JP5697045B2 - 複合電線およびその製造方法 - Google Patents
複合電線およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5697045B2 JP5697045B2 JP2011550956A JP2011550956A JP5697045B2 JP 5697045 B2 JP5697045 B2 JP 5697045B2 JP 2011550956 A JP2011550956 A JP 2011550956A JP 2011550956 A JP2011550956 A JP 2011550956A JP 5697045 B2 JP5697045 B2 JP 5697045B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- carbon nanotube
- wire
- strand containing
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B5/00—Non-insulated conductors or conductive bodies characterised by their form
- H01B5/08—Several wires or the like stranded in the form of a rope
- H01B5/10—Several wires or the like stranded in the form of a rope stranded around a space, insulating material, or dissimilar conducting material
- H01B5/102—Several wires or the like stranded in the form of a rope stranded around a space, insulating material, or dissimilar conducting material stranded around a high tensile strength core
- H01B5/105—Several wires or the like stranded in the form of a rope stranded around a space, insulating material, or dissimilar conducting material stranded around a high tensile strength core composed of synthetic filaments, e.g. glass-fibres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C37/00—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
- B21C37/04—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of bars or wire
- B21C37/047—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of bars or wire of fine wires
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C21/00—Alloys based on aluminium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C21/00—Alloys based on aluminium
- C22C21/06—Alloys based on aluminium with magnesium as the next major constituent
- C22C21/08—Alloys based on aluminium with magnesium as the next major constituent with silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C26/00—Alloys containing diamond or cubic or wurtzitic boron nitride, fullerenes or carbon nanotubes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C47/00—Making alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
- C22C47/02—Pretreatment of the fibres or filaments
- C22C47/06—Pretreatment of the fibres or filaments by forming the fibres or filaments into a preformed structure, e.g. using a temporary binder to form a mat-like element
- C22C47/062—Pretreatment of the fibres or filaments by forming the fibres or filaments into a preformed structure, e.g. using a temporary binder to form a mat-like element from wires or filaments only
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/04—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F2301/00—Metallic composition of the powder or its coating
- B22F2301/05—Light metals
- B22F2301/052—Aluminium
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F2303/00—Functional details of metal or compound in the powder or product
- B22F2303/01—Main component
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C26/00—Alloys containing diamond or cubic or wurtzitic boron nitride, fullerenes or carbon nanotubes
- C22C2026/002—Carbon nanotubes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
また、ギャップ電線は、鋼線とアルミ層間にギャップがあることから、電線緊線工法が異なる。通常のACSRと同様に電線表面上から把持すると、アルミ層のみが把持され、中心の鋼線部に把持力が伝わらないため、専用の把持金具や工具が必要となり、工事期間が長くなり、また、専用の作業員が必要となる。
また、インバ電線は、通常電線の4倍と高額である。
(1)複数本の素線を撚り合わせてなる複合電線であって、前記素線には、アルミニウム材料中にカーボンナノチューブが分散してなる複合材料を用いた線材を含み、前記線材が、カーボンナノチューブを含む隔壁部と、前記隔壁部に覆われ、アルミニウム材料と不可避不純物からなる隔壁内部と、を有するセルレーション構造を有し、前記線材において、前記カーボンナノチューブの前記アルミニウム材料に対する配合比が0.2重量%以上5重量%以下の範囲であり、前記線材の引張強さが、150MPa以上であり、前記線材の293Kでの線膨張係数が、10×10−6/K以下であり、前記複合電線を構成する素線の全てが前記線材であるか、または前記複合電線の中心部に1本または複数本の鋼線を有することを特徴とする複合電線。
(2)前記線材において、前記線材の長手方向に垂直な断面では、類似のセルレーション構造が繰り返す構造を有しており、前記線材の前記隔壁内部の形状が、前記線材の長手方向に長く、前記線材の長手方向に垂直な方向には短い構造を有しており、少なくとも一部の前記隔壁部が、前記隔壁部の長手方向が前記複合線材の長手方向と略並行である略筒形状であることを特徴とする(1)に記載の複合電線。
(3)前記線材において、前記線材の前記隔壁内部の少なくとも一部が、複数の結晶粒を持つ多結晶状であることを特徴とする(1)または(2)に記載の複合電線。
(4)前記線材において、前記線材の前記隔壁部が、複数のカーボンナノチューブからなる織物状構造を有しており、前記織物状構造が前記隔壁内部由来のアルミニウム材料を内包しており、前記隔壁部を構成する各カーボンナノチューブが、前記隔壁内部の表面のアルミニウム材料に接すると同時に、別のカーボンナノチューブに接した状態であって、かつ、前記線材の長手方向に平行な断面と垂直な断面の双方に前記セルレーション構造を有することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の複合電線。
(5)前記線材が、カーボンナノチューブを含み、前記セルレーション構造を有する芯部と、前記芯部よりもカーボンナノチューブの濃度が低いか、カーボンナノチューブを含まず、前記セルレーション構造を有しない外装部とを有することを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の複合電線。
(6)前記線材が、アルミニウム材料と不可避不純物からなり、前記セルレーション構造を有しない領域と、カーボンナノチューブを含み、前記セルレーション構造を有する領域と、を交互に同心円状に有することを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の複合電線。
(7)前記線材において、前記線材の前記隔壁部は、前記隔壁内部よりもカーボンナノチューブを多く含むことを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の複合電線。
(8)前記線材において、前記線材の前記隔壁部の酸化アルミニウム濃度が前記隔壁内部の酸化アルミニウム濃度よりも高いことを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載の複合電線。
(9)前記線材において、前記線材の長手方向と垂直な断面において、前記セルレーション構造の複数の前記隔壁部が互いに接しており、前記線材の前記隔壁部の構造が、一部に直線を有する円または楕円形状、または複数の直線で構成される略多角形状を有し、前記線材の長手方向に垂直な断面では、類似のセルレーション構造が繰り返す構造を有することを特徴とする(1)から(8)のいずれかに記載の複合電線。
(10)前記線材において、前記カーボンナノチューブに、前記カーボンナノチューブの長手方向に垂直な方向に応力が加えられ、前記カーボンナノチューブの長手方向に垂直な断面が変形しているか、前記カーボンナノチューブが折れ曲がるか、のいずれかまたは両方が引き起こされていることを特徴とする(1)から(9)のいずれかに記載の複合電線。
(11)前記線材において、前記線材の前記隔壁部が、長さ1μm以下のカーボンナノチューブを含み、前記線材の複数の前記隔壁内部が、長さ10μm以上のカーボンナノチューブで連結されていることを特徴とする(1)から(10)のいずれかに記載の複合電線。
(12)前記線材において、前記カーボンナノチューブが、長さ1μm以下のカーボンナノチューブと長さ10μm以上のカーボンナノチューブを含み、長さ分布に1μm以下と、10μm以上の二つのピークを持つことを特徴とする(1)から(11)のいずれかに記載の複合電線。
(13)前記素線が、アルミニウム線またはアルミニウム合金線のいずれか一方または両方と、前記線材との組み合わせであることを特徴とする(1)から(12)のいずれかに記載の複合電線。
(14)前記線材の引張り強度がアルミニウム以上であって、前記線材の電気伝導度がアルミニウムの電気伝導度の90%以上であることを特徴とする(1)から(13)のいずれかに記載の複合電線。
(15)前記線材の線膨張係数が、アルミニウム以下であって、前記線材の電気伝導度がアルミニウムの電気伝導度の90%以上であることを特徴とする(1)から(14)のいずれかに記載の複合電線。
(16)前記線材の溶融温度が、アルミニウム以上であって、前記線材の電気伝導度がアルミニウムの電気伝導度の90%以上であることを特徴とする(1)から(15)のいずれかに記載の複合電線。
(17)(1)から(16)のいずれかに記載の複合電線を樹脂で被覆したことを特徴とする複合電線。
(18)エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、前記ビレットをダイスより引抜き、複合材料を用いた線材を得る工程(d)と、前記線材を含む素線を撚り合わせる工程(e)と、を含む、複合電線の製造方法。
(19)エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、前記ビレットを熱間押出しし、複合材料を用いた線材を得る工程(d)と、前記線材を含む素線を撚り合わせる工程(e)と、を含む、複合電線の製造方法。
(20)エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、前記ビレットを熱間押出しし、押出材を得る工程(d)と、前記押出材をダイスより引抜き、複合材料を用いた線材を得る工程(e)と、前記線材を含む素線を撚り合わせる工程(f)と、を含む、複合電線の製造方法。
本発明に係る複合電線61について説明する。図1(a)に示す複合電線61は、アルミニウム材料中にカーボンナノチューブが分散してなる複合材料を用いた線材1を撚り合わせてなる。なお、複合電線61は、37本の線材1のみを撚り合わせているが、撚り合わせる数は、用途に応じて適宜調整できる。
このような複合電線63によれば、送電線の線下で山火事などが発生した場合は、送電線の温度が上昇した場合においても、撚り線の中心素線に亜鉛めっき鋼線を使用することで、線下火災においても撚り線が断線することを防止する。中心素線に亜鉛めっき鋼線を使用した場合においても電線質量の増加は小さく、既設ACSRよりも低弛度で架線することが可能となる。なお、図1(c)に示す複合電線67のように、中心部に、撚り合わされた7本の亜鉛めっき鋼線65を有してもよい。
複合電線69は、ACARのアルミ合金線および硬アルミ線の代わりまたは、アルミ合金線の代わりに複合材料を用いた線材1を用いることにより、ACARよりも低弛度、増容量を可能にすることができる。
線材1は、アルミニウム材料中にカーボンナノチューブが分散してなる複合材料を用いた線材であり、セルレーション構造7を有する。
図2(a)に示すとおり、セルレーション構造7は、隔壁部5と隔壁内部3とを有する構造であり、隔壁部5はカーボンナノチューブを含み、隔壁内部3はアルミニウム材料と不可避不純物よりなる。なお、図2(a)中の矢印は、図2(a)の上半分の図が、図2(a)下半分の図に描かれた線材1の断面の一部を拡大した模式図であることを意味する。また、隔壁内部3の、線材1の長手方向に垂直な方向の大きさが5μm以下であり、おおむね0.3〜3μm程度である。なお、図面中では隔壁内部3の大きさを同一としているが、実際には様々な大きさの隔壁内部3を有していてもよい。また、図面中では7つの隔壁内部3のみを図示しているが、実際には多数の隔壁内部3と隔壁部5が存在し、長大なセルレーション構造7を形成している。セルレーション構造の隔壁部は結晶粒界と対応することがあるが、必ずしも全ての結晶粒界が隔壁部と対応しなくても良い。また、隔壁部を跨いで結晶粒界が構成されても良い。さらに、セルレーション構造の内部あるいは外部に、結晶粒界が存在していても良い。また、図2(b)に示すセルレーション構造7aのように、一部の隔壁内部3が複数の結晶粒8で構成されてもよい。隔壁内部3の結晶粒8は、焼結前のアルミニウム材料粒子が多結晶の粒子である場合に、その結晶構造に由来して生じたり、加工中に生じたりする。結晶粒8の間の粒界には、カーボンナノチューブがほとんど含まれない。
隔壁部5は、複数のカーボンナノチューブからなる織物状構造を有しており、織物状構造が隔壁内部3に由来するアルミニウム材料を内包しており、隔壁部5を構成する各カーボンナノチューブがアルミニウム材料と接すると同時に、別のカーボンナノチューブと接した状態であって、かつ、線材の長手方向に平行な断面と垂直な断面の双方に前記セルレーション構造を有する3次元のセルレーション構造を形成する。また、前記線材の長手方向に平行な断面を観察すると、アルミニウム材料中の不可避不純物の、線引き時に生じた流動跡が残存することがある。
隔壁部5の酸化アルミニウム濃度は、隔壁内部3の酸化アルミニウム濃度よりも高い。これは、隔壁部5は、焼結前にはアルミニウム材料粒子の表面であったため、アルミニウム材料の酸化膜に由来する酸化アルミニウムが含まれるためである。
また、線材1の長手方向に垂直な断面は、類似のセルレーション構造が繰り返す構造であるフラクタル的な特徴を有する。
本発明に係る線材1は、セルレーション構造を含むビレットを線材に加工することで得られる。ビレットの製造方法には、エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、を有する。
まず、エラストマーについて説明する。エラストマーは、室温でゴム弾性を有する、天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性エラストマーから選択することができ、工程(b)において熱処理によりエラストマーを分解気化するためには未架橋のまま用いることが好ましい。エラストマーは、重量分子量が好ましくは5000〜500万、さらに好ましくは2万〜300万であり、エラストマーの分子量の範囲は狭いほうがカーボンナノチューブの均一な分散状態が得られるためにより好ましい。エラストマーの分子量がこの範囲であると、エラストマー分子が互いに絡み合い、相互につながっているので、エラストマーは、カーボンナノチューブを分散させるために良好な弾性を有している。エラストマーは、粘性を有しているので凝集したカーボンナノチューブの間に侵入しやすく、さらに弾性を有することによってカーボンナノチューブ同士を分離することができるため好ましい。
アルミニウム材料の粒子は、カーボンナノチューブの少なくとも一部がアルミニウム材料中に入り込むことでカーボンナノチューブの移動を制限することができる。また、アルミニウム材料の粒子を工程(a)においてエラストマー中に混合し分散させておくことで、カーボンナノチューブを混合するときにカーボンナノチューブをさらに良好に分散させることができる。アルミニウム材料の粒子は、使用するカーボンナノチューブの平均直径よりも大きい平均粒径であることが好ましい。例えば、アルミニウム材料の粒子の平均粒径は1μm〜100μm、好ましくは10μm〜50μmであることができる。なお、アルミニウム材料の粒子の平均粒径は、市販の場合はメーカの公表する粒径であってもよいし、光学顕微鏡や電子顕微鏡による粒径の実測値の個数平均径でもよい。
カーボンナノチューブは、炭素六角網面のグラフェンシートが円筒状に閉じた単層構造あるいはこれらの円筒構造が入れ子状に配置された多層構造を有する。すなわち、カーボンナノチューブは、単層構造のみから構成されていても多層構造のみから構成されていても良く、単層構造と多層構造が混在していてもかまわない。
一般的な線引き加工には、固体状態での加工(塑性加工)を行うことができる。さらに、塑性加工としては、押出加工、圧延加工、引抜き加工などが適用でき、必要に応じてこれらの加工方法を組み合わせることができる。
押出加工による線材の製造方法は、図3に示すように、ビレット13をコンテナ15の中に入れ、押棒17によってビレット13に圧力を加えてダイス19から押し出すことにより、線材1を得る方法である。ダイス19には、入口が太く、出口が細いオープニングと称する開口部を持ち、ダイス19の出口側の寸法が線材1の寸法に等しくなる。また、ビレット13に大きな張力がかかるため、線材1を破断させないために一回の加工で可能な断面積減少は小さいものとすることができる。そのため、細い線材を得るに際しては1回から数回に渡り繰り返し押出を行い、太いビレットを徐々に細く加工していく方法をとることが好ましい。また、ビレット13を500℃程度まで加熱して熱間による押出加工を行ってもよい。通常は、変形抵抗を低下させ、ビレットを加熱して材料の変形能を向上させることが可能な熱間押出を行う。
引抜き加工による線材の製造方法は、図5に示すように、ダイス19にビレット13を押し当て、ダイス19の穴からビレット13を引き抜くことで線材1を得る方法である。線材1をドラム(図示せず)などに巻き取ることで、ビレット13を引き抜く。押出加工と同様、一回の引抜き加工での断面積減少には限界があるため、細い線材を得るには、引抜きの加工度を低く抑えて、引抜き加工を繰り返し行うことが好ましい。引抜き加工を繰り返して行うには、引抜き加工と引抜き加工の間に中間焼鈍と呼ばれる熱処理を行なって加工歪を除去することが望ましい。引抜きに際しては、例えば、ダイス19に超鋼ダイスを用いると同時に、粘度数千から20000cst(40℃)の高粘度の鉱物油を潤滑剤として使用して引抜きを行なうことができるが、さらに、これに二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤やオレイン酸やステアリン酸などの油性向上剤を加えて潤滑性を向上させることができる。また、ステアリン酸カルシウムなどの金属石鹸を使用することも可能である。
線材の製造においては、押出し、圧延、引抜きなどの加工を組み合わせて行うこともできる。一般的には、当初ビレットからの加工は、熱間押出が加工度を大きく取れることから最も望ましく、熱間押出で、小径化した後、その後に圧延、引抜きによる加工を行うのが望ましいが、場合によっては、押出を行わずに、熱間圧延又は冷間圧延を行った後に、引抜き加工を行っても良い。熱間押出後に、圧延を行う場合には既に線材の外周部はアルミニウム材料により被覆されているので、そのまま圧延を行うことができる。このとき、熱間押出により、十分加工組織が発達していれば、熱間圧延の代わりに冷間圧延を行なうことができる場合もある。熱間押出後の材料は、その後の圧延、引抜き工程に回すに際して、ビレットの先後端の蓋部とメタルフローの不安定な先端の蓋部近傍を切断して、線材断面が均一な部分のみを用いて、圧延、引抜を行なう必要がある。
なお、熱間押出の変わりに、熱間鍛造を複数回行なった後、圧延、引抜を行なうこともできる。
次に、第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態にかかる、線材41を示す図である。以下の実施形態で第1の実施形態と同一の様態を果たす要素には同一の番号を付し、重複した説明は避ける。なお、図6中の矢印は、図6の下半分に描かれた芯部43の断面の一部を拡大した模式図が図6の上半分であることを意味する。
次に、第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態に係る線材47を示す図である。なお、図7中の矢印は、図7の下半分に描かれた外装部51の断面の一部を拡大した模式図が図7の上半分であることを意味する。
線材47は、カーボンナノチューブを含み、セルレーション構造7を有する外装部51と、外装部51よりもカーボンナノチューブの濃度が低いかカーボンナノチューブを含まず、セルレーション構造7を有しない芯部49と、を有する。
本発明に係る線材は、基材となるアルミニウムが純アルミニウムの場合は、破断強度、圧縮強度、引張強度、線膨脹係数、溶融温度、屈曲強度が純アルミニウム以上であり、電気伝導度が純アルミニウムの電気伝導度の90%以上であることが好ましい。つまり、線材は、引張り強度が70MPa以上であり、線膨脹係数が、24×10−6/℃(20℃〜100℃)以下、溶融温度が650℃以上であることが好ましい。また、線材の電気伝導度は、56IACS%以上であることが好ましい。基材となるアルミニウムがSiやMgを含むアルミニウム合金の場合は、比較対象はこれらのアルミニウム合金となるが、その他の条件は同様である。
(実施例1)セルレーション構造を有するビレットの作製
工程(a):ロール径が6インチのオープンロール(ロール温度10〜20℃)に、100gの天然ゴム(100質量部)を投入して、ロールに巻き付かせた。ロールに巻きついた天然ゴムに対して金属粒子としてのアルミニウム粒子(500質量部)を投入し、混練した。このとき、ロール間隙を1.5mmとした。さらに、25質量部(アルミニウム材料に対して5重量%)のカーボンナノチューブをオープンロールに投入した。混合物をロールから取り出し、エラストマーとアルミニウム材料粉末とカーボンナノチューブの混合物を得た。
さらに、アルミニウム材料粉末として平均粒径50μmのアルミニウム合金(JIS A6101相当)の粒子を用いる以外は、実施例1と同じ工程で、線材を得た。
線材の引張強度は、線径2mmの線材の引張強度をJIS Z2241に準じてn=3で測定し、その平均値を求めた。
また、実施例2については、比較例2のJIS A 6101−T6よりも、引張り強度と導電性が高い。
これらのことより、本発明に係る線材は、高い引張り強度と高い導電率を実現する材料であることがわかる。
工程(a):ロール径が6インチのオープンロール(ロール温度10〜20℃)に、100gの天然ゴム(100質量部)を投入して、ロールに巻き付かせた。ロールに巻きついた天然ゴムに対して金属粒子としてのアルミニウム粒子(500質量部)を投入し、混練した。このとき、ロール間隙を1.5mmとした。さらに、5質量部(アルミニウム材料に対して1重量%)のカーボンナノチューブをオープンロールに投入した。混合物をロールから取り出し、エラストマーとアルミニウム材料粉末とカーボンナノチューブの混合物を得た。
カーボンナノチューブを15質量部(アルミニウム材料に対して3重量%)、25質量部(アルミニウム材料に対して5重量%)を加える以外は実施例3と同様にして、線材を得た。
カーボンナノチューブとして、トーマススワン社製の平均直径が2nm、長さが1.9μmの多層カーボンナノチューブを用いた以外は実施例3と同様にして線材を得た。なお、カーボンナノチューブは工程(a)の前に、分散処理が施されている。
カーボンナノチューブを15質量部、25質量部を加える以外は実施例6と同様にして、線材を得た。
カーボンナノチューブを工程(a)の前に、分散処理を施さない点を除いて、実施例6と同様にして線材を得た。
カーボンナノチューブを15質量部、25質量部を加える以外は実施例9と同様にして、線材を得た。
実施例11と同様の方法で得た直径2.6mmの複合材料を用いた線材を、37本撚り合わせ、電線を作製した。実施の形態における複合電線61に対応する。
1本の亜鉛めっき鋼線を中心として、実施例11と同様の方法で得た直径2.6mmの複合材料を用いた線材を36本撚り合せ、電線を作製した。実施の形態における複合電線63に対応する。
3………隔壁内部
5………隔壁部
7………セルレーション構造
8………結晶粒
13………ビレット
15………コンテナ
17………押棒
19………ダイス
21………被覆部
23………蓋部
41………線材
43………芯部
45………外装部
47………線材
49………芯部
51………外装部
53………線材
55………被覆部
61………複合電線
63………複合電線
65………鋼線
67………複合電線
69………複合電線
71………アルミニウム合金線
Claims (23)
- 複数本の素線を撚り合わせてなる複合電線であって、前記複合電線には、アルミニウム材料中にカーボンナノチューブが分散してなる複合材料を用いた線材からなる、カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を含み、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線が、カーボンナノチューブを含む隔壁部と、前記隔壁部に覆われ、アルミニウム材料と不可避不純物からなる隔壁内部と、を有するセルレーション構造を有し、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、前記カーボンナノチューブの前記アルミニウム材料に対する配合比が0.2重量%以上5重量%以下の範囲であり、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁内部の少なくとも一部が、複数の結晶粒を持つ多結晶状であり、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の引張強さが、150MPa以上であり、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の293Kでの線膨張係数が、10X10-6/K以下であり、
前記複合電線が全て前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線で構成されるか、または前記複合電線の中心部に1本または複数本の鋼線を有することを特徴とする複合電線。 - 前記セルレーション構造の、前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に垂直に切断した際の直径が100μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の複合電線。
- 前記隔壁内部の、前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に垂直に切断した際の大きさが5μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合電線。
- 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に垂直な断面では、類似のセルレーション構造が繰り返す構造を有しており、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁内部の形状が、前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に長く、前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に垂直な方向には短い構造を有しており、
少なくとも一部の前記隔壁部が、前記隔壁部の長手方向が前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向と略並行である略筒形状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁部が、複数のカーボンナノチューブからなる織物状構造を有しており、
前記織物状構造が前記隔壁内部由来のアルミニウム材料を内包しており、
前記隔壁部を構成する各カーボンナノチューブが、前記隔壁内部の表面のアルミニウム材料に接すると同時に、別のカーボンナノチューブに接した状態であって、
かつ、前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に平行な断面と垂直な断面の双方に前記セルレーション構造を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線が、
カーボンナノチューブを含み、前記セルレーション構造を有する芯部と、
前記芯部よりもカーボンナノチューブの濃度が低いか、カーボンナノチューブを含まず、前記セルレーション構造を有しない外装部とを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線が、
アルミニウム材料と不可避不純物からなり、前記セルレーション構造を有しない領域と、
カーボンナノチューブを含み、前記セルレーション構造を有する領域と、を交互に同心円状に有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁部は、前記隔壁内部よりもカーボンナノチューブを多く含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁部の酸化アルミニウム濃度が前記隔壁内部の酸化アルミニウム濃度よりも高いことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向と垂直な断面において、前記セルレーション構造の複数の前記隔壁部が互いに接しており、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁部の構造が、一部に直線を有する円形状、一部に直線を有する楕円形状、または複数の直線で構成される略多角形状を有し、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の長手方向に垂直な断面では、類似のセルレーション構造が繰り返す構造を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブに、前記カーボンナノチューブの長手方向に垂直な方向に応力が加えられ、前記カーボンナノチューブの長手方向に垂直な断面が略三角形状に変形しているか、前記カーボンナノチューブが折れ曲がるか、のいずれかまたは両方が引き起こされていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の複数の前記隔壁部が、長さ1μm以下のカーボンナノチューブを含み、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の複数の前記隔壁内部が、長さ10μm以上のカーボンナノチューブで連結されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線において、
前記カーボンナノチューブが、長さ1μm以下のカーボンナノチューブと長さ10μm以上のカーボンナノチューブを含み、長さ分布に1μm以下と、10μm以上の二つのピークを持つことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の前記隔壁内部の長手方向の長さは、前記隔壁内部の長手方向に垂直な方向の長さの100倍以下であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の複合電線。
- 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線が芯線でないことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の複合電線。
- 前記素線が、アルミニウム線またはアルミニウム合金線のいずれか一方または両方と、前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線との組み合わせであることを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の複合電線。
- 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の引張り強度がアルミニウム以上であって、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の電気伝導度がアルミニウムの電気伝導度の90%以上であることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の線膨張係数が、アルミニウム以下であって、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の電気伝導度がアルミニウムの電気伝導度の90%以上であることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の複合電線。 - 前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の溶融温度が、アルミニウム以上であって、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線の電気伝導度がアルミニウムの電気伝導度の90%以上であることを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の複合電線。 - 請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の複合電線を樹脂で被覆したことを特徴とする複合電線。
- エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、
前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、
前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、
前記ビレットをダイスより引抜き、複合材料を用いたカーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を得る工程(d)と、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を含む素線を撚り合わせる工程(e)と、
を含む、複合電線の製造方法。 - エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、
前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、
前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、
前記ビレットを熱間押出しし、複合材料を用いたカーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を得る工程(d)と、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を含む素線を撚り合わせる工程(e)と、
を含む、複合電線の製造方法。 - エラストマーと、アルミニウム材料の粒子と、カーボンナノチューブと、を混合して混合物を得る工程(a)と、
前記混合物を熱処理し、前記エラストマーを分解気化させて原材料を得る工程(b)と、
前記原材料を焼結し、ビレットを得る工程(c)と、
前記ビレットを熱間押出しし、押出材を得る工程(d)と、
前記押出材をダイスより引抜き、複合材料を用いたカーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を得る工程(e)と、
前記カーボンナノチューブを含むアルミニウム素線を含む素線を撚り合わせる工程(f)と、
を含む、複合電線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011550956A JP5697045B2 (ja) | 2010-01-20 | 2011-01-20 | 複合電線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010010330 | 2010-01-20 | ||
JP2010010330 | 2010-01-20 | ||
PCT/JP2011/051009 WO2011090133A1 (ja) | 2010-01-20 | 2011-01-20 | 複合電線およびその製造方法 |
JP2011550956A JP5697045B2 (ja) | 2010-01-20 | 2011-01-20 | 複合電線およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2011090133A1 JPWO2011090133A1 (ja) | 2013-05-23 |
JP5697045B2 true JP5697045B2 (ja) | 2015-04-08 |
Family
ID=44306933
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011550956A Active JP5697045B2 (ja) | 2010-01-20 | 2011-01-20 | 複合電線およびその製造方法 |
JP2011010191A Active JP5683974B2 (ja) | 2010-01-20 | 2011-01-20 | 複合材料を用いた線材およびその製造方法、並びにその線材を用いた電線 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011010191A Active JP5683974B2 (ja) | 2010-01-20 | 2011-01-20 | 複合材料を用いた線材およびその製造方法、並びにその線材を用いた電線 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9362022B2 (ja) |
JP (2) | JP5697045B2 (ja) |
CN (1) | CN102714073B (ja) |
WO (1) | WO2011090133A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101842355B1 (ko) * | 2016-07-07 | 2018-03-26 | 부경대학교 산학협력단 | 복합 재료 송전 케이블의 제조방법 |
Families Citing this family (46)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9859038B2 (en) | 2012-08-10 | 2018-01-02 | General Cable Technologies Corporation | Surface modified overhead conductor |
US10957468B2 (en) * | 2013-02-26 | 2021-03-23 | General Cable Technologies Corporation | Coated overhead conductors and methods |
US10173253B2 (en) | 2013-07-24 | 2019-01-08 | Cleveland State University | Methods for the development of commercial scale nano-engineered ultraconductive copper wire |
JP6324164B2 (ja) * | 2013-12-17 | 2018-05-16 | 日新製鋼株式会社 | 複合撚線 |
JP6324128B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2018-05-16 | 古河電気工業株式会社 | 線材、これを用いた被覆電線および自動車用ワイヤハーネス、線材の製造方法 |
FR3018806B1 (fr) | 2014-03-18 | 2020-03-20 | Nexans | Procede de fabrication d'un materiau composite |
JP6390024B2 (ja) * | 2014-04-08 | 2018-09-19 | 矢崎総業株式会社 | カーボンナノチューブ複合材料及びその製造方法 |
US10364486B2 (en) | 2014-04-09 | 2019-07-30 | The Penn State Research Foundation | Carbon-based nanotube/metal composite and methods of making the same |
JP2015227498A (ja) | 2014-06-02 | 2015-12-17 | 矢崎総業株式会社 | アルミニウム基複合材料及びその製造方法 |
WO2015188082A1 (en) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | Weatherford Technology Holdings, Llc | Downhole running cable depth measurement |
WO2015188083A1 (en) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | Weatherford Technology Holdings, Llc | Downhole running cable having non-metallic conducting and load bearing wire |
FR3024798B1 (fr) * | 2014-08-06 | 2018-01-12 | Nexans | Conducteur electrique pour des applications aeronautiques |
USD815047S1 (en) | 2014-09-25 | 2018-04-10 | Conway Electric, LLC | Overbraided electrical cord with X pattern |
JP6153916B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2017-06-28 | 三菱マテリアル株式会社 | 絶縁電線とその製造方法 |
CN105112745A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-12-02 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种石墨烯/铝合金复合材料 |
WO2017015512A1 (en) | 2015-07-21 | 2017-01-26 | General Cable Technologies Corporation | Electrical accessories for power transmission systems and methods for preparing such electrical accessories |
CN105039795B (zh) * | 2015-09-01 | 2017-05-03 | 无锡华能电缆有限公司 | 石墨烯强化铝合金及其制备方法和制备装置 |
JP6342871B2 (ja) | 2015-10-30 | 2018-06-13 | 矢崎総業株式会社 | アルミニウム基複合材料及びその製造方法 |
JP6390027B2 (ja) * | 2015-11-24 | 2018-09-19 | 矢崎総業株式会社 | カーボンナノチューブ複合材料 |
EP3211642A1 (de) * | 2016-02-23 | 2017-08-30 | LEONI Kabel Holding GmbH | Datenkabel und litzenleiter |
CN106004526A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-10-12 | 王文芳 | 一种复合吊弦线和电气化铁路接触网吊弦 |
EP3519352B1 (en) * | 2016-09-27 | 2022-07-13 | Ohio University | Ultra-conductive metal composite forms and the synthesis thereof |
KR101844884B1 (ko) * | 2016-10-24 | 2018-04-04 | 주식회사 경신전선 | Al-CNT 복합 소재의 제조방법 |
JP6784441B2 (ja) | 2017-02-14 | 2020-11-11 | 矢崎総業株式会社 | 電線及びこれを用いたワイヤーハーネス |
TWI658472B (zh) * | 2017-04-28 | 2019-05-01 | 吳政雄 | 複合導電體結合之電導體及其製造方法 |
CN110997965A (zh) * | 2017-07-05 | 2020-04-10 | 日铁日新制钢株式会社 | 热浸镀铝钢线 |
CN111263824A (zh) * | 2018-01-12 | 2020-06-09 | 古河电气工业株式会社 | 绝缘电线用绞线导体、绝缘电线、软线及电缆 |
EP3739071A4 (en) | 2018-01-12 | 2021-05-19 | Furukawa Electric Co., Ltd. | MOVABLE CABLE |
CN110343886B (zh) * | 2018-04-08 | 2021-07-06 | 南京理工大学 | 一种多晶粒尺度强化铝合金材料的制备方法 |
GB2578717B (en) * | 2018-09-20 | 2020-12-09 | Chord Electronics Ltd | Conductive element |
FR3086791A1 (fr) * | 2018-09-27 | 2020-04-03 | Nexans | Ame conductrice multibrin carbonee-metallique pour cable electrique |
US20200126686A1 (en) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | Saudi Arabian Oil Company | Power cable with non-conductive armor |
JP7378210B2 (ja) * | 2019-01-17 | 2023-11-13 | 新光電気工業株式会社 | セラミック部材の製造方法 |
KR102219180B1 (ko) * | 2019-03-22 | 2021-02-23 | 부경대학교 산학협력단 | 알루미늄계 클래드 형재의 제조 방법 및 이를 이용하여 제조된 알루미늄계 클래드 형재 |
EP3952067A4 (en) * | 2019-03-29 | 2022-12-28 | Furukawa Electric Co., Ltd. | CORELESS MOTOR |
KR102266847B1 (ko) * | 2019-04-15 | 2021-06-21 | 부경대학교 산학협력단 | 복합재료 제조를 위한 소성 가공용 빌렛의 제조방법 및 이에 의해 제조된 빌렛 |
KR102228431B1 (ko) * | 2019-04-16 | 2021-03-16 | 부경대학교 산학협력단 | 알루미늄계 클래드 방열판의 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄계 클래드 방열판 |
US10796821B1 (en) * | 2019-06-03 | 2020-10-06 | Mi-Song Ku | Method of manufacturing polygonal shaped Al alloy wire |
JP2022534792A (ja) * | 2019-06-05 | 2022-08-03 | 矢崎総業株式会社 | 送配電線ケーブル内のアルミニウム・カーボン・ナノチューブ(Al-CNT)ワイヤ |
JP7372092B2 (ja) * | 2019-09-18 | 2023-10-31 | 日立造船株式会社 | カーボンナノチューブ撚糸の製造方法 |
CN110698860B (zh) * | 2019-10-10 | 2022-02-11 | 国网陕西省电力公司电力科学研究院 | 一种碳纳米管接地体的制备方法 |
KR102447559B1 (ko) * | 2020-10-15 | 2022-09-27 | 부경대학교 산학협력단 | 순차적인 소성 가공을 통해 이종 복합소재 박판을 제조하는 방법 및 이에 의해 제조된 이종 복합소재 박판 |
CN116348969A (zh) * | 2020-10-30 | 2023-06-27 | 矢崎总业株式会社 | 铝-碳金属基质复合材料磁导线 |
WO2022109585A1 (en) * | 2020-11-19 | 2022-05-27 | Yazaki Corporation | Aluminum-carbon metal matrix composites for busbars |
KR102418503B1 (ko) * | 2020-11-27 | 2022-07-07 | 주식회사 헤리노브 | 탄소섬유를 사용한 파이프 제조방법 및 이를 통해 제조된 파이프 |
CN113718182B (zh) * | 2021-08-30 | 2022-06-17 | 无锡华能电缆有限公司 | 锌铝镀层殷钢单线及其制备方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09245527A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-09-19 | Chubu Electric Power Co Inc | 架空電線用素線およびその素線を用いた架空電線 |
JP2001176333A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-29 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 架空送電線 |
JP2004327254A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Fujikura Ltd | 高耐食鋼心アルミ撚線 |
JP2009021038A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 線材、導体、接続構造および線材の製造方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02223105A (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-05 | Fujikura Ltd | 鋼心アルミ撚線 |
US6245425B1 (en) * | 1995-06-21 | 2001-06-12 | 3M Innovative Properties Company | Fiber reinforced aluminum matrix composite wire |
JP3978301B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2007-09-19 | 矢崎総業株式会社 | 高強度軽量導体、撚線圧縮導体 |
ATE411607T1 (de) * | 2000-02-08 | 2008-10-15 | Brandt Goldsworthy & Associate | Elektrischer verstärkter übertragungsverbundleiter |
US6329056B1 (en) * | 2000-07-14 | 2001-12-11 | 3M Innovative Properties Company | Metal matrix composite wires, cables, and method |
US6344270B1 (en) * | 2000-07-14 | 2002-02-05 | 3M Innovative Properties Company | Metal matrix composite wires, cables, and method |
US6723451B1 (en) * | 2000-07-14 | 2004-04-20 | 3M Innovative Properties Company | Aluminum matrix composite wires, cables, and method |
US20050279527A1 (en) * | 2004-06-17 | 2005-12-22 | Johnson Douglas E | Cable and method of making the same |
WO2006120803A1 (ja) | 2005-05-10 | 2006-11-16 | Sumitomo Precision Products Co., Ltd | 高熱伝導複合材料とその製造方法 |
JP2007157372A (ja) | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Nissan Motor Co Ltd | 軽量高導電率電線及びその製造方法 |
CN1827827A (zh) * | 2006-03-24 | 2006-09-06 | 哈尔滨工业大学 | 一种碳纳米管增强铝基复合材料及其空气热压制备方法 |
JP5236208B2 (ja) | 2007-04-27 | 2013-07-17 | 株式会社ワイ・ワイ・エル | Cntを用いた低抵抗素線及びその製造方法 |
JP5177849B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-04-10 | 矢崎総業株式会社 | 複合電線 |
JP5177848B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-04-10 | 矢崎総業株式会社 | 複合電線 |
US8445788B1 (en) * | 2009-01-05 | 2013-05-21 | The Boeing Company | Carbon nanotube-enhanced, metallic wire |
-
2011
- 2011-01-20 WO PCT/JP2011/051009 patent/WO2011090133A1/ja active Application Filing
- 2011-01-20 JP JP2011550956A patent/JP5697045B2/ja active Active
- 2011-01-20 JP JP2011010191A patent/JP5683974B2/ja active Active
- 2011-01-20 CN CN201180006314.7A patent/CN102714073B/zh active Active
- 2011-01-20 US US13/515,671 patent/US9362022B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09245527A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-09-19 | Chubu Electric Power Co Inc | 架空電線用素線およびその素線を用いた架空電線 |
JP2001176333A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-29 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 架空送電線 |
JP2004327254A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Fujikura Ltd | 高耐食鋼心アルミ撚線 |
JP2009021038A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 線材、導体、接続構造および線材の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101842355B1 (ko) * | 2016-07-07 | 2018-03-26 | 부경대학교 산학협력단 | 복합 재료 송전 케이블의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5683974B2 (ja) | 2015-03-11 |
CN102714073B (zh) | 2014-09-03 |
JPWO2011090133A1 (ja) | 2013-05-23 |
CN102714073A (zh) | 2012-10-03 |
US20120267141A1 (en) | 2012-10-25 |
US9362022B2 (en) | 2016-06-07 |
WO2011090133A1 (ja) | 2011-07-28 |
JP2011171291A (ja) | 2011-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5697045B2 (ja) | 複合電線およびその製造方法 | |
JP7193212B2 (ja) | カーボンナノチューブとその製造方法、及びカーボンナノチューブ分散体 | |
US20200399748A1 (en) | Metal Matrix Composite Comprising Nanotubes And Method Of Producing Same | |
CN109923227B (zh) | 铝合金线、铝合金绞合线、包覆电线以及带端子电线 | |
JP6390024B2 (ja) | カーボンナノチューブ複合材料及びその製造方法 | |
DE102008053027A1 (de) | Verfahren zum Herstellen einer Kohlenstoff-Nanoröhren,Fullerene und/oder Graphene enthaltenden Beschichtung | |
JP6102987B2 (ja) | アルミニウム合金線、アルミニウム合金撚線、被覆電線およびワイヤーハーネス | |
CN109983142B (zh) | 铝合金线、铝合金绞合线、包覆电线以及带端子电线 | |
JP6324128B2 (ja) | 線材、これを用いた被覆電線および自動車用ワイヤハーネス、線材の製造方法 | |
US20200362441A1 (en) | Aluminum alloy wire and method for producing aluminum alloy wire | |
Zhao et al. | High ampacity of superhelix graphene/copper nanocomposite wires by a synergistic growth-twisting-drawing strategy | |
CN109923226B (zh) | 铝合金线、铝合金绞合线、包覆电线以及带端子电线 | |
JP2015227498A (ja) | アルミニウム基複合材料及びその製造方法 | |
US20230290534A1 (en) | Aluminum-scandium alloys for busbars | |
KR20180005972A (ko) | 복합 재료 송전 케이블의 제조방법 | |
JP6784441B2 (ja) | 電線及びこれを用いたワイヤーハーネス | |
CN109906281B (zh) | 铝合金线、铝合金绞合线、包覆电线以及带端子电线 | |
JP2017095757A (ja) | カーボンナノチューブ複合材料 | |
JP2018115086A (ja) | カーボンナノチューブ集合体及びカーボンナノチューブ線材 | |
JP6840348B2 (ja) | アルミニウム合金線の製造方法 | |
JP3769008B2 (ja) | 二次加工用タングステン素材 | |
WO2022137950A1 (ja) | 修飾カーボンナノチューブフォレスト、カーボンナノチューブ連続体、ガス透過性シート、燃料電池の触媒電極、導電性部材、糸状導電性部材、層間熱伝導材料、および修飾カーボンナノチューブフォレストの製造方法 | |
WO2023228832A1 (ja) | 水素透過フィルタ | |
CN113963837A (zh) | 铝合金线、铝合金绞合线、包覆电线以及带端子电线 | |
JP2021172839A (ja) | アルミニウム基複合線材及びそれを用いた電線並びにアルミニウム基複合線材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150203 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5697045 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |