JP2002358588A - 保守点検ロボット - Google Patents

保守点検ロボット

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JP2002358588A
JP2002358588A JP2002098099A JP2002098099A JP2002358588A JP 2002358588 A JP2002358588 A JP 2002358588A JP 2002098099 A JP2002098099 A JP 2002098099A JP 2002098099 A JP2002098099 A JP 2002098099A JP 2002358588 A JP2002358588 A JP 2002358588A
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robot
manipulator
fire
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Application number
JP2002098099A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nakamura
雅之 中村
Mitsuru Yagi
充 八木
Teruo Hasegawa
照夫 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消火設備の保守点検を能率良く、しかも、安全
に行う。 【解決手段】現場を移動する保守点検ロボット1と;該
ロボットを被点検消火栓ボックス10の設計位置に停止
させる位置決めポジショナ5と;保守点検手順を記憶す
る記憶部と;保守点検を前記手順に基づいて実施するC
PU6と;前記CPU6に従い前記被点検消火栓ボック
ス10にトリガを与え模擬動作させるマニピュレータ2
と;を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消火栓装置や火
災感知器等を備えている防災設備の保守点検を自動的に
行うロボット、に関するものである。
【0002】消火栓装置や火災感知器などの防災設備
は、定期的に保守点検することが必要である。 そこ
で、従来、保守点検員が次の要領で保守点検を行ってい
る。
【0003】例えば、トンネル内の消火栓装置を保守点
検する場合には、複数の保守点検員が圧力計、放水流量
測定器等をトンネル内に持ち込み、消火栓ボックスの外
観を観察した後、消火栓ボックスの取手に手をかけて手
前に引いて開扉する。
【0004】そして、保守点検員は該ボックス内を目視
点検する。次に、消火栓に接続されているホース先端の
ノズルを取り外し、該ホ−スとノズルとの間に圧力計を
セットした後、開閉レバーを引いて消火栓弁を開き放水
圧力を測定すると共に、放水流量測定器により放水流量
を測定し記録する。
【0005】また、多数の火災感知器、例えば、高層ビ
ル等に配設され、受信機に接続されている、例えば、ア
ドレス付き火災感知器、を保守点検する場合には、次の
様にして保守点検員が各感知器の外観点検と機能点検と
を行っている。
【0006】先ず、受信機の点検を行う。次に、受信機
側に、トランシーバと全感知器の位置を示す各階平面図
及びチェック表を持って一人残り、各火災感知器を巡回
する者として1人又は2人が加熱試験器、加煙試験器、
脚立、トランシーバ、感知器の位置を示す平面図及びチ
ェック表等を持って現場、例えば、最上階に行き、平面
図上の予め決めた順に感知器を点検していく。
【0007】天井に設置されている初めの火災感知器が
スポット型熱感知器ならば、その外観をチェックし、そ
の後、トランシ−バを用いて何階の何番の感知器を加熱
することを告げる。 受信機側でOKをだすと、その感
知器に加熱試験器をあてがい受信機側からの受信の合図
がくるまで加熱する。
【0008】前記合図がくると、該試験器を外し感知器
の動作確認灯が点灯して発報していることと、その階の
地区ベルの鳴動を確認し、次の感知器の点検を行う。
【0009】受信機側では、所定のアドレスの感知器の
受信と受信機の主音響の鳴動が確認されると復旧をか
け、かつ、主音響を停止に切り換え、その階が終わるま
で、地区音響停止に切り換え、次の感知器の受信を待
つ。
【0010】なお、感知器がスポット型煙感知器の場合
には、加煙試験器をあてがい同様にして試験を行う。ま
た、階が変わるごとにその階の鳴動を確認するために地
区音響停止を解除して、確認後はまた地区音響停止状態
にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例の消火栓装置の
保守点検では、ノズルとホースとの間に圧力計をセット
しなればならないので、多くの時間と労力とがかかり効
率が良くない。又、トンネル内は、車が通るので危険で
ある。
【0012】又、火災感知器の加熱試験器や煙試験器
は、ポールの先端に設けられているので、試験時には、
ポールを伸ばして前記試験器を被対象感知器に押し当て
る作業を繰り返すので、多く時間と労力を費やしてい
る。又、アトリウムなどの高い天井面に火災感知器が配
設されている場合、数メートル以上もある長いポールが
必要とになるが、ポールが長いとその先端が揺れて火災
感知器にあてがうことが難しい。又、脚立を使用する
と、転落事故が発生する恐れがある。
【0013】この発明は、上記事情に鑑み、消火設備の
保守点検を能率良く、しかも、安全に行うことを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、現場を移動
する移動手段と;被点検対象物の設計位置に停止させる
正対手段と;保守点検手順を記憶する記憶手段と;保守
点検を前記手順に基づいて実施する制御手段と;前記制
御手段に従い前記被点検対象物にトリガを与え模擬動作
させるトリガ手段と;を備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明者は、トンネル内の火災消
火にロボットが用いられていることに着眼し、消火設備
の保守点検をロボットで行うことを考え、実験研究した
ところ、それが可能であることがわかった。即ち、ロボ
ットに保守点検手順を記憶させた後、移動手段を駆動さ
せて保守点検対象物の位置まで移動させ、設計位置で停
止させる。制御手段は、前記記憶した保守点検手順に従
ってその実施を指示するとともに、前記対象物にトリガ
を与え模擬動作させる。この保守点検結果は、ロボット
の記憶手段に記憶されるとともに、防災センタや制御盤
に送信される。
【0016】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図11に基づ
いて説明するが、この実施例は、トンネル内に多数配設
されている消火栓装置Sの保守点検に関するものであ
る。保守点検ロボット1は、マニプュレータ2と、IT
Vカメラ3と、放水接続口4と、位置決めポジショナ5
と、CPU(中央処理装置)6と、走行車輪7と、記憶
部8と送受信部9とを備えている。
【0017】マニピュレータ2は、CPU6の指示によ
り、消火栓ボックス10の前傾扉10a、消火器扉10b
の開閉、消火栓弁11の開閉レバー12の操作、等を行
うもので、操作に必要な荷重を測定するための荷重セン
サ13を備えている。このマニピュレータ2の先端部
は、鉤状に形成されているが、被操作対象物、例えば、
前傾扉10aの取手15に係合できる様な形状に構成さ
れている。このマニピュレータ2は、一個設けられてい
るが、必要に応じて複数配設される。
【0018】ITVカメラ3は、消火栓装置の状況及び
動作等を画像で捕らえる装置であり、その画像はCPU
6に送られ、画像処理判断されたり、防災センタ等に送
られたりする。
【0019】放水接続口4は、放水ノズル30、試験用
のメンテナンス弁17、等に接続され、放水試験が行わ
れる。この放水接続口4は、例えば、図7に示す様に、
メンテナンス弁17にワンタッチで着脱できる様に形成
されている。
【0020】このメンテナンス弁17は、消火栓弁11
の二次側に設けられた方向切り換え弁であり、弁体19
が第2弁座25に着座すると、第2流出口22が閉じ、
流入口23と第1流出口21とが連通する。又、弁体1
9が第1弁座26に着座すると第1流出口21が閉じ、
流入口23と第2流出口22とが連通する。
【0021】放水接続口4は、放水点検装置27の先端
部に設けられ、第2流出口22に着脱される。該放出接
続口4が第2流出口22に挿着されると弁体19が押し
上げられて流路が切り変わると共に、該接続口4のスラ
イダ4aの係止部4bが係合溝22aに係合し、両者は
固定される。尚、両者を分離するときには、該接続口4
を所定方向に回転させると係合状態が解除され、該接続
口4を手前に引けば容易に抜ける。この接続口4は、放
水点検装置27の流路である放水路38の基端であり、
この放水路38には、圧力センサ28、流量計29、そ
の消火栓装置Sと同一仕様の放水ノズル30、等が設け
られている。なお、放水ノズル30は試験対象場所毎に
最適なものに変更される。
【0022】位置決めポジショナ5は、図3に示すよう
に、保守点検ロボットに設けられた光電式や磁力式など
のセンサで、例えば、消火栓ボックス10に設けたバー
コード14に検出光を照射する発光器5aと、バーコー
ド14からの反射光を受ける受光器5bと、から構成さ
れている。このポジショナ5により、該ロボット1を精
度良く消火栓装置の設計点検位置に停止させることがで
きる。
【0023】CPU6は、該ロボット1の制御装置であ
り、走行の制御、消火栓装置Sとの正対制御、TVカメ
ラ3の移動制御、放水点検装置27の制御、防倒棒36
の制御、マニピュレータ2の制御を行うと共に、荷重セ
ンサ13、圧力センサ28、流量計29、ITVカメラ
3、位置決めポジショナ5の情報等を処理し、アンテナ
37を介して送受信部9による前記情報の送信制御や、
防災センタなどから必要な情報や命令の送受信部9によ
る受信制御、検査結果をプリントアウトする制御、をす
る。又、記憶部8に記憶されている、予め決められた保
守点検プログラムを実行し、点検作業、異常検出などを
行う。
【0024】走行車輪7は、バッテリ若しくは外部電源
又はエンジンによって保守点検ロボット1を所定方向に
移動させる。
【0025】消火栓ボックス10は二つの扉即ち前傾扉
10aと消火器扉10bとを備えている。この消火栓ボッ
クス10は、トンネルTnの側壁31に埋設されてお
り、この消火栓ボックス10と車道32との間には監視
通路33が設けられている。
【0026】次に、この実施例の作動について説明す
る。図2に示すように、該ロボット1をトンネルTnの
監視通路33に載せ、支持輪35を車道32につけ、保
守点検の準備を行う(S1)。この時、防倒棒36は消
火栓ボックス10の上部に近接可能な程度に突出してい
る。 この棒36は、扉10aを開ける時など必要に応じ
てCPU6の制御で伸縮する。
【0027】CPU6がアンテナ37及び送受信部9を
介してCPU6に点検開始信号を送出すると、走行車輪
7が回転し該ロボット1が監視通路33に沿って走行を
開始する(S2)。この時位置決めポジショナ5も作動
しており、該ロボット1が点検対象の消火栓ボックス1
0の位置に到達すると、発光器5aの光がバーコード1
4に反射して受光器5bに入る。そうすると、受光器5
bからCPU6に消火栓装置Sの検出信号が送出される
ので(S3)、該CPU6は走行車輪7の起動を停止さ
せる。そのため、該ロボット1は設計位置に正確に停止
する(S4)。
【0028】位置決めポジッショナ5は、バーコード1
4を読みCPU6に送信する。該CPU6は、点検対象
の消火栓装置であるか否かを確認する(S5)。
【0029】点検対象の消火栓装置Sであることを確認
すると、CPU6は点検開始を指示する。まず最初に、I
TVカメラ3が回動して消火栓ボックス10の外観撮影
をし、その撮影画像をCPU6に送る。この外観チェッ
クは、主に、外観の破損、変形、腐食、表示灯の点灯状
態、等をチェックする(S6)。
【0030】図4に示すように、マニピュレータ2を伸
ばして取手15に挿入し、その鉤部2aを解錠部15a
の裏面に係合させ、矢印A12方向に引っ張る。この
時、ロボット1は消火栓ボックス10側に引っ張られる
が、防倒棒36がボックス10に当接するので、倒れな
い。そうすると、図5に示すように、前傾扉10aが回
転して倒れ、扉が開く(S7)。この時、マニピュレー
タ2に設けた荷重センサ13が前傾扉10aを開くための
力、即ち、扉10aの図示しないラッチを解除し、扉1
0aを開くための最大荷重を測定し、その測定結果がC
PU6に送出される。CPU6は測定値から前傾扉10
aの取手15の操作に必要な荷重が正常か否かを判断す
る(S8)。
【0031】なお、前傾扉10aの動作状況はITVカ
メラ3で撮影され、動画処理され、前傾扉10aの開
放速度、開放に要する時間等の動作状況が正常であるか
否か前傾扉10a内の構成部品が正常な状態で保管さ
れているか否か、有害な破損、変形、腐食、があるか
否か、等が観察チェックされる(S9)。
【0032】図8に示すように、放水点検装置27を伸
ばしてメンテナンス弁17の第2流出口22に挿着する
(S10)。そうすると、弁体19は、放水接続口4に
押されて第1弁座26に圧接するので、第1流出口21
は閉じられ、第2流出口22と、流入口23とが連通す
る。なお、放水接続口4の近傍に小型ITVカメラ4a
が設けられているので、メンテナンス弁17との接続の
位置調整を容易に行うことができる。
【0033】マニピュレータ2を移動させて消火栓弁1
1の開閉レバー12を掴み手前に引いて(S11)消火
栓弁11を開く。このとき、マニピュレータ2の荷重セ
ンサ13は、消火栓弁11の開弁に要する操作荷重を測
定し(S12)、放水路38に設けた圧力センサ28
は、放水圧を測定し、流量計29は放水流量を測定し、
それぞれの測定値をCPU6に送出する。CPU6は、
送られてきた測定値から正常か否かを判断し、記憶部8
に記憶する(S13)。
【0034】次に、前記と逆の要領で復旧作業を行う
(S14)。即ち、マニピュレータ2により開閉レバー1
2を押して消火栓弁11を閉じ、放水接続口27をメン
テナンス弁17から外して元の位置に戻すと共に、マニ
ピュレータ2により前傾扉10aを閉方向に回転させて
閉じる。
【0035】次に、消火器の保守点検を行う。マニピュ
レータ2を伸ばして消火器扉10bに係止させ、手前に引
いて開扉する(S15)。 この時、マニピュレータ2に
設けた荷重センサ13が消火器扉10bを開く最大荷重
を測定し、その測定結果がCPU6に送出される。CP
U6は前記測定値から消火器扉10bのハンドルの操作
に必要な荷重が正常か否かを判断する(S16)。
【0036】又、消火器扉10bの動作及び内部状況
は、ITVカメラ3で撮影されて動画処理され、扉1
0bの開放速度、開放に要する時間等の動作状況が正常
であるか否か有害な破損、変形、腐食、があるか否
か、消火器扉10b内の消火器が正常に格納されてい
るか否か、圧力計装備の消火器であれば、正常な圧力
を指示しているか否か、がチェックされる。なお、必要
であれば、マニピュレータ2を伸ばして消火器を持ち上
げ、重量が正常であるか否か、をチェックする(S1
7)。
【0037】次に、前記と逆の要領で復旧作業を行う
(S18)。即ち、マニピュレータ2により消火器扉11
bを閉方向に回転させて閉じる。
【0038】以上で消火栓装置の保守点検が終了する
が、更に消火栓装置Sの保守点検を行う場合には、ロボ
ット1を走行させ次の消火栓装置Sに向かう(S19)。
なお、保守点検ロボット1に測距計、例えば、レーザ式
測距計を設け、この測距計で該ロボット1と消火栓ボッ
クス10との間の何点かの距離を測定し、ボックス10
が必要以上に傾斜していないか等を判断することもでき
る。又、この測距計を被点件対象物に対する相対位置を
確認する相対位置確認手段、或いは、正対位置を確認す
る正対位置確認手段などの手段として使用することがで
きる。この時、この測距計により何らかの傾斜が確認さ
れると、CPU6はこの測距計による消火栓ボックス1
0と該ロボットとの相対位置情報を得ながら設計位置に
つけるように走行車輪7を制御して正対させる。
【0039】上記点検で異常が発見された場合には、消
火栓装置番号(又はアドレス)、該異常項目を記録又は
コントロールセンタに連絡若しくは検査結果シートを表
示装置に表示し、点検終了後、表示装置のスクロール表
示から点検検索項目をチェックして、修理を行う際の情
報として提供する。上記実施例では、外観チェック等の
ITVカメラ3による画像情報もCPU6にて動画処理または
画像処理で機械による評価をしていたが、送受信部9に
て画像情報を防災センタに送り、防災センタの保守点検
担当者が遠隔にて受信画像を見ながら外観チェックを人
が行って、評価結果を入力し記録するようにしてもよ
い。また、この受信画像を録画しておき後で外観チェッ
クと評価をするようにしてもよい。録画は該ロボット1
側の記憶部8にて行ってもよい。上記実施例では、点検
で異常が発見された場合該異常項目をコントロールセン
タに連絡するとしたが、その検査結果とその評価をコン
トロールセンタ(又は防災センタ)に送信するようにし
てもよい。また、コントロールセンタから該ロボット1
に対して、全て又は指定の点検対象物の検査結果及びそ
の評価の返信要求があったときに、その要求情報を記憶
部8から抽出して送受信部9で返信するようにしてもよ
い。上記実施例では、保守点検ロボット1の前後左右所
定方向への移動手段としての走行車輪7をバッテリ若し
くは外部電源又はエンジンによって駆動していたが、外
部電源の場合はそのエネルギである電源の供給をする軌
道をトンネルTnに敷設するようにしてもよい。また、
この軌道をたとえば監視通路33上に敷設した2本のレ
ールとして作り、このレール上を走行させて該ロボット
1の移動の案内にするようにしてもよい。なお、上記実
施例の移動の案内は、例えば監視通路の縁をガイドとし
ている。又、上記実施例では外部からの点検開始信号の
あと、全自動で記憶部8に記憶された保守点検プログラ
ム通りに実行するようにしたが、例えばマニピュレータ
2の操作について、保守点検ロボット1の防災センタな
どにある制御盤から、ITVカメラ3からの映像を見なが
ら行う遠隔操作の保守点検も出来るように、自動制御か
遠隔操作のいずれかを途中で切り換えて任意に選べるよ
うにしてもよい。また、遠隔操作をする際、操作者が対
象を立体視できるように、該ロボット1に左右二つのIT
Vカメラを設けて両映像を送信するようにし、受信側で
左右の映像がそれぞれ左右の目に見える受像装置を用い
るようにしても良い。このようにすると、マニピュレー
タ2と操作対象との距離感が遠隔操作者からわかるので
点検が素早くできる。
【0040】保守点検ロボット1で円滑な保守点検を行
うには、マニピュレータ2によって容易に、かつ、確実
に操作できる必要がある。そこで、前傾扉、消火器扉、
開閉レバー、給水栓(消防隊専用栓)を次の様に改良し
た。
【0041】前傾扉又は消火器扉の取手とマニピュレー
タ。図12に示すように、第2実施例は、前傾扉10a
の凹状の取手部41の表面側の上部に、例えば、方形状
の切欠穴44を有する解錠部である取付板45を設ける
と共に、マニピュレータ42の先端部42aをC字状に
し、空間路42bを形成する。この取付板45は、引か
れることによって図示しない解錠機構により前傾扉10
aが解錠される。
【0042】本実施例では、マニピュレータ42の先端
部42aを空間部41aに挿入して、取付板45の背面
側にした後、上方に移動させて手前に引くと、切欠穴4
4と取付板45の下縁とで形成する係止部46は空間路
42bを通って先端部42aに係合する。この時、先端
部42aはC字状に形成されているので、係止部46は
確実に係合状態を維持することができる。
【0043】マニピュレータ42を係止部46から外す
ときには、前記と逆の工程を行えば良いので、着脱を簡
単に行うことができる。
【0044】図13に示すように、第3実施例は、前傾
扉10aの凹状の取手部51の表面側に、支持突起54
を有する取付板55を設け、該支持突起54に貫通横孔
56を設けると共に、マニピュレータ52の先端部52
aをL字状に形成した。
【0045】この実施例では、マニピュレータ52の先
端部52aを貫通横孔56に挿入し手前に引くと開扉す
る。マニピュレータ52を外すときには該マニピュレー
タ52を前記と逆の横方向に移動させれば良いので、着
脱が容易である。
【0046】前傾扉の開閉機構。 従来の前傾扉は持ち上げて開閉する以外に方法がなく、
自動化には適していない。そこで、次の様に改良をし
た。図14に示すように、第4実施例は、水圧を利用す
るもので、前傾扉10aの下端部10dを液圧シリンダ
60のピストン61に接続すると共に、該シリンダ60
を小型の弁63、例えば、大気開放口を持つ三方弁を介
して消火栓の一次側に接続した。三方弁63は、平時は
一次側を閉じてピストン側を大気開放口に連通してお
り、閉扉時は一次側をピストンに連通させて大気開放口
を閉じた状態になっている。
【0047】この実施例では、開扉状態においてマニピ
ュレータ62で弁63を切り換えて一次側をピストン側
に連通させると、シリンダ60内に圧力水が流入し、ピ
ストン61を摺動させる。そのため、前傾扉10aの下
端部が押圧されて回転し、閉扉する。また、前傾扉10
aを開扉可能状態にするときには、マニピュレータ62
で弁63を切り換えて一次側を閉じてピストン側を大気
開放口に連通させる。すると、シリンダ60内の水は、
大気開放されるので、扉の開閉を容易に行うことができ
る。
【0048】図15に示すように、第5実施例は、空気
圧を利用する点と三方弁を用いないで着脱式の空気給排
口を用いる点、で前記第4実施例と相違する。この実施
例5ではシリンダ60に連通する空気給排口66に自動
試験装置67からの圧縮空気が供給される。閉扉してラ
ッチロックされた後、空気給排口66から図示しない自
動試験装置67の給気口を外すと、空気給排口66は大
気開放されて、シリンダ60のピストン61の動きは自
由となって、扉の開閉は自由となる。
【0049】図16に示すように、第6実施例は、ワイ
ヤによる巻き上げを利用するもので、消火栓ボックス1
0内の上部に、ワイヤリール70が設けられ該ワイヤリ
ール70のワイヤ71はガイドローラ73を介して前傾
扉10aの中央部10fに連結されている。
【0050】この実施例では、ワイヤリール70に設け
られた連結部74にマニピュレータ72を接続して矢印
A70方向に回転させると、前傾扉10aが引っ張られ
て閉扉する。また、前傾扉10aを開けるときには、解
錠部15aを手又はマニピュレータ72で引くと、前傾
扉10aは、ロックが外れ回動する。この時、ワイヤリ
ール70は、フリー状態で回転しワイヤ71は繰り出さ
れる。
【0051】開閉レバー。 図17に示すように、第7実施例では、開閉レバー82
の先端部82aに貫通横穴83を形成すると共に、マニ
ピュレータ80の先端部80aをU字状又はL字状に形
成した。この実施例ではマニピュレータ80の先端部8
0aを貫通横穴83に挿入し、手前に引っ張ることによ
り消火栓弁11が開弁する。又、消火栓弁11を閉弁す
る時には、前記と同様に該マニピュレータ80の先端部
80aを貫通横穴83に挿入し、前記と逆方向に押せば
良いので、該弁の開閉が容易となる。
【0052】図18に示すように、第8実施例では、開
閉レバー85の先端部85aに空間部86を介して対向
する係合部87を設けると共に、マニピュレータ88の
先端部88aをU字状に形成した。この実施例ではマニ
ピュレータ88の先端部88aで開閉レバー85の係合
部87を挟みながら手前に引っ張ると、消火栓弁11が
開弁する。又、消火栓弁11を閉弁する時には、前記と
同様に該マニピュレータ88の先端部88aで係合部8
7を挟みながら、前記と逆方向に押せば良いので、該弁
の開閉が容易となる。
【0053】図19に示すように、第9実施例では、開
閉レバー90の先端部90aに係合突起91を設けると
ともに、マニピュレータ92の先端部92aを円環状に
形成した。
【0054】この実施例ではマニピュレータ92の先端
部92aで係合突起91に差し込んで手前に引くと、消
火栓弁11が開弁する。又、消火栓弁11を閉弁する時
には、前記と同様に該マニピュレータ92の先端部92
aで係合突起91に差し込み、前記と逆方向に押せばよ
いので、該弁の開閉が容易となる。なお、係合突起91
の中央部は、くびれていなくてもよいが、くびれている
と、円環状の先端部が操作中に滑って抜けるのを防止で
きる。
【0055】給水栓(消防隊専用栓)。 従来の給水栓は回転ハンドル式の給水栓であるので、放
水試験の自動化に適していない。また、シールがハンド
ル回転トルクに依存しているため、安定したシール状態
を得られないことがある。そこで、図20に示すよう
に、第10実施例では、給水栓100を一斉開放構造と
し、小型のボール弁101を起動弁として開閉するよう
にした。この起動弁は、小さな力で開閉できるので、簡
単に給水栓100の開閉を行うことができるとともに、
安定したシール状態を得ることができる。
【0056】なお、102は、マニピュレータ2の第1
接続部、103は給水栓100の二次側に設けられ、か
つ、放水接続口4が接続される第2接続部、105はば
ね106の付勢により弁座107に圧接する弁体、10
8は水圧、をそれぞれ示す。
【0057】本発明の第11実施例を図21〜図27に
より説明する。この実施例は、火災感知器、特に煙感知
器の保守点検に関するものである。保守点検ロボット1
10は受電体112と、ITVカメラ113と、ガスノ
ズル114と、位置決めポジショナ115と、CPU1
16と、駆動輪117と、支持輪台118と、を備えて
いる。
【0058】受電体112には、ロボット110に給電
し、かつ、点検すべき火災感知器を巡るためのガイドで
ある給電ワイヤ135に当接する受電部121が設けら
れ、この受電部121はリード線122を介してバッテ
リ123に当接されている。なお、受電体112の頭部
には、蓋124が設けられ、受電体12から給電ワイヤ
135が外れるのを防止している。給電ワイヤ135
は、例えば絶縁材のワイヤ本体135aを挟んだ2本の
給電線135b、135bにより構成されている。この
ワイヤ135は側壁136や天井面132に取り付けら
れたフック138により支持され、フック138は、ワ
イヤ本体135aに連結し、フック138の幅を受電体
112を通過可能幅としている。フック138が受電体
112を通過するときは、蓋124はフック138に押
されて蓋124の軸124aを中心に横に回動し、フッ
ク138の通過後バネで元の位置に戻るようになってい
る。
【0059】ITVカメラ113は、煙感知器125の
外観を画像で撮らえる装置であり、その画像はCPU1
16に送られて画像処理判断されたり、防災センタ等に
送信されたりする。
【0060】ガスノズル114は、火災発生時の煙に対
応するガスを煙感知器125に向かって吹き付けるもの
であり、モータMなどの駆動部の付いたガスボンベ12
7に接続されている。
【0061】位置決めポジショナ115は光電式や磁力
式などのセンサを備え、このセンサ115は天井面13
2や煙感知器125本体に設けた煙感知器125の固有
番号(アドレス)を印刷したバーコード133を読んで
CPU116に送出すると共に、該保守点検ロボット1
10を精度良く点検対象の煙感知器125の前に停止さ
せる。なお、煙感知器125の外形や感度種別を表示す
ること等で判断して点検対象の煙感知器125の前に停
止させるようにしても良い。
【0062】CPU(中央処理装置)116は、走行の
制御、位置決めの制御、ガスノズル114等の制御、I
TVカメラ113の画像処理判断、等を行う。記憶部に
記憶されている、予め決められた保守点検プログラムを
実行し、点検作業異常検出などを行う。
【0063】駆動輪117はCPU116の指示によ
り、給電ワイヤ135を左右のロール状の駆動輪11
7,117で挟持しながら走行し、該ロボット110を
移動させる。
【0064】支持輪台118はロボット本体126の両
側に設けられた、前支持輪台118Aと後支持輪台11
8Bとからなり、各支持輪台118A、118Bには支
持輪128と回動支持竿129とが設けられている。
【0065】この支持輪128は基台130の両端側に
設けられた前支持輪128Aと後支持輪128Bとから
なり、各支持輪128A、128Bは垂直軸128aに
設けられた十字状の回動支持輪128bと、基台130
に固定された固定支持輪12cとからなり、回動支持輪
128bは、4本の中空ローラーを図示しない十字に組
んだ4本のローラー軸に回転可能に装着されたもので、
ローラー軸の十字に組んだ中心交差部は垂直軸128a
に結合されている。この十字に組んだローラー軸は、フ
ック138が通過するときに、回動支持輪128bがフ
ック138に押されて所定のモーメントを越えると垂直
軸128aを中心に回転し、90度回る毎に軽くロック
される機構になっている。したがって、保守点検ロボッ
ト110がフック138を通り過ぎる際は、支持輪台1
18Aの二つの回動支持輪128b、128bの内の少
なくとも一つの回動支持輪128bが給電ワイヤ135
に掛合していられるので、すなわち支持輪128A、1
28Bのうち少なくとも一つが給電ワイヤ135に掛合
しているので、保守点検ロボット110は常時3箇所以
上で給電ワイヤ135に掛合し、給電ワイヤ135から
脱落することはない。両支持輪128の垂直軸128a
は基台130の対角線上の位置に取り付けられ、互いに
左右逆向きに取り付けられ、固定支持輪128cとこの
固定支持輪128cと平行に対向して位置する一つの回
動支持輪128bとの間に、給電ワイヤ135を挟持
し、支持輪128A、支持輪128Bは給電ワイヤ13
5を両側からガイドするので、給電ワイヤ135が水平
方向に外れることがなく、保守点検ロボット110は給
電ワイヤ135から脱落することはない。なお、回動支
持竿129は基台130を上下方向A1、水平方向A
2、又は、左右方向A3、に移動或いは回動可能に支持
している。
【0066】煙感知器125は天井面132に所定間隔
をおいて複数個配設されている。この天井面132には
給電ワイヤ135が張設されている。このワイヤ135
は各煙感知器125と対向しており、その基端135a
は、側壁136に設けた整流器137に固定されてい
る。このワイヤ135はフック138により支持され、
煙感知器125の下方に所定間隔をおいて張設されてい
る。
【0067】次に、本実施例の作動について説明する。
プラグ139をコンセント140に差し込み整流器13
7に給電し、給電スイッチ141をオンにし、給電ワイ
ヤ135に給電する。
【0068】保守点検ロボット110を整流器137上
の給電ワイヤ135の基端135aから差し込み点検準
備をする(S21)。この時、給電ワイヤ135は受電体1
12に挿入されて受電部121に圧接され、又、固定支
持輪128cと回動支持軸128bとにより挟まれて保
持される。
【0069】保守点検ロボット110のスイッチをオン
すると、モータが始動して駆動輪117が駆動し、該ロ
ボット110は受電体112を介して給電を受けながら
移動を開始する(S22)。そして、該ロボット110は側
壁136と天井面132との交差部近傍では、図24に
示すように、基台130が上下方向Aに回動しながらフ
ック138を通過し天井面132に到達する。
【0070】この時、位置決めポジショナ115も作動
しており、該ロボット110が点検対象の煙感知器12
5の位置に到達すると、位置決めポジショナ115が天
井面132に設けられているバーコード133が有るた
め、これを読み込むのでこれにより煙感知器の存在を認
識でき、このバーコード113の読み込み信号がそのま
ま煙感知器の検出信号としてCPU116に送出される
(S23)。そうすると、該CPU116は駆動車輪11
7のモータを停止させるので、該ロボット110は、設
計位置に正確に停止する(S24)。
【0071】位置決めポジショナ115は天井面132
に設けられているバーコード133を読み込み、CPU
116に送信する。該CPU116は検査対象の機械の
火災感知器であるか否かを確認する(S25)。
【0072】そして、CPU116は、煙感知器125
の外観チェックの開始を指示する(S26)。ITVカメラ
113を駆動させて煙感知器125の外観を撮影し、C
PU116に送って画像処理し、正常か否かを判断す
る。この外観チェックは、主に破損、変形、腐食等をチ
ェックする。
【0073】CPU116はモータMを始動させてガス
ボンベ127のバルブ134を開け、ガスノズル114
から試験ガスを噴出させる(S27)。この試験ガスは、煙
と同等の性質を有するので、模擬火災状態を創り出すこ
とができる。そして、煙感知器125が正常ならば作動
し制御盤に火災信号を送出すると共に、動作確認灯13
1が点灯する。
【0074】ITVカメラ113はこの確認灯131を
撮影して画像データをCPU116に送出するので、C
PU116は画像処理して点灯しているか否かを判断す
る。
【0075】次に復旧作業を行う(S28)。即ち、CPU
116はモータMを逆回転させてガスボンベ127から
ガスの噴出を停止させる。
【0076】以上により煙感知器125の点検が終了す
るが、更に次の煙感知器の点検を行う場合には、該ロボ
ット110を走行させ次の煙感知器に向かう(S29)。保
守点検ロボット110が水平走行しながら方向を変える
ときは、フック138によって何段階かに分けて、例え
ば給電ワイヤ135を30度ずつの折れ線状の経路に形
成して必要な方向に曲がる。給電ワイヤ135の水平屈
折部を通過するときは、基台130が水平方向A2に回
動し且つ回動支持竿129が左右方向A3に回動しなが
らにフック138を通過する。全ての煙感知器の保守点
検作業が終了後、該ロボット110はスタート位置に戻
る。その後、給電ワイヤ135の基端135aから外す
とともに、プラグ139をコンセント140から抜き、
給電を停止する。
【0077】上記点検で異常が発見された場合には、異
常項目を記録又はコントロールセンタに連絡し、必要な
処置をしてもらう。
【0078】この発明の第12実施例を図29、図30
により説明する。この実施例と第10実施例(図20〜
図27)との相違点は、熱感知器用の試験装置を備えて
いることである。この試験装置は、熱感知器155を加
熱するための発熱体151、例えば、化学発熱体や熱風
送風機、を備えている。この発熱体151は、モータM
のついた糸巻き152に連結されており、該発熱体15
1とロボット本体110の間にはばね153が介在して
いる。
【0079】この実施例では、熱式火災感知器155の
試験をするときには、モータMを駆動して糸巻き152
を所定方向に回すと、発熱体151はばね153により
上方向に押し上げられ熱感知器155に圧接する。そう
すると、該発熱体155は加熱して模擬火災状態とな
り、該感知器155が正常ならば作動し制御盤に火災信
号を送出すると共に、動作確認灯131が点灯する。
【0080】試験終了後、モータMを前記と逆方向に回
転させて発熱体151を元の位置に戻し、待機状態にす
る。なお、保守点検ロボット110に煙感知器用と熱感
知器用の両方の識別手段や試験装置を設けても良い。
【0081】
【発明の効果】この発明は、現場を移動する移動手段
と、被点検対象物の設計位置に停止させる正体手段と、
保守点検手順を記憶する記憶手段と、保守点検を前記手
順に基づいて実施する制御手段と、前記制御手段に従い
前記被点検対象物にトリガを与え模擬動作させるトリガ
手段とを、備えているので、自動的に保守点検を行うこ
とができる。従って、従来例に比べ、保守点検員を安全
に、しかも、能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】縦断面図である。
【図3】図2のバーコードとセンサの拡大平面図であ
る。
【図4】図2の取手部分の拡大断面図である。
【図5】前傾扉を開いたときの縦断面図である。
【図6】消火栓ボックスの平面図である。
【図7】メンテナンス弁に放出点検装置を接続した状態
を示す縦断面図である。
【図8】図5の他の状態を示す縦断面図である。
【図9】保守点検ロボットの背面側からの斜視図であ
る。
【図10】保守点検のフローチャートの一部である。
【図11】図10の保守点検のフローチャートに続く部
分である。
【図12】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図13】本発明の第3実施例の斜視図である。
【図14】本発明の第4実施例の縦断面図である。
【図15】本発明の第5実施例の縦断面図である。
【図16】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【図17】本発明の第7実施例の斜視図である。
【図18】本発明の第8実施例の斜視図である。
【図19】本発明の第9実施例の斜視図である。
【図20】本発明の第10実施例の縦断面図である。
【図21】本発明の第11実施例の正面図である。
【図22】受電体の拡大縦断面図である。
【図23】支持輪台の拡大斜視図である。
【図24】保守点検ロボットの走行状態をしめす拡大正
面図である。
【図25】点検時の正面拡大図である。
【図26】図24の保守点検ロボットの平面図である。
【図27】図24の保守点検ロボットの側面図である。
【図28】保守点検のフローチャートである。
【図29】本発明の第12実施例を示す図で、保守点検
ロボットの正面拡大図である。
【図30】図29の側面図である。
【符号の説明】 1 保守点検ロボット 2 マニピュレータ 3 ITVカメラ 4 放水接続口 5 位置決めポジショナ 6 CPU 7 走行車輪 10 消火栓ボックス 10a 前傾扉 10b 消火器扉 12 開閉レバー 15 取手 17 メンテナンス弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 照夫 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内 Fターム(参考) 2E189 FA04 FB00 HA03 5C087 AA02 AA03 AA24 BB03 BB74 CC02 CC23 DD04 EE20 FF01 FF02 FF19 FF20 GG02 GG13 GG19 GG20 GG21 GG23 GG28 GG60 GG63 GG66 GG81

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現場を移動する移動手段と;被点検対象物
    の設計位置に停止させる正対手段と;保守点検手順を記
    憶する記憶手段と;保守点検を前記手順に基づいて実施
    する制御手段と;前記制御手段に従い前記被点検対象物
    にトリガを与え模擬動作させるトリガ手段と;を備えた
    ことを特徴とする保守点検ロボット。
  2. 【請求項2】被点検対象物が保守点検を受けるための前
    準備をする準備手段と、前記被点検対象物が保守点検を
    終えるための終了復旧手段と;を備えていることを特徴
    とする請求項1記載の保守点検ロボット。
  3. 【請求項3】前記模擬動作を検出する動作検出手段と;
    この検出結果を評価する評価手段と;を備えていること
    を特徴とする請求項1,又は、2記載の保守点検路ロボ
    ット。
  4. 【請求項4】前記評価を記録する記録手段が、設けられ
    ていることを特徴とする請求項1、2,又は、3記載の
    保守点検ロボット。
  5. 【請求項5】前記被点検対象物の外観を捕らえるカメラ
    が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,
    又は、4記載の保守点検ロボット。
  6. 【請求項6】前記カメラ画像を送信する画像送信手段が
    設けられていることを特徴とする請求項5記載の保守点
    検ロボット。
  7. 【請求項7】前記正対手段が、被点検対象物確認手段
    と、前記被点検対象物に対する相対位置を確認する相対
    位置確認手段と、正対位置を確認する正対位置確認手段
    と、正対位置に位置する様に前記移動手段により制御す
    る正対位置制御手段と、を備えていることを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6,7,又は、8記載の保
    守点検ロボット。
  8. 【請求項8】前記準備手段又は前記トリガ手段として遠
    隔操作可能なマニピュレータを用いることを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6,7,8、又は、9記載
    の保守点検ロボット。
  9. 【請求項9】前記移動手段の移動の案内をし、エネルギ
    の供給をする軌道を有することを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,又は、10記載の保
    守点検ロボット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019074781A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 能美防災株式会社 無人航空機及び点検システム
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