JP5745697B2 - 湿式粒化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒化対象材を、溶媒と混合して粒化(分散または粉砕等)させる湿式粒化装置に関する。
湿式粒化装置の一つとして、ビーズを用いて対象材を分散させるアニュラー型のビーズミルが知られている。従来、このビーズミルには、図9に示すように内部にビーズが予め収容され、外部から分散対象材が供給される容器100と、容器100の内壁面との間に環状隙間が隔てられた状態でこの容器100内に回動可能に配置された円筒状のロータ101と、環状隙間を経由した分散対象材とビーズとを分離させるビーズ分離機構102とを備えるものが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
このビーズミルにあっては、容器100とロータ101との間の環状隙間をビーズ及び分散対象材が移動していき、この移動に伴いビーズと分散対象材とが衝突するなどしてビーズの持つエネルギーで分散対象材を分散させる一方、分散した分散対象材をビーズ分離機構102によりビーズと分離させて容器100の外へ排出している。
前記ビーズ分離機構102は、図10に示すように、回転軸102aと、回転軸102aの下端部の外周に設けられた複数枚の羽根104とを有し、ロータ101の内部空洞に羽根104が回動可能に配設された構成となっている。
このビーズ分離機構102にあっては、分散対象材よりも比重の重いビーズを回転する羽根104で径方向へ飛ばし、つまり遠心力によりビーズを分散対象材と分離させる。なお、ビーズは、ロータ101に設けた貫通孔101aを介してロータ101の内側から環状隙間へ移動し、繰り返し用いられる。
具体的な構成は、ビーズ分離機構102の回転軸102aがベルト106を介して駆動モータ105により回転駆動され、一方ロータ101の回転軸101bがベルト107を介して駆動モータ105により回転駆動されるようになっていて、回転軸102aおよび駆動モータ105の回転軸105aに各々設けたプーリ102b、105bと、回転軸101bおよび駆動モータ105の回転軸105aに各々設けたプーリ102c、105cとを適当な大きさに設定することで、ビーズ分離機構102とロータ101とを各々の最適値で回転駆動できる構成である。
しかしながら、上述した図9に示すビーズミルにあっては以下の理由により改善の余地があった。すなわち、この従来のビーズミルにおいては、容器100に対する分散対象材の供給速度を上げると、これに伴い環状隙間に存在するビーズもロータ101の内部空洞に過剰に押し出され、ビーズの分離が分散対象材の供給に対して遅れることになってビーズ分離機構102を通過して分散対象材とともにビーズが流出する現象が発生する虞がある。このビーズ流出現象は、ビーズ径を微小にするほど遠心力がビーズに作用し難くなるため顕著に起こる。
この場合、ビーズ分離機構102について、上述した遠心分離機構に代えて、ビーズ径よりも微小径の開口部が多数形成された円筒状のスクリーンを用いることも考えられるが、このスクリーンタイプの分離機構についても、分離対象材の供給速度を上げると(供給圧を高めると)、ビーズの偏りが生じてスクリーンの周辺にビーズが集中し、容器100内の圧力が上昇するなどの問題が生じる。
また、更なる改善策として、ロータ101やビーズ分離機構102(或いはスクリーン)の回転速度を上げることにより、ビーズに作用する遠心力を高めて効率的にビーズを分離することも考えられるが、このように回転速度を増大させた場合には、分散も活発に行われていわゆる過分散が生じ、分散対象材の欠損や、この欠損に伴う粒子の活性化による再凝集等が起こったりするため、この手法による改善も好ましくはない。
特開2002−306940公報
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、適正な粒化処理を保ちつつ、ビーズなどのメディアを効果的に分離することができる湿式粒化装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、この発明に係る湿式粒化装置は、筐体と、この筐体に回転可能に支持され、筒状の周壁部、及びこの周壁部の各開口を閉塞しそれぞれに第1または第2開口部が設けられた側壁部を有するとともに、前記第1開口部から供給された粒化対象材を内部空間のみを通過させて前記第2開口部から排出する間に当該粒化対象材を粒化処理する粒化用メディアが収容される容器と、この容器を回転させる容器回転機構と、有底円筒状を呈するとともに、前記容器の内壁面との間に処理用隙間を設けた状態で前記容器内に配設され、前記処理用隙間を経由して筒内部に移動した前記粒化用メディアを前記処理用隙間に排出するメディア排出開口部が周壁に設けられた粒化ロータと、この粒化ロータを前記容器に対して相対的に回転させるロータ回転機構と、前記粒化ロータ内に少なくとも一部が配設されるとともに前記処理用隙間を経由して前記粒化ロータの内部に導入された前記粒化対象材を前記第2開口部に導く対象材案内部とを備え、前記容器回転機構は、前記容器の回転方向が前記ロータ回転機構による粒化ロータの回転方向と同方向となるように設定されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、筐体に回転可能に支持された容器とこの容器を回転させる容器回転機構とを備えるため、分散などの粒化処理にあたって容器を回転させて該容器に収容された粒化用メディアに遠心力を作用させることができる。この遠心力によって粒化用メディアが容器内壁面に押し付けられることから、粒化用メディアにおいて粒化対象材の供給圧(流れ)に対する抵抗力を増すことができ、これにより処理用隙間から粒化用メディアが押し出されることを効果的に抑制することができる。また、前記粒化ロータ、前記ロータ回転機構および前記対象材案内部を備えるため、有底円筒状の粒化ロータの内部に導入された粒化用メディアに対しても粒化ロータによって遠心力を作用させて、粒化用メディアは対象案内部に導入される前に粒化ロータの内部からメディア排出開口部を通じて処理用隙間に排出することができる。
ここで、粒化対象材に対する粒化能力(例えば分散能力)は、容器と粒化ロータとの相対的な回転速度差によって左右されるところ、この発明によれば、回転する容器に対して粒化ロータが相対的に同方向に回転するため、過分散などの過粒化を抑制しつつ、容器及び粒化ロータの回転速度を高めることによりビーズに作用する遠心力を高めることができる。
すなわち、この発明によれば、容器と粒化ロータとの相対的な速度を調整することにより適正な粒化処理(例えば分散)を保ちつつ、粒化用メディアが処理用隙間から粒化ロータの内部に押し出されることを効果的に抑制するとともに粒化ロータの内部に導入された粒化用メディアを効率的に処理用隙間に排出することができ、これにより粒化用メディアの分離を効果的に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る湿式粒化装置を模式的に示す正面断面図である。 前記湿式粒化装置を示す要部拡大断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 前記湿式粒化装置に設けられた分散ロータを示し、(a)は該分散ロータの正面図、(b)は図aのIV−IV線断面図である。 前記湿式粒化装置の回転容器内における分散対象材およびビーズの流れを説明する説明図である。 本発明の別の実施形態に係る湿式粒化装置を模式的に示す正面断面図である。 前記湿式粒化装置に用いられる他のメディア分離機構を示す正面図である。 前記湿式粒化装置に用いられる他の分散ロータを示す横断面図である。 従来例のビーズミルを示す正面断面図である。 図9に示すビーズミルのビーズ分離手段を示す横断面図である。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、ビーズを用いて一次粒子の凝集体を含む分散対象材(粒化対象材に相当)を分散させるアニュラー型の湿式連続分散装置(より具体的には連続式ビーズミル)について説明するが、本発明の湿式粒化装置は、分散装置としてだけでなく、粒化対象材を細かく砕く粉砕装置等としても利用することができる。また、本実施形態では、後述する分散ロータの回転軸が水平方向に沿って配設される横型の分散装置について説明するが、前記回転軸が垂直方向に沿って配設される竪型の分散装置やその他の方向に沿って配設される分散装置についても同様に適用可能である。
図1は本実施形態に係る湿式分散装置(湿式粒化装置)を示す正面断面図であり、図2は図1の要部拡大図である。また、図3は、図2のIII−III線断面図である。なお、以下、便宜上、各図における+X方向を右方向、+Y方向を前方向、+Z方向を上方向として説明するが、これらの方向の表現については本発明を限定するものではなく、単に本実施形態の装置における相対的な位置関係を表したものである。
この湿式分散装置1は、筐体2と、この筐体2に両端部が支持された枠体3と、この枠体3の内側に回転可能に配置された回転容器5(容器に相当)と、この回転容器5の一端部(左端部)に接続され回転容器5を回転させる容器回転機構6と、回転容器5内に収納され回転容器5と同方向に回転可能な有底円筒状の分散ロータ7(粒化ロータに相当)と、この分散ロータ7の他端部(右端部)に接続され該ロータ7を回転容器5に対して相対的に回転させるロータ回転機構8と、この分散ロータ7の内部に配設されたスクリーン9(対象材案内部に相当)とを備える。
筐体2は、枠体3を含めた装置1の主要部分を支持等するものであり、この枠体3を介して容器5を回転可能に支持するものである。この筐体2は、所定間隔で対向する一対の基台2a,2bを有し、この基台2a,2b間に枠体3が固定支持されている。
枠体3は、各回転機構6,8の後述する回転軸61,81を回転可能に支持するとともに、間接的に回転容器5、分散ロータ7およびスクリーン9をも支持するものであり、併せて回転容器5を保護する機能も有する。この枠体3は、左右方向に延びる筒状体を呈し、基台2a,2bに支持された両端部31,32間に位置する本体部33(中間部)が径方向外方に拡がって回転容器5を収容する収容空間3aが設けられている。
枠体3における両端部31,32の内部には、回転軸61,81を回転可能に支持する軸受34〜37がそれぞれ左右に設けられている。本実施形態では、枠体3の各端部31,32に、それぞれ一対設けられている。本体部33の収容空間3aには、回転容器5が収容され、この回転容器5の周囲にシール液が充填される。このシール液は、後述するメカニカルシール52と協働して、枠体3とこの枠体3に対して回転される回転容器5との間をシールするものである。
また、枠体3は、両端部31,32と本体部33との間に、分散対象材を供給または排出する供給部38または排出部39が設けられている。これらの供給部38または排出部39には、収容空間3aに充填されるシール液のシール供給孔38aまたはシール排出孔39aが設けられているとともに、分散対象材を溶媒とともに容器5に対して供給または排出する供給口11または排出口12が設けられている。すなわち、本実施形態では、供給部38にシール供給口38a及び供給口11が設けられ、排出部39にシール排出孔39a及び排出口12が設けられている。この供給口11または排出口12は、供給部38または排出部39において、枠体3と回転軸61,81との間の流通隙間13,14に連通するとともに、後述のメカニカルシール52と回転軸61,81との隙間、及び後述する導入開口部54aを介して回転容器5の内部に連通している。従って、溶媒とともに供給口11に投入された分散対象材は、流通隙間13およびメカニカルシール52と回転軸61との隙間、及び導入開口部54aを介して回転容器5内に供給される。一方、回転容器5内の分散対象材は、所定の経路を経て、後述する挿通開口部55a、及びメカニカルシール52と回転軸81との隙間を介して排出部39における流通隙間14に導入され、溶媒とともに排出口12を通じて排出される。
回転容器5は、枠体3の収容空間3aに配設された中空円柱状体であり、内部に分散用ビーズが収容されている。この回転容器5は、左右両端部において間接的に枠体3に対し回転可能に支持されている。すなわち、回転容器5は、その一端部(左端部)が容器回転機構6、詳しくはその回転軸61に軸心を一致させた状態で固定支持される。一方、回転容器5は、その他端部(右端部)がロータ回転機構8、詳しくはその回転軸81に軸心を一致させた状態で摺接支持されている。このように回転容器5は、両端部において間接的に枠体3に対し回転可能に支持されているので、片持ちで回転させる場合に比べて、安定して回転させることができる。
具体的には、回転容器5は、中空円柱体の容器本体51と、この容器本体51の両端部において、各回転軸61,81に沿って配置されたメカニカルシール52とを備える。なお、メカニカルシール52は、容器本体51と枠体3との間をシールするものであり、このシール52と各回転軸61,81との間を分散対象材の流通路として確保する。このメカニカルシール52は、例えばこの流通路を各回転軸61,81の軸内に形成される場合等には適宜省略することができる。また、このメカニカルシールに代えて、他のシール構造(例えばオイルシールなど)を採用することもできる。
容器本体51は、円筒状の周壁部53と、この周壁部53の左右開口を閉塞する側壁部54,55とを有し、内径が軸心方向に沿って一定ないしは略一定となるように構成されている。また、周壁部53の内周面には、図1および図2では省略されているが、図3に示すように、分散ロータ7の径方向外方に突出する複数の円柱状の突起53bが立設されている。この突起53bは、周方向に等間隔で列設されているとともに軸線と平行な方向についても等間隔で列設されている。なお、この突起53bは、適宜省略することができる。また、本実施形態では、容器本体51は、内径が軸心方向に沿って一定ないし略一定となるように構成されているが、内径が軸心方向に沿って変化(例えば軸心方向一方側に沿って大きく)するように設定されるものであっても良い。
左右側壁部54,55には、各回転軸61,81を取り囲むようにメカニカルシール52が左右に突出した状態で固定されている。左側壁部54には、回転軸61の連結部分の外側であってメカニカルシール52の連結部分の内側の一部(具体的には左側壁部の偏心位置)に分散対象材を容器本体51の内部に導入する導入開口部54a(第1開口部に相当:本実施形態では円弧状)が設けられているとともに、容器本体51の内部にビーズを投入するためのビーズ投入口部54bが開閉可能に設けられている(図2参照)。右側壁部55には、その中央部であってメカニカルシール52の連結部分の内側に、ロータ回転機構8の回転軸81が挿通されるとともに分散対象材が流通する挿通開口部55a(第2開口部に相当)が設けられている。右側壁部55の内側における挿通開口部55aの周囲には、スクリーン9との間をシールするシール部材55bが設けられ、これにより挿通開口部55aに回転容器5内のビーズが侵入することを防止するものとなされている。
この挿通開口部55aは左右方向に延び、その中央部にはすべり軸受55cが設けられている。このすべり軸受55cにより回転容器5の右端部は、回転軸81に摺接状態で支持される。このすべり軸受55cは、分離対象材の流通経路に配設されるため、液中での使用に耐えられるものが用いられる。なお、このすべり軸受55cは、液中での使用に耐えられるものであれば、その他の軸受であっても良い。
メカニカルシール52は、上述のように、このシール52と各回転軸61,81との間を分散対象材の流通路として確保するためのものであり、上述のシール液と協働して回転容器5(厳密には容器本体51)と枠体3との間をシール(密封)する。
一方、図1に戻って、容器回転機構6は、一端部(右端部)が回転容器5に連結されているとともに他端部(左端部)が枠体3から突出する回転軸61と、この回転軸61の左端部における突出部分に取り付けられた従動プーリ62と、この従動プーリ62を回転駆動させる図外の電動モータなどの駆動源、およびこの駆動源の動力を従動プーリ62に伝達する図外の動力伝達機構とを備える。この容器回転機構6は、駆動源をコントロールすることにより回転容器5を所望の方向、回転速度で回転可能に構成されている。
なお、従動プーリ62や前記動力伝達機構は適宜省略することもでき、回転軸61に駆動源が直結されていても良い。すなわち、容器回転機構6は、少なくとも回転軸61および駆動源を含み、この回転軸61を回転駆動させることができれば、具体的構成は適宜置き換えることができる。
本実施形態では、容器回転機構6は、この回転機構6により回転する回転容器5の回転方向がロータ回転機構8による分散ロータ7の回転方向と同方向となるように設定されているとともに、当該分散ロータ7の回転速度に対して回転容器5の回転速度が小さくなるように設定されている。
容器用回転軸61は、上記のように、枠体3の左端部31から本体部33にかけての内部空間に延在し、軸心が水平方向に沿うように配置されている。この回転軸61は、枠体3における左端部31の内部において軸受34,35により回転可能に支持され、軸心方向の移動は規制されたものとなっている。回転軸61において、この軸受34,35に支持された部分よりも右側の部分であって、枠体3の供給部38に対応する部分には、メカニカルシール15が配設され、これにより流通隙間13から分散対象材が漏出するのを防止している。
次に、図2ないし図4を用いて、分散ロータ7について説明する。図4は、分散ロータを示し、(a)は正面図、(b)は図(a)のIV−IV線断面図である。
分散ロータ7は、全体概観が有底円筒状を呈する。この分散ロータ7は、回転容器5の内壁面との間に環状の処理用隙間Sを設け、かつ該容器5と軸心を一致させた状態で、回転容器5内に回転可能に収容されている。本実施形態では、分散ロータ7は、その底側を左側、すなわち回転容器5の導入開口部54a側に向けるとともに、ロータ内部空間7aが回転容器5の挿通開口部55a側に開口した状態で配置されている。この配置状態で、分散ロータ7は、ロータ内部空間7aに挿入された回転軸81が分散ロータ7の奥底部における中心部に連結されることにより、回転可能に片持ち支持されている。すなわち、本実施形態における湿式分散装置1は、アニュラー型の分散装置である。
具体的に、分散ロータ7は、右方に開口するロータ内部空間7aを有する有底円筒状のロータ本体71と、このロータ本体71の外周面から該本体71の径方向外方に突出する複数の撹拌突起72とを備える。この分散ロータ7は、ロータ本体71の外周面および撹拌突起72によってビーズおよび分散対象材に運動エネルギーを与えて分散対象材を分散させるようになされている。
ロータ本体71の周壁部には、その軸心に平行な方向に沿って細長く延在するビーズ排出開口部71aが設けられている。このビーズ排出開口部71aは、ロータ周壁部を貫通した状態で設けられ、処理用隙間Sとロータ内部空間7aとを連通させている。これにより、処理用隙間Sおよびロータ内部空間7aの開口を経由して該空間7aに導入されたビーズを、このビーズ排出開口部71aを通じて処理用隙間Sに排出させている。ビーズ排出開口部71aの延在方向の長さは、ロータ内部空間7aの深さに対応して設定されている。本実施形態では、ビーズ排出開口部71aの延在方向の長さは、ロータ内部空間7aの深さと同等に設定されている。ビーズ排出開口部71aは、ロータ本体71のロータ周壁部において周方向に複数本(本実施形態では図4(b)に示すように8本)並設されている。
撹拌突起72は、本実施形態では円柱状体として構成され、先端が回転容器5の内壁面に干渉しない範囲で適宜設定されている。この撹拌突起72は、ロータ本体71の周方向について各ビーズ排出開口部71aの間に配設されるとともに、ロータ本体71の軸心に平行な方向について直線状に列設され、これによりロータ本体71の外周面に多数(本実施形態では32個)配置されている。なお、この撹拌突起72は、分散の程度等に応じて、適宜省略可能であり、またその高さや形状、配置位置も適宜設定することができる。例えば、円柱状の撹拌突起72に代えて、左右方向に延びるブレード状の突起としても良いし、半球状の突起等としても良い。
続いて、図1に戻ってロータ回転機構8は、他端部(左端部)が分散ロータ7に連結されているとともに一端部(右端部)が枠体3から突出する回転軸81と、この回転軸81の右端部における突出部分に取り付けられた電動モータなどの駆動源82とを備え、駆動源をコントロールすることにより分散ロータ7を所望の方向、回転速度で回転可能に構成されている。
なお、本実施形態では、ロータ用回転軸81に駆動源82が直結されているが、この駆動源82と回転軸81との間に、駆動源82の動力を伝達するための動力伝達機構を適宜配置しても良い。また、駆動源82について、容器回転機構6の駆動源と兼用させても良い。すなわち、駆動源82(または容器回転機構6の駆動源)を省略して、容器回転機構6の駆動源(または駆動源82)から動力を分配して、この分配動力を伝達するための動力伝達機構を介在させても良い。この場合、この動力伝達機構にクラッチや減速機などを含ませても良く、あるいは回転軸61または81に分散ロータ7または回転容器5を摺接支持させて摩擦によって動力を伝達するようにしてもよい。すなわち、この点、容器用回転軸61と同様、ロータ用回転軸81を回転駆動させることができれば、具体的構成は適宜置き換えることができる。
ロータ用回転軸81は、上記のように、枠体3の右端部32から本体部33にかけての内部空間に延在し、軸心が水平方向に沿うとともに容器用回転軸61と一致させた状態で配置されている。この回転軸81は、上記のように、枠体3における右端部32の内部において軸受36,37により回転可能に支持され、軸心方向の移動は規制されたものとなっている。回転軸81において、この軸受36,37に支持された部分よりも左側の部分であって、枠体3の排出部39に対応する部分には、メカニカルシール16が配設され、これにより流通隙間14から分散対象材が漏出するのを防止している。
また、この回転軸81は、回転容器5のすべり軸受55cに対応する部分に流路確保用の拡径スリーブ81aを有している。この拡径スリーブ81aは、このすべり軸受55c部分での分散対象材の流路を確保するためのものである。具体的には、拡径スリーブ81aは、内径が回転軸81よりも大径に設定された円筒状の流路確保部81bと、この流路確保部81bの右端部に一体に設けられ該スリーブ81aを回転軸81の軸部に固定するための固定部81cとを備え、流路確保部81bの外周面がすべり軸受55cによって支持されている。流路確保部81bは、すべり軸受55cによって支持された部分よりも固定部81c側において分散対象材の流通孔81dが穿設されている。これにより、分散対象材は、回転軸81の軸部分と流路確保部81bの内周面との間を流れ、この流通孔81dを通じて回転軸81とメカニカルシール52との間の隙間に導かれる。
次に、図2および図3を用いて、スクリーン9について説明する。
スクリーン9は、外形が円柱状を呈し、分散ロータ7の内壁面との間に環状の分離隙間S2を設け、かつ分散ロータ7と軸心を一致させた状態で、分散ロータ7の内部空間7aに回転可能に収容されている。詳しくは、スクリーン9は、一端部が分散ロータ7の奥底面に当接された状態で固定され、他端部が分散ロータ7から突出して回転容器5のシール部材55bに摺接した状態で配置されている。従って、本実施形態のスクリーン9は、分散ロータ7と共に回転するものとなされている。なお、スクリーン9は、その軸心に沿ってロータ用回転軸81が貫通している。
具体的に、スクリーン9は、円筒状のスクリーン本体91と、このスクリーン本体91の一端開口部を閉塞する閉塞部92と、この閉塞部92の一方側に設けられ、スクリーン本体91の内側において該スクリーン本体91を通過した分散対象材を軸心部に案内する円筒状の案内本体93とを備え、スクリーン本体91でビーズを分散対象材から分離して分散対象材を流通隙間14側に導くものとなされている。
スクリーン本体91は、ビーズを分散対象材から分離する主要部材であり、公知のスクリーンから構成されている。
本実施形態の構成を簡単に説明すると、スクリーン本体91は、円筒状を呈し、円周方向に沿った細長い分離溝部91aが外方に開口する態様で周壁に設けられている。この分離溝部91aは、スクリーン本体91の長手方向(左右方向)に沿って等間隔に多数並設されている。分離溝部91aの溝幅は、ビーズ径よりも小さく設定され、ビーズの通過が阻害されるようになっている。具体的には、スクリーン本体91は、ウェッジワイヤータイプのものや、ノッチワイヤタイプのものなどが用いられている。なお、本実施形態の分離溝部91aが本発明の分離開口に相当する。
閉塞部92は、スクリーン本体91の一端開口部を閉塞するものである。この閉塞部92は、本実施形態では厚みの有するブロック状に構成されているが、板状など他の形状を呈するものであってもよい。
案内本体93は、軸心部に中空部93aを有する円柱体として構成されている。この中空部93aは、ロータ用回転軸81よりも大径に構成され、これにより中空部93aの壁面と回転軸81との間に分散対象材が流通する環状の流通隙間S3が設けられている。この流通隙間S3は、メカニカルシール52と回転軸81との隙間を通じて枠体3の排出部39における流通隙間14に連通している。また、案内本体93には、外周面から中空部93aに連通する案内路93bが放射状に複数本設けられている。
また、この案内本体93の右端面における中空部93aの周りには、回転容器5のシール部材55bに摺接するシール部材93cが設けられ、シール部材55bとともにビーズの漏出を防止するものとなされている。
なお、この湿式連続分散装置1に投入される分散対象材としては、リチウムイオン等の電池材料、液晶テレビ等のフラットパネルディスプレイに用いるカラフィルターや反射防止剤等の塗工材料、コンデンサーなどの電子部品用材料、塗料などのインキ用有機・無機材料(顔料)、絵具用有機・無機材料(顔料)、その他、市場に流通している有機・無機材料などが挙げられる。この分散対象材は、水や溶剤などの溶媒に混合してスラリーとして装置1の供給口11に投入される。この投入は、スラリーを圧送するためのポンプなどの強制供給手段によって連続的に行われる。
また、本実施形態では、粒化用メディアとして、分散対象材に比べて、比重および径が大きいビーズが用いられている。粒化用メディアとして用いられるビーズは、分散対象材の種類、粒子の硬さ、初期の粒子径、最終的な粒子径、投入されるスラリー(分散対象材及び溶媒)の粘度、比重等に応じて、その径、比重、材料等を適宜選択する。ビーズとして採用される材料には、例えばジルコニアなどのセラミックス系、ガラス系、クローム鋼などの金属系などを例示することができる。
以上のように構成された湿式連続分散装置1の作用について、以下説明する。
すなわち、この湿式連続分散装置1によって分散対象材を分散させる場合には、まずビーズを回転容器5内に充填した上で、容器回転機構6およびロータ回転機構8を起動させて回転容器5、分散ロータ7およびスクリーン9を回転駆動させる。
そして、分散対象材を溶媒とともに供給口11から投入する。詳しくは、分散対象材を溶媒の中に懸濁させてスラリー化し、これを供給口11から投入する。
図5は、回転容器5内における分散対象材およびビーズの流れを説明する説明図である。この図5において、実線の矢印は分散対象材(スラリー)の流れを示し、点線の矢印はビーズの流れを示している。
前記投入された分散対象材は、枠体3の供給部38における流通隙間13に流入し、その後メカニカルシール52と回転軸61との隙間、導入開口部54aを経て、回転容器5の内部空間に導入される。
回転容器5に導入された分散対象材(スラリー)は、分散ロータ7の底部に当たり、また分散ロータ7と回転容器5の回転に伴う遠心力によって、回転容器5内の外縁部に導かれ、処理用隙間Sを通って分散ロータ7の内部空間7aに流入する。回転容器5内、特に処理用隙間Sでは、分散対象材はビーズと衝突、接触等して微粒子化(分散)される。
この際、回転容器5は容器回転機構6によって回転しているので、ビーズにこの容器回転に伴う遠心力を作用させて、当該ビーズを容器5の内壁面に押し付けることができる。このビーズは分散対象材よりも比重が大きいので、分散対象材の流れが速くなっても(分散対象材の供給圧が高くなっても)、この流れに対する抵抗を増すことができる。従って、従来装置に比べて、分散対象材の供給圧を高めてもビーズの偏り等の問題が生じ難く、当該供給圧を高めて生産効率を向上させることができる。
また、分散対象材とともに処理用隙間Sに存するビーズの一部が、分散ロータ7の内部空間7aにおける分離隙間S2に流入しても、ロータ回転機構8によって分散ロータ7およびスクリーン9の双方が回転しているので、ロータ7の径方向の内外両側から当該流入したビーズに十分な遠心力を作用させることができる。これにより、ビーズは、分散ロータ7の内部空間7aからビーズ排出開口部71aを通じて処理用隙間Sに排出することができる。加えて、スクリーン9が存し、このスクリーン9が回転することにより、分離溝部91aの目詰まりを防止、解消することができ、スクリーン9の性能を初期状態ないしはこれに近い状態で維持することができ、ビーズの分離を一層効果的に行うことができる。
しかも、回転する回転容器5に対して分散ロータ7が相対的に回転するため、この相対速度を調整することにより過分散を抑制することができ、分散ロータ7の絶対的回転速度を高めることにより、従来装置に比べて、ビーズに対して大きな遠心力を作用させることができる。言い換えれば、いわゆるソフト分散を行いつつ、ビーズに対して比較的大きな遠心力を作用させることができる。
もちろん、分散ロータ7の絶対的回転速度が大きくなれば、分離隙間S2に存するビーズだけでなく、処理用隙間Sに存するビーズに対しても、比較的大きな遠心力を作用させることができ、回転容器5の回転による遠心力との相乗効果で、より一層生産効率を高めることができる。本実施形態の場合は、分散ロータ7の回転速度が回転容器5の回転速度よりも大きくなるように各回転機構6,8が調整されているので、この効果が顕著に表れる。
すなわち、この装置1によれば、回転容器5と分散ロータ7との相対的な回転速度を調整することにより過分散を抑制した適正な分散処理を保ちつつ、ビーズが処理用隙間Sから分散ロータ7の内部空間7aに押し出されることを効果的に抑制するとともに分散ロータ7の内部空間7aに導入されたビーズを効率的に処理用隙間Sに排出することができ、これによりビーズの分離を効果的に行うことができる。ひいては、この装置1によれば、分散対象材の分散効率(生産効率)を飛躍的に高めることができる。
分散ロータ7の内部空間7aに流入した分散対象材は、前述のようにビーズと分離されてスクリーン本体91の内側に流入し、案内本体93の案内路93bを通過して軸心部である中空部93aに案内される。そして、分離対象材は、挿通開口部55aを通じて回転容器5の外側に導かれ、メカニカルシール52と回転軸81との隙間を通って枠体3の排出部39の流通隙間14に流入する。その後、分散対象材は、該排出部39の排出口12を通じて排出される。
なお、以上に説明した湿式連続分散装置1は、本発明に係る湿式粒化装置の一実施形態であり、その具体的構成等については適宜変更可能である。以下、本実施形態の変形例を説明する。
(1)前記実施形態の枠体3は、両端部31,32と、これら両端部31,32間に位置する本体部33と、この本体部33と左端部31の間に設けられた供給部38と、前記本体部33と右端部32との間に設けられた排出部39とを備え、これら31〜33,38,39が一体的に接続されて左右方向に延びる筒状体として構成されているが、枠体3の有無や具体的構成については適宜変更することができる。例えば、枠体3を適宜省略しても良く、その場合には筐体2に回転軸61,81が回転可能に直接支持されるものであっても良い。但し、回転軸61,81の取付や修理等の作業性を考慮すると枠体を設けるのが好ましい。
枠体をシンプルに構成する場合には、例えば、枠体103は、図6に示すように、回転軸161を回転可能に支持する一端部(左端部)131と、回転軸181を回転可能に支持する他端部(右端部)132とを備え、各端部131,132はベアリングなどの軸受134〜137を介して回転軸161,181を回転可能に支持するようにしても良い。
また、この図6の湿式粒化装置101では、枠体103の右端部132は、ロータ回転機構108の回転軸181を回転可能に支持するとともに、回転容器105の右端部についても回転可能に直接支持している。具体的には、回転容器105の右側壁部155は、円板状の本体部155aと、この本体部155aの中心部から右方に突出するボス部155bとを備え、このボス部155bが枠体右端部132の左端部に設けられたベアリング等の軸受132aによって回転可能に支持されている。そして、これにより回転容器105は両端部において枠体103に回転可能に支持される。
なお、この場合でも、枠体103は、各端部131,132間に、回転容器105との接触を防止するため回転容器105を覆う回転保護部(図示省略)を枠体103と別個に設けても良い。また、軸受134〜137について、回転軸161,181を回転可能に支持することができれば、具体的構成を特に限定するものではない。
さらに、図6の装置101では、回転容器105にボス部155bが設けられる構造を採用したが、逆に、枠体103の右端部132の左側壁面からボス部を突出させ、このボス部に回転容器105の右端部が摺接支持されるものであってもよい。
(2)また、図6に示す湿式粒化装置では、分散対象材が流通する流通路161a,181aが回転軸161,181の内部に軸線方向に沿って設けられ、これらの回転軸161,181の外端部に供給部(不図示)、排出部(不図示)がそれぞれ設けられている点で、前記実施形態と異なる。すなわち、前記実施形態では、回転軸61、81の周囲に分散対象材が流通する流通路が形成されているものについて説明したが、図6に示すように、前記流通路161a,181aはそれぞれ容器回転機構106の回転軸161またはロータ回転機構108の回転軸181の内部に軸心方向に沿って形成されている。この場合、回転軸161内の流通路161aは、左端部がロータリージョイントなどの液密接続部161bを介して供給部(不図示)の内部空間に開口し、右端部が回転容器105内に開口する。他方、回転軸181内の流通路は、右端部がロータリージョイントなどの液密接続部181bを介して排出部の内部空間に開口し、左端部において分散ロータ7内に開口する。図6に示す湿式粒化装置101では、液密接続部161b、181bおよび供給部並びに排出部を長手方向(軸線方向)の端部に配置することができるので、回転容器105周りのレイアウトを簡素化することができる。
なお、前記実施形態では、駆動源82によってロータ回転機構8の回転軸81を直接回転するものとなされていたが、図6の湿式粒化装置では、駆動源(不図示)と回転軸181との間に、駆動源の動力を伝達するためのプーリ183を含む動力伝達機構が配置されている。
(3)前記実施形態において、容器回転機構6は、ロータ回転機構8による分散ロータ7の回転速度に対して回転容器5の回転速度が小さくなるように設定されているが、逆に回転容器5の回転速度が大きくなるように設定されるものであってもよい。この場合には、分散対象材の流れに対するビーズの抵抗を前記実施形態における場合に比べて高めることができ、ビーズの処理用隙間Sからの押し出しをより一層効果的に抑制することができる。
(4)前記実施形態では、メディア分離機構(対象材案内部)としてスクリーン9を用いているが、分散対象材をビーズと分離して排出口12側に案内するものであれば、その具体的構成は限定されるものではなく、例えばスクリーン9に代えて、周囲のビーズに対して遠心力を作用させるための遠心力付与円筒状体を採用することもできる。
すなわち、遠心力付与円筒状体は、スクリーン9のスクリーン本体91に代えて、図7に示すような遠心力付与本体191を備える。言い換えれば、遠心力付与円筒状体は、遠心力付与本体191と、閉塞部92と、案内本体93とを備える。
閉塞部92、案内本体93の具体的構成は、前記実施形態と同様であるので、ここでは遠心力付与本体191について説明する。図7は、この遠心力付与本体を示す正面図である。
遠心力付与本体191は、遠心力付与円筒状体が回転することによりその周囲のビーズに対して遠心力を付与してはじき飛ばすものであり、公知の遠心分離ロータから構成されている。
この遠心力付与本体191の一例の構成を簡単に説明すると、該付与本体191は、例えば円筒状を呈し、軸線と平行な方向に沿った細長い撹拌スリット191a(撹拌開口に相当)が右端から所定長さ(図例では左端部に至る所定長さ)で貫設されている。撹拌スリット191aは、遠心力付与本体191の周方向に沿って等間隔に多数設けられている。また、この撹拌スリット191aは、遠心力付与本体191の周囲のビーズを撹拌するためのものであり、また分散対象材の流入スリットとしての役割も果たす。このスリット幅は、分散対象材が流通可能であればその幅は特に制限されるものではなく、撹拌能力に応じて適宜設定される。
なお、この遠心力付与本体191について、有底円筒状の部材を用いるものであっても良く、その他、遠心力を付与できるものであればその具体的構成を特に限定するものではない。
(5)前記実施形態では、メディア分離機構としてのスクリーン9をロータ回転機構8によって回転させるものとなされているが、このメディア分離機構は回転させることなく、枠体3に固定させるものであっても良いし、或いは前記容器回転機構6によって回転させるものであっても良い。
(6)前記実施形態において、分散ロータ7として撹拌突起72を有するものについて説明したが、この粒化ロータとして図8に示す分散ロータ170を用いるものであっても良い。
具体的には、この分散ロータ170は、一方に開口するロータ内部空間を有する有底円筒状のロータ本体171と、このロータ本体171の外周面から該本体171の径方向外方に突出する複数の突状ディスク172とを備え、ロータ本体171の外周面および突状ディスク172によってビーズおよび分散対象材に運動エネルギーを与えて分散対象材を分散させるようになされている。なお、分散ロータ170は、図8において時計回りに回転するようにロータ回転機構が設定される。
ロータ本体171は、分散ロータ7と同様、その軸心に平行な方向に沿って細長く延在するビーズ排出開口部171aが周方向に複数設けられている。
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明の一態様が主に含まれている。
この発明の一態様に係る湿式粒化装置は、筐体と、この筐体に回転可能に支持され、第1及び第2開口部を有するとともに、前記第1開口部から供給された粒化対象材を前記第2開口部から排出する間に当該粒化対象材を粒化処理する粒化用メディアが収容される容器と、この容器を回転させる容器回転機構と、有底円筒状を呈するとともに、前記容器の内壁面との間に処理用隙間を設けた状態で前記容器内に配設され、前記処理用隙間を経由して筒内部に移動した前記粒化用メディアを前記処理用隙間に排出するメディア排出開口部が周壁に設けられた粒化ロータと、この粒化ロータを前記容器に対して相対的に回転させるロータ回転機構と、前記粒化ロータ内に少なくとも一部が配設されるとともに前記処理用隙間を経由して前記粒化ロータの内部に導入された前記粒化対象材を前記第2開口部に導く対象材案内部とを備える。
このように構成すれば、適正な粒化処理(例えば分散)を保ちつつ、粒化用メディアが処理用隙間から粒化ロータの内部に押し出されることを効果的に抑制するとともに粒化ロータの内部に導入された粒化用メディアを効率的に処理用隙間部に排出することができ、これにより粒化用メディアの分離を効果的に行うことができる。
この構成において、前記容器の支持構造については、特に限定されるものではなく、例えば前記容器の一端部が片持ち状に支持されているものであってもよいが、前記筐体に支持された枠体を更に備え、前記容器の両端部は、この枠体に支持されているのが好ましい。
このように構成すれば、容器は前記筐体に支持された枠体に両端部が支持されているので、回転状態を安定させることができる。
この場合、例えば、前記容器は、一端部が前記容器回転機構に固定支持され、他端部が前記枠体に直接回転可能に支持されているのが好ましい。
このように構成すれば、前記容器の他端部が前記枠体に直接回転可能に支持されるので、部品点数を増やすことなく、前記容器を安定して回転させることができる。
或いは、例えば、前記容器は、前記容器回転機構に一端部が固定支持され、他端部が前記ロータ回転機構に摺接支持されるものであっても良い。
このように構成すれば、ロータ回転機構を有効に活用して、容器の両端部を支持させることができ、これにより装置構成を簡略化しつつ、容器の回転を安定させることができる。
また、この場合、前記枠体は、前記容器を収容するのが好ましい。
このように構成すれば、前記容器は前記枠体内に収容されるので、当該容器を安定かつ円滑に回転させることができる。
この構成において、前記対象材案内部の具体的構成は特に限定するものではなく、例えば粒化ロータの奥底部に一端が開口する筒状部材であってもよいが、前記対象材案内部は、前記粒化用メディアを粒化対象材から分離して粒化対象材を前記第2開口部に導くメディア分離部を含むのが好ましい。
このように構成すれば、メディア分離部においても粒化用メディアと粒化対象材とを分離することができ、より一層効果的に粒化用メディアを分離することができる。
この場合、メディア分離機構の具体的構成を特に限定するものではないが、例えば前記メディア分離部は、前記粒化ロータに接続されることにより該粒化ロータとともに回転し、少なくとも周壁の一部に前記粒化用メディアの挿通を阻害する大きさに設定された分離開口部が複数設けられたスクリーンを含むのが好ましく、或いは前記メディア分離部は、前記粒化ロータに接続されることにより該粒化ロータとともに回転し、少なくとも周壁の一部に周囲の粒化用メディアを撹拌するための撹拌開口部が複数設けられた遠心力付与円筒状体であり、該遠心力付与円筒状体が回転することにより周囲の粒化用メディアに遠心力を付与して前記メディア排出開口部を通じて分離するのが好ましい。
これらのように構成すれば、メディア分離部が粒化ロータとともに回転することによっても粒化用メディアに遠心力を作用させることができ、またメディア分離部がスクリーンまたは遠心力付与円筒状体として構成されることと相俟って、粒化用メディアをより一層効果的に分離することができる。具体的にはメディア分離部をスクリーンとして構成されることにより、当該スクリーン内部への粒化用メディアの侵入を効果的に防止することができ、或いは、メディア分離部を遠心力付与円筒状体として構成されることにより遠心力付与円筒状体の周囲にある粒化用メディアに対しても確実に遠心力を作用させて外部に飛ばすことができ、これらにより粒化用メディアの分離が促進される。
また、メディア分離部が粒化ロータと接続されることにより該粒化ロータとともに回転するので、装置全体をコンパクトに構成することができ、しかもメディア分離部を回転させるための機構を別途設ける場合と比べて安価に製造することができる。
この構成において、容器回転機構の具体的構成は特に限定するものではなく、容器回転機構による容器の回転速度はロータ回転機構による粒化ロータの回転速度よりも大きくするものであってもよいが、前記容器回転機構による容器の回転速度は、前記ロータ回転機構による粒化ロータの回転速度よりも小さいのが好ましい。
このように構成すれば、粒化ロータにより処理用隙間、および粒化ロータ内部に存在する粒化用メディアの双方に直接的に遠心力を作用させることができ、処理用隙間から粒化用メディアが押し出されることを一層効果的に抑制することができるとともに、粒化ロータ内部の粒化用メディアを処理用隙間により効率的に戻すことができる。

Claims (9)

  1. 筐体と、
    この筐体に回転可能に支持され、筒状の周壁部、及びこの周壁部の各開口を閉塞しそれぞれに第1または第2開口部が設けられた側壁部を有するとともに、前記第1開口部から供給された粒化対象材を内部空間のみを通過させて前記第2開口部から排出する間に当該粒化対象材を粒化処理する粒化用メディアが収容される容器と、
    この容器を回転させる容器回転機構と、
    有底円筒状を呈するとともに、前記容器の内壁面との間に処理用隙間を設けた状態で前記容器内に配設され、前記処理用隙間を経由して筒内部に移動した前記粒化用メディアを前記処理用隙間に排出するメディア排出開口部が周壁に設けられた粒化ロータと、
    この粒化ロータを前記容器に対して相対的に回転させるロータ回転機構と、
    前記粒化ロータ内に少なくとも一部が配設されるとともに前記処理用隙間を経由して前記粒化ロータの内部に導入された前記粒化対象材を前記第2開口部に導く対象材案内部とを備え、
    前記容器回転機構は、前記容器の回転方向が前記ロータ回転機構による粒化ロータの回転方向と同方向となるように設定されていることを特徴とする湿式粒化装置。
  2. 前記筐体に支持された枠体を更に備え、
    前記容器の両端部は、この枠体に支持されていることを特徴とする請求項1記載の湿式粒化装置。
  3. 前記容器は、一端部が前記容器回転機構に固定支持され、他端部が前記枠体に直接回転可能に支持されていることを特徴とする請求項2記載の湿式粒化装置。
  4. 前記対象材案内部は、前記粒化用メディアを粒化対象材から分離して粒化対象材を前記第2開口部に導くメディア分離部を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の湿式粒化装置。
  5. 前記メディア分離部は、前記粒化ロータに接続されることにより該粒化ロータとともに回転し、少なくとも周壁の一部に前記粒化用メディアの挿通を阻害する大きさに設定された分離開口部が複数設けられたスクリーンを含むことを特徴とする請求項4記載の湿式粒化装置。
  6. 前記メディア分離部は、前記粒化ロータに接続されることにより該粒化ロータとともに回転し、少なくとも周壁の一部に周囲の粒化用メディアを撹拌するための撹拌開口部が複数設けられた遠心力付与円筒状体であり、該遠心力付与円筒状体が回転することにより周囲の粒化用メディアに遠心力を付与して前記メディア排出開口部を通じて分離することを特徴とする請求項4記載の湿式粒化装置。
  7. 前記容器回転機構による容器の回転速度は、前記ロータ回転機構による粒化ロータの回転速度よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の湿式粒化装置。
  8. 前記容器は、前記容器回転機構に一端部が固定支持され、他端部が前記ロータ回転機構に摺接支持されていることを特徴とする請求項2記載の湿式粒化装置。
  9. 前記枠体は、前記容器を収容することを特徴とする請求項2記載の湿式粒化装置。
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