JP5703097B2 - 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造 - Google Patents

車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5703097B2
JP5703097B2 JP2011080662A JP2011080662A JP5703097B2 JP 5703097 B2 JP5703097 B2 JP 5703097B2 JP 2011080662 A JP2011080662 A JP 2011080662A JP 2011080662 A JP2011080662 A JP 2011080662A JP 5703097 B2 JP5703097 B2 JP 5703097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
cooling water
drain
pump
water pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011080662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012215117A5 (ja
JP2012215117A (ja
Inventor
裕樹 永田
裕樹 永田
裕介 富岡
裕介 富岡
孝 須永
孝 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011080662A priority Critical patent/JP5703097B2/ja
Priority to ITTO20120214 priority patent/ITTO20120214A1/it
Priority to DE102012204884.7A priority patent/DE102012204884B4/de
Priority to US13/432,848 priority patent/US9010283B2/en
Priority to BRBR102012007604-7A priority patent/BR102012007604A2/pt
Publication of JP2012215117A publication Critical patent/JP2012215117A/ja
Publication of JP2012215117A5 publication Critical patent/JP2012215117A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5703097B2 publication Critical patent/JP5703097B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/04Arrangements of liquid pipes or hoses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、エンジン本体の側壁外面に、前記エンジン本体内に冷却水を循環させる冷却水ポンプのポンプケースが取付けられる車両用エンジン関し、特に冷却水ポンプからの排水構造の改良に関する。
V型である車両用エンジンにおいて、シリンダブロックに取付けられたクラッチカバーと、ポンプカバーとでドレン排水路を構成し、Vバンク間に溜まった水を前記ドレン排水路から排水するようにしたものが、特許文献1で知られている。
特許第3867841号公報
ところで、エンジン本体の側壁外面に取付けられた冷却水ポンプからもドレンが排出されるものであり、そのようなドレンを所定位置に導くために、上記特許文献1で開示される構成を適用すると、ドレン排水路を構成するために複数のカバー部材の形状が限定されてしまい、ドレン排水路の長さによってはカバー部材の大型化を招く可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エンジン本体に取付けられるカバー部材の形状の自由度を高めるとともに大型化を回避しつつ、冷却水ポンプから排出されるドレンを所定位置に導き得るようにした車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、エンジン本体の側壁外面に、前記エンジン本体内に冷却水を循環させる冷却水ポンプのポンプケースが取付けられる車両用エンジンにおいて、前記ポンプケースの下部にドレンを排出するためのドレン排出孔が設けられ、前記ドレン排出孔から排出されるドレンを下方に導くエンジン側リブが、前記エンジン本体の一部を構成するエンジン構成体にその側壁の外面から突出するようにして一体に設けられ、前記エンジン本体の車両への搭載状態で、前記ドレン排出孔の前方に位置する防風リブが、前記エンジン構成体および前記ポンプケースの少なくとも一方に突設されることを第1の特徴とする。
また本発明は、エンジン本体の側壁外面に、前記エンジン本体内に冷却水を循環させる冷却水ポンプのポンプケースが取付けられる車両用エンジンにおいて、前記ポンプケースの下部にドレンを排出するためのドレン排出孔が設けられ、前記ドレン排出孔から排出されるドレンを下方に導くエンジン側リブが、前記エンジン本体の一部を構成するエンジン構成体にその側壁の外面から突出するようにして一体に設けられ、前記エンジン側リブが、前記エンジン構成体の側壁から前壁まで回り込むように延出して形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、エンジン本体の側壁外面に、前記エンジン本体内に冷却水を循環させる冷却水ポンプのポンプケースが取付けられる車両用エンジンにおいて、前記ポンプケースの下部にドレンを排出するためのドレン排出孔が設けられ、前記ドレン排出孔から排出されるドレンを下方に導くエンジン側リブが、前記エンジン本体の一部を構成するエンジン構成体にその側壁の外面から突出するようにして一体に設けられ、前記エンジン側リブが、前記エンジン構成体に設けられるボルト締結用のボスに一体に連なって形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記エンジン本体の車両への搭載状態で前記ドレン排出孔よりも後方に前記エンジン側リブが配置され、そのエンジン側リブを覆うように形成される前記ポンプケースに、前記エンジン側リブに後方から対向するポンプ側リブが設けられることを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記エンジン側リブの後方に位置する第2のエンジン側リブが、前記エンジン構成体にその側壁の外面から突出するようにして一体に設けられることを第5の特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記防風リブが、前記エンジン構成体および前記ポンプケースのいずれにも設けられることを第6の特徴とする
らに本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記エンジン本体の車両への搭載状態で、前記ドレン排出孔の前方に位置する防風リブが、前記ボスに一体に連なるようにして前記エンジン構成体に設けられることを第の特徴とする。
なお実施の形態のシリンダヘッド14が本発明のエンジン構成体に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、ポンプケースの下部に設けられたドレン排出孔から排出されるドレンを、エンジン本体の一部を構成するエンジン構成体にその側壁の外面から突出するようにして一体に設けられるエンジン側リブで下方に導くので、ドレン排水路を複数のカバー部材で構成することが不要であり、カバー部材の形状の自由度を増大することができるとともにカバー部材の大型化を避けることができ、冷却水ポンプから排出されるドレンを導く排水路構造の簡素化を図ることができる。
また、エンジン構成体およびポンプケースの少なくとも一方に、ドレン排出孔の前方に位置する防風リブが突設されるので、ドレン排出孔に及ぶ走行風の影響を抑制して、排水性を高めることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、ドレン排水路を複数のカバー部材で構成することが不要であり、カバー部材の形状の自由度を増大することができるとともにカバー部材の大型化を避けることができ、冷却水ポンプから排出されるドレンを導く排水路構造の簡素化を図ることができるのに加えて、エンジン構成体の側壁から前壁まで回り込むようにエンジン側リブが延出するので、エンジン構成体の側壁を下端まで流れたドレンがエンジン構成体の前壁側に伝わるようにして、ドレンがエンジン構成体の側壁から落下しないようにすることができる。
本発明の第3の特徴によれば、ドレン排水路を複数のカバー部材で構成することが不要であり、カバー部材の形状の自由度を増大することができるとともにカバー部材の大型化を避けることができ、冷却水ポンプから排出されるドレンを導く排水路構造の簡素化を図ることができるのに加えて、エンジン構成体に設けられるボルト締結用のボスにエンジン側リブが一体に連なるので、エンジン側リブがボスの補強機能を果たすことができる。
本発明の第4の特徴によれば、ドレン排出孔よりも後方に配置されるエンジン側リブを覆うようにポンプケースが形成され、エンジン側リブに後方から対向するポンプ側リブがポンプケースに設けられるので、エンジン構成体およびポンプケース間にラビリンス構造を構成し、ドレン排出孔から排出されたドレンをポンプケースで覆って外観性の向上を図るとともに、走行風による影響を抑制してドレンを所定方向に確実に案内することができる。
本発明の第5の特徴によれば、エンジン構成体に、前後に並ぶ2つのエンジン側リブが設けられることで、ドレンが前方のエンジン側リブを乗り越えたとしても、そのドレンが後方のエンジン側リブを伝って下方に導かれることになり、ドレン排出孔から排出されたドレンがエンジン本体の側壁外面に沿って後方に流れてしまうことを抑制することができる。
本発明の第6の特徴によれば、防風リブがエンジン構成体およびポンプケースのいずれにも突設されるので、ドレン排出孔に及ぶ走行風の影響をより低減することができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、防風リブがボスに一体に連なるので、ボスに2つのリブを一体に連ならせるようにしてボスをさらに補強することができる。
自動二輪車の側面図である。 図1の要部拡大図である。 エンジンの要部拡大図である。 図3の4−4線断面図である。 冷却水ポンプを取り外した状態のシリンダヘッドを図3と同一方向から見た側面図である。 図3の6−6線断面図である。 図5の7−7線断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図1〜図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支したフロントフォーク51を操向可能に支承するヘッドパイプ52と、該ヘッドパイプ52から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム53…と、それらのメインフレーム53…よりも急傾斜で後下がりに延びる左右一対のダウンフレーム54…と、前記メインフレーム53…の後端から下方に延びる左右一対のセンターフレーム55…と、該センターフレーム55…の上部から後上がりに延びる左右一対のシートレール56…と、前記センターフレーム55…の中間部および前記シートレール56…の後部間を結ぶリヤフレーム57…とを備える。
図2を併せて参照して、前記メインフレーム53…、ダウンフレーム54…およびセンターフレーム55…で囲まれる領域には、多気筒たとえば2気筒であるエンジンのエンジン本体11が搭載されており、エンジンと、エンジン本体11に一部が内蔵される変速機(図示せず)とを備えるパワーユニットPが車体フレームFで支持されるようにして配置され、該パワーユニットPが発揮する動力で駆動される後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム58の前端部が、前記センターフレーム55…に上下揺動可能に支承される。また前記エンジン本体11の上方でメインフレーム53…に収納ボックス59が搭載され、該収納ボックス59の後方にタンデム型の乗車用シート60が前記シートレール56…で支持されるようにして配置され、乗車用シート60の下方に燃料タンク61が配置される。
前記エンジン本体11は、クランクケース12と、シリンダ軸線Cを前上がりに傾斜させて前記クランクケース12の前側上部に結合されるシリンダブロック13と、該シリンダブロック13に結合されるシリンダヘッド14と、該シリンダヘッド14に結合されるヘッドカバー15とを備える。
図3および図4を併せて参照して、前記エンジン本体11の一部を構成するエンジン構成体であるシリンダヘッド14の左右両側壁のうち左側の側壁14aの外面には、前記エンジン本体11のうちシリンダブロック13およびシリンダヘッド14内に冷却水を循環させる冷却水ポンプ16のポンプケース17が取付けられる。
前記冷却水ポンプ16は、ポンプケース17と、前記シリンダヘッド14側に配設されるカムシャフト24に相対回転不能に連結されるようにして前記ポンプケース17に回転自在に支承されるポンプ軸21と、該ポンプ軸21に固定されるインペラ22とを備える。
図5を併せて参照して、前記シリンダヘッド14には、その左側の側壁14aの外面に開口するポンプ取付け孔25が前記カムシャフト24の一端部を臨ませるようにして設けられ、このポンプ取付け孔25は、シリンダヘッド14の左側の側壁14aの外面に一端を開口する大径孔部25aと、大径孔部25aよりも小径に形成されて大径孔部25aの他端に一端が同軸に連なる小径孔部25bとから成る。
一方、前記ポンプケース17は、ケース主体18と、該ケース主体18との間にポンプ室23を形成するプレート19と、該プレート19を前記ケース主体18との間に挟むポンプカバー20とで構成されるものであり、ケース主体18および前記プレート19間ならびに前記ポンプカバー20および前記プレート19間には、環状のシール部材26,27が介装される。
また前記ケース主体18には、前記ポンプ取付け孔25の大径孔部に環状のシール部材28を介して嵌合される大径軸部18aと、大径軸部18aから同軸に突出して前記ポンプ取付け孔25の小径孔部25bに嵌合する小径軸部18bとが一体に設けられており、大径軸部18aおよび小径軸部18bに、前記ポンプ軸21を挿通せしめる中央孔30が設けられる。
前記ポンプ軸21の外周および前記中央孔30の内周間には、一対のボールベアリング31,31が介装され、それらのボールベアリング31…の内方で前記ポンプ軸21の外周および前記中央孔30の内周間には、環状のオイルシール32と、メカニカルシール33とが介装される。
前記インペラ22は前記ポンプ室23内で前記ポンプ軸21に固定されており、このポンプ室23の中央部に通じる吸入室34が前記ポンプカバー20および前記プレート19間に形成される。
而して前記ケース主体18、前記プレート19および前記ポンプカバー20は、たとえば2個のボルト35,35によって結合されてポンプケース17を構成するものであり、そのポンプケース17は、たとえば3個のボルトで36,36,36前記シリンダヘッド14に締結される。
ところで前記ケース主体18および前記シリンダヘッド14間には、シリンダヘッド14内に形成されているジャケット(図示せず)に通じる接続管37の両端部が液密に嵌合されており、この接続管37で導かれる冷却水は前記プレート19に設けられる連通孔38を介して前記吸入室34に導かれる。一方、前記ポンプカバー20には、冷却水ポンプ16から吐出される冷却水を導く吐出管39が、前記ポンプ室23に通じるようにして設けられ、図1および図2で示すように、前記吐出管39に連なる管路40がエンジン本体11の前方に固定配置されるラジエータ41に接続される。
図6を併せて参照して、前記ポンプケース17の大径軸部18aのうち前記シリンダヘッド14のポンプ取付け孔25から突出した部分の下部には、前記オイルシール32および前記メカニカルシール33間で前記中央孔30に内端を通じさせるドレン排出孔42が前記大径軸部18aの外面に外端を開口させるようにして設けられており、このドレン排出孔42から排出されるドレンを下方に導くようにして上下方向に延びる第1のエンジン側リブ43が、前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aの外面から突出するようにして一体に設けられる。
しかも第1のエンジン側リブ43は、エンジン本体11の自動二輪車への搭載状態で前記ドレン排出孔42よりも後方に配置されるものであり、冷却水ポンプ16のポンプケース17は第1のエンジン側リブ43を覆うように形成される。しかも前記ポンプケース17のケース主体18には、第1のエンジン側リブ43に後方から対向して上下に延びるポンプ側リブ44が一体に設けられる。
また前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aの外面には、第1のエンジン側リブ43の後方に位置する第2のエンジン側リブ45が、上下に延びるようにして一体に突設されており、前記ポンプ側リブ44は、第1および第2のエンジン側リブ43,45間に配置される。
しかも第1のエンジン側リブ43は、図7で示すように、前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aから前壁14bまで回り込むように形成され、第2のエンジン側リブ45は、図4で示すように、前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aから前壁14bまで回り込むように形成される。
また第1のエンジン側リブ43は、前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aの下部外面に突設されるボルト締結用のボス46に一体に連なって形成されており、このボス46は、ポンプケース17をシリンダヘッド14に締結するための3つのボルト36…の1つを締結するためのものである。
またエンジン本体11の自動二輪車への搭載状態で、前記ドレン排出孔42の前方に位置する防風リブ47,48が、前記シリンダヘッド14および前記ポンプケース17の少なくとも一方、この実施の形態では、前記シリンダヘッド14および前記ポンプケース17のいずれにも突設されるものであり、前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aの外面に突設される防風リブ47は、前後方向に延びるとともに前記ボス46に一体に連なるように形成され、前記ポンプケース17におけるケース主体18に突設される防風リブ48は、前方に向かって膨らむようにして円弧状に形成される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、冷却水ポンプ16が備えるポンプケース17の下部にドレンを排出するためのドレン排出孔42が設けられ、ドレン排出孔42から排出されるドレンを下方に導く第1のエンジン側リブ43が、シリンダヘッド14に、その左側の側壁14aの外面から突出するようにして一体に設けられるので、ドレン排水路を複数のカバー部材で構成することが不要であり、エンジン本体11に取付けられるカバー部材の形状の自由度を増大することができるとともにカバー部材の大型化を避けることができ、冷却水ポンプ16から排出されるドレンを導く排水路構造の簡素化を図ることができる。
またエンジン本体11の自動二輪車への搭載状態で前記ドレン排出孔42よりも後方に第1のエンジン側リブ43が配置され、第1のエンジン側リブ43を覆うように形成されるポンプケース17に、第1のエンジン側リブ43に後方から対向するポンプ側リブ44が設けられるので、シリンダヘッド14およびポンプケース17間にラビリンス構造を構成し、ドレン排出孔42から排出されたドレンをポンプケース17で覆って外観性の向上を図るとともに、走行風による影響を抑制してドレンを所定方向に確実に案内することができる。
また第1のエンジン側リブ43の後方に位置する第2のエンジン側リブ45が、前記シリンダヘッド14にその左側の側壁14aの外面から突出するようにして一体に設けられるので、ドレンが前方側にある第1のエンジン側リブ43を乗り越えたとしても、そのドレンが後方側にある第2のエンジン側リブ45を伝って下方に導かれることになり、ドレン排出孔42から排出されたドレンがエンジン本体11の側壁外面に沿って後方に流れてしまうことを抑制することができる。
またエンジン本体11の自動二輪車への搭載状態で、前記ドレン排出孔42の前方に位置する防風リブ47,48が、前記シリンダヘッド14および前記ポンプケース17の少なくとも一方に突設されるので、ドレン排出孔42に及ぶ走行風の影響を抑制して、排水性を高めることができ、特に前記シリンダヘッド14および前記ポンプケース17のいずれにも防風リブ47,48が設けられるので、ドレン排出孔42に及ぶ走行風の影響をより低減することができる。
また第1および第2のエンジン側リブ43,45が、前記シリンダヘッド14の左側の側壁14aから前壁14bまで回り込むように延出して形成されるので、シリンダヘッド14の側壁14aを下端まで流れたドレンがシリンダヘッド14の前壁14b側に伝わるようにして、ドレンがシリンダヘッド14の側壁から落下しないようにすることができる。
また第1のエンジン側リブ43が、前記シリンダヘッド14に設けられるボルト締結用のボス46に一体に連なって形成されるので、第1のエンジン側リブ43がボス46の補強機能を果たすことができ、さらにドレン排出孔42の前方に位置するようにして前記シリンダヘッド14に設けられる防風リブ47が前記ボス56に一体に連なるので、ボス46に2つのリブ43,47を一体に連ならせるようにしてボス46をさらに補強することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
11・・・エンジン本体
14・・・エンジン構成体であるシリンダヘッド
14a・・・側壁
14b・・・前壁
16・・・冷却水ポンプ
17・・・ポンプケース
42・・・ドレン排出孔
43・・・エンジン側リブ
44・・・ポンプ側リブ
45・・・第2のエンジン側リブ
46・・・ボス
47,48・・・防風リブ

Claims (7)

  1. エンジン本体(11)の側壁外面に、前記エンジン本体(11)内に冷却水を循環させる冷却水ポンプ(16)のポンプケース(17)が取付けられる車両用エンジンにおいて、 前記ポンプケース(17)の下部にドレンを排出するためのドレン排出孔(42)が設けられ、
    前記ドレン排出孔(42)から排出されるドレンを下方に導くエンジン側リブ(43)が、前記エンジン本体(11)の一部を構成するエンジン構成体(14)にその側壁(14a)の外面から突出するようにして一体に設けられ
    前記エンジン本体(11)の車両への搭載状態で、前記ドレン排出孔(42)の前方に位置する防風リブ(47,48)が、前記エンジン構成体(14)および前記ポンプケース(17)の少なくとも一方に突設されることを特徴とする車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
  2. エンジン本体(11)の側壁外面に、前記エンジン本体(11)内に冷却水を循環させる冷却水ポンプ(16)のポンプケース(17)が取付けられる車両用エンジンにおいて、 前記ポンプケース(17)の下部にドレンを排出するためのドレン排出孔(42)が設けられ、
    前記ドレン排出孔(42)から排出されるドレンを下方に導くエンジン側リブ(43)が、前記エンジン本体(11)の一部を構成するエンジン構成体(14)にその側壁(14a)の外面から突出するようにして一体に設けられ、
    前記エンジン側リブ(43)が、前記エンジン構成体(14)の側壁(14a)から前壁(14b)まで回り込むように延出して形成されることを特徴とする車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
  3. エンジン本体(11)の側壁外面に、前記エンジン本体(11)内に冷却水を循環させる冷却水ポンプ(16)のポンプケース(17)が取付けられる車両用エンジンにおいて、 前記ポンプケース(17)の下部にドレンを排出するためのドレン排出孔(42)が設けられ、
    前記ドレン排出孔(42)から排出されるドレンを下方に導くエンジン側リブ(43)が、前記エンジン本体(11)の一部を構成するエンジン構成体(14)にその側壁(14a)の外面から突出するようにして一体に設けられ、
    前記エンジン側リブ(43)が、前記エンジン構成体(14)に設けられるボルト締結用のボス(46)に一体に連なって形成されることを特徴とする車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
  4. 記エンジン本体(11)の車両への搭載状態で前記ドレン排出孔(42)よりも後方に前記エンジン側リブ(43)が配置され、そのエンジン側リブ(43)を覆うように形成される前記ポンプケース(17)に、前記エンジン側リブ(43)に後方から対向するポンプ側リブ(44)が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
  5. 記エンジン側リブ(43)の後方に位置する第2のエンジン側リブ(45)が、前記エンジン構成体(14)にその側壁(14a)の外面から突出するようにして一体に設けられることを特徴とする請求項記載の車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
  6. 記防風リブ(47,48)が、前記エンジン構成体(14)および前記ポンプケース(17)のいずれにも設けられることを特徴とする請求項記載の車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
  7. 記エンジン本体(11)の車両への搭載状態で、前記ドレン排出孔(42)の前方に位置する防風リブ(47)が、前記ボス(46)に一体に連なるようにして前記エンジン構成体(14)に設けられることを特徴とする請求項記載の車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造。
JP2011080662A 2011-03-31 2011-03-31 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造 Active JP5703097B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011080662A JP5703097B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造
ITTO20120214 ITTO20120214A1 (it) 2011-03-31 2012-03-09 Struttura per lo scarico di acqua da una pompa di acqua di raffreddamento nel motore di un veicolo.
DE102012204884.7A DE102012204884B4 (de) 2011-03-31 2012-03-27 Struktur zur Abgabe von Wasser von einer Kühlwasserpumpe in einem Fahrzeugmotor
US13/432,848 US9010283B2 (en) 2011-03-31 2012-03-28 Structure for discharging water from cooling water pump in vehicle engine
BRBR102012007604-7A BR102012007604A2 (pt) 2011-03-31 2012-03-28 Estrutura para descarga de água da bomba de água de arrefecimento do motor do veículo

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011080662A JP5703097B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012215117A JP2012215117A (ja) 2012-11-08
JP2012215117A5 JP2012215117A5 (ja) 2014-02-27
JP5703097B2 true JP5703097B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=46833083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011080662A Active JP5703097B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9010283B2 (ja)
JP (1) JP5703097B2 (ja)
BR (1) BR102012007604A2 (ja)
DE (1) DE102012204884B4 (ja)
IT (1) ITTO20120214A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN204200337U (zh) * 2013-07-03 2015-03-11 福特环球技术公司 液冷式内燃发动机
JP7195203B2 (ja) 2019-03-29 2022-12-23 本田技研工業株式会社 内燃機関

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0356899U (ja) * 1989-10-05 1991-05-31
JPH04116297A (ja) 1990-09-06 1992-04-16 Yamaha Motor Co Ltd エンジンの冷却水ポンプ取付構造
JPH04103290U (ja) * 1991-01-22 1992-09-07 イーグル工業株式会社 ウオーターポンプ
JP2542589Y2 (ja) * 1991-05-27 1997-07-30 愛三工業株式会社 ウォータポンプ
DE4119131A1 (de) 1991-06-11 1992-12-17 Kloeckner Humboldt Deutz Ag Kreiselpumpe
GB9124446D0 (en) 1991-11-18 1992-01-08 Hobourn Eng Ltd Rotary assemblies
JP3173222B2 (ja) 1993-04-16 2001-06-04 スズキ株式会社 ウォータポンプ
US5338153A (en) 1993-06-30 1994-08-16 Caterpillar Inc. Non-drip fluid circulating pump
JP2797918B2 (ja) * 1993-09-20 1998-09-17 日産自動車株式会社 内燃機関のウォータポンプ
JPH11257041A (ja) * 1998-03-05 1999-09-21 Komatsu Zenoah Co 携帯型4サイクルエンジンのカム室
JP3456903B2 (ja) 1998-09-14 2003-10-14 本田技研工業株式会社 自動二輪車用内燃機関
JP3558164B2 (ja) 2000-10-05 2004-08-25 本田技研工業株式会社 ウォータポンプ
JP3867841B2 (ja) 2001-10-26 2007-01-17 本田技研工業株式会社 二輪自動車のv型内燃機関
JP4087273B2 (ja) 2003-03-31 2008-05-21 株式会社山田製作所 ウォーターポンプ
JP4248363B2 (ja) * 2003-10-14 2009-04-02 株式会社クボタ エンジン
JP4933463B2 (ja) * 2008-02-14 2012-05-16 本田技研工業株式会社 単気筒4ストロークの内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
US9010283B2 (en) 2015-04-21
DE102012204884A1 (de) 2012-10-04
ITTO20120214A1 (it) 2012-10-01
BR102012007604A2 (pt) 2013-11-05
JP2012215117A (ja) 2012-11-08
US20120247409A1 (en) 2012-10-04
DE102012204884B4 (de) 2017-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4476720B2 (ja) 自動2輪車用フェンダー構造
JP4545624B2 (ja) ステアリングダンパ取り付け構造
JP5129712B2 (ja) 自動二輪車のラジエータ取付け構造
US20150114599A1 (en) Air intake duct of saddle-ridden vehicle
JP3154590U (ja) 自動二輪車
JP6196083B2 (ja) 自動二輪車
JP2011152848A (ja) 鞍乗型車両のカウリング構造
EP2574529B1 (en) Tank shroud structure
US9308958B2 (en) Engine support structure in motorcycle
JP2009090893A (ja) 鞍乗型車両
JP3157144U (ja) 自動二輪車
JP5703097B2 (ja) 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造
EP2447140B1 (en) Straddle-ride type vehicle
JP5674502B2 (ja) 自動二輪車の排気装置
JP6491043B2 (ja) 自動二輪車の電装品取付構造
JP5203660B2 (ja) 自動二輪車
JP2015016746A (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JP5567954B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4579127B2 (ja) 鞍乗型車両のエンジン冷却構造
JP5807049B2 (ja) 鞍乗型車両の前部構造
JP6207098B2 (ja) 自動二輪車の車体カバー、及び、自動二輪車
JP2015132311A (ja) ベルト変速装置の冷却構造
JP2012215117A5 (ja)
JP2013174202A (ja) 鞍乗型車両
WO2022210876A1 (ja) マフラー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5703097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150