JP4901353B2 - メディア撹拌ミル - Google Patents
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前記分離スクリーンの外周には、該分離スクリーンを保護するための保護管が取り付けられており、この保護管が複数の連通孔を有していることが好ましい。
本発明のメディア撹拌ミルにおいては、上記したように粉砕タンクに固定され、分離スクリーンを取り囲む固定リングを設けたことにより、分離スクリーンの遠心力に対する撹拌軸による遠心力の影響を緩和して、分離スクリーンによる遠心力を効率よく利用し、分離スクリーン周りの粉砕メディアを排除するようにしたので、メディア分離能力を向上させることができる。
図1は、本発明のメディア攪拌ミルの実施形態を示す断面図である。図に示すように、メディア攪拌ミル1は、円筒状の粉砕タンク2を備えており、該粉砕タンク2の両端にはエンドカバー3およびケーシング4が液密に取り付けられている。本明細書においては、上記エンドカバー3およびケーシング4を含めて粉砕タンクと称することがある。ケーシング4には、原料供給口5が設けられている。粉砕タンク2の内部には、軸方向に延びるように回転自在な攪拌軸6が配置され、該攪拌軸6と粉砕タンク2の内面との間に空間すなわち粉砕室Cが形成されている。この粉砕室Cにはガラスビーズやセラミックビーズのような粉砕メディア11が充填されている。粉砕メディアは、ナノメートルサイズの粉砕・分散のためには0.2mm以下の直径であることが必要である。
攪拌軸6の中空部6bには、該撹拌軸と一体であって、原料排出口13aが形成された排出口形成部13が設けられている。この原料排出口13aは、攪拌軸6を貫通して延びる原料排出通路14に連通されている。
攪拌軸6の中空部6bには、上記原料排出口13aを取り囲んだ状態で分離スクリーン9が配置されている。この分離スクリーン9は、攪拌軸6(排出口形成部13)にネジ19で固定され、該攪拌軸とともに回転する。
上記エンドカバー3の中央部には円形の開口3aが形成されている。符号30は固定リングを示し、この固定リング30は、その先端に形成されたリング主部31、これを支持する支持部32、および該固定リング30を上記エンドカバー3に取り付け固定するための取り付けフランジ33を備えている。リング主部31は、その直径が分離スクリーン9(後に説明するスクリーン保護管を設けた場合にはこのスクリーン保護管)の直径より大きく、撹拌軸6の壁部分6cの直径より小さく設定されている。リング主部31には、粉砕メディア11を半径方向外方に通すための複数のスリット状の連通孔34が設けられている。
上記固定リング30は、リング主部31側から粉砕タンク2内に挿入され、図1に示された状態でフランジ33をネジ35でエンドカバー3に螺着することにより、結果的に粉砕タンク2に固定されたこととなる。この状態で、リング主部31は、分離スクリーン9と撹拌軸6の壁部分6cの間に挿入され、分離スクリーン9を所定の間隔をおいて取り囲んでいる。当然のことながら、このリング主部31は、撹拌軸6の壁部分6cからも所定の間隔を置かれている。
作動においては、原料供給口5から被粉砕粒子を含むスラリーである原料を導入しながら撹拌軸6を回転駆動する。粉砕室C内に導入されたスラリーは、メディア11とともに撹拌され、粉砕室C内で回転運動を生じる。この粉砕媒体の回転運動のため、粉砕室C内においてはメディア撹拌ミルに周知の作用により、スラリー内の被粉砕粒子が粉砕ないしは分散される。
2 粉砕タンク
3 エンドカバー
4 ケーシング
5 原料供給口
6 撹拌軸
6a 開口
6b 中空部
6c 壁部分
6d 連通孔
7 攪拌部材
9 分離スクリーン
11 粉砕メディア
13 排出口形成部
14 原料排出口
17 軸部分
18 メカニカルシール
19 ネジ
23 ジャケット
24 冷却水入口ノズル
25 冷却水出口ノズル
30 固定リング
31 リング主部
32 支持部
33 フランジ
34 連通孔
35 ネジ
36 保護管
37 連通孔
Claims (2)
- 一端側に原料供給口を有する筒状の粉砕タンク、この粉砕タンク内に長手方向に延びるように配置された撹拌軸、およびこの攪拌軸と前記粉砕タンクの内壁の間に形成された粉砕室に入れられた粉砕メディアを備え、前記撹拌軸は、前記粉砕タンクの他端近傍に原料−粉砕メディア入口を有する中空部が形成され、円筒壁となっており、前記撹拌軸の円筒壁には、前記中空部を前記粉砕室に連通する複数の連通孔が形成され、原料の動きに伴って前記粉砕タンクの前記他端に達した前記粉砕メディアが、原料−粉砕メディア入口から前記撹拌軸の前記中空部に入り、前記連通孔から前記粉砕室に戻る循環運動をするようになっており、前記撹拌軸の前記中空部内に原料排出口が配置され、前記中空部内に前記原料排出口を取り囲むように設けられたメディア分離スクリーンが前記撹拌軸に固定されたメディア攪拌ミルにおいて、
前記攪拌部材とスクリーンの間に、該スクリーンを取り囲む固定リングが配置されており、この固定リングは、前記粉砕タンクに固定されており、複数の連通孔を有していることを特徴とするメディア撹拌ミル。 - 前記スクリーンの外周には、該スクリーンを保護するための保護管が取り付けられており、この保護管が複数の連通孔を有していることを特徴とする請求項1のメディア攪拌ミル。
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