JP2006195353A - 露光装置及び表示デバイスの製造方法 - Google Patents

露光装置及び表示デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006195353A
JP2006195353A JP2005009003A JP2005009003A JP2006195353A JP 2006195353 A JP2006195353 A JP 2006195353A JP 2005009003 A JP2005009003 A JP 2005009003A JP 2005009003 A JP2005009003 A JP 2005009003A JP 2006195353 A JP2006195353 A JP 2006195353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive substrate
surface inclination
projection optical
mask
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005009003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4760019B2 (ja
Inventor
Masamitsu Yanagihara
政光 柳原
Takeshi Otomo
剛 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2005009003A priority Critical patent/JP4760019B2/ja
Publication of JP2006195353A publication Critical patent/JP2006195353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760019B2 publication Critical patent/JP4760019B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】 スループット低下を招くことなく感光基板のフォーカス位置を正確に検出することができる露光装置を提供する。
【解決手段】 マスクMと感光性基板Pとを走査方向に同期移動させて、投影光学系PL1〜PL11を介してマスクのパターンを感光性基板上に露光する露光装置EXにおいて、投影光学系の光軸方向における該投影光学系に対する感光性基板の位置を検出する複数の位置検出手段50,52と、複数の位置検出手段により検出された感光性基板の検出結果に基づいて面傾斜を算出する面傾斜算出手段CONTと、面傾斜算出手段により算出された面傾斜と投影光学系を介して感光性基板に投影されるマスクのパターンの像面との相対位置を補正する相対位置補正手段PSTとを備え、複数の位置検出手段は、感光性基板を露光する露光開始前に、基板の平面内の複数の異なる位置においてそれそれ計測を行い、相対位置補正手段は、復数の計測結果に基づいて相対位置を補正する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示素子等のフラットパネル表示素子をリソグラフィ工程で製造するための露光装置及び該露光装置を用いた表示デバイスの製造方法に関するものである。
現在、半導体集積回路の製造においては、マスク上に形成された非常に微細なパターンを感光性基板上に転写するために、可視光あるいは紫外光を利用したフォトリソグラフィの手法が用いられている。このフォトリソグラフィの手法を用いた製造工程において、液晶表示デバイスや半導体デバイス等の電子デバイスは、マスク上に形成されたパターンを感光基板上に転写する、いわゆるフォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、パターンを有するマスクを載置して2次元移動するマスクステージと感光基板を載置して2次元移動する基板ステージとを有し、マスク上に形成されたパターンをマスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながら投影光学系を介して感光基板に投影露光するものである。露光装置としては、感光基板上にマスクのパターン全体を同時に転写する一括型露光装置と、マスクステージと基板ステージとを同期走査しつつマスクのパターンを連続的に感光基板上に転写する走査型露光装置との2種類が主に知られている。このうち、液晶表示デバイスを製造する際には、表示領域の大型化の要求から走査型露光装置が主に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この走査型露光装置においては、フォーカスセンサによりマスクのパターン形成面及び感光基板の被露光面の投影光学系の光軸方向における位置(フォーカス位置)をリアルタイムで検出し、フォーカス位置の制御を行っている。
特開2004‐177468号公報
ところで、上述の露光装置においては、フォーカスセンサによりフォーカス位置をリアルタイムに検出しているが、ロットの先頭基板の露光(スキャン)開始時においては、フォーカスセンサが感光基板上に位置していないためフォーカス位置をリアルタイムに検出することができない。従って、露光を開始する前に露光(スキャン)開始時におけるフォーカス位置を検出するためにフォーカスセンサを感光基板上に移動させフォーカス位置の検出を行い、その検出結果を記憶し、記憶した検出結果に基づいて露光(スキャン)を開始していたため、スループットの低下を招いていた。また、上述の露光(スキャン)開始時における感光基板のフォーカス位置を検出する際の条件(例えば、スキャンの加速度、速度、基板ステージの姿勢等)は実露光条件と異なっているため、正確な感光基板のフォーカス位置を検出することが困難であった。
この発明の課題は、スループット低下を招くことなく感光基板のフォーカス位置を正確に検出することができる露光装置及び該露光装置を用いた表示デバイスの製造方法を提供することである。
この発明の露光装置は、マスクと外径が500mmよりも大きい感光性基板とを走査方向に同期移動させて、投影光学系を介して前記マスクのパターンを前記感光性基板上に露光する露光装置において、前記投影光学系の光軸方向における該投影光学系に対する前記感光性基板の位置を検出する複数の位置検出手段と、前記複数の位置検出手段により検出された前記感光性基板の検出結果に基づいて面傾斜を算出する面傾斜算出手段と、前記面傾斜算出手段により算出された面傾斜と前記投影光学系を介して前記感光性基板に投影される前記マスクのパターンの像面との相対位置を補正する相対位置補正手段とを備え、前記複数の位置検出手段は、前記感光性基板を露光する露光開始前に、前記基板の平面内の複数の異なる位置においてそれそれ計測を行い、前記相対位置補正手段は、前記復数の計測結果に基づいて前記相対位置を補正することを特徴とする。
この発明の露光装置によれば、複数の位置検出手段により検出された基板平面内の複数の異なる位置における計測結果に基づいて面傾斜とマスクのパターンの像面との相対位置を補正する相対位置補正手段を備えているため、従来の露光装置のように露光を開始する前に面傾斜とマスクのパターンの像面との相対位置を検出するためのシーケンスを別途行う必要がなく、露光処理能力を向上させることができる。
また、この発明の表示デバイスの製造方法は、マスクのパターンを外径が500mmよりも大きい感光性基板上に露光する露光工程と、前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含むことを特徴とする表示デバイスの製造方法において、前記露光工程は、この発明の露光装置を用いて前記マスクのパターンを前記感光基板上に露光する工程を含むことを特徴とする。
この発明の表示デバイスの製造方法によれば、フォーカス位置の調整が正確に行われた露光装置を用いて露光を行うため、高スループットで表示デバイスの製造を行うことができ、かつ良好な表示デバイスを得ることができる。
この発明の露光装置によれば、複数の位置検出手段により検出された基板平面内の複数の異なる位置における計測結果に基づいて面傾斜とマスクのパターンの像面との相対位置を補正する相対位置補正手段を備えているため、従来の露光装置のように露光を開始する前に面傾斜とマスクのパターンの像面との相対位置を検出するためのシーケンスを別途行う必要がなく、露光処理能力を向上させることができる。
また、この発明の表示デバイスの製造方法によれば、フォーカス位置の調整が正確に行われた露光装置を用いて露光を行うため、高スループットで表示デバイスの製造を行うことができ、かつ良好な表示デバイスを得ることができる。
以下、図面を参照して、この発明の第1の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる露光装置の概略構成図であり、図2は図1に示す露光装置の概略斜視図である。
図1及び図2において、露光装置EXは、露光光でマスクMを照明する複数の照明系モジュール10a〜10kを備えた照明光学系ILと、マスクMを支持するマスクステージMSTと、照明系モジュール10a〜10kのそれぞれに対応して配置され、露光光で照明されたマスクMのパターンの像を外径が500mmよりも大きい感光基板(感光性基板)P上に投影する複数の投影光学系PL1〜PL11と、感光基板Pを支持する基板ステージPSTと、レーザ光を用いてマスクステージMSTの位置を検出するマスク側レーザ干渉計39a,39bと、レーザ光を用いて基板ステージPSTの位置を検出する基板側レーザ干渉計43a,43bとを備えている。この実施の形態において、照明系モジュールは10a〜10kの11つであり、図1には便宜上照明系モジュール10aに対応するもののみが示されているが、照明系モジュール10a〜10kのそれぞれは同様の構成を有している。感光基板Pはガラスプレートにレジスト(感光剤)を塗布したものである。
露光装置EXは、マスクステージMSTに支持されているマスクMと基板ステージPSTに支持されている感光基板Pとを同期移動しつつ投影光学系PL1〜PL11を介してマスクMのパターンを感光基板Pに投影露光する走査型露光装置である。以下の説明において、投影光学系PL1〜PL11の光軸方向をZ軸方向とし、Z軸方向に垂直な方向でマスクM及び感光基板Pの同期移動方向(走査方向)をX軸方向とし、Z軸方向及びX軸方向に直交する方向(非走査方向)をY軸方向とする。
図1に示すように、照明光学系ILは、露光用光源6と、光源6から射出された光束を集光する楕円鏡6aと、楕円鏡6aにより集光された光束のうち露光に必要な波長の光束を反射し、その他の波長の光束を透過させるダイクロイックミラー7と、ダイクロイックミラー7で反射した光束のうち更に露光に必要な波長のみを通過させる波長選択フィルタ8と、波長選択フィルタ8からの光束を複数本(本実施の形態では11本)に分岐して、反射ミラー11を介して照明系モジュール10a〜10kのそれぞれに入射させるライトガイド9とを備えている。本実施の形態における露光用光源6には水銀ランプが用いられ、露光光としては波長選択フィルタ8により、露光に必要な波長であるg線(436nm)、h線(405nm)、i線(365nm)などが用いられる。
照明系モジュール10aは、照明シャッタ12と、リレーレンズ13と、リレーレンズ13を通過した光束をほぼ均一な照度分布の光束に調整して露光光に変換するオプティカルインテグレータ14と、オプティカルインテグレータ14からの露光光を集光してマスクMを均一な照度で照明するコンデンサレンズ15とを備えている。この実施の形態において、照明系モジュール10aと同じ構成の照明系モジュール10b〜10kが、X軸方向とY軸方向とに一定の間隔を持って配置されている。
照明シャッタ12は、ライトガイド9の光路下流側に光束の光路に対して進退自在に配置されており、光束の遮蔽・解除をする。照明シャッタ12には、この照明シャッタ12を光束の光路に対して進退移動させるシャッタ駆動部12Dが設けられており、制御装置CONTによりその駆動を制御される。照明シャッタ12を通過した光束は、リレーレンズ13を介してオプティカルインテグレータ14に達する。オプティカルインテグレータ14の射出面側には二次光源が形成され、オプティカルインテグレータ14からの露光光はコンデンサレンズ15を介してマスクステージMSTに支持されているマスクMを均一な照度で照射する。そして、照明系モジュール10a〜10kのそれぞれから射出した露光光はマスクM上の異なる照明領域のそれぞれを照明する。
マスクMを支持するマスクステージMSTは移動可能に設けられており、一次元の走査露光を行うべくX軸方向への長いストロークと、走査方向と直交するY軸方向への所定距離のストロークとを有している。図1に示すように、マスクステージMSTは、このマスクステージMSTをX軸方向及びY軸方向に駆動するマスクステージ駆動部MSTDを有している。マスクステージ駆動部MSTDは制御装置CONTにより制御される。
図2に示すように、マスク側レーザ干渉計は、マスクステージMSTのX軸方向における位置を検出するXレーザ干渉計39aと、マスクステージMSTのY軸方向における位置を検出するYレーザ干渉計39bとを備えている。マスクステージMSTの+X側の端縁にはY軸方向に延在するX移動鏡38aが設けられている。一方、マスクステージMSTの+Y側の端縁にはX移動鏡38aに直交するように、X軸方向に延在するY移動鏡38bが設けられている。また、X移動鏡38aに対向してXレーザ干渉計39aが配置されており、Y移動鏡38bに対向してYレーザ干渉計39bが配置されている。
Xレーザ干渉計39aはX移動鏡38aにレーザ光を照射する。レーザ光の照射によりX移動鏡38aで発生した光(反射光)はXレーザ干渉計39a内部のディテクタに受光される。Xレーザ干渉計39aは、X移動鏡38aからの反射光に基づいて、内部の参照鏡の位置を基準としてX移動鏡38aの位置、すなわちマスクステージMSTのX軸方向における位置を検出する。なお、マスクMの位置は、マスクステージMSTに対するマスクMの各位置を計測しておくことにより、レーザ干渉計の検査値でモニタすることができる。
Yレーザ干渉計39bはY移動鏡38bにレーザ光を照射する。レーザ光の照射によりY移動鏡38bで発生した光(反射光)はYレーザ干渉計39b内部のディテクタに受光される。Yレーザ干渉計39bは、Y移動鏡38bからの反射光に基づいて、内部の参照鏡の位置を基準としてY移動鏡38bの位置、すなわちマスクステージMST(ひいてはマスクM)のY軸方向における位置を検出する。
レーザ干渉計39a,39bそれぞれの検出結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTは、レーザ干渉計39a,39bそれぞれの検出結果に基づいて、マスクステージ駆動部MSTDを介してマスクステージMSTを駆動し、マスクMの位置制御を行う。
マスクMを透過した露光光は、投影光学系PL1〜PL11のそれぞれに入射する。投影光学系PL1〜PL11のそれぞれは、マスクMの照明領域に存在するパターンの像を感光基板Pに投影露光するものであり、照明系モジュール10a〜10kのそれぞれに対応して配置されている。投影光学系PL1,PL3,PL5,PL7,PL9,PL11(第1投影光学ユニット)と投影光学系PL2,PL4,PL6,PL8,PL10(第2投影光学ユニット)とは2列に千鳥状に配列されている。すなわち、千鳥状に配置されている投影光学系PL1〜PL11のそれぞれは、隣合う投影光学系(例えば投影光学系PL1とPL2、PL2とPL3)をX軸方向に所定量変位させて配置されている。投影光学系PL1〜PL11のそれぞれを透過した露光光は、基板ステージPSTに支持されている感光基板P上の異なる投影領域にマスクMの照明領域に対応したパターンの像を結像する。照明領域のマスクMのパターンは所定の結像特性を持って、レジストが塗布された感光基板P上に転写される。
感光基板Pを支持する基板ステージPSTは移動可能に設けられており、一次元の走査露光を行うためのX軸方向への長いストロークと、走査方向と直交する方向にステップ移動するためのY軸方向への長いストロークとを有している。また、基板ステージPSTは、この基板ステージPSTをX軸方向及びY軸方向、更にZ軸方向に駆動する基板ステージ駆動部PSTDを有している。基板ステージ駆動部PSTDは制御装置CONTにより制御される。
図2に示すように、基板側レーザ干渉計は、基板ステージPSTのX軸方向における位置を検出するXレーザ干渉計43aと、基板ステージPSTのY軸方向における位置を検出するYレーザ干渉計43bとを備えている。基板ステージPSTの+X側の端縁にはY軸方向に延在するX移動鏡42aが設けられている。一方、基板ステージPSTの−Y側の端縁にはX移動鏡42aに直交するように、X軸方向に延在するY移動鏡42bが設けられている。X移動鏡42aにはXレーザ干渉計43aが対向して配置されており、Y移動鏡42bにはYレーザ干渉計43bが対向して配置されている。
Xレーザ干渉計43aはX移動鏡42aにレーザ光を照射する。レーザ光の照射によりX移動鏡42aで発生した光(反射光)は、Xレーザ干渉計43a内部のディテクタに受光される。Xレーザ干渉計43aは、X移動鏡42aからの反射光に基づいて、内部の参照鏡の位置を基準としてX移動鏡42aの位置、すなわち基板ステージPST(ひいては感光基板P)のX軸方向における位置を検出する。
Yレーザ干渉計43bはY移動鏡42bにレーザ光を照射する。レーザ光の照射によりY移動鏡42bで発生した光(反射光)は、Yレーザ干渉計43b内部のディテクタに受光される。Yレーザ干渉計43bは、Y移動鏡42bからの反射光に基づいて、内部の参照鏡の位置を基準としてY移動鏡42bの位置、すなわち基板ステージPSTのY軸方向における位置を検出する。なお、感光基板Pの位置は、基板ステージPSTに対する感光基板Pの各位置を計測しておくことにより、レーザ干渉計の検査値でモニタすることができる。レーザ干渉計43a,43bそれぞれの検出結果は制御装置CONTに出力される。
マスクステージMST及び基板ステージPSTのそれぞれは制御装置CONTの制御のもとでマスクステージ駆動部MSTD及び基板ステージ駆動部PSTDにより独立して移動可能となっている。そして、本実施の形態では、マスクMを支持したマスクステージMSTと感光基板Pを支持した基板ステージPSTとが投影光学系PL1〜PL11に対して任意の走査速度(同期移動速度)でX軸方向に同期移動するようになっている。
また、投影光学系PL1,PL3,PL5,PL7,PL9,PL11(第1投影光学ユニット)の−X側には、マスクMのパターン形成面及び感光基板Pの被露光面のZ軸方向における位置(フォーカス位置)を検出するオートフォーカス検出系(位置検出手段、第1検出手段)50が設けられている。オートフォーカス検出系50は、図3に示すように、走査方向に直交する方向(Y方向)に配列された複数(この実施の形態においては3つ)の感光基板位置検出系50a,50b,50c、及び図示しないY方向に配列された複数(この実施の形態においては2つ)のマスク位置検出系を有している。なお、図3に示すP1は投影光学系PL1を介した光束が感光基板P上を露光する領域(露光領域)であり、P2〜P11のそれぞれは投影光学系PL2〜PL11のそれぞれを介した光束が感光基板P上を露光する領域(露光領域)である。3つの感光基板位置検出系50a〜50cにより検出された感光基板Pの被露光面の3つの位置検出点におけるフォーカス位置、及び2つのマスク位置検出系により検出されたマスクMのパターン形成面の2つの位置検出点におけるフォーカス位置は、制御装置CONTに対して出力される。
また、投影光学系PL2,PL4,PL6,PL8,PL10(第2投影光学ユニット)の+X側には、マスクMのパターン形成面及び感光基板Pの被露光面のZ軸方向における位置(フォーカス位置)を検出するオートフォーカス検出系(位置検出手段、第2検出手段)52が設けられている。即ち、オートフォーカス検出系50,52は、第1投影光学ユニットと第2投影光学ユニットとを走査方向(X方向)に挟み込む位置関係にある。オートフォーカス検出系52は、図3に示すように、Y方向に配列された複数(この実施の形態においては2つ)の感光基板位置検出系52a,52b、及び図示しないY方向に配列された複数(この実施の形態においては2つ)のマスク位置検出系を有している。また、2つの感光基板位置検出系52a,52bにより検出された感光基板Pの被露光面の2つの位置検出点におけるフォーカス位置、及び2つのマスク位置検出系により検出されたマスクMのパターン形成面の2つの位置検出点におけるフォーカス位置は、制御装置CONTに対して出力される。
制御装置(面傾斜算出手段)CONTは、オートーフォーカス検出系50,52により検出された感光基板Pの被露光面におけるフォーカス位置に基づいて感光基板Pの面傾斜を算出する。また、オートフォーカス検出系50,52により検出されたマスクMのパターン形成面におけるフォーカス位置に基づいてマスクMの面傾斜を算出し、算出されたマスクMの面傾斜に基づいて投影光学系PL1〜PL11を介して感光基板Pに投影されるマスクMのパターンの像面を算出する。そして、算出された感光基板Pの面傾斜と投影光学系PL1〜PL11を介して感光基板Pに投影されるマスクMのパターンの像面との相対位置を基板ステージ駆動部PSTD(またはマスクステージ駆動部MSTD)を駆動させて基板ステージPST(またはマスクステージMST)を移動させることにより補正する。
また、オートフォーカス検出系50の−X側には、感光基板Pに設けられている複数のアライメントマークを検出するアライメント検出系54が設けられている。アライメント検出系54は、図3に示すように、Y方向に配列された複数(この実施の形態においては6つ)のアライメントマーク検出系54a〜54fを有しており、それぞれのアライメントマーク検出系54a〜54fに対応して設けられている感光基板P上のアライメントマーク位置を検出する。また、6つのアライメントマーク検出系54a〜54fにより検出されたアライメントマーク位置は制御装置CONTに対して出力される。制御装置CONTは、アライメント検出系54により検出された6つのアライメントマーク位置、及びマスクMとアライメント検出系54との相対位置関係に基づいて予め算出され記憶されているベースライン量に基づいて、マスクMと感光基板Pとの位置合わせを行うための補正量を算出し、算出された補正量に基づいて基板ステージPST(またはマスクステージMST)の位置を基板ステージ駆動部PSTD(またはマスクステージ駆動部MSTD)を駆動させて補正する。
次に、この第1の実施の形態にかかる露光装置における第1のフォーカス位置補正方法について説明する。図4は、この実施の形態にかかる露光装置において、基板ステージPSTがスキャンを開始する前に行われるフォーカス位置の補正の処理について説明するためのフローチャートである。
まず、制御装置CONTは、感光基板Pの交換を行い、感光基板Pを基板ステージPSTに載置する(ステップS10)。次に、制御装置CONTは、図5に示すように、基板ステージPSTを、アライメント検出系54が感光基板Pに設けられている第1アライメントマークm1〜m6の位置を検出できる位置に、基板ステージ駆動部PSTDを駆動させて移動させる(ステップS11)。
次に、制御装置CONTは、アライメント検出系54によるマスクMと感光基板Pとの位置あわせ(アライメント)を行い、アライメントと同時にオートフォーカス検出系50,52による感光基板Pの被露光面におけるフォーカス位置の検出を行う(ステップS12)。即ち、オートフォーカス検出系50の3つの感光基板位置検出系50a〜50c及びオートフォーカス検出系52の2つの感光基板位置検出系52a,52bは感光基板Pの被露光面の5つの検出点f1〜f5におけるフォーカス位置を検出し、検出された5つの検出点f1〜f5のフォーカス位置は制御装置CONTに対して出力される。
次に、制御装置CONTは、ステップS12において検出された感光基板Pの被露光面の5つの検出点f1〜f5におけるフォーカス位置に基づいて、感光基板Pの被露光面の面傾斜(以下、第1面傾斜という)を算出する(ステップS13)。即ち、ステップS12において検出された5つの検出点f1〜f5のフォーカス位置に基づいて、感光基板Pの投影光学系PL1〜PL11の光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Y方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)を算出する。次に、制御装置CONTは、ステップS13において算出された第1面傾斜を図示しない記憶部に記憶させる(ステップS14)。
次に、制御装置CONTは、図6に示すように、基板ステージPSTを、アライメント検出系54が感光基板Pに設けられている第2アライメントマークm7〜m12の位置を検出できる位置に、基板ステージ駆動部PSTDを駆動させて移動させ、アライメント検出系54によりマスクMと感光基板Pとの位置あわせ(アライメント)を行う(ステップS15)。
次に、制御装置CONTは、図7に示すように、基板ステージPSTを露光(スキャン)開始位置に基板ステージ駆動部PSTDを駆動させて移動させるとともに、ステップS15において記憶された第1面傾斜に基づいて感光基板Pの被露光面のフォーカス位置の補正を行う(ステップS16)。具体的には、制御装置CONTは基板ステージ駆動部PSTDに対して制御信号を出力し、基板ステージ駆動部PSTDは制御装置CONTからの制御信号に基づいて基板ステージPSTを駆動させることにより、感光基板Pの被露光面のフォーカス位置の補正を行う。
次に、この第1の実施の形態にかかる露光装置における第2のフォーカス位置補正方法について説明する。図8は、この実施の形態にかかる露光装置において、基板ステージPSTがスキャンを開始した後に行われるフォーカス位置の補正の処理について説明するためのフローチャートである。
まず、制御装置CONTは基板ステージ駆動部PSTDに対して制御信号を出力し、基板ステージ駆動部PSTDを駆動させて基板ステージPSTを移動させることにより、図7に示す位置から露光のためのスキャンを開始する(ステップS20)。ここで、図7に示す位置からスキャンを開始した場合、図9に示すように、実露光が開始される前、即ち投影光学系PL1,PL3,PL5,PL7,PL9,PL11を介した光束が感光基板Pに到達する前に、基板端部を検出するまでスキャンし、基板端部を検出した後に(ステップS21、Yes)、オートフォーカス検出系50の感光基板位置検出系50a,50bが感光基板P上に到達する。基板端部は、オートフォーカス検出系50の出力が急激に変化する信号をモニタすることにより検出可能である。
次に、制御装置CONTは、実露光が開始される前、感光基板P上に到達したオートフォーカス検出系50の感光基板位置検出系50a,50bによる感光基板Pの被露光面におけるフォーカス位置の検出を行う(ステップS22)。即ち、オートフォーカス検出系50の3つの感光基板位置検出系50a〜50cのうち感光基板P上に位置する2つの感光基板位置検出系50a,50bは感光基板Pの被露光面の2つの検出点f6,f7におけるフォーカス位置をそれぞれ検出し、検出された2つの検出点f6,f7のフォーカス位置は制御装置CONTに対して出力される。
次に、制御装置CONTは、ステップS22において検出された感光基板Pの被露光面の2つの検出点f6,f7を第1のフォーカス位置として図示しない記憶部に記憶させる(ステップS23)。次に、制御装置CONTは、第1フォーカス位置からスキャンさせることにより、所定距離移動させる(ステップS24)。
次に、制御装置CONTは、図10に示すように、オートフォーカス検出系50の感光基板位置検出系50a,50bにより、ステップS22において検出された2つの検出点f6,f7とは異なる2つの検出点f8,f9のフォーカス位置(第2のフォーカス位置)の検出を行う(ステップS25)。即ち、オートフォーカス検出系50の3つの感光基板位置検出系50a〜50cのうち感光基板P上に位置する2つの感光基板位置検出系50a,50bは感光基板Pの被露光面の2つの検出点f8,f9における第2のフォーカス位置を検出し、検出された2つの検出点f8,f9の第2のフォーカス位置は制御装置CONTに対して出力される。
次に、制御装置CONTは、ステップS22において検出された2つの検出点f6,f7の第1のフォーカス位置及びステップS25において検出された2つの検出点f8,f9の第2のフォーカス位置に基づいて、感光基板Pの被露光面の面傾斜(以下、第2面傾斜という)を算出する(ステップS26)。即ち、2つの検出点f6,f7と2つの検出点f8,f9は直線状に並ばない検出点であるため、この4つの検出点f6〜f9に基づいて感光基板Pの投影光学系の光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Y方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)を算出することができる。次に、制御装置CONTは、ステップS26において算出された第2面傾斜を図示しない記憶部に記憶させる(ステップS27)。
次に、制御装置CONTは、ステップS27において記憶された第2面傾斜に基づいて感光基板Pの被露光面のフォーカス位置の補正を行う(ステップS28)。具体的には、制御装置CONTは基板ステージ駆動部PSTDに対して制御信号を出力し、基板ステージ駆動部PSTDは制御装置CONTからの制御信号に基づいて基板ステージPSTを駆動させることにより、感光基板Pの被露光面のフォーカス位置の補正を行う。なお、ステップS25〜ステップS28の動作は、オートフォーカス検出系52が感光基板P上に位置するまでの間、繰り返される。
次に、制御装置CONTは、図11に示すように、オートフォーカス検出系52が感光基板P上に到達したとき、オートフォーカス検出系50の感光基板位置検出系50a,50bによる感光基板Pの被露光面の2つの検出点f10,f11のフォーカス位置、及びオートフォーカス検出系52の感光基板位置検出系52a,52bによる感光基板Pの被露光面の2つの検出点f12,f13のフォーカス位置の検出を行う(ステップS29)。即ち、オートフォーカス検出系50の3つの感光基板位置検出系50a〜50cのうち感光基板P上に位置する2つの感光基板位置検出系50a,50b、及びオートフォーカス検出系52の2つの感光基板位置検出系52a,52bのそれぞれは感光基板Pの被露光面の検出点f10〜f11におけるフォーカス位置をそれぞれ検出し、検出された4つの検出点f10〜f11のフォーカス位置は制御装置CONTに対して出力される。
次に、制御装置CONTは、ステップS29において検出された4つの検出点f10〜f11のフォーカス位置に基づいて、感光基板Pの被露光面の面傾斜(以下、第3面傾斜という)を算出する(ステップS30)。即ち、2つの検出点f10,f11と2つの検出点f12,f13は直線状に並ばない検出点であるため、この4つの検出点f10〜f13に基づいて感光基板Pの投影光学系PL1〜PL11の光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Y方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)を算出することができる。次に、制御装置CONTは、ステップS30において算出された第3面傾斜を図示しない記憶部に記憶させる(ステップS31)。
次に、制御装置CONTは、ステップS31において記憶された第3面傾斜に基づいて感光基板Pの被露光面のフォーカス位置の補正を行う(ステップS32)。具体的には、制御装置CONTは基板ステージ駆動部PSTDに対して制御信号を出力し、基板ステージ駆動部PSTDは制御装置CONTからの制御信号に基づいて基板ステージPSTを駆動させることにより、感光基板Pの被露光面のフォーカス位置の補正を行う。なお、ステップS22〜ステップS32の動作は、オートフォーカス検出系50のみが感光基板P上に位置している間、繰り返される。
上述の感光基板Pのフォーカス位置の補正は、最初の感光基板が設置されたとき、2枚目及び3枚目の感光基板が設置されたときにそれぞれ行なわれる。4枚目以降の感光基板が設置された際には、前3枚の感光基板が設置されたときに算出された第1面傾斜、第2面傾斜及び第3面傾斜に基づいて、4枚目以降の感光基板のフォーカス位置の補正を行なう。
また、上述のオートフォーカス検出系50による感光基板Pのフォーカス位置の検出においては、オートフォーカス検出系50の感光基板位置検出系50cが感光基板P上に位置することがないため感光基板位置検出系50cによる感光基板Pのフォーカス位置の検出を行っていないが、感光基板位置検出系50cが感光基板P上に位置した際には、感光基板位置検出系50cによる感光基板Pのフォーカス位置の検出を行い、検出されたフォーカス位置に基づいて面傾斜の算出を行う。
なお、図8では、ステップS22において検出された感光基板Pの被露光面の2つの検出点f6,f7における第1のフォーカス位置を検出した後、検出点f8,f9における第2のフォーカス位置を検出するまで、フォーカス制御を行わない実施形態を示したが、図4に示すステップS15において記憶された第1面傾斜に基づく、第1のフォーカス位置だけでは検出できない面傾斜の情報としての第1面傾斜情報を用いて、感光基板Pの面傾斜の算出を行ってもよい。即ち、感光基板Pの高さ方向は第1のフォーカス位置、感光基板Pの面傾斜は第1面傾斜情報を用いて算出するようにしてもよい。このようにすることにより、露光に差当たり早い段階で感光基板Pの位置制御の開始を行うことができるとともに、簡便に制御を行うことが可能となる。
この第1の実施の形態にかかる露光装置によれば、アライメントを行うと同時にオートフォーカス検出系50,52が備える感光基板位置検出系50a〜50c,52a,52bにより検出された感光基板Pの被露光面のフォーカス位置を検出し、検出結果に基づいて第1面傾斜を算出し、算出された第1面傾斜に基づいて感光基板Pのフォーカス位置の補正を行うことができる。また、スキャンが開始後であり、かつ露光開始前に、オートフォーカス検出系50が備える感光基板位置検出系50a,50bにより検出された感光基板Pの被露光面の異なる4つの検出点のフォーカス位置を検出し、検出結果に基づいて第2面傾斜を算出し、算出された第2面傾斜に基づいて感光基板Pのフォーカス位置の補正を行うことができる。また、オートフォーカス検出系52が備える感光基板位置検出系52a,52bが感光基板P上に位置した場合には、感光基板位置検出系52a,52bにより感光基板Pの二つの検出点のフォーカス位置の検出を行い、感光基板位置検出系50a,50b,52a,52bにより検出された異なる4つの検出点のフォーカス位置を検出し、検出結果に基づいて第2面傾斜に代わって第3面傾斜を算出し、算出された第3面傾斜に基づいて感光基板Pのフォーカス位置の補正を行うことができる。
従って、従来の露光装置のように露光を開始する前に予め感光基板Pの被露光面の面傾斜を検出し補正する必要がなく、露光処理能力を向上させることができる。
次に、図面を参照して、この発明の第2の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図12は、第2の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。図12に示す露光装置は、パターンが形成されたマスクM2を支持するマスクステージMST2と、感光基板(感光性基板)P2を支持する基板ステージPST2と、マスクステージMST2に支持されたマスクM2を露光光ELで照明する照明光学系IL2と、露光光ELで照明されたマスクM2のパターンの像を基板ステージPST2に支持されている感光基板P2に投影する投影光学系PLと、投影光学系PLを定盤1を介して支持するコラム100と、露光処理に関する動作を統括制御する制御装置CONT2とを備えている。コラム100は、床面に水平に載置されたベースプレート110上に設置されている。本実施の形態において、投影光学系PLは複数(7つ)並んだ反射屈折型の投影光学モジュールを有しており、照明光学系IL2も投影光学モジュールの数及び配置に対応して複数(7つ)の照明光学モジュールを有している。感光基板P2はガラス基板に感光剤(フォトレジスト)を塗布したものである。
この露光装置は、投影光学系PLに対してマスクM2と感光基板P2とを同期移動して走査露光する走査型露光装置であって、所謂マルチレンズスキャン型露光装置を構成している。また、この露光装置は、投影光学系PLと感光基板P2との間であって、投影光学系PLにより形成される露光領域を挟む位置にオートフォーカス検出系500,520及びアライメント検出系540が設けられている。以下の説明において、マスクM2及び感光基板P2の同期移動方向をX軸方向(走査方向)、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向(非走査方向)、X軸方向及びY軸方向と直交する方向をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりのそれぞれの方向をθX、θY、及びθZ方向とする。
照明光学系IL2は、光源を有し、光源から射出された露光光によりマスクM2を複数のスリット状の照明領域で照明する。本実施の形態における光源には水銀ランプが用いられ、露光光としては、不図示の波長選択フィルタにより、露光に必要な波長であるg線(436nm)、h線(405nm)、i線(365nm)などが用いられる。
マスクステージMST2は、コラム100上に設けられており、マスクM2を保持するマスクホルダ20と、マスクホルダ20をX軸方向に所定ストロークで移動可能な一対のリニアモータ(図示せず)とを備えている。また、マスクステージMST2は、不図示ではあるが、マスクM2を保持するマスクホルダ20をY軸方向及びθZ方向に移動する移動機構も有している。
基板ステージPST2は、ベースプレート110上に設けられている。基板ステージPST2は、感光基板P2を保持する基板ホルダ30と、基板ホルダ30をY軸方向に案内しつつ移動自在に支持するガイドステージ35と、ガイドステージ35に設けられ、基板ホルダ30をY軸方向に移動するリニアモータ(図示せず)と、ベースプレート110上において基板ホルダ30をガイドステージ35とともにX軸方向に所定ストロークで移動可能な一対のリニアモータ(図示せず)とを備えている。基板ホルダ30はバキュームチャックを介して感光基板P2を保持する。更に、基板ステージPST2は基板ホルダ30をZ軸方向、θX及びθY方向に移動する移動機構も有している。
投影光学系PLは複数(7つ)並んだ投影光学モジュールPLa,PLc,PLe,PLg及び図示しない3つの投影光学モジュールを有しており、これら複数の投影光学モジュールPLa,PLc,PLe,PLg及び図示しない3つの投影光学モジュールは1つの定盤1に支持されている。そして、図12に示すように、投影光学モジュールPLa,PLc,PLe,PLg及び図示しない投影光学モジュールを支持している定盤1はコラム100に対して支持部2を介して支持されている。
4つの投影光学モジュールPLa、PLc、PLe、PLgは、Y方向(走査方向と交差する方向)に並んでおり、X方向(走査方向)の前方側に配置されている(以下、第1投影光学ユニットという。)。また、図示しない3つの投影光学モジュールのそれぞれは、Y方向に並んでおり、X方向の後方側に配置されている(以下、第2投影光学ユニットという。)。また、第1投影光学ユニットと第2投影光学ユニットとはX方向において対向するように配置されており、第1投影光学ユニットを構成する各投影光学モジュールPLa、PLc、PLe、PLgと第2投影光学ユニットを構成する図示しない各投影光学モジュールとは千鳥状に配置されている。すなわち、隣合う投影光学モジュールをY方向に所定量変位させて配置されている。第1投影光学ユニット及び第2投影光学ユニットを構成する各投影光学モジュールのそれぞれは、鏡筒PK(図13参照)と、鏡筒PKの内部に配置されている複数の光学素子(レンズ)とを有している。
図13は、第2投影光学ユニットを構成する3つの投影光学モジュールのうちの1つの投影光学モジュールPLfの概略構成を示す図である。以下では、投影光学モジュールPLfについて説明するが、他の投影光学モジュールも投影光学モジュールPLfと同様の構成である。
投影光学モジュールPLfは、図13に示すように、照明光学モジュールにより露光光ELで照明されたマスクM2の照明領域に存在するパターン像を感光基板P2に投影露光するものであり、二組の反射屈折型光学系151、152と不図示の視野絞りとを備えている。マスクM2を透過した光束は、1組目の反射屈折型光学系151に入射する。反射屈折型光学系151は、マスクM2のパターンの中間像を形成するものである。反射屈折型光学系151により形成されるパターンの中間像位置には不図示の視野絞りが配置されている。視野絞りは、感光基板P2上における投影領域を設定するものであって、例えば感光基板P2上の投影領域を台形状に設定する。視野絞りを透過した光束は、2組目の反射屈折型光学系152に入射する。
反射屈折型光学系152は、反射屈折型光学系151と同様の構成を有する。反射屈折型光学系152から射出した光束は、感光基板P2上にマスクM2のパターンの像を正立等倍で結像する。
また、この露光装置は、マスクホルダ20(マスクステージMST2)の位置を計測するレーザ干渉システムを備えている。マスクホルダ20の−X側の端縁にはY軸方向に延びる図示しないX移動鏡が設けられ、マスクホルダ20の−Y側の端縁にはX軸方向に延びるY移動鏡71が設けられている。X移動鏡に対向する位置には図示しないレーザ干渉計が設けられている。また、Y移動鏡71に対向する位置にはレーザ干渉計74が設けられている。図示しないレーザ干渉計及びレーザ干渉計74は、コラム100上に設置されている。また、定盤1には図示しない参照鏡及び参照鏡77が取り付けられている。図示しない参照鏡は図示しないレーザ干渉計に対向する位置に設けられ、参照鏡77はレーザ干渉計74に対向する位置に設けられている。
図示しないレーザ干渉計の計測結果は制御装置CONT2に出力され、制御装置CONT2はレーザ干渉計の計測結果に基づいて、マスクホルダ20(マスクステージMST2)のX軸方向における位置を制御する。また、レーザ干渉計74の計測結果は制御装置CONT2に出力され、制御装置CONT2はレーザ干渉計74の計測結果に基づいて、マスクホルダ20(マスクステージMST2)のY軸方向における位置を制御する。即ち、制御装置CONT2は、各レーザ干渉計による計測結果に基づいて、各投影光学モジュールを支持した定盤1の姿勢(X軸、Y軸、θX、θY、及びθZ方向における位置)を算出する。制御装置CONT2は、定盤1の姿勢計測結果に基づいて、マスクホルダ20の姿勢をマスクステージ駆動装置MSTD2を介して制御する。
また、この露光装置は、基板ホルダ30(基板ステージPST2)の位置を計測するレーザ干渉システムを備えている。基板ホルダ30の−X側の端縁にはY軸方向に延びる図示しないX移動鏡が設けられ、基板ホルダ30の−Y側の端縁にはX軸方向に延びるY移動鏡81が設けられている。X移動鏡に対向する位置には、図示しないレーザ干渉計が設けられており、ベースプレート110に設置されている。また、Y移動鏡81に対向する位置には、レーザ干渉計85がコラム100から垂下するように設けられている。
投影光学モジュールの鏡筒PKには図示しない参照鏡がレーザ干渉計のそれぞれに対向する位置に設けられている。図示しないレーザ干渉計の計測結果は制御装置CONT2に出力され、制御装置CONT2は各レーザ干渉計の計測結果に基づいて基板ホルダ30(基板ステージPST2)のX軸方向における位置を制御する。また、レーザ干渉計85の計測結果は制御装置CONT2に出力され、制御装置CONT2は各レーザ干渉計の計測結果に基づいて基板ホルダ30(基板ステージPST2)のY軸方向における位置を制御する。即ち、制御装置CONT2は、各レーザ干渉計による計測結果に基づいて、各投影光学モジュールを支持した定盤1の姿勢(X軸、Y軸、θX、θY、及びθZ方向における位置)を算出する。制御装置CONT2は、定盤1の姿勢計測結果に基づいて、基板ホルダ30の姿勢を基板ステージ駆動装置PSTD2を介して制御する。
また、図12及び図13に示すように、第1投影光学ユニットを構成する投影光学モジュールPLa、PLc、PLe、PLgのそれぞれを介する光束が感光基板P2上に形成する投影領域の−X側のZ軸方向における位置(フォーカス位置)を検出するオートフォーカス検出系(位置検出手段、第1検出手段)500が設けられている。オートフォーカス検出系500は、図12に示すように、走査方向と直交する方向(Y方向)に配列された複数(この実施の形態においては3つ)の感光基板位置検出系500a,500b,500c及び図示しないY方向に配列された複数(この実施の形態においては2つ)のマスク位置検出系を有している。3つの感光基板位置検出系500a〜500cにより検出された感光基板P2の被露光面の3つの位置検出点におけるフォーカス位置、及び2つのマスク位置検出系により検出されたマスクM2のパターン形成面の2つの位置検出点におけるフォーカス位置は、制御装置CONT2に対して出力される。
また、図13に示すように、第2投影光学ユニットを構成する投影光学ユニットPLf及び図示しない2つの投影光学ユニットのそれぞれを介する光束が感光基板P2上に形成する投影領域の+X側のZ軸方向における位置(フォーカス位置)を検出するオートフォース検出系(位置検出手段、第2検出手段)520が設けられている。オートフォーカス検出系520は、図13に示すように、Y方向に配列された複数(この実施の形態においては2つ)の感光基板位置検出系520a及び図示しない他の1つの感光基板位置検出系、及び図示しないY方向に配列された複数(この実施の形態においては2つ)のマスク位置検出系を有している。また、2つの感光基板位置検出系により検出された感光基板P2の被露光面の2つの位置検出点におけるフォーカス位置、及び2つのマスク位置検出系により検出されたマスクM2のパターン形成面の2つの位置検出点におけるフォーカス位置は、制御装置CONT2に対して出力される。
制御装置(面傾斜算出手段)CONT2は、オートフォーカス検出系500,520により検出された感光基板P2の被露光面におけるフォーカス位置に基づいて感光基板P2の面傾斜を算出する。また、オートフォーカス検出系500,520により検出されたマスクM2のパターン形成面におけるフォーカス位置に基づいてマスクM2の面傾斜を算出し、算出されたマスクM2の面傾斜に基づいて各投影光学モジュールを介して感光基板P2に投影されるマスクM2のパターンの像面を算出する。そして、算出された感光基板P2の面傾斜と各投影光学モジュールを介して感光基板P2に投影されるマスクM2のパターンの像面との相対位置を基板ステージ駆動装置PSTD2(またはマスクステージ駆動装置MSTD2)を駆動させて基板ステージPST2(またはマスクステージMST2)を移動させることにより補正する。
また、オートフォーカス検出系500の−X側には、感光基板P2に設けられている複数のアライメントマークを検出するアライメント検出系540が設けられている。アライメント検出系540は、Y方向に配列された複数のアライメントマーク検出系を有しており、それぞれのアライメントマーク検出系に対応して設けられている感光基板P2上のアライメントマーク位置を検出する。また、各アライメントマーク検出系により検出されたアライメントマーク位置は制御装置CONT2に対して出力される。制御装置CONT2は、アライメント検出系540により検出された複数のアライメントマーク位置、及びマスクM2とアライメント検出系540との相対位置関係に基づいて予め算出され記憶されているベースライン量に基づいて、マスクM2と感光基板P2との位置合わせを行うための補正量を算出し、算出された補正量に基づいて基板ステージPST2(またはマスクステージMST2)の位置を基板ステージ駆動装置PSTD2(またはマスクステージ駆動装置MSTD2)を駆動させて補正する。
次に、第2の実施の形態にかかる露光装置における第1のフォーカス位置補正方法について説明する。まず、制御装置CONT2は、アライメント検出系540によるマスクM2と交換された感光基板P2との位置合わせ(第1アライメント)を行うと同時に、オートフォーカス検出系500,520が備える各感光基板位置検出系による感光基板P2の被露光面におけるフォーカス位置の検出を行う。具体的な検出方法ついては、第1の実施の形態にかかる検出方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。各感光基板位置検出系により検出された5つの検出点におけるフォーカス位置は制御装置CONT2に対して出力される。
次に、制御装置CONT2は、検出された感光基板P2の被露光面の5つの検出点におけるフォーカス位置に基づいて、感光基板P2の被露光面の第1面傾斜、即ち感光基板P2の投影光学系PLの光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Y方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)を算出し、算出された第1面傾斜を図示しない記憶部に記憶させる。次に、制御装置CONT2は、アライメント検出系540によりマスクMと感光基板Pとの第2アライメントを行った後に、基板ステージPST2を露光(スキャン)開始位置に基板ステージ駆動装置PSTD2を駆動させて移動させるとともに、第1面傾斜に基づいて感光基板P2の被露光面のフォーカス位置の補正を行う。具体的な補正方法については、第1の実施の形態にかかる補正方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。
次に、第2の実施の形態にかかる露光装置における第2のフォーカス位置補正方法について説明する。まず、制御装置CONT2は露光のためのスキャンを開始する。そして、第1投影光学ユニットを介した光束が感光基板P2に到達する前に、感光基板P2上に到達したオートフォーカス検出系500の感光基板位置検出系による感光基板P2の被露光面におけるフォーカス位置の検出を行い、各感光基板位置検出系により検出された2つ以上の検出点のフォーカス位置は制御装置CONT2に対して出力される。次に、制御装置CONT2は、検出された感光基板P2の被露光面の2つ以上の検出点におけるフォーカス位置を記憶されている第1面傾斜に加味して第1面傾斜との感光基板P2の投影光学系PLの光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)の偏差を算出し、算出された偏差を記憶部に記憶させる。
次に、制御装置CONT2は、算出された偏差に基づいて感光基板P2の被露光面のフォーカス位置の補正を行う。具体的な補正方法については、第1の実施の形態にかかる補正方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。次に、制御装置CONT2はオートフォーカス検出系500により、検出された2つ以上の検出点とは異なる2つ以上の検出点のフォーカス位置の検出を行い、検出された2つ以上の検出点のフォーカス位置は制御装置CONT2に対して出力される。
次に、制御装置CONT2は、先に検出された2つ以上の検出点のフォーカス位置及び後に検出された2つ以上の検出点のフォーカス位置に基づいて、感光基板P2の被露光面の第2面傾斜、即ち感光基板P2の投影光学系PLの光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Y方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)を算出し、算出された第2面傾斜を図示しない記憶部に記憶させる。次に、制御装置CONT2は、第2面傾斜に基づいて感光基板P2の被露光面のフォーカス位置の補正を行う。具体的な補正方法については、第1の実施の形態にかかる補正方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、第2面傾斜を算出し、算出された第2面傾斜に基づいて感光基板P2の被露光面のフォーカス位置の補正を行なう動作は、オートフォーカス検出系520が感光基板P2上に位置するまでの間、繰り返される。
次に、制御装置CONT2は、オートフォーカス検出系520が感光基板P2上に到達したとき、オートフォーカス検出系500による感光基板P2の被露光面の2つ以上の検出点のフォーカス位置、及びオートフォーカス検出系520による感光基板P2の被露光面の1つ以上の検出点のフォーカス位置の検出を行い、検出された3つ以上の検出点のフォーカス位置は制御装置CONT2に対して出力される。
次に、制御装置CONT2は、検出された3つ以上の検出点のフォーカス位置に基づいて、感光基板P2の被露光面の第3面傾斜、即ち感光基板P2の投影光学系PLの光軸に対するX方向における傾斜(θ)、Y方向における傾斜(θ)、Z方向における高さ(Z)を算出し、算出された第3面傾斜を図示しない記憶部に記憶させる。次に、制御装置CONT2は、第3面傾斜に基づいて感光基板P2の被露光面のフォーカス位置の補正を行う。具体的な補正方法については、第1の実施の形態にかかる補正方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、第3面傾斜を算出し、算出された第3面傾斜に基づいて感光基板P2の被露光面のフォーカス位置の補正を行なう動作は、オートフォーカス検出系500,520が感光基板P2上に位置している間、繰り返される。
上述の感光基板P2のフォーカス位置の補正は、最初の感光基板が設置されたとき、2枚目及び3枚目の感光基板が設置されたときにそれぞれ行なわれる。4枚目以降の感光基板が設置された際には、前3枚の感光基板が設置されたときに算出された第1面傾斜、第2面傾斜及び第3面傾斜に基づいて、4枚目以降の感光基板のフォーカス位置の補正を行なう。
この第2の実施の形態にかかる投影露光装置によれば、アライメントを行うと同時にオートフォーカス検出系500,520が備える感光基板位置検出系により検出された感光基板P2の被露光面のフォーカス位置を検出し、検出結果に基づいて第1面傾斜を算出し、算出された第1面傾斜に基づいて感光基板P2のフォーカス位置の補正を行うことができる。また、スキャン開始後であり、かつ露光開始前に、オートフォーカス検出系500が備える感光基板位置検出系により検出された感光基板P2の被露光面の異なる3つ以上の検出点のフォーカス位置を検出し、検出結果に基づいて第2面傾斜を算出し、算出された第2面傾斜に基づいて感光基板P2のフォーカス位置の補正を行うことができる。また、オートフォーカス検出系520が備える感光基板位置検出系が感光基板P2上に位置した場合には、感光基板位置検出系により感光基板P2の1つ以上の検出点のフォーカス位置の検出を行い、オートフォーカス検出系500,520のそれぞれの感光基板位置検出系により検出された異なる3つ以上の検出点のフォーカス位置を検出し、検出結果に基づいて第2面傾斜に代わって第3面傾斜を算出し、算出された第3面傾斜に基づいて感光基板P2のフォーカス位置の補正を行うことができる。
従って、従来の露光装置のように露光を開始する前に予め感光基板P2の被露光面の面傾斜を検出し補正する必要がなく、露光処理能力を向上させることができる。
なお、上述の各実施の形態にかかる投影露光装置においては、オートフォーカス検出系が感光基板上に位置していない間の露光(スキャン)中は第1アライメント位置において検出された感光基板のフォーカス位置に基づいて感光基板の面傾斜の補正を行っているため、感光基板のフォーカス位置を検出する条件(例えば、スキャンの加速度、速度、基板ステージの姿勢等)は実露光の条件と同一ではない。また、オートフォーカス検出系が感光基板上に位置した際にはリアルタイムに検出されたフォーカス位置に基づいて感光基板の面傾斜の補正を行うため、感光基板のフォーカス位置を検出する条件は実露光の条件と一致する。従って、オートフォーカス検出系によりリアルタイムに感光基板のフォーカス位置を検出できない位置と検出できる位置との境界前後におけるフォーカス位置の検出値及び補正値に大きな誤差が発生する場合がある。
この場合には、オートフォーカス検出系によりリアルタイムに感光基板のフォーカス位置を検出できない位置と検出できる位置との境界前後において実露光と同一の条件で模擬的に基板ステージをスキャンさせ(スキャンのみ行い、露光はしない)、その場合における感光基板のフォーカス位置を検出し、検出されたフォーカス位置に基づいて感光基板の面傾斜の補正を行なってもよい。また、例えば1枚目〜3枚目の感光基板が設置されたときに、このオートフォーカス検出系によりリアルタイムに感光基板のフォーカス位置を検出できない位置と検出できる位置との境界前後におけるフォーカス位置を検出し、検出されたフォーカス位置に基づいてフォーカス位置を補正し、4枚目以降の感光基板が設置された際には前3枚の感光基板が設置されたときに検出されたフォーカス位置に基づいて4枚目以降の感光基板のフォーカス位置の補正を行なう。また、露光される感光基板の少なくとも1枚の感光基板が設置されたときに感光基板のフォーカス位置の補正を行なうようにしてもよい。
この場合には、実露光と同一の条件による感光基板のフォーカス位置を検出することができるため、より正確な面傾斜を算出することができる。また、オートフォーカス検出系によりリアルタイムに感光基板のフォーカス位置を検出できない位置と検出できる位置との境界前後におけるフォーカス位置の検出値及び補正値に大きな誤差が発生するのを防止することができる。
また、上述の各実施の形態にかかる投影露光装置においては、1枚目〜3枚目の感光基板が設置されたときに感光基板のフォーカス位置の補正を行なっているが、露光される感光基板の少なくとも1枚の感光基板が設置されたときに感光基板のフォーカス位置の補正を行なうようにしてもよい。
また、上述の各実施の形態においては、感光基板上の5つの異なる検出点のフォーカス位置を検出することにより第1面傾斜を算出しているが、少なくとも3つの異なる検出点のフォーカス位置を検出することにより第1面傾斜を算出するようにしてもよい。
また、上述の各実施の形態においては、基板ステージの位置を傾斜させることにより面傾斜と感光基板に投影されるマスクのパターンの像面との相対位置の補正を行っているが、マスクステージの位置を傾斜させることにより該相対位置の補正を行ってもよい。
また、露光装置の用途としては角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置に限定されることなく、例えば、半導体製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く適当できる。
ますます感光基板の大型化が進み、それに伴い基板ステージの大型化、更に基板ステージの重量が増大する傾向にあるが、本発明の露光装置は、外形が500よりも大きい感光基板に対して特に有効である。
また、本発明の露光装置は、高精細のパターンを露光する際にも有効である。更に、より広いデバイスパターンを製造する露光装置として投影光学系の数の増大による継ぎ部の増大、または各投影光学系の画角を大きくすることによる各投影光学系の投影領域の拡大により、その投影領域の継ぎ部や周辺部においてもフォーカス位置を正確に制御する必要があるが、投影領域全面のフォーカス位置を常に検出できないような場合に本発明が特に有効である。
上述の各実施の形態にかかる露光装置では、照明光学系によってレチクル(マスク)を照明し、投影光学系を用いてマスクに形成された転写用のパターンを感光性基板(プレート)に露光する(露光工程)ことにより、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、上述の各実施の形態にかかる露光装置を用いて感光性基板としてのプレート等に所定の回路パターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図14のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図14のステップS301において、1ロットのプレート上に金属膜が蒸着される。次のステップS302において、その1ロットのプレート上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップS303において、上述の各実施の形態にかかる露光装置を用いて、マスク上のパターンの像がその投影光学系を介して、その1ロットのプレート上の各ショット領域に順次露光転写される。その後、ステップS304において、その1ロットのプレート上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップS305において、その1ロットのプレート上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスク上のパターンに対応する回路パターンが、各プレート上の各ショット領域に形成される。
その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述のマイクロデバイス製造方法によれば、上述の各実施の形態にかかる露光装置を用いて露光を行うため、高いスループットで微細な回路パターンを有するマイクロデバイスを精度良く得ることができる。なお、ステップS301〜ステップS305では、プレート上に金属を蒸着し、その金属膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチングの各工程を行っているが、これらの工程に先立って、プレート上にシリコンの酸化膜を形成後、そのシリコンの酸化膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチング等の各工程を行っても良いことはいうまでもない。
また、上述の各実施の形態にかかる露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイス(表示デバイス)としての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図15のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図15において、パターン形成工程S401では、上述の各実施の形態にかかる露光装置を用いてマスクのパターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルタ形成工程S402へ移行する。
次に、カラーフィルタ形成工程S402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルタを形成する。そして、カラーフィルタ形成工程S402の後に、セル組み立て工程S403が実行される。セル組み立て工程S403では、パターン形成工程S401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルタ形成工程S402にて得られたカラーフィルタ等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て工程S403では、例えば、パターン形成工程S401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルタ形成工程S402にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
その後、モジュール組み立て工程S404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、上述の各実施の形態にかかる露光装置を用いて露光を行うため、高いスループットで微細な回路パターンを有する半導体デバイスを精度良く得ることができる。
第1の実施の形態にかかる投影露光装置の概略構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる投影露光装置の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態にかかるアライメント検出系及びオートフォーカス検出系の配置を示す図である。 第1の実施の形態にかかる投影露光装置のスキャン開始前における感光基板のフォーカス位置の補正方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるアライメント検出系が第1アライメントを行う位置を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかるアライメント検出系が第2アライメントを行う位置を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる投影露光装置の最初の露光開始位置を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる投影露光装置のスキャン開始後における感光基板のフォーカス位置の補正方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる一方のオートフォーカス検出系が感光基板上に到達した位置を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる一方のオートフォーカス検出系が感光基板上の異なる点のフォーカス位置を検出するときの位置を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる他方のオートフォーカス検出系が感光基板上に到達した位置を説明するための図である。 第2の実施の形態にかかる投影露光装置の概略構成を示す図である。 第2の実施の形態にかかるオートフォーカス検出系及びアライメント検出系の位置関係を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての液晶表示素子の製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
6…光源、6a…楕円鏡、10a〜10k…照明系モジュール、20…マスクホルダ、21…リニアモータ、30…基板ホルダ、39a,39b,74…マスク側レーザ干渉計、43a,43b,85…基板側レーザ干渉計、50,52,500,520…オートフォーカス検出系、54,540…アライメント検出系、151,152…反射屈折型光学系、EX…露光装置、IL,IL2…照明光学系、PL1〜PL11,PL…投影光学系、PK…鏡筒、M,M2…マスク、MST,MST2…マスクステージ、MSTD…マスクステージ駆動部、P,P2…感光基板、PST,PST2…基板ステージ、PSTD…基板ステージ駆動部、CONT,CONT2…制御装置。

Claims (11)

  1. マスクと外径が500mmよりも大きい感光性基板とを走査方向に同期移動させて、投影光学系を介して前記マスクのパターンを前記感光性基板上に露光する露光装置において、
    前記投影光学系の光軸方向における該投影光学系に対する前記感光性基板の位置を検出する複数の位置検出手段と、
    前記複数の位置検出手段により検出された前記感光性基板の検出結果に基づいて面傾斜を算出する面傾斜算出手段と、
    前記面傾斜算出手段により算出された面傾斜と前記投影光学系を介して前記感光性基板に投影される前記マスクのパターンの像面との相対位置を補正する相対位置補正手段とを備え、
    前記複数の位置検出手段は、前記感光性基板を露光する露光開始前に、前記基板の平面内の複数の異なる位置においてそれぞれ計測を行い、
    前記相対位置補正手段は、前記復数の計測結果に基づいて前記相対位置を補正することを特徴とする露光装置。
  2. 前記複数の位置検出手段は、前記走査方向に前記基板を移動させた際の複数の異なる位置においてそれぞれ計測することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記相対位置補正手段は、前記複数の位置検出手段を用いて露光開始前に予め検出した所定の位置における前記感光性基板の少なくとも3点の位置の検出結果に基づき前記面傾斜算出手段により第1の面傾斜を算出し、該算出された第1の面傾斜に基づいて前記相対位置を補正することを特徴とする請求項1または請求項2記載の露光装置。
  4. 前記面傾斜算出手段は、前記マスクに対する前記感光性基板の前記投影光学系の光軸と交差する方向の位置を検出する検出位置での前記検出手段の検出結果に基づいて、前記第1の面傾斜を算出することを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  5. 前記投影光学系は、相互に前記走査方向に離れた位置に第1投影光学ユニットと第2投影光学ユニットとを備え、
    前記位置検出手段は、前記第1投影光学ユニットと前記第2投影光学ユニットとを前記走査方向に挟み込む位置関係に第1検出手段と第2検出手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の露光装置。
  6. 前記第1検出手段及び第2検出手段の少なくとも一方は、前記走査方向に交差する方向に配列された複数の位置検出点を有することを特徴とする請求項5記載の露光装置。
  7. 前記相対位置補正手段は、前記第1検出手段及び前記第2検出手段の少なくとも一方で前記感光性基板を検出した際に、該検出した前記感光性基板の前記投影光学系の光軸方向の位置を前記第1の面傾斜に加味して前記相対位置を補正することを特徴とする請求項5または請求項6記載の露光装置。
  8. マスクと外径が500mmよりも大きい感光性基板とを走査方向に同期移動させて、投影光学系を介して前記マスクのパターンを前記感光性基板上に露光する露光装置において、
    前記投影光学系の光軸方向における該投影光学系に対する前記感光性基板の位置を検出する複数の位置検出手段と、
    前記複数の位置検出手段により検出された前記感光性基板の検出結果に基づいて面傾斜を算出する面傾斜算出手段と、
    前記面傾斜算出手段により算出された面傾斜と前記投影光学系を介して前記感光性基板に投影される前記マスクのパターンの像面との相対位置を補正する相対位置補正手段とを備え、
    前記相対位置補正手段は、前記感光基板の処理群であるロットの先頭の少なくとも1枚に対し、前記複数の位置検出手段を用いて所定の位置における前記感光性基板の少なくとも3点の位置を予め検出し、該検出した結果に基づき前記面傾斜算出手段により第1の面傾斜を算出し、該第1の面傾斜を記憶するとともに該記憶された第1の面傾斜に基づいて該相対位置を補正し、
    前記複数の位置検出手段のうち直線状に並ばない少なくとも3点の検出点により前記感光性基板の位置を検出した後、該検出した位置に基づき、前記面傾斜算出手段により第2の面傾斜を算出し、該第2の面傾斜に基づいて前記相対位置を補正することを特徴とする露光装置。
  9. 前記相対位置補正手段は、露光開始後に前記面傾斜算出手段により検出された前記第3の面傾斜に基づいて前記相対位置を補正することを特徴とする請求項8記載の露光装置。
  10. 前記相対位置補正手段は、前記マスク又は前記感光性基板を載置したテーブルの少なくとも一方を傾斜させて面傾斜を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の露光装置。
  11. マスクのパターンを外径が500mmよりも大きい感光性基板上に露光する露光工程と、前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含むことを特徴とする表示デバイスの製造方法において、
    前記露光工程は、請求項1乃至請求項10の何れか一項に記載の露光装置を用いて前記マスクのパターンを前記感光性基板上に露光する工程を含むことを特徴とする表示デバイスの製造方法。
JP2005009003A 2005-01-17 2005-01-17 露光装置及びデバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP4760019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009003A JP4760019B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 露光装置及びデバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005009003A JP4760019B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 露光装置及びデバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006195353A true JP2006195353A (ja) 2006-07-27
JP4760019B2 JP4760019B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=36801468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005009003A Expired - Fee Related JP4760019B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 露光装置及びデバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4760019B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009150901A1 (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 シャープ株式会社 露光装置および露光方法
WO2010016550A1 (ja) * 2008-08-07 2010-02-11 株式会社ニコン 基板処理方法、基板処理装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2010217389A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Nikon Corp 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
JP5692076B2 (ja) * 2009-08-26 2015-04-01 株式会社ニコン 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2017530410A (ja) * 2014-09-28 2017-10-12 シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド 露光装置、並びに焦点外れ及び傾斜誤差の補正方法
JP2020052075A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 株式会社Screenホールディングス 描画装置および描画方法
CN114096918A (zh) * 2019-07-11 2022-02-25 维斯泰克公司 光刻系统中的实时配准

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0689032A (ja) * 1992-02-24 1994-03-29 Klaus Schneider フィルムとプリント回路基板の相互位置を調整する方法、並びに前記方法を実施するための装置
JPH0992593A (ja) * 1995-09-21 1997-04-04 Nikon Corp 投影露光装置
JPH10154659A (ja) * 1996-10-07 1998-06-09 Nikon Corp リソグラフィーアライナー、製造装置、または検査装置用の焦点及びチルト調節システム
JPH10223525A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Nikon Corp 露光装置のフォーカス制御方法
JPH10284393A (ja) * 1997-04-04 1998-10-23 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造方法
JP2000003871A (ja) * 1999-06-14 2000-01-07 Nikon Corp 露光方法
JP2001183844A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Sharp Corp 露光方法
JP2002270498A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
JP2003347185A (ja) * 2002-05-22 2003-12-05 Nikon Corp 露光方法及び露光装置、デバイス製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0689032A (ja) * 1992-02-24 1994-03-29 Klaus Schneider フィルムとプリント回路基板の相互位置を調整する方法、並びに前記方法を実施するための装置
JPH0992593A (ja) * 1995-09-21 1997-04-04 Nikon Corp 投影露光装置
JPH10154659A (ja) * 1996-10-07 1998-06-09 Nikon Corp リソグラフィーアライナー、製造装置、または検査装置用の焦点及びチルト調節システム
JPH10223525A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Nikon Corp 露光装置のフォーカス制御方法
JPH10284393A (ja) * 1997-04-04 1998-10-23 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造方法
JP2000003871A (ja) * 1999-06-14 2000-01-07 Nikon Corp 露光方法
JP2001183844A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Sharp Corp 露光方法
JP2002270498A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
JP2003347185A (ja) * 2002-05-22 2003-12-05 Nikon Corp 露光方法及び露光装置、デバイス製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5404619B2 (ja) * 2008-06-09 2014-02-05 シャープ株式会社 露光装置
WO2009150901A1 (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 シャープ株式会社 露光装置および露光方法
WO2010016550A1 (ja) * 2008-08-07 2010-02-11 株式会社ニコン 基板処理方法、基板処理装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2010217389A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Nikon Corp 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
KR102047505B1 (ko) * 2009-08-26 2019-12-02 가부시키가이샤 니콘 노광 장치, 노광 방법 및 디바이스 제조 방법
JP5692076B2 (ja) * 2009-08-26 2015-04-01 株式会社ニコン 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
KR101769091B1 (ko) * 2009-08-26 2017-08-30 가부시키가이샤 니콘 노광 장치, 노광 방법 및 디바이스 제조 방법
KR20180129989A (ko) 2009-08-26 2018-12-05 가부시키가이샤 니콘 노광 장치, 노광 방법 및 디바이스 제조 방법
KR101925114B1 (ko) * 2009-08-26 2018-12-05 가부시키가이샤 니콘 노광 장치, 노광 방법 및 디바이스 제조 방법
JP2017530410A (ja) * 2014-09-28 2017-10-12 シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド 露光装置、並びに焦点外れ及び傾斜誤差の補正方法
US10197923B2 (en) 2014-09-28 2019-02-05 Shanghai Micro Electronics Equipment (Group) Co., Ltd. Exposure device and out-of-focus and tilt error compensation method
JP2020052075A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 株式会社Screenホールディングス 描画装置および描画方法
CN114096918A (zh) * 2019-07-11 2022-02-25 维斯泰克公司 光刻系统中的实时配准

Also Published As

Publication number Publication date
JP4760019B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI431430B (zh) 曝光方法、曝光裝置、光罩以及光罩的製造方法
US8355113B2 (en) Exposure apparatus, exposure method and device manufacturing method
KR101605567B1 (ko) 노광방법, 노광장치 및 디바이스 제조방법
US20100068655A1 (en) Position measuring module, position measuring apparatus, stage apparatus, exposure apparatus and device manufacturing method
JP4760019B2 (ja) 露光装置及びデバイスの製造方法
JP2007052214A (ja) 走査型露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP2007108559A (ja) 走査型露光装置及びデバイスの製造方法
JP5692076B2 (ja) 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2006261361A (ja) 露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP2010192744A (ja) 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
JP5401770B2 (ja) 面位置検出装置、露光装置及びデバイスの製造方法
JP5699419B2 (ja) 露光方法及び露光装置並びにデバイス製造方法
WO2016159295A1 (ja) 露光装置、フラットパネルディスプレイの製造方法、デバイス製造方法、及び露光方法
JP2013247304A (ja) 基板保持装置、露光装置、およびデバイス製造方法
JP5245506B2 (ja) ステージ装置、露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法
JPWO2006101086A1 (ja) 露光装置、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法
JP2008177308A (ja) 位置検出装置、露光装置、およびデバイス製造方法
JP6008165B2 (ja) 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法
JP4807100B2 (ja) 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2011192900A (ja) 投影光学装置及び露光装置並びにデバイス製造方法
JP4729899B2 (ja) 走査型投影露光装置、マスクステージの走り補正方法及びマイクロデバイスの製造方法
JP2009192864A (ja) 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法
JP4543913B2 (ja) 露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP2005026615A (ja) ステージ装置及び露光装置、計測方法
JP2011248125A (ja) 露光方法、露光装置、マスク及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4760019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees