JP7416635B2 - 消火栓設備 - Google Patents
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Description
まずは、各実施の形態の基本的概念について説明する。各実施の形態は、概略的に、消火栓設備に関するものである。
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態では、消火栓本体に関する障害が発生したことを示す照明態様にて照明する場合について説明する。
まず、本実施の形態の防災システムの構成について説明する。図1及び図2は、消火栓装置の設置状態を示す図であり、また、図3は、消火栓装置の正面図であり、また、図4は、消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の正面図であり、図5は、消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の側面図であり、図6は、防災システムのブロック図である。なお、図1及び図2の消火栓装置100は、説明の便宜上、詳細の図示が省略されている(図9、図22、図23、図25、及び図26も同様である)。また、図2は、図1のA-A断面から見た断面図である。
消火栓装置100は、消火栓本体であり、例えば、図1及び図2に示すように、トンネル内に設置される装置である。このトンネルには、例えば、車両等が通行する路面91、路面91側と面している法面92、監視員が通行する監視員通路93、トンネル壁面94が設けられている。なお、車両はY軸に沿って路面91上を通行する。また、トンネル壁面94には、例えば、消火栓装置100を収容するための収容部95(埋込部)が刳り貫かれて設けられている。また、このトンネルには、その他の任意の設備(例えば、消火栓装置100に消火用水を供給するための外部配管等)が設けられているが、当該任意の設備の構成は公知の構成を適用することができるので、図示及び説明を省略する。なお、例えば、法面92、監視員通路93、及びトンネル壁面94が、「トンネル構造体」に相当する。
図3~図5の筐体10は、消火栓装置100の外形を形成するものである。この筐体10の具体的な構成は任意であるが、例えば、平面視において横方向(Y軸方向)に延在する箱形状のものである。なお、ここで図示されている例では、筐体10は、箱形状となっているが、これに限らず、例えば、筐体10の前方側(+X方向)以外については、枠体(つまり、骨組みのみ)として構成してもよい。また、図5に示すように、筐体10の前方側(+X方向)には、YZ平面において筐体10の内側から外側に向かって突出するフランジ10Aが全周囲に形成されている。また、筐体10は、赤色表示灯10B、発信機10C、応答ランプ10D、消火器扉11、消火栓扉12、保守扉13、放水ホース14(図4)、ノズル15(図4)を備える。
図7は、図5の一部の拡大図であり、また、図8は、トンネル内に設置された状態の消火栓装置の正面図であり、また、図9は、トンネル内に設置された状態の消火栓装置の斜視図である。図3~図6の照明部16は、消火栓装置100の周辺に光を照射して照明する照明手段である。
第1光源161及び第2光源162は、例えば、任意の色(波長)の光を出力する発光ダイオード(つまり、LED)である。
図3及び図4の検出部17は、消火栓装置100に関する障害を検出する検出手段である。この検出部17の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、消火器扉11、消火栓扉12、及び保守扉13が開いている状態を消火栓装置100に関する障害として検出するように構成されており、一例としては、第1検出部171、第2検出部172、及び第3検出部173を備える。なお、ここでは、各扉が閉鎖しているべきときに開放している場合を障害として説明するものとし、火災消火活動や保守点検作業などの必要に応じて各扉が開放される場合については障害とせず、この場合についての説明は省略する。
図6の照明駆動装置2は、照明部16を駆動する装置である。この照明駆動装置2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体10の内部の任意の位置に設けられるモジュールとして構成することができ、また、図6に示すように、通信部21、駆動部22、記録部23、及び制御部24を備える。
通信部21は、不図示の通信線を介して外部装置(例えば、不図示の防災受信盤等)との間で通信を行う通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
駆動部22は、照明部16の第1光源161及び第2光源162に対して駆動電流を供給して当該各光源を駆動する駆動手段である。この駆動部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の駆動回路等を用いて構成することができる。
記録部23は、照明駆動装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、フラッシュメモリ等、あるいは、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様である)。
制御部24は、照明駆動装置2を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様である)。
続いて、本実施の形態に係る消火栓装置100における照明駆動装置2によって行われる照明制御処理について説明する。図10は、照明制御処理のフローチャートであり、図11は、第1照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図であり、また、図12は、第2照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。「照明制御処理」とは、概略的には、照明部16による照明を制御する処理である。この照明制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、照明駆動装置2の電源をオンした後に、繰り返し実行を開始することとし、実行を開始したところから説明する。
上述のように処理することにより、例えば、保守点検作業員は照明部16による照明態様を視認することにより、消火栓装置100の状態を確認することが可能となる。例えば、図11に示すように、第1照明範囲L11が赤色光で照明されていることを視認することにより、消火栓装置100で障害が発生していないことを確認することが可能となる。また、例えば、図12に示すように、第2照明範囲L12が黄色光で照明されていることを視認することにより、消火栓装置100で障害が発生したことを確認することが可能となる。よって、消火栓装置100で障害が発生したことを確認して、当該消火栓装置100の各扉を確実に閉じることが可能となる。
このように本実施の形態によれば、消火栓装置100の周辺を照明し、消火栓装置100の状態に基づいて、照明態様を制御することにより、例えば、照明の視認性を向上させることができ、且つ、様々な情報(例えば、消火栓装置100の位置と、消火栓装置100の状態)を表示することが可能となる。
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態では、消火栓本体が点検対象となっていることを示す照明態様にて照明する場合について説明する。なお、実施の形態2では、本実施の形態で特徴的な構成についてのみ説明し、実施の形態1で説明した構成と同様な構成については、説明を省略する。また、実施の形態2の各要素は、特記する場合を除いて、実施の形態1の同一名称の要素と同様であることとする(後述する変形例も同様とする)。
まず、本実施の形態の防災システムの構成について説明する。図13は、消火栓装置の設置状態を示す図であり、また、図14は、消火栓装置の正面図であり、また、図15は、消火栓扉及び保守扉を開いた状態の消火栓装置の正面図であり、図16は、防災システムのブロック図である。
消火栓装置300は、消火栓本体であり、例えば、図13に示すように、トンネル内に設置される装置である。ここでは、例えば、消火栓装置300として、複数の消火栓装置301~303等が設置されている。
図14及び図15の筐体30は、消火栓装置300の外形を形成するものである。この筐体30の具体的な構成は任意であるが、例えば、赤色表示灯30B、消火器扉31、消火栓扉32、保守扉33等を備える。
図14及び図15の照明部36は、消火栓装置100の周辺に光を照射して照明する照明手段である。この照明部36の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、実施の形態1の照明部16と同様にして構成されている。
図15の点検終了スイッチ37は、例えば、保守点検作業員に押下された場合に、点検が終了したことを示す点検終了信号を出力するスイッチである。
図16の照明駆動装置4は、照明部36を駆動する装置である。この照明駆動装置4の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体30の内部の任意の位置に設けられるモジュールとして構成されており、また、図16に示すように、通信部41、駆動部42、記録部43、及び制御部44を備える。
通信部41は、通信線を介して外部装置(例えば、不図示の防災受信盤、及び点検管理装置5等)との間で通信を行う通信手段である。
駆動部42は、実施の形態1と同様にしてフランジ30Aの内部に設けられた照明部46の第1光源(不図示)及び第2光源(不図示)に対して駆動電流を供給して当該各光源を駆動する駆動手段である。なお、ここでの照明部46の第1光源は、実施の形態1の第1光源161と同様に構成されており、赤色光を出力するように構成されており、また、照明部46の第2光源は、基本的には実施の形態1の第2光源162と同様に構成されており、緑色光を出力するように構成されている。
記録部43は、照明駆動装置4の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、消火栓識別情報(以下、識別情報を「ID」とも称する)が格納されている。「消火栓ID」とは、照明駆動装置4が設けられている消火栓装置300を一意に識別する消火栓IDであり、例えば、消火栓装置301の照明駆動装置4の記録部43に消火栓IDとして「ID1」が記録されており、また、消火栓装置302の照明駆動装置4の記録部43に消火栓IDとして「ID2」が記録されており、また、消火栓装置303の照明駆動装置4の記録部43に消火栓IDとして「ID3」が記録されていることとして以下説明する。
制御部44は、照明駆動装置4を制御する制御手段である。この制御部44の各部によって行われる具体的な処理については後述する。
図16の点検管理装置5は、点検を管理するための装置である。この点検管理装置5としては、例えば、防災センタに設けられるコンピュータを用いて実現されることとしてもよいし、あるいは、不図示の防災受信機の一部の機能として実現されることとしてもよいが、本実施の形態では、前者である場合について説明する。この点検管理装置5は、通信部51、記録部52、及び制御部53を備える。
通信部51は、通信線を介して外部装置(例えば、消火栓装置300の照明駆動装置4等)との間で通信を行う通信手段である。
記録部52は、点検管理装置5の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、点検管理情報が格納されている。
図17は、点検管理情報を例示した図である。「点検管理情報」とは、消火栓装置300に対する点検を管理するための情報である。この点検管理情報は、例えば、図17に示すように、項目「点検順序情報」に対応する情報と、項目「消火栓ID」に対応する情報と、項目「点検終了情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている。項目「点検順序情報」に対応する情報は、点検が行われる対象となっている消火栓装置300における当該点検が行われる順序を特定する点検順序情報である(図17では、数値が小さいもの程先の順序であり、1番目を特定する「1」、2番目を特定する「2」、及び3番目を特定する「3」等)。項目「消火栓ID」に対応する情報は、点検の対象となっている消火栓装置300を識別する消火栓IDである(図17では、「ID1」等)。項目「点検終了情報」に対応する情報は、点検が終了したか否かを示す点検終了情報である(図17では、点検が未だ終了していないことを示す「未」、及び不図示であるが点検が終了したことを示す「了」)。
制御部53は、点検管理装置5を制御する制御手段である。この制御部53は、機能概念的に、照明制御部531を備える。照明制御部531は、消火栓装置300の状態に基づいて、照明部36による照明態様を制御する照明制御手段である。この制御部53の各部によって行われる具体的な処理については後述する。
続いて、本実施の形態に係る点検管理装置5によって行われる照明制御処理について説明する。図18は、照明制御処理のフローチャートであり、図19~図21は、各照明範囲を照明している状態の消火栓装置の正面図である。「照明制御処理」とは、概略的には、照明部36による照明を制御する処理である。この照明制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、管理者が点検管理装置5の記録部52に点検管理情報を格納した上で、当該点検管理装置5の任意の入力手段(例えば、マウス及びキーボード等)を介して、点検管理装置5に対して点検を開始することを示す情報を入力した場合に、実行を開始することとし、実行を開始したところから説明する。
上述のように処理することにより、例えば、保守点検作業員は照明部36による照明態様を視認することにより、消火栓装置300の状態を確認することが可能となる。例えば、図20に示すように、消火栓装置301の第2照明範囲L22が緑色光で照明されていることを視認することにより、当該消火栓装置301が「現在点検対象消火栓装置」となっていることを確認することが可能となる。
このように本実施の形態によれば、実施の形態1の障害発生の有無を表示報知する場合と同様に、消火栓装置300が点検対象となっている状態の場合に、点検対象となっていることを示す照明態様にて照明することにより、例えば、点検対象となっている消火栓装置300を、高い視認性と識別性を有して表示報知することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
また、上記実施の形態1では、図3及び図4の検出部17として、第1検出部171、第2検出部172、及び第3検出部173の3個を設ける場合について説明したが、これに限らず、何れか1個のみ、あるいは、何れか2個のみ設けてもよい。
また、上記実施の形態1の図3及び図4の3個の検出部17の内の何れの検出部からの障害信号を受信したかに基づいて、照明部16による照明態様を相互に異ならせてもよい。例えば、図6の照明制御部241は、第1障害信号を受信した場合に第1の照明態様で照明し、また、第2障害信号を受信した場合に第2の照明態様で照明し、また、第3障害信号を受信した場合に第3の照明態様で照明し、また、第1~第3の障害信号を全て受信していない場合に第4の照明態様で照明するように制御してもよい。そして、これらの第1~第4の照明態様を相互に異ならせてもよい。このように構成することにより、照明部16による照明を視認することにより、消火栓装置100の何れの扉が開いているかを確認することが可能となる。
また、上記実施の形態1では、消火栓本体に関する障害が発生したことを示す照明態様にて照明する場合について説明したが、これに限らない。例えば、監視領域で異常(例えば、火災)が発生したことを示す状態照明態様にて照明してもよい。具体的には任意であるが、例えば、図1のトンネル内に設けられる不図示の火災検知器が火災を検知した場合に、当該火災検知器が防災受信盤に対して発報信号を送信し、この場合、当該発報信号を受信した防災受信盤が図6の消火栓装置100のうち例えば火災を検知した火災検知器の近傍に配置されている消火栓装置に対して、火災が発生したことを示す火災発生信号を送信するように構成する。そして、図6の照明制御部241は、防災受信盤からの火災発生信号を通信部21を介して受信していない場合(つまり、火災非発生状態の場合)には、図11に示すように照明部16に対して第1照明範囲L11を照明させ、一方、防災受信盤からの自己IDを特定した火災発生信号を通信部21を介して受信した場合(つまり、火災発生状態の場合)には、図12に示すように照明部16に対して第2照明範囲L12を照明させるように構成してもよい。このように構成した場合、実施の形態1の障害発生の有無を表示報知する場合と同様に、トンネル内(監視領域)で火災が発生した状態の場合に、火災が発生したことを示す照明態様にて照明することにより、例えば、火災が発生したことを、高い視認性と識別性を有して表示報知することが可能となる。
図22及び図23は、消火栓装置の設置状態を示す図であり、図24は、消火栓装置の正面図であり、また、図25は、トンネル内に設置された状態の消火栓装置の斜視図である。なお、図23は、図12のB-B断面から見た断面図である。上記実施の形態1及び実施の形態2においては、消火栓装置がトンネル壁面94の収容部95に設けられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、図22及び図23に示すように、監視員通路93の一部から法面92の一部にわたっている収容部95A(埋込部)を刳り貫いて形成した上で、当該収容部95Aに消火栓装置600を設けてもよい。
また、例えば、変形例の「(消火栓装置の設置位置について)」で説明した図24の消火栓装置600に対し、照明部66に代えて、またはこれに加えて照明部を設けた上で、当該追加の照明部で収容部95Aの内部を照明してもよい。この照明部を設ける位置は任意であるが、例えば、筐体60の両側面及び背面に照明部を設けてもよい。図26は、図25の一部の拡大図である。そして、消火栓装置600の照明部66に加えて照明部を設けた場合、当該追加の照明部を用いて、例えば、図25の露出空間95A2を仕切る内壁95A1を照明する。なお、露出空間95A2とは、収容空間の内壁95A1と消火栓装置600との間に設けられている隙間の空間であり、前面側(+X方向)又は上方側(+Z方向)に露出して内部の一部を視認可能となっている空間である。この場合、例えば、消火栓装置600の不図示の照明制御部は、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓600の状態が前述の第1の状態である場合、図26の内壁95A1を照明し、また、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓600の状態が前述の第2の状態である場合、照明部66から光を出力して図25の路面91の第2照明範囲L32を照明するように構成してもよい。なお、第2照明範囲L32を照明する場合、露出空間95A2の照明は停止してもよいし、照明したままとしてよい。このように構成した場合、追加の照明部が内壁95A1を照明することにより、例えば、消火栓装置600の外形の周辺部を照明させることができるので、消火栓装置600の位置をより正確に表示することが可能となる。また、照射光の一部は直接的または間接的に路面91の一部、例えば、路面91の露出空間95A2の下方前方側に対応する所定領域も併せて照明するようにすることも可能であり、このようにすれば一層視認性が高まる。
また、各実施の形態及び変形例で説明した照明部による照明態様を任意に変更してもよい、例えば、第1光源と第2光源の出力光を同色とし、消火栓装置で障害が発生した場合の照明の明るさを、消火栓装置で障害が発生していない場合の明るさよりも明るくしてもよく、消火栓装置で障害が発生していない場合に常時照明し(つまり、点滅させず)、消火栓装置で障害が発生した場合に点滅照明させてもよく、また、消火栓装置で障害が発生していない場合に第1の周期で点滅させ、消火栓装置で障害が発生した場合に第2の周期(前述の第1の周期よりも短い周期)で点滅させてもよい。また、火災発生に関す照明態様及び点検対象の照明態様も同様としてもよい。
また、各実施の形態及び変形例の技術を任意に組み合わせてもよい。例えば、1台の消火栓装置において、障害に関する照明態様にて照明したり、火災に関する照明態様で照明したり、あるいは、点検対象に関する照明態様で照明したりするように構成してもよい。
付記1に記載の消火栓設備は、トンネル内に消火栓本体を設置する消火栓設備であって、前記消火栓本体の周辺を照明する照明手段と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に基づいて、前記照明手段による照明態様を制御する照明制御手段と、を備える。
付記1に記載の消火栓設備によれば、消火栓本体の周辺を照明し、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態に基づいて、照明態様を制御することにより、例えば、照明の視認性を向上させることができ、且つ、様々な情報(例えば、消火栓本体の位置と、トンネル内の監視領域の状態又は消火栓本体の状態)を表示することが可能となる。
4 照明駆動装置
5 点検管理装置
10 筐体
10A フランジ
10B 赤色表示灯
10C 発信機
10D 応答ランプ
11 消火器扉
12 消火栓扉
13 保守扉
14 放水ホース
15 ノズル
16 照明部
17 検出部
21 通信部
22 駆動部
23 記録部
24 制御部
30 筐体
30A フランジ
30B 赤色表示灯
31 消火器扉
32 消火栓扉
33 保守扉
36 照明部
37 点検終了スイッチ
41 通信部
42 駆動部
43 記録部
44 制御部
51 通信部
52 記録部
53 制御部
60 筐体
66 照明部
91 路面
92 法面
93 監視員通路
94 トンネル壁面
95 収容部
95A 収容部
95A1 内壁
95A2 露出空間
100 消火栓装置
161 第1光源
162 第2光源
171 第1検出部
172 第2検出部
173 第3検出部
241 照明制御部
300 消火栓装置
301 消火栓装置
302 消火栓装置
303 消火栓装置
531 照明制御部
600 消火栓装置
901 防災システム
902 防災システム
L11 第1照明範囲
L12 第2照明範囲
L21 第1照明範囲
L22 第2照明範囲
L31 第1照明範囲
L32 第2照明範囲
Claims (9)
- トンネル内に消火栓本体を設置する消火栓設備であって、
前記消火栓本体の周辺を照明する照明手段と、
前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に基づいて、前記照明手段による照明態様を制御する照明制御手段と、を備え、
前記照明手段は、前記消火栓本体に設けられており、
前記照明手段は、前記消火栓本体の周辺の所定位置に固定された照明対象物であって、前記消火栓本体とは異なる前記照明対象物を照明し、
前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、少なくとも、前記照明手段の照明範囲を制御し、
前記照明手段の照明範囲は、前記照明手段からの光が照射される前記照明対象物上の範囲であって、輪郭が1個の図形を形成する範囲であり、
前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態に応じて、前記照明手段の照明範囲を変化させることにより、前記照明対象物上の前記照明手段からの光が照射される領域の面積である照射領域面積を変化させる、
消火栓設備。 - 前記照明制御手段は、前記監視領域で異常が発生した状態の場合に、前記異常が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる、
請求項1に記載の消火栓設備。 - 前記照明制御手段は、前記消火栓本体に関する障害が発生した状態の場合に、前記障害が発生したことを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる、
請求項1又は2に記載の消火栓設備。 - 前記照明制御手段は、前記消火栓本体が点検対象となっている状態の場合に、前記点検対象となっていることを示す照明態様にて前記照明手段に前記周辺を照明させる、
請求項1から3の何れか一項に記載の消火栓設備。 - 前記照明手段は、前記トンネル内の壁面部又は路面部を照明する、
請求項1から4の何れか一項に記載の消火栓設備。 - 前記消火栓本体は、トンネル構造体の所定部分に設けられた埋込部に収容されており、
前記埋込部に収容されている前記消火栓本体と、前記埋込部内の内壁との間に前記監視領域側に露出する露出空間が設けられており、
前記照明手段は、前記露出空間内を照明する、
請求項1から5の何れか一項に記載の消火栓設備。 - 前記照明制御手段は、前記照明手段の照明態様として、前記照明手段の照明範囲、前記照明手段の照度、又は前記照明手段の照明の駆動パターンを制御する、
請求項1から6の何れか一項に記載の消火栓設備。 - 前記照明制御手段は、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が第1の状態である場合の前記照明手段の照明範囲と、前記トンネル内の監視領域の状態又は前記消火栓本体の状態が前記第1の状態とは異なる第2の状態である場合の前記照明手段の照明範囲とを相互に異ならせる、
請求項7に記載の消火栓設備。 - 前記照明制御手段は、前記監視領域で異常が発生した状態である場合の前記照明手段の照明範囲を、前記監視領域で異常が発生していない状態である場合の前記照明手段の照明範囲よりも広くする、
請求項8に記載の消火栓設備。
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