JP2012022487A - 車両接近警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を少なくするとともに、安価かつ小型化を図ることができる車両接近警報システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載されたメータ装置1において車両の車速が5km/h以上かつ40km/h未満である場合は車両接近警報情報を送信アンテナ22から送信し、歩行者が携帯するポータブルオーディオプレーヤ70のヘッドホン50の受信アンテナ61で車両接近警報情報を受信して、車両の車速と受信した電波の電波強度から車両と歩行者との距離が車両の制動距離よりも短い場合は警報音をヘッドホン50のRchイヤーパッド54から流すことにより歩行者に車両の接近を警報する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される車載端末と、歩行者が携帯する歩行者携帯端末から構成され、歩行者に車両の接近を警報する車両接近警報システムに関する。
近年、ポータブルオーディオプレーヤなどの携帯端末の普及により、注意散漫な歩行者が増加している。また、近年、車両数が増加している電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)は、走行中に発する音が極めて小さく、歩行者がその存在に気づくのが困難となる場合があり、特に歩行者の背後から迫る場合は接触事故の危険性も少なくない。
このような問題に対して、特許文献1〜4に記載のシステムや装置などが提案されている。
特許文献1に記載された車両・歩行者間無線通信システムは、車両に搭載された車載無線装置と歩行者が携帯する歩行者携帯装置とで構成され、両端末はGPS(Global Positioning System)受信機を用いて歩行者または車両の位置情報を入手し、危険度を判断して危険の可能性のあるドライバーまたは歩行者に直接モニター上での表示等による視覚的な通知や音響出力や合成音声出力等による聴覚的な通知や振動等により注意を喚起している。
特許文献2に記載された歩行者携帯用無線通信端末は、GPS受信機により入手する歩行者の位置情報と、周囲の車両から発信される車両の走行状態とに基づいて、危険度を判定して、歩行者が習慣的に反応しやすい肉親などの音声を出力することにより歩行者により的確に注意を喚起している。
特許文献3に記載された車両用衝突警報装置は、歩行者が携帯する第1微弱電波発信手段から発せられる微弱電波を車両側で受信するとともに、歩行者と衝突する危険性がある場合には、車両側から歩行者が携帯する第2微弱電波受信手段へ微弱電波を発信して、運転者だけでなく歩行者にも警報を発している。
特許文献4に記載された交通安全システムは、車載機と歩行者用携帯送受信機とから構成され、それぞれには固有のIDナンバー付与されている。そして、歩行者用携帯送受信機からIDナンバーの入った電磁波を車載機に向けて送信し、車載機では歩行者までの距離と車両側のステアリング角、速度、アクセルの踏み具合、ブレーキの踏み具合などから危険度を推定し、危険度が高い歩行者がいた場合は、その歩行者が携帯する歩行者用携帯送受信機のIDナンバーが入った電磁波を送信し、自身のIDナンバーと一致する電磁波を受信した歩行者用携帯送受信機のみが警報を出力する。
特開2004−220143号公報 特開2007−257302号公報 特開2002−123896号公報 特開平7−306995号公報
特許文献1に記載された車両・歩行者間無線通信システムや特許文献2に記載された歩行者携帯用無線通信端末は、常にGPS衛星の電波を受信しなければならないため消費電力が大きい。また、高層ビルや高架下など上空の視界が遮られる場所では車両や歩行者の位置の精度が低下してしまう。車両接近を示す警報は緊急かつ確実に注意を喚起する必要があり、場所によって精度が低下するのは好ましくない。また、GPS受信機を搭載するために高価となり小型化も困難である。
特許文献3に記載された車両用衝突警報装置は、歩行者側が常に電波を発信しているために消費電力が大きい。また、車両側は基本的にカーナビゲーションシステムを前提としているため高価となってしまう。
特許文献4に記載された交通安全システムは、歩行者側が常に電波を発信しているために消費電力が大きい。また、車載機や歩行者携帯用送信機に付与する固有のIDナンバーの発行などを管理する必要があり、システムが複雑になってしまう。
そこで、本発明は、消費電力を少なくするとともに、安価かつ小型化を図ることができる車両接近警報システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、車両に搭載される車載端末と、歩行者が携帯する歩行者携帯端末と、を有して前記車両の接近を前記歩行者携帯端末に通知して前記歩行者に警報する車両接近警報システムであって、前記車載端末が、前記車両の速度を取得する速度取得手段と、前記速度取得手段が取得した前記車両の速度が予め定めた所定の範囲であるか判定する速度判定手段と、速度判定手段が車両の速度が予め定めた所定の範囲であると判定した場合は、車両接近警報情報を前記車両の進行方向に送信する車両接近警報情報送信手段と、を備え、前記歩行者携帯端末が、前記車両接近警報情報を受信する車両接近警報情報受信手段と、前記車両接近警報情報受信手段が受信した前記車両接近警報情報に基づいて前記歩行者に対して前記車両の接近を示す警報を発するか否かを判断する車両接近判断手段と、前記車両接近判断手段が前記車両の接近を示す警報を発すると判断した場合は、前記歩行者に対して前記車両の接近を示す警報を発する車両接近警報手段と、を備えていることを特徴とする車両接近警報システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記速度判定手段が判定する予め定めた所定の範囲の速度の上限は前記車両が歩道と車道が分けられていない道路または交差点を右折または左折する際の速度を通行する際の速度に設定され、下限は停止状態よりも速い速度かつ前記上限よりも遅い速度に設定されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記車両接近警報情報には、少なくとも前記車両の速度情報を含み、前記車両接近判断手段が、前記車両の速度情報および前記車両接近警報情報を前記車両接近警報情報受信手段が受信した際の電波強度に基づいて、前記車両の制動距離以内である場合は、前記車両の接近を示す警報を発すると判断することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記車両接近警報手段が、予め定めた所定時間内では前記車両の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記歩行者携帯端末が、前記車両接近警報情報を受信した場合に、前記車載端末に対して前記歩行者の接近を示す歩行者接近警報情報を送信する歩行者接近警報送信手段を備え、前記車載端末が、前記歩行者接近警報情報を受信する歩行者接近警報情報受信手段と、前記歩行者接近警報情報受信手段が受信した前記歩行者接近警報情報に基づいて前記車両の運転者に対して前記歩行者の接近を示す警報を発するか否かを判断する歩行者接近判断手段と、前記歩行者接近判断手段が前記歩行者の接近を示す警報を発すると判断した場合は、前記車両の運転者に前記歩行者の接近を示す警報を発する歩行者接近警報手段と、を備えていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記歩行者接近判断手段が、前記歩行者接近警報情報を前記歩行者接近警報情報受信手段が受信した際の電波強度に基づいて、前記車両の制動距離以内である場合は、前記歩行者の接近を示す警報を発すると判断することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、前記歩行者接近警報手段が、予め定めた所定時間内では前記歩行者の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としていることを特徴とするものである。
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、車載端末において、速度判定手段が速度取得手段で取得された車両の速度が予め定めた所定の範囲であった場合は、車両接近警報情報送信手段が、車両接近警報情報を車両の進行方向に送信し、歩行者携帯端末では、車両接近判断手段が、車両接近警報情報受信手段が受信した車両接近警報情報に基づいて歩行者に対して車両の接近を示す警報を発するか否かを判断し、車両の接近を示す警報を発すると判断した場合は、車両接近警報手段が、歩行者に対して車両の接近を示す警報を発するので、予め定めた速度範囲でのみ電波を発信するので消費電力が少なくなる。また、歩行者端末では、車載端末から受信した電波強度と車両接近警報情報に含まれる車両の速度とから歩行者に警報する必要があるかを判断して必要な場合にのみ警報するので、歩行者に危険な状態であることが確実に警報できる。さらに、基本的に車両側に送信手段、歩行者側に受信手段を設ければよいので、既存の機器への追加等も最小限で済み安価かつ小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、速度判定手段が判定する予め定めた所定の範囲の速度の上限は車両が歩道と車道が分けられていない道路または交差点を右折または左折する際の速度に設定され、下限は停止状態よりも速い速度かつ上限よりも遅い速度に設定されているので、歩行者との接触の危険性が高い速度でのみ電波を発信して警報をするようにでき、停止時や通常走行時などの危険性の低い速度では電波を発信しないので消費電力を少なくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、車両接近警報情報には、少なくとも車両の速度情報を含み、車両接近判断手段が、車両の速度情報および車両接近警報情報を車両接近警報情報受信手段が受信した際の電波強度に基づいて、車両の制動距離以内である場合は、車両の接近を示す警報を発すると判断するので、車両警報接近情報を受信したとしても車両の制動距離よりも車両が離れている場合は警報を発することがないために、危険性が高い場合のみ警報することができる。
請求項4に記載の発明によれば、車両接近警報手段が、予め定めた所定時間内では前記車両の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としているので、一定回数以上の警報を発することがないために、歩行者が警報に慣れてしまい注意を怠ることを少なくできる。
請求項5に記載の発明によれば、歩行者携帯端末が、車両接近警報情報を受信した場合に、車載端末に対して歩行者の接近を示す歩行者接近警報情報を送信する歩行者接近警報送信手段を備え、車載端末が、歩行者接近警報情報を受信する歩行者接近警報情報受信手段と、歩行者接近警報情報受信手段が受信した歩行者接近警報情報に基づいて車両の運転者に対して歩行者の接近を示す警報を発するか否かを判断する歩行者接近判断手段と、歩行者接近判断手段が歩行者の接近を示す警報を発すると判断した場合は、車両の運転者に歩行者の接近を示す警報を発する歩行者接近警報手段と、を備えているので、歩行者に警報するとともに運転者にも警報することができる。
請求項6に記載の発明によれば、歩行者接近判断手段が、歩行者接近警報情報を歩行者接近警報情報受信手段が受信した際の電波強度に基づいて、車両の制動距離以内である場合は、歩行者の接近を示す警報を発すると判断するので、歩行者警報接近情報を受信したとしても車両の制動距離よりも歩行者が離れている場合は警報を発することがないために、危険性が高い場合のみ警報することができる。
請求項7に記載の発明によれば、歩行者接近警報手段が、予め定めた所定時間内では歩行者の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としているので、一定回数以上の警報を発することがないために、運転者が警報に慣れてしまい注意を怠ることを少なくできる。
本発明の一実施形態にかかる車両接近警報システムの構成図である。 図1に示された車両接近警報システムのメータ装置の外観を示す正面図である。 図1に示された車両接近警報システムの車両接近警報情報送信処理を示すフローチャートである。 図1に示された車両接近警報システムの車両接近警報処理を示すフローチャートである。 図1に示された車両接近警報システムの歩行者接近警報送信処理を示すフローチャートである。 図1に示された車両接近警報システムの歩行者接近警報処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態にかかる車両接近警報システムの構成図である。 本発明の他の実施形態にかかる車両接近警報システムの構成図である。
次に、本発明の一実施形態を図1ないし図6を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる車両接近警報システム100は、図1に示すように、車載端末としてのメータ装置1と、歩行者携帯端末としてのポータブルオーディオプレーヤ70と、を有して構成されている。
メータ装置1は、図2に示したように、車両速度、エンジン回転、燃料残量、温度等の計測値を表示する複数の計器2と、液晶ディスプレイ(LCD)3と、複数のウォーニング4と、トリップスイッチ5と、を備えている。そして、メータ装置1は、周知であるように、複数の計器2とLCD3との間は見返し6が配置されており、それらを表ガラス7で覆った状態で車両の運転席の前方に配置されている。
複数の計器2の各々は、周知であるように、表面に目盛及び数字、文字または記号等の指標が設けられた文字板と、該文字板の前面に配置される指針と、計測量に応じて指針を駆動する内機と、を有して構成している。本実施形態の複数の計器2は、速度計(SPEED)2aと回転計(REV)2bとを有している。
また、メータ装置1は、図1に示したように、CPU11と、EEPROM14と、モータドライバ15と、LCDドライバ16と、電源回路17と、I/F18a、18bと、変調部19と、発振部20と、アンプ21と、送信アンテナ22と、受信アンテナ23と、アンプ24と、復調部25と、を備えている。
速度取得手段、速度判定手段、歩行者接近判断手段としてのCPU11は、ROM12と、RAM13と、を内蔵し、メータ装置1全体の制御を司り、ROM12に記憶されているプログラムに従った制御を行う。CPU11は、電源回路18を介して車両のバッテリーから供給される電力によって動作する。CPU11は、インタフェース(I/F)18aを介して車両のイグニッションスイッチ(IGN+)のOFF状態からON状態への変化に応じて起動し、IGN+のON状態からOFF状態への変化に応じて動作を終了する。
また、CPU11には、車両の車速センサから入力される車両の速度情報(車速情報)がI/F18bを介して入力されている。この速度情報は速度計2aの表示に利用されるとともに、後述する車両接近警報情報送信処理にも利用される。
また、CPU11は、I/F18を介して入力された車速情報が、5km/h以上かつ40km/h未満の場合には、車速情報を含む車両接近警報情報をD/Aポートでアナログ信号に変換後変調部19に出力する車両接近警報情報送信処理を行う。さらに、受信アンテナ23から受信した歩行者接近警報情報に基づいて歩行者が接近して危険性が高いと判断した場合は歩行者接近警報手段としてのLCD3などに警告表示を行う歩行者接近警報処理を行う。
ROM12は、メータ装置1の表示を制御や前記各処理をするためのプログラム等を記憶している。また、RAM13は、各種のデータを格納するとともにCPU11の処理作業に必要なエリアを有している。
モータドライバ15には、速度計2a、回転計2bの2つの計器2が電気的に接続されている。モータドライバ15は、CPU11の制御により各計器2の内機(モータ)を駆動させる。これにより、各計器2は指針を計測量に応じた指示位置まで回動させ、文字板の指標と協働して計測量を表示する。
LCDドライバ16には、LCD3が電気的に接続されており、CPU11の制御によりLCD3を駆動させる。LCD3は、CPU11からの要求に応じた情報を表示することが可能な構成となっている。なお、LCD3に限らず、例えばプラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、等を用いてもよい。
変調部19は、CPU11のD/Aポートから入力された車両接近警報情報を発振部20から出力された搬送波で変調してアンプ21に出力する。アンプ21は、変調部19から入力された変調信号を所定レベルに増幅して送信アンテナ22から送信する。送信アンテナ22から送信する場合は車両の進行方向に送信する。そのため送信アンテナ22は車両の前方や後方に指向性があるアンテナで構成されている。この変調部19、発振部20、アンプ21、送信アンテナ22で車両接近警報情報送信手段を構成している。
受信アンテナ23は、後述するポータブルオーディオプレーヤ70から送信された歩行者接近警報情報を含む電波を受信しアンプ24に出力する。アンプ24は、受信アンテナ23が受信した歩行者接近警報情報を含む信号を所定レベルに増幅して復調部25に出力する。復調部25は、アンプ24から入力された歩行者接近警報情報を含む信号を復調してCPU11のA/Dポートへ出力する。そして、CPU11のA/Dポートから入力された歩行者接近警報情報は、CPU11で歩行者接近警報処理に用いられる。この受信アンテナ23、アンプ24、復調部25で歩行者接近警報情報受信手段を構成している。
ポータブルオーディオプレーヤ70は、本体部30とヘッドホン50とを備えている。
本体部30は、操作部31と、制御部32と、再生部33とフラッシュメモリ34とステレオミニジャック35と、を備えている。
操作部31は、例えば複数のボタン等で構成され、本体部30の操作全般を行う。また、操作部31は、図示しないLCDなどで構成された表示部に重ねられた透明なタッチパネルとしてもよい。制御部32は、本体部30の制御を司る。すなわち、ポータブルオーディオプレーヤ70の動作制御を司る。
再生部33は、操作部32の制御によってフラッシュメモリ34から音楽データを読み出して再生し、再生信号をステレオミニジャック35に出力する。フラッシュメモリ34は、ポータブルオーディオプレーヤ70において再生される音楽データが格納されている。ステレオミニジャック35は、本体部30の筐体に設けられ、ヘッドホン50のステレオミニプラグ51が挿入される雌型コネクタであり、再生部33から出力された再生信号をヘッドホン50へ出力する。
ヘッドホン50は、ステレオミニプラグ51と、Lchイヤーパッド52と、加算器53と、Rchイヤーパッド54と、制御部55と、メモリ56と、変調部57と、発振部58と、アンプ59と、送信アンテナ60と、受信アンテナ61と、アンプ62と、復調部63と、振動部64と、を備えている。
ステレオミニプラグ51は、Lchイヤーパッド52やRchイヤーパッド54(加算器53)に接続されるケーブルの一端部に設けられ、本体部30のステレオミニジャック35に挿入される雄型コネクタであり、ステレオミニジャック35から出力された再生信号をLchイヤーパッド52やRchイヤーパッド54(加算器53)へ出力する。
Lchイヤーパッド52は、使用者の左側の耳に装着されるスピーカ部であり、再生信号の左チャンネルを音に変換して放音する。車両接近警報手段としてのRchイヤーパッド54は、使用者の右側の耳に装着されるスピーカ部であり、再生信号の右チャンネルおよび後述する車両の接近を示す警報音を音に変換して放音する。
加算器53は、ステレオミニプラグ51から入力される再生信号の右チャンネルと後述する制御部55から入力される車両の接近を示す警報音とを加算(重畳)してRchイヤーパッド54に入力する。なお、車両の接近を示す警報音をRchイヤーパッド54に出力する場合に、再生信号の右チャンネルに代えて車両の接近を示す警報音のみが出力されるように構成しても良くその場合は加算器53を切り替え器に変更すればよい。
車両接近判断手段としての制御部55は、後述する復調部63から入力された車両接近警報情報と受信アンテナ61で受信した電波強度に基づいて車両の接近を示す警報をするか否かを判断し、警報すると判断した場合は、車両の接近を示す警報音が格納されているメモリ56から当該警報音を読み出して加算器53に出力するとともに、振動部64を動作させてヘッドホン50を振動させる車両接近警報処理と、車両接近警報情報を受信した場合は車両すなわちメータ装置1に対して歩行者接近警報情報を送信する歩行者接近警報情報送信処理と、を行う。
変調部57は、制御部55から入力された歩行者接近警報情報を発振部58から出力された搬送波で変調してアンプ59に出力する。アンプ59は、変調部57から入力された変調信号を所定レベルに増幅して送信アンテナ60から送信する。この変調部57、発振部58、アンプ59、送信アンテナ60で歩行者接近警報情報送信手段を構成している。
受信アンテナ61は、車両すなわちメータ装置1から送信された車両接近警報情報の電波を受信しアンプ62に出力する。アンプ62は、受信アンテナ61が受信した車両接近警報情報の信号を所定レベルに増幅して復調部63に出力する。復調部63は、アンプ62から入力された車両接近警報情報の信号を復調して制御部55へ出力する。そして、車両接近警報情報は、制御部55で車両接近警報処理に用いられる。この受信アンテナ61、アンプ62、復調部63で車両接近警報情報受信手段を構成している。
振動部64は、制御部55からの制御により振動を発してヘッドホン50を振動させる所謂バイブレータとして機能する。つまり、振動部64も車両接近警報手段(振動により注意を喚起する手段)である。なお、振動部64が振動させるのはヘッドホン50全体でなくRchイヤーパッド54のみでもよい。
なお、上述した構成で送信アンテナ22と受信アンテナ23および送信アンテナ60と受信アンテナ61は一つのアンテナで兼ねても良い。
次に、上述した構成の車両接近警報システム100において、車両が接近した際に歩行者および運転者に対して警報を発する動作について図3ないし図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、メータ装置1における車両接近警報情報送信処理について図3のフローチャートを参照して説明する。図3のフローチャートはCPU11で実行される。まず、図3のステップS11において、車両のエンジンが始動されてステップS12に進む。本ステップでは、運転者がエンジンをスタートさせ車両のイグニッションスイッチ(IGN+)のOFF状態からON状態へ変化することでメータ装置1が起動する。次に、ステップS12において、車両が走行を開始してステップS13に進む。メータ装置1は、車両の走行によって入力される車速に応じた速度を速度計2aで指し示す。
次に、ステップS13において、車両接近警報情報の発信(送信)条件を満たしたか否かを判断して、満たした場合(yesの場合)はステップS14に進み、満たしていない場合(noの場合)はステップS12に戻る。本実施形態における車両接近警報情報の発信条件は、車速が5km/h以上かつ40km/h未満の場合とする。すなわち、車両の速度が予め定めた所定の範囲であるか判定している。
この車両接近警報情報の発信条件について説明すると、下限が5km/hであるのは、車両が停止またはほぼ停止している際は歩行者との衝突の危険性がないか直ぐに停止することができるため危険性が少ないためであり(停止状態よりも速い速度かつ上限よりも遅い速度)、上限が40km/hであるのは、例えば交差点の右左折時や歩道と車道とが分離されていないまたは歩道が無いような道路でかつ人通りが多い道路を走行することを想定しており、このような道路では車両は走行速度が40km/h未満であることが多いためである(車両が歩道と車道が分けられていない道路または交差点を右左折する際の速度)。つまり、車両が40km/h以上で走行する道路は、歩道と車道とが分離されていることが多いので、歩行者との接触の危険性は少ないと言える。ここで、車道と歩道とが分離された道路とは、単に白線などで車道と歩道とが分けられているのみの道路ではなく、段差やガードレールなどが設置され歩行者が注意散漫でも歩道を外れることを認識可能または歩道を外れることが困難である道路を示している。勿論、これらの速度は5km/hや40km/hに限らず、上述した考え方で設定するのであれば例えば下限を10km/h、上限を30km/hなどに変更してもよい。
次に、ステップS14において、電波発信(車両接近警報情報を送信)してステップS15に進む。この車両接近警報情報には車両が接近していることを示す情報と車両の速度を含む。また、車両接近警報情報を発信する電波の強度は、少なくとも車両接近警報情報の発信条件の上限である40km/hで走行する車両が停止できる範囲に届く程度の強度とする。
次に、ステップS15において、車両のエンジンが停止されたか否か判断し停止された場合(yesの場合)は処理を終了し(降車)、停止されていない場合はステップS12に戻る。本ステップでは、運転者がエンジンを停止させ車両のイグニッションスイッチ(IGN+)のON状態からOFF状態へ変化させたか否かを判断し、IGN+がOFF状態になった場合はメータ装置1が動作終了する。
次に、ポータブルオーディオプレーヤ70における車両接近警報処理について図4のフローチャートを参照して説明する。図4のフローチャートは制御部55で実行される。まず、図4のステップS21において、電源がONされてステップS22に進む。次にステップS22で歩行者が歩行を開始してステップS23に進む。
次に、ステップS23において、警報条件を満たしたか否かを判断して、満たした場合(yesの場合)はステップS24に進み、満たしていない場合(noの場合)はステップS22に戻る。この警報条件は、メータ装置1より車両接近警報情報を受信した場合で、車両接近警報情報に含まれるその車両の速度と、受信した際の電波強度から車両と歩行者との距離を算出して車両の制動距離以内である場合は警報する。すなわち、歩行者に対して車両の接近を示す警報を発するか否かを判断している。また、警報するのは一定時間内に一回(例えば10秒間に一回)のみとする。すなわち、予め定めた所定時間内では車両の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としている。これは車両接近警報情報を短時間に連続して受信した際に警報が頻発して歩行者が慣れてしまい注意を怠ることを少なくするためである。
車両の制動距離は、一般的な車両のデータとして速度ごとにメモリ56などに格納するか、数式化して受信した車両の速度から算出するようにしても良い。
次に、ステップS24において、警報音を発信してステップS25に進む、本ステップでは、メモリ56に予め格納されている車両の接近を示す警報音を読み出してRchイヤーパッド54から放音する。すなわち、聴覚的に注意を喚起している。
次に、ステップS25において、ポータブルオーディオプレーヤ70の電源がOFFされたか否か判断しOFFされた場合(yesの場合)は処理を終了し(脱着)、OFFされていない場合はステップS22に戻る。
なお、上述したフローチャートでは説明しなかったが、ステップS24において、警報音とともに振動部64を動作させてヘッドホン50を振動させてもよい。
次に、ポータブルオーディオプレーヤ70における歩行者接近警報情報送信処理について図5のフローチャートを参照して説明する。図5のフローチャートは制御部55で実行される。まず、図5のステップS31において、電源がONされてステップS32に進む。次にステップS32で歩行者が歩行を開始してステップS33に進む。
次に、ステップS33において、車両(メータ装置1)から電波、つまり車両接近警報情報を受信したか否かを判断して、受信した場合(yesの場合)はステップS34に進み、受信していない場合(noの場合)はステップS32に戻る。
次に、ステップS34において、車両(メータ装置1)へ歩行者接近警報情報を発信してステップS35に進む。すなわち、車両接近警報情報を受信した場合に、メータ装置1に対して歩行者の接近を示す歩行者接近警報情報を送信している。また、歩行者接近警報情報を発信する電波の強度は、車両接近警報情報を発信する電波の強度と同程度とする。次に、ステップS35において、ポータブルオーディオプレーヤ70の電源がOFFされたか否か判断しOFFされた場合(yesの場合)は処理を終了し(脱着)、OFFされていない場合はステップS32に戻る。
次に、メータ装置1における歩行者接近警報処理について図6のフローチャートを参照して説明する。図6のフローチャートはCPU11で実行される。まず、図6のステップS41において、車両のエンジンが始動されてステップS42に進む。本ステップでは、運転者がエンジンをスタートさせ車両のイグニッションスイッチ(IGN+)のOFF状態からON状態へ変化することでメータ装置1が起動する。次に、ステップS42において、車両が走行を開始してステップS43に進む。メータ装置1は、車両の走行によって入力される車速に応じた速度を速度計2aで指し示す。
次に、ステップS43において、警報条件を満たしたか否かを判断して、満たした場合(yesの場合)はステップS44に進み、満たしていない場合(noの場合)はステップS42に戻る。この警報条件は、ポータブルオーディオプレーヤ70より歩行者接近警報情報を受信した場合で、その歩行者接近警報情報を受信した際の電波強度から歩行者と車両との距離を算出して車両の制動距離よりも短い場合は警報する。すなわち、歩行者接近警報情報に基づいて車両の運転者に対して歩行者の接近を示す警報を発するか否かを判断している。また、警報するのは一定時間内に一回(例えば10秒間に一回)のみとする。すなわち、予め定めた所定時間内では歩行者の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としている。これは歩行者接近警報情報を短時間に連続して受信した際に警報が頻発して運転者が慣れてしまい注意を怠ることを少なくするためである。
次に、ステップS44において、警報を行ってステップS45に進む、本ステップでは、CPU11がLCDドライバ16を介してLCD3に歩行者が接近している旨の表示を行う。または、複数のウォーニング4に歩行者接近を示す警報を設けて点灯させてもよい。
次に、ステップS45において、車両のエンジンが停止されたか否か判断し停止された場合(yesの場合)は処理を終了し(降車)、停止されていない場合はステップS42に戻る。本ステップでは、運転者がエンジンを停止させ車両のイグニッションスイッチ(IGN+)のON状態からOFF状態へ変化させたか否かを判断し、IGN+がOFF状態になった場合はメータ装置1が動作終了する。
なお、上述した車両接近警報送信処理と歩行者接近処理は、メータ装置1において任意にON/OFFが切り替えられるようにしてもよい。そして、車両接近警報処理、歩行者接近警報送信処理は、ポータブルオーディオプレーヤ70(ヘッドホン50)で任意にON/OFFが切り替えられるようにしてもよい。また、車両接近警報情報を送信する速度範囲は任意に変更できるようにしてもよい。
本実施形態によれば、車両に搭載されたメータ装置1において車両の車速が5km/h以上かつ40km/h未満である場合は車両接近警報情報を送信アンテナ22から送信し、歩行者が携帯するポータブルオーディオプレーヤ70のヘッドホン50の受信アンテナ61で車両接近警報情報を受信して、車両の車速と受信した電波の電波強度から車両と歩行者との距離が車両の制動距離よりも短い場合は警報音をヘッドホン50のRchイヤーパッド54から流すことにより歩行者に車両の接近を警報しているので、車両と歩行者の衝突の危険性が高い状況のみに車両接近警報情報を送信することから消費電力を抑えることができ、ポータブルオーディオプレーヤ70では、車両の制動距離のよりも短い場合にのみ警報するので、歩行者に危険な状態であることが確実に警報できる。また、近距離に対する電波の送受信機とその制御部で構成されているのでGPS受信機を使用する必要が無く装置を安価かつ小型化することができる。
また、ポータブルオーディオプレーヤ70のヘッドホン50が車両接近警報情報を受信した場合は、車両側すなわちメータ装置1へ歩行者接近警報情報を送信し、メータ装置1では歩行者接近警報情報を受信した際の電波強度に基づいて車両の制動距離よりも短い場合に歩行者が存在すると判断できる場合は、メータ装置1のLCD3に歩行者接近の警報を行うので、歩行者に警報するとともに運転者に対しても危険性が高い場合にのみ警報することができる。
また、ヘッドホン50やメータ装置1では、車両接近警報情報や歩行者接近警報情報に対する警報を予め定めた一定時間以内は一回のみとしているので、警報に慣れてしまい注意を怠ることを少なくできる。
また、歩行者に対して警報音と振動で警報することができるので、音楽を聴いている場合でも注意を促すことができる。
また、運転者に対してメータ装置1内のLCD3の表示により警報しているので、運転者が当該警報を認識し易くすることができる。
なお、上述した実施形態ではヘッドホン50で車両接近警報処理や歩行者接近警報情報送信処理を行っていたが、本体部30で行ってもよい。本体部30で車両接近警報処理や歩行者接近警報情報送信処理を行う場合の構成を図7に示す。
図7に示された本体部30は、操作部31と、制御部32と、再生部33とフラッシュメモリ34とステレオミニジャック35と、に加えて、メモリ36と、変調部40と、発振部41と、アンプ42と、送信アンテナ43と、受信アンテナ37と、アンプ38と、復調部39と、振動部44と、を備えている。
メモリ36は図1のメモリ56に、変調部40は図1の変調部57に、発振部41は図1の発振部58に、アンプ42は図1のアンプ59に、送信アンテナ43は図1の送信アンテナ60に、受信アンテナ37は図1の受信アンテナ61に、アンプ38は図1のアンプ62に、復調部39は図1の復調部63に、振動部44は図1の振動部64に、それぞれ対応している。
また、図7の場合、図1の制御部55が行っていた車両接近警報処理や歩行者接近警報情報送信処理は制御部32が行う。そして、警報音は再生部33で再生信号に重畳してヘッドホン50に出力される。また、振動部44が動作した際は本体部30が振動することとなる。さらには、警報音、振動に加えて、本体部30の図示しない表示部に警報文を表示させたり、インジケータランプを点滅させるなどの視覚的に注意を喚起してもよい。
さらに、歩行者携帯端末である車両接近警報処理や歩行者接近警報情報送信処理を行う端末装置は単独の端末装置としてもよい。図8に車両接近警報処理や歩行者接近警報情報送信処理を行う端末装置90の構成を示す。端末装置90は制御部32と、メモリ36と、変調部40と、発振部41と、アンプ42と、送信アンテナ43と、受信アンテナ37と、アンプ38と、復調部39と、振動部44と、スピーカ45と、LED46と、を備えている。
図8の各ブロックのうち図7と同符号のものは図7と同様の機能であるが、制御部32は、ポータブルオーディオプレーヤ70の本体部30としての機能、つまり、再生部33などの制御は行わない。
また、図8ではスピーカ45とLED46が追加されている。スピーカ45は、車両接近警報処理で図4のステップS24のように警報音を発信する際にメモリ36から読み出された警報音を外部へ放音するものであり、LED46は、警報音とともに点滅して視覚的に歩行者に警報するためのものである。
また、図8のように単独の端末装置90とした場合は、歩行者が単に携帯するだけでなく、ポータブルゲーム機など歩行者が視聴する機器に図示しない取り付け器具等でポータブルゲーム機の筐体に取り付けてもよい(外付け)。この場合、ポータブルゲーム機の画面と同じ方向にLED46が向くように取り付けることで、画面を視認している場合でもLED46の点滅を確認することができる。
なお、上述した実施形態では歩行者携帯端末としてポータブルオーディオプレーヤ70を例に説明したが、例えば補聴器に上述した車両接近警報処理や歩行者接近警報情報送信処理を行う機能を実装してもよい。このようにすることで、音楽などを聴いていて単に注意が散漫な歩行者以外に、補聴器を使用している歩行者に対しても車両の接近の警報を行うことができる。
また、上述した実施形態では主に車両が前進する場合で説明したが、後退する場合も同様である。また、送信アンテナ22および受信アンテナ23の向きは車両の進行方向に応じて変更するようにしてもよいし、前進用と後退用にそれぞれのアンテナを設けてもよい。そして、アンテナの方向の切り替えはメータ装置1内の図示しないシフトインジケータに連動して行えばよい。
また、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 メータ装置(車載端末)
3 LCD(歩行者接近警報手段)
11 CPU(速度取得手段、速度判定手段、歩行者接近判断手段)
19 変調部(車両接近警報情報送信手段)
20 発振部(車両接近警報情報送信手段)
21 アンプ(車両接近警報情報送信手段)
22 送信アンテナ(車両接近警報情報送信手段)
23 受信アンテナ(歩行者接近警報情報受信手段)
24 アンプ(歩行者接近警報情報受信手段)
25 復調部(歩行者接近警報情報受信手段)
30 本体部
50 ヘッドホン
54 Rchイヤーパッド(車両接近警報手段)
55 制御部(車両接近判断手段)
57 変調部(歩行者接近警報情報受信手段)
58 発振部(歩行者接近警報情報受信手段)
59 アンプ(歩行者接近警報情報受信手段)
60 送信アンテナ(歩行者接近警報情報受信手段)
61 受信アンテナ(車両接近警報情報受信手段)
62 アンプ(車両接近警報情報受信手段)
63 復調部(車両接近警報情報受信手段)
64 振動部(車両接近警報手段)
70 ポータブルオーディオプレーヤ(歩行者携帯端末)
100 車両接近警報システム

Claims (7)

  1. 車両に搭載される車載端末と、歩行者が携帯する歩行者携帯端末と、を有して前記車両の接近を前記歩行者携帯端末に通知して前記歩行者に警報する車両接近警報システムであって、
    前記車載端末が、前記車両の速度を取得する速度取得手段と、
    前記速度取得手段が取得した前記車両の速度が予め定めた所定の範囲であるか判定する速度判定手段と、
    速度判定手段が車両の速度が予め定めた所定の範囲であると判定した場合は、車両接近警報情報を前記車両の進行方向に送信する車両接近警報情報送信手段と、を備え、
    前記歩行者携帯端末が、前記車両接近警報情報を受信する車両接近警報情報受信手段と、
    前記車両接近警報情報受信手段が受信した前記車両接近警報情報に基づいて前記歩行者に対して前記車両の接近を示す警報を発するか否かを判断する車両接近判断手段と、
    前記車両接近判断手段が前記車両の接近を示す警報を発すると判断した場合は、前記歩行者に対して前記車両の接近を示す警報を発する車両接近警報手段と、を備えている
    ことを特徴とする車両接近警報システム。
  2. 前記速度判定手段が判定する予め定めた所定の範囲の速度の上限は前記車両が歩道と車道が分けられていない道路または交差点を右折または左折する際の速度に設定され、下限は停止状態よりも速い速度かつ前記上限よりも遅い速度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両接近警報システム。
  3. 前記車両接近警報情報には、少なくとも前記車両の速度情報を含み、
    前記車両接近判断手段が、前記車両の速度情報および前記車両接近警報情報を前記車両接近警報情報受信手段が受信した際の電波強度に基づいて、前記車両の制動距離以内である場合は、前記車両の接近を示す警報を発すると判断することを特徴とする請求項1または2に記載の車両接近警報システム。
  4. 前記車両接近警報手段が、予め定めた所定時間内では前記車両の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の車両接近警報システム。
  5. 前記歩行者携帯端末が、前記車両接近警報情報を受信した場合に、前記車載端末に対して前記歩行者の接近を示す歩行者接近警報情報を送信する歩行者接近警報送信手段を備え、
    前記車載端末が、前記歩行者接近警報情報を受信する歩行者接近警報情報受信手段と、
    前記歩行者接近警報情報受信手段が受信した前記歩行者接近警報情報に基づいて前記車両の運転者に対して前記歩行者の接近を示す警報を発するか否かを判断する歩行者接近判断手段と、
    前記歩行者接近判断手段が前記歩行者の接近を示す警報を発すると判断した場合は、前記車両の運転者に前記歩行者の接近を示す警報を発する歩行者接近警報手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の車両接近警報システム。
  6. 前記歩行者接近判断手段が、前記歩行者接近警報情報を前記歩行者接近警報情報受信手段が受信した際の電波強度に基づいて、前記車両の制動距離以内である場合は、前記歩行者の接近を示す警報を発すると判断することを特徴とする請求項5に記載の車両接近警報システム。
  7. 前記歩行者接近警報手段が、予め定めた所定時間内では前記歩行者の接近を示す警報を発するのを予め定めた一定回数以下としていることを特徴とする請求項5または6に記載の車両接近警報システム。
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