット2A、2Bの吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、全ての室内ユニット3A、3Bで同時に冷房運転が可能になる。
一方、全ての室内ユニット3A、3Bを同時に暖房運転する場合、各室外ユニット2A、2Bでは、切換弁40が閉じると共に四方弁41が切換制御され、各室内ユニット3A、3Bでは第1開閉弁13が開き、第2開閉弁14が閉じる。この場合、図1に破線矢印で示すように、圧縮機20が吐出した高温高圧のガス冷媒が、オイルセパレータ25を介して高圧ガス管7に供給される。そして、室内ユニット3A、3Bにおいては、高圧ガス管7を介してガス冷媒が室内熱交換器10に供給され、ここで、放熱・凝縮して液冷媒となった後、膨張弁11を介して液管8に供給される。この液管8に供給された液冷媒は、室外ユニット2A、2Bの冷媒配管33及びレシーバタンク23を介して室外熱交換器21に供給され、ここで、吸熱・蒸発し、ここで低温低圧のガス冷媒となり、吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、全ての室内ユニット3A、3Bで同時に暖房運転が可能になる。
また、暖房運転と冷房運転の混在運転を行う場合、例えば、室内ユニット3Aを暖房運転し、室内ユニット3Bを冷房運転する場合、室外ユニット2A、2Bが例えば上記同時暖房運転の場合と同様に制御される一方、室内ユニット3Aにおいては、第1開閉弁13が閉じ、第2開閉弁14が開き、室内ユニット3Bにおいては、第1開閉弁13が開き、第2開閉弁15が閉じる。この場合、各室外ユニット2A、2Bから高温高圧のガス冷媒が高圧ガス管7に供給され、室内ユニット3Aにおいては、高圧ガス管7を介してガス冷媒が室内熱交換器10に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となった後、膨張弁11を介して液管8に供給される。この液管8に供給された液冷媒の一部は室外ユニット2A、2Bへ戻り、室外熱交換器21で吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。なお、室外ユニット2A、2Bの運転については、室内ユニット3A、3Bからの要求能力に応じて適宜、冷房運転と同様の運転を行う。
一方、液管8に供給された液冷媒の残りは、室内ユニット3Bの室内熱交換器10に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となった後、第2開閉弁14を介して低圧ガス管6に供給される。
そして、低圧ガス管6に供給された冷媒は、室外熱交換器21を経た上記ガス冷媒と共に、吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、室内ユニット3A、3B毎に暖房運転と冷房運転とが可能になる。
上記冷房運転及び暖房運転の際、室外制御装置100は、室内ユニット3A、3Bが配置された室内の温度と室内の設定温度の差から必要な空調能力(以下、要求馬力という)を求め、室外ユニット2A、2Bの合計出力Pが要求馬力と略一致するように、室外ユニット2A、2Bの圧縮機20を運転制御する。
以下、圧縮機20Aが最大出力b(例えば5馬力)の能力可変型圧縮機、圧縮機20B1が出力b(例えば5馬力)の能力一定型圧縮機、圧縮機20B2が出力d(d=2b、例えば10馬力)の能力一定型圧縮機の場合の制御動作を説明する。
図4に示すように、室外制御装置100は、室外ユニット2Aに対する要求能力が値a〜b未満(1〜5馬力未満)の範囲(時刻t1〜t2)の場合、能力可変型の圧縮機20Aを運転し、その運転周波数を可変範囲(20Hz〜90Hz)内で制御することにより、要求能力と一致する合計出力Pに制御する。この図においては、室外ユニット2Aに対する要求出力が値a(1馬力)から徐々に値d(10馬力)に増加した場合の制御動作を示している。
この場合、室外制御装置100は、圧縮機20Aが出力bを達成する運転周波数(90Hz)に達すると(時刻t2)、圧縮機20Aの運転を停止すると共に、この運転停止直後に圧縮機20B1(出力b)を起動することによって、合計出力Pが出力b以上に維持され、さらに、圧縮機20Aの吐出側(高圧側)と吸込側(低圧側)とが均圧した後(時刻t3)、圧縮機20Aを再び起動し、この圧縮機20Aの制御により合計出力Pを値b〜d(5〜10馬力)の範囲で制御する。
ここで、本実施形態では、一の圧縮機20の高圧部と他の圧縮機20の低圧部とがオイル戻し管61で連結され、かつ、各圧縮機20A、20B1、20B2の吐出側に逆止弁70A、70B1、70B2が各々設けられているため、運転中のいずれかの圧縮機20が停止すると、内部の高圧ガス冷媒がオイル戻し管61を介して停止中の他の圧縮機20の低圧部に引っ張られ、しかも、吐出された高圧ガス冷媒が圧縮機20内に逆流せず、停止した圧縮機20の高圧と低圧を短時間で均圧させることができる。
このため、本実施形態では、圧縮機20Aの運転を停止してから圧縮機20Aの高圧と低圧が均圧するまでの待機時間TS(t3−t2)を、上記オイル戻し管61及び逆止弁70A、70B1、70B2を備えないものに比して短時間(例えば1分程度)にすることができ、圧縮機20Aを短時間で再起動することができる。従って、合計出力Pを値b以下(5馬力以下)から短時間で値b以上(5馬力以上)に可変制御することが可能になる。
図示は省略したが、室外制御装置100は、要求能力が値d(10馬力)の場合、圧縮機20A、20B1の運転を停止すると共に圧縮機20B2(出力d)を起動し、要求能力が値d〜e未満(10〜15馬力未満)の場合、圧縮機20B2を運転しっ放しにして、残りの要求能力(1〜5馬力未満)を圧縮機20Aの運転により制御する。
また、室外制御装置100は、要求能力が値e(15馬力)の場合、圧縮機20Aの運転を停止すると略同時に圧縮機20B1(出力b(5馬力))を起動して圧縮機20B1、B2を運転し、要求能力が値e〜f未満(15〜20馬力未満)の場合、圧縮機20B1、B2を運転しっ放しにして、残りの要求能力(1〜5馬力未満)を圧縮機20Aの運転により制御し、要求能力が値f(20馬力)の場合、全圧縮機20A、20B1、B2を運転する。以上が室外ユニット2Aの圧縮機20の制御動作である。
室外ユニット3Aの圧縮機20の制御動作は、室外ユニット2Aの制御動作と同様であるため、説明は省略する。
図5は、制御動作の比較例を示す図である。この制御動作では、能力可変型の圧縮機20α(最大出力b(5馬力))が常に最低能力以上で運転され、この圧縮機20αの運転中に他の能力一定型の圧縮機20β(出力b(5馬力))を起動させる場合、圧縮機20αの運転周波数を最低周波数(20Hz)まで低下させた後、圧縮機20βを起動する。
この場合、図5に示すように、圧縮機20αの運転周波数を90Hzから20Hzまで低下させてから圧縮機20βを起動するまでの間(時刻tA〜tBの期間TS1)、合計出力P1が値b以下(5馬力以下)となってしまい、合計出力P1の落ち込みが生じてしまう。
例えば、圧縮機20αの運転周波数を90Hzから20Hzまで低下させた場合、一般的な1.0Hz/1.0sec程度の勾配で運転周波数を低減すると、20Hzになるまでに約70秒の時間を要し、この間、冷凍能力の落ち込みが生じる。そして、冷凍能力の落ち込みが生じると、その間、室内ユニット3A、3Bが配置された室内の空調を十分に行うことができなくなる。
これに対し、本実施形態では、図4に示したように、圧縮機20Aの運転中に圧縮機20B1を起動させる場合でも、合計出力Pの落ち込みが生じないため、室内空調を十分に行うことができる。
しかも、本実施形態では、一の圧縮機20の高圧部と他の圧縮機20の低圧部とがオイル戻し管61で連結され、かつ、各圧縮機20の吐出側に逆止弁70A、70B1、70B2が各々設けられるため、圧縮機20の運転を停止した場合、停止した圧縮機20の高圧ガス冷媒がオイル戻し管61を介して他の圧縮機20の低圧部に引っ張られ、停止した圧縮機20の高圧と低圧とを短時間で均圧させることができる。従って、運転を停止した圧縮機20を短時間で再起動することができ、合計出力Pを迅速に可変制御することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、変更実施が可能である。例えば、上記実施形態では、一の圧縮機20の高圧部と他の圧縮機20の低圧部とをオイル戻し管61で接続する場合について述べたが、同一の圧縮機20の高圧部と低圧部とをオイル戻し管61で各々接続するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、能力可変型の圧縮機20Aと能力一定型の圧縮機20B1とが同出力タイプの場合について例示したが、圧縮機20Aの出力が圧縮機20B1の出力以上であってもよい。例えば、圧縮機20Aの出力が値X(例えば5馬力)で、圧縮機20Bの出力が値Y(例えば4馬力)とすると、要求能力が徐々に増大して圧縮機20Aを運転中に圧縮機20Bを起動するときには、運転中の圧縮機20Aの出力を徐々に増大し、この出力が、圧縮機20Bの出力Y(4馬力)と一致した際に、圧縮機20Aの運転を停止すると共に圧縮機20B1を起動し、オイル戻し管61による高圧と低圧の均圧を待って、圧縮機20Aを起動すればよい。このようにすれば、圧縮機20Aの出力と圧縮機20B1の出力が異なっていても、合計出力Pが落ち込むことなく、合計出力を円滑かつ迅速に可変制御することができる。
また、上記実施形態では、能力可変型圧縮機20Aの運転中に能力一定型圧縮機20B1を起動させる場合に本発明を適用したが、能力一定型圧縮機の運転中に能力可変型圧縮機を起動させる場合にも適用してもよい。この場合、運転中の能力一定型圧縮機を停止すると共に、能力可変型圧縮機を最低能力で起動し、運転を停止した能力一定型圧縮機の高圧と低圧の均圧を待って、能力一定型圧縮機を起動すればよい。
また、上記実施形態では、空気調和装置に本発明を適用する場合を例示したが、空気調和装置に限らず、能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機とを含む複数の高圧容器の圧縮機を並列接続した冷凍装置に広く適用することができる。
本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。 室外ユニットの構成を示す回路図である。 圧縮機をその周辺構成と共に示す図である。 圧縮機の制御動作の説明に供する図である。 圧縮機の制御動作の比較例の説明に供する図である。
符号の説明
1 空気調和装置(冷凍装置)
2A、2B 室外ユニット
3A、3B 室内ユニット
5 冷媒配管
6 高圧ガス管
7 低圧ガス管
8 液管
10 室内熱交換器
11、26 膨張弁
20、20A、20B1、20B2、20α、20β 圧縮機
21 室外熱交換器
23 レシーバタンク
24 アキュムレータ
25 オイルセパレータ
28 補助冷却回路
30、30A、30B1、30B2 吸込管
60 オイル取出口
61 オイル戻し管
62 キャピラリーチューブ(絞り)
70A、70B1、70B2 逆止弁
100 室外制御装置(制御手段)

Claims (4)

  1. 能力可変型圧縮機と能力一定型圧縮機とを含む複数の高圧容器の圧縮機を並列接続した冷凍装置において、
    一方の圧縮機の高圧部と当該圧縮機の低圧部若しくは他方の圧縮機の低圧部とをオイル戻し管で接続すると共に、各圧縮機の吐出管に逆止弁を各々設け、
    前記一方の圧縮機の運転中に前記他方の圧縮機を起動する場合、前記一方の圧縮機を停止すると共に、前記他方の圧縮機を起動し、前記オイル戻し管による高圧と低圧の均圧を待って、前記一方の圧縮機を起動する制御手段を備えることを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記制御手段は、前記一方の圧縮機を停止した後、予め定めた待機時間が経過した後に前記一方の圧縮機を起動することを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記一方の圧縮機は能力可変型圧縮機であり、前記他方の圧縮機は前記能力可変型圧縮機の最大出力より小さい出力の能力一定型圧縮機であり、
    前記制御手段は、運転中の前記前記能力可変型圧縮機の出力を増大し、この出力が、前記能力一定型圧縮機の出力と略一致する出力となった際に、前記前記能力可変型圧縮機を停止すると共に、前記能力一定型圧縮機を起動し、前記オイル戻し管による高圧と低圧の均圧を待って、前記能力可変型圧縮機を起動することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍装置。
  4. 前記バイパス管は、キャピラリーチューブを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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