JP7416635B2 - 消火栓設備 - Google Patents

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本発明は、消火栓設備に関する。
従来、トンネル内に設置される消火栓装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。この消火栓装置は、消火栓装置の設置位置を示す赤色表示灯を備えていた。
特開2016-47313号公報
しかしながら、従来の消火栓装置の赤色表示灯は、消火栓装置の設置場所によっては利用者が視認しにくくなる場合があり、また、赤色表示灯は表示する情報の種類が消火栓装置の位置表示に限られていた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、照明の視認性を向上させることができ、且つ、様々な情報を表示することが可能となる消火栓設備を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の消火栓設備は、トンネル内に消火栓本体を設置する消火栓設備であって、前記消火栓本体の周辺を照明する照明手段と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に基づいて、前記照明手段による照明態様を制御する照明制御手段と、を備え、前記照明手段は、前記消火栓本体に設けられており、前記照明手段は、前記消火栓本体の周辺の所定位置に固定された照明対象物であって、前記消火栓本体とは異なる前記照明対象物を照明し、前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、少なくとも、前記照明手段の照明範囲を制御し、前記照明手段の照明範囲は、前記照明手段からの光が照射される前記照明対象物上の範囲であって、輪郭が1個の図形を形成する範囲であり、前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に応じて、前記照明手段の照明範囲を変化させることにより、前記照明対象物上の前記照明手段からの光が照射される領域の面積である照射領域面積を変化させる。
また、請求項2に記載の消火栓設備は、請求項1に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記監視領域で異常が発生した状態の場合に、前記異常が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる。
また、請求項3に記載の消火栓設備は、請求項1又は2に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、前記障害が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる。
また、請求項4に記載の消火栓設備は、請求項1から3の何れか一項に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、前記点検対象となっていることを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる。
また、請求項5に記載の消火栓設備は、請求項1から4の何れか一項に記載に消火栓設備において、前記照明手段は、前記トンネル内の壁面部又は路面部を照明する。
また、請求項6に記載の消火栓設備は、請求項1から5の何れか一項に記載に消火栓設備において、前記消火栓本体は、トンネル構造体の所定部分に設けられた埋込部に収容されており、前記埋込部に収容されている前記消火栓本体と、前記埋込部内の内壁との間に前記監視領域側に露出する露出空間が設けられており、前記照明手段は、前記露出空間内を照明する。
また、請求項7に記載の消火栓設備は、請求項1から6の何れか一項に記載に消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、前記照明手段の照明範囲、前記照明手段の照度、又は前記照明手段の照明の駆動パターンを制御する。
また、請求項8に記載の消火栓設備は、請求項7に記載に消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が第1の状態である場合の前記照明手段の照明範囲と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が前記第1の状態とは異なる第2の状態である場合の前記照明手段の照明範囲とを相互に異ならせる。
また、請求項9に記載の消火栓設備は、請求項8に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記監視領域で異常が発生した状態である場合の前記照明手段の照明範囲を、前記監視領域で異常が発生していない状態である場合の前記照明手段の照明範囲よりも広くする。
請求項1に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体の周辺を照明し、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態に基づいて、照明態様を制御することにより、例えば、照明の視認性を向上させることができ、且つ、様々な情報(例えば、消火栓本体の位置と、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態)を表示することが可能となる。
請求項2に記載の消火栓設備によれば、監視領域で火災が発生した状態の場合に、火災が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、火災が発生したことを表示することが可能となる。
請求項3に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、障害が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、障害が発生したことを表示することが可能となる。
請求項4に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、点検対象となっていることを示す照明態様にて照明することにより、例えば、点検対象となっている消火栓本体を表示することが可能となる。
請求項5に記載の消火栓設備によれば、照明手段がトンネル内の壁面部又は路面部を照明することにより、例えば、照明を目立たせることができるので、照明の視認性を向上させることが可能となる。
請求項6に記載の消火栓設備によれば、照明手段が露出空間内を照明することにより、例えば、消火栓本体の外形の周辺部を照明させることができるので、消火栓本体の位置をより正確に表示することが可能となる。
請求項7に記載の消火栓設備によれば、照明手段の照明態様として、照明手段の照明範囲、照明手段の照度、又は照明手段の照明の駆動パターンを制御することにより、例えば、照明の視認性を確実に向上させることができ、且つ、多数の情報を表示することが可能となる。
請求項8に記載の消火栓設備によれば、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態が第1の状態である場合の照明手段の照明範囲と、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態が第1の状態とは異なる第2の状態である場合の照明手段の照明範囲とを相互に異ならせることにより、例えば、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態を確実に表示することが可能となる。
請求項9に記載の消火栓設備によれば、監視領域で異常(例えば火災)が発生した状態である場合の照明手段の照明範囲を、監視領域で火災が発生していない状態である場合の照明手段の照明範囲よりも広くすることにより、例えば、監視領域で異常(例えば火災)が発生した状態である場合の照明を目立たせることができるので、監視領域で異常(例えば火災)が発生した状態に対して利用者(例えば、トンネル内の道路通行車両の搭乗者等)の注意を確実に喚起することが可能となる。
消火栓装置の設置状態を示す図である。 消火栓装置の設置状態を示す図である。 消火栓装置の正面図である。 消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の正面図である。 消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の側面図である。 防災システムのブロック図である。 図5の一部の拡大図である。 トンネル内に設置された状態の消火栓装置の正面図である。 トンネル内に設置された状態の消火栓装置の斜視図である。 照明制御処理のフローチャートである。 第1照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。 第2照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。 消火栓装置の設置状態を示す図である。 消火栓装置の正面図である。 消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の正面図である。 防災システムのブロック図である。 点検管理情報を例示した図である。 照明制御処理のフローチャートである。 各照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。 各照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。 各照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。 消火栓装置の設置状態を示す図である。 消火栓装置の設置状態を示す図である。 消火栓装置の正面図である。 トンネル内に設置された状態の消火栓装置の斜視図である。 図25の一部の拡大図である。
以下に、本発明に係る消火栓設備の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、各実施の形態の基本的概念について説明する。各実施の形態は、概略的に、消火栓設備に関するものである。
「消火栓設備」とは、防災のために用いられる設備であり、具体的には、トンネル内に消火栓本体を設置する設備であり、例えば、照明手段、及び照明制御手段を備える。なお、「トンネル内に消火栓本体を設置する設備」とは、例えば、消火栓設備が自己の少なくとも一部の構成要素としてトンネル内に設置される消火栓本体を備えることに対応する概念である。
また、「照明手段」とは、消火栓本体の周辺を照明する手段であり、つまり、消火栓本体の周辺を明るく照らす手段であり、例えば、任意の光源(一例としては、発光ダイオード(LED)、レーザー、電灯、及び蛍光灯等)を備えて構成することができる。この照明手段については任意に設けることができ、例えば、消火栓本体の一部の構成要素として設けてもよいし、あるいは、消火栓本体とは別の構成要素として設けてもよい。つまり、照明手段は、消火栓本体自体に設けてもよいし、あるいは、消火栓本体と別体に設けてもよい。
また、「消火栓本体の周辺」とは、消火栓本体の周りの構造物等であり、例えば、トンネル内の路面、トンネル構造体及び露出空間を囲む構造面等、またこれらに設けられている付属物等を含む概念である。なお、「露出空間」とは、例えば、埋込部に収容されている消火栓本体と、埋込部内の内壁との間に設けられる空間であって監視領域側に露出する空間である。「埋込部」とは、例えば、トンネル構造体の所定部分に設けられた部分であり、例えば、消火栓本体を収容するための空間である。
また、「トンネル構造体」とは、例えば、トンネル内に設けられている任意の構造体であり、例えば、壁面、監視員通路、あるいは、当該監視員通路の法面等を含む概念である。
また、「照明制御手段」とは、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態に基づいて、照明手段による照明態様を制御する手段である。この照明制御手段については任意に設けることができ、例えば、消火栓本体の一部の構成要素に設けてもよいし、あるいは、消火栓本体とは別の構成要素として設けてもよい。そして、消火栓本体とは別の構成要素として照明制御手段を設ける場合、当該照明制御手段を、トンネル内の任意の設備の一部の構成要素として設けてもよいし、トンネル外の任意の設備(例えば、防災受信盤)の一部の構成要素として設けてもよいし、あるいは、トンネル内外に関わらず他の設備から独立した装置として設けてもよい。
また、「監視領域」とは、例えば、火災検知器による火災の検知の対象となる領域であり、具体的には、トンネル内の領域である。「監視領域の異常」とは、例えば、トンネル内で発生する火災等を含む概念であり、また例えば、監視領域内に有毒ガスが発生している状態や監視領域内の視程が低下している状態等を含む概念である。「監視領域の異常」とは、具体的には、トンネル内における火災、ガス漏れ、霧や塵埃、落下物の存在等である。なお、「火災検知器」とは、例えば、「監視領域の異常」として監視領域で発生する火災を検知するための装置であり、一例としては、自己の光入射部を介してトンネル内の監視領域からの光を受光して火災を検知する装置等を含む概念である。
また、「監視領域の状態」とは、例えば、監視領域で火災等の異常が発生した状態、又は、監視領域で火災等の異常が発生していない状態等を含む概念である。
また、「消火栓本体の状態」とは、例えば、消火栓本体に関する障害が発生した状態、又は、消火栓本体に関する障害が発生していない状態等を含む概念である。なお、「消火栓本体に関する障害」とは、例えば、常時閉じられているべき消火栓装置の扉(一例としては、消火器扉、消火栓扉、及び保守扉等)が開いていること、消火栓本体に関連する配線の不良(一例としては、赤色表示灯の配線の断線等を含む)や伝送不良等、また消火栓本体に設けられた発信機や赤色表示灯、応答ランプ等の装置自体の劣化や故障等を含む概念である。
また、「消火栓本体の状態」とは、例えば、消火栓本体が点検対象となっている状態、又は、消火栓本体が点検対象となっていない状態等を含む概念である。なお、「消火栓本体が点検対象となっている状態」とは、例えば、任意の点検期間(例えば、1日等)に点検の対象となっている状態、あるいは、点検を行う作業員が複数の消火栓本体を1台ずつ順次点検する場合における、当該複数の消火栓本体の内の現在点検を行うべき1台の消火栓本体となっている状態等を含む概念である。また、「消火栓本体が点検対象となっていない状態」とは、例えば、任意の点検期間(例えば、1日等)に点検の対象となってない状態、あるいは、点検を行う作業員が複数の消火栓本体を1台ずつ順次点検する場合における、当該複数の消火栓本体の内の現在点検を行うべき1台の消火栓本体となっていない状態等を含む概念である。
また、「照明態様」とは、例えば、照明手段の照明範囲、照明手段の照度、又は照明手段の照明の駆動パターン、あるいは、これらの組み合わせ等を含む概念である。なお、「照明手段の照明範囲」とは、例えば、照明手段からの光が照射される範囲を示す概念である。また、「照明手段の照度」とは、例えば、照明手段からの光の明るさを示す概念である。「照明手段の照明の駆動パターン」とは、例えば、照明手段を駆動させるパターンであり、一例としては、照明手段からの光を点滅させる周期等を示す概念である。
また、「照明制御手段」とは、例えば、監視領域で火災が発生した状態の場合に、火災が発生したことを示す照明態様にて照明手段に周辺を照明させる手段等を含む概念であり、また、消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、障害が発生したことを示す照明態様にて照明手段に周辺を照明させる手段等を含む概念であり、また、消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、点検対象となっていることを示す照明態様にて照明手段に周辺を照明させる手段等を含む概念である。
なお、「火災が発生したことを示す照明態様」、「障害が発生したことを示す照明態様」、及び「点検対象となっていることを示す照明態様」とは、例えば、予め定められた照明態様であり、一例としては、前述の照明態様の定義で説明した概念を用いて実現可能な照明態様等を含む概念である。なお、これらの各照明態様は、相互に異なる態様であることとしてもよい。
また、「照明制御手段」とは、例えば、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態が第1の状態である場合の照明手段の照明範囲と、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態が第1の状態とは異なる第2の状態である場合の照明手段の照明範囲とを相互に異ならせる手段等を含む概念である。また、照明制御手段は照明の有無を切替える手段ともなり得る概念である。
なお、「第1の状態」とは、例えば、監視領域で異常が発生している状態又は監視領域で異常が発生していない状態の内の一方の状態を示す概念であり、また、「第2の状態」とは、例えば、前述の両状態の内の他方の状態を示す概念である。また、「第1の状態」とは、例えば、消火栓本体に関する障害が発生した状態又は消火栓本体に関する障害が発生していない状態の内の一方の状態を示す概念であり、また、「第2の状態」とは、例えば、前述の両状態の内の他方の状態を示す概念である。また、「第1の状態」とは、例えば、消火栓本体が点検対象となっている状態又は消火栓本体が点検対象となっていない状態の内の一方の状態を示す概念であり、また、「第2の状態」とは、例えば、前述の両状態の内の他方の状態を示す概念である。
また、「照明制御手段」とは、例えば、消火栓本体に関する障害が発生した状態である場合の照明手段の照明範囲を、消火栓本体に関する障害が発生していない状態である場合の照明手段の照明範囲よりも広くする手段等を含む概念である。
そして、以下に示す各実施の形態においては、照明手段がトンネル内の壁面を照明する場合について説明する。特に、実施の形態1においては、消火栓本体に関する障害が発生したことを示す照明態様にて照明する場合について説明する。また、実施の形態2においては、消火栓本体が点検対象となっていることを示す照明態様にて照明する場合について説明する。また、火災が発生したことを示す照明態様にて照明する場合等のその他のバリエーションについては、変形例において説明する。
[各実施の形態の具体的内容]
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。
(実施の形態1)
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態では、消火栓本体に関する障害が発生したことを示す照明態様にて照明する場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態の防災システムの構成について説明する。図1及び図2は、消火栓装置の設置状態を示す図であり、また、図3は、消火栓装置の正面図であり、また、図4は、消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の正面図であり、図5は、消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の側面図であり、図6は、防災システムのブロック図である。なお、図1及び図2の消火栓装置100は、説明の便宜上、詳細の図示が省略されている(図9、図22、図23、図25、及び図26も同様である)。また、図2は、図1のA-A断面から見た断面図である。
なお、各図では、X-Y-Z軸は相互に直交していることとし、Z軸が、垂直方向(つまり、消火栓装置100の設置状態における縦方向)を示しており、+Z方向を上方側と称し、また、-Z方向を下方側と称して説明する。また、Y軸が、水平方向(つまり、消火栓装置100の設置状態における横方向又は幅方向)を示しており、+Y方向を一方側と称し、また、-Y方向を他方側と称して説明する。また、X軸が、前後方向(つまり、消火栓装置100の設置状態における奥行方向)を示しており、+X方向を正面又は前方と称し、また、-X方向を背面又は後方と称して説明する。
図6の防災システム901は、消火栓設備であり、例えば、消火栓装置100を備える。
(構成-消火栓装置)
消火栓装置100は、消火栓本体であり、例えば、図1及び図2に示すように、トンネル内に設置される装置である。このトンネルには、例えば、車両等が通行する路面91、路面91側と面している法面92、監視員が通行する監視員通路93、トンネル壁面94が設けられている。なお、車両はY軸に沿って路面91上を通行する。また、トンネル壁面94には、例えば、消火栓装置100を収容するための収容部95(埋込部)が刳り貫かれて設けられている。また、このトンネルには、その他の任意の設備(例えば、消火栓装置100に消火用水を供給するための外部配管等)が設けられているが、当該任意の設備の構成は公知の構成を適用することができるので、図示及び説明を省略する。なお、例えば、法面92、監視員通路93、及びトンネル壁面94が、「トンネル構造体」に相当する。
消火栓装置100は、例えば、図3及び図4の筐体10、照明部16、検出部17、及び図6の照明駆動装置2を備える。
(構成-消火栓装置-筐体)
図3~図5の筐体10は、消火栓装置100の外形を形成するものである。この筐体10の具体的な構成は任意であるが、例えば、平面視において横方向(Y軸方向)に延在する箱形状のものである。なお、ここで図示されている例では、筐体10は、箱形状となっているが、これに限らず、例えば、筐体10の前方側(+X方向)以外については、枠体(つまり、骨組みのみ)として構成してもよい。また、図5に示すように、筐体10の前方側(+X方向)には、YZ平面において筐体10の内側から外側に向かって突出するフランジ10Aが全周囲に形成されている。また、筐体10は、赤色表示灯10B、発信機10C、応答ランプ10D、消火器扉11、消火栓扉12、保守扉13、放水ホース14(図4)、ノズル15(図4)を備える。
赤色表示灯10Bは、消火栓装置100の位置を示す位置表示手段であり、例えば、図3及び図4に示されるように、筐体10における前方側(+X方向)、つまり消火栓装置100の前面の所定位置に設けられている。発信機10Cは、火災の発生を知らせるための装置であって、不図示の防災センタに設置されている防災受信盤に火災発生信号を電気的に送信する契機を発生させる装置であり、利用者に押下された場合に防災受信盤に対して火災発生信号を電気的に送信する装置である。この発信機10Cは、図3及び図4に示されるように、筐体10における前方側(+X方向)、つまり消火栓装置100の前面の所定位置に設けられている。応答ランプ10Dは、火災発生信号を不図示の防災センタ側に設置されている防災受信盤で受信して応答したことを知らせる装置である。この応答ランプ10Dは、図3及び図4に示されるように、筐体10における前方側(+X方向)、つまり消火栓装置100の前面の所定位置に設けられている。
消火器扉11は、消火器を収納する空間を開閉するための扉であり、また、消火栓扉12及び保守扉13は、図4の放水ホース14及びノズル15等を収納する空間を開閉するための扉である。消火栓扉12を開放すると前方側からノズル15や不図示の給水開始/停止操作レバー等にアクセスでき、保守扉13を開放すると前方側から不図示のポンプ起動スイッチや消防隊用給水栓等にアクセスすることができるようになっている。放水ホース14とは、消火栓装置100の外部から供給された消火用水を放水するための消火用ホースであり、例えば、一方の端部にノズル15が設けられている。また、放水ホース14は、筐体10の内部の空間内に巻かれた状態で収納されている。放水時には、ノズル15を保持して放水ホース14を引き出しつつ、目的の放水地点に向けて放水する。
(構成-消火栓装置-照明部)
図7は、図5の一部の拡大図であり、また、図8は、トンネル内に設置された状態の消火栓装置の正面図であり、また、図9は、トンネル内に設置された状態の消火栓装置の斜視図である。図3~図6の照明部16は、消火栓装置100の周辺に光を照射して照明する照明手段である。
照明部16の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、フランジ10Aにおける上方側(+Z方向)の端部において、筐体10の横方向(Y軸方向)における一方側(+Y方向)の端から他方側(-Y方向)の端にわたっている。また、照明部16は、本実施の形態では、図7に示すように照明部16として機能するフランジ10Aの内部に設けられている第1光源161、及び第2光源162を備えており、それぞれ矢印A、Bで示す向きを中心とした分布光線を出力する。つまり、光源161と光源162は、相互に異なる角度方向に向けて光を出力する。また、当該各光源から出力される光が通過するように透光性のカバー部材(例えばアクリル樹脂等)で当該各光源を覆うように構成されている。なお、ここでは第1光源161及び第2光源162がフランジ10Aの内部に設けられているものと説明したが、当該第1光源161及び第2光源162を設ける位置は任意であり、例えば、フランジ10Aの上方側(+Z方向)(つまり、フランジ10Aの外部)に設けてもよいし、その他の任意の位置に設けてもよい。
(構成-消火栓装置-照明部-光源)
第1光源161及び第2光源162は、例えば、任意の色(波長)の光を出力する発光ダイオード(つまり、LED)である。
第1光源161は、例えば、赤色の光を出力するものであり、また、図3及び図4の筐体10の横方向(Y軸方向)における一方側(+Y方向)の端から他方側(-Y方向)の端にわたって複数個(例えば、20個~30個等)並べられているものである。そして、これにより、図8及び図9に示すトンネル壁面94の第1照明範囲L11全体に光を出力して当該第1照明範囲L11全体を照明するものである。
第2光源162は、例えば、黄色の光を出力するものであり、また、図3及び図4の筐体10の横方向(Y軸方向)における一方側(+Y方向)の端から他方側(-Y方向)の端にわたって複数個(例えば、20個~30個等)並べられているものである。そして、これにより、図8及び図9に示すトンネル壁面94の第2照明範囲L12全体に光を出力して当該第2照明範囲L12全体を照明するものである。
なお、例えば、消火栓装置100を図1及び図2の収容部95に収容する場合、図3~図5のフランジ10Aを当該収容部95の外側に配置するように構成されていることとし、このように構成されているので、筐体10の上方側(+Z方向)のフランジ10Aに設けられている図7の第1光源161及び第2光源162からの光を、トンネル壁面94上の第1照明範囲L11及び第2照明範囲L12に照射させることが容易に可能となる。
なお、複数個の第1光源161及び第2光源162の並べ方は任意であり、例えば、複数個の第1光源161からなる列と、複数個の第2光源162からなる列とを設けて2列となるように並べてもよいが、本実施の形態では、例えば、第1光源161及び第2光源162が交互に配置されて1列に並べられている場合について説明する。
第1照明範囲L11とは、トンネル壁面94上において照明部16によって照明される範囲であり、例えば、第1光源161の光が照射される範囲である。第2照明範囲L12とは、トンネル壁面94上において照明部16によって照明される範囲であり、例えば、第2光源162の光が照射される範囲であり、また、第1照明範囲L11より広い範囲であり、また、例えば、第1照明範囲L11を包含する範囲である。なお、本実施の形態では、第2照明範囲L12が第1照明範囲L11を包含する範囲であるもの説明したがこれに限らず、第2照明範囲L12は第1照明範囲L11よりも広い範囲(面積)である限りにおいて任意であり、第1照明範囲L11を包含することは必須でない。
(構成-消火栓装置-検出部)
図3及び図4の検出部17は、消火栓装置100に関する障害を検出する検出手段である。この検出部17の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、消火器扉11、消火栓扉12、及び保守扉13が開いている状態を消火栓装置100に関する障害として検出するように構成されており、一例としては、第1検出部171、第2検出部172、及び第3検出部173を備える。なお、ここでは、各扉が閉鎖しているべきときに開放している場合を障害として説明するものとし、火災消火活動や保守点検作業などの必要に応じて各扉が開放される場合については障害とせず、この場合についての説明は省略する。
第1検出部171は、消火器扉11が開いていることを検出する第1検出手段であり、例えば、消火器扉11が例えば30秒間といった所定期間以上継続して開いている場合に、消火器扉11が開いていることを示す第1障害信号を、当該消火器扉11が閉じられるまで継続的に出力するものであり、また、いわゆるタンパスイッチの技術を用いて構成することができる。なお、消火器扉11が閉じている場合、第1検出部171は、第1障害信号を出力しないことになる。
第2検出部172は、消火栓扉12が開いていることを検出する第2検出手段であり、例えば、消火栓扉12が例えば30秒間といった所定期間以上継続して開いている場合に、消火栓扉12が開いていることを示す第2障害信号を、当該消火栓扉12が閉じられるまで継続的に出力するものであり、また、いわゆるタンパスイッチの技術を用いて構成することができる。なお、消火栓扉12が閉じている場合、第2検出部172は、第2障害信号を出力しないことになる。
第3検出部173は、保守扉13が開いていることを検出する第3検出手段であり、例えば、保守扉13が例えば30秒間といった所定期間以上継続して開いている場合に、保守扉13が開いていることを示す第3障害信号を、当該保守扉13が閉じられるまで継続的に出力するものであり、また、いわゆるタンパスイッチの技術を用いて構成することができる。なお、保守扉13が閉じている場合、第3検出部173は、第3障害信号を出力しないことになる。
(構成-消火栓装置-照明駆動装置)
図6の照明駆動装置2は、照明部16を駆動する装置である。この照明駆動装置2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体10の内部の任意の位置に設けられるモジュールとして構成することができ、また、図6に示すように、通信部21、駆動部22、記録部23、及び制御部24を備える。
(構成-照明駆動装置-通信部)
通信部21は、不図示の通信線を介して外部装置(例えば、不図示の防災受信盤等)との間で通信を行う通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成-照明駆動装置-駆動部)
駆動部22は、照明部16の第1光源161及び第2光源162に対して駆動電流を供給して当該各光源を駆動する駆動手段である。この駆動部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の駆動回路等を用いて構成することができる。
(構成-照明駆動装置-記録部)
記録部23は、照明駆動装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、フラッシュメモリ等、あるいは、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様である)。
(構成‐照明駆動装置‐制御部)
制御部24は、照明駆動装置2を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様である)。
制御部24は、機能概念的に、照明制御部241を備える。照明制御部241は、消火栓装置100の状態に基づいて、照明部16による照明態様を制御する照明制御手段である。この制御部24の各部によって行われる具体的な処理については後述する。
(処理)
続いて、本実施の形態に係る消火栓装置100における照明駆動装置2によって行われる照明制御処理について説明する。図10は、照明制御処理のフローチャートであり、図11は、第1照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図であり、また、図12は、第2照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。「照明制御処理」とは、概略的には、照明部16による照明を制御する処理である。この照明制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、照明駆動装置2の電源をオンした後に、繰り返し実行を開始することとし、実行を開始したところから説明する。
特に、照明駆動装置2の電源をオンした直後には、照明制御部241は、駆動部22からの照明部16の図7の第1光源161への駆動電流の供給を開始することとする。この場合、第1光源161からの赤色光の出力が開始され、図11に示すように、第1照明範囲L11が赤色光で照明されることになる。なお、このように、第1照明範囲L11が赤色光で照明される態様は、消火栓装置100で障害が発生していないことを示す照明態様である。このように、本実施形態において、この状態で第1光源161は消灯(継続に消灯)していないものであり、つまり、第1照明範囲L11は所定の照射範囲面積を有している。
図10のSA1において照明制御部241は、消火栓装置100で障害が発生したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、前述の検出部17からの第1~第3障害信号の出力が開始した場合、当該各障害信号は照明駆動装置2に送信されるように構成されていることとし、照明制御部241は、第1~第3障害信号を受信したか否かに基づいて判定する。具体的には、第1~第3障害信号の内の何れの信号も受信しなかった場合、消火栓装置100で障害が発生していないものと判定し(SA1のNO)、消火栓装置100で障害が発生したものと判定するまで、繰り返しSA1を実行する。また、第1~第3障害信号の内の何れかの信号を受信した場合、消火栓装置100で障害が発生したものと判定し(SA1のYES)、SA2に移行する。
ここでは、例えば、消火器扉11、消火栓扉12、及び保守扉13の全ての扉が閉じられている場合、検出部17から第1~第3障害信号が出力されないことになるので、照明制御部241は、当該第1~第3障害信号の何れの信号も受信せずに、消火栓装置100で障害が発生していないものと判定する。一方、例えば、消火器扉11が半開き等で閉じられていない場合は、第1検出部171から第1障害信号が出力され、また、消火栓扉12が半開き等で閉じられていない場合は、第2検出部172から第2障害信号が出力され、また、保守扉13が半開き等で閉じられていない場合は、第3検出部173から第3障害信号が出力されるので、これらの場合、照明制御部241は、当該第1~第3障害信号の何れかの信号を受信し、消火栓装置100で障害が発生したものと判定する。
図10のSA2において照明制御部241は、照明を制御する。具体的には任意であるが、例えば、駆動部22から照明部16の図7の第1光源161への駆動電流の供給を停止し、且つ、第2光源162への駆動電流の供給を開始する。この場合、第1光源161からの赤色光の出力が停止され、且つ、第2光源162からの黄色光の出力が開始されるので、図12に示すように、第2照明範囲L12が黄色光で照明されることになる。なお、このように、第2照明範囲L12が黄色光で照明される態様が、消火栓装置100で障害が発生したことを示す照明態様である。
図10のSA3において照明制御部241は、消火栓装置100で発生した障害が回復したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、検出部17からの第1~第3障害信号の照明駆動装置2への出力が停止して当該信号を受信しなくなったか否かに基づいて判定する。具体的には、引き続き第1~第3障害信号の少なくとも何れか1つを受信している場合、消火栓装置100で発生した障害が回復していないものと判定し(SA3のNO)、消火栓装置100で発生した障害が回復したものと判定するまで、繰り返しSA3を実行する。また、第1~第3障害信号の出力が停止されて当該信号を受信していない場合、消火栓装置100で発生した障害が回復したものと判定し(SA3のYES)、SA4に移行する。
ここでは、例えば、開かれている消火器扉11、消火栓扉12、又は保守扉13が閉じられていない場合、引き続き第1~第3障害信号が出力され、照明制御部241が当該信号を受信しているので、消火栓装置100で発生した障害が回復していないものと判定する。一方、例えば、開かれている消火器扉11、消火栓扉12、及び保守扉13が全て閉じられた場合、第1~第3障害信号の出力が停止されて照明制御部241が当該信号を受信しなくなるので、消火栓装置100で発生した障害が回復したものと判定する。
図10のSA4において照明制御部241は、照明を制御する。具体的には任意であるが、例えば、駆動部22から照明部16の図7の第2光源162への駆動電流の供給を停止し、且つ、第1光源161への駆動電流の供給を開始する。この場合、第2光源162からの黄色光の出力が停止され、且つ、第1光源161からの赤色光の出力が開始されるので、図11に示すように、第1照明範囲L11が赤色光で照明されることになる。つまり、消火栓装置100で障害が発生していないことを示す照明態様となる。これにて、SA4の照明制御処理を終了する。
(障害の確認等)
上述のように処理することにより、例えば、保守点検作業員は照明部16による照明態様を視認することにより、消火栓装置100の状態を確認することが可能となる。例えば、図11に示すように、第1照明範囲L11が赤色光で照明されていることを視認することにより、消火栓装置100で障害が発生していないことを確認することが可能となる。また、例えば、図12に示すように、第2照明範囲L12が黄色光で照明されていることを視認することにより、消火栓装置100で障害が発生したことを確認することが可能となる。よって、消火栓装置100で障害が発生したことを確認して、当該消火栓装置100の各扉を確実に閉じることが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、消火栓装置100の周辺を照明し、消火栓装置100の状態に基づいて、照明態様を制御することにより、例えば、照明の視認性を向上させることができ、且つ、様々な情報(例えば、消火栓装置100の位置と、消火栓装置100の状態)を表示することが可能となる。
また、消火栓装置100に関する障害が発生した状態の場合(例えば、消火栓装置100の各扉の内の何れかの扉が開いている状態の場合)に、障害が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、障害が発生したことを表示することが可能となる。
また、照明部16がトンネル壁面94を照明することにより、例えば、照明を目立たせることができるので、照明の視認性を向上させることが可能となる。
また、照明部16の照明態様として、照明部16の照明範囲を制御することにより、例えば、照明の視認性及び識別性を一層向上させることができ、且つ、多数の情報を表示することが可能となる。
また、消火栓装置100の状態が第1の状態(例えば、各扉の全てが閉じている状態)である場合の照明部16の照明範囲である第1照明範囲L11と、消火栓装置100の状態が第2の状態(例えば、各扉の内の何れかの扉が開いている状態)である場合の照明部16の照明範囲である第2照明範囲L12とを相互に異ならせることにより、例えば、消火栓装置100の状態を確実に表示報知することが可能となる。
また、消火栓装置100に関する障害が発生した状態である場合の照明部16の照明範囲である第2照明範囲L12を、消火栓装置100に関する障害が発生していない状態である場合の照明部16の第1照明範囲L11よりも広くすることにより、例えば、消火栓装置100に関する障害が発生した状態である場合の照明を目立たせることができるので、消火栓装置100に関する障害が発生した状態に対して利用者(例えば、保守点検作業員等)に対し確実にその存在を知らせ、また注意喚起することが可能となる。
このような表示報知によれば、例えば、トンネル内を俯瞰的に撮像して撮像結果を遠隔に設けた表示装置に表示することで、遠隔からトンネル内の状況を監視するITVカメラ設備等によっても、トンネル内における消火栓装置100の周辺の照明状況に基づいて、例えば、消火栓装置100の障害発生の有無を容易に確認することが可能になる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態では、消火栓本体が点検対象となっていることを示す照明態様にて照明する場合について説明する。なお、実施の形態2では、本実施の形態で特徴的な構成についてのみ説明し、実施の形態1で説明した構成と同様な構成については、説明を省略する。また、実施の形態2の各要素は、特記する場合を除いて、実施の形態1の同一名称の要素と同様であることとする(後述する変形例も同様とする)。
(構成)
まず、本実施の形態の防災システムの構成について説明する。図13は、消火栓装置の設置状態を示す図であり、また、図14は、消火栓装置の正面図であり、また、図15は、消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の正面図であり、図16は、防災システムのブロック図である。
図16の防災システム902は、消火栓設備であり、例えば、消火栓装置300、及び点検管理装置5を備える。なお、防災システム902に設けられる消火栓装置300の台数は任意であるが、ここでは、例えば、3台の消火栓装置301~303について代表して説明する。また、消火栓装置301~303を相互に区別する必要がない場合、消火栓装置300と総称する。
(構成-消火栓装置)
消火栓装置300は、消火栓本体であり、例えば、図13に示すように、トンネル内に設置される装置である。ここでは、例えば、消火栓装置300として、複数の消火栓装置301~303等が設置されている。
消火栓装置300は、例えば、図14及び図15の筐体30、照明部36、点検終了スイッチ37(図15)、及び図16の照明駆動装置4を備える。
(構成-消火栓装置-筐体)
図14及び図15の筐体30は、消火栓装置300の外形を形成するものである。この筐体30の具体的な構成は任意であるが、例えば、赤色表示灯30B、消火器扉31、消火栓扉32、保守扉33等を備える。
(構成-消火栓装置-照明部)
図14及び図15の照明部36は、消火栓装置100の周辺に光を照射して照明する照明手段である。この照明部36の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、実施の形態1の照明部16と同様にして構成されている。
(構成-消火栓装置-点検終了スイッチ)
図15の点検終了スイッチ37は、例えば、保守点検作業員に押下された場合に、点検が終了したことを示す点検終了信号を出力するスイッチである。
(構成-消火栓装置-照明駆動装置)
図16の照明駆動装置4は、照明部36を駆動する装置である。この照明駆動装置4の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体30の内部の任意の位置に設けられるモジュールとして構成されており、また、図16に示すように、通信部41、駆動部42、記録部43、及び制御部44を備える。
(構成-照明駆動装置-通信部)
通信部41は、通信線を介して外部装置(例えば、不図示の防災受信盤、及び点検管理装置5等)との間で通信を行う通信手段である。
(構成-照明駆動装置-駆動部)
駆動部42は、実施の形態1と同様にしてフランジ30Aの内部に設けられた照明部46の第1光源(不図示)及び第2光源(不図示)に対して駆動電流を供給して当該各光源を駆動する駆動手段である。なお、ここでの照明部46の第1光源は、実施の形態1の第1光源161と同様に構成されており、赤色光を出力するように構成されており、また、照明部46の第2光源は、基本的には実施の形態1の第2光源162と同様に構成されており、緑色光を出力するように構成されている。
(構成-照明駆動装置-記録部)
記録部43は、照明駆動装置4の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、消火栓識別情報(以下、識別情報を「ID」とも称する)が格納されている。「消火栓ID」とは、照明駆動装置4が設けられている消火栓装置300を一意に識別する消火栓IDであり、例えば、消火栓装置301の照明駆動装置4の記録部43に消火栓IDとして「ID1」が記録されており、また、消火栓装置302の照明駆動装置4の記録部43に消火栓IDとして「ID2」が記録されており、また、消火栓装置303の照明駆動装置4の記録部43に消火栓IDとして「ID3」が記録されていることとして以下説明する。
(構成‐照明駆動装置‐制御部)
制御部44は、照明駆動装置4を制御する制御手段である。この制御部44の各部によって行われる具体的な処理については後述する。
(構成‐点検管理装置)
図16の点検管理装置5は、点検を管理するための装置である。この点検管理装置5としては、例えば、防災センタに設けられるコンピュータを用いて実現されることとしてもよいし、あるいは、不図示の防災受信機の一部の機能として実現されることとしてもよいが、本実施の形態では、前者である場合について説明する。この点検管理装置5は、通信部51、記録部52、及び制御部53を備える。
(構成‐点検管理装置‐通信部)
通信部51は、通信線を介して外部装置(例えば、消火栓装置300の照明駆動装置4等)との間で通信を行う通信手段である。
(構成‐点検管理装置‐記録部)
記録部52は、点検管理装置5の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、点検管理情報が格納されている。
(構成‐点検管理装置‐記録部‐点検管理情報)
図17は、点検管理情報を例示した図である。「点検管理情報」とは、消火栓装置300に対する点検を管理するための情報である。この点検管理情報は、例えば、図17に示すように、項目「点検順序情報」に対応する情報と、項目「消火栓ID」に対応する情報と、項目「点検終了情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている。項目「点検順序情報」に対応する情報は、点検が行われる対象となっている消火栓装置300における当該点検が行われる順序を特定する点検順序情報である(図17では、数値が小さいもの程先の順序であり、1番目を特定する「1」、2番目を特定する「2」、及び3番目を特定する「3」等)。項目「消火栓ID」に対応する情報は、点検の対象となっている消火栓装置300を識別する消火栓IDである(図17では、「ID1」等)。項目「点検終了情報」に対応する情報は、点検が終了したか否かを示す点検終了情報である(図17では、点検が未だ終了していないことを示す「未」、及び不図示であるが点検が終了したことを示す「了」)。
そして、この図17の点検管理情報においては、任意の点検実施予定期間(例えば、午前中等)の情報が格納されていることとし、例えば、消火栓IDである「ID1」~「ID3」が識別する消火栓装置301~303が点検の対象となっていること、及び消火栓装置301~303の点検の順序が1番目~3番目であること、及び全ての点検が「未」であり未だ実施されていないこと等が示されている。
なお、このような点検管理情報の具体的な管理手法は任意であるが、例えば、管理者が、任意の点検実施予定期間(例えば、午前中等)に点検を行う対象となる消火栓装置300を選択し、選択した消火栓装置300の点検の順序を決定した上で、図17の点検順序情報及び消火栓IDを点検管理装置5に入力した場合に、制御部53が、当該入力された情報に基づいて、点検順序情報及び消火栓IDを格納し、また、点検終了情報の初期値として「未」を格納することとする。
(構成‐点検管理装置‐制御部)
制御部53は、点検管理装置5を制御する制御手段である。この制御部53は、機能概念的に、照明制御部531を備える。照明制御部531は、消火栓装置300の状態に基づいて、照明部36による照明態様を制御する照明制御手段である。この制御部53の各部によって行われる具体的な処理については後述する。
(処理)
続いて、本実施の形態に係る点検管理装置5によって行われる照明制御処理について説明する。図18は、照明制御処理のフローチャートであり、図19~図21は、各照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。「照明制御処理」とは、概略的には、照明部36による照明を制御する処理である。この照明制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、管理者が点検管理装置5の記録部52に点検管理情報を格納した上で、当該点検管理装置5の任意の入力手段(例えば、マウス及びキーボード等)を介して、点検管理装置5に対して点検を開始することを示す情報を入力した場合に、実行を開始することとし、実行を開始したところから説明する。
特に、点検管理装置5に対して点検を開始することを示す情報が入力される前には、消火栓装置300の制御部44は、駆動部42から照明部36の第1光源への駆動電流の供給をしていることとする。この場合、各消火栓装置301~303の第1光源からの赤色光の出力が開始され、図19に示すように、第1照明範囲L21が赤色光で照明されることになる。このように、本実施形態において、この状態で第1光源は消灯(継続に消灯)していないものであり、つまり、第1照明範囲L21は所定の照射範囲面積を有している。なお、このように、第1照明範囲L21が赤色光で照明される態様は、点検順序に従って現在点検を行うべき消火栓装置(つまり、点検対象の消火栓装置)でないことを示す照明態様である。
図18のSB1において点検管理装置5の照明制御部531は、点検順序に従って現在点検対象となっている消火栓装置300(以下、「現在点検対象消火栓装置」とも称する)を特定する。具体的には任意であるが例えば、記録部52の図17の点検管理情報を参照し、点検終了情報が「未」となって消火栓装置300の内の点検順序情報の数値が最も小さい消火栓装置300を「現在点検対象消火栓装置」として特定する。ここでは、例えば、図17の点検終了情報が全て「未」であるので、点検順序情報の数値が最も小さい「1」に対応する消火栓装置301を「現在点検対象消火栓装置」として特定する。
図18のSB2において点検管理装置5の照明制御部531は、照明を制御する。具体的には任意であるが、例えば、SB1で特定した「現在点検対象消火栓装置」の照明部36が第2照明範囲L22を緑色光で照明するように制御する。詳細には、照明制御部531は、記録部52の図17の点検管理情報を参照して、SB1で特定した「現在点検対象消火栓装置」を識別する消火栓IDを特定し、特定した消火栓IDを含む第1照明切替信号(第1光源からの光の出力を停止し、且つ、第2光源からの光の出力を開始させるための信号)を生成し、生成した第1照明切替信号を、通信部51を介して消火栓装置300に送信する。
ここでは、例えば、記録部52の図17の点検管理情報を参照して、SB1で特定した「現在点検対象消火栓装置」である消火栓装置301を識別する消火栓IDである「ID1」を特定し、特定した「消火栓ID」=「ID1」を含む第1照明切替信号を生成し、生成した第1照明切替信号を、通信部51を介して消火栓装置300に送信する。
一方、消火栓装置300の照明駆動装置4における制御部44は、通信部41を介して第1照明切替信号を受信した場合に、当該受信した第1照明切替信号に含まれている消火栓IDを取得し、取得した消火栓IDと自己の記録部43に記録されている消火栓IDとを相互に比較し、これらの消火栓IDが相互に合致していない場合、何らの制御もおこなわず、一方、これらの消火栓IDが相互に合致している場合、以下の制御を行う。これらの消火栓IDが相互に合致している場合、具体的には、消火栓装置300の照明駆動装置4における制御部44は、駆動部42から照明部36の第1光源への駆動電流の供給を停止し、且つ、第2光源への駆動電流の供給を開始する。この場合、第1光源からの赤色光の出力が停止され、且つ、第2光源からの緑色光の出力が開始される。
ここでは、例えば、消火栓装置301~303の照明駆動装置4における制御部44は、通信部41を介して「消火栓ID」=「ID1」を含む第1照明切替信号を受信することになるが、当該「消火栓ID」=「ID1」は消火栓装置301における照明駆動装置の記録部43に記録されている「消火栓ID」=「ID1」と合致し、他の消火栓装置302~303における照明駆動装置の記録部43に記録されている「消火栓ID」=「ID2」及び「ID3」とは合致しないことになる。よって、消火栓装置301の照明駆動装置4における制御部44は、駆動部42から自己の照明部36の第1光源への駆動電流の供給を停止し、且つ、第2光源への駆動電流の供給を開始する。この場合、消火栓装置301の照明部36において第1光源からの赤色光の出力が停止され、且つ、第2光源からの緑色光の出力が開始されることになるので、図20に示すように、消火栓装置301の周辺の第2照明範囲L22が緑色光での照明に切り替えられ、また、消火栓装置302~303の周辺の第1照明範囲L21が赤色光で照明されたままとなる。なお、このように、第2照明範囲L22が緑色光で照明される態様が、「現在点検対象消火栓装置」となっていることを示す態様である。
図18のSB3において点検管理装置5の照明制御部531は、「現在点検対象消火栓装置」の点検が終了したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、消火栓装置300の点検作業が終了した場合に、当該作業を行った保守点検作業員が、図15の点検終了スイッチ37を押下する運用がとられていることとする。SB3の処理について具体的には、消火栓装置300における照明駆動装置4の制御部44は、点検終了スイッチ37が押下された場合に当該点検終了スイッチ37から出力される点検終了信号を受信し、自己の記録部43に記録されている消火栓IDを当該受信した点検終了信号に付加した上で、通信部41を介して点検管理装置5に送信するように構成されていることとする。そして、点検管理装置5の照明制御部531は、通信部51を介して点検終了信号を受信したか否かに基づいて、「現在点検対象消火栓装置」の点検が終了したか否かを判定する。具体的には、点検終了信号を受信していない場合、「現在点検対象消火栓装置」の点検が終了していないものと判定し(SB3のNO)、「現在点検対象消火栓装置」の点検が終了したものと判定するまで、繰り返しSB3を実行する。また、点検終了信号を受信した場合、「現在点検対象消火栓装置」の点検が終了したものと判定し(SB3のYES)、SB4に移行する。
ここでは、例えば、保守点検作業員が消火栓装置301の点検終了スイッチ37を押下した場合、消火栓装置301における照明駆動装置4の制御部44は、点検終了スイッチ37から出力される点検終了信号を受信し、自己の記録部43に記録されている「消火栓ID」=「ID1」を当該受信した点検終了信号に付加した上で、通信部41を介して点検管理装置5に送信する。そして、点検管理装置5の照明制御部531は、通信部51を介して「消火栓ID」=「ID1」が付加された点検終了信号を受信し、「現在点検対象消火栓装置」である消火栓装置301の点検が終了したものと判定する。
図18のSB4において点検管理装置5の照明制御部531は、点検終了情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SB3で受信した点検終了信号に付加されている消火栓IDを取得し、記録部52の図17の点検管理情報を参照して、当該取得した消火栓IDに関連付けられている点検終了情報として「了」を上書きして格納する。
ここでは、例えば、SB3で「消火栓ID」=「ID1」が付加された点検終了信号を受信するので、「消火栓ID」=「ID1」を取得し、図17の点検管理情報いおいて、「消火栓ID」=「ID1」に関連付けられている点検終了情報(つまり、図17の最上段の点検終了情報)として「了」を格納する。
図18のSB5において点検管理装置5の照明制御部531は、照明を制御する。具体的には任意であるが、例えば、SB3において点検が終了したものと判定された消火栓装置300の照明部36による照明が、第2照明範囲L22の照明から第1照明範囲L21の照明に切り替わるように制御する。詳細には、照明制御部531は、SB3で受信した点検終了信号に付加されている消火栓IDを取得し、取得した消火栓IDを含む第2照明切替信号(第2光源からの光の出力を停止し、且つ、第1光源からの光の出力を開始させるための信号)を生成し、生成した第2照明切替信号を、通信部51を介して消火栓装置300に送信する。
ここでは、例えば、SB3で受信した点検終了信号に付加されている「消火栓ID」=「ID1」を取得し、取得した「消火栓ID」=「ID1」を含む第2照明切替信号を生成し、生成した第2照明切替信号を、通信部51を介して消火栓装置300に送信する。
一方、消火栓装置300の照明駆動装置4における制御部44は、通信部41を介して第2照明切替信号を受信した場合に、当該受信した第2照明切替信号に含まれている消火栓IDを取得し、取得した消火栓IDと自己の記録部43に記録されている消火栓IDとを相互に比較し、これらの消火栓IDが相互に合致していない場合、何らの制御もおこなわず、一方、これらの消火栓IDが相互に合致している場合、以下の制御を行う。これらの消火栓IDが相互に合致している場合、具体的には、消火栓装置300の照明駆動装置4における制御部44は、駆動部42から自己の照明部36の第2光源への駆動電流の供給を停止し、且つ、第1光源への駆動電流の供給を開始する。この場合、第2光源からの緑色光の出力が停止され、且つ、第1光源からの赤色光の出力が開始される。
ここでは、例えば、消火栓装置301~303の照明駆動装置4における制御部44は、通信部41を介して「消火栓ID」=「ID1」を含む第2照明切替信号を受信することになるが、当該「消火栓ID」=「ID1」は消火栓装置301における照明駆動装置の記録部43に記録されている「消火栓ID」=「ID1」と合致し、他の消火栓装置302~303における照明駆動装置の記録部43に記録されている「消火栓ID」=「ID2」及び「ID3」とは合致しないことになる。よって、消火栓装置301の照明駆動装置4における制御部44は、駆動部42から自己の照明部36の第2光源への駆動電流の供給を停止し、且つ、第1光源への駆動電流の供給を開始する。よって、消火栓装置301の照明部36は、図20の第2照明範囲L22の緑色光の照明から、図19の第1照明範囲L21の赤色光の照明に切り替えることになる。
図18のSB6において点検管理装置5の照明制御部531は、全ての消火栓装置300の点検が終了したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、記録部52の図17の点検管理情報を参照して、点検終了情報として「未」が格納されている情報が存在するか否かに基づいて判定する。そして、点検終了情報として全て「了」が格納されており、点検終了情報として「未」が格納されていない場合、全ての消火栓装置300の点検が終了したものと判定し(SB6のYES)、処理を終了する。また、点検終了情報として全て「了」が格納されているわけではなく、何れかの点検終了情報として「未」が格納されている場合、全ての消火栓装置300の点検が終了していない判定し(SB6のNO)、SB1に移行する。
ここでは、例えば、前述したように図17の最上段の点検終了情報として「了」が格納されたものの、図17の2段目及び3段目の点検終了情報として「未」が格納されているので、全ての消火栓装置300の点検が終了していない判定し、全ての消火栓装置300の点検が終了するまで繰り返しSB1に移行する。このため、点検管理装置5の照明制御部531は、消火栓装置301の点検終了に続いて行われるSB1において消火栓装置302を次の「現在点検対象消火栓装置」として特定するので、続くSB2において、図21に示すように、消火栓装置302の周辺の第2照明範囲L22が緑色光での照明に切り替えられることになる。これにて、SB2の照明制御処理を終了し、続く処理へと移行する。
(現在点検対象消火栓装置の確認等)
上述のように処理することにより、例えば、保守点検作業員は照明部36による照明態様を視認することにより、消火栓装置300の状態を確認することが可能となる。例えば、図20に示すように、消火栓装置301の第2照明範囲L22が緑色光で照明されていることを視認することにより、当該消火栓装置301が「現在点検対象消火栓装置」となっていることを確認することが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、実施の形態1の障害発生の有無を表示報知する場合と同様に、消火栓装置300が点検対象となっている状態の場合に、点検対象となっていることを示す照明態様にて照明することにより、例えば、点検対象となっている消火栓装置300を、高い視認性と識別性を有して表示報知することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
(検出部について(その1))
また、上記実施の形態1では、図3及び図4の検出部17として、第1検出部171、第2検出部172、及び第3検出部173の3個を設ける場合について説明したが、これに限らず、何れか1個のみ、あるいは、何れか2個のみ設けてもよい。
(検出部について(その2))
また、上記実施の形態1の図3及び図4の3個の検出部17の内の何れの検出部からの障害信号を受信したかに基づいて、照明部16による照明態様を相互に異ならせてもよい。例えば、図6の照明制御部241は、第1障害信号を受信した場合に第1の照明態様で照明し、また、第2障害信号を受信した場合に第2の照明態様で照明し、また、第3障害信号を受信した場合に第3の照明態様で照明し、また、第1~第3の障害信号を全て受信していない場合に第4の照明態様で照明するように制御してもよい。そして、これらの第1~第4の照明態様を相互に異ならせてもよい。このように構成することにより、照明部16による照明を視認することにより、消火栓装置100の何れの扉が開いているかを確認することが可能となる。
同様に、例えば、実施の形態2において更に、点検作業実施中である状態に対応した照明態様を設けてもよい。この場合、例えば、点検終了スイッチ37に加えて、点検作業員による操作を受けて点検中を示す信号を発生する点検中スイッチ等を設けてもよい。
(監視領域で火災が発生した状態について)
また、上記実施の形態1では、消火栓本体に関する障害が発生したことを示す照明態様にて照明する場合について説明したが、これに限らない。例えば、監視領域で異常(例えば、火災)が発生したことを示す状態照明態様にて照明してもよい。具体的には任意であるが、例えば、図1のトンネル内に設けられる不図示の火災検知器が火災を検知した場合に、当該火災検知器が防災受信盤に対して発報信号を送信し、この場合、当該発報信号を受信した防災受信盤が図6の消火栓装置100のうち例えば火災を検知した火災検知器の近傍に配置されている消火栓装置に対して、火災が発生したことを示す火災発生信号を送信するように構成する。そして、図6の照明制御部241は、防災受信盤からの火災発生信号を通信部21を介して受信していない場合(つまり、火災非発生状態の場合)には、図11に示すように照明部16に対して第1照明範囲L11を照明させ、一方、防災受信盤からの自己IDを特定した火災発生信号を通信部21を介して受信した場合(つまり、火災発生状態の場合)には、図12に示すように照明部16に対して第2照明範囲L12を照明させるように構成してもよい。このように構成した場合、実施の形態1の障害発生の有無を表示報知する場合と同様に、トンネル内(監視領域)で火災が発生した状態の場合に、火災が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、火災が発生したことを、高い視認性と識別性を有して表示報知することが可能となる。
(消火栓装置の設置位置について)
図22及び図23は、消火栓装置の設置状態を示す図であり、図24は、消火栓装置の正面図であり、また、図25は、トンネル内に設置された状態の消火栓装置の斜視図である。なお、図23は、図12のB-B断面から見た断面図である。上記実施の形態1及び実施の形態2においては、消火栓装置がトンネル壁面94の収容部95に設けられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、図22及び図23に示すように、監視員通路93の一部から法面92の一部にわたっている収容部95A(埋込部)を刳り貫いて形成した上で、当該収容部95Aに消火栓装置600を設けてもよい。
また、この場合の消火栓装置600の照明部66を、図24に示すように、筐体60における下方側(-Z方向)の所定位置に設けてもよい。この場合、例えば、消火栓装置600の不図示の照明制御部は、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓600の状態が前述の第1の状態である場合、図25の路面91の第1照明範囲L31を照明し、また、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓600の状態が前述の第2の状態である場合、図25の路面91の第2照明範囲L32を照明するように構成してもよい。
(収容部内の照明について)
また、例えば、変形例の「(消火栓装置の設置位置について)」で説明した図24の消火栓装置600に対し、照明部66に代えて、またはこれに加えて照明部を設けた上で、当該追加の照明部で収容部95Aの内部を照明してもよい。この照明部を設ける位置は任意であるが、例えば、筐体60の両側面及び背面に照明部を設けてもよい。図26は、図25の一部の拡大図である。そして、消火栓装置600の照明部66に加えて照明部を設けた場合、当該追加の照明部を用いて、例えば、図25の露出空間95A2を仕切る内壁95A1を照明する。なお、露出空間95A2とは、収容空間の内壁95A1と消火栓装置600との間に設けられている隙間の空間であり、前面側(+X方向)又は上方側(+Z方向)に露出して内部の一部を視認可能となっている空間である。この場合、例えば、消火栓装置600の不図示の照明制御部は、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓600の状態が前述の第1の状態である場合、図26の内壁95A1を照明し、また、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓600の状態が前述の第2の状態である場合、照明部66から光を出力して図25の路面91の第2照明範囲L32を照明するように構成してもよい。なお、第2照明範囲L32を照明する場合、露出空間95A2の照明は停止してもよいし、照明したままとしてよい。このように構成した場合、追加の照明部が内壁95A1を照明することにより、例えば、消火栓装置600の外形の周辺部を照明させることができるので、消火栓装置600の位置をより正確に表示することが可能となる。また、照射光の一部は直接的または間接的に路面91の一部、例えば、路面91の露出空間95A2の下方前方側に対応する所定領域も併せて照明するようにすることも可能であり、このようにすれば一層視認性が高まる。
(照明態様について)
また、各実施の形態及び変形例で説明した照明部による照明態様を任意に変更してもよい、例えば、第1光源と第2光源の出力光を同色とし、消火栓装置で障害が発生した場合の照明の明るさを、消火栓装置で障害が発生していない場合の明るさよりも明るくしてもよく、消火栓装置で障害が発生していない場合に常時照明し(つまり、点滅させず)、消火栓装置で障害が発生した場合に点滅照明させてもよく、また、消火栓装置で障害が発生していない場合に第1の周期で点滅させ、消火栓装置で障害が発生した場合に第2の周期(前述の第1の周期よりも短い周期)で点滅させてもよい。また、火災発生に関す照明態様及び点検対象の照明態様も同様としてもよい。
また、各実施の形態では、2つの照明範囲を照明する場合について説明したが、これに限らず、3つ以上の相互に異なる広さの照明範囲を照明するように構成してもよい。また、各実施の形態及び変形例では、第2照明範囲を照明する場合は、第1照明範囲の照明を停止するものと説明したがこれに限らない。具体的には、第1照明範囲の照明を停止せずに継続した状態で、第2照明範囲を更に照明するように構成してもよい。また、各実施形態及び本変形例においても、第1光源と第2光源の出力光を同色とすることを妨げない。また、第1光源と第2光源を共通の光源としてもよく、第1の状態における照明時と第2の状態における照明時とで駆動電流を異ならせたり、光の出力角度を可変制御したりするように構成してもよい。
(組み合わせについて)
また、各実施の形態及び変形例の技術を任意に組み合わせてもよい。例えば、1台の消火栓装置において、障害に関する照明態様にて照明したり、火災に関する照明態様で照明したり、あるいは、点検対象に関する照明態様で照明したりするように構成してもよい。
(付記)
付記1に記載の消火栓設備は、トンネル内に消火栓本体を設置する消火栓設備であって、前記消火栓本体の周辺を照明する照明手段と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に基づいて、前記照明手段による照明態様を制御する照明制御手段と、を備える。
また、付記2に記載の消火栓設備は、付記1に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記監視領域で火災が発生した状態の場合に、前記火災が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる。
また、付記3に記載の消火栓設備は、付記1又は2に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、前記障害が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる。
また、付記4に記載の消火栓設備は、付記1から3の何れか一項に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、前記点検対象となっていることを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる。
また、付記5に記載の消火栓設備は、付記1から4の何れか一項に記載に消火栓設備において、前記照明手段は、前記トンネル内の壁面部又は路面部を照明する。
また、付記6に記載の消火栓設備は、付記1から5の何れか一項に記載に消火栓設備において、前記消火栓本体は、トンネル構造体の所定部分に設けられた埋込部に収容されており、前記埋込部に収容されている前記消火栓本体と、前記埋込部内の内壁との間に前記監視領域側に露出する露出空間が設けられており、前記照明手段は、前記露出空間内を照明する。
また、付記7に記載の消火栓設備は、付記1から6の何れか一項に記載に消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、前記照明手段の照明範囲、前記照明手段の照度、又は前記照明手段の照明の駆動パターンを制御する。
また、付記8に記載の消火栓設備は、付記7に記載に消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が第1の状態である場合の前記照明手段の照明範囲と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が前記第1の状態とは異なる第2の状態である場合の前記照明手段の照明範囲とを相互に異ならせる。
また、付記9に記載の消火栓設備は、付記8に記載の消火栓設備において、前記照明制御手段は、前記前記監視領域で異常が発生した状態である場合の前記照明手段の照明範囲を、前記前記監視領域で異常が発生していない状態である場合の前記照明手段の照明範囲よりも広くする。
(付記の効果)
付記1に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体の周辺を照明し、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態に基づいて、照明態様を制御することにより、例えば、照明の視認性を向上させることができ、且つ、様々な情報(例えば、消火栓本体の位置と、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態)を表示することが可能となる。
付記2に記載の消火栓設備によれば、監視領域で異常が発生した状態の場合に、火災が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、異常が発生したことを表示することが可能となる。
付記3に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、障害が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、障害が発生したことを表示することが可能となる。
付記4に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、点検対象となっていることを示す照明態様にて照明することにより、例えば、点検対象となっている消火栓本体を表示することが可能となる。
付記5に記載の消火栓設備によれば、照明手段がトンネル内の壁面部又は路面部を照明することにより、例えば、照明を目立たせることができるので、照明の視認性を向上させることが可能となる。
付記6に記載の消火栓設備によれば、照明手段が露出空間内を照明することにより、例えば、消火栓本体の外形の周辺部を照明させることができるので、消火栓本体の位置をより正確に表示することが可能となる。
付記7に記載の消火栓設備によれば、照明手段の照明態様として、照明手段の照明範囲、照明手段の照度、又は照明手段の照明の駆動パターンを制御することにより、例えば、照明の視認性を確実に向上させることができ、且つ、多数の情報を表示することが可能となる。
付記8に記載の消火栓設備によれば、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態が第1の状態である場合の照明手段の照明範囲と、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態が第1の状態とは異なる第2の状態である場合の照明手段の照明範囲とを相互に異ならせることにより、例えば、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態を確実に表示することが可能となる。
付記9に記載の消火栓設備によれば、監視領域で異常が発生した状態である場合の照明手段の照明範囲を、監視領域で異常が発生していない状態である場合の照明手段の照明範囲よりも広くすることにより、例えば、監視領域で異常が発生した状態である場合の照明を目立たせることができるので、監視領域で異常が発生した状態に対して利用者(例えば、トンネル内の道路通行車両の搭乗者等)の注意を確実に喚起することが可能となる。
2 照明駆動装置
4 照明駆動装置
5 点検管理装置
10 筐体
10A フランジ
10B 赤色表示灯
10C 発信機
10D 応答ランプ
11 消火器扉
12 消火栓扉
13 保守扉
14 放水ホース
15 ノズル
16 照明部
17 検出部
21 通信部
22 駆動部
23 記録部
24 制御部
30 筐体
30A フランジ
30B 赤色表示灯
31 消火器扉
32 消火栓扉
33 保守扉
36 照明部
37 点検終了スイッチ
41 通信部
42 駆動部
43 記録部
44 制御部
51 通信部
52 記録部
53 制御部
60 筐体
66 照明部
91 路面
92 法面
93 監視員通路
94 トンネル壁面
95 収容部
95A 収容部
95A1 内壁
95A2 露出空間
100 消火栓装置
161 第1光源
162 第2光源
171 第1検出部
172 第2検出部
173 第3検出部
241 照明制御部
300 消火栓装置
301 消火栓装置
302 消火栓装置
303 消火栓装置
531 照明制御部
600 消火栓装置
901 防災システム
902 防災システム
L11 第1照明範囲
L12 第2照明範囲
L21 第1照明範囲
L22 第2照明範囲
L31 第1照明範囲
L32 第2照明範囲

Claims (9)

  1. トンネル内に消火栓本体を設置する消火栓設備であって、
    前記消火栓本体の周辺を照明する照明手段と、
    前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に基づいて、前記照明手段による照明態様を制御する照明制御手段と、を備え
    前記照明手段は、前記消火栓本体に設けられており、
    前記照明手段は、前記消火栓本体の周辺の所定位置に固定された照明対象物であって、前記消火栓本体とは異なる前記照明対象物を照明し、
    前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、少なくとも、前記照明手段の照明範囲を制御し、
    前記照明手段の照明範囲は、前記照明手段からの光が照射される前記照明対象物上の範囲であって、輪郭が1個の図形を形成する範囲であり、
    前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に応じて、前記照明手段の照明範囲を変化させることにより、前記照明対象物上の前記照明手段からの光が照射される領域の面積である照射領域面積を変化させる、
    消火栓設備。
  2. 前記照明制御手段は、前記監視領域で異常が発生した状態の場合に、前記異常が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる、
    請求項1に記載の消火栓設備。
  3. 前記照明制御手段は、前記消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、前記障害が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる、
    請求項1又は2に記載の消火栓設備。
  4. 前記照明制御手段は、前記消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、前記点検対象となっていることを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる、
    請求項1から3の何れか一項に記載の消火栓設備。
  5. 前記照明手段は、前記トンネル内の壁面部又は路面部を照明する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の消火栓設備。
  6. 前記消火栓本体は、トンネル構造体の所定部分に設けられた埋込部に収容されており、
    前記埋込部に収容されている前記消火栓本体と、前記埋込部内の内壁との間に前記監視領域側に露出する露出空間が設けられており、
    前記照明手段は、前記露出空間内を照明する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の消火栓設備。
  7. 前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、前記照明手段の照明範囲、前記照明手段の照度、又は前記照明手段の照明の駆動パターンを制御する、
    請求項1から6の何れか一項に記載の消火栓設備。
  8. 前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が第1の状態である場合の前記照明手段の照明範囲と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が前記第1の状態とは異なる第2の状態である場合の前記照明手段の照明範囲とを相互に異ならせる、
    請求項7に記載の消火栓設備。
  9. 前記照明制御手段は、前記監視領域で異常が発生した状態である場合の前記照明手段の照明範囲を、前記監視領域で異常が発生していない状態である場合の前記照明手段の照明範囲よりも広くする、
    請求項8に記載の消火栓設備。
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