JP6999353B2 - 無人航空機及び点検システム - Google Patents
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Description
1-1.点検システム1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る点検システム1の構成の一例を示す図である。この点検システム1は、建物に設置された火災感知器2やスプリンクラーヘッド3等の防災設備(より具体的には、防火設備)を点検(より具体的には、外観検査)するためのシステムである。点検システム1は、各防災設備を点検する無人航空機4と、無人航空機4に対して点検を指示するサーバ5とを備える。無人航空機4とサーバ5は、無線LAN等の通信回線6を介して通信可能となっている。
無人航空機4は、航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機又は飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるものである。本実施形態に係る無人航空機4は、その一例として、回転翼航空機(より具体的には、クアッドコプタ)である。無人航空機4は、主たる構成として、機体本体401と、機体本体401に取り付けられて、後述する駆動部409により回転駆動される4枚のプロペラ402とを備える。
図3は、サーバ5の構成の一例を示すブロック図である。サーバ5は、制御部51と、記憶部52(本発明に係る「第2記憶手段」の一例)と、操作入力部53と、通信部54とを備える。
無人航空機4により実行される点検動作について説明する。この点検動作は、サーバ5から送信された点検要求が無人航空機4により受信されて、無人航空機4の制御部403が点検用のプログラムを実行すると開始される。なお、無人航空機4により受信された点検要求に含まれる飛行経路情報は、無人航空機4の記憶部404に記憶される。図4は、この点検動作の一例を示すフロー図である。
以上が、点検動作についての説明である。
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。なお、下記の2以上の変形例は互いに組み合わせてもよい。
無人航空機4は、点検動作の際にサーバ5から飛行経路情報を提供されているが、飛行経路情報を予め記憶部404に記憶しておいてもよい。
防災設備がRFIDタグを備える代わりに、防災設備の本体又は当該本体の近傍に、当該防災設備の識別情報を示す一次元又は二次元のコードを表示するようにしてもよい。具体的には例えば、火災感知器2の筺体や、スプリンクラーヘッド3のシーリングプレート(スプリンクラーヘッド3と天井面の取付穴との隙間を隠すためのプレート)に、コードを記載したラベルを取り付けるようにしてもよい。その場合、無人航空機4の撮影部406は、読取部407に代わり、防災設備の識別情報を読み取る読取手段として機能する。
無人航空機4に、操縦用の送信機から発信される電波を受信可能な受信機を備えさせ、無人航空機4を手動により操縦可能としてもよい。その場合、上記の点検動作の1以上のステップを手動操作により実行してもよい。なお、手動操作するにあたり、FPV(First Person View)用のカメラを無人航空機4に備えさせ、一人称視点で操縦してもよい。
探索飛行の際、無人航空機4で行われる画像認識処理を、サーバ5側で行うようにしてもよい。その場合、無人航空機4は、撮影部406により継続的に撮影される画像をサーバ5に送信し、サーバ5は、送信されてくる画像に対して周知の画像認識技術を適用し、防災設備の検出を試みる。そして、防災設備を検出すると、検出した旨を無人航空機4に通知する。
無人航空機4の送信部4034は、防災設備ごとに点検情報を送信するのに代えて、複数の防災設備の点検情報をまとめて送信するようにしてもよい。例えば、点検動作の終了後に、点検したすべての防災設備の点検情報をまとめて送信するようにしてもよい。
無人航空機4の側で、点検対象である防災設備に不具合があるか否かを判定するようにしてもよい。その場合、無人航空機4の制御部403を、撮影部406により撮影された画像を、周知の画像解析技術を用いて解析し、撮影対象の防災設備に不具合があるか否かを判定する画像解析部として機能させてもよい。この画像解析部は、具体的には、撮影対象の防災設備に損傷、変形、腐食、汚れ等の不具合があるか否かを判定する。判定の結果は、点検情報として、撮影対象の設備IDと対応付けられて点検情報テーブル4041に格納される。
無人航空機4に、点検対象である防災設備を掃除するための掃除手段を備えさせてもよい。具体的には例えば、防災設備に対してエアを噴射するエア噴射機構を備えさせてもよい。このエア噴射機構は、一例として、鉛直方向上方にエアを噴射可能なように機体本体401に取り付けられる。エアの噴射は、点検対象であるすべての防災設備に対して一律に行われてもよいし、特に掃除が必要な防災設備に対してだけ選択的に行われてもよい。選択的に行う場合、上記の変形例6に記載した画像解析部による判定の結果、汚れ(具体的には埃)が付着していると判定された防災設備に対してだけ行われてもよい。
Claims (3)
- 防災設備の設置場所を示す設置場所情報を記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された設置場所情報に基づいて自機を前記設置場所まで自動的に飛行させ、前記設置場所に到達すると、探索飛行を行わせる飛行制御手段と、
撮影手段と、
前記探索飛行が開始されると、前記撮影手段により継続的に撮影される画像に対して画像認識技術を適用して前記防災設備を検出する画像認識部と、
前記防災設備が検出されると、前記防災設備が備える記憶媒体に記憶される前記防災設備の識別情報、又は前記防災設備の本体若しくは当該本体の近傍に表示される前記防災設備の識別情報を読み取る読取手段と
を備える無人航空機。 - 請求項1に記載の無人航空機と、
サーバと
を備える点検システムであって、
前記撮影手段は、前記防災設備が検出されると、前記防災設備を撮影し、
前記無人航空機は、
前記撮影手段により前記防災設備が撮影された時点の前記無人航空機の位置を測定する測位手段と、
前記測位手段により測位された位置を示す位置情報と、前記読取手段により読み取られた識別情報と、前記撮影手段により撮影された撮影画像とを前記サーバに送信する送信手段と
をさらに備え、
前記サーバは、前記送信手段により送信された位置情報と識別情報と撮影画像を受信して、対応付けて第2記憶手段に記憶する受信手段を備える
ことを特徴とする点検システム。 - 前記サーバは、前記撮影画像を解析し、前記防災設備に不具合があるか否かを判定する画像解析部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の点検システム。
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