JP4048385B2 - 光学式プリアライメント装置および該プリアライメント装置を備えた露光装置 - Google Patents

光学式プリアライメント装置および該プリアライメント装置を備えた露光装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学式プリアライメント装置および該プリアライメント装置を備えた露光装置に関し、特に半導体素子などの製造のための露光装置において、駆動ステージ上で感光基板のエッジを検出し感光基板を光学的に位置決めするプリアライメント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のIC露光装置においては、搬送系から露光用の駆動ステージ(以下、単に「ステージ」という)へ感光基板であるウエハが搬入され、ステージに載置される。なお、ウエハには、その向きを示すためにオリエンテーションフラット(以下、略して「オリフラ」という)あるいはノッチのような切り欠きが形成されている。そこで、ウエハの切り欠きや外周形状を頼りに、接触方式のプリアライメント装置や非接触方式のプリアライメント装置により、ウエハの位置検出および位置決めが所定の精度で行われる。露光装置では、プリアライメント装置によりウエハが所定の精度で位置決めされた後、ウエハのファースト露光や、ウエハのサーチや、ウエハのファインアライメントのような動作が順次行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ICの製造工程において、1つのウエハが複数の露光装置の間を巡って処理されるのが通常である。この場合、ウエハの位置決めすなわちプリアライメントにおいて、複数の露光装置の間でランダムマッチング精度が保証されなければならない。特に、従来の露光装置では、ステージ上に設けられた3点ピンにウエハを押し付けて位置決めするメカ的な接触方式によるプリアライメント(以下、「メカプリアライメント」という)が実施されている。したがって、発塵などの点で優れた光電検出による非接触方式のプリアライメント(以下、「光学式プリアライメント」という)を新たに実施しようとする場合、メカプリアライメントを採用している旧来の露光装置とのランダムマッチング精度を保証するために特別の配慮が必要になる。
【0004】
光学式プリアライメントを採用する露光装置において、旧来の露光装置との間で高いランダムマッチング精度を得るためには、ウエハの切り欠きや外周形状の検出位置が旧来の3点ピンの位置とほぼ一致していることが望ましい。しかしながら、前述したように、ウエハには、切り欠きとしてオリフラが形成されているタイプとノッチが形成されているタイプとがある。また、ウエハサイズも一様ではない。さらに、露光装置のステージ上におけるウエハの切り欠きの位置決め方向も必ずしも一様ではない。
【0005】
ところで、旧来のメカプリアライメント装置では、その構成を比較的コンパクトにすることが容易であり、上述のように多様なウエハに対して高いランダムマッチング精度を保証することが可能であった。しかしながら、光学式プリアライメント装置では、多様なウエハをファースト露光から高速且つ高精度にプリアライメントするために、その構成が大がかりになる傾向があった。さらに、光学式プリアライメント装置では、メカプリアライメント装置ほどには多様なウエハに対して容易に対応することが困難であった。
【0006】
また、プリアライメント装置の構成が大型化すると、露光装置内の空気の流れを阻害し、非常に高精度な温空調制御を必要とするステージ回りの諸性能に悪影響を及ぼす恐れがある。また、光学式プリアライメントでは、落射照明よりも透過照明の方がウエハの反り等の形状に左右されない安定した光電検出が可能であるため、ステージに取り付けられた照明部によりウエハのエッジ部を透過照明することが望ましい。そして、照明光として、ウエハに塗布されたレジストを感光しない可視光や紫外光が用いられるのが通常である。この場合、ステージ上においてウエハの外周部に対応する領域に配置される透過照明部は、露光光の照射をしばしば受けることになり、露光光によるソラリゼーション等の光学的な性能劣化が発生する恐れがある。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、高いランダムマッチング精度で多様な感光基板を高速且つ高精度に位置決めすることのできる光学式プリアライメント装置および該プリアライメント装置を備えた露光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の第1発明においては、マスクを露光光で照明し前記マスクに形成されたパターンをステージ上の感光基板に転写する露光装置のために、前記感光基板を光学的に位置決めするための光学式プリアライメント装置において、
前記ステージに載置された前記感光基板の複数のエッジ部をそれぞれ照明するための複数の照明手段と、
前記感光基板の複数のエッジ部を介した検出光に基づいて前記複数のエッジ部を検出するための検出手段とを備え、
前記検出手段で検出した前記複数のエッジ部の位置情報に基づいて前記感光基板を位置決めすることを特徴とする光学式プリアライメント装置を提供する。
【0009】
第1発明の好ましい態様によれば、前記感光基板の複数のエッジ部のうち前記感光基板の特性に応じた所望の複数のエッジ部を介した検出光だけを選択的に前記検出手段へ導くための光選択手段をさらに備えている。この場合、前記光選択手段は、前記感光基板の複数のエッジ部のうち前記感光基板の特性に応じた所望の複数のエッジ部だけを選択的に照明するために前記複数の照明手段を切り換えるための照明光切換え手段であることが好ましい。また、前記感光基板の複数のエッジ部は、第1の組の複数のエッジ部と第2の組の複数のエッジ部とからなり、前記検出手段は、前記第1の組の複数のエッジ部の各々を介した検出光と、前記第2の組の複数のエッジ部のうち対応するエッジ部を介した検出光とをそれぞれ合成するための検出光合成手段を有することが好ましい。
【0010】
本発明の第2発明においては、所定のパターンが形成されたマスクを露光光で照明するための照明光学系と、前記マスクを介した露光光に基づいて感光基板上に前記マスクのパターン像を形成するための投影光学系と、前記感光基板を支持し前記投影光学系に対して移動可能なステージと、前記感光基板を光学的に位置決めするための光学式プリアライメント装置とを備えた露光装置において、
前記光学式プリアライメント装置は、
前記ステージに載置された前記感光基板の複数のエッジ部をそれぞれ照明するための複数の照明手段と、
前記感光基板の複数のエッジ部を介した検出光に基づいて前記複数のエッジ部を検出するための検出手段とを有し、
前記検出手段で検出した前記複数のエッジ部の位置情報に基づいて前記感光基板を位置決めすることを特徴とする露光装置を提供する。
【0011】
第2発明の好ましい態様によれば、前記感光基板の複数のエッジ部のうち前記感光基板の特性に応じた所望の複数のエッジ部を介した検出光だけを選択的に前記検出手段へ導くための光選択手段をさらに備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明では、ステージに載置された感光基板の複数のエッジ部を照明し、複数のエッジ部を介した検出光に基づいて複数のエッジ部を検出し、複数のエッジ部の位置情報に基づいて感光基板を位置決めする。なお、露光装置では、感光基板搬送系からステージへ搬入される感光基板の切り欠きの方向や切り欠きの種類や感光基板サイズなどの情報は、予め露光装置に入力される。したがって、本発明では、たとえば複数のエッジ部のうち感光基板の特性に応じた所望の複数のエッジ部だけを選択的に検出することにより、高いランダムマッチング精度で多様な感光基板を高速且つ高精度に位置決めすることができる。
【0013】
また、本発明の構成によれば、プリアライメント装置を小型化することができるので、露光装置内の空気の流れをあまり阻害することなく、非常に高精度な温空調制御を必要とするステージ回りの諸性能に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
さらに、感光基板のエッジ部を透過照明する場合、照明部と感光基板との間の光路中に露光光を反射し照明光を透過させる特性を有する露光光遮光手段を設けることにより、露光光の照射によるソラリゼーション等の光学的な性能劣化が照明部において発生するのを防止し、プリアライメント装置としての性能を長期間に亘って良好に確保することができる。
【0014】
本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の各実施例にかかる光学式プリアライメント装置を備えた露光装置の構成を概略的に示す図である。図1において、投影光学系4の光軸AXに平行な方向に沿ってZ軸を、投影光学系4の光軸AXに垂直な面内において露光装置の正面に向かう方向に沿ってX軸を、投影光学系4の光軸AXに垂直な面内においてX軸と直交する方向に沿ってY軸をそれぞれ設定している。
図1の露光装置は、露光光を供給するための露光用の光源1を備えている。光源1として、たとえば波長が248nmまたは193nmの光を射出するエキシマレーザや、波長が365nmのi線の光を射出する超高圧水銀ランプなどを用いることができる。
【0015】
光源1から射出された露光光は、露光用の照明光学系2を介して、転写すべきパターンが形成されたマスク3をほぼ均一に照明する。マスク3のパターンを透過した光は、投影光学系4を介して、感光基板であるウエハ5上にマスクパターン像を形成する。なお、ウエハ5は、XY平面内において二次元的に移動可能なステージ6上にウエハホルダ7を介して載置されている。そして、ステージ6のX方向位置およびY方向位置は、レーザ干渉計8によって常時計測されている。また、ステージ6およびレーザ干渉計8は、定盤9によって支持されている。こうして、レーザ干渉計8の計測結果に基づいてステージ6をひいてはウエハ5をXY平面内において二次元的に移動させながら、ウエハ5の各露光領域にマスク3のパターンを逐次投影露光することができる。
【0016】
図1の露光装置では、ウエハ搬送系WLとステージ6との間でウエハ5の受け渡しが行われる。すなわち、図示のように、ウエハ5の受け渡しのための位置(ローディングポジション)に停止しているステージ6の数十ミリ上方にウエハ搬送系WLのロボットアームRAの作用によりウエハ5が搬入されると、ステージ6のウエハホルダ7の中央部からウエハ5の受け渡し用の3本ピン部材11が上昇してウエハ5を吸着して受け取る。なお、3本ピン部材11は、ステージ6の内部に設けられた駆動部12によってZ方向およびZ軸回りの回転方向に駆動されるように構成されている。こうして、ステージ6に載置されたウエハ5は、本実施例の光学式プリアライメント装置により所定の精度で位置決めされる。そして、プリアライメント装置によりウエハが所定の精度で位置決めされた後、ウエハのファースト露光や、ウエハのサーチや、アライメント系10によるウエハのファインアライメントなどが行われる。
【0017】
図2は、本発明の第1実施例にかかる光学式プリアライメント装置の構成を示す斜視図である。
なお、第1実施例ではオリフラが形成されたウエハすなわちOFウエハに対するプリアライメントを行っており、図2にはOFウエハ5のオリフラ部が露光装置の正面方向すなわち+X方向を向くようにステージ6の3本ピン部材11上に受け渡された状態が示されている。
図2では、図1に対応するように、露光装置の正面に向かってX軸が設定されている。以下、図2を参照して、第1実施例におけるOFウエハのプリアライメント動作を説明する。
【0018】
図2において、ステージ6には、たとえばLEDからなる6つのプリアライメント照明部21a〜21fが取り付けられている。ここで、6つの照明部21a〜21fが取り付けられている領域は、Z軸方向に沿ってOFウエハ5の外周部に対応している。なお、照明部21dは、ウエハ5の中心5cから+X方向の位置に配置されている。また、照明部21bおよび21cは、照明部21dを中心としてY方向に沿って両側に配置されている。さらに、照明部21aは、ウエハ5の中心5cから+Y方向の位置に配置されている。また、照明部21eおよび21fは、照明部21aを中心としてX方向に沿って両側に配置されている。
【0019】
第1実施例では、まず、オリフラ部が+X方向を向くように位置決めすべきタイプのOFウエハに対するプリアライメントを行う。この場合、6つの照明部21a〜21fのうち、照明部21d〜21fが消灯のまま、照明部21a〜21cだけが点灯する。照明部21a〜21cから射出されたプリアライメント用の照明光(可視光または赤外光)は、コリメータレンズ22a〜22cおよび遮光板23a〜23cを介して、OFウエハ5の3つのエッジ部24a〜24cを均一に透過照明する。なお、OFウエハ5の3つのエッジ部24a〜24cのうち、エッジ部24aはウエハ5の円周部のエッジ領域であり、エッジ部24bおよび24cはウエハ5のオリフラ部のエッジ領域である。すなわち、OFウエハ5の3つのエッジ部24a〜24cの位置は、従来のメカプリアライメント装置においてオリフラ部が+X方向を向くように位置決めすべきタイプのOFウエハが押し付けられる3点ピンの位置とほぼ一致している。
【0020】
なお、上述の遮光板23a〜23cは、プリアライメント照明部21a〜21cの光軸に垂直に位置決めされた平行平面板である。そして、各遮光板23のウエハ側の面(図中上側の面)には、エキシマレーザから射出された波長が248nmまたは193nmの露光光を反射し、プリアライメント用の照明光を透過させる特性を有する光学薄膜が蒸着されている。一方、各遮光板23の照明部側の面(図中下側の面)には、超高圧水銀ランプから射出された波長が365nmのi線の光である露光光を反射し、プリアライメント用の照明光を透過させる特性を有する光学薄膜が蒸着されている。
【0021】
ウエハ5のエッジ部24aを透過したエッジ検出光A1は、対物レンズ25aを介して集光され、偏向ミラー26aで−Y方向に反射される。偏向ミラー26aで反射されたエッジ検出光A1は、もう1つの偏向ミラー27aで+X方向に反射された後、ハーフミラー28aに入射する。ハーフミラー28aを透過したエッジ検出光A1は、CCDのような撮像素子29aの撮像面上にエッジ部24aの像を形成する。
また、ウエハ5のエッジ部24bおよび24cを透過したエッジ検出光A2およびA3は、対物レンズ25bおよび25cを介して集光された後、ハーフミラー28bおよび28cにそれぞれ入射する。ハーフミラー28bおよび28cで+X方向に反射されたエッジ検出光A2およびA3は、CCDのような撮像素子29bおよび29cの撮像面上にエッジ部24bおよび24cの像をそれぞれ形成する。
【0022】
こうして、プリアライメント装置の3つのCCD29a〜29cは、検出した3つのエッジ部24a〜24cの像に応じた撮像信号を、図示を省略した制御系に供給する。制御系では、供給された撮像信号を処理し、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置並びにウエハ5のオリフラ部のZ軸回りの回転座標位置を算出する。制御系は、ウエハ5のオリフラ部のZ軸回りの回転座標位置に応じて3本ピン部材11を所定角度だけ回転駆動し、ステージ6に対するウエハ5の回転ずれを補正する。次いで、制御系は、3本ピン部材11をZ方向に沿って下降駆動し、ステージ6のウエハホルダ7にウエハ5を吸着させる。さらに、制御系は、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置に応じてステージ6をXY平面内で二次元駆動し、露光装置に対するウエハ5の中心ずれを補正する。
【0023】
次に、オリフラ部が+Y方向を向くように位置決めすべきタイプのOFウエハに対するプリアライメント動作について説明する。
この場合、6つの照明部21a〜21fのうち、照明部21a〜21cは消灯のまま、照明部21d〜21fだけが点灯する。照明部21d〜21fから射出された照明光は、コリメータレンズ22d〜22fおよび遮光板23d〜23fを介して、OFウエハ5の3つのエッジ部24d〜24fを均一に透過照明する。なお、OFウエハ5の3つのエッジ部24d〜24fのうち、エッジ部24dはウエハ5の円周部のエッジ領域であり、エッジ部24eおよび24fはウエハ5のオリフラ部のエッジ領域である。すなわち、OFウエハ5の3つのエッジ部24d〜24fの位置は、従来のメカプリアライメント装置においてオリフラ部が+Y方向を向くように位置決めすべきタイプのOFウエハが押し付けられる3点ピンの位置とほぼ一致している。
【0024】
なお、上述の遮光板23d〜23fは、プリアライメント照明部21d〜21fの光軸に垂直に位置決めされた平行平面板であり、その特性は遮光板23a〜23cと同様である。したがって、遮光板23d〜23fは、露光光を反射するとともに、照明光を透過させる。ウエハ5のエッジ部24eおよび24fを透過したエッジ検出光A5およびA6は、対物レンズ25eおよび25fを介して集光され、偏向ミラー26eおよび26fで−Y方向にそれぞれ反射される。偏向ミラー26eおよび26fで反射されたエッジ検出光A5およびA6は、もう一対の偏向ミラー27eおよび27fで+X方向に反射された後、ハーフミラー28bおよび28cにそれぞれ入射する。ハーフミラー28bおよび28cを透過したエッジ検出光A5およびA6は、CCD29bおよび29cの撮像面上にエッジ部24eおよび24fの像をそれぞれ形成する。
【0025】
また、ウエハ5のエッジ部24dを透過したエッジ検出光A4は、対物レンズ25dを介して集光された後、ハーフミラー28aに入射する。ハーフミラー28aで+X方向に反射されたエッジ検出光A4は、CCD29aの撮像面上にエッジ部24dの像を形成する。
このように、ハーフミラー28aは、エッジ部24aからの検出光A1とエッジ部24dからの検出光A4とを合成するための検出光合成手段を構成している。また、ハーフミラー28bは、エッジ部24bからの検出光A2とエッジ部24eからの検出光A5とを合成するための検出光合成手段を構成している。さらに、ハーフミラー28cは、エッジ部24cからの検出光A3とエッジ部24fからの検出光A6とを合成するための検出光合成手段を構成している。
【0026】
こうして、プリアライメント装置の3つのCCD29a〜29cは、検出した3つのエッジ部24d〜24fの像に応じた撮像信号を、図示を省略した制御系に供給する。制御系では、供給された撮像信号を処理し、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置並びにウエハ5のオリフラ部のZ軸回りの回転座標位置を算出する。制御系は、ウエハ5のオリフラ部のZ軸回りの回転座標位置に応じて3本ピン部材11を所定角度だけ回転駆動し、ステージ6に対するウエハ5の回転ずれを補正する。次いで、制御系は、3本ピン部材11をZ方向に沿って下降駆動し、ステージ6のウエハホルダ7にウエハ5を吸着させる。さらに、制御系は、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置に応じてステージ6をXY平面内で二次元駆動し、露光装置に対するウエハ5の中心ずれを補正する。
【0027】
第1実施例のように、OFウエハ用のプリアライメント装置が搭載されたIC露光装置では、ウエハ搬送系WLからステージ6へ搬入されるOFウエハのオリフラ部が位置決めされるべき方向は+X方向または+Y方向である。また、ウエハ搬送系WLから搬入されるOFウエハのオリフラ部が位置決めされるべき方向に関する情報は露光装置に予め入力されているので、OFウエハのオリフラ部が位置決めされるべき方向に応じて照明部21a〜21fの切り換えだけでプリアライメントを行うことができる。すなわち、照明部21a〜21cを選択することによりOFウエハのオリフラ部を+X方向に向けてプリアライメントすることができ、照明部21d〜21fを選択することによりOFウエハのオリフラ部を+Y方向に向けてプリアライメントすることができる。こうして、第1実施例では、非常に小型の光学式プリアライメント装置により、オリフラ部の位置決めすべき方向が異なるOFウエハのプリアライメントをファースト露光から高速且つ高精度に行うことができる。
【0028】
図3は、本発明の第2実施例にかかる光学式プリアライメント装置の構成を示す斜視図である。
第2実施例ではノッチが形成されたウエハすなわちノッチウエハに対するプリアライメントを行っており、図3にはノッチウエハ5のノッチ部が露光装置の正面方向すなわち+X方向を向くようにステージ6の3本ピン部材11上に受け渡された状態が示されている。
なお、図3では、図2の第1実施例と同様に、露光装置の正面に向かってX軸が設定されている。また、図3において、ステージ6、ウエハホルダ7およびCCD39a〜39cの図示を省略している。以下、図3を参照して、第2実施例におけるノッチウエハのプリアライメント動作を説明する。
【0029】
図3において、ステージ6には、たとえばLEDからなる5つのプリアライメント照明部31a〜31eが取り付けられている。ここで、5つの照明部31a〜31eが取り付けられている領域は、Z軸方向に沿ってOFウエハ5の外周部に対応している。なお、照明部31aはウエハ5の中心5cから+X方向の位置に配置され、照明部31dはウエハ5の中心5cから+Y方向の位置に配置されている。また、照明部31bはウエハ5の中心5cから−X方向に対して図中時計回りに45度だけ回転した方向の位置に配置され、照明部31cはウエハ5の中心5cから−X方向に対して図中反図中時計回りに45度だけ回転した方向の位置に配置されている。さらに、照明部31eはウエハ5の中心5cから+X方向に対して図中時計回りに45度だけ回転した方向の位置に配置されている。
【0030】
第2実施例では、まず、ノッチ部が+X方向を向くように位置決めすべきタイプのノッチウエハに対するプリアライメントを行う。この場合、5つの照明部31a〜31eのうち、照明部31dおよび31eが消灯のまま照明部31a〜31cだけが点灯する。照明部31a〜31cから射出されたプリアライメント用の照明光(可視光または赤外光)は、コリメータレンズ32a〜32cおよび遮光板33a〜33cを介して、ノッチウエハ5の3つのエッジ部34a〜34cを均一に透過照明する。なお、ノッチウエハ5の3つのエッジ部34a〜34cのうち、エッジ部34bおよび34cはウエハ5の円周部のエッジ領域であり、エッジ部34aはウエハ5のノッチ部のエッジ領域である。すなわち、ノッチウエハ5の3つのエッジ部34a〜34cの位置は、従来のメカプリアライメント装置においてノッチ部が+X方向を向くように位置決めすべきタイプのノッチウエハが押し付けられる3点ピンの位置とほぼ一致している。
【0031】
なお、上述の遮光板33a〜33cは、プリアライメント照明部31a〜31cの光軸に垂直に位置決めされた平行平面板である。そして、各遮光板33のウエハ側の面(図中上側の面)には、エキシマレーザから射出された波長が248nmまたは193nmの露光光を反射し、プリアライメント用の照明光を透過させる特性を有する光学薄膜が蒸着されている。一方、各遮光板33の照明部側の面(図中下側の面)には、超高圧水銀ランプから射出された波長が365nmのi線の光である露光光を反射し、プリアライメント用の照明光を透過させる特性を有する光学薄膜が蒸着されている。
【0032】
ウエハ5のエッジ部34aを透過したエッジ検出光A1は、対物レンズ35aを介して集光され、偏向ミラー36aに入射する。偏向ミラー36aで−Y方向に反射されたエッジ検出光A1は、ハーフミラー38aに入射する。ハーフミラー38aで+X方向に反射されたエッジ検出光A1は、図示を省略したCCD39aの撮像面上にエッジ部34aの像を形成する。
また、ウエハ5のエッジ部34bを透過したエッジ検出光A2は、対物レンズ35bを介して集光され、偏向ミラー36bに入射する。偏向ミラー36bで+X方向に反射されたエッジ検出光A2は、ハーフミラー38bに入射する。ハーフミラー38bを透過したエッジ検出光A2は、図示を省略したCCD39bの撮像面上にエッジ部34bの像を形成する。
さらに、ウエハ5のエッジ部34cを透過したエッジ検出光A3は、対物レンズ35cを介して集光され、偏向ミラー36cで+Y方向に反射される。偏向ミラー36cで反射されたエッジ検出光A2は、もう1つの偏向ミラー37cに入射する。偏向ミラー37cで+X方向に反射されたエッジ検出光A3は、図示を省略したCCD39cの撮像面上にエッジ部34cの像を形成する。
【0033】
こうして、プリアライメント装置の3つのCCD39a〜39cは、検出した3つのエッジ部34a〜34cの像に応じた撮像信号を、図示を省略した制御系に供給する。制御系では、供給された撮像信号を処理し、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置並びにウエハ5のノッチ部のZ軸回りの回転座標位置を算出する。制御系は、ウエハ5のノッチ部のZ軸回りの回転座標位置に応じて3本ピン部材11を所定角度だけ回転駆動し、ステージ6に対するウエハ5の回転ずれを補正する。次いで、制御系は、3本ピン部材11をZ方向に沿って下降駆動し、ステージ6のウエハホルダ7にウエハ5を吸着させる。さらに、制御系は、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置に応じてステージ6をXY平面内で二次元駆動し、露光装置に対するウエハ5の中心ずれを補正する。
【0034】
次に、ノッチ部が+Y方向を向くように位置決めすべきタイプのノッチウエハに対するプリアライメント動作について説明する。
この場合、5つの照明部31a〜31eのうち、照明部31aおよび31bは消灯のまま照明部31c〜31eだけが点灯する。照明部31c〜31eから射出された照明光は、コリメータレンズ31c〜31eおよび遮光板31c〜31eを介して、ノッチウエハ5の3つのエッジ部34c〜34eを均一に透過照明する。なお、ノッチウエハ5の3つのエッジ部34c〜34eのうち、エッジ部34cおよび34eはウエハ5の円周部のエッジ領域であり、エッジ部34dはウエハ5のノッチ部のエッジ領域である。すなわち、ノッチウエハ5の3つのエッジ部34c〜34eの位置は、従来のメカプリアライメント装置においてノッチ部が+Y方向を向くように位置決めすべきタイプのノッチウエハが押し付けられる3点ピンの位置とほぼ一致している。
【0035】
なお、上述の遮光板33dおよび33eは、プリアライメント照明部31dおよび31eの光軸に垂直に位置決めされた平行平面板であり、その特性は遮光板33a〜33cと同様である。エッジ部34dを透過したエッジ検出光A4は、対物レンズ35dを介して集光され、偏向ミラー36dに入射する。偏向ミラー36dで−Y方向に反射されたエッジ検出光A4は、ハーフミラー38bに入射する。ハーフミラー38bで+X方向に反射されたエッジ検出光A4は、CCD29bの撮像面上にエッジ部34dの像を形成する。
【0036】
また、エッジ部34eを透過したエッジ検出光A5は、対物レンズ35eを介して集光され、偏向ミラー36eに入射する。偏向ミラー36eで+X方向に反射されたエッジ検出光A5は、ハーフミラー38aに入射する。ハーフミラー38aを透過したエッジ検出光A5は、CCD39aの撮像面上にエッジ部34eの像を形成する。
さらに、ウエハ5のエッジ部34cを透過したエッジ検出光A6は、前述したように、対物レンズ35cを介して集光され、偏向ミラー36cに入射する。偏向ミラー36cで+Y方向に反射されたエッジ検出光A6は、もう1つの偏向ミラー37cで+X方向に反射される。偏向ミラー37cで反射されたエッジ検出光A6は、CCD39cの撮像面上にエッジ部34cの像を形成する。
このように、ハーフミラー38aは、エッジ部34aからの検出光A1とエッジ部34eからの検出光A5とを合成するための検出光合成手段を構成している。また、ハーフミラー38bは、エッジ部34bからの検出光A2とエッジ部34dからの検出光A4とを合成するための検出光合成手段を構成している。
【0037】
こうして、プリアライメント装置の3つのCCD39a〜39cは、検出した3つのエッジ部34c〜34eの像に応じた撮像信号を、図示を省略した制御系に供給する。制御系では、供給された撮像信号を処理し、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置並びにウエハ5のノッチ部のZ軸回りの回転座標位置を算出する。制御系は、ウエハ5のノッチ部のZ軸回りの回転座標位置に応じて3本ピン部材11を所定角度だけ回転駆動し、ステージ6に対するウエハ5の回転ずれを補正する。次いで、制御系は、3本ピン部材11をZ方向に沿って下降駆動し、ステージ6のウエハホルダ7にウエハ5を吸着させる。さらに、制御系は、ウエハ5の中心5cのX座標位置およびY座標位置に応じてステージ6をXY平面内で二次元駆動し、露光装置に対するウエハ5の中心ずれを補正する。
【0038】
第2実施例のように、ノッチウエハ用のプリアライメント装置が搭載されたIC露光装置では、ウエハ搬送系WLからステージ6へ搬入されるノッチウエハのノッチ部が位置決めされるべき方向は+X方向または+Y方向である。また、ウエハ搬送系WLから搬入されるノッチウエハのノッチ部が位置決めされるべき方向に関する情報は露光装置に予め入力されているので、ノッチウエハのノッチ部が位置決めされるべき方向に応じて照明部31a〜31eの切り換えだけでプリアライメントを行うことができる。すなわち、照明部31a〜31cを選択することによりノッチウエハのノッチ部を+X方向に向けてプリアライメントすることができ、照明部31c〜31eを選択することによりノッチウエハのノッチ部を+Y方向に向けてプリアライメントすることができる。こうして、第2実施例では、非常に小型の光学式プリアライメント装置により、ノッチ部の位置決めすべき方向が異なるノッチウエハのプリアライメントをファースト露光から高速且つ高精度に行うことができる。
【0039】
また、第1実施例および第2実施例において、プリアライメント装置を小型化することにより、装置のコストの低減効果を期待することができる。加えて、プリアライメント装置の小型化により、露光装置内の空気の流れをあまり阻害することなく、非常に高精度な温空調制御を必要とするステージ回りの諸性能に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
また、第1実施例および第2実施例では、高速で高精度なプリアライメントを実施するためにステージ上に配置した照明部によりウエハのエッジ部を透過照明している。この場合、特段の配慮をしない限り、照明部が露光光の照射をしばしば受けることになる。第1実施例および第2実施例では、照明部とウエハとの間に所定の露光光を遮光して照明部を保護するための遮光板を配置している。したがって、この遮光板の作用により、露光光の照射によるソラリゼーション等の光学的な性能劣化が照明部において発生するのを防止し、プリアライメント装置としての性能を長期間に亘って良好に確保することができる。
【0040】
なお、上述の各実施例では、特定の方向に向けてオリフラ部を位置決めすべきOFウエハ専用のプリアライメント装置および特定の方向に向けてノッチ部を位置決めすべきノッチウエハ専用のプリアライメント装置をそれぞれ例示している。しかしながら、照明部、偏向ミラー、光合成手段としてのハーフミラーなどの配置を適宜変更することにより、オリフラ部とノッチ部とが混在するタイプのウエハに対するプリアライメント装置や、ウエハの切り込みを所望の方向に向かって位置決めするプリアライメント装置などを本発明にしたがって構成することができる。
【0041】
図4は、第1実施例および第2実施例の変形例の要部の構成を模式的に示す図である。
図4では、光路に対して挿脱可能な切換えミラー47の作用により、2つの照明部41aおよび41bからの照明光のうちのいずれか一方が選択的に共通のCCD48に達する様子を示している。したがって、第1実施例において、たとえば2つの照明部21aおよび21dが2つの照明部41aおよび41bにそれぞれ対応し、CCD29aがCCD48に対応するものと考えることができる。また、第2実施例において、たとえば2つの照明部31bおよび31dが2つの照明部41aおよび41bにそれぞれ対応し、CCD39bがCCD48に対応するものと考えることができる。
【0042】
図4の変形例では、照明部41bから射出された照明光は、コリメータレンズ42bおよび遮光板43bを介して、ウエハ5のエッジ部44bを均一に透過照明する。エッジ部44bを透過したエッジ検出光A2は、対物レンズ45bを介して集光され、切換えミラー47に入射する。切換えミラー47で反射されたエッジ検出光A2は、CCD48の撮像面上にエッジ部44bの像を形成する。
一方、照明部41aから射出された照明光は、コリメータレンズ42aおよび遮光板43aを介して、ウエハ5のエッジ部44aを均一に透過照明する。エッジ部44aを透過したエッジ検出光A1は、対物レンズ45aを介して集光され、偏向ミラー46aに入射する。偏向ミラー36dで反射されたエッジ検出光A1は、CCD48の撮像面上にエッジ部44aの像を形成する。
【0043】
このように、光路に対して挿脱可能な切換えミラー47は、対応する2つの検出光A1とA2とのうちいずれか一方の検出光を選択的にCCDへ導くための検出光選択手段を構成している。したがって、この変形例を第1実施例および第2実施例に適用した場合、照明部の切り換えが不要となる。
なお、変形例では、切換えミラー47が回転駆動により光路に対して挿脱可能に構成されているが、たとえば並行移動により光路に対して挿脱可能になるように切換えミラー47を構成することもできる。
【0044】
【効果】
以上説明したように、本発明によれば、感光基板の特性に応じた所望の複数のエッジ部だけを選択的に検出することにより、高いランダムマッチング精度で多様な感光基板を高速且つ高精度に位置決めすることができる。さらに、透過照明部と感光基板との間の光路中に露光光を反射し照明光を透過させる特性を有する露光光遮光手段を設けることにより、露光光の照射による照明部の光学的損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例にかかる光学式プリアライメント装置を備えた露光装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる光学式プリアライメント装置の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる光学式プリアライメント装置の構成を示す斜視図である。
【図4】第1実施例および第2実施例の変形例の要部の構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 光源
2 照明光学系
3 マスク
4 投影光学系
5 ウエハ
6 ステージ
7 ウエハホルダ
8 レーザ干渉計
9 定盤
10 アライメント系
11 3本ピン部材
12 3本ピン部材の駆動部
WL ウエハ搬送系
RA ロボットアーム
21、31 照明部
22、32 コリメータレンズ
23、33 遮光板
24、34 エッジ部
25、35 対物レンズ
26、36 偏向ミラー
27、37 偏向ミラー
28、38 ハーフミラー
29、39 CCD
47 切換えミラー

Claims (10)

  1. 第1のメカプリアライメントを用いる第1の露光装置および第2のメカプリアライメントを用いる第2の露光装置と組合せて使用可能な露光装置であって、マスクを露光光で照明し前記マスクに形成されたパターンをステージ上の感光基板に転写する露光装置のために、前記感光基板を光学的に位置決めするための光学式プリアライメント装置において、
    前記ステージに載置された前記感光基板の複数のエッジ部をそれぞれ照明するための複数の照明手段と、
    前記感光基板の複数のエッジ部を介した検出光に基づいて前記複数のエッジ部を選択的に検出するための検出手段とを備え、
    前記複数のエッジ部は、前記第1のメカプリアライメントにおける接触点に対応する第1の組の複数のエッジ部と、前記第2のメカプリアライメントにおける接触点に対応する第2の組の複数のエッジ部とを有し、
    前記検出手段で検出した前記複数のエッジ部の位置情報に基づいて前記感光基板を位置決めすることを特徴とする光学式プリアライメント装置。
  2. 前記複数のエッジ部のうち、前記第1の組の複数のエッジ部または前記第2の組の複数のエッジ部だけを選択的に検出することを特徴とする請求項1に記載の光学式プリアライメント装置。
  3. 前記感光基板の複数のエッジ部のうち、前記第1の組の複数のエッジ部または前記第2の組の複数のエッジ部を介した検出光だけを選択的に前記検出手段へ導くための光選択手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学式プリアライメント装置。
  4. 前記光選択手段は、前記感光基板の複数のエッジ部のうち、前記第1の組の複数のエッジ部または前記第2の組の複数のエッジ部だけを選択的に照明するために前記複数の照明手段を切り換えるための照明光切換え手段であることを特徴とする請求項3に記載の光学式プリアライメント装置。
  5. 前記検出手段は、前記第1の組の複数のエッジ部の各々を介した検出光と、前記第2の組の複数のエッジ部のうち対応するエッジ部を介した検出光とをそれぞれ合成するための検出光合成手段を有することを特徴とする請求項4に記載の光学式プリアライメント装置。
  6. 前記光選択手段は、前記第1の組の複数のエッジ部を介した検出光と前記第2の組の複数のエッジ部を介した検出光とのうちいずれか一方を選択的に前記検出手段へ導くための検出光選択手段であることを特徴とする請求項3に記載の光学式プリアライメント装置。
  7. 前記複数の照明手段は、前記ステージにそれぞれ取り付けられ、前記露光光とは異なる所定波長の照明光で前記感光基板の複数のエッジ部を透過照明し、
    各照明手段と前記感光基板との間の光路中には、前記露光光を反射し前記照明光を透過させる特性を有する露光光遮光手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学式プリアライメント装置。
  8. 所定のパターンが形成されたマスクを露光光で照明するための照明光学系と、前記マスクを介した露光光に基づいて感光基板上に前記マスクのパターン像を形成するための投影光学系と、前記感光基板を支持し前記投影光学系に対して移動可能なステージと、前記感光基板を光学的に位置決めするための光学式プリアライメント装置とを備えた露光装置であって、第1のメカプリアライメントを用いる第1の露光装置および第2のメカプリアライメントを用いる第2の露光装置と組合せて使用可能な露光装置において、
    前記光学式プリアライメント装置は、
    前記ステージに載置された前記感光基板の複数のエッジ部をそれぞれ照明するための複数の照明手段と、
    前記感光基板の複数のエッジ部を介した検出光に基づいて前記複数のエッジ部を選択的 検出するための検出手段とを有し、
    前記複数のエッジ部は、前記第1のメカプリアライメントにおける接触点に対応する第1の組の複数のエッジ部と、前記第2のメカプリアライメントにおける接触点に対応する第2の組の複数のエッジ部とを有し、
    前記検出手段で検出した前記複数のエッジ部の位置情報に基づいて前記感光基板を位置決めすることを特徴とする露光装置。
  9. 前記光学式プリアライメント装置は、前記複数のエッジ部のうち、前記第1の組の複数のエッジ部または前記第2の組の複数のエッジ部だけを選択的に検出することを特徴とする請求項8に記載の露光装置。
  10. 前記感光基板の複数のエッジ部のうち、前記第1の組の複数のエッジ部または前記第2の組の複数のエッジ部を介した検出光だけを選択的に前記検出手段へ導くための光選択手段をさらに備えていることを特徴とする請求項8または9に記載の露光装置。
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