JPS61115939A - 接着方法 - Google Patents

接着方法

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JPS61115939A
JPS61115939A JP23816384A JP23816384A JPS61115939A JP S61115939 A JPS61115939 A JP S61115939A JP 23816384 A JP23816384 A JP 23816384A JP 23816384 A JP23816384 A JP 23816384A JP S61115939 A JPS61115939 A JP S61115939A
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urethane rubber
chlorinated
rubber
chlorinated polyolefin
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正仁 森
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宗 正明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は接着方法、更に詳しくは、自動車内装材におけ
る軟質ポリ塩化ビニル材とポリオレフィン材の接着方法
に関する。
従来、自動車のインストルメントパネル、コンソールボ
ックス、ドアパネルなどの内装材は、ポリオレフィン材
を主とするプラスチック材料製品に軟質ポリ塩化ビニル
材などの合成樹脂皮革を接着技術で貼合せたもので、こ
れは美粧性、感触性、高級感をもたせることが意図され
ている。しかして、ポリオレフィン材と軟質ポリ塩化ビ
ニル材の接着にあって、例えば ■真空成形による接着のため初期接着力に優れること、 ■接着剤の適用は被着体の接着面の両方ではなく、片面
塗布が可能であること、 0100℃以上の熱時接着力に優れること、■軟質ポリ
塩化ビニル材に含有される可塑剤の分離移行に伴う接着
力低下が少ないことなどの性能が要求されている。
かかる状況下、最近では耐可塑剤性に優れたポリイソシ
アネート架橋性のポリウレタンゴムから成る接着剤を用
いる接着方法が知られているが、両面塗布でないと所望
の初期接着力が得られず、また可塑剤の分離を伴う熱時
の接着力が劣るといつた問題がある。一方、本発明者ら
の研究により特定のポリウレタン接着剤を各種開発し、
これらについて既に特許出願係属中である(特願昭58
−201499号、同59−111648号、同59−
112574号参照)。しかし、これらを用いて軟質ポ
リ塩化ビニル材とポリオレフィン材を接着した場合、ポ
リオレフィン材に対する熱時接着力および熱老化後の接
着力は、軟質ポリ塩化ビニル材の可塑剤がポリオレフィ
ン材との接着界面まで分離移行するため、極端に低下す
ることがわかった。
そこで本発明者らは、かかる問題点のない前述の要求(
■〜■)を満足する接着方法を提供するため鋭意研究を
進めた結果、ポリオレフィン材を塩素化ポリオレフィン
もしくはその変性体から成る組成物でプライマー処理し
、次いでポリイソシアネート架橋性の特殊なポリウレタ
ン接着剤を使用すれば、所期目的の片面塗布が可能とな
り、真空成形接着の量産化に適合する初期接着力が向上
すると共に、他の要求性能も得られることを見出し、本
発明を完成させるに至った。
即ち本発明は、被着体として軟質ポリ塩化ビニル材とポ
リオレフィン材を接着するに当り、先ずポリオレフィン
材の接着面に、塩素化ポリオレフィンおよび/または該
塩素化ポリオレフィンに不飽和結合を有するラジカル反
応性のアルコキシシリル化合物をグラフト反応させた変
性塩素化ポリオレフィンから成るプライマー組成物を塗
布し、次いでかかるプライマー塗布面または他方の被着
体接着面に、■熱可塑性ポリエステルウレタンゴムおよ
び/または該熱可塑性ポリエステルウレタンゴムに不t
l和ビニルモノマーをグラフト反応させた変性ポリエス
テルウレタンゴム、・■塩素化ゴム、および■ポリイソ
シアネート架橋剤から成るポリウレタン接着剤を塗布し
た後、両被着体の接着面を重ね合せて接着することを特
徴とする接着方法を提供するものである。
本発明において使用するプライマー組成物は、塩素化ポ
リオレフィンおよび/または変性塩素化ポリオレフィン
を適当な有機溶剤に溶解した系で構成され、これに要す
れば有機シラン化合物が配合されてもよい。
上記塩素化ポリオレフィンとしては、通常の塩素化ポリ
エチレン、塩素化ポリプロピレン等が包含され、塩素化
率13〜45%および分子量4000〜130000の
ものが溶液状態または粉体形態で、例えば出隅国策パル
プ(株)の「スパークロン」、東洋化成工業(株)の「
バードレン」、大阪曹達(株)の「グイソラツク」等の
商品名で市販されている。
上記変性塩素化ポリオレフィンは、塩素化ポリオレフィ
ンに対しアルコキシシリル化合物を重合開始剤の存在下
でグラフト反応させることにより製造される。
上記アルコキシシリル化合物は不飽和結合を有するラジ
カル反応性のものであって、下記式[I]で示されるア
クリロキシ基もしくはメタクリロキシ基を有するアルコ
キシシリル化合物、または下記式(If)で示されるビ
ニル基もしくはアリル基を有するアルコキシシリル化合
物が包含される。
Ri または 〔式中、K□は水素またはメチル、R2は2価の炭化水
素基、k3は炭素数1〜4のアルキル、R4はメトキシ
、エトキシまたはアセトキシ、および土は0〜3である
〕 具体的には、r−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、r−メタクリσキシプaピルメチルジメト牛ジ
シラン、r−アクリaキシプaピルトリメトキシシラン
、r−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシランな
どのr−メタクリロキシアルキルアルコキシシラン類も
しくはr−アク゛リロキシアルキルアルコキシシラン類
、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルメチルジアセ
トキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニル
メチルジェトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、
ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シランなどのビ
ニルアルコキシシラン類もしくはアリルアルコキシシラ
ン類が挙げられ、・これらの1種もしくは2種以上の混
合物を使用に供する。使用量は通常、塩素化ポリオレフ
ィン100部(重量部、以下同様)に対し0.5〜60
部の範囲で選定すればよい。上記重合開始剤としては、
特に制限されることなく通常のものが使用されてよい。
例えばクメンハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド、【−ブチルパーオキシベンゾエート、シクロ
ヘキサノンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド
、2.4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド、アゾビ
スイソブチロニトリルなどの有機過酸化物やアゾ化合物
が挙げられる。使用量は通常、アルコキシシリル化合物
100部に対し0.5〜1o部の範囲で選定すればよい
。上記グラフト反応は通常の条件で実施されてよい。例
えば、塩素化ポリオレフィン(溶液状態で)を60〜1
00℃に加熱し、攪拌上有機過酸化物を混合し、次いで
アルコキシシリル化合物を徐々に滴下しながら、グラフ
ト反応を2〜8時間かけて行う。この場合、要すれば塩
素化ポリオレフィンの主鎖切断を抑制するため、ジビニ
ルベンゼン、ジアリルフタレート、P−キノンジオキシ
ム、 p、p’−ジベンゾキノンオキシム、ジニトロベ
ンゼンおよび硫黄から選ばれる1種または2種以上の混
合物を塩素化ポリオレフィン100部に対しo、oos
〜5部を添加してもよい。
上記有機溶剤としては、例えば芳香族炭化水素系(トル
エン、キシレンなど)、塩素化炭化水素系(メチレンク
ロライド、トリクロルエチレン、パークロルエチレンな
ど)、エステル系(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケ
トン系(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンなど)等が挙げられ、通常固形分0.5〜5
0重量%のプライマー組成物となるように使用する。
上記必要に応じて配合される有機シラン化合物としては
、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基およびビニル基
の少なくとも1種の官能基と加水分解性のアルコキシ基
とを有するアルコキシシラン化合物が包含される。具体
的には、N−(β−アミノエチル)アミノメチルトリメ
トキシシラン、r−アミノプロピルトリエトキシシラン
、「−アミノプロピルメチルジェトキシシラン、N−(
β−アミノエチル)−r−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−(β−アミノエチル)−r−アミノプロピ
ルジメトキシシラン、「−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、r−アミツブaビルメチルジメトキシシランな
どのアミノアルキルアルコキシシラン化合物、r−グリ
シジルプロピルメチルジトキシシラン、r−グリシジル
プロピルメチルジェトキシシラン、r−グリシジルプロ
ピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメトキシシ
ランなどのグリシジルアルキルアルコキシシラン化合物
、r−メルカプドブaピルメチルジメトキシ7ラン、r
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、β−メルカ
プトエチルトリエトキシンランなどのメルカプトアルキ
ルアルコキシシラン化合物等が挙げられ、特にアミノア
ルキルアルコキシシラン化合物が好ましい。かかる有機
シラン化合物の配合によって、プライマー接着剤間の密
着性向上もしくはプライマー接着剤間の化学的結合がな
される。
更に、プライマー組成物にあって、アルコキシシリル基
の加水分解によるシラノール縮合反応を促進する触媒、
例えば有機錫化合物(ジブチル錫ジラウレート、ジプチ
ル錫ジアセテート、ジブチル錫ラウレート、ジオクチル
錫アセテートなど)、第4級アンモニウム塩(テトラメ
チルアンモニウムアセテート、塩化トリメチルヘキシル
アンモニウムなど)、チタン化合物、前述の有機過酸化
物等を、また有機ポリインシアネート化合物や皮膜形成
物用のエラストマー、少量の可塑剤、染顔料等も適宜配
合することもできる。
本発明において使用するポリウレタン接着剤は、■熱可
塑性ポリエステルウレタンゴムおよび/または変性ポリ
エステルウレタンゴム、■塩素化ゴムおよびポリイソシ
アネート架橋剤から成り、具体的には■および■の接着
剤主成分と、■の硬化剤成分との二液型で構成され、要
すれば接着剤主成分にポリオキシアルキルエーテルポリ
オールやロジン樹脂および/またはロジン樹脂誘導体が
配合されてもよい。
上記熱可塑性ポリエステルウレタンゴム(以下、ウレタ
ンゴムと称す)とは、分子鎖中にウレタン結合を有する
エラストマーであり、通常、多塩基酸(テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、コハク酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸など)と2価アルコール(エチレ
ンクリコール、1.4−ブタンジオール、1,5−ベン
タンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコールなど)を縮合反応し、
得られる末端ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル
樹脂に対して、その活性水素基とジイソシアネート化合
物(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソ
シアネートなど)のインシアネート基とをほぼ当量で反
応した線状高分子である。かかるウレタンゴムは適当な
有機溶剤、例えばエステル系(酢酸エチル、酢酸ブチル
など)、ケトン系(メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、アセトンなど)、芳香族系(トルエン、キシレン
、ベンゼンなト)、塩素系(トリクレン、塩化メチレン
など)等に容易に溶解する。
上記変性ポリエステルウレタンゴムは、ウレタンコムに
対し通常の方法で不飽和ビニル七ツマ−をグラフト反応
することにより製造される(以下、これをグラフトゴム
と称す)。例えば、上記ウレタンゴムを有機溶剤に溶解
した後、ラジカル発生重合開始剤(過酸化ベンゾイル、
アゾビスイソブチミニトリル、キュメンハイドロパーオ
キサイド、【−ブチルハイドロパーオキサイド、過硫酸
カリウム塩、過硫酸アンモニウム塩など)とグラフトモ
ノマーを添加混合して、60〜100℃で加熱還流しな
がら1時間以上、好ましくは2〜4時間グラフト重合を
行なう。
上記不飽和ビニルモノマーとしては、アクリル酸、アク
リル酸エステル(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸インブチル、アクリル酸2−エトキシ
エチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸テトラヒド
ロフルフリル、アクリル酸2−ヒトミキシエチル、アク
リル酸2−ヒドロキシプロピル、1.4−ブタンジオー
ルジアクリレート、1,6−へ牛サンジオールジアクリ
レート、ペンタエリストールトリアクリレートなど)、
メタクリル酸およびメタクリル酸エステル(例えばメタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチノペメタクリル酸 
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸【−ブ
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシノペメタクリル酸
オクチル、メタグリル酸イソデシル、メタクリル酸ラウ
リル、メタクリル酸ラウリル−トリデシル、メタクリル
酸トリデシル、メタクリル酸セチル−ステアリル、メタ
クリル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メ
タクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル
酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノ
エチル、メタクリル酸【−ブチルアミノエチル、メタク
リル酸グリシジル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリ
ルなど)が挙げられ、特にアクリル酸もしくはメタクリ
ル酸のアルキルエステルが好ましい。また、かかる七ツ
マー以外に、アクリルアマイド、アクリロニトリル、ア
クロレイン、酢酸ビニル、スチレン、N−メチロールア
クリル酸アミド、ビニルピリジン、無水マレイン酸、ビ
ニルピリジン、ブタジェン等を併用することもできる。
不飽和ビニルモノマーの使用量は、通常ウレタンゴム1
00部に対し10〜70部となるように設定し、その内
生なくとも10〜30部をグラフトさせることが好まし
い。上記重合開始剤はウレタンゴム10(1に対して通
常0.3〜1.0部で使用する訳であるが、少なければ
過度の重合速度および重合時間を要し、多くなれば重合
性は良好になるも、溶液粘度が上昇しゲル化することが
ある。
かかる■成分のウレタンゴムあるいはグラフトゴムは、
前記有機溶剤の5〜30重量%溶液で使用に供する。
上記O゛の塩素化ゴムは、天然ゴムもしくは合成ゴムに
塩素を反応させたものを指称し、例えば天然ゴムを塩素
化したものとして旭電化工業(株)の「アデカ塩化ゴム
CR−5」、「同CR−IQJ、「同CR−2QJ、「
同CR−4QJ、「同CRンを塩素化した塩素化ポリエ
チレンや塩素化ポリプロピレン、およびポリ塩化ビニル
と塩素化ポリエチレンからなる塩素化ポリ塩化ビニル等
が挙げられる。これらの塩素化ゴムは芳香族系、エステ
ル系、ケトン系の有機溶剤に良好に溶解する。塩素化ゴ
ムの使用量は、通常■成分のウレタンゴムやグラフトゴ
ム100部に対して0.5〜20部の範囲で選定すれば
よい。
上記必要に応じて配合されるポリオキシアルキルエーテ
ルポリオールは、分子中に2個以上のエーテル基を有し
、例えば活性水素2個以上を有する低分子量活性水素化
合物(例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオールな
どのジオール類、グリセロール、トリメチロールプロパ
ン、1.2゜6−ヘキサンジオールなどのトリオール類
、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピル
アミン、ブチルアミンなどのアミン類)の1種または2
種以上の存在下にプロピレンオキサイドおよびエチレン
オキサイドを開環重合させて得られるランダムまたはブ
ロック共重合体のポリオキシエチレン−プロピレンポリ
オールおよびテトラヒドロフランの開環重合によって得
られるポリオキシテトラメチレングリコールで、1分子
中に2〜3個のヒドロキシ基を有する分子量500〜1
0000  のものが挙げられる。かかるポリオキシア
ルキレンエーテルポリオールの配合によって、軟質塩化
ビニル材に含まれる可塑剤等との相溶性がよくなるので
、接着力がより向上する。配合量は、通常■成分のウレ
タンゴムやグラフトゴム100部に対して5〜20部の
範囲で選定すればよい。また上記ロジン樹脂もしくはロ
ジン樹脂誘導体としては、例えばロジン樹脂のペンタエ
リストール・エステル、グリセロール−エステル、水素
添加ロジン樹脂、水素添加ロジン樹脂のメチル・エステ
ル、トリエチレングリコール・エステル。
ペンタエリストール・エステル、ロジン・エステル、重
合ロジン樹脂、重合ロジン樹脂のグリセロール・エステ
ルなどが挙げられ、特に水素添加ロジン樹脂、水素添加
ロジン樹脂の誘導体が好ましい。かかるロジン樹脂等の
配合によって、軟質ポリ塩化ビニル材に対する初期接着
力が向上し、また粘着力付与によって片面塗布がより一
層可能となる。配合量は通常、■成分のウレタンゴムや
グラフトゴム100部に対して3〜20部の範囲で選定
すればよい。
上記■のポリインシアネート架橋剤は、通常のクロロプ
レン溶剤型接着剤やウレタンゴム接着剤の架橋剤として
用いられているポリイソシアネートで、蒸気圧が高く、
人体に対する毒性が少なく、取扱いの容易なものであれ
ばよく、例えばトリフェニルメタントリイソシアネート
CBayer社製のDesmodur R,20%塩化
メチレン溶液)、トリイソシアネートフェニルチオホス
フェート(Bayer  社製のDesmodur R
F、 2 Q%塩化メチレン溶液)、トリレンジイソシ
アネートにトリメチロールプロパンを付加したインシア
ネート化合物(日本ポリウレタン社製のコロネートL、
75%酢酸エチル溶液)、特殊グレードMD I(日本
ポリウレタン社製のミリオネートMR)等が挙げられる
。かかるポリインシアネートは、接着剤生成分中のウレ
タンゴムやグラフトゴム100部に対し3〜50部の範
囲で使用されてよい。
本発明に係る接着方法は、上述のプライマー組成物とポ
リウレタン接着剤を組合せて使用することを特徴し、具
体的には以下の手順で実施される。
先ず、被着体の一方のポリオレフィン材の接着面にプラ
イマー組成物を通常の方法(刷毛塗り法、スプレー法等
)で塗布する。
次にポリウレタン接着剤を用いて片面塗布を行う。即ち
、上記ポリオレフィン材のプライマー塗布面または他方
の軟質ポリ塩化ビニル材の接着面に塗布する。この場合
ポリウレタン接着剤は、接剤 着生成分と硬化剤成分を混合調製して塗布に供さ△ れるが、これに代えて二頭ガンを使用し、両成分の同時
スプレーにより塗布と同時に混合するようにしてもよい
。塗布後加熱乾燥するが、接着剤層が硬化しすぎて活性
が失なわれないように140℃以下、好ましくは100
℃以下の温度で行うのがよい。次いで両被着体の接着面
を重ね合わせ接合した後、真空成形機またはプレスによ
り圧締する。圧締時間は、作業性の点から10〜180
秒が適当である。その後、必要に応じて後架橋処理を施
せばよい。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
調製例1(変性塩素化ポリオレフィン溶液)塩素化ポリ
プロピレン(東洋化成工業(株)製の「バードレン15
 LJ 、塩素化率30%、分子量15000.30%
トルエン溶液)100部をトルエン200部に希釈溶解
し、これに攪拌下p、p’−ジベンゾイルキノジオキシ
ム061部および過酸化ベンゾイル(BPO)0.5部
を加え、80℃に加熱し、次いでr−メタクリ身キシプ
ロピルメチルジメトキシシラン10部を同温度で4時間
にわたって滴下する。滴下終了後、ハイドロキノン2 
部を加えて変性塩化ポリオレフィン溶液を得る。
調製例2(ポリウレタン接着剤主成分)熱可塑性ポリエ
ステルウレタンゴム(大日本インキ工業社製の「パンデ
ツクスT5205J)100部に、メチルエチルケトン
900部、メタクリル酸メチル20部、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル4部および0.5部のBPOを加え
、3時間加熱還流させた後ヒドロキノン2部を加えて反
応を終了する。反応物に塩素化ゴム(旭電化工業社製の
[アデカ塩化ゴムCR’−150J)10部を加えて接
着剤主成分を得る。
実施例1 ポリプロピレン成形板(三井石油化学e株)製のrIP
−407J  )に調製例1の変性塩素化ポリオレフィ
ン溶液を塗布し、次いで調製例2の接着剤主成分100
部に対しトリフェニルメタントリイソシアネート(Ba
yer 社製の「Desmodur RJ、20%塩化
メチレン溶液)1.0部を配合したものを塗布(15(
1/ば)し、80℃で2分間乾燥後、これに140℃に
加熱した発泡塩ビシート(サンスター技研(株)製の「
オルシアMP−053」 )を10秒間真空圧締し、2
0℃、65%RH雰囲気中で24時間養生する。
実施例2 実施例1と同じポリプロピレン成形板に、調製例1の変
性塩素化ポリオレフィン溶液100部にアミノアルキル
アルコキシ7ラン化合物(信越化学工業(株)製のrK
BM603J )10部を加えたプライマーを塗布し、
次いで調製例2の接着剤主成分100部に対し[Des
modur  RJ 10部を配合したものを塗布(1
50!/ば)し、80℃で2分間乾燥後、これに140
℃に加熱した実施例1と同じ発泡塩ビシートを10秒間
真空圧締し、20℃、65%RH雰囲気中で24時間養
生する。
比較例1 実施例1と同じポリプロピレン成形板に、調製例2の接
着剤主成分100部に対し「DesmodurR」10
部を配合したものを塗布(150g/Id)し、80℃
で2分間乾燥後、これに140℃に加熱した実施例1と
同じ発泡塩ビシートを10秒間真空圧締し、20℃、6
5%RH雰囲気中で24時間養生する。
試験方法 ■外観:養生後の発泡塩ビシートの浮きの有無■常態剥
離強度:養生後の1800剥離強度(引張り速度200
閣/分、以下同様) ■加熱後の外観:110℃で168時間加熱後の部位(
発泡塩ビシートの延伸率100〜200%)の発泡塩ビ
シートの浮きの有無 ■熱・老化後剥離強度:110℃で168時間加熱後の
180° 剥離強度 ■湿熱劣化後剥離強度:50℃、95%RHで400時
間後の180°剥離強度 試験結果二表1に示す。
表1 注)表中

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被着体として軟質ポリ塩化ビニル材とポリオレフィ
    ン材を接着するに当り、先ずポリオレフィン材の接着面
    に、 塩素化ポリオレフィンおよび/または該塩素化ポリオレ
    フィンに不飽和結合を有するラジカル反応性のアルコキ
    シシリル化合物をグラフト反応させた変性塩素化ポリオ
    レフィン から成るプライマー組成物を塗布し、次いでかかるプラ
    イマー塗布面または他方の被着体接着面に(a)熱可塑
    性ポリエステルウレタンゴムおよび/または該熱可塑性
    ポリエステルウレタンゴムに不飽和ビニルモノマーをグ
    ラフト反応させた変性ポリエステルウレタンゴム、 (b)塩素化ゴム、および (c)ポリイソシアネート架橋剤 から成るポリウレタン接着剤を塗布した後、両被着体の
    接着面を重ね合せて接着することを特徴とする接着方法
    。 2、変性塩素化ポリオレフィンから成るプライマー組成
    物を使用する前記第1項記載の接着方法。 3、プライマー組成物にアミノアルキルアルコキシシラ
    ン化合物を配合する前記第1項記載の接着方法。 4、両被着体の接合後真空成形に付す前記第1項記載の
    接着方法。 5、変性ポリエステルウレタンゴムにおける不飽和ビニ
    ルモノマーがアクリル酸もしくはメタクリル酸のアルキ
    ルエステルである前記第1項記載の接着方法。
JP23816384A 1984-11-12 1984-11-12 接着方法 Granted JPS61115939A (ja)

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JPH02238254A (ja) * 1989-03-10 1990-09-20 Komatsu Ltd 太陽エネルギーハイブリットパネルの製法
EP0451978A2 (en) * 1990-04-11 1991-10-16 Lord Corporation Thermoplastic elastomer adhesive

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