JP5684993B2 - クレーンの安全装置及びクレーン - Google Patents

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本発明は、クレーンの安全装置及びクレーンに関するものである。
従来から、クレーンには、ロープに通したウエイトがフックによって持ち上げられることでフックがブームの先端に近接した過巻状態であることを検出する過巻検出手段が設置されている。
この過巻検出手段に関する発明として、例えば特許文献1には、過巻防止機能を解除する解除手段を備える安全装置において、起伏角が所定値以下の場合にのみ解除手段による解除を可能にする解除範囲制限装置を備える発明が開示されている。
この構成によれば、ジブの張出作業後に解除手段を元に戻すのを忘れてクレーン作業を行っても、起伏角が所定値以上の範囲になれば過巻防止装置を動作させることができる。
特開平7−25588号公報
しかしながら、前記した特許文献1の構成は、ジブの張出作業の場合に規制を解除するものであり、ブーム作業又はシングルトップ作業の場合には規制を解除できないという問題があった。
そこで、本発明は、ブーム作業又はシングルトップ作業の場合に過巻規制を解除して作業を継続できるクレーンの安全装置と、このクレーンの安全装置を備えるクレーンと、を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のクレーンの安全装置は、ブームの先端からロープを介してフックを垂下し、ウインチで前記ロープを巻取り又は繰出すことで前記フックを巻上げ又は巻下げするクレーンに搭載されるクレーンの安全装置であって、前記ロープに通したウエイトが前記フックによって持ち上げられることで前記フックが前記ブームの先端に近接した過巻状態であることを検出する過巻検出手段と、過巻状態を検出した場合に前記ブームの動作を規制する制御装置と、を備えており、前記制御装置は、過巻状態を検出して前記ブームの動作を規制した場合に所定の解除条件以外での前記ブームの動作を解除不能とし、前記解除条件として作業機が少なくともフック格納姿勢にあれば、少なくともフック格納姿勢の状態のままで前記ブームの動作の規制を解除可能とすることを特徴としている。
このように、本発明のクレーンの安全装置は、過巻検出手段と制御装置とを備えており、制御装置は、過巻状態を検出してブームの動作を規制した場合に所定の解除条件以外でのブームの動作を解除不能とし、解除条件として作業機が少なくともフック格納姿勢にあれば、少なくともフック格納姿勢の状態のままでブームの動作の規制を解除可能とする。
このため、ロープがほぼ水平になっているフック格納やフック取出の際に誤って過巻状態と判定されて規制がかかっても、この規制を解除することで作業を継続できるため作業性が向上する。
実施例1のクレーンの安全装置の制御系の構成を説明するブロック図である。 ラフテレーンクレーンの全体構成を説明する側面図である。 過巻検出手段の構成を説明する説明図である。(a)は作業状態であり、(b)は格納状態である。 実施例1のクレーンの安全装置の制御フローを説明するフロー図である。 実施例2のクレーンの安全装置の制御系の構成を説明するブロック図である。 実施例2のクレーンの安全装置の制御フローを説明するフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて本実施例のクレーンの安全装置Sを備えるクレーンとしてラフテレーンクレーン1の機械的な構成を説明する。なお、以下の実施例1,2では、ラフテレーンクレーン1を例にして説明するが、これに限定されるものではなく、オールテレーンクレーンなどでもよく、格納姿勢においてフック17を車体10側に設けた格納場所に固定する方式を採用した移動式クレーンであれば本発明を適用できる。
本実施例のラフテレーンクレーン1は、図2に示すように、走行機能を有する車両の本体部分となる車体10と、車体10の四隅に設けられたアウトリガ11,・・・と、車体10に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13に取り付けられたブーム14と、を備えている。
この旋回台12は、旋回駆動制御手段41(図1参照)によって制御される旋回用モータの動力を伝達されるピニオンギヤを有しており、このピニオンギヤが車体10に設けた円形状のギヤに噛み合うことで回動する。
また、ブーム14は、基端ブーム141と1段又は複数段の中間ブーム142と先端ブーム143とによって入れ子式に構成されており、伸縮駆動制御手段43(図1参照)によって制御される伸縮シリンダ(不図示)によって伸縮できるようになっている。
このうち基端ブーム141は、その付け根においてブラケット13に水平に設置された支持軸に回動自在に取り付けられており、上下に起伏できるようになっている。
また、ブラケット13と基端ブーム141の間には、起伏駆動制御手段42(図1参照)によって制御される起伏シリンダ15が架け渡されており、この起伏シリンダ15を伸縮することでブーム14全体を起伏できる。
さらに、先端ブーム143の先端には回転自在のシーブ(不図示)が取付けられており、このシーブには先端にフック17(フックとフックブロックを総称してフックと称する)が取付けられたワイヤロープ16が掛けられている。
一方、ロープとしてのワイヤロープ16の末端はウインチ駆動制御手段44(図1参照)によって制御されるウインチ(不図示)に巻き回されており、ウインチを回転することでフック17が上下するようになっている。
そして、本実施例のクレーンとしてのラフテレーンクレーン1は、フック17がブーム先端のブームヘッド144に近接した過巻状態であることを検出する過巻検出手段2を備えている。
この過巻検出手段2は、図3(a)に示すように、ブームヘッド144に配置されたスイッチ21と、一端がスイッチ21に接続され他端がウエイト23に接続されたウエイト吊りワイヤ22と、ワイヤロープ16に通された重錘であるウエイト23と、を備えている。
したがって、過巻検出手段2は、図3(a)の実線で示すように、フック17がウエイト23に接触しない状態では、ウエイト23に作用する重力によってウエイト吊りワイヤ22が下方に引っ張られ、スイッチ21が規制OFF位置となっている。
そして、図3(a)の二点鎖線で示すように、ワイヤロープ16が巻上げられてフック17がウエイト23に接触して押し上げられると、これに伴ってウエイト23を吊下げているウエイト吊りワイヤ22も押し上げられ、スイッチ21が規制OFF位置から規制ON位置まで回転することで、フック17が過巻状態となっていることを検出する。
一方、この過巻検出手段2は、ブーム14が格納姿勢となっている場合には、図3(b)に示すように、ウエイト23に作用する重力がウエイト吊りワイヤ22をフック17の方向に引っ張らなくなるため、フック17がブームヘッド144に近接していなくても、規制ON位置になる可能性がある。
次に、本実施例のクレーンの安全装置Sの制御系の構成について図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施例のクレーンの安全装置Sは、ブーム姿勢検出手段としてのブーム14の旋回角を検出する旋回角検出手段31、ブーム14の起伏角を検出する起伏角検出手段32、ブーム14の長さを検出する長さ検出手段33と、作業機の駆動制御手段として旋回駆動制御手段41、起伏駆動制御手段42、伸縮駆動制御手段43、ウインチ駆動制御手段44と、作業機の動作を規制する規制手段45と、作業内容を選択する選択手段51と、過巻規制をオペレータが手動で解除する規制解除手段52と、全体を制御する制御装置60と、を備えている。
この規制手段45は、作業機としての旋回台12の旋回、作業機としての起伏シリンダ15の伸縮によるブーム14の起伏、作業機としての伸縮シリンダの伸縮によるブーム14の伸縮、などの動作のうち、過巻側の動作のみを禁止し、過巻側ではない動作は禁止しない。
すなわち、過巻側であるウインチの巻上げ、ブーム14の伸長及びブーム14の倒伏は禁止し、過巻側ではないウインチの巻下げ、ブーム14の縮小及びブーム14の起仰は禁止しない。
また、選択手段51は、ブーム作業、シングルトップ作業、ジブ作業、ジブ取付作業の各作業の中から、オペレータが所望の作業を手動で選択するためのボタン、スイッチ又はレバー等であり、キャビン内の操作盤に配置されている。
さらに、規制解除手段52は、過巻規制がかかっている場合に、オペレータが規制を手動で解除するためのボタン、スイッチ又はレバー等であり、キャビン内の操作盤に配置されている。ただし、後述するように、この規制解除手段52による規制の解除は、作業機があらかじめ設定した格納姿勢になっている場合にしか許可されない。
なお、この選択手段51及び規制解除手段52は、ボタンやスイッチ等の他に、表示モニタに触れる形式のいわゆるタッチパネルなどによって形成されるものでもよい。
そして、制御装置60は、CPU、メモリ、HDD、SSDなどによって構成される汎用のマイクロコンピュータであり、過巻検出手段2によって過巻状態が検出されるとブーム14の動作を規制し、あらかじめ設定した解除条件を満足した場合にのみ規制を解除可能とする。
すなわち、制御装置60は、各姿勢検出手段31〜33、過巻検出手段2、選択手段51からの情報を受けて、解除条件としての作業機が格納姿勢の範囲にあるかどうかを判定し、格納姿勢にあれば各駆動制御手段41〜44及び規制手段45に対して規制を命令する。なお、制御装置60は、解除条件として、この格納姿勢の他、組立時、搬送時にも規制を解除可能とする。
次に、本実施例の過巻解除制御のフローについて、図1,4を用いて説明する。
まず、オペレータがラフテレーンクレーン1の電源を投入すると、クレーンの安全装置Sが起動され(ステップS1)、起動と同時に過巻規制が開始される(ステップS2)。なお、特に図示しないが、クレーンの安全装置Sが起動されれば、自動的に各ブーム姿勢検出手段31〜33によってブーム14の長さ、起伏角、旋回角が計測されて制御装置60に入力される。
つづいて、オペレータが選択手段51を操作して、ブーム作業、シングルトップ作業、ジブ作業、ジブ取付作業の各作業の中から、所望の作業を手動で選択する(ステップS3)。
次に、選択された作業内容がブーム作業又はシングルトップ作業か否かを判定する(ステップS4)。作業内容がブーム作業又はシングルトップ作業であれば(ステップS4のYES)、長さ判定(ステップS5)に移行する。作業内容がブーム作業又はシングルトップ作業でなければ(ステップS4のNO)、過巻規制の解除を許可せずに(ステップS10)、ステップS4に戻って判定を繰り返す。
作業内容がブーム作業又はシングルトップ作業であれば、ブーム14の長さが設定した長さ範囲内にあるか否かを判定する(ステップS5)。長さが設定した長さ範囲内であれば(ステップS5のYES)、起伏角判定(ステップS6)に移行する。長さが設定した長さ範囲内でなければ(ステップS5のNO)、過巻規制の解除を許可せずに(ステップS10)、ステップS4に戻って判定を繰り返す。
長さが設定した長さ範囲内であれば、ブーム14の起伏角が設定した起伏角範囲内にあるか否かを判定する(ステップS6)。この設定した長さ範囲としては、格納姿勢と判断される任意の長さを設定しうるが、好ましくは全縮時の長さに所定の余裕長さを含んだ長さ範囲が採用される。
起伏角が設定した起伏角範囲内であれば(ステップS6のYES)、旋回角判定(ステップS7)に移行する。起伏角が設定した起伏角範囲内でなければ(ステップS6のNO)、過巻規制の解除を許可せずに(ステップS10)、ステップS4に戻って判定を繰り返す。
起伏角が設定した起伏角範囲内であれば、ブーム14の旋回角が設定した旋回角範囲内にあるか否かを判定する(ステップS7)。この設定した起伏角範囲としては、格納姿勢と判断される任意の起伏角を設定しうるが、好ましくは30度以下(下限はなくてもよい)の角度範囲が採用される。
旋回角が設定した旋回角範囲内であれば(ステップS7のYES)、解除許可(ステップS8)に移行する。この設定した旋回角範囲としては、車体10の前方から所定の余裕角度を含んだ角度範囲が採用される。
旋回角が設定した旋回角範囲内でなければ(ステップS7のNO)、過巻規制の解除を許可せずに(ステップS10)、ステップS4に戻って判定を繰り返す。
そして、旋回角が設定した旋回角範囲内であれば、制御装置60が過巻規制の解除を許可する(ステップS8)。
そうすると、オペレータが規制解除手段52を操作して過巻規制を解除できるようになる(ステップS9)。規制解除手段52によって解除操作されると、制御装置60は規制手段45による過巻規制を解除する。
なお、上述したステップS4〜ステップS7の作業内容の判定、長さ判定、起伏角判定、旋回角判定は、どのような順序で実行されてもよく、すべての条件を満たすことで過巻規制の解除を許可するものであればよい。
次に、本実施の形態のクレーンの安全装置Sとラフテレーンクレーン1の作用について説明する。
(1)本実施例のクレーンの安全装置Sは、ブーム14の先端からワイヤロープ16を介してフック17を垂下し、ウインチでワイヤロープ16を巻取り又は繰出すことでフック17を巻上げ又は巻下げするクレーンに搭載されるクレーンの安全装置Sである。
そして、ワイヤロープ16に通したウエイト23がフック17によって持ち上げられることでフック17がブーム14の先端に近接した過巻状態であることを検出する過巻検出手段2と、過巻状態を検出した場合にブーム14の動作を規制する制御装置60と、を備えており、制御装置60は、過巻状態を検出してブーム14の動作を規制した場合に所定の解除条件以外でのブーム14の動作を解除不能とし、解除条件として作業機が少なくともフック格納姿勢にあれば規制を解除可能とする。
このため、ワイヤロープ16がほぼ水平になっているフック格納やフック取出の際に誤って過巻状態と判定されて規制がかかっても、この規制を解除することで作業を継続できるため作業性が向上する。
つまり、作業機が格納姿勢にあれば、ワイヤロープ16が水平又は水平に近い状態になっており、ウエイト吊りワイヤ22でスイッチ21を規制OFF側に引っ張ることがなくなるため、誤ってスイッチ21が規制ON側になる可能性がある。
そこで、このように誤ってスイッチ21が規制ON側になって過巻規制がかかっている場合でも、作業機が格納姿勢にあれば過巻規制を解除できるようになっている。
逆にいうと、組立時又は輸送時に含まれるフック格納時又は取出時にのみ過巻規制の解除が許可されるため、オペレータの都合で過巻規制を解除できなくなって安全性が向上する。
(2)また、ブーム14の旋回角を検出する旋回角検出手段31と、ブーム14の起伏角を検出する起伏角検出手段32と、ブーム14の長さを検出する長さ検出手段33と、作業内容を選択する選択手段51と、を備えており、制御装置60は、ブーム作業又はシングルトップ作業が選択されている状態で、かつ、ブーム旋回角が設定した旋回角範囲内にあり、かつ、ブーム起伏角が設定した起伏角範囲内にあり、かつ、ブーム長さが設定した長さ範囲内にある場合に、フック格納姿勢にあると判定する。
このため、フック格納姿勢からフック17を取出して作業を行うブーム作業やシングルトップ作業の場合にも、現状のブーム姿勢検出手段に特に追加や変更を加えることなく、簡単な構成によってフック格納姿勢であることを判定して過巻規制の解除を許可できる。
(3)そして、本実施例のクレーンとしてのラフテレーンクレーン1は、上記したいずれかのクレーンの安全装置Sを備えることで、作業性が向上して使いやすいクレーンになる。
以下、図5,6を用いて、前記実施の形態とは別の形態のクレーンの安全装置S1について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
まず、構成について説明すると、本実施例のクレーンの安全装置S1は、図5に示すように、車体10側に設けた格納場所にフック17が位置することを検出するフック検出手段34、旋回駆動制御手段41、起伏駆動制御手段42、伸縮駆動制御手段43、ウインチ駆動制御手段44、規制手段45、選択手段51、規制解除手段52、制御装置60、を備えている。
このフック検出手段34は、車体10側の中央前方に設けた格納場所の掛止具10aにフック17が掛止されたことを、この掛止具10a(図3(b)参照)に取り付けた荷重計によって検出する。
なお、このフック検出手段34は、フック17の存在を検出できるものであればよく、磁気センサを用いたものや、ICタグを用いたものを採用することもできる。
次に、本実施例の過巻解除制御のフローについて、図5,6を用いて説明する。
まず、オペレータがラフテレーンクレーン1の電源を投入すると、クレーンの安全装置S1が起動され(ステップS11)、過巻規制が開始される(ステップS12)。なお、特に図示しないが、クレーンの安全装置S1が起動されれば、自動的にフック検出手段34によってフック17が検出されて制御装置60に入力される。
次に、フック検出手段34がフック17を検出しているか否かを判定する(ステップS13)。フック17を検出していれば(ステップS13のYES)、解除許可(ステップS14)に移行する。フック17を検出していなければ(ステップS13のNO)、過巻規制の解除を許可せずに(ステップS16)、ステップS13に戻って判定を繰り返す。
そして、フック17を検出していれば、制御装置60が過巻規制の解除を許可する(ステップS14)。そうすると、オペレータが規制解除手段52を操作して過巻規制を解除できるようになる(ステップS15)。規制解除手段52によって解除操作されると、制御装置60は規制手段45による過巻規制を解除する。
次に、作用について説明する。
(1)本実施例のクレーンの安全装置S1は、車体10側に設けた格納場所にフック17が位置することを検出するフック検出手段34を備えており、制御装置60は、格納場所にフックが位置することを検出した場合に、フック格納姿勢にあると判定する。
このため、フック検出手段34によって、フック17が掛止具10aに掛けられていることを直接的に把握できるため、より確実にフック格納姿勢であることを判定できる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施例と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、格納姿勢であることをオペレータに報知する報知手段については説明しなかったが、これに限定されるものではなく、格納姿勢であることをオペレータに報知又は警告する報知手段を備えるものであってもよい。
また、前記実施例では、ロープとしてワイヤロープ16について説明したが、これに限定されるものではなく、織索を含む「ロープ」であれば本発明を適用できる。
S,S1 クレーンの安全装置
1 ラフテレーンクレーン(クレーン)
10 車体
14 ブーム
16 ワイヤロープ(ロープ)
17 フック
2 過巻検出手段
21 スイッチ
22 ウエイト吊りワイヤ
23 ウエイト
31 旋回角検出手段
32 起伏角検出手段
33 長さ検出手段
34 フック検出手段
51 選択手段
52 規制解除手段
60 制御装置

Claims (4)

  1. ブームの先端からロープを介してフックを垂下し、ウインチで前記ロープを巻取り又は繰出すことで前記フックを巻上げ又は巻下げするクレーンに搭載されるクレーンの安全装置であって、
    前記ロープに通したウエイトが前記フックによって持ち上げられることで前記フックが前記ブームの先端に近接した過巻状態であることを検出する過巻検出手段と、過巻状態を検出した場合に前記ブームの動作を規制する制御装置と、を備えており、
    前記制御装置は、過巻状態を検出して前記ブームの動作を規制した場合に所定の解除条件以外での前記ブームの動作を解除不能とし、前記解除条件として作業機が少なくともフック格納姿勢にあれば、少なくともフック格納姿勢の状態のままで前記ブームの動作の規制を解除可能とすることを特徴とするクレーンの安全装置。
  2. 前記ブームの旋回角を検出する旋回角検出手段と、前記ブームの起伏角を検出する起伏角検出手段と、前記ブームの長さを検出する長さ検出手段と、作業内容を選択する選択手段と、を備えており、
    前記制御装置は、ブーム作業又はシングルトップ作業が選択されている状態で、かつ、ブーム旋回角が設定した旋回角範囲内にあり、かつ、ブーム起伏角が設定した起伏角範囲内にあり、かつ、ブーム長さが設定した長さ範囲内にある場合に、フック格納姿勢にあると判定することを特徴とする請求項1に記載のクレーンの安全装置。
  3. 車体側に設けた格納場所に前記フックが位置していることを検出するフック検出手段を備えており、
    前記制御装置は、前記格納場所に前記フックが位置することを検出した場合に、フック格納姿勢にあると判定することを特徴とする請求項1に記載のクレーンの安全装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のクレーンの安全装置を備えるクレーン。
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