JP5692076B2 - 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光装置、露光方法及びデバイス製造方法に関する。
本願は、2009年8月26日に出願された特願2009−195686号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
例えばフラットパネルディスプレイ等の電子デバイスの製造工程において、下記特許文献に開示されているような、マスクを介した露光光で基板を露光する露光装置が使用される。露光装置は、マスクを保持して移動可能なマスクステージと、基板を保持して移動可能な基板ステージとを備えている。
このような露光装置においては、基板ステージに基板を保持させた後、基板のアライメント処理が行われる。アライメント処理では、基板に設けられたアライメントマークを検出し、検出結果に基づいて基板ステージが駆動される。アライメントマークの検出部は、投影光学系との間で位置が固定されている必要がある。例えば検出部が投影光学系に固定された構成とし、アライメントマークの検出時に基板ステージを移動させる技術が知られている。
特開2006−195353号公報
しかしながら、上記構成においては、例えば基板の複数個所にアライメントマークが設けられている場合、これらのアライメントマークを検出するため、そのつど基板ステージを移動させる必要がある。アライメント処理を行う度に基板ステージを移動させることになると、アライメント処理に時間が掛かり、スループット向上性の点で不利である。
本発明の態様は、スループットの向上を図ることができる露光装置、露光方法及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、基板を露光する露光装置であって、前記基板が載置される載置部を有して移動するステージと、前記ステージに設けられ、前記載置部に載置された前記基板のうち該載置部の所定領域に位置する部分を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて前記ステージの駆動制御を行う制御部とを備える露光装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、基板を露光する露光方法であって、前記基板をステージの載置部に載置させる載置ステップと、前記ステージに設けられる検出部を用いて、前記基板のうち前記載置部の所定領域に位置する部分を検出する検出ステップと、前記検出部の検出結果に基づいて前記ステージの駆動制御を行う駆動制御ステップとを含む露光方法が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、上記態様の露光装置を用いて、感光剤が塗布された前記基板の露光を行い、該基板にパターンを転写することと、前記露光によって露光された前記感光剤を現像して、前記パターンに対応する露光パターン層を形成することと、前記露光パターン層を介して前記基板を加工することと、を含むデバイスの製造方法が提供される。
本発明の態様によれば、スループットの向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る露光装置の一例を示す概略構成図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す斜視図。 本実施形態に係る照明システムの一例を示す図。 本実施形態に係る投影システム及び基板ステージの一例を示す図。 本実施形態に係る裏面アライメントシステムの一例を示す図。 本実施形態に係る照明領域、検出領域及びマスクの位置関係の一例を示す図。 本実施形態に係る投影領域と、検出領域と、基板との位置関係の一例を示す図。 本実施形態に係る露光方法の一例を示すフローチャート。 本実施形態に係る露光装置の動作の一例を示す図。 本実施形態に係る露光装置の動作の一例を示す図。 本実施形態に係る露光装置の動作の一例を示す図。 本実施形態に係る露光装置の動作の一例を示す図。 本実施形態に係る露光装置の動作の一例を示す図。 本実施形態に係る露光装置の動作の一例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る露光装置の一例を示す斜視図。 露光装置の他の構成を示す図。 露光装置の他の構成を示す図。 露光装置の他の構成を示す図。 露光装置の他の構成を示す図。 露光装置の他の構成を示す図。 マイクロデバイスの製造工程の一例を説明するためのフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図、図2は、斜視図である。図1及び図2において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージ2と、マスクステージ1を移動する駆動システム3と、基板ステージ2を移動する駆動システム4と、マスクMを露光光ELで照明する照明システムISと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影システムPSと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置5とを備えている。
マスクMは、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。基板Pは、例えばガラスプレート等の基材と、その基材上に形成された感光膜(塗布された感光剤)とを含む。本実施形態において、基板Pは、大型のガラスプレートを含み、その基板Pの一辺のサイズは、例えば500mm以上である。本実施形態においては、基板Pの基材として、一辺が約3000mmの矩形のガラスプレートを用いる。マスクMの−Z側の面には、ベースライン量計測用のマークMaが設けられている(図4参照)。
また、本実施形態の露光装置EXは、マスクステージ1及び基板ステージ2の位置情報を計測する干渉計システム6と、マスクMの表面の位置情報を検出する第1検出システム7と、基板Pの表面の位置情報を検出する第2検出システム8と、基板Pのアライメントマークを表面側から検出する表面アライメントシステム40と、基板Pのアライメントマークを裏面側から検出する裏面アライメントシステム60とを備えている。
また、露光装置EXは、ボディ13を備えている。ボディ13は、例えばクリーンルーム内の支持面(例えば床面)FL上に防振台BLを介して配置されたベースプレート10と、ベースプレート10上に配置された第1コラム11と、第1コラム11上に配置された第2コラム12とを有する。本実施形態において、ボディ13は、投影システムPS、マスクステージ1、及び基板ステージ2のそれぞれを支持する。本実施形態において、投影システムPSは、定盤14を介して、第1コラム11に支持される。マスクステージ1は、第2コラム12に対して移動可能に支持される。基板ステージ2は、ベースプレート10に対して移動可能に支持される。
本実施形態において、投影システムPSは、複数の投影光学系を有する。照明システムISは、複数の投影光学系に対応する複数の照明モジュールを有する。また、本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しながら、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、所謂、マルチレンズ型スキャン露光装置である。
本実施形態において、投影システムPSは、7つの投影光学系PL1〜PL7を有し、照明システムLSは、7つの照明モジュールIL1〜IL7を有する。なお、投影光学系及び照明モジュールの数は7つに限定されず、例えば投影システムPSが、投影光学系を11個有し、照明システムISが、照明モジュールを11個有してもよい。
照明システムISは、所定の照明領域IR1〜IR7に露光光ELを照射可能である。照明領域IR1〜IR7は、各照明モジュールIL1〜IL7から射出される露光光ELの照射領域に含まれている。本実施形態において、照明システムISは、異なる7つの照明領域IR1〜IR7のそれぞれを露光光ELで照明する。照明システムISは、マスクMのうち照明領域IR1〜IR7に配置された部分を、均一な照度分布の露光光ELで照明する。本実施形態においては、照明システムISから射出される露光光ELとして、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)を用いる。
マスクステージ1は、マスクMを保持した状態で、照明領域IR1〜IR7に対して移動可能である。マスクステージ1は、マスクMを保持可能なマスク保持部15を有する。
マスク保持部15は、マスクMを真空吸着可能なチャック機構を含み、マスクMをリリース可能に保持する。本実施形態において、マスク保持部15は、マスクMの下面(パターン形成面)とXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。駆動システム3は、例えばリニアモータを含み、第2コラム12のガイド面12G上においてマスクステージ1を移動可能である。本実施形態において、マスクステージ1は、駆動システム3の作動により、マスク保持部15でマスクMを保持した状態で、ガイド面12G上を、X軸、Y軸、及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。
投影システムPSは、所定の投影領域PR1〜PR7に露光光ELを照射可能である。投影領域PR1〜PR7は、各投影光学系PL1〜PL7から射出される露光光ELの照射領域に相当する。本実施形態において、投影システムPSは、異なる7つの投影領域PR1〜PR7のそれぞれにパターンの像を投影する。投影システムPSは、基板Pのうち投影領域PR1〜PR7に配置された部分に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。
基板ステージ2は、基板Pを保持した状態で、投影領域PR1〜PR7に対して移動可能である。基板ステージ2は、基板Pを保持可能な基板保持部16を有する。基板保持部16は、基板Pを真空吸着可能なチャック機構を含み、基板Pをリリース可能に保持する。本実施形態において、基板保持部16は、基板Pの表面(露光面)とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。駆動システム4は、例えばリニアモータを含み、ベースプレート10のガイド面10G上において基板ステージ2を移動可能である。本実施形態において、基板ステージ2は、駆動システム4の作動により、基板保持部16で基板Pを保持した状態で、ガイド面10G上を、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。
図3は、本実施形態に係る照明システムISの一例を示す概略構成図である。図3において、照明システムISは、超高圧水銀ランプからなる光源17と、光源17から射出された光を反射する楕円鏡18と、楕円鏡18からの光の少なくとも一部を反射するダイクロイックミラー19と、ダイクロイックミラー19からの光の進行を遮断可能なシャッタ装置20と、ダイクロイックミラー19からの光が入射するコリメートレンズ21A及び集光レンズ21Bを含むリレー光学系21と、所定波長領域の光のみを通過させる干渉フィルタ22と、リレー光学系21からの光を分岐して、複数の照明モジュールIL1〜IL7のそれぞれに供給するライトガイドユニット23とを備えている。
なお、図3においては、第1〜第7照明モジュールIL1〜IL7のうち、第1照明モジュールIL1のみが示されている。第2〜第7照明モジュールIL2〜IL7は、第1照明モジュールIL1と同等の構成である。以下の説明においては、第1〜第7照明モジュールIL1〜IL7のうち、第1照明モジュールIL1について主に説明し、第2〜第7照明モジュールIL2〜IL7についての説明は簡略若しくは省略する。
リレー光学系21からの光は、ライトガイドユニット23の入射端24に入射し、複数の射出端25A〜25Gから射出される。第1照明モジュールIL1は、射出端25Aからの光の進行を遮断可能なシャッタ装置26と、射出端25Aからの光が供給されるコリメートレンズ27と、コリメートレンズ27からの光が供給されるフライアイインテグレータ28と、フライアイインテグレータ28からの光が供給されるコンデンサレンズ29とを備えている。コンデンサレンズ29から射出された露光光ELは、照明領域IR1に照射される。第1照明モジュールIL1は、照明領域IR1を均一な照度分布の露光光ELで照明する。
第2〜第7照明モジュールIL2〜IL7は、第1照明モジュールIL1と同等の構成である。第2〜第7照明モジュールIL2〜IL7のそれぞれは、各照明領域IR2〜IR7を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明システムISは、照明領域IR1〜IR7に配置されたマスクMの少なくとも一部を均一な照度分布の露光光ELで照明する。
図4は、本実施形態に係る投影システムPS、第1検出システム7、第2検出システム8、表面アライメントシステム40、裏面アライメントシステム60及び投影領域PR1〜PR7に配置された基板ステージ2の一例を示す図である。
まず、第1投影光学系PL1について説明する。図4において、第1投影光学系PL1は、第1照明モジュールIL1により露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する。第1投影光学系PL1は、像面調整部33と、シフト調整部34と、二組の反射屈折型光学系31,32と、視野絞り35と、スケーリング調整部36とを備えている。
照明領域IR1に照射され、マスクMを透過した露光光ELは、像面調整部33に入射する。像面調整部33は、第1投影光学系PL1の像面の位置(Z軸、θX、及びθY方向に関する位置)を調整可能である。像面調整部33は、マスクM及び基板Pに対して光学的にほぼ共役な位置に配置されている。像面調整部33は、第1光学部材33A及び第2光学部材33Bと、第2光学部材33Bに対して第1光学部材33Aを移動可能な駆動装置(不図示)とを備えている。第1光学部材33Aと第2光学部材33Bとは、気体軸受により、所定のギャップを介して対向する。第1光学部材33A及び第2光学部材33Bは、露光光ELを透過可能なガラス板であり、それぞれくさび形状を有する。制御装置5は、駆動装置を作動して、第1光学部材33Aと第2光学部材33Bとの位置関係を調整することにより、第1投影光学系PL1の像面の位置を調整することができる。像面調整部33を通過した露光光ELは、シフト調整部34に入射する。
シフト調整部34は、基板P上におけるマスクMのパターンの像をX軸方向及びY軸方向にシフトさせることができる。シフト調整部34を透過した露光光ELは、1組目の反射屈折型光学系31に入射する。反射屈折型光学系31は、マスクMのパターンの中間像を形成する。反射屈折型光学系31から射出された露光光ELは、視野絞り35に供給される。
視野絞り35は、反射屈折型光学系31により形成されるパターンの中間像の位置に配置されている。視野絞り35は、投影領域PR1を規定する。本実施形態において、視野絞り35は、基板P上における投影領域PR1を台形状に規定する。視野絞り35を通過した露光光ELは、2組目の反射屈折型光学系32に入射する。
反射屈折型光学系32は、反射屈折型光学系31と同様に構成されている。反射屈折型光学系32から射出された露光光ELは、スケーリング調整部36に入射する。スケーリング調整部36は、マスクMのパターンの像の倍率(スケーリング)を調整することができる。スケーリング調整部36を介した露光光ELは、基板Pに照射される。本実施形態において、第1投影光学系PL1は、マスクMのパターンの像を、基板P上に、正立等倍で投影する。
上述の像面調整部33、シフト調整部34、及びスケーリング調整部36により、第1投影光学系PL1の結像特性(光学特性)を調整する結像特性調整装置30が構成される。結像特性調整装置30は、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に関する第1投影光学系PL1の像面の位置を調整可能であり、パターンの像の倍率を調整可能である。
以上、第1投影光学系PL1について説明した。第2〜第7投影光学系PL2〜PL7は、第1投影光学系PL1と同等の構成を有する。第2〜第7投影光学系PL2〜PL7についての説明は省略する。
図2及び図4に示すように、基板保持部16に対して+X側の基板ステージ2の上面には、基準部材43が配置されている。基準部材43の上面44は、基板保持部16に保持された基板Pの表面とほぼ同一平面内に配置される。また、基準部材43の上面44に、露光光ELを透過可能な透過部45が配置されている。基準部材43の下方には、透過部45を透過した光を受光可能な受光装置46が配置されている。受光装置46は、透過部45を介した光が入射するレンズ系47と、レンズ系47を介した光を受光する光センサ48とを有する。本実施形態において、光センサ48は、撮像素子(CCD)を含む。光センサ48は、受光した光に応じた信号を制御装置5に出力する。
また、基板保持部16に対して−X側の基板ステージ2の上面には、透過部49を有する光学部材50が配置されている。光学部材50の下方には、透過部49を透過した光を受光可能な受光装置51が配置されている。受光装置51は、透過部49を介した光が入射するレンズ系52と、レンズ系52を介した光を受光する光センサ53とを有する。光センサ53は、受光した光に応じた信号を制御装置5に出力する。
次に、干渉計システム6、第1,第2検出システム7,8、表面アライメントシステム40及び裏面アライメントシステム60について説明する。図1及び図2において、干渉計システム6は、マスクステージ1の位置情報を計測するレーザ干渉計ユニット6Aと、基板ステージ2の位置情報を計測するレーザ干渉計ユニット6Bとを有する。レーザ干渉計ユニット6Aは、マスクステージ1に配置された計測ミラー1Rを用いて、マスクステージ1の位置情報を計測可能である。
レーザ干渉計ユニット6Bは、基板ステージ2に配置された計測ミラー2Rを用いて、基板ステージ2の位置情報を計測可能である。本実施形態において、干渉計システム6は、レーザ干渉計ユニット6A,6Bを用いて、X軸、Y軸、及びθX方向に関するマスクステージ1及び基板ステージ2それぞれの位置情報を計測可能である。
第1検出システム7は、マスクMの下面(パターン形成面)のZ軸方向の位置を検出する。第1検出システム7は、所謂、斜入射方式の多点フォーカス・レベリング検出システムであり、図4に示すように、マスクステージ1に保持されたマスクMの下面と対向配置される複数の検出器7A〜7Fを有する。検出器7A〜7Fのそれぞれは、所定の検出領域に検出光を照射する投射部と、検出領域に配置されたマスクMの下面からの検出光を受光可能な受光部とを有する。
第2検出システム8は、基板Pの表面(露光面)のZ軸方向の位置を検出する。第2検出システム8は、所謂、斜入射方式の多点フォーカス・レベリング検出システムであり、図4に示すように、基板ステージ2に保持された基板Pの表面と対向配置される複数の検出器8A〜8Hを有する。検出器8A〜8Hのそれぞれは、所定の検出領域に検出光を照射する投射部と、当該検出領域に配置された基板Pの表面からの検出光を受光可能な受光部とを有する。
表面アライメントシステム40は、基板Pに設けられているアライメントマークm1〜m6(図7等参照)を検出する。表面アライメントシステム40は、所謂、オフアクシス方式のアライメントシステムであり、図4に示すように、基板ステージ2に保持された基板Pの表面と対向配置される複数の顕微鏡40A〜40Fを有する。顕微鏡40A〜40Fのそれぞれは、検出領域AL1〜AL6に検出光を照射する投射部と、検出領域AL1〜AL6に配置されるアライメントマークm1〜m6の光学像を取得可能な受光部とを有する。
裏面アライメントシステム60は、基板Pに設けられているアライメントマークm1〜m6(図7等参照)を検出する。裏面アライメントシステム60は、表面アライメントシステム40と同様、所謂、オフアクシス方式のアライメントシステムである。裏面アライメントシステム60は、図4に示すように基板ステージ2のステージ本体2Aに設けられており、基板Pの−Z側の面(裏面)側からアライメントマークm1〜m6を検出可能になっている。また、裏面アライメントシステム60は、ステージ本体2Aに設けられているため、当該基板ステージ2と一体的に移動可能となっている。裏面アライメントシステム60は、基板ステージ2のうち基板保持部16とは異なる位置に設けられていることが好ましい。この構成により、基板保持部16の交換時に裏面アライメントシステム60が基板ステージ2から取り外されることは無く、裏面アライメントシステム60の位置を基板保持部16の交換のつど設定する手間を省くことができる。また、基板保持部16による熱の影響が抑えられることにもなる。
裏面アライメントシステム60は、ステージ本体2Aのうち+X側の端部及び−X側端部に設けられている。ステージ本体2Aの−X側端部には、例えばY方向に沿って複数(例えば4つ)の顕微鏡60A〜60Fが設けられている。ステージ本体2Aの+X側端部には、例えばY方向に沿って複数(例えば4つ)の顕微鏡60G〜60Lが設けられている。
図5は、裏面アライメントシステム60の構成を示す図である。裏面アライメントシステム60は、検出光を射出する光源61、当該光源61からの検出光が入射される送光レンズ系62、当該送光レンズ系62を通過した検出光をマスクMの下面に導くミラー63及び64、当該ミラー63及び64によって導かれた検出光を検出領域(所定領域)AL11〜AL16、AL21〜AL26にフォーカスするレンズ65、検出領域AL11〜AL16、AL21〜AL26で反射した検出光を導くレンズ66、及び、レンズ66によって導かれる検出光を検出する上記の顕微鏡60A〜60F、60G〜60Lを有している。検出領域AL11〜AL16、AL21〜AL26には、例えばアライメントマークm1〜m6が配置される。
図5に示す裏面アライメントシステム60の構成は、例えば上記の表面アライメントシステム40の構成として用いても構わない。このように、裏面アライメントシステム60においては、検出領域AL11〜AL16、AL21〜AL26に検出光を投射し、顕微鏡60A〜60F、60G〜60Lにおいて反射光を受光することにより、当該検出領域AL11〜AL16、AL21〜AL26に配置されるアライメントマークm1〜m6の光学像を取得可能となっている。
図6は、照明領域IR1〜IR7とマスクMとの位置関係の一例を示す模式図であり、マスクMの下面を含む平面内の位置関係を示している。図6に示すように、マスクMの下面は、パターンが形成されたパターン領域MAを有する。
本実施形態において、照明領域IR1〜IR7のそれぞれは、XY平面内において台形状になっている。本実施形態において、照明モジュールIL1、IL3、IL5、IL7による照明領域IR1、IR3、IR5、IR7が、Y軸方向にほぼ等間隔で配置され、照明モジュールIL2、IL4、IL6による照明領域IR2、IR4、IR6が、Y軸方向にほぼ等間隔で配置されている。照明領域IR1、IR3、IR5、IR7は、照明領域IR2、IR4、IR6に対して−X側に配置されている。また、Y軸方向に関して、照明領域IR1、IR3、IR5、IR7の間に、照明領域IR2、IR4、IR6が配置される。
制御装置5は、マスクステージ1をX軸方向に移動して、検出器7A〜7Fの検出領域に対してマスクステージ1に保持されたマスクMの下面をX軸方向に移動して、検出器7A〜7Fの検出領域に、マスクMの下面(パターン領域MA)に設定された複数の検出点を配置して、それら複数の検出点のZ軸方向の位置を検出可能である。制御装置5は、第1検出システム7から出力される、複数の検出点のそれぞれで検出されたマスクMの下面のZ軸方向の位置に基づいて、マスクMの下面(パターン領域MA)のZ軸、θX、及びθY方向に関する位置情報(マップデータ)を取得可能である。
図7は、顕微鏡40A〜40Fによる検出領域AL1〜AL6と、顕微鏡60A〜60Lによる検出領域AL11〜AL18と、基板Pのアライメントマークm1〜m6との間の位置関係の一例を示す模式図であり、基板Pの表面を含む平面内の位置関係を示している。
図7に示すように、本実施形態おいて、基板Pの表面は、マスクMのパターンの像が投影される複数の露光領域(被処理領域)PA1〜PA6を有する。本実施形態において、基板Pの表面は、6つの露光領域PA1〜PA6を有する。露光領域PA1、PA2、PA3が、Y軸方向にほぼ等間隔で離れて配置され、露光領域PA4、PA5、PA6が、Y軸方向にほぼ等間隔で離れて配置されている。露光領域PA1、PA2、PA3は、露光領域PA4、PA5、PA6に対して+X側に配置されている。
本実施形態において、投影領域PR1〜PR7のそれぞれは、XY平面内において台形である。本実施形態において、投影光学系PL1、PL3、PL5、PL7による投影領域PR1、PR3、PR5、PR7が、Y軸方向にほぼ等間隔で配置され、投影光学系PL2、PL4、PL6による投影領域PR2、PR4、PR6が、Y軸方向にほぼ等間隔で配置されている。投影領域PR1、PR3、PR5、PR7は、投影領域PR2、PR4、PR6に対して−X側に配置されている。また、Y軸方向に関して、投影領域PR1、PR3、PR5、PR7の間に、投影領域PR2、PR4、PR6が配置される。
本実施形態において、顕微鏡40A〜40Fによる検出領域AL1〜AL6は、投影領域PR1〜PR7に対して−X側に配置されている。検出領域AL1〜AL6は、Y軸方向に離れて配置される。複数の検出領域AL1〜AL6のうち、Y軸方向に関して外側2つの検出領域AL1と検出領域AL6との間隔は、複数の露光領域PA1〜PA6のうち、Y軸方向に関して外側2つの露光領域PA1(PA4)の−Y側のエッジと露光領域PA3(PA6)の+Y側のエッジとの間隔とほぼ等しい。
本実施形態において、顕微鏡60A〜60Fによる検出領域AL11〜AL14及び顕微鏡60G〜60Lは、例えばステージ本体2A上のY方向に沿った直線上にそれぞれ配列されている。検出領域AL11と検出領域AL12との間隔、及び、検出領域AL15と検出領域AL16との間隔は、それぞれ顕微鏡40Aによる検出領域AL1と顕微鏡40Cによる検出領域AL3との間隔に等しくなっている。検出領域AL12と検出領域AL13との間隔、及び、検出領域AL16と検出領域AL17との間隔は、それぞれ上記検出領域AL3と顕微鏡40Dによる検出領域AL4との間隔に等しくなっている。検出領域AL13と検出領域AL14との間隔、及び、検出領域AL17と検出領域AL18との間隔は、上記検出領域AL4と顕微鏡40Fによる検出領域AL6との間隔に等しくなっている。このため、顕微鏡60A〜60Fによる検出領域AL11〜AL14、検出領域AL15〜検出領域AL18は、それぞれ上記の検出領域AL1、AL3、AL4、AL6に重なるようになっている。
表面アライメントシステム40及び裏面アライメントシステム60は、基板Pに設けられている複数のアライメントマークm1〜m6を検出する。本実施形態において、基板P上にはY軸方向に離れて6つのアライメントマークm1〜m6が配置され、それらアライメントマークm1〜m6のグループが、X軸方向に離れた4箇所に配置されている。アライメントマークm1,m2は、露光領域PA1,PA4の各両端部に隣接して設けられ、アライメントマークm3,m4は、露光領域PA2,PA5の各両端部に隣接して設けられ、アライメントマークm5,m6は、露光領域PA3,PA6の各両端部に隣接して設けられている。
本実施形態においては、基板P上においてY軸方向に離れて配置された6つのアライメントマークm1〜m6に対応して、顕微鏡40A〜40F(検出領域AL1〜AL6)、顕微鏡60A〜60F(検出領域AL11〜AL16)及び顕微鏡60G〜60L(検出領域AL21〜AL26)が配置されている。顕微鏡40A〜40Fの検出領域は、アライメントマークm1〜m6上に同時に配置されるように設けられている。顕微鏡60A〜60F、顕微鏡60G〜60Lの検出領域は、6つのアライメントマークm1〜m6のうち4つのアライメントマークm1、m3、m4、m6上に同時に配置されるようになっている。
次に、上述の構成を有する露光装置EXを用いて基板Pを露光する方法の一例について、図8のフローチャート及び図9A〜図12の模式図を参照しながら説明する。
まず、制御装置5は、マスクMをマスクステージ1に搬入(ロード)する(ステップS1)。マスクMがマスクステージ1に保持された後、露光レシピに基づいて、マスクMのアライメント処理、各種計測処理、及びキャリブレーション処理を含むセットアップ処理が実行される(ステップS2)。本実施形態において、マスクMのアライメント処理は、マスクMに配置されたアライメントマーク(不図示)の像を投影システムPS及び透過部45を介して受光装置46で受光して、XY平面内におけるマスクMの位置を計測する処理を含む。
計測処理としては、例えば各投影光学系PL1〜PL7より射出される露光光ELの照度を受光装置51を用いて計測する処理及び各投影光学系PL1〜PL7の結像特性を受光装置46を用いて計測する処理の少なくとも一つを含む。
また、計測処理においては、表面アライメントシステム40の検出領域AL1〜AL6とマスクMのパターン像の投影位置との位置関係(ベースライン量)を、表面アライメントシステム40、透過部45、及び受光装置46等を用いて計測する処理が行われる。この場合、例えば図9A及び図9Bに示すように、マスクMに設けられたマークMaに露光光を照射し、マークMaを介したパターン像を基準部材43に投影し、基準部材43を基準とするパターン像を受光装置46に検出させる。制御装置5は、受光装置46での検出結果に基づいてベースライン量を測定する。この動作を、図9Aに示すように、まず投影光学系PL1、PL3、PL5及びPL7について行い、その後、図9Bに示すように、投影光学系PL2、PL4、PL6について行う。
キャリブレーション処理は、計測処理の結果を用いて、各照明モジュールIL1〜IL7から射出される露光光ELの照度を調整する処理、及び受光装置46を用いて計測した結像特性の計測結果に基づいて、各投影光学系PL1〜PL7の結像特性を結像特性調整装置30を用いて調整する処理の少なくとも一つを含む。
制御装置5は、上記各処理を完了させた後、所定のタイミングで、基板Pを基板ステージ2に搬入(ロード)する(ステップS3)。基板Pが基板ステージ2に保持された後、露光レシピに基づいて、基板Pのアライメント処理が実行される。アライメント処理では、基板Pに設けられるアライメントマークm1〜m6が検出され(ステップS4)、検出結果に応じて基板ステージ2を駆動させる(ステップS5)。
基板Pのアライメント処理の後、各露光領域PA1〜PA6の露光を開始する(ステップS5)。この露光処理では、例えば制御装置5は、パターン領域MAを照明領域IR1〜IR7に移動するとともに、投影領域PR1〜PR7に露光領域PA1〜PA3を移動して、各露光領域PA1〜PA6の露光を開始する。
以下、同一ロットにおいて、上記のステップS1〜ステップS6の処理が繰り返される。同一ロットは、同一のマスクMを用いて露光される複数の基板Pのグループを含む。少なくとも同一ロットにおいては、同一の露光レシピの下で、露光が実行される。
次に、上記動作に含まれる基板Pのアライメントマーク検出処理(ステップS4)について説明する。
本実施形態における基板Pのアライメント処理では、露光処理を行う最初の数枚の基板Pについては、表面アライメントシステム40及び裏面アライメントシステム60の両方を用いてアライメントマークm1〜m6を検出する(ステップS4−1)。
制御装置5は、基板Pが基板ステージ2に搬入される際、表面アライメントシステム40の較正処理を行わせる。この較正処理は、図10に示すように、表面アライメントシステム40によって基準部材43を検出させ、検出結果に基づいて表面アライメントシステム40を較正する。この較正処理において、制御装置5は、例えば検出値を較正する。
較正処理の後、制御装置5は、基板ステージ2を−X側に移動させ、基板Pに設けられた4列のアライメントマークm1〜m6を−X側の列から+X側の列へと順に検出させる。図11Aに示すように、基板Pの最も−X側に配置されたアライメントマークm1〜m6を検出する場合には、表面アライメントシステム40及び裏面アライメントシステム60を用いて検出させる。
裏面アライメントシステム60は、ステージ本体2Aに設けられているため、基板ステージ2が移動する場合であっても基板Pとの間の相対位置が変化することは無い。裏面アライメントシステム60による検出は、顕微鏡60A〜60F、60G〜60Lのそれぞれに対応する列の6つのアライメントマークm1〜m6のうち、4つのアライメントマークm1、m3、m4、m6について行われる。
制御装置5は、表面アライメントシステム40での検出結果と裏面アライメントシステム60での検出結果とを用いて裏面アライメントシステム60の較正を行わせる。この場合、制御装置5は、表面アライメントシステム40の検出結果を基準として裏面アライメントシステム60の検出結果のズレを算出し、当該算出結果に基づいて裏面アライメントシステム60を較正する。表面アライメントシステム40は基板Pのロード時に計測処理が行われているため、当該表面アライメントシステム40の検出結果を基準値として好適に用いることができる。較正処理において、制御装置5は、例えば裏面アライメントシステム60の検出値を較正する。以下説明する較正処理においても同様であり、この場合、制御装置5が表面アライメントシステム40又は裏面アライメントシステム60の較正部となる。
この較正は、例えば裏面アライメントシステム60による検出結果の修正値を求めると共に、次回以降の裏面アライメントシステム60の検出結果に当該修正値が反映されるようにすることを含む。裏面アライメントシステム60の基板ステージ2の駆動制御と、裏面アライメントシステム60の較正とが並行して行われるため、アライメント動作の時間が短縮されることになる。裏面アライメントシステム60の較正結果は、例えば制御装置5の記憶部(不図示)などに記憶させておく。
最も−X側のアライメントマークm1〜m6の検出が完了した後、制御装置5は、基板ステージ2を更に−X側に移動させ、表面アライメントシステム40を単独で用いてアライメントマークm1〜m6の列を−X側から+X側へと順に検出させる。制御装置5は、最も+X側に配置されるアライメントマークm1〜m6を検出させる際には、図11Bに示すように、表面アライメントシステム40と裏面アライメントシステム60との両方を用いて検出させるようにする。この場合、制御装置5は、上記同様に裏面アライメントシステム60の較正も行わせるようにする。
また、最初の数枚の基板Pを処理した後の基板Pについては、裏面アライメントシステム60のみを用いてアライメントマークm1〜m6を検出する(ステップS4−2)。
この場合、例えば図12に示すように、制御装置5は、基板Pを基板ステージ2にロードするのとほぼ同時に、裏面アライメントシステム60を用いて基板Pの最も−X側に配置されたアライメントマークm1〜m6と、基板Pの最も+X側に配置されたアライメントマークm1〜m6を検出させる。
最初の数枚の基板Pのアライメントによって、制御装置5の記憶部には裏面アライメントシステム60の較正情報が蓄積されて記憶されている。このため、以降の基板Pのアライメントを行う場合には、制御装置5は、当該蓄積された情報を用いて適宜裏面アライメントシステム60を較正しながら上記の検出を行わせるようにする。
ステップS4−2においては、基板Pを基板ステージ2にロードするのと略同時にアライメントマークm1〜m6が検出されるため、制御装置5は、当該基板ステージ2を基板Pのロード位置から露光位置まで移動させつつ検出結果を演算するようにしても構わない。この場合、基板ステージ2が露光位置に到達する前に制御装置5による演算が行われ、演算結果を反映させた位置に基板ステージ2が配置されることになる。
1つのロットの処理が終了すると、マスクMが交換される。新たなマスクMがマスクステージ1にロードされ、セットアップ処理を行い、基板Pをロードした後、制御装置5は、ステップS4において最初の数枚の基板Pについては上記ステップS4−1を行わせるようにし、その後の基板Pについては上記ステップS4−2を行わせるようにする。
以上のように、本実施形態によれば、基板ステージ2にロードされる基板Pのうち所定の検出領域AL11〜AL16、AL21〜AL26に位置するアライメントマークm1〜m6を検出する裏面アライメントシステム60が基板ステージ2に設けられており、当該裏面アライメントシステム60の検出結果に基づいて基板ステージ2の駆動制御を行う制御装置5が設けられているため、基板ステージ2を移動させること無くアライメントマークm1〜m6を検出することができ、当該検出結果に基づいて基板ステージ2の駆動制御を行うことができる。これにより、アライメントマークm1〜m6の検出及び当該検出結果に基づく基板ステージ2の駆動動作が短時間で行われることになるため、スループットの向上を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態では、照明光学系及び投影光学系の構成が第1実施形態とは異なっており、他の構成は第1実施形態と同一である。以下、本実施形態では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図13は、本実施形態に係る露光装置EX2の全体構成を示す図である。
露光装置EX2は、マスクMを露光光ELで照明する照明システムIS2と、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影システムPS2と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージPSTと、露光装置EX2全体の動作を制御する制御装置110とを備えている。
照明システムIS2は、楕円鏡102、ダイクロイックミラー103、コリメートレンズ104、波長選択フィルタ105、減光フィルタ106、集光レンズ107、ライトガイドファイバ108、照明光学系IL11〜IL14を有している。
楕円鏡102の第1焦点位置に配置された不図示の光源より射出された光束は、楕円鏡102の反射膜、ダイクロイックミラー103の反射膜によってg線(波長436nm)、h線(波長405nm)及びi線(波長365nm)の光を含む波長域の光が取り出され、コリメートレンズ104に入射されるようになっている。光源像は楕円鏡102の第2焦点位置に形成されるようになっている。楕円鏡102の第2焦点位置に形成された光源像からの発散光束は、コリメートレンズ104によって平行光とされ、所定の露光波長域の光束のみを透過させる波長選択フィルタ105を通過するようになっている。
波長選択フィルタ105を通過した光束は、減光フィルタ106を通過し、集光レンズ107によりライトガイドファイバ108の入射口108aの入射端に集光される。ここで、ライトガイドファイバ108は、例えば多数のファイバ素線をランダムに束ねて構成されたランダムライトガイドファイバであって、入射口108aと4つの射出口(以下、射出口108b、108c、108d及び108eと表記する)を備えている。ライトガイドファイバ108の入射口に入射した光束は、ライトガイドファイバ108の内部を伝播した後、4つの射出口108b〜108eによって分割されて射出されるようになっている。分割されて射出された光は、マスクMを部分的に照明する4つの部分照明光学系IL11〜IL14に入射されるようになっている。照明光学系IL11〜IL14は、例えばY方向に沿って1列に設けられている。照明光学系IL11〜IL14を透過した光は、それぞれマスクMをほぼ均一に照明するようになっている。
マスクMの照明領域からの光は、例えば4つの投影光学系PL11〜PL14に入射するようになっている。投影光学系PL11〜PL14は、照明光学系IL11〜IL14による照明領域に対応するように、例えばY方向に沿って1列に設けられている。投影光学系PL11〜PL14は、マスクMのパターン像を基板P上に結像する。本実施形態では、投影光学系PL11〜PL14として、マスクM上のパターン増を基板P上に拡大して結像する拡大投影光学系を用いている。投影光学系PL11〜PL14は、における視野内の拡大像である一時像を基板Pの像野内に形成する反射屈折投影光学系である。
また、本実施形態の露光装置EX2は、上記実施形態と同様、基板ステージPSTの位置情報を計測する干渉計システム150や、基板Pのアライメントマークを裏面側から検出する裏面アライメントシステム160とを備えている。また、第1実施形態と同様、基板Pのアライメントマークを表面側から検出する表面アライメントシステム(不図示)とを備えている。不図示の表面アライメントシステムや、裏面アライメントシステム160の構成は、例えば第1実施形態の表面アライメントシステム40、裏面アライメントシステム60の構成とそれぞれ同一の構成になっている。
露光装置EX2を用いて基板Pを露光する場合、投影領域にマスクMのパターン像を投影しつつ、基板ステージPSTをX方向に1往復移動させることにより、基板Pの半分の領域が露光される。したがって、基板ステージPSTをX方向に2往復移動させることで、基板Pの全体が露光されることになる。
基板Pに形成されるアライメントマーク(不図示)の検出を行う場合、表面アライメントシステムのみを用いて行うと、アライメントマーク検出のために基板ステージPSTを1往復余分に移動させる必要がある。これに対して、本実施形態において裏面アライメントシステム160を用いて基板Pのアライメントマークを検出することで、基板ステージPSTの移動を1往復分省略することができる。これにより、スループットの向上を図ることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、基板Pの+X側端部及び−X側端部の対向する2辺に沿ったアライメントマークm1〜m6が配置される領域に対応して裏面アライメントシステム60を配置する構成としたが、これに限られることは無い。例えば、図14に示すように、基板PのX方向中央部のアライメントマークm1〜m6が配置される領域に対応する部分に裏面アライメントシステム60を配置する構成としても構わない。
また、上記実施形態においては、基板Pにアライメントマークm1〜m6を設け、当該アライメントマークm1〜m6を裏面アライメントシステム60で検出する構成としたが、これに限られることは無い。例えばアライメントマークm1〜m6の代わりに基板Pの辺部分を検出するようにしても構わない。
また、上記実施形態においては、表面アライメントシステム40と裏面アライメントシステム60とでアライメントマークm1〜m6を同時に検出することで、裏面アライメントシステム60の較正を行う例を説明したが、これに限られることは無い。例えば図15Aに示すように、裏面アライメントシステム60が光源61とミラー63との間に指標投影用スリット67を有し、当該指標投影用スリット67を介した光が基板ステージ2上に投影される構成としても構わない。
この場合、図15Bに示すように、制御装置5は、裏面アライメントシステム60から投影される指標を表面アライメントシステム40に検出させ、検出結果に基づいて裏面アライメントシステム60の較正を行わせることができる。これにより、基板Pが基板保持部16に載置される前に裏面アライメントシステム60の較正を行うことができるため、アライメント処理に要する時間をより短縮することができる。
また、裏面アライメントシステム60によるアライメントマークm1〜m6の検出時には基板Pに指標を投影し、当該指標を基準とするアライメントマークm1〜m6を検出することができるため、より高い精度の検出が可能となる。制御装置5は、当該指標を表面アライメントシステム40においても検出させるようにしても構わない。また、指標投影用スリット67と同様の構成を表面アライメントシステム40に設けても構わない。また、この場合に、パターン像のピントを合わせるために基板ステージ2をZ方向に移動させるようにしても構わない。
また、上記実施形態においては、ベースライン量を計測する際に受光装置46を用いる構成としたが、これに限られることは無く、例えば図16に示すように、裏面アライメントシステム60を用いてベースライン量を計測する構成としても構わない。この構成においては、ベースライン量の計測時に、マークMaと顕微鏡60A〜60F又は顕微鏡60G〜60Lとの光軸が一致するように基板ステージ2を移動させ、マークMaを介したパターン像を顕微鏡60A〜60F、60G〜60Lで検出させるようにする。マークMaに照射する光としては、裏面アライメントシステム60に設けられた光源の光であっても構わないし、上記実施形態と同様に露光光であっても構わない。露光光を用いる場合には、当該露光光の波長領域についても検出可能な顕微鏡60A〜60F、60G〜60Lを用いるようにする。また、この場合に、パターン像のピントを合わせるために基板ステージ2をZ方向に移動させるようにしても構わない。
また、上記実施形態においては、制御装置5が裏面アライメントシステム60の検出結果を用いて基板ステージ2の駆動制御を行わせる例を説明としたが、これに限られることは無く、例えば制御装置5が当該検出結果を用いて例えば投影光学系PL1〜PL7の較正を行わせるようにしても構わない。
また、表面アライメントシステム40の検出領域と裏面アライメントシステム60の検出領域との配置については、上記実施形態に示した例に限られることは無い。例えば、図17の(a)部〜図17の(e)部に示すように、表面アライメントシステム40の検出領域400と裏面アライメントシステム60の検出領域600とは、露光領域PAの配置によって適宜設定することができる。また、検出領域400と検出領域600とを常に一致させる必要は無く、例えば互いの検出領域がずれていたり、検出領域の数が両者の間で異なっていたりしても構わない。
図17の(a)部は、6面取りで6回走査を行う場合の例を示す。図17(b)は、8面取りで4回走査を行う場合の例を示す。図17の(c)部は、12面取りで6回走査を行う場合の例を示す。図17の(d)部は、18面取りで6回走査を行う場合の例を示す。図17の(e)部は、15面取りで9回走査を行う場合の例を示す。それぞれの場合において、図示を判別しやすくするため、検出領域400と検出領域600とをずらして示しているが、例えば検出領域400と検出領域600とが重なるようにしても構わない。
また、上記実施形態においては、表面アライメントシステム40や裏面アライメントシステム60を較正する際に、制御装置5がそれぞれのアライメントシステムにおける検出値を較正する例を挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば表面アライメントシステム40、裏面アライメントシステム60に不図示の位置調整用のアクチュエータを取り付けておき、制御装置5が当該アクチュエータを駆動させることによって表面アライメントシステム40及び裏面アライメントシステム60の位置を較正するようにしても構わない。
なお、上述の実施形態の基板Pとしては、ディスプレイデバイス用のガラス基板のみならず、半導体デバイス製造用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
なお、露光装置としては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを介した露光光ELで基板Pを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
また、本発明は、米国特許第6341007号明細書、米国特許第6208407号明細書、米国特許第6262796号明細書等に開示されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、米国特許第6897963号明細書、欧州特許出願公開第1713113号明細書等に開示されているような、基板を保持する基板ステージと、基板を保持せずに、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしても良い。
上述の実施形態の露光装置は、各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。
各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図18に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、上述の実施形態に従って、マスクのパターンを用いて露光光で基板を露光すること、及び露光された基板(感光剤)を現像することを含む基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。なお、ステップ204では、感光剤を現像することで、マスクのパターンに対応する露光パターン層(現像された感光剤の層)を形成し、この露光パターン層を介して基板を加工することが含まれる。
なお、上述の実施形態及び変形例の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
EX、EX2…露光装置 M…マスク P…基板 1…マスクステージ 2、PST…基板ステージ 5、110…制御装置 40…表面アライメントシステム 43…基準部材 46…受光装置 60、160…裏面アライメントシステム 67…指標投影用スリット

Claims (24)

  1. 基板を走査方向に走査しながら当該基板を露光する露光装置であって、
    前記基板が載置される載置部を有して移動するステージと、
    前記載置部に載置された前記基板の表面に設けられたマークを前記基板の裏面を介して検出する第1検出部と、
    前記ステージとは異なる位置に設けられるとともに、前記表面のマークを前記載置部に対して前記基板表面の側から検出する第2検出部と
    前記第1検出部および前記第2検出部の検出結果に基づいて前記ステージの駆動制御を行う制御部と、
    を備え
    前記第1検出部は、前記走査方向、および前記走査方向と交差する方向に関してそれぞれ複数の位置に配置される露光装置。
  2. 前記基板における前記第1検出部が検出する領域は、複数の検出領域を含み、
    前記載置部は、矩形に設定されており、
    前記複数の検出領域の少なくとも一部は、前記載置部の対向する2辺の一方を含む
    請求項に記載の露光装置。
  3. 前記複数の検出領域の少なくとも一部は、前記対向する2辺の間に設定されている
    請求項に記載の露光装置。
  4. 前記第2検出部の検出結果に基づいて前記第1検出部を較正する較正部を更に備え、
    前記第2検出部は、前記載置部に載置された前記基板のうち少なくとも前記第1検出部が検出する領域に位置する部分を検出する
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  5. 前記基板における前記第1検出部が検出する領域に光を照射する光照射部と、
    前記ステージとは異なる位置に設けられ、前記第1検出部が検出する領域に照射された光を検出する光検出部と、
    前記光検出部による検出結果に応じて前記第1検出部を較正する第2較正部と
    を更に備える請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記載置部に載置された前記基板にパターン像を投影する投影光学系を更に備え、
    前記第2検出部は、前記投影光学系に対して所定位置に配置される
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  7. 前記ステージに設けられ、基準部材を含み、前記投影光学系によって投影される前記パターン像を前記基準部材を基準として検出する第3検出部を備え、
    前記制御部は、前記第1検出部、前記第2検出部及び前記第3検出部の各検出結果に基づいて前記ステージの駆動制御を行う
    請求項に記載の露光装置。
  8. 前記第3検出部の検出結果に基づいて前記第2検出部を較正する第3較正部を更に備える
    請求項に記載の露光装置。
  9. 前記第1検出部は、前記パターン像を検出する
    請求項から請求項のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  10. 前記第1検出部の検出結果に基づいて前記投影光学系を較正する第4較正部を更に備える
    請求項から請求項のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  11. 前記パターン像は、拡大像である
    請求項から請求項10のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  12. 前記基板は矩形状のガラス基板であり、
    前記走査方向、および前記走査方向と交差する方向に関してそれぞれ複数の位置に配置された第1検出部は、前記ガラス基板の長辺および短辺に沿って複数形成されたマークを検出する請求項1〜11のいずれか一項に記載の露光装置。
  13. 基板を走査方向に走査しながら当該基板を露光する露光方法であって、
    前記基板をステージの載置部に載置させる載置ステップと、
    前記載置部に載置された前記基板の表面に設けられたマークを前記走査方向、および前記走査方向と交差する方向に関してそれぞれ複数の位置に配置された第1検出部を用いて、前記基板の裏面を介して検出する第1検出ステップと、
    前記ステージとは異なる位置に設けられた第2検出部を用いて、前記表面のマークを前記載置部に対して前記基板表面の側から検出する第2検出ステップと
    前記第1検出部および前記第2検出部の検出結果に基づいて前記ステージの駆動制御を行う駆動制御ステップと
    を含む露光方法。
  14. 前記基板における前記第1検出部が検出する領域は、複数の検出領域を含み、
    前記載置部は、矩形に形成されており、
    前記複数の検出領域の少なくとも一部は、前記載置部の対向する2辺の一方を含む
    請求項13に記載の露光方法。
  15. 前記駆動ステップは、前記第1検出ステップでの検出結果に基づく演算を行いながら、前記ステージを露光開始位置に移動させることを含む
    請求項13または請求項14に記載の露光方法。
  16. 前記第2検出ステップでの検出結果に基づいて前記第1検出部を較正する較正ステップを更に備え、
    前記第2検出ステップは、前記載置部に載置された前記基板のうち少なくとも前記第1検出部が検出する領域に位置する部分を検出する
    請求項13から請求項15のうちいずれか一項にに記載の露光方法。
  17. 前記基板における前記第1検出部が検出する領域に光を照射する光照射ステップと、
    前記ステージとは異なる位置に設けられた光検出部を用いて前記第1検出部が検出する領域に照射された光を検出する光検出ステップと、
    前記光検出ステップの検出結果に応じて前記第1検出部を較正する第2較正ステップと
    を更に含む請求項13から請求項16のうちいずれか一項に記載の露光方法。
  18. 前記載置部に載置された前記基板にパターン像を投影する投影光学系を更に備え、
    前記第2検出ステップは、前記第2検出部を前記投影光学系に対して所定位置に配置させた状態で行う
    請求項13から請求項17のうちいずれか一項に記載の露光方法。
  19. 前記投影光学系を用いて前記パターン像を前記基板に投影する投影ステップと、
    前記ステージに設けられ、基準部材を含み、前記投影ステップで投影される前記パターン像を前記基準部材を基準として検出する第3検出ステップと
    を更に備え、
    前記駆動制御ステップは、前記第1検出ステップ、前記第2検出ステップ及び前記第3検出ステップでの各検出結果に基づいて前記ステージの駆動制御を行う
    請求項18に記載の露光方法。
  20. 前記第3検出ステップでの検出結果に基づいて前記第2検出部を構成する第3較正ステップを更に備える
    請求項19に記載の露光方法。
  21. 前記第1検出部を用いて、前記パターン像を検出する第4検出ステップと、
    前記第4検出ステップでの検出結果に応じて前記投影光学系を較正する第4較正ステップと
    を更に備える請求項19又は請求項20に記載の露光方法。
  22. 前記パターン像は、拡大像である
    請求項18から請求項21のうちいずれか一項に記載の露光方法。
  23. 前記基板は矩形状のガラス基板であり、
    前記走査方向、および前記走査方向と交差する方向に関してそれぞれ複数の位置に配置された第1検出部は、前記ガラス基板の長辺および短辺に沿って複数形成されたマークを検出する請求項13〜22のいずれか一項に記載の露光方法。
  24. 請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載の露光装置を用いて、感光剤が塗布された前記基板の露光を行い、該基板にパターンを転写することと、
    前記露光によって露光された前記感光剤を現像して、前記パターンに対応する露光パターン層を形成することと、
    前記露光パターン層を介して前記基板を加工することと、
    を含むデバイス製造方法。
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