JP5707067B2 - X線ct装置の撮影条件処理方法及びx線ct装置 - Google Patents

X線ct装置の撮影条件処理方法及びx線ct装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置の撮影条件処理方法及びX線CT装置に関する。
X線CT装置は、X線を曝射して被検体を透過したX線を検出し、検出したX線の強度を示す投影データから被検体内の画像を再構成する画像診断装置である。
X線CT装置を用いた撮影方式としては、例えばダイナミックボリュームスキャンやヘリカルスキャンがある。
ボリュームスキャンとは、多数の検出器(例えば数百列)を設け、その検出器を固定された被検体の周りで回転させることで、心臓程度の大きさの臓器であれば、1回のスキャンでその3次元データを取得することができる方式である。またダイナミックスキャンとは、造影剤が注入された被検体をX線撮影することにより、被検体の動きを撮影する方式である。ダイナミックボリュームスキャンとはこれらの方式を組み合わせたものである。
またヘリカルスキャンとは、高速連続回転された検出器によるスキャンをしながら、同時に被検者を載せた寝台を定速移動させることにより、短時間のうちに多数の断面のスキャンを完了する方式である。
またこれらの撮影方式と組み合わせて用いられる方式として、デュアルエナジー(dual energy)方式というものが存在する。
この方式は、被検体の同一の部位に対して高い管電圧によるX線撮影と低い管電圧によるX線撮影とを順次行い、線質の異なるX線を用いて得られた2つのX線画像データに基づいて差分画像を生成するものである。
特開平7−79965号公報
デュアルエナジー方式を用いてX線撮影を行う場合、高い管電圧と低い管電圧とを切り換える際に時間を要する。つまり被検体の撮影に要する時間が長くなる。従って、例えば心臓のように動きがある被写体を撮影する場合、モーションアーチファクトの影響等を受けやすくなり、その結果、時間分解能が低下する。また時間分解能を上げるために、架台が被検体の周りを1回転するのに要する時間を短くすると、高い管電圧でのスキャンの開始位置と低い管電圧でのスキャンの開始位置を合わせるためにX線曝射を伴わない余分な回転が必要となり、かえって被検体の撮影を行う際に要する時間が長くなる。一方、検査の内容によっては、画像のコントラストを上げるために、X線の曝射頻度を上げて多くの情報を取得したい場合もある。
本実施形態では、上記課題を解決するためにX線撮影を行う際に必要な各種条件(架台ローテーションスピード、間歇曝射頻度、X線曝射条件、撮影時間等。以下「撮影条件」という場合がある)を検査者に提示するための撮影条件処理に関する方法を説明する。
上記課題を解決するために、実施形態に記載のX線CT装置の撮影条件処理方法は、X線CT装置における第1のX線曝射条件と第1のX線曝射条件とは異なる第2のX線曝射条件とが処理部に入力されるステップを有する。更に処理部が、第1のX線曝射条件と第2のX線曝射条件に基づいて、第1のX線曝射条件による第1のX線撮影と第2のX線曝射条件による第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間を取得するステップを有する。更に処理部が、記憶部に予め記憶された前記X線CT装置における架台部の架台ローテーションスピードと前記休止時間と前記第2のX線撮影への切り替えが完了した時点の位置から前記第2のX線撮影の開始位置までの移動にかかる軌道指定時間とに基づいて当該架台ローテーションスピードに対する前記架台部の回転移動時間を算出するステップを有する。
第1、第2の実施形態に係るX線CT装置の外観図である。 第1、第2の実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 第1、第2の実施形態に係るデュアルエナジー方式についての説明図である。 第1の実施形態に係る処理部のブロック図である。 第1の実施形態に係るX線CT装置のフローチャートである。 第2の実施形態に係る処理部のブロック図である。 第2の実施形態に係るX線CT装置のフローチャートである。
(装置構成)
まず、図1、図2を用いて第1の実施形態及び第2の実施形態に共通するX線CT装置1の構成について説明する。
X線CT装置1は、被検体2に対して曝射したX線の透過を検出し、検出したX線の強度を示す投影データから被検体内の画像を再構成する画像診断装置である。このX線CT装置1は、架台部3と寝台部4とコンソール部5とを備える。
架台部3は、X線の曝射及び被検体2を透過したX線を検出する。架台部3の内部には、図示しない高電圧発生部から高電圧が印加されることによりX線を照射するX線管球を有するX線曝射部3a及び被検体2を透過した当該X線を検出するX線検出部3bが収容されている。なお、X線曝射部3a及びX線検出部3bは、図示しないローテーションベースに配置される。ローテーションベースは、被検体2の周りを回転可能となるよう架台部3内に配置されている。本実施形態においては、この「ローテーションベースの回転」について「架台部3の回転」と同一視する場合がある。例えば後述の「架台ローテーションスピード」とはローテーションベースのローテーションスピードのことを意味する。
寝台部4は天板4aを有する。天板4a上には被検体2が配置される。天板4aは後述する制御部5bの指示に基づいて、被検体2を配置したまま寝台部4に対して移動可能に構成されている。
コンソール部5には、外部からの入力動作を行うための入力部5aが配置されている。またコンソール部5には、X線CT装置全般の動作制御を行う制御部5bが配置されている。またコンソール部5には、入力部5aからの入力指示に基づき、X線撮影条件を処理する機能、及びX線検出部3bによるX線検出結果をX線画像に再構成処理する機能を有する処理部5cが配置されている。処理部5cによるX線撮影条件を処理する機能については後述する。またコンソール部5には、入力部5aからの入力指示に基づき、スキャン条件(後述)を決定するスキャン条件決定部5dが配置されている。またコンソール部5には、入力部5aによる入力指示に基づき、後述する記憶部5fに記憶されている優先条件(後述)を選択する優先条件選択部5eが配置されている。またコンソール部5には、架台ローテーションスピード(後述)等、X線撮影に適用される各種条件を記憶しておく記憶部5fが配置されている。
表示部6は、コンソール部5と接続され、処理部5cによる処理の結果を表示する。
(デュアルエナジー方式についての説明)
次に、図3を用いて第1の実施形態及び第2の実施形態で用いられるX線撮影方式であるデュアルエナジー方式について説明を行う。
なお本実施形態において、「ハーフ再構成」とは、架台部3(ローテーションベース)が1回転する際、当該架台部3の半回転分のデータ及びX線検出部3bのファン角分(約2/3回転)のデータを取得し、当該データに基づいてX線画像の再構成を行う手法である。「フル再構成」とは、架台部3が1回転する際に得られたデータに基づいてX線画像の再構成を行う手法である。「Slow kV switching方式」とは、架台部3が1回転するごとにX線撮影のための管電圧・管電流を切り換える方式のことをいう。例えばハーフ再構成では約2/3回転で被検体のデータを取得し、残りの約1/3回転でX線曝射条件を切り換える動作を行う。「X線曝射条件」とは、所定のX線を曝射させるために要する電流値(mA)、電圧値(kV)をいう。「スキャン」とは、第1のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行う段階から、第2のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行うことができる状態になるまでの段階をいう。つまりスキャンとは、X線の曝射だけでなく、第1のX線曝射条件から第2のX線曝射条件への電流・電圧値の切換段階や軌道指定(後述)を行う段階も含む概念である。「スキャン条件」とは、X線曝射条件に加えて、X線撮影を行う撮影範囲、寝台部4(天板4a)の移動スピード、再構成条件(ハーフ再構成、フル再構成)、有効視野(field of view)、スライス厚等をいう。これらの値は検査者によって任意に設定される値である。「軌道指定」とは、互いに異なる第1、第2のX線曝射条件でスキャンを行う場合において、第1のX線曝射条件によるスキャンと第2のX線曝射条件によるスキャンを同じ角度(所定の基準方向に対する角度)から開始するための始点を指定する手法である。同じ角度で撮影を開始して得られたそれぞれのX線曝射条件に基づくデータの差分処理を行うことでアーチファクトの影響を排除したX線画像の再構成を行うことができる。「軌道指定角度S[rad]」とは、第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件で曝射を開始する角度(所定の基準方向に対する角度)をいう。この角度は任意に決定することができる。「切換開始角度A[rad]」とは、第1のX線曝射条件(または第2のX線曝射条件)から第2のX線曝射条件(または第1のX線曝射条件)に切り換える動作を開始する角度(所定の基準方向に対する角度)をいう。この角度は軌道指定角度Sと再構成の条件(フル再構成かハーフ再構成か)の決定により定まる角度である。「切換完了角度B[rad]」とは、切換開始角度で開始されたX線曝射条件の切換が完了する角度(所定の基準方向に対する角度)をいう。この角度はX線曝射条件によって決まる角度である。「第1管電圧Xkv1[kV]」、「第1管電流XmA1[mA]」とは、第1のX線曝射条件を構成する管電圧、管電流値である。「第2管電圧Xkv2[kV]」、「第2管電流XmA2[mA]」とは、第2のX線曝射条件を構成する管電圧、管電流値である。「休止時間Tc[s]」とは、第1のX線曝射条件から第2のX線曝射条件に切換を行う際に要する期間である。この間はX線の曝射は休止される。この値は第1及び第2のX線曝射条件の組み合わせに基づきテーブル等から決定される値である。「架台ローテーションスピードR[s/r]」とは、架台部3(ローテーションベース)が1回転するのにかかる時間である。「フル再構成ビュー数Nf(R)」とは、架台部3が1回転した際に得られる可能性があるX線画像データの数である。これは架台ローテーションスピードに基づきテーブル等から決定される値である。「再構成ビュー数Nh(R)」とは、スキャン条件及び架台ローテーションスピードによって定まるX線画像データの数である。例えばハーフ再構成の場合、Nh(R)≒Nf(R)×2/3である。「間歇曝射頻度Y[r]」とは、1回のスキャンを行うために架台部3が何回転するかを表したものである。「X線曝射回数」とは、所望のX線画像データを取得するために必要なX線曝射の回数(スキャン数)である。例えば「デュアルエナジー方式で20スキャン」という設定であれば、20回のX線曝射(第1のX線曝射条件で10回、第2のX線曝射条件で10回)が必要となる。「優先条件」とは、X線撮影結果の表示において、ある表示形態を優先させる場合の判断条件をいう。例えば検査者がコントラストを優先したい場合には、優先条件として「コントラスト」を選択する。また検査者が時間分解能を優先したい場合には、優先条件として「時間分解能」を選択する。
図3は、ハーフ再構成の軌道指定デュアルエナジースキャンにおける測定状態を表したものである。
まず予め定められた軌道指定角度Sから第1のX線曝射条件に基づく第1のスキャン110を開始する。第1のスキャン110が開始されると架台部3が回転を開始すると共にX線曝射部3aから被検体2に向けて第1のX線曝射条件に基づくX線が曝射される。
本実施形態ではハーフ再構成の条件であるため、第1のスキャン110は切換開始角度Aの位置まで行われる。つまり軌道指定角度Sから切換開始角度Aまで時計回り(右回り)に約2/3回転だけ第1のスキャン110が行われるということである。
その後、第1のX線曝射条件から第2のX線曝射条件に切り換える動作を行う。この動作には所定の時間(休止時間Tc)がかかるため、その間、架台部3はX線を曝射しない状態で被検体2の周りを回転する動作を行う。図3において、この切換動作にかかる回転をX線切換回転111として示す。
第1のX線曝射条件から第2のX線曝射条件への切換が切換完了角度Bで完了した後、第2のX線曝射条件で曝射を開始する位置を軌道指定角度Sに合わせるため架台部3の回転が必要となる。図3において、この軌道合わせにかかる回転を軌道合わせ回転112として示す。
軌道合わせ回転112により架台部3内のX線曝射部3aが軌道指定角度Sに到達すると、第2のX線曝射条件によるX線曝射が開始される。図3において、第2のX線曝射条件下でのX線撮影を第2のスキャン113として示す。
第2のスキャンで約2/3回転分のX線撮影を行った後は、再度第1のX線曝射条件でスキャンを行うため、X線曝射条件の切換、軌道合わせの動作を行う。このようにして所定の撮影範囲のスキャンを行って得られたX線画像データに基づいてX線画像を再構成し、表示部6に表示させる。
このようにハーフ再構成の軌道指定デュアルエナジースキャンによれば、同じ角度から開始して得られた第1のX線曝射条件に基づくデータと第2のX線曝射条件に基づくデータとを差分処理することでアーチファクトの影響を排除したX線画像の再構成を行うことができる。
なお、フル再構成の場合には、第1のスキャン110及び第2のスキャン113が1回転に変わり、X線切換回転111及び軌道合わせ回転112を経て変更される。
またSlow kV switching方式を用いたハーフ再構成を行う場合、切換開始角度Aから軌道指定角度Sに至るまでの回転の中でX線曝射条件の切換を行うこととなる。この場合、切換開始角度Aから軌道指定角度Sに至るまでの回転がX線切換回転111及び軌道合わせ回転112に該当する。
(第1の実施形態)
次に、図4、図5を用いて第1の実施形態についての説明を行う。本実施形態はフル再構成のデュアルエナジー方式スキャンについて述べる。
図4に示す通り、本実施形態における処理部5cは、決定部10、取得部11、第1算出部12及び第2算出部13を有する。なお、処理部5cは、X線検出部3bからのX線検出結果に基づいて表示部6に表示するためのX線画像を再構成する処理を行う機能を有しているが、当該処理は一般的なものであるため詳細な説明を省略する。
決定部10は、入力部5aからのX線曝射条件に関する入力により、デュアルエナジー方式でX線撮影するための第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件を決定する機能を有する。当該入力は、表示部6に表示された複数のX線曝射条件から検査者が任意に選択し、入力部5aで入力動作がなされることにより行われる。なお、入力部5aにおいて検査者が任意の数値(電流値、電圧値)を入力すると、当該入力に基づき、記憶部5fに予め記憶された複数のX線曝射条件から、決定部10が当該入力に対応するX線曝射条件を読み出すことによりX線曝射条件を決定することも可能である。
取得部11は、決定部10で決定された第1のX線曝射条件と第2のX線曝射条件に基づいて第1のX線曝射条件による第1のX線撮影と第2のX線曝射条件による第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間を取得する機能を有する。休止時間は記憶部5fに記憶された、休止時間と第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件との関係が記載されたテーブルに基づいて取得されるものである。つまり、取得部11は、決定部10よりX線曝射条件に関する情報を受け取ると、記憶部5fのテーブルを読み出し、当該X線曝射条件に対応する休止時間を特定し、当該休止時間の値を取得する処理を行う。
第1算出部12は、架台部3の架台ローテーションスピードと休止時間とに基づいて当該架台ローテーションスピードにおけるX線の間歇曝射頻度を算出する機能を有する。架台部3の架台ローテーションスピードは例えば記憶部5fに複数記憶されている。そして検査者等の入力動作により、そのいずれかの架台ローテーションスピードが選択される。間歇曝射頻度の算出には後述する式(6)又は式(7)が用いられる。つまり第1算出部12は、取得部11によって取得された休止時間の値と検査者により選択された架台ローテーションスピードを式(6)又は式(7)に基づいて演算処理し、間歇曝射頻度を求める処理を行う。
第2算出部13は、架台部3の架台ローテーションスピード、第1算出部12で算出された間歇曝射頻度及びX線CT装置によるX線撮影の際のX線曝射回数に基づいて第1のX線撮影及び第2のX線撮影を順次行うための撮影時間を算出する機能を有する。なお、X線曝射回数は、入力部5aにより入力された撮影範囲、ローテーションスピード、スライス厚、及びヘリカルスキャンの場合はヘリカルピッチ等のスキャン条件に基づいてスキャン条件決定部5dにおいて決定される値である。
次に図5を用いてX線CT装置1を用いたデュアルエナジー方式のX線撮影動作を説明する。なお、図5におけるステップ番号を「S番号」で示す。
まず、検査者(医師等)が入力部5aを操作し、スキャン条件に関する入力を行う。スキャン条件決定部5dは、当該入力に基づいてスキャン条件を決定する処理を行う(S10)。例えば、撮影範囲、スライス厚の条件について入力があった場合には、スキャン条件決定部5dは当該条件にてX線撮影を行うことが可能である(X線CT装置1で撮影できる撮影範囲等である)場合にスキャン条件を決定する。そして、スキャン条件決定部5dは、当該条件でX線撮影を行うよう制御部5bに信号を送る。制御部5bは当該条件に沿ってX線撮影を実行する。
次に検査者(医師等)による入力部5aの入力動作に基づき、決定部10は第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件を決定する処理を行う(S11)。第1のX線曝射条件は「第1管電圧Xkv1[kV]」、「第1管電流XmA1[mA]」とからなる。第2のX線曝射条件は「第2管電圧Xkv2[kV]」、「第2管電流XmA2[mA]」とからなる。これらの値はX線曝射部3aの稼働範囲(X線曝射部3aにおける最大電流(電圧)と最小電流(電圧)の範囲)において検査者が任意に設定可能である。また記憶部5fが予め複数の値を有しており、それらの中から選択可能としてもよい。
次に取得部11は、S11で決定された第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件に基づいて休止時間Tcを取得する処理を行う(S12)。休止時間Tcは第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件に対して一意に決まる値である。つまり休止時間Tcは第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件が決定されれば、記憶部5fに記憶されたテーブルに基づいて一意に取得される値である。
次に第1算出部12は、S12で取得された休止時間Tcと検査者の選択に基づいて決定された架台ローテーションスピードRとから当該架台ローテーションスピードRに対する間歇曝射頻度を算出する処理を行う(S13)。
ここで休止時間Tc、架台ローテーションスピードR及び間歇曝射頻度Yの関係を表す式について、図3を用いて詳細に説明を行う。
図3において、軌道指定角度Sから切換開始角度Aまで移動するために要する角度SAは、フル再構成ビュー数Nf及び再構成ビュー数Nhを用いて以下の式(1)で表される。
また図3において、切換開始角度Aから切換完了角度Bまで移動するために要する角度ABは、角速度ω(ω=2π/R)及び休止時間Tcを用いて以下の式(2)で表される。
また図3において、切換完了角度Bから軌道指定角度Sまで移動するために要する角度BSは、架台ローテーションスピードR、フル再構成ビュー数Nf、再構成ビュー数Nh、角速度ω及び休止時間Tcを用いて以下の式(3)で表される。
なお、Y=mod(X,A)とは、「YはXをAで割った余り」を意味する。Y=mod(X,1)とは、「YはXの小数点以下の値」を意味する。
次に第1のX線曝射条件(または第2のX線曝射条件)でX線撮影し、第2のX線曝射条件(または第1のX線曝射条件)に切り換えるまでの時間、すなわち角度S→A→B→Sまでの移動時間txは、架台ローテーションスピードR、フル再構成ビュー数Nf、再構成ビュー数Nh、角速度ω及び休止時間Tcを用いて以下の式(4)で表される。
ここで間歇曝射頻度Yは、角度S→A→B→Sまでの移動時間txと架台ローテーションスピードRを用いて以下の式(5)で表される。
式(4)、式(5)より間歇曝射頻度Yは以下の式(6)で表される。
ここで、フル再構成の場合、Nh/Nf=1となるため、間歇曝射頻度Yは以下の式(7)で表される。
つまりS13では、第1算出部12が上記の式(6)または式(7)に基づいて間歇曝射頻度を算出する処理を行う。
例えば式(7)から明らかなように、Tc<Rであれば架台部3が2回転するごとに第1のスキャンと第2のスキャンが交互に行われる。逆に、Tc>Rであれば3回転するごとに第1のスキャンと第2のスキャンが交互に行われることとなる。
次に、スキャン条件決定部5dは、検査者によって選択されたスキャン条件に基づいてX線撮影に必要なX線曝射回数を算出する処理を行う(S14)。なお、X線曝射回数については、S10でスキャン条件が決定された際に予め決定しておいてもよい。
検査者の選択に基づいて決定された架台ローテーションスピードR、S13で算出された間歇曝射頻度及びS14で算出されたX線曝射回数に基づいて、第2算出部13は、X線撮影にかかるトータル時間(撮影時間[s])を算出する処理を行う(S15)。算出された撮影時間は例えば、図示しない表示制御部により他の検査条件と組み合わされた後、表示部6に表示される。よって検査者は自らの選択に基づいて決定された第1のX線曝射条件、第2のX線曝射条件及び架台ローテーションスピードRによる撮影時間を把握することができる。
検査者がS15で算出された撮影時間で検査を行うことが妥当であると判断した場合、検査者は入力部5aによる入力動作を行い、X線CT装置1の操作開始を指示する。すると制御部5bがS10からS15で決定された条件に基づいてX線CT装置1の動作制御を行うことにより、デュアルエナジー方式のX線撮影が開始される(S16)。
なお、上述の通り、X線CT装置には一般的に複数の架台ローテーションスピードが記憶されている。従って当該X線CT装置に記憶された全ての架台ローテーションスピードにおける間歇曝射頻度を算出することも可能である。その場合、以下に示す表1のような各条件を提示した表を表示部6に表示し、検査者に任意の条件を選択させることができる。
表1においては、いずれの撮影条件もX線曝射条件は同一である。また、X線曝射回数は20回としている。なお、表1の各数値は本実施形態を理解しやすくするために設定した例示的なものであってこれに限られない。
表示部6に表1が表示されることにより、検査者は撮影条件「1」でX線撮影を行う場合が最も短い撮影時間(トータルの撮影時間)でX線撮影を行えること(時間分解能が高いこと)を容易に認識できる。
一方、ヘリカルスキャンの手法を用いて撮影を行う場合には、間歇曝射頻度Yの値が大きいと各X線曝射条件で撮影されたX線画像データの重なり部分が少なくなる。つまりヘリカルスキャンの手法を用いる場合、間歇曝射頻度が大きいとX線画像のコントラストが低下する。このような場合であっても検査者は表示部6に表示される表1に基づいて、時間分解能が優先される撮影条件「1」を選択するか、コントラストが優先される撮影条件「3」を選択するかを決定することができる。
また、入力部5aからの入力指示に基づき、優先条件選択部5eにおいて時間分解能優先かコントラスト優先かを予め選択しておくことも可能である。この場合、上記処理を実行して、予め選択された条件に対応した撮影条件のみを表示部6に表示するように構成できる。
或いは、表示部6上で、予め選択された条件に合った撮影条件を推奨するような表示をすることも可能である。例えば「時間分解能優先」場合、表1の撮影条件「1」の枠或いは当該枠内に記載の文字だけ表示色を異ならせて表示を行うことが可能である。
更に、架台ローテーションスピードと間歇曝射頻度の関係によっては撮影時間が等しくなる場合も考えられる。例えば、R=0.4[s/r]、Y=3の場合と、R=0.6[s/r]、Y=2の場合では、どちらも1.2[s]ごとにX線の曝射が行われる。従って、X線曝射回数20回とする場合には、どちらも撮影時間は24[s]要することとなる。このような場合であっても表1のような撮影条件の一覧が表示されることにより、検査者はコントラストを優先する撮影条件(R=0.6[s/r]、Y=2の場合)の選択が容易となる。この選択については、予め決定されたスキャン条件等に基づいて自動で行なわせることも可能である。
更に、第1のX線曝射条件から第2のX線曝射条件に切り換える場合の休止時間Tc1と第2のX線曝射条件から第1のX線曝射条件に切り換える場合の休止時間Tc2が異なる場合が考えられる。そのような場合であっても式(7)から各休止時間に対する間歇曝射頻度Y1、Y2を求め、架台ローテーションスピードとX線曝射回数に基づいてトータルの撮影時間を算出することが可能である。なお、この場合には表1において間歇曝射頻度Y1、Y2の2つを表示させることも可能である。
なお、表1に記載の事項のうち、実際に表示部6に表示する項目についてはいずれか1つが表示されていればよい。また第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件を表示することも可能である。
ハーフ再構成の場合にも式(6)を用いて間歇曝射頻度Yを求めることにより、撮影時間を算出することが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば式(6)或いは(7)に基づいてX線の間歇曝射頻度を算出し、当該値を含む撮影条件を表示部6に表示させることができる。従って、検査者が撮影条件を任意に選択することができることから効率よく所望の検査を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、図6、図7を用いて第2の実施形態についての説明を行う。本実施形態はフル再構成のデュアルエナジー方式スキャンについて述べる。
図6に示す通り、本実施形態における処理部5cは、第1の実施形態と同様、決定部10、取得部11、第1算出部12及び第2算出部13を有する。なお、第2算出部13における動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態における決定部10は、入力部5aからの入力指示により、架台部3の架台ローテーションスピード及び間歇曝射頻度を決定する機能を有する。当該入力指示は、表示部6に表示された複数の架台ローテーションスピードや間歇曝射頻度から検査者が任意に選択し、入力部5aで入力動作がなされることにより行われる。或いは、複数の架台ローテーションとそれに対する間歇曝射頻度とを関連付けられて記憶部5fに記憶しておき、所定の架台ローテーションスピードが決定された場合には間歇曝射頻度も一意に決定されることでもよい。
本実施形態における第1算出部12は、決定部10で決定された架台ローテーションスピードと間歇曝射頻度に基づいて、第1のX線曝射条件による第1のX線撮影と第2のX線曝射条件による第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間を算出する機能を有する。当該休止時間の算出には第1の実施形態で説明した式(6)または式(7)が用いられる。つまり第1算出部12は、決定部10によって決定された架台ローテーションスピードと間歇曝射頻度を式(6)又は式(7)に基づいて演算処理し、休止時間を求める処理を行う。
本実施形態における取得部11は、第1算出部12で算出された休止時間に基づいて第1のX線曝射条件と第2のX線曝射条件とを取得する機能を有する。第1の実施形態の説明において述べた通り、休止時間Tcは第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件が決定されれば、記憶部5fに記憶されたテーブルに基づいて一意に取得される値である。従って第1算出部12において算出された休止時間により、取得部11は記憶部5fに記憶されたテーブルに基づいて第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件を一意に取得することができる。つまり、取得部11は、第1算出部12より休止時間Tcに関する情報を受け取ると、記憶部5fのテーブルを読み出し、当該休止時間に対応する第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件を特定し、当該第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件の値を取得する処理を行う。
次に図7を用いてX線CT装置1を用いたデュアルエナジー方式のX線撮影動作を説明する。なお、図7におけるステップ番号を「S番号」で示す。
まず、検査者(医師等)が入力部5aを操作し、スキャン条件に関する入力動作を行うことにより、スキャン条件決定部5dは、スキャン条件を決定する処理を行う(S20)。例えば、撮影範囲、スライス厚の条件について入力があった場合には当該条件でX線撮影を行うよう制御部5bに信号を送る。制御部5bは当該条件に沿ってX線撮影を実行する。なお、スキャン条件はX線CT装置ごとに決定できる範囲が異なっている。
次に検査者等により入力部5aにおいて所定の架台ローテーションスピードを選択する動作が行われた場合、決定部10は記憶部5fが記憶する複数の架台ローテーションスピードから当該選択された架台ローテーションスピードRを決定する処理を行う(S21)。
次に検査者等により入力部5aにおいて所定の間歇曝射頻度を選択する動作が行われた場合、決定部10は記憶部5fが記憶する複数の間歇曝射頻度から当該選択された間歇曝射頻度Yを決定する処理を行う(S22)。なお、S21とS22は同時に行われても良いし、順番が逆であっても良い。
次に、第1算出部12は、架台ローテーションスピードRと間歇曝射頻度Yに基づいて休止時間Tcを算出する処理を行う(S23)。架台ローテーションスピード、間歇曝射頻度及び休止時間の関係は上記式(7)の通りである。つまり第1の実施形態と同様、架台ローテーションスピード、間歇曝射頻度及び休止時間の関係を利用し、所望の値(本実施形態では休止時間)を求めることが可能である。
次に取得部11は、休止時間Tcに基づいて第1のX線曝射条件と第2のX線曝射条件を取得する処理を行う(S24)。上述の通り、第1算出部12において算出された休止時間に基づき、取得部11は記憶部5fに記憶されたテーブルを用いて第1のX線曝射条件及び第2のX線曝射条件を一意に取得する。
次に、スキャン条件決定部5dは、検査者等によって選択されたスキャン条件に基づいてX線撮影に必要なX線曝射回数を算出する処理を行う(S25)。なお、X線曝射回数については、S10でスキャン条件が決定された際に予め決定しておいてもよい。
S21で決定された架台ローテーションスピードR、S22で決定された間歇曝射頻度Y及びS25で算出されたX線曝射回数に基づいて、第2算出部13は、X線撮影にかかるトータル時間(撮影時間[s])を算出する処理を行う(S26)。S24で求められたX線曝射条件及びS26で決定された撮影時間は例えば、図示しない表示制御部により他の検査条件と組み合わされた後、表示部6に表示される。よって検査者は自らの選択に基づいて決定された架台ローテーションスピード及び間歇曝射頻度に基づくX線曝射条件及び撮影時間を把握することができる。
検査者がS26で算出された撮影時間で検査を行うことが妥当であると判断した場合、検査者は入力部5aによる入力動作を行い、X線CT装置1の操作開始を指示する。すると制御部5bがS20からS26で決定された条件に基づいてX線CT装置1の動作制御を行うことにより、デュアルエナジー方式のX線撮影が開始される(S27)。
上記説明では間歇曝射頻度Yを1つ選択し、撮影時間等を算出しているが、例えばある1つの架台ローテーションスピードに対して、複数の間歇曝射頻度の値を決定し、それぞれに対する撮影時間等を算出することも可能である。
また表示部6には、架台ローテーションスピード、間歇曝射頻度、第1のX線曝射条件と第2のX線曝射条件及び撮影時間の少なくとも1つが表示される。
また本実施形態の処理はハーフ再構成の場合にも式(6)を用いることにより実行可能である。
本実施形態のように予め架台ローテーションスピードや間歇曝射頻度を決定した場合であっても式(6)或いは(7)に基づいて第1算出部12において休止時間を算出することにより、X線曝射条件を決定することができる。従ってそれらの情報を表示部6に表示することが可能となり検査者が撮影条件を容易に決定することが可能となる。
(第1、第2の実施形態に共通の事項)
上述したX線CT装置の撮影条件処理方法及びX線CT装置において用いられる撮影方式は、ヘリカルスキャン方式であってもダイナミックボリュームスキャン方式であってもよい。
また上記処理内容をプログラム化し、コンピュータに実行させることも可能である。
以上のように、本実施形態によれば処理部5cの処理結果のうちX線撮影に必要な撮影条件を表示部6に表示させることができる。従って、検査者が撮影条件を任意に選択することができることから効率よく所望の検査を行うことが可能となる。
1 X線CT装置
3 架台部
4 寝台部
5 コンソール部
5a 入力部
5b 制御部
5c 処理部
5d スキャン条件決定部
5e 優先条件選択部
5f 記憶部
6 表示部
10 決定部
11 取得部
12 第1算出部
13 第2算出部

Claims (16)

  1. X線CT装置における第1のX線曝射条件と前記第1のX線曝射条件とは異なる第2のX線曝射条件とが処理部に入力されるステップと、
    前記処理部が、前記第1のX線曝射条件と前記第2のX線曝射条件に基づいて、前記第1のX線曝射条件による第1のX線撮影と前記第2のX線曝射条件による第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間を取得するステップと、
    前記処理部が、記憶部に予め記憶された前記X線CT装置における架台部の架台ローテーションスピードと前記休止時間と前記第2のX線撮影への切り替えが完了した時点の位置から前記第2のX線撮影の開始位置までの移動にかかる軌道指定時間とに基づいて当該架台ローテーションスピードに対する前記架台部の回転移動時間を算出するステップと、
    を有することを特徴とするX線CT装置の撮影条件処理方法。
  2. X線CT装置における架台部の架台ローテーションスピードが処理部に入力されるステップと、
    設定された前記架台ローテーションスピードに対する前記架台部の回転移動時間が前記処理部に入力されるステップと、
    前記処理部が、設定された前記架台ローテーションスピードと前記架台部の回転移動時間とに基づいて第1のX線曝射条件に基づく第1のX線撮影と前記第1のX線曝射条件とは異なる第2のX線曝射条件に基づく第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間と前記第2のX線撮影への切り替えが完了した時点の位置から前記第2のX線撮影の開始位置までの移動にかかる軌道指定時間を算出するステップと、
    前記処理部が、前記休止時間及び前記軌道指定時間に基づいて前記第1のX線曝射条件と前記第2のX線曝射条件とを取得するステップと、
    を有することを特徴とするX線CT装置の撮影条件処理方法。
  3. 前記架台部の回転移動時間は、第1のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行う段階から、第2のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行うことができる状態になるまでの段階に移行するために前記架台部が何回転するかを示す間歇曝射頻度である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のX線CT装置の撮影条件処理方法。
  4. 前記X線CT装置の表示部が、前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度、前記第1のX線曝射条件、前記第2のX線曝射条件の少なくとも1つを表示するステップを更に有することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置の撮影条件処理方法。
  5. 前記処理部が、前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度及び予め設定された前記X線CT装置によるX線撮影の際のX線曝射回数に基づいて前記第1のX線撮影及び前記第2のX線撮影を行うトータルの撮影時間を算出するステップを更に有することを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置の撮影条件処理方法。
  6. 前記表示部が、前記撮影時間を表示するステップを有することを特徴とする請求項5に記載のX線CT装置の撮影条件処理方法。
  7. 前記処理部に対して、前記X線撮影により得られるX線画像についてコントラストを優先させる条件を選択するか時間分解能を優先させる条件を選択するかを入力する優先条件入力ステップを更に有し、
    前記表示部には、前記優先条件入力ステップにより入力された条件に対応した前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度、前記第1のX線曝射条件と前記第2のX線曝射条件及び前記撮影時間の少なくとも1つが表示されることを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置の撮影条件処理方法。
  8. 被検体が配置される寝台部と、
    X線を曝射するX線曝射部及び前記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出部が配置される架台部と、
    入力部と、
    前記入力部による入力に基づき、前記X線曝射部における第1のX線曝射条件と前記第1のX線曝射条件とは異なる第2のX線曝射条件とを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記第1のX線曝射条件と前記第2のX線曝射条件に基づいて、前記第1のX線曝射条件による第1のX線撮影と前記第2のX線曝射条件による第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間を取得する取得部と、
    記憶部に予め記憶された前記架台部の架台ローテーションスピードと前記休止時間と前記第2のX線撮影への切り替えが完了した時点の位置から前記第2のX線撮影の開始位置までの移動にかかる軌道指定時間に基づいて当該架台ローテーションスピードに対する架台の回転移動時間を算出する第1算出部と、
    を有することを特徴とするX線CT装置。
  9. 前記架台部の回転移動時間は、第1のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行う段階から、第2のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行うことができる状態になるまでの段階に移行するために前記架台部が何回転するかを示す間歇曝射頻度である
    ことを特徴とする請求項8に記載のX線CT装置。
  10. 被検体が配置される寝台部と、
    X線を曝射するX線曝射部及び前記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出部が配置される架台部と、
    入力部と、
    前記入力部による入力に基づき、前記架台部の架台ローテーションスピード及び前記架台部の回転移動時間を決定する決定部と、
    前記架台ローテーションスピードと前記回転移動時間とに基づいて第1のX線曝射条件に基づく第1のX線撮影と前記第1のX線曝射条件とは異なる第2のX線曝射条件に基づく第2のX線撮影とを切り換えるための休止時間と前記第2のX線撮影への切り替えが完了した時点の位置から前記第2のX線撮影の開始位置までの移動にかかる軌道指定時間を算出する第1算出部と、
    前記休止時間及び前記軌道指定時間に基づいて前記第1のX線曝射条件と前記第2のX線曝射条件とを取得する取得部と、
    を有することを特徴とするX線CT装置。
  11. 前記架台部の回転移動時間は、第1のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行う段階から、第2のX線曝射条件下で被検体に対してX線の曝射を行うことができる状態になるまでの段階に移行するために前記架台部が何回転するかを示す間歇曝射頻度である
    ことを特徴とする請求項10に記載のX線CT装置。
  12. 前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度、前記第1のX線曝射条件、前記第2のX線曝射条件の少なくとも1つを表示可能な表示部を有することを特徴とする請求項9又は11に記載のX線CT装置。
  13. 前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度及び予め設定された前記X線CT装置によるX線撮影の際のX線曝射回数に基づいて前記第1のX線撮影及び前記第2のX線撮影を行うトータルの撮影時間を算出する第2算出部を有することを特徴とする請求項9又は11に記載のX線CT装置。
  14. 前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度及び予め設定された前記X線CT装置によるX線撮影の際のX線曝射回数に基づいて前記第1のX線撮影及び前記第2のX線撮影を行うトータルの撮影時間を算出する第2算出部を有することを特徴とする請求項12に記載のX線CT装置。
  15. 前記表示部は、前記撮影時間を表示することを特徴とする請求項14に記載のX線CT装置。
  16. 前記入力部による入力に基づき、前記X線撮影により得られるX線画像についてコントラストを優先させる条件か時間分解能を優先させる条件かを選択する優先条件選択部を更に有し、
    前記表示部には、前記優先条件選択部により選択された条件に対応した前記架台ローテーションスピード、前記間歇曝射頻度、前記第1のX線曝射条件、前記第2のX線曝射条件及び前記撮影時間の少なくとも1つが表示されることを特徴とする請求項15に記載のX線CT装置。
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