JP4423500B2 - アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法 - Google Patents

アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4423500B2
JP4423500B2 JP2004179211A JP2004179211A JP4423500B2 JP 4423500 B2 JP4423500 B2 JP 4423500B2 JP 2004179211 A JP2004179211 A JP 2004179211A JP 2004179211 A JP2004179211 A JP 2004179211A JP 4423500 B2 JP4423500 B2 JP 4423500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment dispersion
rotor
bead mill
pigment
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004179211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006000751A (ja
Inventor
睦雄 庫本
宏幸 松本
正彦 開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2004179211A priority Critical patent/JP4423500B2/ja
Publication of JP2006000751A publication Critical patent/JP2006000751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4423500B2 publication Critical patent/JP4423500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、円筒状のローターを有するアニュラー型のビーズミルに係り、特に、塗料、インクの分散工程において分散されるべきペーストに配合(予備混合)されている顔料、即ち二次粒子からなる顔料の凝集体を一次粒子に解砕してペースト中に分散させ、顔料が均一で微細に分散された分散ペーストを得るためのビーズミルに関する。
従来のビーズミルにおいては、顔料を分散処理した顔料ペーストと分散メジア(いわゆるビーズ)とを分離する機構として、ギャップセパレータ或いは分離スクリーンが一般に知られている。
また、これらのギャップセパレータや分離スクリーンに代えて遠心分離装置を設け、遠心分離装置によって分散メジアを排出口から遠ざけるように構成したアニュラー型ビーズミルが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2002−306940号公報
近年、より微細な顔料分散への要求が高まっている。より微細な顔料分散を得るには、ビーズミルに収容されている分散メジアの粒径をより小さくする方法と、ビーズミルを攪拌機と循環接続し、その循環流量を高める方法とが考えられる。
しかしながら、従来の分離スクリーンのみ或いはギャップセパレータのみを用いたビーズミルでは分散メジアの粒径を小さくするには限界がある。
即ち、ローターとベセルに固定されたステーターとのクリアランスによって顔料ペーストと分散メジアとを分離するギャップセパレータでは、ローターの回転軸が熱膨張により伸縮するため、クリアランスは0.1mmが限界であり、従って、直径0.3mm〜0.5mmの分散メジアが使用できる限界である。しかも、粘度の比較的高い塗料、インキ等の顔料ペーストでは、ギャップセパレータのローターとステーターとの間のクリアランスを小さくすると圧力損失が大きくなるため直径0.5mmのメジアが使用限界である。
また、分離スクリーンは、ギャップセパレータに比べて開口面積(総面積)が大きく採れるが、液の流動がギャップセパレータに比べて悪いため、クリアランスは0.1mm程度が限界であり、直径0.3mmの分散メジアが限界である。特に、構造粘性の大きい顔料ペーストでは圧力損失が大きくなる欠点がある。さらに、分散顔料による目詰まりの問題も生じ易い。
さらに、上記従来のビーズミルを攪拌機と循環接続した場合、循環流量を高めると、分離スクリーン及びギャップスクリーンに目詰まりを起こしてしまうという問題もあった。また、循環流量が少なくても、分散ペーストの粘度が高い場合には、前記目詰まりが生じ易いという問題がった。
一方、分離スクリーン及びギャップセパレータに代えて遠心分離装置を採用することにより上記問題を解消したアニュラー型ビーズミルは、構造上、特に高粘度の顔料ペーストを処理した後の洗浄時間が長くなり、洗浄性にやや問題があった。
即ち、従来の遠心分離装置を採用したアニュラー型ビーズミルでは、図5に示すように、ベセル40内で分散処理された顔料ペーストは、遠心分離装置41を構成する回転羽根体の上部から、ローター42の中空回転軸42a内壁と回転駆動軸41aとの隙間G1を通り、中空回転軸42aに形成された通孔42bを通って、更に、中空回転軸42aと外管43との隙間G2を通って、排出口44へ導かれる。
一般に、この種のビーズミルでは、色替え毎に洗浄液又は洗浄水を通して洗浄するが、斯かる構成を有する従来のビーズミルでは、隙間G1、G2、特に隙間G1における通孔42aの上部、及び、G2における排出口44の上部の隙間は、洗浄液又は洗浄水が行き届きにくいために洗浄性が良くなく、しかもこの隙間を構造上無くすことが技術的に困難であった。
そこで、本発明は、分散メジアによる目詰まりを生じることなく、微小粒径の分散メジアが使用可能で、しかも、洗浄時間を短縮し得る顔料分散用アニュラー型ビーズミルを提供することを目的とする。
また、本発明は、斯かるビーズミルを攪拌機と循環接続することにより、高粘度の顔料ペーストであっても大流量循環分散を可能とする顔料分散システム及び分散方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、上部に供給口が形成され、底部に排出口が形成された円筒状のベセルと、前記ベセル内に該ベセル内壁との間に顔料分散を行うための環状隙間を形成するように配置されるとともに分散メジアの通過し得る循環用開口部が形成された周壁と、回転駆動軸に支持された上壁とを有し、且つ、下部開口とされ円筒状のローターと、前記ローター内に配置され、前記排出口と連通して前記ベセルの底部に支持された分離スクリーン又はギャップセパレータと、遠心作用によって顔料ペースト中の分散メジアを前記ローター内から前記循環用開口部を通して前記環状隙間に送り出すように、前記分離スクリーン又はギャップセパレータの周囲を囲む回転羽根が形成された遠心分離装置と、を有し、前記ローターの回転駆動軸を中空軸とし、該ローターの回転駆動軸の中空内に前記回転羽根の回転駆動軸を挿通したことを特徴とするアニュラー型ビーズミルにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記ビーズミルと回転軸により回転駆動する平パドル翼を内部に備える攪拌機とを循環用ポンプを介して循環ラインによって接続したことを特徴とする顔料分散システムによっても達成される。前記平パドル翼は、前記回転軸の底部から側方に延在する底部平パドル翼部と、該底部平パドル翼部の両側端上部から上方に伸びる矩形状をした上部平パドル翼部とを有することが好ましい。
また、本発明の上記目的は、前記顔料分散処理システムを用いた顔料分散方法であって、粘度が0.3〜10Pa・sの顔料ペーストを、循環流量を600〜900kg/時として分散処理することを特徴とする顔料分散方法によって達成される。
本発明によれば、上記構成を採用したことにより、遠心分離装置によって分離スクリーン又はギャップセパレータから顔料ペースト中の分散メジアが引き離されるように作用するので、従来の分離スクリーンやギャップセパレータのみのビーズミルに比べて、より小径の分散メジアを使用することができ、しかも、攪拌機と循環接続した場合に高粘度の顔料ペーストであっても大流量循環分散が可能であることに加え、洗浄水又は洗浄液の行き届きにくい箇所を無くすことができるので、洗浄性を向上させることができる。
本発明に係るビーズミルの好ましい実施形態について以下に図面を参照して説明する。なお、全図を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
図1はビーズミルの縦断面図、図2は図1のII−II断面図である。図1に示すように、ビーズミル1は、分散されるべきペーストを供給する供給口2が上部に形成されるとともに分散された顔料ペーストを排出する排出口3が底部に形成された円筒状のベセル4内に、外周面が円筒状のローター5が内装されている。
ベセル4の内壁とローター5の周壁との間には、顔料をペースト中に分散させるための環状隙間Xが形成されている。ローター5は、上壁5aが回転駆動軸5bによって支持されている。回転駆動軸5bは、ベセル4の上壁に形成された開口部4aから突き出ている。回転駆動軸5bは、ベセル4に固定された外管4b内に収容されている。外管4b及び開口部4aと回転駆動軸5bとの隙間は、メカニカルシール(メカシールとも言う)6によって液密的に封じされている。メカニカルシール6は、洗浄時の洗浄液滞留部を無くすために、外管4b内の下端部に配置することが好ましい。
ローター5は、下面開口の略吊り鐘形状をしている。ローター5の下端とベセル4の底内壁と間には、分散メジア及び顔料ペーストの通過し得る間隙Yが設けられている。ローター5の回転駆動軸5bは中空軸となっている。ローター5の周壁には、分散メジアの通過し得る循環用開口部5cが形成され、循環用開口部5cは、図示例では縦方向に平行に延びる複数本のスリットによって形成されている。
ローター5の内側には分離スクリーン7が配置され、分離スクリーン7は、ベセル4の底部中央に支持体8によって支持されている。支持体8には、分離スクリーン7の内部と連通する排出口3が形成されている。
ベセル4の内底部略中央にステーター9を固定することができ、支持体8は、ステーター9を貫通して取り付けられる。ステーター9とローター5との間に形成された隙間によって顔料ペーストのための流路が形成されている。ステーター9は、ローター5の内側とステーター9の外壁との間の隙間によって速度差を与え、ローター5の外周と同様に分散を行う役割も果たす。ステーター9は、図示の例では、円柱体で形成されているが、円錐形等の種々の形状のものを採用することができる。
ローター5の内側には、更に、分離スクリーン7を囲んで遠心分離装置10が配置されている。遠心分離装置10は、回転駆動軸5bの中空内を通り回転駆動する回転駆動軸10aと、回転駆動軸10aによって支持された回転羽根10bとを有している。回転駆動軸10aと回転駆動軸5bとの間の隙間は、メカニカルシール11によって液封されている。メカニカルシール11は、洗浄時に洗浄液が行き届きにくいような凹所又は洗浄液滞留部を無くすために、回転駆動軸5b内の下端部に配置することが好ましい。
図示例において回転羽根10bは、分離スクリーン7を囲む筒状部に縦長のスリットを径向き又は径方向に対して傾斜面を持たせて形成することによって構成されている。回転羽根10bは、平羽根、矢羽根、捻り羽根等の種々の遠心羽根を採用することができ、羽根の中心部において吸い込み、周方向に押し出す作用、即ち遠心ポンプとしての作用を有する。勿論、回転羽根10bは、筒状部にスリットを形成するのではなく、羽根部品を個別に取り付けることによって形成しても良い。回転羽根10bの羽根間の間隔は、分散メジアが通過するのに十分な幅とされる。
ベセル4には、冷却液循環路4cが形成され、冷却液循環路4c内に冷却液供給部4dより冷却水等の冷却液が導入され、冷却液排出部4eより排出され、ベセル4内の温度上昇を防止するようになっている。また、ステーター9の内部にも同様に冷却液循環路9aが形成され、ベセル4内の温度上昇を防止するようになっている。
上記構成を有するビーズミルの作用効果について、以下に説明する。
分散されるべき顔料ペースト(顔料、ワニス、溶剤の予備混合物)は、図示しない攪拌機で攪拌された後、図外のポンプ作用で供給口2よりベセル4内に圧送される。ビーズミル1のベセル4内には、予め分散メジア(不図示)が収容されている。
顔料ペーストをビーズミル1に送る前記ポンプ作用により、供給口2から供給された顔料ペーストは、環状間隙X、間隙Y、ローター5の内側を通り、分離スクリーン7を通って排出口3から排出される。
顔料ペーストは、環状間隙Xから分離スクリーンに至る迄の間に、ローター5の回転により、分散メジアとともに攪拌され、分散メジアによって顔料の凝集体が一次粒子に分散される。ローター5の回転速度は、約1000〜1600rpmとすることができる。
遠心分離装置10は、環状間隙Xからローター5内に顔料ペーストと共に送られてくる分散メジア(不図示)に遠心力を付与する。この場合、回転羽根10bの回転速度は、約1600〜2000rpmとすることができる。
顔料ペーストに比べて比重の大きい分散メジアは、遠心力によって回転羽根10bの外側に押しやり、ローター5に形成された循環用開口部5cを通過し、再び環状間隙Xに戻される。斯かる作用によって、分散メジアは、環状間隙Xとローター5内を循環する。
また、遠心分離装置10は、分散メジアを分離スクリーン7から遠ざけるので、分離スクリーン7の目詰まりが防がれる。そのため、クリアランスが0.1mmの分離スクリーン7を使用して、直径0.1mmの小径分散メジアを使用することが可能となる。このような小径分散メジアを使用することにより、従来達成し得なかった微細な顔料分散が可能となるのである。分散メジアとしては、例えば、ジルコニアメジア等の公知の分散メジアを使用できる。
また、分散ペーストが、例えば、5Pa・s程度の高粘度であっても、遠心分離装置10の遠心分離作用により、分散メジアが分離スクリーン7から離反されるので、分離スクリーン7が目詰まりすることなく、分散処理することができる。
上記のようにして、分散メジアは、環状隙間Xから分離スクリーン7へ、顔料ペーストの流動により移動し、回転羽根10bにより循環用開口部5cを通じて元に戻る循環を繰り返す。この間、ペースト中に配合された顔料の凝集粒子体(二次粒子)は、ベセル4内壁とローター5外壁との間の環状隙間Xにおいて分散メジアとの衝突により生じる剪断作用により一次粒子に分散される。
上記構成を有するビーズミル1は、供給口2から洗浄液又は洗浄水を圧入して排出口から排出することにより洗浄されるが、洗浄液又は洗浄水が従来のような隙間G1、G2(図5参照)を通過しないので、洗浄液の滞留箇所を無くすことができ、洗浄性が向上する。
なお、上記実施形態では、分離スクリーンを備える例について説明したが、図3に示すように、分離スクリーンに代えて、ギャップセパレータ20を採用したビーズミル1’とすることもできる。この場合、顔料ペーストは、ギャップ20aを通じて排出口3から排出され、分散メジアは遠心分離装置10によってギャップ20aから遠ざけられるので、0.1mmのギャップであっても、直径0.1mmの分散メジアを使用することが可能となる。なお、図示便宜上、ギャップ20aは、拡大して描いてある。
本発明に係るビーズミルは、攪拌機と循環用ポンプを介して循環接続した顔料分散システムとすることにより、より高い分散効果を発揮することができる。以下に、顔料分散システムについて、図4を参照しつつ説明する。
顔料分散システムは、図4に示すように、ビーズミル1が循環用ポンプ30を介して循環用配管31により攪拌機32と循環接続されている。ビーズミル1は、上記第1実施形態のものと同様の物を使用している。
攪拌機32は、上部に処理液供給口33を備え底部に処理液取出口34を備え周囲が円筒状をした攪拌槽35と、攪拌槽35の内部に垂設された回転軸36と、回転軸36に取り付けられた平パドル翼37と、を有している。処理液供給口33は、ビーズミル1の排出口3と接続され、処理液取出口34は、ビーズミル1の供給口2と接続されている。
平パドル翼37は、回転軸36の底部から側方に延在する底部平パドル翼部37aと、底部平パドル翼部37aの両側端上部から上方に伸びる矩形状をした上部平パドル翼部37bとを有している。
攪拌機32は、攪拌槽の内径(a)と底部平パドル翼部37aの翼径(b)との寸法比(b/a)を0.6〜0.9、好ましくは0.6〜0.8の範囲内となるように設計されている。寸法比(b/a)が0.6未満になると、攪拌槽35の内径に比して翼径が小さくなりすぎるために槽壁面に滞留する顔料ペーストが多くなり、一方、寸法比(b/a)が0.9を超えると、攪拌槽35の内径に比して翼径が大きくなり過ぎるために顔料ペーストの短絡が生じ易くなるからである。
平パドル翼4は、底部平パドル翼部37aの高さ(c)と上部平パドル翼部37bの高さ(d)との寸法比(d/c)が1〜4、好ましくは1〜3の範囲内に設計されている。この高さの寸法比(d/c)が、1未満、つまり上部平パドル翼部37bの高さ(d)が底部平パドル翼部37aの高さ(c)に比して低くなり過ぎると、攪拌時の所要動力が大きくなるため、製品のコストが高くなったり、機械に負担がかかるため老朽を早めたり、また顔料ペーストの短絡も起こり易くなるといった欠点があり、一方、寸法比(d/c)が4を超えると、つまり上部平パドル翼部37bの高さ(d)が底部平パドル翼部37aの高さ(c)に比して高くなり過ぎると、槽内で顔料ペーストが均一に混合できないといった欠点があるからである。
上記構成を有する顔料分散システムによれば、分散メジアとして直径0.1mmのジルコニアメジアを使用し、約0.3〜10Pa・s程度の顔料ペーストであれば、循環流量を約600〜900kg/時で分散することが好適である。
循環流量は大きいほど好ましいが、顔料ペーストの粘度が10Pa・sを越えると粘性抵抗により遠心分離装置10(図1参照)及び循環用ポンプ30への負荷が大きくなるため600kg/時程度迄とすることが好ましく、粘度が0.3Pa・sより小さい場合は、循環流量を900kg/hより大きくすると、遠心分離装置10への負担が大きくなるため好ましくないからである。
本発明に係るビーズミルの好ましい実施形態を示す縦断面図である。 図1のII−II断面図である。 本発明に係るビーズミルの他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る顔料分散システムを概略的に示すシステム図である。 従来のビーズミルを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のIV−IV断面図である。
符号の説明
1 ビーズミル
2 供給口
3 排出口
4 ベセル
5 ローター
5b 回転駆動軸
5c 循環用開口部
6 メカシール
7 分離スクリーン
8 支持体
9 ステーター
10 遠心分離装置
32 攪拌機
37 平パドル翼
37a 底部平パドル翼部
37b 上部平パドル翼部

Claims (4)

  1. 上部に供給口が形成され、底部に排出口が形成された円筒状のベセルと、
    前記ベセル内に該ベセル内壁との間に顔料分散を行うための環状隙間を形成するように配置されるとともに、分散メジアの通過し得る循環用開口部が形成された周壁と、回転駆動軸に支持された上壁とを有し、且つ、下部開口とされた円筒状のローターと、
    前記ローター内に配置され、前記排出口と連通して前記ベセルの底部に支持された分離スクリーン又はギャップセパレータと、
    遠心作用によって顔料ペースト中の前記分散メジアを前記ローター内から前記循環用開口部を通して前記環状隙間に送り出すように、前記分離スクリーン又はギャップセパレータの周囲を囲む回転羽根が形成された遠心分離装置と、を有し、
    前記ローターの回転駆動軸が中空軸とされ、該ローターの回転駆動軸の中空内に前記回転羽根の回転駆動軸が挿通されていることを特徴とするアニュラー型ビーズミル。
  2. 請求項1記載のビーズミルと回転軸により回転駆動する平パドル翼を内部に備える攪拌機とを循環用ポンプを介して循環ラインによって接続したことを特徴とする顔料分散システム。
  3. 前記平パドル翼は、前記回転軸の底部から側方に延在する底部平パドル翼部と、該底部平パドル翼部の両側端上部から上方に伸びる矩形状をした上部平パドル翼部とを有することを特徴とする請求項2に記載の顔料分散システム。
  4. 請求項2又は3に記載の顔料分散処理システムを用いた顔料分散方法であって、粘度が0.3〜10Pa・sの顔料ペーストを、循環流量を600〜900kg/時として分散処理することを特徴とする顔料分散方法。
JP2004179211A 2004-06-17 2004-06-17 アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法 Active JP4423500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179211A JP4423500B2 (ja) 2004-06-17 2004-06-17 アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179211A JP4423500B2 (ja) 2004-06-17 2004-06-17 アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006000751A JP2006000751A (ja) 2006-01-05
JP4423500B2 true JP4423500B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=35769585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004179211A Active JP4423500B2 (ja) 2004-06-17 2004-06-17 アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4423500B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4785355B2 (ja) * 2004-06-28 2011-10-05 関西ペイント株式会社 アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法
JP2007229686A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Mitsui Mining Co Ltd メディア攪拌型湿式分散機及び微粒子の分散方法
JP5407549B2 (ja) * 2009-05-22 2014-02-05 信越化学工業株式会社 光触媒粒子の分散液及びその製法
JP5745697B2 (ja) * 2012-07-10 2015-07-08 淺田鉄工株式会社 湿式粒化装置
JP5644877B2 (ja) * 2013-01-18 2014-12-24 信越化学工業株式会社 光触媒粒子の分散液の製法
JP6746298B2 (ja) * 2015-11-26 2020-08-26 三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社 微小気泡生成システム
CN107020046B (zh) * 2017-05-15 2019-09-06 南京工程学院 一种适用于离心筛选的固体混料器
CN107486302A (zh) * 2017-09-14 2017-12-19 江苏博砚电子科技有限公司 一种预分散磨砂机
EP4017619A1 (en) * 2019-08-22 2022-06-29 BASF Coatings GmbH Method for dispersing and milling particles in a fluid

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4432200C1 (de) * 1994-09-09 1996-02-29 Evv Vermoegensverwaltungs Gmbh Rührwerksmühle
JP3745103B2 (ja) * 1997-10-29 2006-02-15 浅田鉄工株式会社 サンドミルにおける分散媒体分離装置
JP3189047B2 (ja) * 1999-04-23 2001-07-16 関西ペイント株式会社 顔料循環分散装置
JP4451965B2 (ja) * 2000-05-18 2010-04-14 株式会社井上製作所 パイプラインビ−ズミル
JP3718831B2 (ja) * 2001-04-16 2005-11-24 関西ペイント株式会社 ビーズミル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006000751A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4785355B2 (ja) アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法
JP3718831B2 (ja) ビーズミル
EP1752208A1 (en) Circulatory cleaning device attached to an agitator
JP5625216B2 (ja) 分散方法及び分散システム
JP4423500B2 (ja) アニュラー型ビーズミル、該ビーズミルを備える顔料分散システム、及び該顔料分散システムを用いた顔料分散方法
JP7005652B2 (ja) 撹拌装置
JP5046557B2 (ja) メディア攪拌型湿式分散機及び微粒子の分散方法
CN101239288A (zh) 一种油墨快速分散装置
JP2009240887A (ja) メディア混合式ミル
JP2017035679A (ja) 分散システム
JP2017035679A5 (ja)
JP2001038184A (ja) 浸漬型分散機
JP2013027849A (ja) 吸引混合ポンプ用の分離装置及び吸引式混合システム
JP5575297B2 (ja) 粉砕処理システム及びメディア回収方法
JP4901353B2 (ja) メディア撹拌ミル
JP5026819B2 (ja) メディア攪拌型湿式粉砕機及び粉砕処理方法
JP5406446B2 (ja) 粉砕処理システム及び粉砕処理方法
KR101911053B1 (ko) 교반기용 교반구조
JP2012179535A (ja) 湿式媒体撹拌ミル
JP5046546B2 (ja) メディア攪拌型湿式分散機及び微粒子の分散方法
JP6534482B2 (ja) 二軸式分散機
JPWO2007141992A1 (ja) メディア式分散機
JP6692104B1 (ja) 二軸式分散機
JP2828834B2 (ja) 分散装置
JPH10202079A (ja) 分散装置用の分散器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4423500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250