JP5696397B2 - 建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー - Google Patents
建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー Download PDFInfo
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Description
さて、建築や自動車などの分野において、防水を目的としてシーリング材や塗膜防水材あるいは塗布床材を施工することが広く行われており、この施工に際し、コンクリート、窯業系サイディング、アルミニウムサッシなどの各種下地に対する接着性をより強固にするため被着体となる下地に対して、プライマーを塗布処理することが一般的に行われている。そして、このプライマーとして、ポリイソシアネートやイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを硬化性成分として含有するプライマーが用いられることが多い。そして、前記下地をプライマー処理した後、シーリング材等の硬化性組成物を充填や塗布等の施工をして硬化したものについては、硬化後の接着性が優れていることはもちろんであるが、その耐水接着性が優れていることが要求される。耐候性や耐水性を改良したプライマーに関する技術として、例えばアクリル系ポリマー等のプライマー用ポリマーを利用する技術(特許文献1参照。)や2液タイプのプライマーであるが特定分子量のアクリルポリオールとポリカーボネートポリオールを利用する技術(特許文献2参照。)などが提案されているが、耐水性については満足できるものではない。
また、シーリング材に関して、ポリエーテル系ウレタンプレポリマーに、特定の数平均分子量のイソシアネート基含有(メタ)アクリル共重合体と、特定の数平均分子量のイソシアネート基含有ビニル共重合体とを組み合わせて、耐汚染性と耐候性を改良する技術(特許文献3参照。)も提案されているが、耐水性については言及されていない。
なお、本出願人も過去に樹脂に界面活性剤と噴射剤を配合した泡状プライマー組成物を提案している。(特許文献4参照。)
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは「アクリルおよび/またはメタクリル」を意味し、「および/または」とは両者それぞれ単独であっても良いし、両者の組み合わせであっても良いことを意味する。
すなわち本発明は、
(1) 脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)または該変性体(a−1)と他のイソシアネート化合物の混合物(a−2)と、ガラス転移点(Tg)が0℃以下の水酸基含有(メタ)アクリル系共重合体(b)とを反応させて得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)を硬化性成分として含有する、建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマーであって、前記脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)が、脂肪族系ジイソシアネート化合物の、ウレトジオン体、カルボジイミド体、イソシアヌレート体、アロファネート体、ビウレット体、およびアダクト体からなる群から選ばれる1種又は2種以上であること、を特徴とする前記下地処理用1液湿気硬化型プライマーである。
そして本発明において、
(2) 前記脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)が、脂肪族系ジイソシアネート化合物のイソシアヌレート体および/または脂肪族系ジイソシアネート化合物のアダクト体であることが好ましく、
また、
(3) 前記脂肪族系ジイソシアネート化合物が、イソホロンジイソシアネートであることが好ましく、
また、
(4) 前記脂肪族系ジイソシアネート化合物が、水素添加キシリレンジイソシアネートであることが好ましい。
また、本発明において、
(5) 前記水酸基含有(メタ)アクリル系共重合体(b)の重量平均分子量が1,000〜30,000であることが好ましく、
さらに、
(6) 前記建築用シーリング材または塗膜防水材が、架橋性シリル基含有有機重合体またはポリウレタン系樹脂からなるものであることが好ましい。
まず、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)(以下、ウレタンプレポリマー(A)と略称する。)について説明する。ウレタンプレポリマー(A)は、脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)または該変性体(a−1)と他のイソシアネート化合物の混合物(a−2)と水酸基含有(メタ)アクリル系共重合体(b)とを、水酸基に対してイソシアネート基過剰の条件で反応させて得られるものであり、その分子内に含有するイソシアネート基が、湿気(大気中の水分)等の水分と接触したとき、室温にて反応し尿素結合を形成して架橋硬化するため、本発明の建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマーにおいて、硬化性成分として働くものである。そして、原料として脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)または該変性体(a−1)と他のイソシアネート化合物の混合物(a−2)と水酸基含有(メタ)アクリル系共重合体(b)とを使用していることより、得られるウレタンプレポリマー(A)の粘度が低く、さらにこれの水分による硬化物が被着体となる下地に対し接着性に優れ、かつ耐水接着性が極めて優れたものとなる。
また、この反応による生成物のイソシアネート基の含有量は1.0〜15.0質量%が好ましく、さらに1.0〜10.0質量%が好ましい。イソシアネート基含有量が1.0質量%未満の場合は、プレポリマー(A)中の架橋点が少ないため、十分な接着性が得られず、イソシアネート基含有量が15.0質量%を超える場合は、水分による硬化物が脆くなるため好ましくない。
なお、ウレタンプレポリマー(A)は、分子内のイソシアネート基が湿気(大気中の水分)等の水分と室温で反応硬化することにより、これを含有するプライマーは1液湿気硬化型として使用される。
反応触媒としてはジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジステアレート、シルコニウムステアレート等の公知のウレタン化反応触媒が挙げられ、速やかに反応し、得られるウレタンプレポリマー(A)の貯蔵安定性も良好な点で、ジブチル錫ジラウレートが好ましい。
反応溶媒としては、後述の有機溶剤と同様のものが挙げられ、溶解性が良好な点で、エステル系溶剤が、さらに酢酸エチルが好ましい。
前記脂肪族系ジイソシアネート化合物としては、具体的に、芳香環を有しかつイソシアネート基が脂肪族炭素と結合している芳香脂肪族ジイソシアネート、脂環を有しかつイソシアネート基が脂肪族炭素と結合している脂環族ジイソシアネート、脂肪族炭素のみからなる脂肪族ジイソシアネートが挙げられる。芳香脂肪族ジイソシアネートとしては、キシリレンジイソシアネート(XDI)などが挙げられ、脂肪族ジイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ペンタメチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネートなどが挙げられ、脂環族ジイソシアネートとしては、シクロヘキサンジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(水素添加XDI)、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)などが挙げられる。これらは単独または2種以上組み合わせて使用される。これらのうち得られる1液湿気硬化型プライマーの硬化後の接着性および耐水接着性が優れている点で、脂環族ジイソシアネートが好ましく、さらにIPDIまたは水素添加XDIが好ましい。
したがって、脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)としては、IPDIまたは水素添加XDIのイソシアヌレート体や低分子量のポリオール化合物とのアダクト体が好ましく、さらにIPDIのイソシアヌレート体および/または水素添加XDIとトリメチロールプロパンとのアダクト体が好ましく、特にIPDIのイソシアヌレート体が好ましい。
なお、脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)の一般市販品としては、エボニック デグサ ジャパン社のIPDIのイソシアヌレート体であるVESTANAT T1890E、住化バイエルウレタン社のHDIのイソシアヌレート体であるスミジュールN3300、HDIのビウレット体であるスミジュールN75、日本ポリウレタン工業社のHDIのイソシアヌレート体であるコロネートHX、三井化学社の水素添加XDIとTMPのアダクト体であるタケネートD−120Nなどが挙げられる。
なお、本発明において、低分子量とはGPCによるポリスチレン換算の数平均分子量が1,000未満を示し、高分子量とは1,000以上を示す。
水酸基含有(メタ)アクリル系単量体以外のエチレン性不飽和化合物としては、(メタ)アクリル系単量体とこれ以外のエチレン性不飽和化合物が挙げられ、(メタ)アクリル系単量体以外のエチレン性化合物としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、クロロプレン、スチレン、クロルスチレン、2−メチルスチレン、ジビニルベンゼン等のビニル化合物などが挙げられ、(メタ)アクリル系単量体としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリシジルトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらは単独または2種以上組み合わせて使用できるが、これらのうち得られる(メタ)アクリルポリオール(b)の粘度が低い点で、(メタ)アクリル酸エステル系化合物のモノマーが好ましく、さらに(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルが好ましい。
前記接着性向上剤としては、シランカップリング剤が代表的なものとして挙げられ、水分と反応してシロキサン結合(−SiOSi−)を形成して架橋、硬化する加水分解性シリル基を分子中に1個以上有する化合物であり、具体的には、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルエチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルエチルジエトキシシラン等のメルカプトシランカップリング剤;3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン等のエポキシ基含有シランカップリング剤;ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等の重合性不飽和結合を含有したシランカップリング剤などが挙げられる。接着性向上剤の配合量は前記硬化性成分100質量部に対し、0〜10質量部、特に0.001〜1質重量部配合するのが好ましい。
前記硬化促進触媒は、硬化性成分と水分との反応および硬化を促進するための触媒であり、具体的に、オクチル酸第一錫、オクテン酸錫などの、亜鉛、錫、鉛、ジルコニウム、ビスマス、コバルト、マンガン、鉄等の金属とオクチル酸、オクテン酸、ナフテン酸等の有機酸との塩、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の有機金属と有機酸との塩、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン等の有機アミンやその塩などが挙げられ、硬化促進性に優れている点で、有機金属と有機酸との塩が好ましく、さらにジブチル錫ジラウレートが好ましい。硬化触媒の配合量は前記硬化性成分100質量部に対し、0.0001〜10質量部、特に0.001〜1質重量部配合するのが好ましい。なお、硬化促進触媒は、前述のウレタンプレポリマー(A)の合成時の反応触媒を兼ねることができる。
前記充填剤は、増量、補強、揺変性付与などを目的として使用され、具体的に、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、珪藻土、白土、ヒユームドシリカ、沈降性シリカ、無水珪酸、クレー、タルク、炭酸マグネシウム等の無機粉末状充填剤;ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維状充填剤;無機雲母等の板状充填剤;ガラスマイクロバルーン、シラスマイクロバルーン、サランマイクロバルーン等のマイクロバルーン状充填剤;これらの表面を有機脂肪酸で処理した充填剤などが挙げられる。充填剤の配合量は前記硬化性成分100質量部に対し、0〜300質量部配合するのが好ましい。
前記貯蔵安定性改良剤(脱水剤)は、1液湿気硬化型プライマー中の水分を反応或いは吸着させて脱水することにより貯蔵安定性を改良する目的で使用され、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、パラトルエンスルフォニルイソシアネート、ゼオライトなどが挙げられる。
前記着色剤としては、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック等の顔料や油溶染料等の染料などが挙げられる。
添加剤(B)はそれぞれいずれも、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
製造した1液湿気硬化型プライマーは湿気に触れると反応して、増粘、硬化するものであるため、貯蔵に際しては、湿気を遮断できる容器に詰め、密封して貯蔵するのが好ましい。前記容器としては、ステンレス製、鉄製等の金属製のドラム缶、角型缶、円筒形缶;金属製や合成樹脂製のペール缶や袋状容器;ラミネート処理した紙製や合成樹脂製のカートリッジ状容器など各種挙げられる。
本発明の1液湿気硬化型プライマーは、建築物用などの分野においてシーリング材や塗膜防水材の施工材料を施工する際の下地処理用として使用され、耐水接着性に優れている効果が最大限に発揮できる。なお、本発明のプライマーは、下地に対する耐水接着性を重視するため、容器から吐出した際、界面活性剤と噴射剤の働きにより泡状またはムース状になるものは除外した方が好ましい。
このプライマーで処理できる下地材としては各種のものが挙げられ、具体的には、木材、合板等の木質系材料;鉄、ステンレススチール、アルミニウム等の各種金属系材料;アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、FRP等の各種合成樹脂系材料;ガラス、タイル、モルタル、コンクリート、スレート、ALC板、サイデイング等の窯業系材料;大理石等の岩石系材料、あるいはこれらの表面を塗料等で着色したものなどが挙げられる。これらのうちプライマーの効果が最大限に発揮できる点でALC板、サイデイング、特にサイデイングが好適である。なお、前記下地処理用1液湿気硬化型プライマーが施工の対象とする材料についても、上記プライマーで処理できる下地材として挙げた材料の記述と同様である。
本発明の下地処理用1液湿気硬化型プライマーに対して適用される施工材料としては、シーリング材、塗膜防水材が挙げられ、施工材料を構成する硬化性の樹脂としては、シリコーン系樹脂、架橋性シリル基含有有機重合体(変成シリコーン系樹脂とも称す。)、ポリウレタン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリサルファイド系樹脂、変性ポリサルファイド系樹脂、ブチルゴム系樹脂などが挙げられる。これらの各種樹脂に、前述の添加剤(B)として挙げたのと同様の添加剤を配合して施工材料が製造される。これらのうちプライマーの効果を最大限に発揮できる点で、変成シリコーン系樹脂またはポリウレタン系樹脂からなるシーリング材または塗膜防水材が好ましく、さらにポリウレタン系樹脂または変成シリコーン系樹脂からなる建築用のシーリング材が好ましい。
なお前記施工材料の硬化方法としては、主剤と硬化剤とを施工時に混合して使用する2成分形硬化型と、湿気と反応硬化させる1液湿気硬化型が挙げられるが、混合の手間や混合不良による不具合がなく施工作業のし易い点で1液(1成分形とも称す。)湿気硬化型が好ましい。
実施例1
撹拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、酢酸エチル253gおよびIPDIのイソシアヌレート体(エボニック デグサ ジャパン社製、VESTANAT T1890E、固形分70質量%、NCO含有量12質量%)67gを仕込み、撹拌しながらさらにアクリルポリオールA(東亞合成社製、UH−2032、水酸基価110mgKOH/g、Tg−60℃、重量平均分子量2,000)33gおよび反応触媒としてジブチル錫ジラウレートを酢酸エチルで100倍に希釈したもの2gを仕込んだ後、80〜85℃に加温し、1時間反応を行った後、室温まで冷却し、反応と同時に1液湿気硬化型プライマーP−1を製造した。この際の反応モル比(=原料のイソシアネート基のモル数/水酸基のモル数)は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP−1は、滴定によるイソシアネート基含有量が1.4質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例1において、IPDIのイソシアヌレート体を69g使用し、アクリルポリオールAの代わりに、アクリルポリオールB(東亞合成社製、UH−2041、水酸基価120mgKOH/g、Tg−50℃、重量平均分子量2,500)を31g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマーP−2を製造した。この際の反応モル比は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP−2は、滴定によるイソシアネート基含有量が1.5質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例1において、IPDIのイソシアヌレート体を60g使用し、さらにイソホロンジイソシアネート(IPDI)を14g使用し、アクリルポリオールAを25g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマーP−3を製造した。この際の反応モル比は6である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP−3は、滴定によるイソシアネート基含有量が2.9質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例1において、IPDIのイソシアヌレート体の代わりに、水素添加XDIとTMPのアダクト体(三井化学社製、タケネートD−120N、イソシアネート基含有量11.0質量%)を69g使用し、アクリルポリオールAを31g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマーP−4を製造した。この際の反応モル比は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP−4は、滴定によるイソシアネート基含有量が1.4質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例2において、IPDIのイソシアヌレート体の代わりに、水素添加XDIとTMPのアダクト体を70g使用し、アクリルポリオールBを29g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマーP−5を製造した。この際の反応モル比は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP−5は、滴定によるイソシアネート基含有量が1.4質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例1において、IPDIのイソシアヌレート体の代わりに、IPDIのイソシアヌレート体33gと水素添加XDIとTMPのアダクト体36gを使用し、アクリルポリオールAを31g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマーP−6を製造した。この際の反応モル比は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP−6は、滴定によるイソシアネート基含有量が1.5質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例3において、IPDIのイソシアヌレート体の代わりに、水素添加XDIとTMPのアダクト体を60g使用し、アクリルポリオールAの代わりにアクリルポリオールC(日立化成工業社製、ヒタロイド3901B、固形分50質量%、Tg35℃、重量平均分子量25,000)を26g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマーP′−1を製造した。この際の反応モル比は6である。
得られた1液湿気硬化型プライマーP′−1は、滴定によるイソシアネート基含有量が2.7質量%の室温で無色透明液体であった。
比較例1は実施例1において、比較例2は実施例3において、アクリルポリオールAの代わりに、ポリオキシプロピレンジオール(三井化学社製、PPG−Diol−1000、水酸基価112mgKOH/g、数平均分子量1,000)をそれぞれ32gと25g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマー比較P−1および比較P−2を製造した。この際の反応モル比は比較例1は3そして比較例2は6である。
得られた1液湿気硬化型プライマー比較P−1および比較P−2は、それぞれ滴定によるイソシアネート基含有量が、1.5質量%と2.9質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例4において、アクリルポリオールAの代わりに、ポリオキシプロピレンジオール(三井化学社製、PPG−Diol−1000、水酸基価112mgKOH/g、数平均分子量1,000)を30g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマー比較P−3を製造した。この際の反応モル比は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマー比較P−3は、滴定によるイソシアネート基含有量が、1.3質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例3において、IPDIのイソシアヌレート体の代わりに、水素添加XDIとTMPのアダクト体を60g使用し、アクリルポリオールAの代わりに、ポリオキシプロピレンジオール(三井化学社製、PPG−Diol−1000、水酸基価112mgKOH/g、数平均分子量1,000)を24g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマー比較P−4を製造した。この際の反応モル比は6である。
得られた1液湿気硬化型プライマー比較P−4は、滴定によるイソシアネート基含有量が、2.7質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例6において、アクリルポリオールAの代わりに、ポリオキシプロピレンジオール(三井化学社製、PPG−Diol−1000、水酸基価112mgKOH/g、数平均分子量1,000)を31g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマー比較P−5を製造した。この際の反応モル比は3である。
得られた1液湿気硬化型プライマー比較P−5は、滴定によるイソシアネート基含有量が、1.5質量%の室温で無色透明液体であった。
実施例1において、IPDIのイソシアヌレート体の代わりに、IPDIを40g使用し、アクリルポリオールAを反応モル比が3となるように60g使用した以外は同様にして、1液湿気硬化型プライマー比較P−6を製造した。
得られた1液湿気硬化型プライマー比較P−6は、滴定によるイソシアネート基含有量が2.8質量%の室温で無色透明液体であった。
表1の実施例の結果から、被着体を本発明のプライマーで処理したものは、表2の比較例に比べ、50℃温水浸せき後の引張接着性試験において、施工材料が変成シリコーンの場合は、Tmaxが30N/cm2を超え、Emaxが300%を超えており、そしてポリウレタン系シーリング材の場合は、Tmaxが40N/cm2を超え、Emaxが400%を超えており、耐水接着性に極めて優れていることを示している。
(試験方法)
1)引張接着性試験
JIS A 1439(2004年)「建築用シーリング材の試験方法」5.20引張接着性試験により、養生後の引張接着性試験をした。また水浸せき後に代わり、試験体を50℃の温水中に7日間浸せきした後、引張試験をして50℃温水浸せき後の引張接着性試験をした。
なお、被着体としてサイディング板(クボタ松下電工外装社製、光セラ)を50mm×50mmに切り取ったものを使用し、その塗装面を被着面として、実施例、参考例および比較例で得たプライマーをそれぞれ刷毛で塗布し約30分乾燥させた後、建築用シーリング材を充填して作製したものを試験体とした。
Claims (6)
- 脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)または該変性体(a−1)と他のイソシアネート化合物の混合物(a−2)と、ガラス転移点(Tg)が0℃以下の水酸基含有(メタ)アクリル系共重合体(b)とを反応させて得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)を硬化性成分として含有する、建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマーであって、
前記脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)が、脂肪族系ジイソシアネート化合物の、ウレトジオン体、カルボジイミド体、イソシアヌレート体、アロファネート体、ビウレット体、およびアダクト体からなる群から選ばれる1種又は2種以上であること、を特徴とする前記下地処理用1液湿気硬化型プライマー。 - 前記脂肪族系ジイソシアネート化合物の変性体(a−1)が、脂肪族系ジイソシアネート化合物のイソシアヌレート体および/または脂肪族系ジイソシアネート化合物のアダクト体である、請求項1に記載の建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー。
- 前記脂肪族系ジイソシアネート化合物が、イソホロンジイソシアネートである、請求項1または2に記載の建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー。
- 前記脂肪族系ジイソシアネート化合物が、水素添加キシリレンジイソシアネートである、請求項1または2に記載の建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー。
- 前記水酸基含有(メタ)アクリル系共重合体(b)の重量平均分子量が1,000〜30,000である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー。
- 前記建築用シーリング材または塗膜防水材が、架橋性シリル基含有有機重合体またはポリウレタン系樹脂からなるものである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の建築用シーリング材または塗膜防水材の下地処理用1液湿気硬化型プライマー。
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