JP5702979B2 - 消火システムの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、消火システムの制御装置に関するものである。
従来、消火システムにおける弁の開閉を制御したり各種表示を行う制御盤として、消火システム制御盤(散水制御盤ともいう)がある。この消火システム制御盤が設けられる消火システムについて図5を使用して説明する。
は建造物等の防火対象物における消火システムのシステム図である。図における防火対象物は3つの区画A、B、Cに分けられ、それぞれ火災検出手段としての消火システム専用の火災感知器3と消火手段としての固定式ヘッド4がそれぞれ設置されている。このように防火対象物において前記区画のような消火を行う単位を防護区画と呼ぶ。
固定式ヘッド4は配管に接続されており、その配管の基端側には遠隔操作弁5が設けられ、さらにその一次側には、ポンプや水槽からなる加圧送水装置6が設けられている。また、防火対象物を人が直接監視できる近傍位置には、消火システムを手動で遠隔操作するために、遠隔操作弁5の開閉を制御する機能等を備えた現地操作盤7が設置されている。
また、前記防火対象物には、前記防護区画を包含するように自動火災報知設備用の火災検出手段としての火災感知器1および2が2つ設置されている。火災感知器1および2は、信号線を介して防災センター等の一括管理施設に設けられた火災受信機8に接続されている。なお、火災感知器2は光電式分離型感知器と呼ばれる種類の火災感知器の一種であり、受光部2aと投光部2bに分かれているが、これらは一体的に火災感知器2として前記受光部2aと前記投光部2bの間の火災を監視するものである。
防災センター等の一括管理施設には、消火システム制御盤10が設けられ、消火システム制御盤10には、信号線を介して消火システム専用の火災感知器3が接続されている。この消火システム制御盤10には、信号線を介して、火災受信機8、現地操作盤7およびポンプ制御盤9が接続されている。ポンプ制御盤9は、加圧送水装置6と共に消火ポンプ室に設置されている。なお、この図5は、消火システムの一例であり、火災感知器の個数や区画の数は、防火対象物の大きさによって変更され、また消火手段としては、固定式ヘッド以外に可動式ヘッド等を使用するようにしてもよい。
の消火システムに使用される消火システム制御装置には、特許文献1に示すようなものがある。この特許文献1に示される消火システム制御装置の盤面図を図10に示す。図10(A)は集中制御盤と呼ばれる消火システム制御盤であり、図10(B)は手動操作盤と呼ばれる現地操作盤である。
10に示すように、消火システム制御装置の盤面上部には、火災時や放水時に点灯する火災灯や放水中灯が設けられる。また火災灯の下側には、どの区画で放水を行うかを選択する(正確には、どの区画における遠隔操作弁を開放させるかを選択する)スイッチが設けられている。また、盤面の下方には、自動モードで放水するか、手動モードで放水するかを選択する操作部と、放水を停止する停止スイッチが設けられる。
そして、手動操作盤の区画選択用スイッチの下側には、自動モードまたは手動モードのどちらのモードが選択されているかを示す表示灯が設けられる。また、現地操作盤と消火システム制御盤のどちらから手動操作を行うかを決める操作権のスイッチと、その手動操作を行う権限(操作権)がどちらの盤にあるかを示す表示灯が設けられる。
特開2000−328号公報
消火システム制御盤および現地操作盤の盤面には、色々な操作用のスイッチや表示灯が設けられており、盤の操作員が操作しにくいという問題がある。そこで、本発明は、盤面におけるスイッチや表示灯の配置等を工夫して、操作性を向上させることを目的とする。
本発明は、消火手段や火災検出手段等を配設した防護区画を直接監視できる近傍位置に配設された現地操作盤と、防災センター等の一括管理施設に配設された消火システム制御盤とが、火災や消火に関する各種操作部と、火災発生時、消火手段作動時および前記操作部の操作時に点灯または点滅する表示部とを、盤面上に備えた消火システムの制御装置において、自動放水モード又は手動放水モードを選択する放水モード選択部を前記操作部に有する前記消火システム制御盤、または、自動放水モードから手動放水モードへ移行できるように盤面操作を可能とする盤面操作可否選択部を前記操作部に有する前記現地操作盤の少なくともいずれか一方を備え、その操作部を火災発生時から消火手段作動時までの流れに沿って盤面上を略一方向に配置し、前記放水モード選択部または前記盤面操作可否選択部から前記手動放水モードの流れと前記自動放水モードの流れとに分岐する表示を含み、前記手動放水モードの流れは放水区画を選択する区画選択部と放水を開始させる放水開始スイッチとを介して、また、前記自動放水モードの流れは前記区画選択部と前記放水開始スイッチとを介さず、それぞれ放水時に点灯する放水中灯へ至るように、前記操作部同士を操作の順番を示す矢印部で結んで表示することを特徴とする。
また、本発明は、消火手段や火災検出手段等を配設した防護区画を直接監視できる近傍位置に配設された現地操作盤と、防災センター等の一括管理施設に配設された消火システム制御盤とが、火災時に点灯する火災灯と、放水時に点灯する放水中灯と、放水モードを選択するまたは選択された放水モードを表示する放水モード選択部と、放水区画を選択する区画選択部と、放水を停止させる放水停止スイッチとを、盤面上に備えた消火システムの制御装置において、自動放水モード又は手動放水モードを選択する放水モード選択部を有する前記操作部を有する前記消火システム制御盤、または、自動放水モードから手動放水モードへ移行できるように盤面操作を可能とする盤面操作可否選択部を有する前記現地操作盤のいずれかを備え、前記現地操作盤または前記消火システム制御盤は、前記火災灯、前記放水中灯、前記放水モード選択部または前記盤面操作可否選択部、前記区画選択部、前記放水停止スイッチのいずれかの間に、表示または操作の順番を示す矢印部を表示し、該矢印部は、前記放水モード選択部または前記盤面操作可否選択部から、自動放水モードの経路と手動放水モードの経路に分岐して前記放水中灯に至る異なる経路に分岐する矢印部を含むことを特徴とする。
本発明によれば、盤面をフローチャートのように表示して、表示または操作の順番を示す矢印で結んだので、視認性が良く、操作の順番が判り易いという効果を奏する。
実施の形態1に係る消火システム制御の正面図である。 実施の形態1に係る現地操作盤の正面図である。 実施の形態に係る消火システム制御盤面拡大図である。 実施の形態に係る現地操作盤の盤面拡大図である。 実施の形態2に係る消火システム制御盤の正面図である。 実施の形態2に係る現地操作盤の正面図である。 実施の形態2に係る消火システム制御盤の盤面拡大図である。 実施の形態2に係る現地操作盤の盤面拡大図である。 消火システムのシステム図である。 従来の消火システム制御装置の盤面図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1に係る消火システムの制御装置を図1〜4に基づいて説明する。なお、この消火システムの制御装置は、従来技術で示した図の消火システムで使用されるものであり、消火システムにおける消火手段としての消火装置や遠隔操作弁を制御すると共に、火災検出手段としての火災感知器が動作したときに、火災灯を点灯する機能などを備えている。
図1〜2は消火システムの制御装置の正面図であり、図は消火システムの制御装置としての消火システム制御盤100の正面図、図は消火システムの制御装置としての現地操作盤200の正面図である。消火システム制御盤100および現地操作盤200は、直方体状の筐体から構成されており、正面(前面)には、各種操作部および各種表示部を備えた盤面100Cおよび200Cとが形成されている。この図1〜2の盤面部分を拡大したものを図3〜4に示す。
3〜4において、消火システム制御盤100の盤面100Cは高さ方向において4つの領域に、現地操作盤200の盤面200Cは高さ方向において3つの領域に、それぞれ分けられている。盤面100Cおよび200Cの最上部には、(1)表示灯領域20が設けられ、その下側には、(2)放水モード領域30が設けられ、その下側には(3)放水制御領域40が設けられる。さらに、消火システム制御盤100の盤面最下部には、(4)その他操作部領域50が設けられる。4つの領域20〜50には、表示灯領域20を除いて、火災や放水に関する各種操作部が設けられる。また、表示灯領域20には、火災時に点灯する表示部としての火災灯21が設けられ、放水制御領域40には、放水時に点灯する放水中灯41が設けられる。各領域20〜50にあるスイッチ等で構成される操作部の左側には、LEDからなる表示部が設けられ、スイッチの操作時に点灯または点滅するように構成されている。
この消火システム制御盤100の盤面100Cおよび現地操作盤200の盤面200Cに設けられる各種操作部は、火災発生時から消火手段作動時(消火装置からの放水中)までの流れに沿って、盤面上の上部から下部にわたって略一方向に配置されている。言い換えれば、火災発生時において、操作すべきスイッチ(操作部)から盤面の上部に配置されており、盤面100Cおよび200Cの下側に行くほど、操作処理において、後で操作すればよいスイッチとなっている。
また、表示部についても、同様に、火災発生時から消火手段作動時(消火装置からの放水中)までの流れに沿って盤面上の上部から下部にわたって略一方向に配置されている。言い換えれば、火災発生時において、はじめに点灯する表示部から盤面の上部に配置されており、放水中灯のように火災発生時において、最終的に点灯する表示部は盤面100Cおよび200Cの下側に配置されている。
操作部や表示部が、このように配置されるため、火災時には、操作員は盤面の上部から下部にわたって順々に操作していくことで、確実に消火装置の放水等の操作を行うことが可能となっており、操作性にも視認性にも優れているという効果がある。
各領域20〜50に設けられる操作部同士または操作部と表示部同士は、操作の順番を示す矢印部60で結んで表示されている。矢印部60は、盤面100Cおよび200Cにおいて、例えば、所定の幅を有した白抜きで表示されるように盤面に印刷したものである。火災時における操作手順は、この矢印部60の矢印の先端側に向かって、処理をすすめれば良いようになっている。つまり盤面全体が、あたかもフローチャートのような表示形式となっている。
以下に、図3〜4における表示部と操作部の詳細を領域20〜50毎に説明する。
(1)表示灯領域20
表示灯領域20は、上部のシステム状態表示部と下部の火災発生表示部とから構成される領域である。火災時に点灯する火災灯21の上部には、交流電源灯や故障時に点灯する故障灯などの表示灯をまとめた各種表示灯22が設けられる。そして、火災灯21の下部には、各区画毎の火災状況を示す地区灯23が設けられる。地区灯23は、3つの表示灯から構成されており、最上部に区画灯23A、真ん中に自火報灯23B、最下部に消火専用灯23Cが設けられる。この地区灯23は、区画数に応じて設けられ、図2の場合には、5区画(5回線)に相当するものとなっている。
(2)放水モード領域30
この領域は、消火システム制御盤100と現地操作盤200とでは異なる部分があるので、それぞれについて分けて説明する。
<消火システム制御盤>
消火システム制御盤100の盤面100Cにおいて、放水モード領域30の上部には、自動放水モードと手動放水モードを選択する放水モード選択部31が設けられる。放水モードの選択は、専用の鍵(キースイッチ)を使用して行われ、その鍵を回すことで、放水モードを選択できる。放水モード選択部31の横には、いずれの放水モードであるかを表示する放水モード表示灯31Aが設けられる。通常は、自動放水モードに設定されており、火災時には、自動で遠隔操作弁が開放されて消火水が供給され、消火装置から放水を行えるようになっている。
放水モード選択部31の横には、放水モードの説明書きを記載した領域を介して、音響停止スイッチ33が設けられる。このように盤面上に説明書きを記載した領域を、対象となる操作部の近傍に設けることで、操作の理解を助けるようにしてある。
そして放水モード選択部31の下側には、手動放水モードの説明を記載したモード説明領域34が設けられ、その横であって、音響停止スイッチ33の下側に自動放水モードの表示が設けられ、図示しない放水開始タイマの表示部35が設けられる。放水開始タイマ表示部35は、放水が開始されるまでの残り時間をカウント表示するもので、例えば、180秒からカウントダウンし、0秒になったときに、放水を開始する制御を行う。なお、放水開始タイマ表示部35の近傍には、必要に応じて、「放水開始タイマ」の説明書きを記載した領域を設けるようにしてもよい。
放水モード選択部31とモード説明領域34との間には、モード説明領域34側に向かって下方に矢印が伸びる下向きの第1の矢印部60Aが表示される。この第1の矢印部60Aは、その後端が、地区灯23の部分に接しており、地区灯23からモード説明領域34まで伸びる矢印となっている。放水モード選択部31と放水開始タイマ表示部35との間には、放水開始タイマ表示部35側に向かって下方に矢印が伸びる下向きの第2の矢印部60Bが表示される。この第2の矢印部60Bは、放水モード選択部31の下方で、第1の矢印部60Aと分岐している。このように、放水モード領域30においては、操作手順(操作の順番)を示すために、矢印部としての第1の矢印部60Aと、第2の矢印部60Bとが盤面上に表示されている。
<現地操作盤>
一方、現地操作盤200の盤面200Cにおいては、放水モード領域30の上部には、盤面操作を行うか否かの選択部32が設けられる。盤面操作は火災発生時には自動的に操作可能が選択される他、前記選択部32の側方に位置する盤面操作不可灯32Aが消灯しているときに限り、専用の鍵(キースイッチ)を使用し、その鍵を回すことで盤面操作を可能とすることができる。通常は、盤面操作不可に設定されており、火災時には、自動で遠隔操作弁5が開放されて消火水が供給され、消火手段としての消火装置から放水を行えるようになっている。
盤面操作可否選択部32の横には、盤面操作の説明書きが記載される。このように盤面上に説明書きを記載した領域を、対象となる操作部の近傍に設けることで、操作の理解を助けるようにしてある。
そして盤面操作可否選択部32の下側には、手動放水モードの説明を記載したモード説明領域34と、自動放水モードの表示とが、横方向に設けられ、放水開始タイマの作動を表示する表示部35が設けられる。放水開始タイマ表示部35は、放水が開始されるまでの残り時間の間に点滅表示するもので、これが点灯に変わって放水を開始するまでの間に、タイマ停止スイッチ35Bを操作すると、放水開始タイマは停止し、手動放水モードへと切り替わる。なお、タイマ停止スイッチ35Bの近傍には、必要に応じて、「放水開始タイマ」の説明書きを記載した領域を設けるようにしてもよい。
盤面操作可否選択部32とモード説明領域34との間には、モード説明領域34側に向かって下方に矢印が伸びる下向きの第1の矢印部60Aが表示される。この第1の矢印部60Aは、その後端が、地区灯23の部分に接しており、地区灯23からモード説明領域34まで伸びる矢印となっている。盤面操作可否選択部32と放水開始タイマ表示部35との間には、放水開始タイマ表示部35側に向かって下方に矢印が伸びる下向きの第2の矢印部60Bが表示される。この第2の矢印部60Bは、盤面操作可否選択部32の下方で、第1の矢印部60Aと分岐している。このように、放水モード領域30においては、操作手順(操作の順番)を示すために、矢印部としての第1の矢印部60Aと、第2の矢印部60Bとが盤面上に表示されている。
(3)放水制御領域40
放水制御領域40には、放水時に点灯して放水中であることを示す放水中灯41が設けられる。放水中灯41は、横長の矩形領域で形成され、火災灯21と同等以上の長さであり、視認性をよくしてある。放水中灯41の上方には、放水を開始させる放水開始スイッチ42が設けられ、また放水中灯41の下方には、放水を停止させる放水停止スイッチ43が設けられる。
放水開始スイッチ42の上方には、放水区画を選択する区画選択部44が設けられる。本実施例では、区画数が5つのため、区画選択部44は、5つの放水区画選択スイッチから構成されている。この放水区画選択スイッチを操作することで、放水制御する権限である操作権を取得でき、スイッチの操作を行った制御装置側に操作権があることを示す表示灯45A、45B、45Cのいずれか1つが点灯する。逆に他方の制御装置側で放水区画選択スイッチの操作があれば、他方の制御装置側に操作権があることを示す表示灯45A、45B、45Cのいずれか1つを点灯させる。
モード説明領域34と区画選択部44との間には、区画選択部44側に向かって垂直方向に矢印が伸びる下向きの第3の矢印部60Cが表示される。また、区画選択部44と放水開始スイッチ42との間には、放水開始スイッチ42側に向かって垂直方向に矢印が伸びる下向きの第4の矢印部60Dが表示される。また、放水開始スイッチ42と放水中灯41との間には、放水中灯41側に向かって垂直方向に矢印が伸びる下向きの第5の矢印部60Eが表示される。また、放水開始タイマ表示部35と放水中灯41との間には、放水中灯41側に向かって垂直方向に矢印が伸びる下向きの第6の矢印部60Fが表示される。そして、放水中灯41と放水停止スイッチ43との間には、垂直方向に放水停止スイッチ43側に向かって矢印が伸びる下向きの第7の矢印部60Gが表示される。
このように操作手順(操作の順番)を示すために、矢印部60は、7つの矢印部60A〜60Gによって構成されているが、必ずしも全ての矢印部が必要というわけではない。いずれか一部分だけに矢印部を設けるようにしたものであってもよい。
(4)その他操作部領域50(保守操作部領域)
その他操作部領域50には、消火システム制御盤100の盤面100Cにおいては、遮断用スイッチ51、試験用スイッチ52、復旧スイッチ53、保安用電話ジャック54が、現地操作盤200の盤面200Cにおいては保安用電話ジャック54だけが、それぞれ設けられる。図示はしないが、放水停止スイッチ43と復旧スイッチ53との間に矢印部を表示するようにしてもよい。
次に、この消火システム制御盤100および現地操作盤200における火災時の放水処理の操作手順について説明する。
消火システムが防護する防火対象物において火災が発生すると、まず火災検出手段としての自火報用の火災感知器1または2が火災を検知して、火災信号を火災受信機8に出力する。火災受信機8は、この火災信号を消火システム制御盤100に移報する。消火システム制御盤100で、前記火災信号を受信すると、火災が発生した区画における自火報灯23Bを点灯するとともに、現地操作盤200に対して信号を送出し、火災が発生した区画における自火報灯23Bを点灯させる。
続いて、火災検出手段としての消火システム専用の火災感知器3が動作(火災発報)すると、火災が発生した区画における消火専用灯23Cを点灯するとともに、現地操作盤200に対して信号を送出し、火災が発生した区画における消火専用灯23Cを点灯させる。消火システム制御盤100では、同じ区画にある自火報用の火災感知器1または2と消火システム専用の火災感知器3が発報すると、火災が発生したものと断定し、区画灯23Aと火災灯21を点灯させるとともに、現地操作盤200に対して信号を送出し、消火システム制御盤100と同じ区画の区画灯23Aと火災灯21とを点灯させる。防災センタまたは現地の操作員は、区画灯23Aと火災灯21の点灯により、防火対象物のどの防護区画で火災が発生したかを認識する。この際、消火システム制御盤100は音響装置で火災警報し、音響停止スイッチ33を押すことで、火災警報の音響を停止することができる。なお、この後、引き続き別の区画でも火災が発生した場合には、消火システム制御盤100および現地操作盤200の該当する区画の区画灯23Aが点滅表示となって、どの区画で第2報が発生したかがわかるようになっている。
区画灯23Aの点灯に伴い、矢印部60Aを見ることで、次の操作として、放水モードを操作すればいいことが理解できる。消火システム制御盤100が自動放水モードに設定されている場合、火災が発生したことが断定されると、図示しない放水開始タイマが180秒の状態からカウントダウンを開始し、消火システム制御盤100においては残り時間を、現地操作盤200においてはカウントダウンを行っていることを点滅によって、それぞれ放水タイマ表示部35に表示する。このとき、消火システム制御盤100の放水モード選択部31にある放水モード表示灯31Aの「自動放水」の部分が点灯し、現地操作盤200の盤面操作可否選択部32は自動的に盤面操作可能となり、盤面操作可能灯32Bが点灯する。
ここで、矢印部60A、矢印部60Bおよび矢印部60Cの矢印側を見ることで、モード説明領域34の内容を読んで、手動放水モードを選択するかを検討でき、また放水開始タイマ表示部35でカウントダウンがはじまったことを認識することができる。
放水開始タイマのカウントダウン中は「放水開始タイマ作動中」灯35Aが点滅する。放水開始タイマのカウントダウンが進み、カウント値が0になると、消火手段としての消火装置から自動的に放水を開始する。
放水開始タイマのカウントダウン中に、直ちに放水を行いたい場合には、消火システム制御盤100では放水モード選択部31を手動放水モードに切り換え、現地操作盤200においてはタイマ停止スイッチ35Bを操作する。この操作により、放水開始タイマは停止するので、区画選択部44を操作して放水したい区画を選択し、放水開始スイッチ42を押す。この操作により、対象となる区画に放水をすることが可能となる。このとき、区画選択部44の操作により、操作されたスイッチの所の表示灯(放水区画選択灯)が点滅する。
自動放水モードの場合においては、放水開始タイマのカウント値が0になると、自動的に選択されて対象となっている区画の遠隔操作弁5が開放するとともに、ポンプ制御盤9を介して加圧送水装置6が起動され、その結果、火災が発生した防護区画において放水が行われ火災を消火する。この遠隔操作弁5の開放制御が行われると、放水中灯41が点灯する。防災センタの操作員は、消火システム制御盤100の放水開始タイマ表示部35の値が0になったとき、矢印部60Fの先端に案内されて、放水中灯41を見るので、放水が行われていることを認識できる。なお、手動放水モードの場合には、矢印部60D、60Eに案内されて、放水中灯41の点灯を認識することが可能となる。
火災が完全に消火されたことを確認したら、矢印部60Fの先端にある放水停止スイッチ43を操作して、遠隔操作弁5を閉止制御して、消火水の供給を停止する。消火水の供給が停止すると、放水中灯43は消灯する。また復旧スイッチ53を押すことで、火災灯21、区画灯23A、消火専用灯23Cも消灯される。自火報灯23Bについては、火災受信機8から出力がなくなったときに消灯する。
このように、本発明によれば、消火システム制御盤100および現地操作盤200の盤面上に設けられる操作部や表示部は、火災発生時から消火手段作動時(消火装置からの放水中)までの流れに沿って、操作の順番に従うように、上部から下部にわたって略一方向に配置されているので、視認性が良い。また、操作部や表示部の間には、操作の順番を示す矢印部がフローチャートのように表示されているので、どの順番で操作部を操作していいのかがわかりやすく、操作性が向上する。
本発明は以上説明した通りであるが、以下のようにすることも可能である。
(1)矢印部は、単なる白抜きの印刷表示としたが、矢印部の輪郭内にLEDなどの発光体を設けたり、矢印部を面発光体で形成したり背面に照光するための発光体を設けたりして、次に操作する操作部への流れを示す矢印部だけを点滅または点灯するようにして、操作の案内機能を高めるようにしてもよい。
(2)操作スイッチの横にあるLEDは、点滅周期を変えて点滅表示させるようにしてもよい。例えば、放水区画の選択スイッチの横にあるLEDを、放水開始タイマのカウントダウン中(放水予告中)には2Hzで点滅させ、放水制御中に1Hzで点滅させ、放水中に点灯させるようにしてもよい。このようにすることで、操作に対する状況が認識しやすくなる。
また、火災発生を示す区画灯を、第1報目の区画は点灯させ、第2報目の区画は2Hzで点滅させ、第3報目の区画は1Hzで点滅させるようにしてもよい。このようにすると、火災が複数の箇所で発生した場合に、火災が発生した順番を認識することが可能となる
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係る消火システムの制御装置を図5〜8に基づいて説明する。
実施の形態2は、実施の形態1における盤面配置を一部変更したものであり、図5〜8において実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、実施の形態1の盤面の配置方向が上方から下方への略一方向であったのに対し、実施の形態2の盤面の配置方向が上方からやや右方に寄った下方への略一方向となったことである。すなわち、矢印60Bおよび60Eのみが、放水タイマ表示部35または放水中灯41に向かって水平方向の矢印が伸びる右向きの矢印になる。
このような盤面とすることにより、盤面の構成要素を完全に上方から下方へと配置することなく、やや右方向にずらしながら、限られた盤面面積を効率的に利用し、小型化をはかることができる。このようにしながらも、盤面の表示部や操作部の方向は上方から右下方へと略一方向であるので、視認性や操作性が悪くなることはない。
20 表示灯領域、30 放水モード領域、40 放水制御領域、
50 その他操作部領域、
10、100、300 消火システム制御盤、200、400 現地操作盤、
100C、300C 消火システム制御盤の盤面、
200C、400C 現地操作盤の盤面

Claims (3)

  1. 消火手段や火災検出手段等を配設した防護区画を直接監視できる近傍位置に配設された現地操作盤と、防災センター等の一括管理施設に配設された消火システム制御盤とが、火災や消火に関する各種操作部と、火災発生時、消火手段作動時および前記操作部の操作時に点灯または点滅する表示部とを、盤面上に備えた消火システムの制御装置において、
    自動放水モード又は手動放水モードを選択する放水モード選択部を前記操作部に有する前記消火システム制御盤、または、自動放水モードから手動放水モードへ移行できるように盤面操作を可能とする盤面操作可否選択部を前記操作部に有する前記現地操作盤の少なくともいずれか一方を備え、その操作部を火災発生時から消火手段作動時までの流れに沿って盤面上を略一方向に配置し、
    前記放水モード選択部または前記盤面操作可否選択部から前記手動放水モードの流れと前記自動放水モードの流れとに分岐する表示を含み、前記手動放水モードの流れは放水区画を選択する区画選択部と放水を開始させる放水開始スイッチとを介して、また、前記自動放水モードの流れは前記区画選択部と前記放水開始スイッチとを介さず、それぞれ放水時に点灯する放水中灯へ至るように、前記操作部同士を操作の順番を示す矢印部で結んで表示する
    ことを特徴とする消火システムの制御装置。
  2. 消火手段や火災検出手段等を配設した防護区画を直接監視できる近傍位置に配設された現地操作盤と、防災センター等の一括管理施設に配設された消火システム制御盤とが、火災時に点灯する火災灯と、放水時に点灯する放水中灯と、放水モードを選択するまたは選択された放水モードを表示する放水モード選択部と、放水区画を選択する区画選択部と、放水を停止させる放水停止スイッチとを、盤面上に備えた消火システムの制御装置において、
    自動放水モード又は手動放水モードを選択する放水モード選択部を有する前記操作部を有する前記消火システム制御盤、または、自動放水モードから手動放水モードへ移行できるように盤面操作を可能とする盤面操作可否選択部を有する前記現地操作盤のいずれかを備え、
    前記現地操作盤または前記消火システム制御盤は、前記火災灯、前記放水中灯、前記放水モード選択部または前記盤面操作可否選択部、前記区画選択部、前記放水停止スイッチのいずれかの間に、表示または操作の順番を示す矢印部を表示し、該矢印部は、前記放水モード選択部または前記盤面操作可否選択部から、自動放水モードの経路と手動放水モードの経路に分岐して前記放水中灯に至る異なる経路に分岐する矢印部を含むことを特徴とする消火システムの制御装置。
  3. 前記現地操作盤は、通常は盤面操作不可に設定されて火災発生時には自動的に盤面操作可能が選択されるとともに、盤面操作不可時に専用鍵を使用して前記盤面操作可否選択部を操作すると盤面操作が可能となるように制御され、
    前記盤面操作可否選択手段の側方に位置し、盤面操作の可否を表示する表示灯を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の消火システムの制御装置。
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