JP5678402B2 - ショットキーバリアダイオードおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ショットキーバリアダイオードに係り、特に、耐圧特性の改善対策に関する。
従来より、メサ構造を有する導体デバイスとして、たとえば特許文献1の半導体デバイスが知られている。同文献の技術では、GaN層の上にメサ型やプレーナ型のショットキーバリアダイオードを設けている(同文献の図6A,図6B参照)。同文献の図1には、GaN層のドーピング濃度と逆耐圧特性との関係が開示されている。
同文献の技術では、サファイア基板上に十分な厚さのGaN層をエピタキシャル成長させることを前提としている。そして、GaN層のドーパント濃度を低くすることにより、高い降伏電圧を実現しようとしている。
特表2005−530334号公報
しかしながら、同文献には、現実にいかなる逆耐圧が得られるのかが開示されていない。すなわち、単に、メサ部の厚みを厚くドーパント濃度を低くしただけで、特性改善のための工夫が十分成されていない。
本発明の目的は、メサ構造の改善により、高耐圧のショットキーバリアダイオードを提供することにある。
本発明のショットキーバリアダイオードは、{ 0 0 0 1}面を主面にもつ基板と、基板上に設けられ、その一部にメサ部が形成された単一層からなる半導体層と、メサ部上面とショットキー接触したショットキー電極とを備え、メサ部は半導体層の底部から上方に突出して、{ 1-1 0 0}面の側面で囲まれており、平面的に見て六角形であり、ショットキー電極は、該ショットキー電極の側面の下端部が、平面的に見て、メサ部の側面と平行であり、かつ六角形である
この構造により、本発明では、以下の作用効果が得られる。m面は、被エッチング速度が遅いので、ウェットエッチングすると、異方性ウェットエッチングとなり、基板面にほぼ垂直となる。そして、基板面にほぼ垂直な面となることにより、理想的なストライプ状の電界分布が得られる。よって、電界緩和効果が高くなり、高耐圧化が可能となる。
メサ部の側面が、異方性ウェットエッチングされていることにより、平滑性が極めて高くなり、上述の効果が顕著に得られる。また、パターニング時の加工ダメージも除去されるので、欠陥を介したリークパスの発生が抑制される。そして、リーク電流の低減により、耐圧がさらに向上する。
c面基板が自立基板であることにより、サファイア基板等を用いた場合のような格子不整合が生じず、半導体領域中の転位等の欠陥が減少する。よって、メサ構造の改善による効果が確実に発揮される。
ョットキー電極を備えたショットキーバリアダイオードにおいては、電界分布形状の改善により耐圧が向上する。
その場合、ショットキー電極の側面が、m面に沿うように形成され、ショットキー電極の側端部とメサ部の上面端部との間の距離が所定値以下であることが好ましい。発明者達の実験から、このような構造により、リーク電流が極めて低減されることが実証されている。そして、リーク電流の低減により、耐圧がさらに向上する。
本発明のショットキーバリアダイオードの製造方法は、以下の手順によって行われる。まず、c面基板上の単一層からなる半導体層の上に、該半導体層の{ 1-1 0 0}面に沿った側面を有するマスク膜を形成する工程(a)と、工程(a)の後で、マスク膜を用いて、半導体層をエッチングして、該半導体層の一部にメサ部を形成する工程(b)と、メサ部の上面にショットキー接触するショットキー電極を形成する工程(c)と、を含み、工程(c)では、ショットキー電極の側面の下端部が、平面的に見てメサ部の側面と平行となるようにする
この方法により、上述の効果を発揮するショットキーバリアダイオードが得られる。
エッチングの際、ドライエッチングを行なった後、異方性ウェットエッチングを行うことにより、加工ダメージが除去される。また、極めて平滑な側面を有するメサ部が形成される。したがって、リーク電流の小さい、極めて高耐圧のショットキーバリアダイオードが得られる。
マスク膜としてメサ部上の電極を形成することにより、メサ部の端部と電極の端部との距離がほとんど0になる。本発明者達の実験により、このような構造によって、ショットキーバリアダイオードのリーク電流が極めて小さくなることが判明している。
本発明のショットキーバリアダイオードまたはその製造方法によると、高耐圧のショットキーバリアダイオードを得ることができる。
−ショットキーバリアダイオード(以下、「SBD」と略称する)の構造−
図1(a),(b)は、本発明の実施形態に係るSBDの構造を示す断面図および平面図である
SBD10は、GaN基板11と、GaN基板11の上に形成されたGaN層13とを備えている。GaN基板11は自立基板であって、その厚さは約400μmである。
GaN層13の厚さは約7μmである。GaN層13は、底部から上方に突出したメサ部13aを有している。メサ部13aの側面13cは垂直な壁である。メサ部13aの側面平面形状は、図1(b)に示すように、正六角形である。
メサ部13aの上面上には、Auからなるショットキー電極15が設けられている。図1(b)に示すように、ショットキー電極15の平面形状は、最長部が約200μmの正六角形である。また、GaN基板11の裏面には、Ti/Al/Ti/Auからなるオーミックの裏面電極16が形成されている。
図1(b)の左図に示すように、GaN基板11およびGaN層13は、稠密六方の結晶構造を有し、その面方位はc面({ 0 0 0 1}面)である。そして、メサ部13aの側面13cは、m面({ 1-1 0 0}面)である。また、ショットキー電極15の側面15bの下端部15aは、メサ部13aの側面13cと実質的に平行である。「実質的に平行である」とは、製造時のばらつきなどに起因する誤差を許容しうることを意味する。
なお、本実施の形態では、ショットキー電極15の側面15bも、メサ部13aの側面13cとほぼ平行である。ただし、ショットキー電極15の側面15bが、メサ部13aの側面13cと平行である必要はない。ショットキー電極15の側面15bの下端部15aが、メサ部13aの側面13cとほぼ平行であれば、後述する効果が得られる。
GaN基板11の本体部は、約3×1018cm−3の比較的高濃度のn型ドーパントを含んでいる。GaN層13(ドリフト層)は、5×1015cm−3程度の低濃度のn型ドーパントを含んでいる。GaN層13とGaN基板11との間の厚さ1μm程度の領域はバッファ層14である。バッファ層14は、1×1017cm−3程度の比較的低濃度のドーパントを含んでいる。
ショットキー電極15の端部15aと、メサ部13aの上面端部13bとの間の距離xは、2μm以下となっている。このような構造は、後述する製法1または製法2によって、実現する。また、本実施形態におけるメサ部13aと底部との段差であるメサd(=メサ厚さ)は、0.2μm以上、たとえば約1μmである。
−SBDの製造工程−
(製法1−1)
図2(a)〜(e)は、製法1−1に係るSBDの製造工程を示す断面図である。
まず、図2(a)に示す工程で、GaN基板11の上に、バッファ層14およびGaN層13を成長させる。成長に際しては、周知の有機金属成長法を用いる。バッファ層14にはキャリア濃度が約1×1017cm−3のn型ドーパントを含ませる。GaN層13にはキャリア濃度が約5×1015cm−3(1×1016cm−3以下)のn型ドーパントを含ませる。なお、GaN層13は、アンドープ層であってもよい。
次に、図2(b)に示す工程で、有機洗浄を行なう。次に、GaN層13の上に、レジストマスク20を形成する。レジストマスク20の平面形状は、ほぼ正六角形である。レジストマスク20の側面20aは、GaN層13のm面に沿うように、形成されている。レジストマスク20の平面寸法は、形成しようとするショットキー電極15よりやや大きい(2μm以下)。
なお、レジストマスク20の側面20aが、GaN層13のm面に平行でなくてもよい。レジストマスク20の側面20aの下端部がGaN層13のm面に沿っていれば、エッチング工程で、側面13cがm面であるメサ部13aが形成される。
レジストマスク20に代えて、他の材料からなるエッチングマスクを形成することもできる。たとえば、エッチングマスクを構成する材料として、SiN,SiON,SiO,Au,Pt,W,Ni,Ti等を用いることができる。
次に、図2(c)に示す工程で、レジストマスク20を付けた状態で、GaN層13をプラズマエッチングする。その際、平行平板型プラズマ装置(RIE)を用い、エッチングガスとして、ClおよびBClを流す。本例のエッチング条件は、電力密度が0.004W/mm、チャンバ内圧力が10mTorr〜200mTorr、電極温度が25℃〜40℃、ガス流量は、Clが40sccm、BClが4sccmである。ただし、以上の条件に限定されるものではない。GaN層13を深さ1μmまでエッチングした地点で、プラズマエッチングを終了する。
これにより、図1(b)に示すごとく、平面形状がほぼ正六角形のメサ部13aが形成される。メサ部13aの側面13cは、GaN結晶のm面({ 1-1 0 0}面)である。GaN層13におけるメサ部13aの突出量(メサ高さ)は、約1μmである。この時点で、メサ部13aを含むGaN層13の表面部には、深さ数nm(1nm〜20nm程度)に亘ってエッチングダメージ層が発生している。
なお、エッチングガスは、Cl単体でもよく、ClとAr、ClとN、ClとBCl、N、などを用いてもよい。これらのエッチングガスを用いることにより、GaN層13に与えるダメージを極力抑制することができる。プラズマ発生装置は、RIEタイプに限定されるものではない。プラズマ発生装置として、ICP等、他のタイプのプラズマ発生装置を用いることも可能である。
次に、図2(c)に示す工程で、レジストマスク20を除去する。次に、700℃,2分間のRTA(Rapid Thermal Annealing)(急速熱処理)を行う。
次に、図2(c)に示す工程で、GaNのウエットエッチングを行う。その際、基板全体を、温度約85℃の25%TMAH水溶液(水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液)に浸漬する。この処理により、プラズマエッチングによって、GaN層13の表面部に生じたダメージ層を除去する。エッチングダメージ層の深さは、用いるプラズマ発生装置やプラズマエッチングの条件によって異なる。そこで、ウエットエッチング工程は、エッチングダメージ層が実質的に除去されるまで行われる。「実質的に除去される」とは、エッチングダメージ層が、後述するリーク電流に影響を及ぼさない程度まで除去されることを意味する。
上記ウェットエッチングを行なうためのエッチング液は、TMAH水溶液に限られない。エッチング液として、基板の材質(本実施の形態では,GaN)に応じて適切なものを用いることができる。TMAH水溶液を用いる場合でも、その濃度は25%に限られるものではない。TMAH水溶液の濃度,温度等の条件も、適宜選択することができる。
続いて、GaN層13の上に、厚さ約50nm/300nmのNi/Au膜からなるショットキー電極15を形成する。ショットキー電極15の形成は、周知のリフトオフ法により行われる。ショットキー電極15の平面形状は、最長部が200μmの正六角形である。そして、ショットキー電極15の端部15aと、メサ部13aの上面端部13bとの距離は、2μm以下である。
次に、図2(e)に示す工程で、GaN基板11の裏面に、GaN基板11にオーミック接触する裏面電極16を形成する。裏面電極の形成手順は、以下の通りである。
蒸着前洗浄として、10%塩酸にて3分間洗浄をした後、裏面全体に、多層膜であるTi/Al/Ti/Au膜(厚さ20nm/100nm/20nm/200nm)を蒸着法によって堆積する。その後、450℃,2分間の条件で、GaN基板1と裏面電極16との合金化熱処理を行なう。上記合金化処理は、ショットキー電極15と、GaN層13とのショットキー接触が保たれる温度,時間で行われる。
なお、アッシング等により、レジストマスク20を除去する処理は、必ずしも必要でない。25%TMAH水溶液によるウエットエッチングの時間によっては、レジストマスク20を除去することも可能だからである。
(製法1−2)
図3(a)〜(e)は、製法1−2に係るSBDの製造工程を示す断面図である。
図3(a)に示す工程で、製法1−1と同じ条件で、GaN基板11の上に、バッファ層14およびGaN層13を成長させる。
次に、図3(b)に示す工程で、有機洗浄を行ない、さらに、10%塩酸にて3分間の洗浄を行なう。その後、GaN層13の上に、製法1−1と同様の条件で、Ni/Auからなるショットキー電極15を形成する。ショットキー電極15の平面形状は、最長部が200μmの正六角形である。ショットキー電極15の厚さは、約50nm/300nmである。
次に、図3(c)に示す工程で、ショットキー電極15の上面および側面を覆うレジストマスク20を形成する。レジストマスク20の平面寸法は、ショットキー電極15よりもやや大きい。マスクのアライメント誤差を考慮しても、レジストマスク20でショットキー電極15は確実に覆われている。ただし、ショットキー電極15の少なくとも上面が覆われていればよい。ショットキー電極15のいずれの部位においても、レジストマスク20とショットキー電極15の端部との距離xは2μm以下である。
製法1−2においても、レジストマスク20に代えて、他の材料からなるエッチングマスクを形成することができる。エッチングマスクを構成する材料として、SiN,SiON,SiO,Au,Pt,W,Ni,Ti等を用いることができる。
そして、レジストマスク20を付けた状態で、製法1−1と同じ条件で、GaN層13をプラズマエッチングする。上記以外に用いることができるエッチングガスやプラズマ発生装置の種類は、製法1−1と同様である。
次に、図3(d)に示す工程で、GaN層13を深さ1μmまでエッチングした時点で、プラズマエッチングを終了する。これにより、図1(b)に示すごとく、平面形状がほぼ正六角形のメサ部13aが形成される。GaN層13におけるメサ部13aの突出量(メサ高さ)は、約1μmである。この時点で、メサ部13aを含むGaN層13の表面部には、深さ数nm(1nm〜20nm程度)に亘ってエッチングダメージ層が発生している。
その後、アッシング等により、レジストマスク20を除去する。さらに、製法1−1と同じ条件で、GaNのウエットエッチングを行なって、上記ダメージ層を除去する。製法1−1と同様に、ウェットエッチングを行なうためのエッチング液の種類や条件は、適宜選択することができる。
次に、図3(e)に示す工程で、製法1−1等と同じ条件で、GaN基板11の裏面に、裏面電極16を形成する。
アッシング等により、レジストマスク20を除去する処理は、必ずしも必要でない。製法1−1と同様の理由による。
(製法1−3)
図4(a)〜(d)は、製法1−3に係るSBDの製造工程を示す断面図である。
図4(a)に示す工程で、製法1−1と同じ条件で、GaN基板11の上に、バッファ層14およびGaN層13を成長させる。
次に、図4(b)に示す工程で、製法1−2と同じ条件で、GaN層13の上に、Ni/Auからなるショットキー電極15を形成する。ショットキー電極15の平面形状は、最長部が200μmの正六角形である。ショットキー電極15の側面15bは、GaN基板11のm面に沿うように形成されている。ショットキー電極15の厚さは、約50nm/300nmである。
なお、ショットキー電極15の側面15bが、GaN層13のm面に平行でなくてもよい。ショットキー電極15の側面15bの下端部がGaN基板11のm面に沿っていれば、エッチング工程で、側面13cがm面であるメサ部13aが形成される。
次に、図4(c)に示す工程で、ショットキー電極15をエッチングマスクとして、GaN層13をプラズマエッチングする。すなわち、製法1−3では、レジストマスクを形成する必要がない。プラズマエッチングの条件は、製法1−1と同様である。用いることができるエッチングガスやプラズマ発生装置の種類は、製法1−1と同様である。
次に、図4(d)に示す工程で、GaN層13を深さ1μmまでエッチングした時点で、プラズマエッチングを終了する。これにより、平面形状がショットキー電極15と同じであるメサ部13aが形成される。GaN層13におけるメサ部13aの突出量(メサ高さ)は、約1μmである。製法1−1等と同様に、メサ部13aを含むGaN層13の表面部には、エッチングダメージ層が発生している。
その後、製法1−1等と同じ条件で、GaNのウエットエッチングを行なって、上記ダメージ層を除去する。製法1−1等と同様に、ウェットエッチングを行なうためのエッチング液の種類や条件は、適宜選択することができる。
次に、図4(e)に示す工程で、製法1−1等と同じ条件で、GaN基板11の裏面に、裏面電極16を形成する。
製法1−3により、ショットキー電極15とほぼ同じ形状のメサ部13aが形成される。したがって、ショットキー電極15の端部と、メサ部13aの端部との距離は、限りなく0に近い。
(製法2)
図5(a)〜(c)は、製法2に係るSBDの製造工程を示す断面図である。
まず、図5(a)に示す工程で、GaN層を製法1−1等と同様の条件で成長させる。その後、メサ部13aに、製法1−1と同様のレジストマスク20を形成する。次に、レジストマスク20を付けた状態で、GaN層13をプラズマエッチングする。用いるプラズマ発生装置およびプラズマエッチング条件は、製法1−1等と同じである。この時点で、メサ部13aを含むGaN層13の表面部には、深さ数nm(1nm〜20nm程度)に亘ってエッチングダメージ層が発生している。
その後、アッシング等により、レジストマスク20を除去する。さらに、製法1−1等と同じ条件で、GaNのウエットエッチングを行なって、上記ダメージ層を除去する。製法1−1等と同様に、ウェットエッチングを行なうためのエッチング液の種類や条件は、適宜選択することができる。
次に、図5(b)に示す工程で、GaN基板11の裏面上に裏面電極16を形成する。裏面電極16の材質は、製法1−1等と同じである。ただし、製法2では、裏面電極の合金化処理を、700℃,2分間のRTAにより行う。
さらに、図5(c)に示す工程で、製法1−1等と同じ形状,寸法を有するショットキー電極15を形成する。形成方法も、製法1−1等と同じである。メサ部13aの上面端部13bとショットキー電極15の端部15aとの距離xは、2μm以下である。
つまり、製法2では、製法1−1〜1−3とは異なり、ショットキー電極15を形成する前に、裏面電極16を形成している。
後述するデータに示されるように、製法2の製造工程を採用した場合には、メサ部13aの上面端部13bとショットキー電極15の端部15aとの距離xが所定値(この例では、2μm)以下でなくても、リーク電流を抑制することが可能である。
なお、裏面電極16を形成してから、25%TMAH水溶液によるウエットエッチングを行なってもよい。その場合、GaN基板11の裏面に、裏面電極16を覆うように、エッチング保護膜を形成することが好ましい。エッチング保護膜としては、25%TMAH水溶液に対する耐性を有する絶縁膜,たとえばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜を用いることができる。その後、上記絶縁膜を、その材質に応じた周知のエッチング液によって除去してから、図5(c)に示す工程を実施すればよい。
本実施の形態によると、上記各製法に示すように、メサ部13aの側面をm面としたことにより、以下の効果を発揮することができる。m面は、被エッチング速度が遅いので、プラズマエッチング時や、ウェットエッチング時に平滑面となる。その結果、リーク電流の抑制効果や耐圧向上効果が得られる。以下、その根拠について、本発明者達が行なった実験に基づき、説明する。
図6(a),(b)は、GaN層のa面方向とm面方向とにおける被エッチング速度の相違を示すグラフである。同図において、横軸はTMAH処理時間を表し、縦軸はパターン寸法の変化(エッチング量)を表している。図6(a),(b)を比較すると、a面に比べ、GaN層のm面方向のエッチング量が極めて小さいことがわかる。
図7(a),(b)は、順に、GaNのプラズマエッチング時の側面と、ウェットエッチング後の側面とを示すSEM写真図である。図7(a)に示すように、プラズマエッチングにより、c面GaNを、m面とa面とが現れるようにパターニングする。
一方、図7(b)に示すように、2時間のウェットエッチング後には、a面であった部分にもm面が現れる。m面とa面とが交差するコーナー部には、広いm面が現れる。m面は、極めて平坦で、表面が滑らかである。
よって、メサ部13aの側面13cがGaN層13のm面となるように、パターニングしておけば、平滑な側面13cが得られる。これにより、本実施の形態では、以下の効果が得られる。
図1(b)の左図に示すように、m面はc面基板の基板面(c面)に対して垂直な面である。したがって、メサ部13aは、GaN層13に対してほぼ垂直となる。この垂直形状により、メサ部13a下端部の空乏層の広がりが理想的に均一に広がっていく。よって、電界集中する箇所が発生しにくなり、耐圧が向上する。
また、図7(b)に示すように、メサ部13aの側面13cがa面の場合は、凹凸が大きい。a面だけでなく、m面以外の全ての面においても、同様である。したがって、メサ部13aの側面13cが、m面以外の場合、凹凸の先端部に電界が集中しやすい。この電界の集中により、リークパスが発生しやすくなっている。
それに対し、本実施の形態では、メサ部13aの側面13cがm面であることにより、リークパスの発生が抑制される。リーク電流は、降伏電圧(ブレークダウン電圧)を判断する閾値のパラメータとなっている。よって、リークパスの発生が抑制されることにより、耐圧が向上する。
また、ショットキー電極15をm面に沿った形状として、ショットキー電極15とメサ部13aとの距離xを所定値以下にしたことで、以下の効果が得られる。
図8(a),(b)は、順に、製法1および製法2によるSBDのリーク電流特性の実測データを示す図である。ただし、ウェットエッチングは行っていない。同図において、横軸は、メサ部13aの上面端部13bとショットキー電極15の端部15aとの距離xを表している。縦軸は、逆電圧200Vを印加したときのリーク電流(A)を表している。
図8(a)に示すように、製法1によって形成されたSBDの場合、距離xが小さくなるほどリーク電流が低減されている。リーク電流は、降伏電圧(ブレークダウン電圧)を判断する閾値のパラメータとなっている。よって、リーク電流が小さいことは、耐圧が高いことを意味する。そこで、図1等に示す距離xを所定値以下に制限することにより、SBDの耐圧の向上を図ることができる。特に、距離xを2μm以下に制限することにより、リーク電流が顕著に低減されている。その結果、耐圧も大幅に向上する。
また、上記距離xを所定値以下に制限した場合、プラズマエッチングによるダメージ層が存在すると、リーク電流が発生しやすいことがわかっている。そこで、ウェットエッチングにより、プラズマエッチングによるダメージ層を除去することにより、リーク電流の低減効果が顕著になる。すなわち、ダメージ層を除去することにより、図8(a),(b)に示すリーク電流を、さらに低減することが期待できる。よって、ウェットエッチングを行なうことにより、さらに耐圧の高いSBDを得ることができる。
また、プラズマエッチングは、エッチング能率を高くしようとすると、ダメージ層も深くなる。反面、ダメージ深さを抑制しようとすると、プラズマエッチングを緩やかな条件で行なうために、エッチング能率が悪化する。よって、プラズマエッチング後にウェットエッチングを導入することで、メサ部13aの形成能率も向上する。
そして、メサ部13aの側面13cをm面とし、ショットキー電極15の側面15bをm面に沿わせることで、距離xを2μm以下にすることが容易となる。
さらに、製法2−3のごとく、ショットキー電極15をエッチングマスクとすれば、距離xを0に近づけることができる。すなわち、ウェットエッチングにより、メサ部13aの側面13cが平滑面となるので、現実に距離xを0に近づけることができる。よって、図8(a)に示されるように、リーク電流を極めて小さくすることが可能となる。
なお、特許文献1のように、自立GaN基板でなく、サファイア基板等上のエピタキシャル成長層を用いた場合は、上記効果を得ることが困難である。転位等の欠陥を多く含んでいるために、メサ構造やショットキー電極の構造を改善しても、十分な特性の向上につながらないからである。それに対し、自立のGaN基板(バルク基板)を用いることで、本発明の効果をより顕著に発揮することができる。
また、図8(b)に示すように、製法2−1によって形成されたSBDの場合にも、距離xが小さくなるほどリーク電流が低減される傾向が表れている。したがって、製法2によって製造されたSBDも、製法1の場合と同様に耐圧の向上効果を発揮することができる。
図9は、製法1,2によって形成されたSBDのメサ段差dに対する耐圧値の実測データを示す図である。同図に示すように、メサ段差dが0のときに比べて、メサ段差dが大きいほど、耐圧は向上している。すなわち、プレーナ型のSBDに比べて、メサ型構造を採用することにより、耐圧が向上することがわかる。そして、メサ段差dが0.2μm以上の場合には、耐圧が800(V)程度ないしそれ以上となっており、顕著な耐圧の向上が見られる。
上記実施形態においては、半導体領域としてGaN基板およびGaNエピタキシャル成長層を設けた例について説明したが、本発明のSBDは、SiC,Siに対しても適用することができる。
なお、上記実施形態、特に製法2において、ショットキー電極15がメサ部13aの上面からはみ出た構造となっていてもよい。
上記開示された本発明の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明によって製造されたショットキーバリアダイオードは、各種電子機器中の回路要素として利用することができる。
(a),(b)は、順に、実施の形態に係るSBDの断面図および平面図である。 (a)〜(e)は、製法1−1に係るSBDの製造工程を示す断面図である。 (a)〜(e)は、製法1−2に係るSBDの製造工程を示す断面図である。 (a)〜(e)は、製法1−3に係るSBDの製造工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は、製法2に係るSBDの製造工程を示す断面図である。 (a),(b)は、GaN層のa面方向とm面方向とにおける被エッチング速度の違いを示すグラフである。 (a),(b)は、順に、GaN基板のプラズマエッチング時の側面と、ウェットエッチング後の側面とを示すSEM写真図である。 (a),(b)は、順に、製法1および製法2によるSBDのリーク電流特性の実測データを示す図である。 製法1,2によって形成されたSBDのメサ段差に対する耐圧値の実測データを示す図である。
10 ショットキーバリアダイオード(SBD)
11 GaN基板
13 GaN層
13a メサ部
13b 上面端部
13c 側面
14 バッファ層
15 ショットキー電極
15a 端部
15b 側面
16 裏面電極
20 レジストマスク

Claims (8)

  1. { 0 0 0 1}面を主面にもつ基板と、
    前記基板上に設けられ、その一部にメサ部が形成された単一層からなる半導体層と、
    前記メサ部上面とショットキー接触したショットキー電極とを備え、
    前記メサ部は前記半導体層の底部から上方に突出して、{ 1-1 0 0}面の側面で囲まれており、平面的に見て六角形であり、
    前記ショットキー電極は、該ショットキー電極の側面の下端部が、平面的に見て、前記メサ部の側面と平行であり、かつ六角形であるショットキーバリアダイオード
  2. 請求項1に記載のショットキーバリアダイオードにおいて、
    前記メサ部の側面は、異方性ウェットエッチングされている、ショットキーバリアダイオード
  3. 請求項1または2に記載のショットキーバリアダイオードにおいて、
    前記{ 0 0 0 1}面を主面にもつ基板は、自立基板である、ショットキーバリアダイオード
  4. 請求項1〜いずれか1つに記載のショットキーバリアダイオードにおいて、
    前記ショットキー電極と対をなしてダイオードを構成する電極を備え、該電極が、前記基板の裏面にオーミック接触しているショットキーバリアダイオード
  5. 請求項1〜いずれか1つに記載のショットキーバリアダイオードにおいて
    記ショットキー電極の側端部と前記メサ部の上面端部との間の距離は、2μm以下である、ショットキーバリアダイオード
  6. c面基板上の単一層からなる半導体の上に、該半導体層の{ 1-1 0 0}面に沿った側面を有するマスク膜を形成する工程(a)と、
    前記工程(a)の後で、前記マスク膜を用いて、前記半導体をエッチングして、該半導体層の一部にメサ部を形成する工程(b)と、
    前記メサ部の上面にショットキー接触するショットキー電極を形成する工程(c)と、を含み、
    前記工程(c)では、前記ショットキー電極の側面の下端部が、平面的に見て前記メサ部の側面と平行となるようにする、ショットキーバリアダイオードの製造方法。
  7. 請求項記載のショットキーバリアダイオードの製造方法において、
    前記工程(b)では、ドライエッチングを行なった後、異方性ウェットエッチングを行う、ショットキーバリアダイオードの製造方法。
  8. 請求項または7に記載のショットキーバリアダイオードの製造方法において、
    前記工程(a)では、前記マスク膜としてメサ部上のショットキー電極を形成し、前記工程(c)は前記工程(a)と同時に行われる、ショットキーバリアダイオードの製造方法。
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