JP2009098854A - 車両接近通知システム及び車両接近通知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象者に対して車両接近を警告する車両接近警告システムを提供する。
【解決手段】制御・変換装置2は、既存の車両システム4から車両の各部の状態(以下、車両状態という)を示す状態信号に従って、車両の右左折動作時、バック動作時、または、対象者(人、自転車、バイクを含む)を車両付近に検知した場合に、音声DB3に記憶されている、車両の接近を知らせるための音声データを読み出し、FM電波送信装置4、赤外線送信装置5、電磁気送信装置6のうち、少なくとも1つから車両接近を通知する音声信号を送信する。周囲の対象者(人、自転車、バイクを含む)では、携帯機Aや、携帯機Bで上記音声信号を受信し、音声として出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】制御・変換装置2は、既存の車両システム4から車両の各部の状態(以下、車両状態という)を示す状態信号に従って、車両の右左折動作時、バック動作時、または、対象者(人、自転車、バイクを含む)を車両付近に検知した場合に、音声DB3に記憶されている、車両の接近を知らせるための音声データを読み出し、FM電波送信装置4、赤外線送信装置5、電磁気送信装置6のうち、少なくとも1つから車両接近を通知する音声信号を送信する。周囲の対象者(人、自転車、バイクを含む)では、携帯機Aや、携帯機Bで上記音声信号を受信し、音声として出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両接近通知システム及び車両接近通知装置に関する。
歩行者(自転車、バイクなども含む)などは、多くは車両音(走行音、エンジン音など)により車両の接近を認識している。しかし、電気自動車などの低騒音車では、車両音は静かであり、また、周囲の騒音が大きい場合には、歩行者が車両の接近に気づき難いため事故の危険性が高い。
そこで、歩行者に対し、電気自動車のモータ音を外部のスピーカを用いて、擬似エンジン音を出力するなど、多くは、音(クラクション音など)を用いて車両の接近を通知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、車両から発するクラクション音を、歩行者の所有する装身具に内蔵されたマイクが感知すると、装身具に内蔵されたスピーカから歩行者に対し、音声にて車両の接近を報知する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−289175号公報
特開2002−92781号公報
しかしながら、音での通知では、周囲の騒音により聞こえないこともある。また、周囲の騒音がない場合であっても、歩行者が、携帯機(ポータブルオーディオプレーヤなど)の使用している場合や、ヘルメットを着用したバイク運転手や、聴覚障害者、高齢者などは、外部の音声が聞こえにくく、車両の接近に気づき難いという問題点がある。
そこで本発明は、周囲の環境に影響されることなく、車両の接近や、右左折、後退などを確実に通知することができる車両接近通知システム及び車両接近通知装置を提供することを目的としている。
本発明に係る車両接近通知システムは、車両に取り付けられた車両接近通知装置と、歩行者等に携帯または装着される携帯装置とからなる車両接近通知システムであって、前記車両接近通知装置は、車両の動作状況を検出する動作状況検出手段と、前記動作状況検出手段により車両が所定の動作状況になったことが検出されると、車両の動作状況を通知するための信号を、車両の周囲に送信する送信手段とを備え、前記携帯装置は、前記送信手段から送信された信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した信号を音声として出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
また、前記動作状況検出手段は、車両の運転者により所定の操作手段が操作されたか否かを検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の運転者により所定の操作手段が操作されたことが検出されると、車両の動作状況として車両の接近を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の運転者により所定の操作手段が操作されたことが検出されると、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、車両に備わった、カーナビゲーション装置の情報に基づいて車両が交差点に進入したか否かを検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両が交差点に進入したことが検出されると、車両の動作状況として車両の交差点進入を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、シフト位置が車両を後退させるときの位置であるか否かを検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段によりシフト位置が車両を後退させるときの位置であることが検出されると、車両の動作状況として車両の後退を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、車両に備わった、車両周辺監視装置の出力に基づいて車両の周囲に対象物が存在するか否かを検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の運転者により所定の操作手段が操作されたことが検出されると、車両の動作状況として車両の接近を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、車両に備わった、車両の進行方向を指示するための方向指示器の操作状態を検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により検出された方向指示器の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、車両に備わった、車両の進行方向を変えるための操舵装置の操作状態を検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により検出された操舵装置の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、前記方向指示器の操作状態及び前記操舵装置の操作状態に加えて、車両の走行速度が所定範囲内であるか否かを検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の走行速度が所定範囲内であることが検出されると、前記方向指示器の操作状態または前記操舵装置の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により、前記方向指示器が操作され、かつ前記操舵装置が操作され、かつ、車両の走行速度が所定範囲内であることが検出されると、前記方向指示器の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
また、前記動作状況検出手段は、車両に備わった、カーナビゲーション装置の情報に基づいて車両が交差点に進入し、かつ、車両の進行方向が右折または左折であるか否かを検出し、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両が交差点に進入し、かつ、両の進行方向が右折または左折であることが検出されると、車両の動作状況として車両の右折または左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することが望ましい。
または、本発明に係る車両接近通知装置は、車両の動作状況を検出する動作状況検出手段と、前記動作状況検出手段により車両が所定の動作状況になったことが検出されると、車両の動作状況を通知するための信号を、車両の周囲に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
また、前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両が所定の動作状況になったことが検出されると、所定の動作状況に基づいて、車両が接近、または車両が右左折することを通知するための信号を、車両の周囲に送信することが望ましい。
本発明では、車両の接近、または右左折、後退などの車両の動作状況を知らせるための信号を、例えば、電波や、赤外線、電磁気などの形で、周囲の対象者(歩行者、自転車、バイク、他車など)が携帯、または装着している携帯機などに対して送信し、携帯機において上記信号を受信して音声として出力することで、周囲の環境に影響されることなく、車両の接近や、右左折、後退などを確実に通知することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本システムは、対象者(歩行者、自転車、バイク、他車のドライバなど)に対して車両の接近を知らせるために、車両から接近を警告する信号をFM電波、赤外線、電磁波の少なくとも1つで送信することで、対象者、周辺車両に対して車両接近を知らせるシステムである。対象者は、FM電波、赤外線、電磁気の少なくともいずれか1つを受信可能な携帯機(補聴器、FMチューナ内蔵携帯電話、ポータブルオーディオプレーヤなど)によって、接近を警告する音声を聞くことで、車両接近を知ることができる。
本システムは、対象者(歩行者、自転車、バイク、他車のドライバなど)に対して車両の接近を知らせるために、車両から接近を警告する信号をFM電波、赤外線、電磁波の少なくとも1つで送信することで、対象者、周辺車両に対して車両接近を知らせるシステムである。対象者は、FM電波、赤外線、電磁気の少なくともいずれか1つを受信可能な携帯機(補聴器、FMチューナ内蔵携帯電話、ポータブルオーディオプレーヤなど)によって、接近を警告する音声を聞くことで、車両接近を知ることができる。
図1は、本発明の実施形態による車両接近報知システムの構成を示すブロック図である。図において、車両接近報知装置1は、制御・変換装置2、音声DB3、FM電波送信装置4、赤外線送信装置5、電磁気送信装置6からなる。制御・変換装置2は、既存の車両システム7から車両の各部の状態(以下、車両状態という)を示す状態信号に従って、音声DB3に記憶されている、車両の接近を知らせるための音声データを読み出し、FM電波送信装置4、赤外線送信装置5、電磁気送信装置6から音声信号を送信する。
車両システム7は、車両状態として、ウインカの動作状態7−1、シフト位置7−2、ステアリング状態7−3、車速7−4、ドライバSW(クラクション、専用SWなど)7−5、カーナビゲーション(以下、カーナビという)情報7−6、車両近傍の対象者(人、自転車、バイクなど)を検知する車両周辺監視装置の出力(以下、車両周辺監視出力という)7−7などを出力する。
また、対象者が携帯または装着する、FM電波、赤外線、電磁気の受信可能な携帯機としては、前述したように、携帯装置、補聴器、FMチューナ内蔵携帯電話、ポータブルオーディオプレーヤなどがある。以下では、携帯装置、補聴器、FMチューナ内蔵携帯電話、ポータブルオーディオプレーヤなどを総称して携帯機という。
携帯機Aは、本発明の機能として、FMチューナ11と音声出力装置12とを備えている。FMチューナ11は、所定の周波数に同調されており、車両接近報知装置1のFM電波送信装置4から送信されたFM信号を受信し、復調して音声信号を取り出し、音声出力装置12に供給する。音声出力装置12は、音声信号を適宜増幅する増幅器や、対象者が装着するイヤホンや、ヘッドホンからなり、FMチューナ11からの音声信号を音声(接近を知らせる音声)として出力する。
該携帯機Aは、車両に搭載されていてもよく、この場合、ある車両の接近が、他の車両に通知されることになる。すなわち、本発明では、車両近傍の対象者として、上述した人、自転車、バイクなどに加えて、他の車両も含まれる。
また、携帯機Bは、例えば、補聴器などからなり、本発明の機能として、FM受信装置21、赤外線受信装置22、電磁気受信装置23を少なくとも1つ以上備えている。なお、音声受信装置24は、携帯機Bに既存の構成要素であり、外部の音声を集音するものである。上記FM受信装置21は、車両接近報知装置1のFM電波送信装置4から送信されたFM信号を受信し、復調して音声信号を取り出し、音声出力装置25に供給する。
該FM受信装置21は、本発明による特別なものではなく、一部の補聴器に既に採用されている。これは、FMラジオ放送と同じ仕組みで、マイクからの音声をFM波で送り、FM受信機を内蔵した補聴器で聞くという機構により、1つのマイクからの音声を複数の補聴器で受信可能であることから、ろう教育の場などで活用されている。
赤外線受信装置22は、車両接近報知装置1の赤外線送信装置5から送信された赤外線信号を受信し、復調して音声信号を取り出し、音声出力装置25に供給する。該赤外線受信装置22も、本発明による特別なものではなく、一部の補聴器に既に採用されている。マイクからの音声を赤外線送信機により赤外線として飛ばし、赤外線が届く範囲にいる人が、ヘッドホーン(赤外線受信機)で聞くという機構である。ヘッドホーンの代わりに、タイループを使って補聴器で聞くことも可能であり、特別なアダプターを使えば人工内耳でも利用可能となっている。
電磁気受信装置23は、車両接近報知装置1の電磁気送信装置6から送信された電磁気信号を受信し、復調して音声信号を取り出し、音声出力装置25に供給する。携帯機Bが補聴器である場合に、補聴器である程度音声を聞き取れる使用者にとっては、電磁気受信装置23は必須の機能である。該電磁気受信装置23に内蔵されたループアンテナ(図示せず)にマイクからの音声を流すことで、ループアンテナに電磁波が発生し、直接、補聴器に送信される。補聴器のスイッチ操作により、マイクからの音声だけが補聴器に入るので、騒音の中でも聞き取りやすくなる。また、特別なアダプターを使えば人工内耳でも利用可能である。
音声受信装置24は、マイク(図示略)を備え、該マイクにより周囲の音声を集音し、音声信号に変換して音声出力装置25に供給する。いわゆる、一般的な補聴器に設けられているものである。
音声出力装置25は、音声信号を適宜増幅する増幅器や、対象者が装着しているイヤホンからなり、上記FM受信装置21、赤外線受信装置22、電磁気受信装置23、あるいは音声受信装置24からの音声信号を音声(接近を知らせる音声)として出力する。
次に、図2(a)〜(c)は、車両に対する、FM電波送信装置4、赤外線送信装置5、電磁気送信装置6の構造例及び車両への配設位置を示す模式図である。FM電波送信装置4は、車両40のFM受信アンテナを利用し、図2(a)に示すように、車両40の外部に設置されたピラーアンテナ4−1、ルーフアンテナ4−2、ロッドアンテナ4−3、及び/またはフィルムアンテナ4−4からFM電波を送信する。また、赤外線送信装置5は、図2(b)に示すように、車両のフロント部分(左右)などに配設されている。また、電磁気送信装置6は、図2(b)に示すように、車両40の側面(左右)や、図2(c)に示すように、車両40の背面(左右)などに配設されている。
また、図3は、バイクの運転者が装着するヘルメットにおける受信装置の装着例を示す模式図である。ヘルメット30の内部には、携帯機Aに相当する受信装置15が設けられている。受信装置15は、携帯機Aと同様に、FMチューナや、スピーカなどの音声出力装置を備えている。
次に、図4は、本実施形態による車両接近報知システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。まず、車両(自車)40が車両近傍の対象者(人、自転車、バイクなど)を検知すると(ステップSa10)、制御・変換装置2が音声DB3から出力音声を取り出し(ステップSa12)、各送信装置(FM電波、赤外線、電磁気)を制御して送信する(ステップSa14)。該送信は、送信終了タイミングまで繰り返される。
歩行者、自転車、バイク運転者においては、それぞれが携帯している、携帯機AまたはBで、各受信装置がFM電波、赤外線、電磁気を受信し(ステップSa16)、音声に変換し(ステップSa18)、音声出力装置(イヤフォンや、スピーカなど)から車両40の接近を知らせる音声を出力する(ステップSa20)。
また、他の車両(他車)41においても、アンテナなどにより、上記FM電波、赤外線、電磁気を受信し(Sa22)、音声に変換し(ステップSa24)、音声出力装置(イヤフォンや、スピーカなど)から車両40の接近を知らせる音声を出力する(ステップSa26)。
B−1.FM電波による車両接近の警告動作
次に、図5は、FM電波を用いて対象者に車両の接近を通知する場合の状況を説明するための模式図である。なお、車両近傍にいる対象者(歩行者、自転車、バイク、車両41の運転者など)50は、携帯機Aを携帯、あるいは携帯機Bを装着しているものとする。例えば、図5(a)に示すように、車両40の付近に対象者(人)50がいる場合には、車両40の接近を伝える音声などをFM電波で送信して警告を行う。また、図5(b)に示すように、車両40が交差点に進入する場合には、車両40の交差点の侵入を伝える音声などをFM電波で送信し、付近の対象者(人、車両41の運転者)50に対し警告を行う。
次に、図5は、FM電波を用いて対象者に車両の接近を通知する場合の状況を説明するための模式図である。なお、車両近傍にいる対象者(歩行者、自転車、バイク、車両41の運転者など)50は、携帯機Aを携帯、あるいは携帯機Bを装着しているものとする。例えば、図5(a)に示すように、車両40の付近に対象者(人)50がいる場合には、車両40の接近を伝える音声などをFM電波で送信して警告を行う。また、図5(b)に示すように、車両40が交差点に進入する場合には、車両40の交差点の侵入を伝える音声などをFM電波で送信し、付近の対象者(人、車両41の運転者)50に対し警告を行う。
また、車両40が、図5(c)に示すように右左折動作、あるいは、図5(d)に示すように後退を行う場合には、右左折、後退を行うことを伝える音声などをFM電波で送信し、付近の対象者(人)50に警告を行う。いずれの場合においても、警告を行うための出力音は、対象者(人、車両41の運転者)50が車両40の接近、動作に気づくような、接近を伝える音声、音楽、クラクション音などとする。
次に、図6は、車両付近での対象者に対するFM電波の送信、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、ドライバSW(クラクション、専用SWなど)、車両周辺監視装置(レーダ、バックソナー、カメラなど)がある。運転者が車内SW(クラクション、専用SWなど)をオンにすると、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し、運転者が車内SWをオフにすると、FM電波の送信を停止する。また、車両周辺監視装置が車両付近に対象者を検知した場合に、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し、車両付近の対象者を検知しなくなった場合、FM電波の送信を停止する。
次に、図7は、交差点侵入での対象者に対するFM電波の送信、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、ドライバSW(クラクション、専用SWなど)、カーナビ(自動走行システムなど)がある。運転者が車内SW(クラクション、専用SWなど)をオンにすると、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し、運転者が車内SWをオフにすると、FM電波の送信を停止する。また、カーナビ情報から車両が交差点に進入したと判断される場合に、交差点進入を通知する音声をFM電波で送信し、車両が交差点を抜けた場合に、FM電波の送信を停止する。
次に、図8は、後退時での対象者に対するFM電波の送信、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、シフト位置がある。シフト位置が「R(後退)」に入ったら、後退を通知する音声をFM電波で送信し、シフト位置が「R」以外になった場合に、FM電波の送信を停止する。
次に、図9は、車両の右左折時におけるFM電波の駆動、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、ウインカ、ステアリング状態、車速(ウインカ、または、ステアリング状態と併用)、カーナビ(自動走行システム)がある。
ウインカがオンされたとき、右左折する方向を通知する音声をFM電波で送信し、右左折完了後にウインカがオフになった時点で、FM電波の送信を停止する。また、ステアリングが左右に一定以上回されたときに、右左折する方向を通知する音声をFM電波で送信し、左右に回された後、ステアリングが一定以上戻されたときにFM電波の送信を停止する。
また、ウインカがオン、または、ステアリングが一定以上回されたときに、車速が設定範囲の速度(低速)の場合に、右左折する方向を通知する音声をFM電波で送信し、車速が設定範囲外になった場合(停止、高速など)に、FM電波の送信を停止する。なお、車速が設定範囲内であるか範囲外であるかを判別するのは、ウインカをオンした状態で停止している状態(信号待ちなど)、もしくは、右左折時に対象者(人、自転車、バイクなど)の横断待ちを行っているときに不要なFM電波の送信を抑えるためである。
また、カーナビ(自動走行システムを含む)において、車両が交差点に侵入した場合に、カーナビ情報から取得した右左折する方向を通知する音声をFM電波で送信し、車両が右左折動作を終了した(交差点を抜けた)場合に、FM電波の送信を停止する。
以下に、FM電波による車両接近の警告動作について説明する。
(動作例1)
図10は、車両走行中におけるドライバSW操作に基づくFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオンであるか否かを判断し(ステップS10)、ドライバSW7−5がオンである場合、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS12)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。
図10は、車両走行中におけるドライバSW操作に基づくFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオンであるか否かを判断し(ステップS10)、ドライバSW7−5がオンである場合、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS12)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。
より具体的には、制御・変換装置2は、車両接近を通知する音声データを音声DB3から読み出し、該音声データを音声信号に変換してFM電波送信装置4に供給する。FM電波送信装置4は、音声信号をFM変調して送信する。車両付近(FM電波送信範囲)の対象者が携帯する携帯機AのFMチューナ11、あるいは装着されている携帯機BのFM受信装置21では、上記FM電波が受信され、音声出力装置25から、車両接近を通知する音声が出力される。これにより、車両付近(FM電波送信範囲)の対象者は、車両が接近したことを知ることになる。
その後、制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオフになったか否かを判断し(ステップS14)、ドライバSW7−5がオフになっていない場合には、ステップS12に戻り、車両接近を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、ドライバSW7−5がオフになると、FM電波の送信を停止し(ステップS16)、ステップS10に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例2)
図11は、車両走行中における車両周辺監視出力に基づくFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、車両周辺監視出力7−7に基づいて、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知したか否かを判断し(ステップS20)、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知した場合、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS22)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
図11は、車両走行中における車両周辺監視出力に基づくFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、車両周辺監視出力7−7に基づいて、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知したか否かを判断し(ステップS20)、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知した場合、車両接近を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS22)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、車両周辺監視出力7−7に基づいて、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知しなくなったか否かを判断し(ステップS24)、車両周辺監視装置が付近の対象者をまだ検知している場合には、ステップS22に戻り、車両接近を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知しなくなると、FM電波の送信を停止し(ステップS26)、ステップS20に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例3)
図12は、車両走行中におけるドライバSW操作に基づくFM電波を用いて車両接近(交差点進入)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオンであるか否かを判断し(ステップS30)、ドライバSW7−5がオンである場合、交差点進入を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS32)、車両付近の対象者に車両の交差点進入を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
図12は、車両走行中におけるドライバSW操作に基づくFM電波を用いて車両接近(交差点進入)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオンであるか否かを判断し(ステップS30)、ドライバSW7−5がオンである場合、交差点進入を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS32)、車両付近の対象者に車両の交差点進入を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオフになったか否かを判断し(ステップS34)、ドライバSW7−5がオフになっていない場合には、ステップS32に戻り、車両の交差点進入を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、ドライバSW7−5がオフになると、FM電波の送信を停止し(ステップS36)、ステップS30に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例4)
図13は、車両走行中におけるカーナビ情報に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6から車両が交差点に進入したか否かを判断し(ステップS40)、車両が交差点に進入した場合、交差点進入を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS42)、車両付近の対象者に車両の交差点進入を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
図13は、車両走行中におけるカーナビ情報に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6から車両が交差点に進入したか否かを判断し(ステップS40)、車両が交差点に進入した場合、交差点進入を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS42)、車両付近の対象者に車両の交差点進入を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6から車両が交差点を通過したか否かを判断し(ステップS44)、車両が交差点を通過していない場合には、ステップS42に戻り、車両の交差点進入を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、カーナビ情報7−6から車両が交差点を通過したと判断された場合には、FM電波の送信を停止し(ステップS46)、ステップS40に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例5)
図14は、車両走行中におけるシフト位置に基づくFM電波を用いた車両接近(後退)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、シフト位置7−2がR(後退)であるか否かを判断し(ステップS50)、シフト位置7−2がR(後退)に入った場合、後退を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS52)、車両付近の対象者に車両の後退を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
図14は、車両走行中におけるシフト位置に基づくFM電波を用いた車両接近(後退)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、シフト位置7−2がR(後退)であるか否かを判断し(ステップS50)、シフト位置7−2がR(後退)に入った場合、後退を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS52)、車両付近の対象者に車両の後退を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、シフト位置7−2がR(後退)以外であるか否かを判断し(ステップS54)、シフト位置7−2がR(後退)以外でない場合には、ステップS52に戻り、車両の後退を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、シフト位置7−2がR(後退)以外である場合には、FM電波の送信を停止し(ステップS56)、ステップS50に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例6)
図15は、車両走行中におけるウインカ操作に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか否かを判断し(ステップS60)、ウインカがオンである場合、左右どちらのウインカがオンであるか判断する(ステップS62)。そして、右側のウインカがオンである場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS64)、車両付近の対象者に車両の右折を警告する。
図15は、車両走行中におけるウインカ操作に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか否かを判断し(ステップS60)、ウインカがオンである場合、左右どちらのウインカがオンであるか判断する(ステップS62)。そして、右側のウインカがオンである場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS64)、車両付近の対象者に車両の右折を警告する。
一方、左側のウインカがオンである場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS66)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオフになったか否かを判断し(ステップS68)、ウインカがオフになるまで、車両の右折または左折を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、ウインカがオフになると、FM電波の送信を停止し(ステップS70)、ステップS60に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例7)
図16は、車両走行中におけるステアリング操作に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS80)、ステアリングが一定以上回された場合、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS82)。そして、ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS84)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
図16は、車両走行中におけるステアリング操作に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS80)、ステアリングが一定以上回された場合、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS82)。そして、ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS84)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
一方、ステアリングが左に回された場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS86)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、ステアリグ状態7−3からステアリングが戻されたか否かを判断し(ステップS88)、ステアリングが戻されるまで、車両の右折または左折を通知する音声のFM電波による送信を継続する。一方、ステアリングが戻されると、FM電波の送信を停止し(ステップS90)、ステップS80に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例8)
次に、図17は、車両走行中における車速に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか、またはステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS100)、ウインカがオンになった場合、または、ステアリングが一定以上回された場合、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS102)。
次に、図17は、車両走行中における車速に基づくFM電波を用いた車両接近(右左折)の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか、またはステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS100)、ウインカがオンになった場合、または、ステアリングが一定以上回された場合、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS102)。
そして、ウインカがオンになるか、またはステアリングが一定以上回され、かつ、車速が設定範囲内(低速で走行)である場合には、右側のウインカがオンにされたか、または、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS104)。そして、右側のウインカがオンにされたか、または、ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS106)、車車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
一方、左側のウインカがオンにされたか、または、ステアリングが左に回された場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS108)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
その後、制御・変換装置2は、車速が設定範囲外(停止または高速)であるか否かを判断し(ステップS110)、車速が設定範囲外になるまで、すなわち右左折が完了して高速走行になるまで、FM電波の送信を継続し、車速が設定範囲外になると、右左折が完了したと判断し、FM電波の送信を停止(ステップS112)、ステップS100に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例9)
次に、図18は、車両走行中におけるカーナビ情報に基づくFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6で車両が交差点に進入したか否かを判断し(ステップS120)、交差点に進入した場合には、車両の進行方向が直進であるか否かを判断する(ステップS122)。そして、進行方向が直進である場合には、何もせずにステップS120に戻る。
次に、図18は、車両走行中におけるカーナビ情報に基づくFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6で車両が交差点に進入したか否かを判断し(ステップS120)、交差点に進入した場合には、車両の進行方向が直進であるか否かを判断する(ステップS122)。そして、進行方向が直進である場合には、何もせずにステップS120に戻る。
一方、進行方向が直進でない場合には、進行方向が右であるか否かを判断し(ステップS124)、進行方向が右方向である場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS126)、車両付近の対象者に車両の右折を警告する。
一方、進行方向が左である場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS128)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
その後、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6で車両が交差点を通過したか否かを判断し(ステップS130)、車両が交差点を通過していない場合、すなわち右左折中である場合には、ステップS122に戻り、FM電波の送信を継続し、車両付近の対象者(人、自転車、バイクなど)に警告を行う。そして、カーナビ情報7−6で車両が交差点を通過した場合には、右左折が完了したと判断し、FM電波の送信を停止し(ステップS132)、ステップS120に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例10)
次に、図19は、車両走行中におけるウインカ操作、ステアリング操作及び車速の組み合わせによるFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであり、かつ、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回され、かつ、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS140)。
次に、図19は、車両走行中におけるウインカ操作、ステアリング操作及び車速の組み合わせによるFM電波を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであり、かつ、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回され、かつ、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS140)。
そして、ウインカがオンになり、かつ、ステアリングが一定以上回され、かつ、車速が設定範囲内(低速で走行)である場合には、車両が右左折すると判断し、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS142)。ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS144)、車両周辺の対象者(人、自転車、バイクなど)に車両の右折を警告する。
一方、ステアリングが左に回された場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声をFM電波で送信し(ステップS146)、車両周辺の対象者(人、自転車、バイクなど)に車両の左折を警告する。
その後、制御・変換装置2は、ウインカがオフであるか否かを判断し(ステップS148)、右左折が完了してウインカがオフになるまで、FM電波の送信を継続し、ウインカがオフになると、右左折が完了したと判断し、FM電波の送信を停止し(ステップS150)、ステップS140に戻り、上述した処理を繰り返す。
B−2.赤外線、または電磁気による車両接近の警告動作
図20は、赤外線、電磁気を用いて、対象者に車両の接近を通知する場合の状況を説明するための模式図である。なお、車両近傍にいる対象者(歩行者、自転車、バイク、車両41の運転者など)50は、携帯機Aを携帯、あるいは携帯機Bを装着しているものとする。また、前述したように、赤外線送信装置5は、例えば、車両40のヘッドライト部分などに装着し、車両前方に照射できるようにする。また、電磁気送信装置6は、例えば、車両40のドア部分、後方バンパーなどに装備し、車両の左右方向、後方に出力できるようにする。
図20は、赤外線、電磁気を用いて、対象者に車両の接近を通知する場合の状況を説明するための模式図である。なお、車両近傍にいる対象者(歩行者、自転車、バイク、車両41の運転者など)50は、携帯機Aを携帯、あるいは携帯機Bを装着しているものとする。また、前述したように、赤外線送信装置5は、例えば、車両40のヘッドライト部分などに装着し、車両前方に照射できるようにする。また、電磁気送信装置6は、例えば、車両40のドア部分、後方バンパーなどに装備し、車両の左右方向、後方に出力できるようにする。
例えば、図20(a)に示すように、車両40の前方に対象者(人)50がいる場合には、車両40の接近を通知する音声を赤外線で送信し、車両の接近を警告する。また、図20(b)に示すように、車両40が右折(または、左折)する場合には、巻き込み防止するために、音声を電磁気で車両の右折方向(または左折方向)に送信し、右側(または左側)の対象者(人、車両41の運転者)50に対して右折(または左折)を警告する。
また、車両40が、図20(c)に示すように後退を行う場合には、後退を行うことを通知する音声を電磁気で車両の後方に送信し、後方の対象者(人)50に警告を行う。いずれの場合においても、警告を行うための出力音は、対象者(人、車両41の運転者)50が車両40の接近、動作に気づくような、音声、音楽、クラクション音などとする。なお、赤外線は、指向性が狭いため、前方のみの適応とする。また、電磁気は、最大でも1m程度しか届かないため、近距離での使用となる。
次に、図21は、車両付近での対象者に対する赤外線の送信、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、ドライバSW(クラクション、専用SWなど)、車両周辺監視装置(レーダ、バックソナー、カメラなど)がある。運転者が車内SW(クラクション、専用SWなど)をオンにすると、車両接近を通知する音声を赤外線で送信し、運転者が車内SWをオフにすると、赤外線の送信を停止する。また、車両周辺監視装置が車両付近に対象者を検知した場合に、車両接近を通知する音声を赤外線で送信し、車両付近の対象者を検知しなくなった場合、赤外線の送信を停止する。
次に、図22は、後退時における電磁気の送信、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、シフト位置がある。シフト位置が「R(後退)」に入ったら、後退を通知する音声を電磁気で送信し、シフト位置が「R」以外になった場合に、電磁気の送信を停止する。
次に、図23は、車両の右左折時における電磁気の駆動、停止タイミングを説明するための概念図である。トリガとしては、ウインカ、ステアリング状態、車速(ウインカ、または、ステアリング状態と併用)、カーナビ(自動走行システム)がある。
ウインカがオンされたとき、右左折する方向を通知する音声を電磁気で送信し、右左折完了後にウインカがオフになった時点で、電磁気の送信を停止する。また、ステアリングが左右に一定以上回されたときに、右左折する方向を通知する音声を電磁気で送信し、左右に回された後、ステアリングが一定以上戻されたときに電磁気の送信を停止する。
また、ウインカがオン、または、ステアリングが一定以上回されたときに、車速が設定範囲の速度(低速)の場合に、右左折する方向を通知する音声を電磁気で送信し、車速が設定範囲外になった場合(停止、高速など)に、電磁気の送信を停止する。なお、車速が設定範囲内であるか範囲外であるかを判別するのは、ウインカをオンした状態で停止している状態(信号待ちなど)、もしくは、右左折時に対象者(人、自転車、バイクなど)の横断待ちを行っているときに不要な電磁気の送信を抑えるためである。
また、カーナビ(自動走行システムを含む)において、車両が交差点に侵入した場合に、カーナビ情報から取得した右左折する方向を通知する音声を電磁気で送信し、車両が右左折動作を終了した(交差点を抜けた)場合に、電磁気の送信を停止する。
以下に、赤外線による車両接近の警告動作について説明する。
(動作例1)
図24は、車両走行中におけるドライバSW操作に基づく赤外線を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオンであるか否かを判断し(ステップS160)、ドライバSW7−5がオンである場合、車両接近を通知する音声を赤外線で送信し(ステップS162)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。
(動作例1)
図24は、車両走行中におけるドライバSW操作に基づく赤外線を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオンであるか否かを判断し(ステップS160)、ドライバSW7−5がオンである場合、車両接近を通知する音声を赤外線で送信し(ステップS162)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。
より具体的には、制御・変換装置2は、車両接近を通知する音声データを音声DB3から読み出し、該音声データを音声信号に変換して赤外線送信装置5に供給する。赤外線送信装置5は、音声信号を変調して送信する。車両付近(FM電波送信範囲)の対象者が装着されている携帯機Bの赤外線受信装置22では、上記赤外線が受信され、音声出力装置25から、車両接近を通知する音声が出力される。これにより、車両付近(赤外線到達範囲)の対象者は、車両が接近したことを知ることになる。
その後、制御・変換装置2は、ドライバSW7−5がオフになったか否かを判断し(ステップS164)、ドライバSW7−5がオフになっていない場合には、ステップS162に戻り、車両接近を通知する音声の赤外線による送信を継続する。一方、ドライバSW7−5がオフになると、赤外線の送信を停止し(ステップS166)、ステップS160に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例2)
図25は、車両走行中における車両周辺監視出力に基づく赤外線を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、車両周辺監視出力7−7に基づいて、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知したか否かを判断し(ステップS170)、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知した場合、車両接近を通知する音声を赤外線で送信し(ステップS172)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
図25は、車両走行中における車両周辺監視出力に基づく赤外線を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、車両周辺監視出力7−7に基づいて、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知したか否かを判断し(ステップS170)、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知した場合、車両接近を通知する音声を赤外線で送信し(ステップS172)、車両付近の対象者に車両の接近を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、車両周辺監視出力7−7に基づいて、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知しなくなったか否かを判断し(ステップS174)、車両周辺監視装置が付近の対象者をまだ検知している場合には、ステップS172に戻り、車両接近を通知する音声の赤外線による送信を継続する。一方、車両周辺監視装置が付近の対象者を検知しなくなると、赤外線の送信を停止し(ステップS176)、ステップS170に戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、電磁気による車両接近の警告動作について説明する。
(動作例1)
図26は、車両走行中におけるウインカ操作に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか否かを判断し(ステップS180)、ウインカがオンである場合、左右どちらのウインカがオンであるか判断する(ステップS182)。そして、右側のウインカがオンである場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS184)、車両付近の対象者に車両の右折を警告する。
(動作例1)
図26は、車両走行中におけるウインカ操作に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか否かを判断し(ステップS180)、ウインカがオンである場合、左右どちらのウインカがオンであるか判断する(ステップS182)。そして、右側のウインカがオンである場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS184)、車両付近の対象者に車両の右折を警告する。
一方、左側のウインカがオンである場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS186)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
より具体的には、制御・変換装置2は、車両接近を通知する音声データを音声DB3から読み出し、該音声データを音声信号に変換して電磁気送信装置6に供給する。電磁気送信装置6は、音声信号を変調して送信する。車両付近の対象者が装着されている携帯機Bの電磁気受信装置23では、上記電磁気が受信され、音声出力装置25から、車両接近を通知する音声が出力される。これにより、車両付近の対象者は、車両が接近したことを知ることになる。
その後、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオフになったか否かを判断し(ステップS188)、ウインカがオフになるまで、車両の右折または左折を通知する音声の電磁気による送信を継続する。一方、ウインカがオフになると、電磁気の送信を停止し(ステップS190)、ステップS180に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例2)
図27は、車両走行中におけるステアリング操作に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS200)、ステアリングが一定以上回された場合、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS202)。そして、ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS204)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
図27は、車両走行中におけるステアリング操作に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS200)、ステアリングが一定以上回された場合、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS202)。そして、ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS204)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
一方、ステアリングが左に回された場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS206)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、ステアリグ状態7−3からステアリングが戻されたか否かを判断し(ステップS208)、ステアリングが戻されるまで、車両の右折または左折を通知する音声の電磁気による送信を継続する。一方、ステアリングが戻されると、電磁気の送信を停止し(ステップS210)、ステップS200に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例3)
図28は、車両走行中における車速に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか、またはステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS220)、ウインカがオンになった場合、または、ステアリングが一定以上回された場合、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS222)。
図28は、車両走行中における車速に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか、またはステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否かを判断し(ステップS220)、ウインカがオンになった場合、または、ステアリングが一定以上回された場合、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS222)。
そして、ウインカがオンになるか、またはステアリングが一定以上回され、かつ、車速が設定範囲内(低速で走行)である場合には、右側のウインカがオンにされたか、または、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS224)。そして、右側のウインカがオンにされたか、または、ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS226)、車車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
一方、左側のウインカがオンにされたか、または、ステアリングが左に回された場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS228)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
その後、制御・変換装置2は、車速が設定範囲外(停止または高速)であるか否かを判断し(ステップS230)、車速が設定範囲外になるまで、すなわち右左折が完了して高速走行になるまで、電磁気の送信を継続し、車速が設定範囲外になると、右左折が完了したと判断し、電磁気の送信を停止(ステップS232)、ステップS220に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例4)
図29は、車両走行中におけるカーナビ情報に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6で車両が交差点に進入したか否かを判断し(ステップS240)、交差点に進入した場合には、車両の進行方向が直進であるか否かを判断する(ステップS242)。そして、進行方向が直進である場合には、何もせずにステップS240に戻る。
図29は、車両走行中におけるカーナビ情報に基づく電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6で車両が交差点に進入したか否かを判断し(ステップS240)、交差点に進入した場合には、車両の進行方向が直進であるか否かを判断する(ステップS242)。そして、進行方向が直進である場合には、何もせずにステップS240に戻る。
一方、進行方向が直進でない場合には、進行方向が右であるか否かを判断し(ステップS244)、進行方向が右方向である場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS246)、車両付近の対象者に車両の右折を警告する。
一方、進行方向が左である場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS248)、車両付近の対象者に車両の左折を警告する。
その後、制御・変換装置2は、カーナビ情報7−6で車両が交差点を通過したか否かを判断し(ステップS250)、車両が交差点を通過していない場合、すなわち右左折中である場合には、ステップS242に戻り、電磁気の送信を継続し、車両付近の対象者(人、自転車、バイクなど)に警告を行う。そして、カーナビ情報7−6で車両が交差点を通過した場合には、右左折が完了したと判断し、電磁気の送信を停止し(ステップS252)、ステップS240に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例5)
図30は、車両走行中におけるウインカ操作、ステアリング操作及び車速の組み合わせによる電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか、かつ、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否か、かつ、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS260)。
図30は、車両走行中におけるウインカ操作、ステアリング操作及び車速の組み合わせによる電磁気を用いた車両接近の警告動作を説明するためのフローチャートである。車両走行中、制御・変換装置2は、ウインカ動作状態7−1からウインカがオンであるか、かつ、ステアリグ状態7−3からステアリングが一定以上回されたか否か、かつ、車速(センサ)7−4から車速が設定範囲内(低速で走行)であるか否かを判断する(ステップS260)。
そして、ウインカがオンになり、かつ、ステアリングが一定以上回され、かつ、車速が設定範囲内(低速で走行)である場合には、車両が右左折すると判断し、ステアリングが右に回されたか否かを判断する(ステップS262)。ステアリングが右に回された場合には、車両が右折しようとしているので、右折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS264)、車両周辺の対象者(人、自転車、バイクなど)に車両の右折を警告する。
一方、ステアリングが左に回された場合には、車両が左折しようとしているので、左折を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS266)、車両周辺の対象者(人、自転車、バイクなど)に車両の左折を警告する。
その後、制御・変換装置2は、ウインカがオフであるか否かを判断し(ステップS268)、右左折が完了してウインカがオフになるまで、電磁気の送信を継続し、ウインカがオフになると、右左折が完了したと判断し、電磁気の送信を停止し(ステップS270)、ステップS260に戻り、上述した処理を繰り返す。
(動作例6)
図31は、車両走行中におけるシフト操作による電磁気を用いた車両接近(後退)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、シフト位置7−2がR(後退)であるか否かを判断し(ステップS280)、シフト位置7−2がR(後退)に入った場合、後退を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS282)、車両付近の対象者に車両の後退を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
図31は、車両走行中におけるシフト操作による電磁気を用いた車両接近(後退)の警告動作を説明するためのフローチャートである。制御・変換装置2は、シフト位置7−2がR(後退)であるか否かを判断し(ステップS280)、シフト位置7−2がR(後退)に入った場合、後退を通知する音声を電磁気で送信し(ステップS282)、車両付近の対象者に車両の後退を警告する。具体的な動作は、上述した通りであるので省略する。
その後、制御・変換装置2は、シフト位置7−2がR(後退)以外であるか否かを判断し(ステップS284)、シフト位置7−2がR(後退)以外でない場合には、ステップS52に戻り、車両の後退を通知する音声の電磁気による送信を継続する。一方、シフト位置7−2がR(後退)以外である場合には、電磁気の送信を停止し(ステップS286)、ステップS280に戻り、上述した処理を繰り返す。
以上のとおり、本実施形態によれば、車両の接近、または右左折、後退などの車両の動作状況を知らせるための音声信号を、電波や、赤外線、電磁気などに変換して、周囲の対象者(歩行者、自転車、バイク、他車など)が携帯、または装着している携帯機などに対して送信し、携帯機において音声信号を受信して音声として出力することで、周囲の環境に影響されることなく、車両の接近や、右左折、後退などを確実に通知することができる。
なお、以上の説明では、FM電波、赤外線、電磁気のいずれかを用いて車両接近警告を行うようにしたが、これに限定されず、例えば、FM電波と赤外線、赤外線と電磁気、FM電波と電磁気、あるいはFM電波と赤外線と電磁気というように、少なくとも2つ以上を組み合わせて用いてよい。
1 車両接近報知装置
2 制御・変換装置
3 音声DB
4 FM電波送信装置
5 赤外線送信装置
6 電磁気送信装置
7 車両システム
7−1 ウインカの動作状態
7−2 シフト位置
7−3 ステアリング状態
7−4 車速
7−5 ドライバSW
7−6 カーナビゲーション情報
7−7 車両周辺監視出力
A、B 携帯機
11 FMチューナ
12 音声出力装置
15 受信装置
21 FM受信装置
22 赤外線受信装置
23 電磁気受信装置
24 音声受信装置
25 音声出力装置
30 ヘルメット
40 車両
4−1 ピラーアンテナ
4−2 ルーフアンテナ
4−3 ロッドアンテナ
4−4 フィルムアンテナ
2 制御・変換装置
3 音声DB
4 FM電波送信装置
5 赤外線送信装置
6 電磁気送信装置
7 車両システム
7−1 ウインカの動作状態
7−2 シフト位置
7−3 ステアリング状態
7−4 車速
7−5 ドライバSW
7−6 カーナビゲーション情報
7−7 車両周辺監視出力
A、B 携帯機
11 FMチューナ
12 音声出力装置
15 受信装置
21 FM受信装置
22 赤外線受信装置
23 電磁気受信装置
24 音声受信装置
25 音声出力装置
30 ヘルメット
40 車両
4−1 ピラーアンテナ
4−2 ルーフアンテナ
4−3 ロッドアンテナ
4−4 フィルムアンテナ
Claims (13)
- 車両に取り付けられた車両接近通知装置と、歩行者等に携帯または装着される携帯装置とからなる車両接近通知システムであって、
前記車両接近通知装置は、
車両の動作状況を検出する動作状況検出手段と、
前記動作状況検出手段により車両が所定の動作状況になったことが検出されると、車両の動作状況を通知するための信号を、車両の周囲に送信する送信手段と
を備え、
前記携帯装置は、
前記送信手段から送信された信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した信号を音声として出力する出力手段と
を備えることを特徴とする車両接近通知システム。 - 前記動作状況検出手段は、車両の運転者により所定の操作手段が操作されたか否かを検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の運転者により所定の操作手段が操作されたことが検出されると、車両の動作状況として車両の接近を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の運転者により所定の操作手段が操作されたことが検出されると、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。
- 前記動作状況検出手段は、車両に備わった、カーナビゲーション装置の情報に基づいて車両が交差点に進入したか否かを検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両が交差点に進入したことが検出されると、車両の動作状況として車両の交差点進入を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 前記動作状況検出手段は、シフト位置が車両を後退させるときの位置であるか否かを検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段によりシフト位置が車両を後退させるときの位置であることが検出されると、車両の動作状況として車両の後退を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 前記動作状況検出手段は、車両に備わった、車両周辺監視装置の出力に基づいて車両の周囲に対象物が存在するか否かを検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の運転者により所定の操作手段が操作されたことが検出されると、車両の動作状況として車両の接近を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 前記動作状況検出手段は、車両に備わった、車両の進行方向を指示するための方向指示器の操作状態を検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により検出された方向指示器の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 前記動作状況検出手段は、車両に備わった、車両の進行方向を変えるための操舵装置の操作状態を検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により検出された操舵装置の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 前記動作状況検出手段は、前記方向指示器の操作状態及び前記操舵装置の操作状態に加えて、車両の走行速度が所定範囲内であるか否かを検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両の走行速度が所定範囲内であることが検出されると、前記方向指示器の操作状態または前記操舵装置の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項8記載の車両接近通知システム。 - 前記送信手段は、前記動作状況検出手段により、前記方向指示器が操作され、かつ前記操舵装置が操作され、かつ、車両の走行速度が所定範囲内であることが検出されると、前記方向指示器の操作状態に基づいて、車両の動作状況として車両の右左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項9記載の車両接近通知システム。
- 前記動作状況検出手段は、車両に備わった、カーナビゲーション装置の情報に基づいて車両が交差点に進入し、かつ、車両の進行方向が右折または左折であるか否かを検出し、
前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両が交差点に進入し、かつ、両の進行方向が右折または左折であることが検出されると、車両の動作状況として車両の右折または左折を通知するための信号を車両の周囲に送信することを特徴とする請求項1記載の車両接近通知システム。 - 車両の動作状況を検出する動作状況検出手段と、
前記動作状況検出手段により車両が所定の動作状況になったことが検出されると、車両の動作状況を通知するための信号を、車両の周囲に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする車両接近通知装置。 - 前記送信手段は、前記動作状況検出手段により車両が所定の動作状況になったことが検出されると、所定の動作状況に基づいて、車両が接近、または車両が右左折することを通知するための信号を、車両の周囲に送信することを特徴とする請求項12に記載の車両接近通知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268934A JP2009098854A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | 車両接近通知システム及び車両接近通知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268934A JP2009098854A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | 車両接近通知システム及び車両接近通知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009098854A true JP2009098854A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40701810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007268934A Pending JP2009098854A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | 車両接近通知システム及び車両接近通知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009098854A (ja) |
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- 2007-10-16 JP JP2007268934A patent/JP2009098854A/ja active Pending
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