JP3410774B2 - 冷温水システムの運転制御方法 - Google Patents

冷温水システムの運転制御方法

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JP3410774B2 JP20210193A JP20210193A JP3410774B2 JP 3410774 B2 JP3410774 B2 JP 3410774B2 JP 20210193 A JP20210193 A JP 20210193A JP 20210193 A JP20210193 A JP 20210193A JP 3410774 B2 JP3410774 B2 JP 3410774B2
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祥治 田中
修行 井上
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/21Temperatures
    • F25B2700/2117Temperatures of an evaporator
    • F25B2700/21171Temperatures of an evaporator of the fluid cooled by the evaporator
    • F25B2700/21173Temperatures of an evaporator of the fluid cooled by the evaporator at the outlet

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  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷温水システムの運転
制御方法に係り、特に一般のビルなどに使用する空調設
備の冷温水システムの熱源機の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、冷温水機などの熱源機を使用した
空調設備では、負荷計測して運転する熱源機の台数をき
めていた。図5に従来の台数制御システム例の概略構成
図を示す。図5において、1は熱源機、2は熱源機制御
装置、3は温度センサー、4は冷温水配管、5は冷温水
ポンプ、6はチェッキ弁、7は台数制御盤、9は冷温水
ヘッダー、10は流量計、11は信号線であり、熱源機
が複数台あり、負荷計測により台数制御を行うという従
来のシステム例であるが、冷温水負荷を測定するための
冷温水ヘッダー9に設けた温度センサーと、冷温水流量
計10をそれぞれ備えている。従って、その分コスト高
となり、システムも複雑化していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためなされたものであって、台数制御盤が
熱源機と通信で接続した熱源機の運転状態を的確に把握
することにより、安価な冷温水システムの運転制御方法
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、複数台の熱源機と、該各熱源機の冷温
水温度を検出する温度センサーとを設け、該各温度セン
サーからの信号に基づいて前記各熱源機の容量制御をす
と共に、これらの熱源機と通信線で接続した台数制
御盤を設けて台数制御する冷温水システムにおいて、前
温度センサーの温度データを前記台数制御盤にも送
り、該送られた各温度センサーからの温度データが所定
の値より、冷房時には高く、暖房時には低い状態が所定
の時間以上続いた場合は運転する熱源機台数を増し、
逆に冷房時には低く暖房時には高い状態が所定の時間以
上続いた場合は運転している熱源機台数を減じるよう
に、前記台数制御盤に送られた各温度データのみに基づ
いて台数制御運転することを特徴とする冷温水システム
の運転制御方法としたものである。
【0005】上記方法において、台数制御に用いる
度センサーからの温度データは、運転中の熱源機の平
均温度であり、該各熱源機の平均温の算出に当って
は、熱源機の定格容量を基に重みづけを行うのがよ
く、また、前記平均温度算出に当っては、運転開始後の
所定の時間の熱源機は、該熱源機の温度データを用い
いのがよい。
【0006】
【作用】本発明によれば、それぞれの熱源機の冷温水配
管の出口又は入口に温度センサーを設け、該冷温水温度
を計測することにより、個々の熱源機の容量制御と熱源
機の台数制御を同時に行うことができ、他の温度センサ
ーとか流量計等の施設が不要である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1に本発明の冷温水システムの概略構成図を示す。図
1において、1は熱源機、2は熱源機制御装置、3は温
度センサー、4は冷温水配管、5は冷温水ポンプ、6は
チェッキ弁、7は台数制御盤、8は通信線である。ま
ず、本発明の冷温水システムにおける熱源機の容量制御
について説明する。
【0008】図2に本発明で使用する熱源機の概略拡大
図を示す。図2において、それぞれ符号は図1と同じで
あり、3の温度センサーにより冷温水出口温度が計測さ
れ、その計測値は2の制御装置に入力され、熱源機1は
この温度に基づき運転制御を行う。熱源機が直火式吸収
式冷温水機の場合を例にとり、この熱源機1の運転制御
方法を図3に示す。
【0009】熱源機は運転指令を受けると、冷温水ポン
プなどを運転開始すると共に、容量制御に入る。容量制
御は、図3のようにHi−Lo−Off制御され、この
切替は冷温水出口温度により行う。ここでは、冷房時の
制御例を示していて、冷水温度が9℃以上では高燃焼
(Hi)状態を維持し、7℃以下になると低燃焼(L
o)になる。さらに、5℃以下になると、燃焼は停止
(Off)する。また、この後、冷温水温度が再び7℃
以上になると低燃焼状態(Lo)となり、9℃以上にな
ると高燃焼(Hi)となる。
【0010】ここで、燃焼停止(Off)とは、燃焼の
みが停止した状態のことであり、熱源機自体は運転され
ている。また、通常、低燃焼(Lo)は50%能力とす
るのがよい。Hi−Lo−Off制御の設定温度は、使
用条件などにより設定変更可能である。一方、熱源機が
停止指令を受けると、燃焼を停止状態にすると共に、残
留運転(希釈運転などの停止動作)を行った後、冷温水
ポンプなどを停止する。
【0011】次に、図1と図4を用いて、本発明による
台数制御システム例を説明すると、熱源機制御盤2と台
数制御盤7とは通信線8で結ばれており、台数制御盤7
は少なくとも各熱源機1の運転状態(運転中−停止中又
はHi−Lo−Off)や冷温水出口温度等の情報を取
り込んでいる。台数制御は、運転している熱源機1の冷
温水出口温度3により行われ、熱源機が複数台運転され
ている場合は、運転台数で平均した温度を用いる。そし
て、システム運転中は、燃焼停止中であっても、最低1
台は必ず運転する。
【0012】冷房時の台数制御方法の例を図4に示す
が、暖房時も同様にできる。計測される冷温水温度が、
9度以上となり、その状態が設定時間以上続いた場合、
台数制御盤から運転可能な熱源機の1台に運転指令が出
される。このとき、例えば、熱源機の運転時間を均一化
するようなローテーションを考慮すと、運転時間の最も
少ないものに運転指令が出され、指令を受けた該熱源機
が運転を開始する。ここで、「9度」は熱源機を増加さ
せる温度であるが、この温度は各熱源機の制御盤の低燃
焼(Lo)から高燃焼(Hi)へ移る設定値を目安とし
て決める。
【0013】Hi−Lo−Off制御する熱源機におい
ては、50%より大きく100%未満の負荷の場合は低
燃焼と高燃焼を繰り返す。9度以上の場合、どの熱源機
も高燃焼運転になっている。負荷が現在運転している熱
源機で足りる場合は、ある時間経過後、9度以下になる
はずである。ある時間とは、低燃焼から高燃焼に移っ
て、能力を発揮して温度がさがる時間である。しかし、
負荷が大きく、熱源機を増加運転する必要がある場合
は、冷温水出口温度は一定時間以上経過しても温度は下
がらないのである。通常は10分位である。
【0014】一方、計測される冷温水温度が、7度以下
となり、その状態が設定時間以上続いた場合、台数制御
盤から運転中の熱源機の1台に停止指令が出される。こ
のとき、例えば、熱源機の運転時間を均一化するような
ローテーションを考慮すると、運転時間の最も多いもの
に停止指令が出され、指令を受けた該熱源機が停止す
る。ここで、「7度」は熱源機を増加させる温度である
が、この温度は各熱源機の制御盤の高燃焼(Hi)から
低燃焼(Lo)への設定値を目安として決める。
【0015】Hi−Lo−Off制御する熱源機におい
ては、50%未満の負荷の場合は低燃焼と燃焼停止を繰
り返す。7度以下の場合、どの熱源機も低燃焼運転にな
っている。負荷が現在運転している熱源機を1台停止し
ても良い場合は、一定時間以上、7度以下となる。従っ
て、7度以下が一定時間続いた場合は、1台停止すれば
良い。停止の場合も一定時間は10分位で良い。このよ
うに、Hi−Lo−Off制御の熱源機の台数制御にお
いては、温度と時間のファクターにより負荷を推定する
ことが可能である。
【0016】また、吸収冷温水機は、運転を開始してか
ら冷凍能力を発揮するまでには、少し時間を要する。従
って、前記の平均温度を算出する場合は、この状態を避
けた方がより実際に即したものとなり、通常、この時間
は10分位である。更に、熱源機が複数台ある場合は、
同容量の機械が多くのケースを占めるが、異容量の機械
が設置される場合もある。容量の異なる熱源機の場合
は、供給する熱容量も異なるため、温度の単純平均より
も熱量比のほうがよい。熱量比とするために、熱源機の
平均温度は、重みづけを行って算出するのがよい。本実
施例においては、特に、冷温水出口温度で記したが、冷
温水入口側の制御でも可能であり、Hi−Lo−Off
制御でなく、無段階制御においても可能である。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
従来より簡単で安価なシステムで、熱源機の台数制御を
的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる冷温水システムの概略構成図。
【図2】本発明に用いる熱源機の概略拡大図。
【図3】熱源機の容量制御方法を示す説明図。
【図4】熱源機の台数制御方法を示す説明図。
【図5】従来の冷温水システムの制御方式を示す概略構
成図。
【符号の説明】
1:熱源機、2:熱源機制御装置、3:温度センサー、
4:冷温水配管、5:冷温水ポンプ、6:チェッキ弁、
7:台数制御盤、8:通信線、9:冷温水ヘッダー、1
0:流量計、11:信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 恭一 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会 社荏原製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−140236(JP,A) 特開 平4−124539(JP,A) 特開 昭59−215532(JP,A) 実開 昭55−159985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00,11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の熱源機と、該各熱源機の冷温水
    温度を検出する温度センサーとを設け、該各温度センサ
    からの信号に基づいて前記各熱源機の容量制御をする
    と共に、これらの熱源機と通信線で接続した台数制御
    盤を設けて台数制御する冷温水システムにおいて、前記
    温度センサーの温度データを前記台数制御盤にも送
    り、該送られた各温度センサーからの温度データが所定
    の値より、冷房時には高く、暖房時には低い状態が所定
    の時間以上続いた場合は運転する熱源機台数を増し、
    逆に冷房時には低く暖房時には高い状態が所定の時間以
    上続いた場合は運転している熱源機台数を減じるよう
    に、前記台数制御盤に送られた各温度データのみに基づ
    いて台数制御運転することを特徴とする冷温水システム
    の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 前記台数制御に用いる温度センサーか
    らの温度データは、運転中の熱源機の平均温度である
    ことを特徴とする請求項1記載の冷温水システムの運転
    制御方法。
  3. 【請求項3】 前記熱源機の平均温度は、運転開始後
    の所定の時間の熱源機の温度データを用いないで算出
    ことを特徴とする請求項2記載の冷温水システムの運
    転制御方法。
  4. 【請求項4】 前記熱源機の平均温度は、該各熱源機
    の定格容量を基に重みづけを行って算出することを特徴
    とする請求項2記載の冷温水システムの運転制御方法。
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JP5404333B2 (ja) 2009-11-13 2014-01-29 三菱重工業株式会社 熱源システム
JP5754985B2 (ja) * 2011-03-02 2015-07-29 三菱重工業株式会社 マルチ形空気調和機
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