JP2005050109A - トンネル監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の警報が連続して発生してもトンネル監視業務に支障を来すことが無いようにする。
【解決手段】 警報の種類毎に予め優先順位が設定されたデータ格納手段18と、トンネル内の所定区画毎に設置された複数の監視カメラ22と、トンネル内で異常が発生したとき異常発生場所に対応する警報を警報の種類に応じて出力する警報発生手段20と、警報が警報発生手段から出力されたとき警報に対応する異常発生場所に最も近い監視カメラ22を選択し選択した監視カメラ22の撮影映像を表示する表示手段13と、警報が出力されてから所定時間内に別警報が警報発生手段20から出力された場合に別警報の優先順位が前記警報の優先順位より高いとき別警報に対応する異常発生場所に最も近い監視カメラ22の撮影映像を表示手段13に表示する制御手段17とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は警報発生場所の撮影映像をモニタに表示するトンネル監視装置に係り、特に、異常発生時に複数の警報が発せられたときのモニタ表示の切り替えを抑制し監視業務の混乱を避けるのに好適なトンネル監視装置に関する。
自動車用のトンネルには、下記特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載されている様に、トンネル内で発生した渋滞や火災、事故等の異常を迅速に検出することができるように、各種センサや監視カメラが設置されている。
そして、これらセンサの検出信号や監視映像は、遠隔地に設けられた中央監視制御室に送信され、管制員が監視映像をモニタ画面で監視し、必要なときは制御指令信号を出力してトンネル設置の放水ポンプから火災地点に放水できる様になっている。
トンネル監視用の中央監視制御室は、ある地域内に存在する複数のトンネルを一括して監視することができるように構成されており、監視対象の各トンネルに設置された各種センサの出力信号や監視カメラの映像出力信号が中央監視制御室内に集められる。
中央監視制御室には、監視カメラから送られてくる映像を表示するための映像監視用のモニタと、監視対象トンネルに設置されている通報設備や排煙設備、放水ポンプ等の配置図を表示するための設備表示用のモニタと、各設備の運用ガイダンスを表示するためのガイダンス表示用のモニタとが設置されるが、各モニタを各トンネル専用に個別に設けるとモニタ台数が膨大な数になってしまうため、中央監視制御室では少数のモニタを切り替えて各トンネルの状態を監視できる構造になっている。
そして、あるトンネルのある場所で異常が発生したことを中央監視制御室の制御装置が検出したとき、制御装置は、異常が発生した場所に近い監視カメラの撮影映像を自動的に選択して映像監視用のモニタに表示すると共に、このトンネルに設置されている設備の配置図を設備表示用のモニタに自動表示し、その設備運用ガイダンスをガイダンス表示用のモニタに自動表示し、管制員によるトンネル監視業務を支援する様になっている。
特開平11―120457号公報 特開平2000―99851号公報 特開2000―271243号公報
しかしながら、トンネル監視をきめ細かく行うために、従来よりも多種類且つ多数のセンサをトンネルに設置すると、次の様な不具合が生じてしまう。例えば、あるトンネル内で何らかの事故に起因して火災が発生したとする。この場合、火災検知用のセンサが警報を中央監視制御室に出力する。また、火災発生を管制員に知らせようと、火災発生現場近くの誰かが非常ボタンを押すと、この非常ボタン押下による警報が中央監視制御室に出力される。更に、火災を消火しようとする人が消火器収納場所の扉を開くと、消火器扉開による警報が中央監視制御室に出力される。更にまた、火災による車両渋滞が生じると、低速車両あるいは停止車両発生が検知され、これによる警報も出力される。
このように、一つの異常に起因して多種類の警報が所定時間範囲内で次々と発生すると、従来のトンネル監視装置では、最新の警報が発生される毎に、その警報発生場所に一番近い所に設置されている監視カメラが選択され、その監視カメラの撮影映像が中央監視制御室内の映像監視用モニタに表示されるため、モニタ表示が次々と切り替えられてしまい、実際に火災が発生した場所から遠い場所の監視カメラの映像が選択されモニタに表示されてしまう虞があり、トンネル監視業務に支障が生じる。
本発明の目的は、複数の警報が連続して発生してもトンネル監視業務に支障を来すことのないトンネル監視装置を提供することにある。
本発明のトンネル監視装置は、警報の種類毎に予め優先順位が設定されたデータ格納手段と、トンネル内の所定区画毎に設置された複数の監視カメラと、前記トンネル内で異常が発生したとき異常発生場所に対応する警報を前記警報の種類に応じて出力する警報発生手段と、前記警報が前記警報発生手段から出力されたとき前記警報に対応する前記異常発生場所に最も近い前記監視カメラを選択し選択した前記監視カメラの撮影映像を表示する表示手段と、前記警報が出力されてから所定時間内に別警報が前記警報発生手段から出力された場合に前記別警報の前記優先順位が前記警報の前記優先順位より高いとき前記別警報に対応する前記異常発生場所に最も近い前記監視カメラの撮影映像を前記表示手段に表示し前記別警報の前記優先順位が低いときは前記警報に対応する前記異常発生場所に最も近い前記監視カメラの撮影映像を前記表示手段に表示させ続ける制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成により、優先順位の高い警報が発生した後に連続して優先順位の低い警報が発生しても、表示手段に表示されている監視映像が低い優先順位の警報発生場所の監視映像に切り替わることがなくなり、管制員の監視業務が混乱することがなくなる。
本発明のトンネル監視装置では、トンネル内で発生した火災を直接検出したことを知らせる前記警報の種類の前記優先順位が最も高いことを特徴とする。
この構成により、トンネル内で発生した火災発生現場を迅速に判別して監視することが可能となる。
本発明のトンネル監視装置の前記警報発生手段として、火炎検出用センサと、非常押しボタン押下検出用センサと、消火栓起動ボタン押下検出用センサと、消火器扉開検出用センサと、避難路扉開検出用センサと、非常電話オフフック検出用センサと、停止車両低速車両の検出手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、多種類のセンサで様々な異常を検出でき、きめ細かなトンネル監視が可能となる。
本発明によれば、優先順位の低い警報によってモニタ表示が切り替えられてしまうのを抑制するため、監視業務が混乱することの無いトンネル監視装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、自動車用の複数のトンネルを集中的に監視する中央監視制御室に設置される本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置の構成図である。このトンネル監視装置10は、管制員11が操作する管制卓12と、管制卓12上に並べて設けられた3台の映像監視用のモニタ13a、13b、13cと、1台の設備表示用のモニタ14と、1台のガイダンス表示用のモニタ15と、管制卓12内に設置され映像監視用のモニタ13a、13b、13cを制御する映像制御ユニット16と、管制卓12内に設置され映像制御ユニット16と連携して設備表示用のモニタ14及びガイダンス表示用のモニタ15を制御すると共にトンネル監視制御を統括する制御手段としての演算ユニット17とを備える。演算ユニット17には、後述する優先順位のデータを格納した内部メモリ18が設けられており、管制卓12上には、管制員用の操作パネル19が設けられている。
監視対象とするトンネルとして、Aトンネル、Bトンネル、Cトンネル、…、Nトンネルがあり、図1には、Aトンネル、Bトンネルの2つのトンネルのみを図示している。Aトンネル、Bトンネル、…、Nトンネルには、夫々、火炎検出用の複数のセンサ20や、水噴霧放水弁21等が所定間隔毎に設置されている。また、Aトンネル、Bトンネル、…、Nトンネルは夫々所要区画毎に区分され、各区画毎に工業用の監視カメラ(ITV)22が設置されている。
Aトンネル、Bトンネル、…、Nトンネルの各監視カメラ22は、トンネル監視装置10の映像制御ユニット16と信号線25により接続され、各センサ20及び水噴霧放水弁21は、トンネル監視装置10の演算ユニット17に制御線26により接続されている。
また、本実施形態の演算ユニット17は、各監視カメラ22からの映像信号を映像制御ユニット16から取り込んで画像処理し、映像中の車両の車速が所定速度以下になったことを検出する図示しない画像処理装置(本実施形態における低速車両(停止車両を含む。)検出手段)を有する。この画像処理装置は、所定速度以下の低速車両を検出したとき、検出した低速車両の発生場所に応じた警報を出力する。尚、低速車両の発生場所を低速車両の警報発生場所という。
図1には、異常検出用のセンサとして火炎検出用のセンサ20のみを図示したが、その他の異常検出用センサとして、例えば、トンネル内に所定間隔で設置された非常押しボタンや消火栓起動ボタンの夫々の押下を検出するセンサ、消火器設置場所の扉の開閉検出センサ、避難路の扉の開閉検出センサ、非常電話のオフフック検出用センサ等が設けられており、これらのセンサも制御線26に接続されている。
図2は、操作パネル19の一例を示す図である。この操作パネル19には、制御トンネル用パネル30と、異常判定用パネル40と、水噴霧制御用パネル50と、模擬訓練時に使用する模擬訓練用スイッチ60と、制御モードを半自動とするか手動とするかを入力する制御モードスイッチ70と、運用制御権を選択する運用制御権スイッチ80とが設けられている。
制御トンネル用パネル30には、監視対象とする各トンネルの「上り」「下り」毎に選択表示用ランプ31が配列されている。いずれかのトンネルで異常が発生し演算ユニット17がそのトンネル及び異常発生区画を特定したとき、該当の選択表示用ランプ31を点灯すると共に、映像監視用のモニタ13a、13b、13cに、異常の発生したトンネルの該当区画に設置されている監視カメラの撮影映像を表示する。これにより、管制員は、映像監視用のモニタ13a、13b、13cに映っている映像がどのトンネルの「上り」車線あるいは「下り」車線の映像であるかを判断することができる。尚、選択表示用ランプ31に夫々選択スイッチを併設し、監視するトンネルを手動選択できる構成としてもよい。
異常判定用パネル40には、トンネル内で火災や事故等の異常が発生したとき異常発生の区画番号を表示する表示部41と、異常発生が誤報であったと管制員が判断したとき管制員が押す誤報スイッチ42と、管制員が火災発生を認知したとき押す火災認知スイッチ43と、火災が鎮火したと管制員が判断したとき押す火災鎮火スイッチ44と、火災から復旧したと管制員が判断したとき押す火災復旧スイッチ45と、管制員が事故発生を認知したとき押す事故スイッチ46と、事故から復旧したと管制員が判断したとき押す事故復旧スイッチ47と、管制員が防災盤が復旧したと判断したとき押す防災盤復旧スイッチ48とが設けられている。
この異常判定用パネル40には、更に、複数火災用パネル49が設けられている。この複数火災用パネル49には、複数火災が発生したとき、例えば、Aトンネルで火災が発生している時にBトンネルでも火災が発生したとき、この複数火災の発生を管制員に報知する複数火災発生表示ランプ49aと、複数火災が発生したとき各火災現場順にモニタ画面の表示切り替えを指示する複数火災表示切替スイッチ49bとが設けられている。
水噴霧制御用パネル50は、水噴霧放水弁21を施錠するスイッチ51と、この施錠を解除するスイッチ52と、各区画毎に設けられている水噴霧放水弁21からの放水を指示する放水指示スイッチ54と、放水停止を指示する放水停止スイッチ53と、放水指示対象となっている区画番号を表示する表示部55とを備える。
この実施形態では、トンネル内のある区画で火災が発生したとき、その前後2区画分づつ合計5区画分の放水指示を直ぐに行える様に、放水指示スイッチ54と放水停止スイッチ53と表示部55の組みが5組み水噴霧制御用パネル50に用意されており、更にその前後の区画で放水する必要があったときは、矢印キー56、57で区画移動ができるようになっている。更に、この水噴霧制御用パネル50には、放水時間表示用の表示部58も設けられている。
図3は、Aトンネルに設けられている換気設備や消火設備等の設備配置図の一例を示す図であり、管制卓12内に設けられた図示しない大容量記憶装置には、監視対象となっているAトンネル、Bトンネル、…、Nトンネル毎の設備配置データが予め格納されており、例えばAトンネルに設置されたセンサ20が異常発生を検知したとき、この異常発生の検知信号を受信した演算ユニット17がAトンネルの設備配置データを大容量記憶装置から読み出し、図1の設備表示用のモニタ14に表示する。
図4は、Aトンネルに設けられている設備の運用ガイダンスを示す図である。Aトンネルで火災が発生したとき、火災が消火されるまでの設備運用のガイダンスをモニタ画面に表示することで、管制員を支援することができる。
Aトンネル、Bトンネル、…Nトンネル毎に設置設備の種類や数等が異なるため、設備運用のガイダンスデータは、Aトンネル、Bトンネル、…、Nトンネル毎に大容量記憶装置に予め格納されており、異常が発生したとき異常発生トンネルの運用ガイダンスデータが演算ユニット17によって大容量記憶装置から読み出され、図1のガイダンス表示用のモニタ15に表示される。
演算ユニット17は、この図4の運用ガイダンスをガイダンス表示用のモニタ15に表示したとき、先ず、事象検出処理手順で「警報ベル鳴動」「トンネル選択」「事象判定」の各処理ステップを演算ユニット17が自動的に実行していることを管制員に報知するため、例えばこれらを赤色表示する。そして、これらの処理後に赤色表示を例えば緑色表示に変えて各処理が終わったことを管制員に知らせ、次に行うべき処理を赤色表示する。
図4の例では、次に行うべき処理は「火災認定」処理であり、この火災認定は管制員が行うため、管制員に火災認定を促すために、「火災認定」を点滅表示する。
Aトンネルの或る区画で火災が発生したことを演算ユニット17が検出したとき、演算ユニット17は、図4の運用ガイダンスをモニタ15に表示し、図3の設備配置図をモニタ14に表示する。このとき同時に、Aトンネルの火災発生区画に設置されている監視カメラ22の撮影映像が映像監視用のモニタ13aに表示され、更に、この区画に関連する区画たとえば隣接区画に設置されている監視カメラの撮影映像が監視モニタ13b、13cに表示される。
管制員がこれらの監視モニタ13a、13b、13cの映像を見て火災発生を認知したとき、図2に示す火災認知スイッチ43を押下する。これにより、「火災認知」処理ステップが終了して、次の火災初期制御手順に進む。あるいは、管制員が監視モニタ13a、13b、13cの映像を見て火災発生が誤報であると認定したときは、図2の誤報スイッチ42を押下し、以後の火災処理のステップを終了させる。
トンネル監視装置10は、火災が誤報でなく、実際に火災が発生していると管制員が認知したとき、図4に示す処理ステップのうち必要な処理ステップを自動的に順に実行し、管制員の判断を仰ぐ処理ステップに来たとき、管制員が操作パネル19から入力する指示を待機する。
演算ユニット17は、管制員からの入力指示を待機するとき、操作パネル19上で操作可能なスイッチのみを点滅表示して操作可能なスイッチがどれであるかを管制員に知らせ、それ以外のスイッチは、誤操作防止のためにロックしてしまう。更に、ロックしたスイッチを管制員が誤って押下しても、その入力信号はエラー扱いにして、無効とする。
次に、上述した構成のトンネル監視装置で、例えばAトンネルのある区画で事故が起きたときの演算ユニット17の動作を説明する。
Aトンネル内で衝突事故等が起き、火災が発生したとする。衝突事故によって停止車両が発生すると、停止車両発生の警報が出力される。また、車両渋滞が発生するため、低速車両発生の警報が出力される。車両渋滞が長く延びると、事故発生場所から離れた場所でも停止車両や低速車両発生の警報が出力される。
火災が発生すると、火炎検出用センサ20から警報が中央監視制御室に出力される。また、火災を消火しようとする人が消火器収納場所の扉を開くと、消火器扉開の警報が出力され、非常電話や非常押しボタンで通報する人がいると夫々の警報が出力される。これらの各種の警報が所定時間内で次々と発生し、制御線26によって演算ユニット17に通報される。停止車両発生や低速車両発生は、演算ユニット17の前記画像処理装置が検出し、各発生場所毎の警報を演算ユニット17のCPUに通報する。
演算ユニット17は、上述した様に連続的に発生した警報を次々と受信することになるが、先ず最初の警報に基づいてAトンネル内の警報発生場所を特定し、警報発生場所に最も近い監視カメラ及び近傍の監視カメラの撮影映像を選択して、図5に示す様に、夫々の撮影映像を3連モニタ13a、13b、13cに表示する。これと同時に、Aトンネルの設備データをモニタ14に表示すると共に、その設備運用ガイダンスをモニタ15に表示する。
図6は、演算ユニット17が実行するモニタ表示切替プログラムの処理手順を示すフローチャートである。警報を受信する度にこのモニタ表示切替プログラムが起動され、先ず、受信した警報が最初の警報であるか否かを判定する(ステップS1)。
警報受信前の所定時間T内で先行する警報を受信していなかった場合には、今回受信した警報を最初の警報であると判定し、所定時間T内で先行する警報を受信していた場合には、最初の警報でないと判定する。所定時間Tは、ある異常が発生したとき、これに関連する警報が連続的に発生すると考えられる時間範囲に設定される。
最初の警報であると判定した場合にはその警報発生場所を特定し、警報発生場所に最も近い監視カメラ及び近傍の監視カメラを選択し(ステップS2)、選択した各監視カメラの撮影映像を3連モニタ13a、13b、13cに表示する(ステップS3)。そして、この警報の種類に対応する優先順位を内部メモリ18から読み出し、この優先順位を、演算ユニット17内の所定レジスタ内に保持する。
図7は、内部メモリ18に設定されている優先順位のデータを例示する図である。この実施形態では、火災発生を直接検出する火炎検出用センサ20からの警報が第1位の優先順位として設定されており、以下、第2位として非常押しボタン押下によって発生する警報、第3位として消火栓起動ボタン押下によって発生する警報、…、第8位として低速車両検出によって発生する警報、…、が予め設定されている。
今回発生した警報が最初の警報でないと判定(ステップS1)した場合には、次に、今回発生した警報の種類に付けられている優先順位を内部メモリ18から読み出し、上記の所定レジスタ内の優先順位と比較する(ステップS4)。
優先順位の比較の結果、今回の警報の優先順位が高い場合には、今回の警報発生場所を特定してモニタ表示する監視カメラを選択し(ステップS2)、選択した監視カメラの撮影映像をモニタ13a、13b、13cに表示する(ステップS3)と共に、上記の所定レジスタの内容を、今回の警報の優先順位に書き換える。これにより、モニタ表示が切り替えられ、管制員は、優先順位の高い警報の発生場所をモニタ画面で監視することが可能になる。
優先順位の比較の結果、今回の警報の優先順位が同じあるいは低い場合には、モニタ表示している監視カメラの選択をそのまま維持し(ステップS5)、この処理を終了する。
この様に、本実施形態によれば、多数の警報が所定時間以上途切れることなく連続して発生した場合、優先順位の高い警報発生場所を映す撮影映像がモニタに表示され続け、優先順位の低い警報発生によってこのモニタ表示が切り替えられることがないため、トンネル監視業務を混乱することなく継続可能となる。
本発明の係るトンネル監視装置は、優先順位の低い警報によってモニタ表示が切り替えられてしまうのを抑制するため監視業務が混乱することの無いという効果を奏し、トンネル監視装置として有用である。
本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置の構成図 本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置の操作パネルを示す図 本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置で表示する設備配置図 本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置で表示する設備運用ガイダンス図 本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置で異常警報が発生したときの動作説明図 本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置で実行されるモニタ表示切替プログラムの処理手順を示すフローチャート 本発明の一実施形態に係るトンネル監視装置に設定された警報種類毎の優先順位を示す図
符号の説明
10 トンネル監視装置
11 管制員
12 管制卓
13a、13b、13c 映像監視用のモニタ
14 設備表示用のモニタ
15 ガイダンス表示用のモニタ
16 映像制御ユニット
17 演算ユニット(制御手段)
18 内部メモリ(優先順位のデータ格納手段)
19 操作パネル
20 火炎検出用のセンサ
21 水噴霧放水弁
22 監視カメラ
30 制御トンネル用パネル
40 火災判定用パネル
49 複数火災用パネル
49a 複数火災発生表示ランプ
49b 複数火災表示切替スイッチ
50 水噴霧制御用パネル

Claims (3)

  1. 警報の種類毎に予め優先順位が設定されたデータ格納手段と、トンネル内の所定区画毎に設置された複数の監視カメラと、前記トンネル内で異常が発生したとき異常発生場所に対応する警報を前記警報の種類に応じて出力する警報発生手段と、前記警報が前記警報発生手段から出力されたとき前記警報に対応する前記異常発生場所に最も近い前記監視カメラを選択し選択した前記監視カメラの撮影映像を表示する表示手段と、前記警報が出力されてから所定時間内に別警報が前記警報発生手段から出力された場合に前記別警報の前記優先順位が前記警報の前記優先順位より高いとき前記別警報に対応する前記異常発生場所に最も近い前記監視カメラの撮影映像を前記表示手段に表示し前記別警報の前記優先順位が低いときは前記警報に対応する前記異常発生場所に最も近い前記監視カメラの撮影映像を前記表示手段に表示させ続ける制御手段とを備えたことを特徴とするトンネル監視装置。
  2. 前記トンネル内で発生した火災を直接検出したことを知らせる前記警報の種類の前記優先順位が最も高いことを特徴とする請求項1に記載のトンネル監視装置。
  3. 前記警報発生手段として、火炎検出用センサと、非常押しボタン押下検出用センサと、消火栓起動ボタン押下検出用センサと、消火器扉開検出用センサと、避難路扉開検出用センサと、非常電話オフフック検出用センサと、停止車両低速車両の検出手段とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトンネル監視装置。
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