JP2569080B2 - プライマー組成物 - Google Patents
プライマー組成物Info
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- JP2569080B2 JP2569080B2 JP62264221A JP26422187A JP2569080B2 JP 2569080 B2 JP2569080 B2 JP 2569080B2 JP 62264221 A JP62264221 A JP 62264221A JP 26422187 A JP26422187 A JP 26422187A JP 2569080 B2 JP2569080 B2 JP 2569080B2
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- Japan
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- methacrylate
- primer composition
- hydrogenated polybutadiene
- polybutadiene glycol
- adhesive
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/63—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers
- C08G18/633—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers onto polymers of compounds having carbon-to-carbon double bonds
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- Medicinal Chemistry (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプライマー組成物、更に詳しくは、ポリオレ
フイン材料の接着プライマーとして有用な、ポリウレタ
ン系の一液湿気硬化型プライマー組成物に関する。
フイン材料の接着プライマーとして有用な、ポリウレタ
ン系の一液湿気硬化型プライマー組成物に関する。
従来技術と発明の解決すべき問題点 ポリオレフイン材料は、その低コスト性、加工容易性
および耐久性が実証されてきたことから、接着結合を伴
う分野で広く適用検討がなされ、特に軽量化の観点から
自動車の内装材としての適用が実用化されている。しか
しながら、ポリオレフイン材料はその化学構造上、低極
性のため接着結合が困難とされている。そこで、ポリオ
レフイン材料の接着プライマーとして、塩素化ポリプロ
ピレンや無水マレイン酸変成ポリプロピレンの希釈溶液
が用いられているが、耐熱性や耐可塑剤性において問題
がある。
および耐久性が実証されてきたことから、接着結合を伴
う分野で広く適用検討がなされ、特に軽量化の観点から
自動車の内装材としての適用が実用化されている。しか
しながら、ポリオレフイン材料はその化学構造上、低極
性のため接着結合が困難とされている。そこで、ポリオ
レフイン材料の接着プライマーとして、塩素化ポリプロ
ピレンや無水マレイン酸変成ポリプロピレンの希釈溶液
が用いられているが、耐熱性や耐可塑剤性において問題
がある。
本発明者らは、ポリオレフイン材料の接着性素材とし
て水添ポリブタジエングリコールの使用に着目し、これ
に過剰量のポリイソシアネート化合物を反応させて得ら
れるウレタンポリマーのプライマー化を試み、これによ
つて十分な接着力および熱時強度がほぼ達成されること
を見い出した(特開昭62−95326号公報参照)。
て水添ポリブタジエングリコールの使用に着目し、これ
に過剰量のポリイソシアネート化合物を反応させて得ら
れるウレタンポリマーのプライマー化を試み、これによ
つて十分な接着力および熱時強度がほぼ達成されること
を見い出した(特開昭62−95326号公報参照)。
しかしながら、水添ポリブタジエングリコールそのも
のは極性が低く、これを溶解する溶剤に制限があり、ま
た後に用いられる接着剤にも選択性があるため、その適
用に制約を受ける欠点がある。
のは極性が低く、これを溶解する溶剤に制限があり、ま
た後に用いられる接着剤にも選択性があるため、その適
用に制約を受ける欠点がある。
そこで本発明者らは、この溶剤や接着剤に対する選択
性の問題を解決すべく鋭意検討を進めたところ、水添ポ
リブタジエングリコールに適当なモノマーをグラフトさ
せて変性すれば、極性がアツプして使用溶剤の範囲が広
まり、たとえばトリクロルエタンや酢酸エチルなどにも
溶解することができ、ひいては他に配合されるプライマ
ー成分の範囲が広まり、同時に接着剤の種類制限も緩和
されることを見出し、本発明を完成させるに至つた。
性の問題を解決すべく鋭意検討を進めたところ、水添ポ
リブタジエングリコールに適当なモノマーをグラフトさ
せて変性すれば、極性がアツプして使用溶剤の範囲が広
まり、たとえばトリクロルエタンや酢酸エチルなどにも
溶解することができ、ひいては他に配合されるプライマ
ー成分の範囲が広まり、同時に接着剤の種類制限も緩和
されることを見出し、本発明を完成させるに至つた。
発明の構成と効果 すなわち、本発明は、水添ポリブタジエングリコール
にアクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸およ
びメタクリル酸エステルの群から選ばれる少なくとも1
種をグラフトした反応生成物を、過剰量のポリイソシア
ネート化合物と反応させたウレタンプレポリマーを成分
とすることを特徴とする一液湿気硬化型プライマー組成
物を提供するものである。
にアクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸およ
びメタクリル酸エステルの群から選ばれる少なくとも1
種をグラフトした反応生成物を、過剰量のポリイソシア
ネート化合物と反応させたウレタンプレポリマーを成分
とすることを特徴とする一液湿気硬化型プライマー組成
物を提供するものである。
本発明で用いる水添ポリブタジエングリコールは、分
子末端に水酸基を含有するテレケリツクポリマーであつ
て、水素添加率20%以上、好ましくは90%以上のものが
使用されてよい。
子末端に水酸基を含有するテレケリツクポリマーであつ
て、水素添加率20%以上、好ましくは90%以上のものが
使用されてよい。
本発明において水添ポリブタジエングリコールにグラ
フトさせるモノマー(以下、グラフトモノマーと称
す)、アクリル酸、アクリル酸エステル(例えばアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸グリシジ
ル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレートなど)、メタクリル酸およびメタクリル酸
エステル(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、
メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸イソデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリルート
リデシル、メタクリル酸トリデシル、メタクリル酸セチ
ル−ステアリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
プロピル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタク
リル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸t−ブチル
アミノエチル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸
テトラヒドロフルフリルなど)であつて、これらの群か
ら選ばれる少なくとも1種を使用に供する。また、かか
るモノマー以外に、アクリルアマイド、アクリロニトリ
ル、アクリロレイン、酢酸ビニル、スチレン、N−メチ
ロールアクリル酸アミド、ビニルピリジン、無水マレイ
ン酸、ビニルピロリドン、ブタジエン等を併用すること
もできる。特に、ヒドロキシル基、シアノ基、グリシジ
ル基およびアミノ基の少なくとも1個を有する官能性の
ものが好ましい。
フトさせるモノマー(以下、グラフトモノマーと称
す)、アクリル酸、アクリル酸エステル(例えばアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸グリシジ
ル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレートなど)、メタクリル酸およびメタクリル酸
エステル(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、
メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸イソデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリルート
リデシル、メタクリル酸トリデシル、メタクリル酸セチ
ル−ステアリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
プロピル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタク
リル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸t−ブチル
アミノエチル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸
テトラヒドロフルフリルなど)であつて、これらの群か
ら選ばれる少なくとも1種を使用に供する。また、かか
るモノマー以外に、アクリルアマイド、アクリロニトリ
ル、アクリロレイン、酢酸ビニル、スチレン、N−メチ
ロールアクリル酸アミド、ビニルピリジン、無水マレイ
ン酸、ビニルピロリドン、ブタジエン等を併用すること
もできる。特に、ヒドロキシル基、シアノ基、グリシジ
ル基およびアミノ基の少なくとも1個を有する官能性の
ものが好ましい。
上記グラフトは通常の方法で行うことができる。例え
ば、水添ポリブタジエングリコールを溶剤(トルエン、
ベンゼン、1,1,1−トリクロルエタンなど)に溶解した
後、ラジカル発生重合開始剤(過酸化ベンゾイル、アゾ
ビスイソブチロニトリル、キユメンハイドロパーオキサ
イド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過硫酸カリ
ウム塩、過硫酸アンモニウム塩など)とグラフトモノマ
ーを添加混合して、60〜100℃で加熱還流しながら1時
間以上、好ましくは2〜4時間グラフト重合を行なう。
かかるグラフトにあつて、水添ポリブタジエングリコー
ルとグラフトモノマーの割合は、水添ポリブタジエング
リコール100部(重量部、以下同様)に対してグラフト
モノマー10〜100部、好ましくは30〜60部となるように
選定すればよい。グラフトモノマーが10部未満である
と、溶剤に対する溶解性の改善が認められず、また100
部を越えると、ポリオレフインに対する良好な接着性が
得られない傾向となる。上記重合開始剤は水添ポリブタ
ジエングリコール100部に対して通常0.2〜1部で使用す
る訳であるが、少なければ過度の重合速度および重合時
間を要し、多くなれば重合性は良好になるも、溶液粘度
が上昇しゲル化することがある。
ば、水添ポリブタジエングリコールを溶剤(トルエン、
ベンゼン、1,1,1−トリクロルエタンなど)に溶解した
後、ラジカル発生重合開始剤(過酸化ベンゾイル、アゾ
ビスイソブチロニトリル、キユメンハイドロパーオキサ
イド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過硫酸カリ
ウム塩、過硫酸アンモニウム塩など)とグラフトモノマ
ーを添加混合して、60〜100℃で加熱還流しながら1時
間以上、好ましくは2〜4時間グラフト重合を行なう。
かかるグラフトにあつて、水添ポリブタジエングリコー
ルとグラフトモノマーの割合は、水添ポリブタジエング
リコール100部(重量部、以下同様)に対してグラフト
モノマー10〜100部、好ましくは30〜60部となるように
選定すればよい。グラフトモノマーが10部未満である
と、溶剤に対する溶解性の改善が認められず、また100
部を越えると、ポリオレフインに対する良好な接着性が
得られない傾向となる。上記重合開始剤は水添ポリブタ
ジエングリコール100部に対して通常0.2〜1部で使用す
る訳であるが、少なければ過度の重合速度および重合時
間を要し、多くなれば重合性は良好になるも、溶液粘度
が上昇しゲル化することがある。
本発明におけるグラフトモノマーを反応した水添ポリ
ブタジエングリコールと反応させるポリイソシアネート
化合物としては、たとえばヘキサメチレンジイソシアネ
ート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート、リジンメチルエステルジイソシアネートなどの脂
肪族ポリイソシアネート類、水添ジフエニルメタンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添トリ
レンジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネート
類、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフエニルメ
タンジイソシアネート(MDI)、ナフチレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、トリフエニルメ
タントリイソシアネート、トリス(4−フエニルイソシ
アネート)チオホスフエートなどの芳香族ポリイソシア
ネート類が挙げられ、これらの1種または2種以上の混
合物を、上述のグラフト変性した水添ポリブタジエング
リコールの水酸基(OH)に対してポリイソシアネート基
(NCO)を過剰にして、室温〜100℃の温度で2〜30時間
反応させウレタンプレポリマーを調製する。通常、OH/N
CO=1:2〜1:10となるように反応させ、末端イソシアネ
ート基含有のウレタンプレポリマーを得る。
ブタジエングリコールと反応させるポリイソシアネート
化合物としては、たとえばヘキサメチレンジイソシアネ
ート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート、リジンメチルエステルジイソシアネートなどの脂
肪族ポリイソシアネート類、水添ジフエニルメタンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添トリ
レンジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネート
類、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフエニルメ
タンジイソシアネート(MDI)、ナフチレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、トリフエニルメ
タントリイソシアネート、トリス(4−フエニルイソシ
アネート)チオホスフエートなどの芳香族ポリイソシア
ネート類が挙げられ、これらの1種または2種以上の混
合物を、上述のグラフト変性した水添ポリブタジエング
リコールの水酸基(OH)に対してポリイソシアネート基
(NCO)を過剰にして、室温〜100℃の温度で2〜30時間
反応させウレタンプレポリマーを調製する。通常、OH/N
CO=1:2〜1:10となるように反応させ、末端イソシアネ
ート基含有のウレタンプレポリマーを得る。
本発明に係るプライマー組成物は、上記ウレタンプレ
ポリマーを適当な溶剤〔トルエン、キシレン、酢酸エチ
ル、トリクロルエタン、メチレンクロライド、メチルエ
チルケトン(MEK)など〕に希釈溶解(3〜20重量%
に)せしめ、必要に応じて反応触媒(ジブチルチンジラ
ウリレート、トリエチルアミン、オクチル酸鉛など)、
安定剤〔4−メトキシフエノール、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフエノール、2,2−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフエノール)、ジブチルジチ
オカルバミン酸ニツケルなど〕、ポリオール成分(アク
リルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、ヒマシ油誘導体など)、エポキシ樹脂、
イソシアネートオリゴマー等を適量配合した系で構成さ
れる。
ポリマーを適当な溶剤〔トルエン、キシレン、酢酸エチ
ル、トリクロルエタン、メチレンクロライド、メチルエ
チルケトン(MEK)など〕に希釈溶解(3〜20重量%
に)せしめ、必要に応じて反応触媒(ジブチルチンジラ
ウリレート、トリエチルアミン、オクチル酸鉛など)、
安定剤〔4−メトキシフエノール、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフエノール、2,2−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフエノール)、ジブチルジチ
オカルバミン酸ニツケルなど〕、ポリオール成分(アク
リルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、ヒマシ油誘導体など)、エポキシ樹脂、
イソシアネートオリゴマー等を適量配合した系で構成さ
れる。
以上の構成から成る本発明プライマー組成物は、通常
のプライマー塗布法に従つて被着体の接着面に適用さ
れ、その後通常の接着剤を用いて接着作業を実施すれば
よい。適用しうる被着体としては、所期対象のポリオレ
フイン材料(PP、EPDM、変性PP、変性PE、PP複合材な
ど)以外に、合成樹脂フイルムもしくはシート、合成樹
脂皮革、ガラス材、セラミツク材、コンクリート材等の
各種のものが挙げられる。また本発明プライマー組成物
と組合わせて使用できる接着剤としては、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シアノ樹脂、CRゴ
ム、シリコーン樹脂、変成シリコーン樹脂などの接着剤
(またはシーリング材)を任意に選択しうる。また塗料
のプライマーとしても使用することができる。
のプライマー塗布法に従つて被着体の接着面に適用さ
れ、その後通常の接着剤を用いて接着作業を実施すれば
よい。適用しうる被着体としては、所期対象のポリオレ
フイン材料(PP、EPDM、変性PP、変性PE、PP複合材な
ど)以外に、合成樹脂フイルムもしくはシート、合成樹
脂皮革、ガラス材、セラミツク材、コンクリート材等の
各種のものが挙げられる。また本発明プライマー組成物
と組合わせて使用できる接着剤としては、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シアノ樹脂、CRゴ
ム、シリコーン樹脂、変成シリコーン樹脂などの接着剤
(またはシーリング材)を任意に選択しうる。また塗料
のプライマーとしても使用することができる。
本発明プライマー組成物は、耐可塑剤性,耐薬品性,
耐熱性,耐水性の性能面において顕著に有意性を示す。
耐熱性,耐水性の性能面において顕著に有意性を示す。
次に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1〜12 (1)グラフト変性した水添ポリブタジエングリコール
の製造: 下記表1に示す、水添ポリブタジエングリコールとグ
ラフトモノマーをトルエンまたは1,1,1−トリクロルエ
タン中、過酸化ベンゾイル(BPO)の存在下にて80℃で
4時間加熱撹拌を行う。
の製造: 下記表1に示す、水添ポリブタジエングリコールとグ
ラフトモノマーをトルエンまたは1,1,1−トリクロルエ
タン中、過酸化ベンゾイル(BPO)の存在下にて80℃で
4時間加熱撹拌を行う。
(2)プライマー組成物の調製: 上記(1)の反応生成物に、表1に示す各種配合成分
を加え、50℃で24時間加熱撹拌を行い、プライマー組成
物を得る。
を加え、50℃で24時間加熱撹拌を行い、プライマー組成
物を得る。
比較例1〜4 水添ポリブタジエングリコールをグラフト変性せず
に、これに表1に示す各種配合成分を加え、50℃で24時
間加熱撹拌を行い、プライマー組成物を得る。なお、比
較例3,4のプライマー組成物はゲル化を起したので、下
記試験に供しなかつた。
に、これに表1に示す各種配合成分を加え、50℃で24時
間加熱撹拌を行い、プライマー組成物を得る。なお、比
較例3,4のプライマー組成物はゲル化を起したので、下
記試験に供しなかつた。
プライマー接着試験 (1)実施例および比較例のプライマー組成物をそれぞ
れ、ポリプロピレン成形板(三井石油化学工業(株)
製、IP−305、100×100×3mm、予め1,1,1−トリクロル
エタンで蒸気洗浄しておく)に30g/m2で塗布し、室温に
て30分間乾燥後、ウレタン系接着剤(サンスター技研
(株)製、ペンギンセメント#906)を150g/m2で塗布
し、直ちに80℃で2分間乾燥する。これに、予め130℃
に加熱した軟質塩化ビニルフオーム(サンスター技研
(株)製、オルシアMP−888、140×140mm)を重ね合わ
せ、0.5kg/cm2の圧力を15秒間かけた後室温で2日間養
生硬化を行う。オートグラフにより180度剥離強度を測
定する。また80℃の加熱雰囲気下200時間の熱老化後の1
80度剥離強度を測定し、かつ耐熱クリープ試験を行う。
耐熱クリープ試験は、フオーム側を下側にして試験片を
水平に保持し、フオームの一端に100gの分銅を取付け、
110℃雰囲気中24時間経過後の剥離長さを測定して評価
した。結果を表1に示す。
れ、ポリプロピレン成形板(三井石油化学工業(株)
製、IP−305、100×100×3mm、予め1,1,1−トリクロル
エタンで蒸気洗浄しておく)に30g/m2で塗布し、室温に
て30分間乾燥後、ウレタン系接着剤(サンスター技研
(株)製、ペンギンセメント#906)を150g/m2で塗布
し、直ちに80℃で2分間乾燥する。これに、予め130℃
に加熱した軟質塩化ビニルフオーム(サンスター技研
(株)製、オルシアMP−888、140×140mm)を重ね合わ
せ、0.5kg/cm2の圧力を15秒間かけた後室温で2日間養
生硬化を行う。オートグラフにより180度剥離強度を測
定する。また80℃の加熱雰囲気下200時間の熱老化後の1
80度剥離強度を測定し、かつ耐熱クリープ試験を行う。
耐熱クリープ試験は、フオーム側を下側にして試験片を
水平に保持し、フオームの一端に100gの分銅を取付け、
110℃雰囲気中24時間経過後の剥離長さを測定して評価
した。結果を表1に示す。
(2)上記試験(1)において、接着剤としてサンスタ
ー技研(株)製のペンギンセメント#370を用い、軟質
塩化ビニルフオームの代わりにポリエチレンフオーム
(東レ(株)製、東レPPX)を用いる以外は、同様にし
てプライマー接着試験を行う。結果を表1に示す。
ー技研(株)製のペンギンセメント#370を用い、軟質
塩化ビニルフオームの代わりにポリエチレンフオーム
(東レ(株)製、東レPPX)を用いる以外は、同様にし
てプライマー接着試験を行う。結果を表1に示す。
注)表1中、 出光石油化学社製「Poly bd R−45 HT」100gとトル
エン900gの溶液に、10%パラジウム/カーボン(10g)
を加え、水素気流中、室温で24時間撹拌して合成する。
エン900gの溶液に、10%パラジウム/カーボン(10g)
を加え、水素気流中、室温で24時間撹拌して合成する。
三菱化成工業(株)製、「ポリテールH」 各種略語の一般名は以下の通りである。
MMA:メタクリル酸メチル AN:アクリロニトリル GMA:メタクリル酸グリシジル DEAEME:メタクリル酸ジエチルアミノエチル THFMA:メタクリル酸テトラヒドロフルフリル シエル化学社製のエポキシ樹脂 住友バイエルウレタン社製のイソシアネートオリゴ
マー 大日本インキ化学工業(株)製のアクリルポリオー
ル
マー 大日本インキ化学工業(株)製のアクリルポリオー
ル
Claims (1)
- 【請求項1】水添ポリブタジエングリコールにアクリル
酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸およびメタクリ
ル酸エステルの群から選ばれる少なくとも1種をグラフ
トした反応生成物を、過剰量のポリイソシアネート化合
物と反応させたウレタンプレポリマーを成分とすること
を特徴とする一液湿気硬化型プライマー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62264221A JP2569080B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | プライマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62264221A JP2569080B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | プライマー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104614A JPH01104614A (ja) | 1989-04-21 |
JP2569080B2 true JP2569080B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=17400179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62264221A Expired - Lifetime JP2569080B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | プライマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569080B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0794651B2 (ja) * | 1989-04-28 | 1995-10-11 | 日立化成ポリマー株式会社 | ポリオレフィン発泡体シートの接着方法 |
FR2664272B3 (fr) * | 1990-07-06 | 1992-11-27 | Norsolor | Procede d'epoxydation selective de (meth)acrylates insatures, nouveaux (meth)acrylates fonctionnels obtenus et leur application a la synthese de nouveaux polymeres. |
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1987
- 1987-10-19 JP JP62264221A patent/JP2569080B2/ja not_active Expired - Lifetime
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