JP2015098393A - ブーム付き車両用安全装置及びブーム付き車両の安全運用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブーム付き車両に簡便に取り付けることができるブーム付き車両用安全装置により、走行の開始前にブームの未格納状態を表す警報を表示する。
【解決手段】ブーム付き車両10のブーム42の適宜の箇所に、ブーム角検出装置100を取り付ける。ブーム角検出装置100は、内蔵した加速度センサによってブーム42の傾きを検出し、その値が所与のしきい値を超える場合に警報信号を無線送信する。運転室20に取り付けたブーム角警報装置200は、内蔵した人感センサがヒトの接近を検出しているとき上記の警報信号を受信すると、ブザー鳴動、ランプ点灯又は音声メッセージ等により警報を表示する。
【選択図】図1
【解決手段】ブーム付き車両10のブーム42の適宜の箇所に、ブーム角検出装置100を取り付ける。ブーム角検出装置100は、内蔵した加速度センサによってブーム42の傾きを検出し、その値が所与のしきい値を超える場合に警報信号を無線送信する。運転室20に取り付けたブーム角警報装置200は、内蔵した人感センサがヒトの接近を検出しているとき上記の警報信号を受信すると、ブザー鳴動、ランプ点灯又は音声メッセージ等により警報を表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ブーム付き車両用安全装置及びブーム付き車両の安全運用方法に関するものである。
移動式クレーンには、用途、使用場所等の条件に合わせていろいろな種類がある。それらのうち、トラッククレーンは、専用の車体に旋回サークル、アウトリガー(伸縮可能な脚でクレーンのシャーシ部を水平に支える装置)等を装備して、その上にクレーン装置の上部旋回体を架装するものである。それより小規模の車両積載型トラッククレーンは、車両(トラック)の荷台と運転室の間に小型のクレーン装置を搭載して、荷の運搬と積卸しを行うことができるものである。
クレーン装置(上部旋回体)の一端を支点とする腕の部分を、ブーム又はジブという(本出願では、法令、規則又は慣用上、ジブと呼ばれるものも含めて、「ブーム」の語を用いる。)。移動式クレーンが使用されるときには、走行を停止し、ブームを起こして延伸、旋回させ、先端に吊るした荷の積卸し等を行う。移動式クレーンを移動させるときには、通常、ブームを格納状態に固定する。通常の格納状態においては、ブームは最短に縮められて水平を向き、水平面内ではブームの長手方向と車両の直進方向が一致している。
ブームが格納状態にないまま車両を走行させると、周囲のものに当って事故を招く危険がある。これに対して、ブームが未格納状態にあることを警報として知らせる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された技術は、ブーム及びアウトリガーの格納状態を検出するスイッチをそれぞれ設けて警報ブザーと直列に接続し、アウトリガーの格納状態においてブームが未格納状態にあることをブザーの警報音で知らせるというものである。
特許文献1によれば、従来技術が駐車ブレーキの解除操作後に初めて警報の有無を確認することができるものであるのに対し、目視上で明らかなアウトリガーの格納状態において警報の有無を確認することができるようにしたので、操作上並びに警報装置の設置及び接続上、利便性を向上させ得ることが記載されている。
上記のほか、車両本体に対するブームの相対的な角度を検出する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に開示された技術は、車両本体側とブーム側にそれぞれ加速度センサを設けてそれらの検出信号を比較することにより、車両本体に対するブームの相対的な角度を検出するというものである。
ブームが未格納にあることを警報により知らせる装置は、安全向上の手段ではあるが、法令上の要請等によって装備が義務付けられるものではない。そのため、そのような装置を装備していない車両が多い。そのような未装備車両にできるだけ簡便に取り付けることができ、配線等の手間を省くことができる警報装置が望ましい。上記の特許文献1に記載された技術は、クレーン装置の各部分に予め未格納状態を検出するスイッチを設けておくことを前提としており、そのようなスイッチをあらかじめ装備していないクレーン装置には容易に適用することができない。
特許文献2に記載された技術によれば、ブーム側の加速度センサは、取り付けが難しい支軸部を避けて取り付けやすい位置を選んで取り付けることができる。車両側とブーム側の加速度センサの検出値を比較するためには何らかの信号伝送手段が必要であるが、その点は開示されていないので、警報装置の配線を含めた取り付けが簡便に行えるかどうかを評価することはできない。
特許文献2は、車両のさまざまな状態において車両本体に対するブームの相対的な角度を検出する方法を記載している。例えば図3は、ブームを起こした状態のままで走行したときに車両本体側とブーム側でそれぞれ検出されるY軸加速度が異なるから、ブームを起こした状態であることが検知されることを説明している。段落「0025」によれば、「そのまま走行を続けると何か危険が生じかねない」ことが警告されるという記載がある。
つまり特許文献2に開示された技術によれば、走行の開始後にブームの向きを検出して未格納状態を表す警報が表示されることになる。しかし、安全性をさらに向上させるためには、走行開始前であってもブームの未格納状態を表す警報が表示され得ることが必要である。
本発明は、そのような問題点を解決するためになされたもので、ブーム付き車両に簡便に取り付けることができるブーム付き車両用安全装置により、走行の開始前にブームの未格納状態を表す警報を表示し得るようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明のブーム付き車両用安全装置は、ブーム付き車両に搭載することができるブーム付き車両用安全装置において、前記ブーム付き車両のブームの一部に取り付けられて水平面に対して傾斜した状態に置かれたときに加わる重力加速度を検出することにより、前記検出した重力加速度に相当する前記ブームの水平面に対する傾斜角度を検出することができる加速度センサと、前記加速度センサに接続されると共に、前記検出された傾斜角度を示す値を前記加速度センサから得て所与の傾斜角度しきい値と比較し、前記傾斜角度を示す値が前記傾斜角度しきい値を上回るならば警報信号を出力することができる処理部と、前記処理部に接続されると共に、前記警報信号を前記処理部から得て無線で送信することができる送信部と、前記無線で送信された警報信号を受信することができる受信部と、前記ブーム付き車両の運転席の近傍に取り付けられると共に前記受信部に接続され、前記警報信号を前記受信部から得たならば警報を表示することができる警報表示部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のブーム付き車両の安全運用方法は、ブーム付き車両のブームの一部に加速度センサを取り付けて、前記ブームが水平面に対して傾斜したときに前記加速度センサに加わる重力加速度を検出することにより、前記検出した重力加速度に相当する前記ブームの水平面に対する傾斜角度を検出し、前記検出された傾斜角度を示す値を所与の傾斜角度しきい値と比較し、前記傾斜角度を示す値が前記傾斜角度しきい値を上回るならば警報信号を出力し、前記警報信号を無線で送信し、前記無線で送信された警報信号を受信すると共に前記ブーム付き車両の運転席の近傍において警報として表示することを特徴とする。
本発明によれば、加速度センサを含むブームの向き検出のための手段をブームの適宜の位置に取り付け、運転室側の装置との間で無線による信号伝送を行うことにより、ブーム付き車両用安全装置のブーム付き車両への取り付けを簡便にすると共に、走行の開始前にブームの向きについての警報を表示することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るブーム付き車両用安全装置の、ブーム付き車両への取り付け位置を表す説明図である。図1において、10はブーム付き車両を表す。ブーム付き車両10は、運転室20と荷台30の間に架装されたクレーン装置40を備えている。クレーン装置40は、支柱部分に相当するコラム41と、コラム41の上端を支点(結節点)として取り付けられた腕の部分に相当するブーム42を含む。
クレーン装置40には、図1においてコラム41の下方、左側前輪の後方に表されたアウトリガー43も含まれる。アウトリガー43はブーム付き車両10の車体の左右対称の箇所に設けられ、ブーム付き車両10を停止させた状態で地面に向けて延伸され、クレーン装置40が脚を突っ張る形にして荷の積卸し時の姿勢を安定させるものである。
クレーン装置40は、アウトリガー43の延伸、接地によって姿勢を安定させた状態で、ブーム42を延伸させると共に先端を起こして、コラム41の下方を中心にして旋回させることができる。このようにして、ブーム42の先端を荷台30の上と車体の周辺位置との間で行き来させることにより、ブーム42の先端に取り付けられたフック(図示せず。)を介して吊下げられる荷の積卸しを行うことができる。
ブーム42の一部であってコラム41との結節点に近い方の箇所に、ブーム角検出装置100が取り付けられている。ブーム角検出装置100は、これを構成する各部分が当該箇所に取り付け可能に形成された筐体に格納されてなる。当該筐体は、ねじ止め若しくは溶接等を用いた適宜の方法によりブーム42の一定の箇所に取り付けてもよく、又は筐体に取り付けた磁石を介してブーム42の任意の箇所に取り付けてもよい。
運転室20の運転席の近傍に、ブーム角警報装置200が取り付けられている。ブーム角警報装置200は、これを構成する各部分が当該箇所に取り付け可能に形成された筐体に格納されてなる。当該筐体は、ねじ止め、両面テープ又は面ファスナー等を用いた適宜の方法によって、運転席の近傍に取り付けることができる。ブーム角検出装置100とブーム角警報装置200が、実施例1に係るブーム付き車両用安全装置を構成する。
図2は、ブーム角検出装置100の構成を表すブロック図である。ブーム角検出装置100は、加速度センサ102、しきい値選択部104、処理部106及び送信部108を備えている。ブーム角検出装置100は、加速度センサ102、しきい値選択部104、処理部106及び送信部108に対して電力を供給することができる電源部110を備えている。ブーム角検出装置100は、加速度センサ102、しきい値選択部104、処理部106、送信部108及び電源部110を筐体112に格納する形に構成されている。
加速度センサ102としては、例えばシリコンウェハー上にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を利用して形成された加速度計をチップに内蔵したものを用いることができる。加速度計は質量が既知の錘とばね定数が既知のばねから構成され、錘に加速度が作用することによって生じるばねの変位量を計測することにより加速度の値を求めるものである。ばねの変位量は、ひずみゲージ若しくは圧電素子を用いたり、又は静電容量の変化を計測したりする方法によって計測される。加速度計測の次元は1以上いくつであってもよく、例えば一般的に入手が容易な3次元計測用のものを用いることができる。
加速度センサ102は、振動や衝撃によって印加される動的加速度だけでなく、静止状態にあっても印加される重力加速度を検出することができる。加速度センサ102の各軸の向きに印加される重力加速度の値は、その軸が水平面となす角度(すなわち、傾き)によって定まる。加速度センサ102は、この傾きの値を出力することができるように構成されたものとする。
しきい値選択部104は、例えばブーム42の一定の傾きに対応する数値を選択的に設定することができるスイッチである。処理部106は、例えばマイクロプロセッサである。処理部106は加速度センサ102に接続され、加速度センサ102が出力したブーム42の傾きの値が処理部106に入力される。処理部106はしきい値選択部104に接続され、しきい値選択部104において選択的に設定されたブーム42の一定の傾きに対応する数値が処理部106に入力される。
処理部106は、加速度センサ102から入力されたブーム42の傾きの値を、しきい値選択部104において選択的に設定された一定の傾きを表す数値と比較して、前者が後者を上回るならば警報信号を出力するように構成される。送信部108は処理部106に接続され、処理部106が出力した警報信号は送信部108に入力される。
送信部108は、例えば300メガヘルツ(MHz)帯の電波を搬送波として使用する特定小電力無線の送信用モジュールである。送信部108は、搬送波を上記の警報信号により例えば振幅偏移(amplitude shift keying:ASK)変調方式を用いて変調し、内蔵する印刷パターンアンテナを経由して、運転席の近傍に取り付けられたブーム角警報装置200に向けて送信することができる。
電源部110は、例えば太陽電池、各種の電池、電気二重層キャパシタ又はそれらの組み合わせにより構成され、加速度センサ102、しきい値選択部104、処理部106及び送信部108に対して電力を供給することができる。
図3は、ブーム角警報装置200の構成を表すブロック図である。ブーム角警報装置200は、受信部202、人感センサ204及び警報表示部206を備えている。ブーム角警報装置200は、受信部202、人感センサ204及び警報表示部206に対して電力を供給する電源部208を備えている。ブーム角警報装置200は、受信部202、人感センサ204、警報表示部206及び電源部208を筐体210に格納する形に構成されている。
受信部202は、例えば上記の特定小電力無線の受信用モジュールである。受信部202は、ブーム角検出装置100から搬送波に乗せて送信された警報信号を、内蔵する印刷パターンアンテナを経由して受信及び復調することができる。受信部202は、復調した警報信号を出力する。
人感センサ204は、近傍にヒトが接近したことを検出するセンサである。人感センサ204は、実用化されている公知の方式により、周囲と温度差のあるヒト等の対象物の接近を検出することができる。人感センサ204は、近傍にヒトが接近したときに検出信号を出力する。
警報表示部206は、例えばマイクロプロセッサ、ブザー(又はランプ若しくはスピーカー)等の表示用デバイス及び表示用デバイスの駆動部を含む。警報表示部206は受信部202に接続され、受信部202が出力した警報信号が警報表示部206に入力される。警報表示部206は人感センサ204に接続され、人感センサ204が出力した検出信号が警報表示部206に入力される。警報表示部206は、入力された警報信号と検出信号の論理積をとって、表示用デバイスを駆動してブザーを鳴動させたりランプを点灯させたり、又は音声で「ブームが未格納です。」というアナウンスを行ったりすることができる。
電源部208は、例えばブーム付き車両10の運転室20に設けられたシガーライターソケットに接続して充電することができる二次電池を含み、受信部202、人感センサ204及び警報表示部206に対して電力を供給することができる。
次に、ブーム角検出装置100及びブーム角警報装置200によって構成されるブーム付き車両用安全装置の動作について説明する。加速度センサ102は、筐体112を介してある一定の向きでブーム42に取り付けられている。ブーム42が格納状態にあるとき、加速度センサ102の3軸のうちのいずれか一つが水平、かつ、ブーム42の延伸方向に平行であるように、筐体112をブーム42に取り付けることができる。
すると、ブーム42が起き上がった状態にあるとき、ブーム42の傾きによって決まる重力加速度が加速度センサ102に印加される。ブーム42の傾きと重力加速度の関係を、例えば傾き5度から20度の範囲で1度刻みに表すと、表1のとおりである。
一方、しきい値選択部104において、例えば傾き7度に対応する数値(表1によれば、重力加速度”0.122g”に対応する。)が選択的に設定されているとする。この設定は、ブーム42の傾きが7度を上回る場合を警報表示の対象とするものである。
この状態で、例えばブーム42の傾きが10度の状態にあると仮定する。表1を参照すると、加速度センサ102は”0.174g”の重力加速度を検出し、その検出値を処理部106に送る。処理部106は、上記の検出値を、しきい値選択部104において設定された値(重力加速度”0.122g”に対応する。)と比較する。この場合は検出値が設定値を上回るから、処理部106は警報信号を出力する。
送信部108は、処理部106から出力された警報信号を得て、この警報信号により搬送波を変調してブーム角警報装置200に対して送信する。ブーム角警報装置200の受信部202は、搬送波に乗せて送信されてきた警報信号を受信して復調し、復調された警報信号を警報表示部206に対して送る。
一方、人感センサ204は、近傍のヒトの存在を検出したとき検出信号を警報表示部206に対して送る。上記の警報信号とヒトの存在の検出信号が同時に生起している状態は、ブーム42の傾きがしきい値選択部104において設定されたしきい値7度を超える未格納状態において、運転者かもしれないヒトが運転室20に入った場合に生じる。すなわち、ブーム42の未格納状態のままブーム付き車両10が走行を始めるかもしれないという危険が予知されたことになる。
そうすると、警報表示部206のマイクロプロセッサは、同時に得られている警報信号と検出信号の論理積をとって、ブザーを鳴動させたりランプを点灯させたり、又は音声で「ブームが未格納です。」というアナウンスを行ったりする。その結果、運転者はブーム42が未格納状態にあることに気づき、運転室20を離れてブーム42を格納する操作を行うことができる。すなわち、ブーム付き車両10が走行を始める前にブームの未格納状態を察知して対応することが可能であるから、危険を未然に予防することができる。
ブーム42を起こしてクレーン装置40を運転しているときも、ブーム角検出装置100からブーム角警報装置200に向けて警報信号が送信される。しかし、その場合には運転者が運転室20を離れていることがふつうであるから、人感センサ204がヒトの接近を検出しないので、警報表示部206が誤警報を発することはない。
加速度センサ102は、3次元計測用でなくてもよい。しきい値選択部104は、スイッチでなくても、選択的なしきい値の設定が可能なものであればよい。処理部106はマイクロプロセッサ以外の処理装置又はハードウェア論理によって構成されたものでもよい。送信部108は特定小電力用無線の送信用モジュールでなくても、警報信号を無線で送信することができるものであればよい。ただし、法令上その他の実用上の要請を満たすものであることが望ましい。
ブーム42の傾きのしきい値を固定しておいてもよければ、ブーム角検出装置100は、しきい値選択部104を備えていなくてもよい。ブーム42が未格納状態にあるときはどんな場合でも(運転室20内にヒトがいなくても)ランプ表示等によって未格納であることを表示しても構わなければ、ブーム角警報装置200は人感センサ204を備えていなくてもよい。
電源部110は、実施例1に例示したのとは異なる構成であってもよい。ただし、ブーム付き車両10の電源系に依存しない自立型の電源装置であることが望ましい。ブーム角検出装置100の取り付け位置は、図1の例示に限らず、ブーム42の適宜の箇所を選ぶことができる。本発明の実施例1によれば、ブームの未格納状態を確認する手段のないブーム付き車両にブーム付き車両用安全装置を簡便に取り付けて、ブーム未格納の状態で走行を始める危険を未然に防止することができる。
本発明の実施例2に係るブーム付き車両用安全装置は、図1に示したのと同様にブーム付き車両10に取り付けることができるブーム角検出装置300及びブーム角警報装置400から構成される。ブーム角検出装置300及びブーム角警報装置400は、図1においてブーム角検出装置100及びブーム角警報装置200が取り付けられた位置に、それぞれ取り付けられるものとする。
図4は、ブーム角検出装置300の構成を表すブロック図である。ブーム角検出装置300は、実施例1のブーム角検出装置100が備えるのと同じ加速度センサ102及びしきい値選択部104を備えている。ブーム角検出装置300はさらに、ブーム方位センサ305、処理部306及び送信部308を備えている。
ブーム角検出装置300は、加速度センサ102、しきい値選択部104、ブーム方位センサ305、処理部306及び送信部308に対して電力を供給する電源部310を備えている。ブーム角検出装置300は、加速度センサ102、しきい値選択部104、ブーム方位センサ305、処理部306、送信部308及び電源部310を筐体312に格納する形に構成されている。
ブーム方位センサ305は、例えば地磁気センサであって、水平面内において向けられた方位を検出することができるものである。ブーム方位センサ305は、例えば半導体ホール素子を用いる(これに限定するものではない。)公知の技術によって構成されたものとする。なお、例えばMEMS技術により、ブーム方位センサ305を加速度センサ102と一体化して実装することもできる。
処理部306は加速度センサ102に接続され、加速度センサ102が検出したブーム42の傾きの値が処理部306に入力される。処理部306はしきい値選択部104に接続され、しきい値選択部104において選択的に設定されたブーム42の一定の傾きに対応する数値が処理部306に入力される。処理部306はさらに、ブーム方位センサ305に接続され、ブーム方位センサ305が検出した方位データが処理部306に入力される。ブーム42が起こされて傾いているときは、加速度センサ102から得た傾きの値を用いて地磁気の検出値を適宜補正することにより、方位検出の精度を上げることができる。
処理部306は、実施例1の処理部106と同様、加速度センサ102から入力されたブーム42の傾きの値をしきい値選択部104において選択的に設定された一定の傾きを表す数値と比較して、前者が後者を上回るならば警報信号を出力するように構成される。送信部308は処理部306に接続されている。
処理部306はさらに、ブーム方位センサ305が検出した方位(これは、後述するようにブーム42の延伸方向の方位とし、ブーム方位と呼ぶ。)のデータを得る。処理部306は上記の警報信号とブーム方位のデータを適宜の方法を用いて多重化し又は組み合わせ、送信部308に与える変調信号(これを、ブーム状態信号と呼ぶ。)を生成することができる。そのように生成されたブーム状態信号が、処理部306から送信部308に入力される。
送信部308は、実施例1の送信部108と同様、例えば300MHz帯の電波を搬送波として使用する特定小電力無線の送信用モジュールである。送信部308は、搬送波を上記のブーム状態信号により例えばASK変調方式を用いて変調し、内蔵する印刷パターンアンテナを経由して、運転席の近傍に取り付けられたブーム角警報装置400に向けて送信することができる。
電源部310は、実施例1の電源部110と同様に構成され、加速度センサ102、しきい値選択部104、ブーム方位センサ305、処理部306及び送信部308に対して電力を供給することができる。
図5は、ブーム角警報装置400の構成を表すブロック図である。ブーム角警報装置400は、受信部402、実施例1と同じ人感センサ204、車両方位センサ405及び警報表示部406を備えている。ブーム角警報装置400は、受信部402、人感センサ204、車両方位センサ405及び警報表示部406に対して電力を供給する電源部408を備えている。ブーム角警報装置400は、受信部402、人感センサ204、車両方位センサ405及び警報表示部406を筐体410に格納する形に構成されている。
受信部402は、例えば上記の特定小電力無線の受信用モジュールである。受信部402は、ブーム角検出装置100から搬送波に乗せて送信されたブーム状態信号を、内蔵する印刷パターンアンテナを経由して受信及び復調することができる。受信部402は、復調したブーム状態信号から警報信号とブーム方位のデータを分離して出力する。車両方位センサ405は、ブーム方位センサ305と同様の方位センサである。
警報表示部406は、例えばマイクロプロセッサ、ブザー(又はランプ若しくはスピーカー)等の表示用デバイス及び表示用デバイスの駆動部を含む。警報表示部406は受信部402に接続され、受信部402が出力した警報信号とブーム方位のデータが警報表示部406に入力される。警報表示部406は人感センサ204に接続され、人感センサ204が出力した検出信号が警報表示部406に入力される。
警報表示部406は車両方位センサ405に接続され、車両方位センサ405が検出した方位(これは、後述するようにブーム付き車両10の直進方向の方位とし、車両方位と呼ぶ。)のデータが警報表示部406に入力される。警報表示部406には、ブーム方位の車両方位に対する相対値と比較される所与の方位しきい値が設定されるものとする。
図6は、警報表示部406の機能ブロック図である。警報表示部406は、減算回路420、比較回路422、論理和回路424、論理積回路426、駆動回路428及び表示用デバイス430を有する。減算回路420は2つの入力端子を有し、各入力端子に入力された値の差分を出力する。減算回路420の各入力端子には、受信部402が出力したブーム方位と車両方位センサ405が出力した車両方位のデータがそれぞれ入力される。
比較回路422は2つの入力端子を有し、各入力端子に入力された値の差分の極性を表す論理信号を出力する。比較回路422の各入力端子には、減算回路420の出力と上記の設定された方位しきい値がそれぞれ入力される。比較回路422の出力は論理和回路424に入力され、受信部402が出力した警報信号との論理和がとられる。論理和回路424の出力は論理積回路426に入力され、人感センサ204が出力した検出信号との論理積がとられる。
論理積回路426の出力が正論理の場合には、駆動回路428を経由して表示用デバイス430が駆動され、ブザーの鳴動、ランプの点灯又は音声でのアナウンス等により警報を表示する。なお、以上に説明した警報表示部406の機能ブロックの一部は、ハードウェア結線によるとは限らず、マイクロプロセッサ等を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
電源部408は、例えばブーム付き車両10の運転室20に設けられたシガーライターソケットに接続して充電することができる二次電池からなり、受信部402、人感センサ404、車両方位センサ405及び警報表示部406に対して電力を供給することができる。
次に、ブーム角検出装置300及びブーム角警報装置400によって構成されるブーム付き車両用安全装置の動作について説明する。加速度センサ102は、筐体312を介してある一定の向きでブーム42に取り付けられている。ブーム42が格納状態にあるとき、加速度センサ102の3軸のうちのいずれか一つが水平、かつ、ブーム42の延伸方向に平行であるように、筐体312をブーム42に取り付けることができる。
そうすると、実施例1について説明したように、ブーム42が起き上がった状態にあるとき、ブーム42の傾きによって決まる重力加速度が加速度センサ102に印加される。また、しきい値選択部104において、実施例1について説明したように、選択された傾きの値に対応する数値が設定される。
加速度センサ102は、実施例1と同様にして、ブーム42の傾きに起因する重力加速度の値を検出する。処理部306は、上記の重力加速度の検出値を加速度センサ102から得て、しきい値選択部104において設定された値と比較する。処理部306は、検出値が設定値を上回るならば、実施例1の処理部106と同様に警報信号を出力する。
筐体312は、格納したブーム方位センサ305の基準とする方位軸がブーム42の延伸方向に平行であるように、ブーム42に取り付けられるものとする。そうすると、ブーム方位センサ305は、ブーム42の延伸方向の水平面内における方位を検出することができる。検出された方位データは処理部306に入力され、ブーム42の傾きの状態によって必要に応じ補正される。その結果、処理部306は、ブーム42の延伸方向の水平面内における方位のデータを得ることができる。
処理部306は、上記の警報信号と方位データを、適宜の方法を用いて組み合わせ又は多重化することができる。その結果得られた信号が、ブーム状態信号である。送信部308は、処理部306から出力されたブーム状態信号を得て、このブーム状態信号により搬送波を変調してブーム角警報装置400に対して送信する。
ブーム角警報装置400の受信部402は、搬送波に乗せて送信されてきたブーム状態信号を受信して復調し、復調されたブーム状態信号から警報信号とブーム方位のデータを互いに分離して、それらを警報表示部406に対して送る。一方、人感センサ204は、近傍のヒトの存在を検出したとき検出信号を警報表示部406に対して送る。
筐体410は、格納した車両方位センサ405の基準とする方位軸がブーム付き車両10の直進方向に平行であるように、運転室20の運転席の近傍に取り付けられるものとする。そうすると、車両方位センサ405は、ブーム付き車両10の直進方向の水平面内における方位を検出することができる。車両方位センサ405は、検出した車両方位のデータを警報表示部406に対して送る。
警報表示部406の減算回路420は、入力されたブーム方位のデータから車両方位のデータを減算して、車両方位に対するブーム42の延伸方向の相対的方位を算出する。警報表示部406の比較回路422は、上記の相対的方位のデータを設定された方位しきい値と比較する。ブーム42の延伸方向とブーム付き車両42の直進方向の水平面内における差が上記のしきい値よりも大きい(すなわち、水平面内で見たときブーム42が未格納状態にあると判断される。)とき、比較回路422の出力は正論理レベルとなる。
警報表示部406の論理和回路424は、上記の比較回路422の出力信号と、ブーム角検出装置300から送信された警報信号との論理和をとる。それらのうち少なくとも一方が正論理レベル(すなわち、ブーム42が垂直面内又は水平面内の少なくとも一方において、所与の角度差のしきい値を超える未格納状態にあることが検出された。)にあれば、論理和回路424の出力は正論理レベルとなる。
警報表示部406の論理積回路426は、論理和回路424の出力と人感センサ204が出力した検出信号との論理積をとる。ブーム42が垂直面内又は水平面内の少なくとも一方において未格納状態であることが検出され、かつ、運転者かもしれないヒトが運転室20に入った場合には、上記の論理積が正論理レベルとなって、駆動回路428を介して表示用デバイス430を駆動する。
その結果、運転者はブーム42が未格納状態にあることに気づき、運転室20を離れてブーム42を格納する操作を行うことができる。すなわち、ブーム付き車両10が走行を始める前に、ブーム42の垂直又は水平面内の少なくとも一方における未格納状態を察知して対応することが可能であるから、危険を未然に予防することができる。
ブーム角警報装置400は、しきい値選択部104に類似する構成を設けて、水平面内のブーム方位に対するしきい値を選択的に設定可能であるようにしてもよい。ブーム42が垂直又は水平面内の少なくとも一方において未格納状態にあるときは、どんな場合でも(運転室20内にヒトがいなくても)ランプ表示等によって未格納であることを表示しても構わなければ、ブーム角警報装置400は人感センサ204を備えていなくてもよい。
電源部310は、実施例2に例示したのとは異なる構成であってもよい。ただし、ブーム付き車両10の電源系に依存しない自立型の電源装置であることが望ましい。本発明の実施例2によれば、水平面内におけるブームの未格納状態も検出して警報表示することができるという、付加的な効果が得られる。以上の各実施例について説明した構成、形状、機能等は例示であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまな変形が可能である。
10 ブーム付き車両
20 運転室
30 荷台
40 クレーン装置
41 コラム
42 ブーム
43 アウトリガー
100、300 ブーム角検出装置
102 加速度センサ
104 しきい値選択部
106、306 処理部
108、308 送信部
110、208、310、408 電源部
112、210、312、410 筐体
200、400 ブーム角警報装置
202、402 受信部
204 人感センサ
206、406 警報表示部
305 ブーム方位センサ
405 車両方位センサ
20 運転室
30 荷台
40 クレーン装置
41 コラム
42 ブーム
43 アウトリガー
100、300 ブーム角検出装置
102 加速度センサ
104 しきい値選択部
106、306 処理部
108、308 送信部
110、208、310、408 電源部
112、210、312、410 筐体
200、400 ブーム角警報装置
202、402 受信部
204 人感センサ
206、406 警報表示部
305 ブーム方位センサ
405 車両方位センサ
Claims (10)
- ブーム付き車両に搭載することができるブーム付き車両用安全装置において、
前記ブーム付き車両のブームの一部に取り付けられて水平面に対して傾斜した状態に置かれたときに加わる重力加速度を検出することにより、前記検出した重力加速度に相当する前記ブームの水平面に対する傾斜角度を検出することができる加速度センサと、
前記加速度センサに接続されると共に、前記検出された傾斜角度を示す値を前記加速度センサから得て所与の傾斜角度しきい値と比較し、前記傾斜角度を示す値が前記傾斜角度しきい値を上回るならば警報信号を出力することができる処理部と、
前記処理部に接続されると共に、前記警報信号を前記処理部から得て無線で送信することができる送信部と、
前記無線で送信された警報信号を受信することができる受信部と、
前記ブーム付き車両の運転席の近傍に取り付けられると共に前記受信部に接続され、前記警報信号を前記受信部から得たならば警報を表示することができる警報表示部と
を備えたことを特徴とするブーム付き車両用安全装置。 - 前記ブーム付き車両の運転席の近傍に取り付けることができる人感センサをさらに備え、
前記警報表示部は、前記人感センサがヒトの接近を検出しているときに前記警報信号を得たならば警報を表示することができるように構成された
ことを特徴とする請求項1に記載のブーム付き車両用安全装置。 - 前記傾斜角度しきい値を選択可能として前記処理部に対して設定することができる選択部を、さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のブーム付き車両用安全装置。
- 前記加速度センサ、前記処理部及び前記送信部は、前記ブーム付き車両のブームの一部に取り付けることができる第1の筐体に格納され、
前記無線で送信された警報信号を受信することができる前記受信部及び前記警報表示部は、前記ブーム付き車両の運転席の近傍に取り付けることができる第2の筐体に格納された
ことを特徴とする請求項1に記載のブーム付き車両用安全装置。 - 前記第1の筐体は、前記傾斜角度しきい値を選択可能として前記処理部に対して設定することができる選択部がさらに設けられてなることを特徴とする請求項4に記載のブーム付き車両用安全装置。
- 前記第1の筐体は太陽電池を含む電源部を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のブーム付き車両用安全装置。
- 前記第2の筐体は人感センサがさらに設けられてなり、
前記警報表示部は、前記人感センサがヒトの接近を検出しているときに前記警報信号を得たならば警報を表示することができるように構成された
ことを特徴とする請求項4に記載のブーム付き車両用安全装置。 - 前記ブーム付き車両のブームの一部に取り付けられて水平に置かれたときに、前記ブームの長手方向に沿った方位を検出することができる第1の方位センサと、
前記ブーム付き車両の運転席の近傍に取り付けられて、前記ブーム付き車両の直進方向に沿った方位を検出することができる第2の方位センサとをさらに備え、
前記処理部は前記第1の方位センサにさらに接続されると共に、前記検出された前記ブームの長手方向に沿った方位を示す値を前記第1の方位センサから得て、第1の方位データとしてさらに出力することができるように構成され、
前記送信部は、前記第1の方位データを前記処理部から得てさらに無線で送信することができるように構成され、
前記受信部は、前記無線で送信された第1の方位データをさらに受信することができるように構成され、
前記警報表示部は前記第2の方位センサにさらに接続され、かつ、前記検出された前記ブーム付き車両の直進方向に沿った方位を示す値を第2の方位データとして前記第2の方位センサから得ると共に前記第1の方位データを前記受信部から得て、前記第1の方位データと前記第2の方位データとの差分が所与の方位しきい値を上回るならばさらに警報を表示することができるように構成された
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のブーム付き車両用安全装置。 - ブーム付き車両のブームの一部に加速度センサを取り付けて、前記ブームが水平面に対して傾斜したときに前記加速度センサに加わる重力加速度を検出することにより、前記検出した重力加速度に相当する前記ブームの水平面に対する傾斜角度を検出し、
前記検出された傾斜角度を示す値を所与の傾斜角度しきい値と比較し、
前記傾斜角度を示す値が前記傾斜角度しきい値を上回るならば警報信号を出力し、
前記警報信号を無線で送信し、
前記無線で送信された警報信号を受信すると共に前記ブーム付き車両の運転席の近傍において警報として表示する
ことを特徴とするブーム付き車両の安全運用方法。 - 前記ブーム付き車両の運転席の近傍に取り付けた人感センサによってヒトの接近を検出し、
前記人感センサがヒトの接近を検出しているときに前記警報信号を受信したならば警報として表示するようにした
ことを特徴とする請求項9に記載のブーム付き車両の安全運用方法。
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