JP5688838B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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本発明は、基板に所定の処理を行う基板処理装置に関し、特に、基板の搬送系に関するものである。
処理室内に搬送された基板に対して所定の処理を行う基板処理装置としては、例えば、スパッタ法や、CVD法等によって基板に薄膜を成膜する成膜装置がある。また成膜装置等の基板処理装置の構成は様々提案されているが、その一つとして、基板を搬送するための搬送室とその周囲に配された複数の処理室とを備えたクラスタツール型の装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来のクラスタツール型の装置では、搬送室に搬送アームを有する搬送ロボットが設けられており、この搬送ロボットによって一群の被処理基板を一枚ずつ複数の処理室に順次搬送して各基板に対して一連の処理を行っている。そのため、従来の装置では、例えば、処理が終了した基板を処理室から搬出して次の基板を搬入するまでに比較的長い時間を要してしまい、タクトタイムが比較的長くなってしまうという問題があった。
このような問題に対し、例えば、搬送室に備えられる搬送ロボットが一対の搬送アームを備え、これら搬送アームを交互に使用することで、処理室(モジュール)から基板を搬出した後、その処理室に新たな基板を搬入することができるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−127069号公報 特開2010−080469号公報
特許文献2に記載の装置によってもタクトタイムを短縮することはできるが、さらなるタクトタイムの短縮が望まれている。例えば、処理室から終了した基板が挿入されていた場所に新たな基板を挿入しているため、基板の交換に比較的長い時間を要してしまっている。
また上述のように搬送ロボットが一対の搬送アームを備える構成とすると、装置が大型化してしまい、またコストが大幅に増加してしまうという問題ある。
さらに搬送アームによって搬送できる基板は比較的小型のものに限られ、例えば、プラズマディスプレイ用等の大型の基板を処理する装置への適用は難しい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、タクトタイムの短縮を図ることができる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、基板の搬送を行うための搬送室と、第1の方向で前記搬送室に接続され前記基板に所定の処理を行う第1のチャンバと、前記第1の方向とは直行する第2の方向で前記搬送室に接続される第2のチャンバと、を備え、前記第1のチャンバには、前記基板を前記第1の方向で移動可能に支持する第1の支持部材が、所定間隔で上下二段に設けられていると共に、前記第2のチャンバには、前記基板を前記第2の方向で移動可能に支持する第2の支持部材が、前記第1の支持部材とは異なる高さに所定間隔で上下二段に設けられ、前記搬送室には、前記基板を前記第1の方向で搬送する第1の搬送手段と、前記基板を前記第2の方向で搬送する第2の搬送手段とのそれぞれが、所定間隔で上下二段に設けられており、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段とは、相対的に昇降可能に設けられ、これらを相対的に昇降させることによって上段同士又は下段同士の前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間で前記基板を移動可能に構成されていることを特徴とする基板処理装置にある。
本発明の第2の態様は、前記第1の搬送手段又は前記第2の搬送手段の何れか一方が昇降可能に構成されていることを特徴とする第1の態様の基板処理装置にある。
本発明の第3の態様は、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段とは、上段と下段とで前記基板を逆方向に搬送するように駆動されることを特徴とする第1又は2の態様の基板処理装置にある。
本発明の第4の態様は、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバの少なくとも何れか一方には真空状態で前記基板に対して所定の処理が行われる処理室が含まれており、該処理室には、前記基板の下面側を保持して当該基板を前記第1の支持部材又は前記第2の支持部材よりも上方の所定の処理位置まで移動させる基板昇降手段が設けられていることを特徴とする第1〜3の何れか一つの態様の基板処理装置にある。
本発明の第5の態様は、前記処理室には、前記基板を加熱する加熱室と、前記基板の表面に薄膜を形成する成膜室と、が含まれることを特徴とする第4の態様の基板処理装置にある。
本発明の第6の態様は、前記搬送室がロードロック室を兼ねていることを特徴とする第1〜5の何れか一つの態様の基板処理装置にある。
本発明の基板処理装置によれば、各チャンバから処理が終了した基板を搬出するのと同時に新たな基板を搬入することで、タクトタイムの短縮を図ることができる。
また第1の搬送手段と第2の搬送手段とで基板を搬送するようにすることで、搬送室の構成を大幅に複雑化することもない。したがって、装置の大型化を抑制することができ、コストの増加も抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す模式図である。 基板が保持される基板トレイの一例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1及び第2の支持部材を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る第1及び第2の搬送手段を説明する図である。 第1及び第2の搬送手段の概略構成を示す斜視図である。 第2の搬送手段の昇降動作を説明する概略図である。 基板処理装置における基板の搬送手順を説明する模式図である。 処理室に設けられる基板昇降手段の一例を示す概略図である。 処理室に設けられる基板昇降手段の一例を示す概略図である。 本発明に係る基板処理装置の変形例を示す模式図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る基板処理装置10は、基板Sの表面に薄膜を成膜する成膜装置であり、複数のチャンバを備えている。具体的には、基板処理装置10は、ロードロックポジション室11と、加熱室12及び成膜室13と、これらロードロックポジション室11、加熱室12及び成膜室13に基板Sを搬送すると共にロードロック室としての機能を兼ねる搬送室14と、を備えている。
なお本実施形態では、図2に示すように、処理対象となる複数枚の基板Sが基板トレイ50に略水平に保持されている。そしてこの基板トレイ50が基板キャリア60に搭載された状態で基板処理装置10内を搬送される。つまり本実施形態の基板処理装置10では、基板トレイ50に略水平に保持された複数枚の基板Sに対して所定の処理が同時に行われる。
ロードロックポジション室11は、大気開放されており、搬送室14に次に供給される基板トレイ50が準備される。搬送室14は、ロードロックポジション室11から新たな基板トレイ50が供給されると、図示しない真空ポンプによって所定の真空度になるまで真空排気される。そして、その真空度が保持された状態で、加熱室12及び成膜室13の各処理室に対して搬送室14から基板トレイ50が搬送される。加熱室12及び成膜室13のそれぞれは、真空状態で一枚の基板トレイ50に保持された基板Sに対して所定の処理を行う処理室である。
本発明に係る基板処理装置10には、ロードロックポジション室11、加熱室12及び成膜室13との間で搬送室14を介して基板トレイ50を搬送するための2系統の搬送路100(100A,100B)が上下二段に配されている。以下に詳しく説明するが、これにより基板処理装置10におけるタクトタイムの向上を図っている。
ロードロックポジション室11、加熱室12及び成膜室13の各チャンバは、搬送室14の周囲に配され、ゲートバルブ15を介してそれぞれ搬送室14に接続されている。具体的には、ロードロックポジション室11、加熱室12及び成膜室13のそれぞれは、四角形の外形を有する搬送室14の各辺に対応してそれぞれ配置されている。例えば、本実施形態では、ロードロックポジション室11、加熱室12及び成膜室13が、搬送室14の周囲に基板Sの処理順で配置されている。その結果、ロードロックポジション室11及び成膜室13が、第1の方向で搬送室14に接続され、加熱室12が第1の方向とは直交する第2の方向で搬送室14に接続されている(図1参照)。
図3(a)に示すように、第1のチャンバであるロードロックポジション室11には、基板S(基板トレイ50)を第1の方向で移動可能に支持する第1の支持部材20が、所定の高さに所定間隔D1で上下二段に設けられている。第1のチャンバである成膜室13にも、ロードロックポジション室11と同様に、第1の支持部材20が、所定の高さに所定間隔D1で上下二段に設けられている。一方、第2のチャンバである加熱室12には、図3(b)に示すように、基板Sを第2の方向で移動可能に支持する第2の支持部材21が、第1の支持部材20とは異なる高さに所定間隔D1で上下二段に設けられている。すなわち第1の支持部材20と第2の支持部材21とは、両者が干渉しない程度に異なる高さに配されている。
これら第1の支持部材20及び第2の支持部材21は、ロードロックポジション室11等の各チャンバの側面に設けられて基板Sの両端部を支持する。具体的には、第1の支持部材20及び第2の支持部材21は、フレーム部材22に回転可能に設けられた複数のローラ23を備えており、これら複数のローラ23によって基板Sの両端が支持されている。なおローラ23は、図示しないモータ等の駆動手段に接続されており必要に応じて回転可能に構成されている。
搬送室14には、図4及び図5に示すように、基板Sを第1の方向で搬送する第1の搬送手段30と、基板Sを第2の方向で搬送する第2の搬送手段31とが、所定間隔D1でそれぞれ上下二段に設けられている。すなわち本実施形態では、第1の搬送手段30は、搬送室14とロードロックポジション室11及び成膜室13との間での基板Sの搬送を行い、第2の搬送手段31は、搬送室14と加熱室12との間で基板Sの搬送を行う。
これら第1及び第2の搬送手段30,31のそれぞれは、第1及び第の2の支持部材20,21と同様に、フレーム部材32に回転可能に設けられた複数のローラ33を備え、これらローラ33によって基板Sの両端部を支持する。また第1の搬送手段30及び第2の搬送手段31を構成するローラ33は、図示しないモータ等の駆動手段が接続されており必要に応じて回転可能に構成されている。
さらに第1の搬送手段30と第2の搬送手段31とは、相対的に昇降可能に設けられている。本実施形態では、第2の搬送手段31は、第2の支持部材21と同一高さに固定されており、第1の搬送手段30のみが、昇降可能に設けられている。具体的には、第1の搬送手段30を構成するフレーム部材32の両端部が、第2の搬送手段31のフレーム部材32に対して上下方向にスライド可能に保持されている(図5参照)。
そして、これら第1の搬送手段30と第2の搬送手段31とは、第1の搬送手段30を昇降させることによって(第1の搬送手段30と第2の搬送手段31とを相対的に昇降させることによって)、上段同士又は下段同士の第1の搬送手段30と第2の搬送手段31との間で基板Sを移動可能に構成されている。
詳細には、図6(a)に示すように、第1の搬送手段30が下降して第2の搬送手段31よりも下方側に位置している場合には、基板Sが第2の搬送手段31によって移動可能に支持され、図6(b)に示すように、第1の搬送手段30が上昇して第2の搬送手段31よりも上方に位置する場合には、基板Sは第1の搬送手段30によって移動可能に支持されるようになっている。
このような構成の本実施形態の基板処理装置10では、加熱室12及び成膜室13の上段又は下段の一方の搬送路100から複数の基板Sが保持された基板トレイ50を搬出すると同時に、他方の搬送路100に新たな基板Sが保持された基板トレイ50を搬入することで、タクトタイムの向上を図っている。
以下、基板処理装置10における基板トレイ50Aが装置内を一巡するまでの搬送順序について説明する。図7(a)に示すように、下段の搬送路100Aに配されている基板トレイ50Aが第1の方向に搬送されてロードロックポジション室11から搬送室14に搬送される。すなわちロードロックポジション室11の第1の支持部材20から搬送室14の第1の搬送手段30に基板トレイ50Aが供給される。それと同時に、ロードロックポジション室11の上段の搬送路100Bに配された基板トレイ50Bが第1の方向に沿って搬送されて搬送室14からロードロックポジション室11に移動される。
なお搬送室14の第2の搬送手段31は、このとき第1の搬送手段30よりも下方に位置している(図6(b)参照)。また基板トレイ50Bには、成膜室13によって成膜が終了した基板Sが保持されている。
次いで図7(b)に示すように、搬送室14に搬送された基板トレイ50Aは、次いで第2の方向に沿って搬送されて加熱室12に搬入される。すなわち基板トレイ50Aは、搬送室14の第2の搬送手段31によって加熱室12の第2の支持部材21に供給される。具体的には、基板トレイ50Aが搬送室14内に搬送されると、第1の搬送手段30が加熱室12の第2の支持部材21よりも下方まで下降する。その際、基板トレイ50Aが第1の搬送手段30から第2の搬送手段31に移動される(図6(a)参照)。
またその際、加熱室12の上段の搬送路100Bに配されている基板トレイ50Cが、同時に加熱室12から搬送室14に搬送される。すなわち基板トレイ50Aは、加熱が終了した基板Sが保持された基板トレイ50Cと入れ替えに加熱室12に搬送される。
次に、加熱室12内で基板トレイ50Aに保持されている基板Sが加熱されている間に、図7(c)に示すように、成膜室13の下段の搬送路100Aに配されている基板トレイ50Dと、基板トレイ50Cとの入れ替えが実施される。すなわち、搬送室14の第2の搬送手段31に基板トレイ50Cが供給されると、第1の搬送手段30が上昇して、基板トレイ50Cが第2の搬送手段31から第1の搬送手段30に移動される(図6(b)参照)。その後、基板トレイ50Cが第1の搬送手段30によって成膜室13に搬送されるのと同時に、基板トレイ50Dが成膜室13から搬送室14に搬送される。さらに図7(d)に示すように、成膜室13から搬送室14に搬送された基板トレイ50Dと、ロードロックポジション室11に配されている新たな基板Sが保持された基板トレイ50Eとの入れ替えが行われる。
なお、ロードロックポジション室11では、成膜処理が終了した基板トレイ50が上段の搬送路100Bから外部に排出された場合には、新たな基板トレイ50が上段の搬送路100Bに供給され、下段の搬送路100Aから排出された場合には下段の搬送路100Aに新たな基板トレイ50が供給される。
次いで、図7(e)に示すように、加熱室12で加熱処理が行われた基板トレイ50Aと搬送室14に配されている基板トレイ50Eとの入れ替えが行われ、さらに、図7(f)に示すように、加熱室12から搬送室14に搬送された基板トレイ50Aと成膜室13で成膜処理が行われた基板トレイ50Cとの入れ替えが行われる。
次に、成膜室13内で基板トレイ50Aに保持されている基板Sに対して成膜処理が行われている間に、図7(g)に示すように、成膜室13から搬送室14に搬送された基板トレイ50Cと、ロードロックポジション室11に配されている新たな基板Sが保持された基板トレイ50Fとの入れ替えが行われる。次いで図7(h)に示すように、加熱室12で加熱処理が行われた基板トレイ50Eと搬送室14に配されている基板トレイ50Fとの入れ替えが行われる。
その後、基板トレイ50Aに対する成膜処理が終了すると、図7(i)に示すように、基板トレイ50Aが、搬送室14に搬送されている基板トレイ50Eと入れ替えられ、さらに図7(j)に示すように、搬送室14に搬送された基板トレイ50Aとロードロックポジション室11に配されている新たな基板Sが保持された基板トレイ50Gとが入れ替えられ、その後基板トレイ50Aがロードロックポジション室11の外部に排出される。
このように本実施形態に係る基板処理装置10では、加熱室12及び成膜室13の各処理室において、所定の処理が終了した基板S(基板トレイ50)と、次に処理する基板S(基板トレイ50)とを同時に入れ替えることができる。したがって、各処理室間における基板S(基板トレイ50)の搬送時間が短縮されるため、タクトタイムを短縮することができる。また搬送室14では、複数のローラ33を備えた第1及び第2の搬送手段30,31によって基板Sを搬送している。このため、従来の搬送アームを備えた搬送ロボットに比べて搬送室14の構成を簡略化することができる。したがって、比較的低コストでタクトタイムの向上を図ることができ、また装置の小型化を図ることもできる。
ところで、本発明の基板処理装置10は、二つの搬送路100が上下二段に設けられている。このため、例えば、成膜室13においてCVD法により基板Sに対して成膜を行う場合、下段の搬送路100Aで搬送された基板Sと、上段の搬送路100Bで搬送された基板Sとでは、シャワープレートとの距離が異なり、膜質にバラツキが生じる虞がある。このため、例えば、図8及び図9に示すように、基板トレイ50を保持する基板キャリア60の中央部に貫通孔61を設けると共に、成膜室13に、この貫通孔61に対応して設けられて、基板S(基板トレイ50)にその下方側から当接して基板Sを昇降させる基板昇降手段70を設けるようにしてもよい。
基板昇降手段70の構成は特に限定されないが、例えば、本実施形態では、成膜室13内で昇降可能に設けられる昇降軸71と、昇降軸71の先端部に設けられて基板トレイ50を保持する保持ステージ72とを備えている。またこの実施形態では、基板トレイ50の幅W1は、第1の支持部材20に干渉しない程度の大きさ、つまり第1の支持部材20を構成するローラ23間の距離L1よりも狭い幅で形成されている。
そして、基板Sに成膜を行う際には、図8(b)及び図9(b)に示すように、基板キャリア60の貫通孔61を介して保持ステージ72を基板トレイ50に当接させて、この保持ステージ72によって基板トレイ50を所定位置まで上昇させる。これにより、上段又は下段の何れの搬送路100で基板トレイ50が搬送されていても、成膜時には基板トレイ50とシャワープレート80との間隔D2を常に一定に保持することができる。したがって、基板Sに形成される薄膜の膜質を均一化することができる。
さらに本実施形態では、成膜室13内には、基板トレイ50を上昇させる所定高さ付近にマスク部材90が配されており、基板トレイ50を基板昇降手段70によって所定高さまで上昇させる際に、このマスク部材90が基板トレイ50の表面に当接するようになっている。そして、このマスク部材90が当接した状態で、マスク部材90を介して基板Sの表面に成膜を行うことで、所望の領域のみに効率的に薄膜を形成することができるようになっている。
なお、ここでは成膜室13に基板昇降手段70を設けた構成を例示したが、このような基板昇降手段70は、例えば、加熱室12等の他の処理室にも設けるようにしてもよい。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更が可能なものである。
上述の実施形態では、ロードロックポジション室11、加熱室12及び成膜室13の3つのチャンバを設けた構成を例示したが、チャンバの数は特に限定されるものではない。例えば、図10(a)に示すように、ロードロックポジション室11、加熱室12、第1の成膜室13A及び第2の成膜室13Bの4つのチャンバを、搬送室14の周囲に配置するようにしてもよい。さらにチャンバの数を増やしたい場合には、搬送室14を複数設けるようにしてもよい。例えば、図10(b)に示すように、複数(例えば、2つ)の搬送室14A,14Bの周囲に、ロードロックポジション室11、加熱室12、第1〜第4の成膜室13A〜13D等の各種チャンバを設けるようにしてもよい。
また上述の実施形態では、搬送室14に設けられる第1の搬送手段30及び第2の搬送手段31のうち、第1の搬送手段30のみが昇降可能に設けられた構成を例示したが、勿論、搬送室14の構成は特に限定されるものではない。すなわち第1の搬送手段30の代わりに第2の搬送手段31が昇降可能に設けられていてもよいし、第1及び第2の搬送手段30,31のそれぞれが昇降可能に設けられていてもよい。
また上述の実施形態では、搬送室14がロードロック室を兼ねるようにしているが、ロードロック室は搬送室14とは別途設けられていてもよい。
また上述の実施形態では、基板処理装置の一例として、ロードロック室を備えて減圧又は真空状態で基板の表面に薄膜を成膜する成膜装置を例示しているが、勿論、本発明は、大気圧で基板に所定の処理を行う基板処理装置にも適用することができるものである。
10 基板処理装置
11 ロードロックポジション室
12 加熱室
13 成膜室
14 搬送室
15 ゲートバルブ
20 第1の支持部材
21 第2の支持部材
30 第1の搬送手段
31 第2の搬送手段
50 基板トレイ
60 基板キャリア
61 貫通孔
70 基板昇降手段
S 基板

Claims (6)

  1. 基板の搬送を行うための搬送室と、
    第1の方向で前記搬送室に接続され前記基板に所定の処理を行う第1のチャンバと、
    前記第1の方向とは直行する第2の方向で前記搬送室に接続される第2のチャンバと、を備え、
    前記第1のチャンバには、前記基板を前記第1の方向で移動可能に支持する第1の支持部材が、所定間隔で上下二段に設けられていると共に、
    前記第2のチャンバには、前記基板を前記第2の方向で移動可能に支持する第2の支持部材が、前記第1の支持部材とは異なる高さに所定間隔で上下二段に設けられ、
    前記搬送室には、前記基板を前記第1の方向で搬送する第1の搬送手段と、前記基板を前記第2の方向で搬送する第2の搬送手段とのそれぞれが、所定間隔で上下二段に設けられており、
    前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段とは、相対的に昇降可能に設けられ、これらを相対的に昇降させることによって上段同士又は下段同士の前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段との間で前記基板を移動可能に構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第1の搬送手段又は前記第2の搬送手段の何れか一方が昇降可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段とは、上段と下段とで前記基板を逆方向に搬送するように駆動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバの少なくとも何れか一方には真空状態で前記基板に対して所定の処理が行われる処理室が含まれており、該処理室には、前記基板の下面側を保持して当該基板を前記第1の支持部材又は前記第2の支持部材よりも上方の所定の処理位置まで移動させる基板昇降手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記処理室には、前記基板を加熱する加熱室と、前記基板の表面に薄膜を形成する成膜室と、が含まれることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記搬送室がロードロック室を兼ねていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の基板処理装置。
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