JP5696164B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置には、トナー像を用紙に定着させる定着装置が設けられている。
この定着装置は、例えば、定着ローラーと、この定着ローラーに圧接する加圧ローラーと、を備えている。定着装置は、定着ローラーと加圧ローラーとの間に形成される定着ニップにおいて用紙を加熱及び加圧することで、用紙にトナー像を定着させる。また、このような構成の定着装置は、定着ローラーに接触する分離爪を備えており、この分離爪を用いて、トナー像が定着された用紙を定着ローラーから分離させる。
上記した分離爪は、通常、定着ローラーに常時接触している。そのため、定着ローラーにおける分離爪との接触部が局所的に摩耗し、この摩耗部分にトナーが入り込むことで、画像不良が発生するという問題がある。そこで、特許文献1には、複数の分離爪を備えた定着装置について、定着ローラーに接触させる分離爪を交互に交替させることで、定着ローラーの局所的な摩耗を防止しようとする構成が開示されている。
特開平7−261589号公報
しかしながら、特許文献1の構成においては、たとえ定着ローラーに当接させる分離爪を交替させたとしても、各分離爪が定着ローラーに接触する位置は常に同じであり、定着ローラーの局所的な摩耗を防止する効果は限定的であった。
また、特許文献1の構成では、各分離爪を定着ローラーに対して接離させるために、各分離爪をそれぞれ別々に動かす構成となっている。これに伴って、各分離爪と定着ローラーとの接触位置の精度を向上させることが困難になっていた。
そこで、本発明は、定着ローラーの局所的な摩耗を抑制して、定着ローラーの耐久性の更なる向上を図ることを目的とする。
本発明の定着装置は、用紙にトナー像を定着させる定着ローラーと、該定着ローラーに接触し、トナー像が定着された用紙を前記定着ローラーから分離させる複数の分離爪と、を備えた定着装置であって、前記複数の分離爪を支持するホルダーと、該ホルダーを前記定着ローラーの長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構と、を備えていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、上記定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明は、定着ローラーの局所的な摩耗を確実に防止して、定着ローラーの耐久性の更なる向上を図ることを可能とする。
本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、定着装置の側面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、図2の要部拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、定着装置の前部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターに係る模式図であり、(a)は、カムの外周面のうち、回転中心Pから最も近い部分がホルダーに接触している状態を示す模式図であり、(b)は、カムの外周面のうち、回転中心Pから最も離れた部分がホルダーに接触している状態を示す模式図である。 変形例1のカラープリンターにおいて、カムを平面視で楕円状とした場合を示す模式図である。 変形例2のカラープリンターにおいて、カムを平面視で楕円状とした場合を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るカラープリンターの定着装置において、カムの回転中心Pからの距離がL1のカム面がホルダーに接触している状態を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るカラープリンターの定着装置において、カムの回転中心Pからの距離がL2のカム面がホルダーに接触している状態を示す平面図である。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えている。プリンター本体2の下部には、用紙(図示せず)を収納した給紙カセット3が設けられている。プリンター本体2の上端には、排紙トレイを兼ねる上面カバー4が、開閉可能に設けられている。
プリンター本体2の上部には、像担持体としての中間転写ベルト5が、複数のローラー間に架設されている。中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器10が配置されている。中間転写ベルト5の下部に沿って、複数の画像形成部6が設けられている。各画像形成部6は、例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して設けられている。各画像形成部6には、感光体ドラム7が回転可能に設けられている。感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、現像器11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。
現像器11の下部には、一対の攪拌ローラー15が設けられている。攪拌ローラー15の斜め上方には、磁気ローラー16が設けられている。磁気ローラー16の斜め上方には、現像ローラー17が設けられている。現像器11の上方には、トナーコンテナ18が設けられている。トナーコンテナ18から現像器11へと、トナーが供給される。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、用紙の搬送経路20が設けられている。搬送経路20の上流端には、給紙部21が設けられている。搬送経路20の中流部においては、中間転写ベルト5の一端(図面上右端)に、二次転写部22が設けられている。搬送経路20の下流部には、定着装置23が設けられている。搬送経路20の下流端には、排紙口24が設けられている。定着装置23の詳細については後述する。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。
カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメータ−が初期化され、定着装置23の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から、画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器10からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム7に対して、画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に、静電潜像が形成される。次に、現像器11は、この静電潜像を、トナーにより、対応する色のトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写部12において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部6が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上に、フルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部22へと搬送される。二次転写部22において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像は、用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着装置23に進入する。この定着装置23において用紙に、トナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口24から上面カバー4に排出される。
次に、図2〜図6を用いて、定着装置23の詳細について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、定着装置の側面図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、図2の要部拡大図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、定着装置の前部を示す斜視図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターに係る模式図であり、(a)は、カムの外周面のうち、回転中心Pから最も近い部分がホルダーに接触している状態を示す模式図であり、(b)は、カムの外周面のうち、回転中心Pから最も離れた部分がホルダーに接触している状態を示す模式図である。以下、説明の便宜上、図2における紙面左側を各部材の前側(正面側)とし、図2における紙面右側を各部材の後側(背面側)とする。
図2に示されるように、定着装置23は、定着ローラー25と、この定着ローラー25の下方に配置される加圧ローラー26と、定着ローラー25の周面27に対向して配置されるホルダー28と、定着ローラー25の前端側に設けられるスライド機構30と、を備えている。
定着ローラー25は、例えば、熱伝導性に優れたアルミニウムや鉄等の金属で形成される円筒状部材と、この円筒状部材の表面を被覆するコーティング層(例えば、フッ素樹脂層)と、を備える。定着ローラー25の内部空間には、例えばハロゲンヒーターやセラミックヒーター等を有するヒーター31(図3等参照)が、収容されている。このヒーター31は、通電によって発熱し、定着ローラー25を加熱する。
定着ローラー25の前端部には、定着ローラー回転用ギア32が、定着ローラー25と一体に回転可能に設けられている。定着ローラー回転用ギア32は、モーター等の駆動手段(図示せず)に接続されている。駆動手段の駆動力が定着ローラー回転用ギア32に伝達されることで、定着ローラー25は回転する。
加圧ローラー26は、例えば、合成樹脂、金属等から構成される円筒形状の基材層と、この基材層の表面に形成されるシリコンゴム製の弾性層と、この弾性層の表面を被覆するフッ素樹脂製のコーティング層と、を備える。加圧ローラー26は、付勢手段(図示せず)の付勢力によって定着ローラー25に圧接しており、定着ローラー25の回転に従動して回転する。定着ローラー25と加圧ローラー26との間には、定着ニップ33(図3参照)が形成されている。搬送経路20に沿って搬送されてきた用紙を、定着ニップ33において加熱及び加圧することで、用紙上にトナー像が定着される。なお、図4及び図6において加圧ローラー26は記載が省略されている。
図2に示されるように、ホルダー28は、板金によって形成される取付板34を備えている。取付板34は、前後方向に延びる固定部35と、この固定部35の前後両端から上方に屈曲される屈曲部36と、を備え、側面視でU字状となっている。
取付板34の固定部35の下面には、前後一対の分離爪支持板37が、ビス等の締結手段(図示せず)によって固定されている。各分離爪支持板37は、樹脂製であり、前後方向に長い形状を有している。各分離爪支持板37の前部及び後部には、前後一対のガイド板38が下方に向かって突設されている。前後一対のガイド板38は、各分離爪支持板37に2セットずつ、計4セット設けられている。
前後一対のガイド板38の間には、分離爪40が配置されている。分離爪40は、前後一対のガイド板38に対応して、4個配置されている。各分離爪40は、上端側を支点に揺動可能となるように、各分離爪支持板37に支持されている。各分離爪40の下端部には、先鋭形状の接触部41が設けられている。接触部41は、分離爪40の揺動支点付近に配置されたねじりコイルバネ42(図3参照)によって、定着ローラー25の周面27の方向に付勢されており、定着ローラー25の周面27に圧接している。
4個の分離爪40のうち、前側の分離爪支持板37の後部に支持される分離爪40と、後側の分離爪支持板37の前部に支持される分離爪40とは、定着ローラー25の長手方向(本実施形態では前後方向)の中央部(図2の二点鎖線B参照)から等間隔に、配置されている。この2個の分離爪40の配置間隔は、想定される最小通紙幅(例えばA6サイズ)よりも大きくなっている。4個の分離爪40のうち、前側の分離爪支持板37の前部に支持される分離爪40と、後側の分離爪支持板37の後部に支持される分離爪40とは、定着ローラー25の長手方向中央部から等間隔に、配置されている。この2個の分離爪40の配置間隔は、想定される最大通紙幅(例えば,レターサイズ)よりも大きくなっている。
ホルダー28は、定着装置23のカバー部材43に前後方向にスライド可能に支持されている。この支持構造について説明すると、ホルダー28の取付板34の各屈曲部36には、前方に向かって突出する円柱状の突起部44が固定されている。一方で、カバー部材43には、各屈曲部36の前方に、ホルダー取付板45が設けられている。各ホルダー取付板45には、丸穴46(図4参照)が前後方向に貫通している。この丸穴46に、各屈曲部36の突起部44が、前後方向にスライド可能に挿入されている。以上のような構成により、ホルダー28は、カバー部材43に前後方向にスライド可能に支持されている。
図4に示されるように、スライド機構30は、定着ローラー25の前端部の上方に設けられる駆動ギア47と、駆動ギア47の下方に同軸で配置されるカム48と、駆動ギア47及びカム48の後下方に配置される付勢部材としてのコイルスプリング50と、を備えている。
図5に示されるように、駆動ギア47は、定着ローラー回転用ギア32に、減速ギア51を介して接続されている。減速ギア51は、定着ローラー回転用ギア32と噛合する第1の接続ギア52と、第1の接続ギア52と大径部57とを噛合させる第2の接続ギア53と、第2の接続ギア53の小径部58と噛合する第3の接続ギア54と、第3の接続ギア54と一体に回転可能に設けられて駆動ギア47と噛合するウォームギア55と、を備える。そして、モーター等の駆動手段(図示せず)によって定着ローラー回転用ギア32及び定着ローラー25が回転すると、定着ローラー回転用ギア32の回転は、減速ギア51を介して駆動ギア47に伝達され、駆動ギア47は回転する。なお、定着ローラー回転用ギア32の回転は、減速ギア51(特に、ウォームギア55)によって減速された後に駆動ギア47に伝達される。そのため、駆動ギア47は、定着ローラー回転用ギア32よりも低速で回転する。
カム48は、駆動ギア47に一体形成されており、駆動ギア47と一体に回転する。カム48は、円筒状(平面視で正円形)である。カム48の回転中心Pは、カム48が作る正円の中心から偏心した位置に設けられている(図6参照)。図4に示されるように、カム48の後端部は、ホルダー28の取付板34の屈曲部36の上端に当接している。これにより、カム48は、ホルダー28を定着ローラー25の長手方向に沿って押圧可能である。
コイルスプリング50は、前側の屈曲部36よりも後方において、カバー部材43に設けられるバネ支持部56と前側の屈曲部36との間に介装されている。コイルスプリング50は、ホルダー28をカム48側(本実施形態では前側)に付勢している。
カラープリンター1が待機状態にある場合には、ヒーター31は、定着ローラー25を加熱していない。また、駆動手段(図示せず)は、定着ローラー回転用ギア32を回転させておらず、定着ローラー25及び加圧ローラー26の回転は停止している。
一方で、外部のコンピューター等から画像データが入力され、カラープリンター1が待機状態から画像形成状態へと移行すると、ヒーター31は定着ローラー25を加熱する。また、駆動手段(図示せず)が定着ローラー回転用ギア32を回転させると、定着ローラー25及び加圧ローラー26は回転する。上記のように定着ローラー回転用ギア32が回転すると、この回転は減速ギア51を介して駆動ギア47に伝達され、駆動ギア47及びカム48は回転する。
このカム48の回転に伴う作用について以下に説明する。カム48の周面において、回転中心Pから最も近い部分(回転中心Pからの距離M1)がホルダー28に接触している状態(図6の(a)参照)から、カム48が回転する。すると、カム48によってホルダー28が押圧され、コイルスプリング50の付勢力に抗して、ホルダー28は後方にスライドする。このホルダー28のスライドに伴って、ホルダー28に支持された4個の分離爪40は、定着ローラー25との接触状態を維持したまま後方にスライドする。
一方で、カム48の周面において、回転中心Pから最も離れた部分(回転中心Pからの距離M2)がホルダー28に接触している状態(図6の(b)参照)から、カム48が回転する。すると、コイルスプリング50の付勢力によって、ホルダー28は前方にスライドする。このホルダー28のスライドに伴って、ホルダー28に支持された4個の分離爪40は、定着ローラー25との接触状態を維持したまま前方にスライドする。
そして、カム48が回転している限り、カム48がホルダー28を押圧する位置は、連続的に変化する。そして、上記した分離爪40の後方へのスライドと前方へのスライド(定着ローラー25の長手方向に沿ったスライド)とは、連続的に繰り返される。なお、図6の矢印Xは、ホルダー28及び分離爪40のスライド幅を示している。
一方、上記した画像形成状態から待機状態に戻ると、これに伴って、定着ローラー25、加圧ローラー26、定着ローラー回転用ギア32、減速ギア51、駆動ギア47及びカム48の回転は停止し、分離爪40のスライドも停止する。
本実施形態では上記のように、複数の分離爪40を支持するホルダー28を定着ローラー25の長手方向に沿ってスライドさせることで、定着ローラー25と複数の分離爪40との接触位置を定着ローラー25の長手方向に沿って変化させる。そのため、各分離爪40が定着ローラー25と常に同じ位置で接触する場合と比較して、定着ローラー25の局所的な摩耗を抑制することが可能となり、定着ローラー25の耐久性を向上させることが可能となる。また、複数の分離爪40をホルダー28と一体的にスライドさせることで、各分離爪40のスライド幅を同一とすることが可能となる。そのため、各分離爪40をそれぞれ別々に動かすような場合と比較して、各分離爪40と定着ローラー25との接触位置の精度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、定着ローラー回転用ギア32に駆動ギア47を接続することで、定着ローラー25の駆動に伴って、分離爪40を自動的にスライドさせる。そのため、分離爪40のスライド作業を手動で行う場合と比較して、ユーザーやサービスマンの作業負担を軽減させることが可能となる。
また、本実施形態では、定着ローラー回転用ギア32の回転を減速ギア51で減速することで、駆動ギア47及びカム48を定着ローラー25よりも低速で回転させることが可能となっており、これに伴って、分離爪40のスライド速度を低速化することが可能となる。そのため、分離爪40のスライド速度が速すぎて、紙詰まり(JAM)が引き起こされるといった不具合を抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、分離爪40を自動的にスライドさせるとともにカム48を円筒状としているため、カム48がホルダー28を押圧する位置を連続的に変化させることができ、これに伴って、分離爪40を円滑にスライドさせることが可能となる。つまり、カム48を円筒状とする構成は、分離爪40を自動的にスライドさせる場合に好適である。
本実施形態では、カム48が平面視で正円形である場合について説明したが、変形例では、図7A及び図7Bに示されるように平面視で楕円形のカム48を用いてもよい。なお、このように平面視で楕円形のカム48を用いる場合には、図7Aに示されるように、カム48の回転中心Pを楕円の中心に設けてもよいし、図7Bに示されるように、カム48の回転中心Pを楕円の中心から偏心した位置に設けてもよい。また、本実施形態では、円筒状のカム48を用いたが、これに制限されず、円柱状のカムを用いてもよい。また、多角筒状又は多角柱状のカム(第2の実施形態参照)を用いてもよい。
<第2の実施形態>
次に、図8及び図9を用いて第2の実施形態に係るカラープリンターの詳細について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係るカラープリンターの定着装置において、カムの回転中心Pからの距離がL1のカム面がホルダーに接触している状態を示す平面図である。図9は、本発明の第2の実施形態に係るカラープリンターの定着装置において、カムの回転中心Pからの距離がL2のカム面がホルダーに接触している状態を示す平面図である。なお、定着装置23のスライド機構30以外の部分の構成については、第1の実施形態と同様であるため、記載を省略する。
スライド機構30は、定着ローラー25の前端部の左上方に設けられる手動操作部としてのダイヤル部61と、このダイヤル部61と同軸上に配置されるカム62と、ダイヤル部61及びカム62の後方に配置される付勢部材としてのコイルスプリング63と、を備えている。
ダイヤル部61は、カバー部材43(図8、図9において、ホルダー取付板45以外は図示略)に回転可能に支持されている。ダイヤル部61は、例えば、60度ずつ段階的に回転するように構成されている。
カム62は、ダイヤル部61の回転に伴って、手動で回転するように構成されている。カム62は、六角柱状(平面視で六角形状)である。カム62の各カム面64の間には、湾曲部65が形成されている。カム62の各カム面64は、カム62の回転中心Pからの距離がそれぞれ異なるように構成されている(図8、図9のL1〜L3参照)。カム62の後端部は、ホルダー28の突起部44に当接している。これにより、カム62でホルダー28を定着ローラー25の長手方向に沿って押圧可能である。
コイルスプリング63は、カバー部材43のホルダー取付板45と前側の屈曲部36との間に介装されている。コイルスプリング63は、ホルダー28をカム62側(本実施形態では前側)に付勢している。
このように構成されたものにおいて、カム62の回転中心Pからの距離がL1であるカム面64がホルダー28の突起部44に接触している状態(図8参照)で、例えば所定の印刷枚数に達するか又は所定時間が経過するまで印刷を行った後、サービスマンやユーザーは、ダイヤル部61を一方向(図面上時計回り)に60度回転させる。これに伴って、図9に示されるように、カム62の回転中心Pからの距離がL2(L2<L1)であるカム面64は、ホルダー28の突起部44に接触する。これに伴って、コイルスプリング63の付勢力によってホルダー28は、前方にスライドする。このホルダー28のスライドに伴って、ホルダー28に支持された4個の分離爪40は、定着ローラー25との接触状態を維持したまま前方にスライドする。
更に、この状態で所定の印刷枚数に達するか又は所定時間が経過するまで印刷を行った後、サービスマンやユーザーは、ダイヤル部61を一方向に更に60度回転させる。図示は省略するが、カム62の回転中心Pからの距離がL3(L3>L2)であるカム面64は、ホルダー28の突起部44に接触する。これに伴って、カム62によってホルダー28は押圧され、コイルスプリング63の付勢力に抗して、ホルダー28は後方にスライドする。このホルダー28のスライドに伴って、ホルダー28に支持された4個の分離爪40は、定着ローラー25との接触状態を維持したまま後方にスライドする。
このように、サービスマンやユーザーがダイヤル部61を一方向に60度ずつ回転させる度に、カム62がホルダー28を押圧する位置は、段階的に変化し、ホルダー28及び分離爪40は、前方又は後方にスライドする。
本実施形態では、ダイヤル部61と、カム62と、コイルスプリング63と、によってスライド機構30が構成されている。このような構成を採用することで、簡易な構成によって分離爪40を手動でスライドさせることが可能となり、分離爪40を自動的にスライドさせるような場合と比較して、製造コストを低減させることが可能となる。
また、本実施形態では、カム62が六角柱状(平面視で六角形状)であり、各カム面64は、カム62の回転中心Pからの距離がそれぞれ異なるように形成されている。そのため、カム62によってホルダー28を押圧する位置を段階的に変化させることができ、これに伴って、分離爪40と定着ローラー25との接触位置を段階的に切り替えることが可能となる。つまり、カム62を多角柱状とする構成は、分離爪40を手動でスライドさせる場合に好適である。
本実施形態では、六角柱状のカム62を用いる場合について説明したが、これに制限されず、例えば、四角柱、八角柱等、角数の異なる他の多角柱状のカム62を用いてもよい。また、本実施形態では、多角柱状のカム62を用いたが、これに制限されず、多角筒状のカムを用いてもよい。また、円筒状又は円柱状のカム(第1の実施形態参照)を用いてもよい。
第1、第2の実施形態では、4個の分離爪40を定着ローラー25の周面27に接触させる場合について説明したが、これに制限されない。2個、6個等、4個以外の個数の分離爪40を定着ローラー25の周面27に接触させてもよい。
第1、第2の実施形態では、定着ローラー25を加熱する手段としてヒーター31を用いたが、これに制限されない。例えばIH定着ユニット等の他の加熱手段を用いて定着ローラー25を加熱してもよい。
第1、第2の実施形態では、タンデム式のカラープリンター1に本発明を適用する場合について説明したが、これに制限されない。ロータリー式のカラープリンター、モノクロプリンター、複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の他の画像形成装置に、本発明を適用することも可能である。
1 カラープリンター(画像形成装置)
23 定着装置
25 定着ローラー
27 周面
28 ホルダー
30 スライド機構
32 定着ローラー回転用ギア
40 分離爪
47 駆動ギア
48 カム
50 コイルスプリング(付勢部材)
51 減速ギア
61 ダイヤル部(手動操作部)
62 カム
63 コイルスプリング(付勢部材)

Claims (2)

  1. 用紙にトナー像を定着させる定着ローラーと、該定着ローラーに接触し、トナー像が定着された用紙を前記定着ローラーから分離させる複数の分離爪と、を備えた定着装置であって、
    前記複数の分離爪を支持するホルダーと、
    該ホルダーを前記定着ローラーの長手方向に沿ってスライドさせるスライド機構と、
    手動により回転して前記ホルダーを前記定着ローラーの長手方向に沿って押圧するカムと、
    該カム側に前記ホルダーを付勢する付勢部材と、を備え
    前記カムは、多角筒状又は多角柱状であり、前記カムの回転に伴って前記ホルダーを押圧する位置が段階的に変化するように構成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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