JP5673595B2 - 積層型セラミック電子部品およびその実装構造体 - Google Patents

積層型セラミック電子部品およびその実装構造体 Download PDF

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Description

本発明は、積層型セラミック電子部品およびその実装構造体に関するもので、特に、積層セラミックコンデンサが回路基板へ実装された状態で電界印加されたときに起きる「鳴き」を抑制する技術に関するものである。
電子機器の静寂化にともない、ノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラなど様々なアプリケーションの電源回路等において、積層セラミックコンデンサ(以下、「積層コンデンサ」と呼ぶ)の振動による「鳴き」が問題となっている。
特許文献1(特開2010−186884号公報)には、積層コンデンサを回路基板に実装し交流電圧を印加すると、積層コンデンサの電歪振動が基板に伝播して、鳴きが発生すると記載されている。
図5および図6は非特許文献1に記載された図である。図5に示すとおり、積層コンデンサ110は、強誘電性のセラミックスの電歪効果により、交流電圧を印加すると、太い矢印の方向に伸縮する。図5において、WT断面、LT断面、LW断面とは、積層コンデンサ110の幅方向寸法と厚み方向寸法とによって規定される断面、長さ方向寸法と厚み方向寸法とによって規定される断面、長さ方向寸法と幅方向寸法とによって規定される断面をそれぞれ意味する。破線は、それぞれの箇所における伸縮度合いを示している。
図6に示すように、積層コンデンサ110を回路基板101にはんだ102で実装した後、交流電圧を印加すると、積層コンデンサ110の伸縮がはんだ102を介して回路基板101を変形させることになり、回路基板101が面方向に振動する。この回路基板101の振動の周期が人間の可聴周波数帯域(20Hz〜20kHz)になったときに、音として人間の耳に認識され「鳴き」となる。
これらの問題は、外部電極114が2つの積層コンデンサ110に限られず、外部電極114が3つの3端子型積層コンデンサにも共通する。また、積層コンデンサ110に限らず、積層型LCフィルタなどの積層型セラミック電子部品全般に共通する問題でもある。
特開2010−186884号公報
株式会社村田製作所、鳴き対策事例、[online]、[平成24年3月1日検索]、インターネット<URL:http://www.murata.co.jp/products/capacitor/solution/naki.html>.
本発明の目的は、上述した課題を解決し得る積層型セラミック電子部品およびその実装構造体を提供することである。
本発明にかかる積層セラミック電子部品は、誘電体セラミック層と内部電極とが交互に重ねられることにより直方体形状に形成され、外形が上下面、両側面、ならびに上下面および両側面に直交する両端面で規定されるセラミック積層体と、内部電極と電気的に接続されるように、端面から上下面のそれぞれの一部および端面から両側面のそれぞれの一部にも延びて形成される外部電極と、を備えるものであって、外部電極は、溶融はんだの付着しないはんだ非付着部と、溶融はんだの付着可能なはんだ付着部とを有し、はんだ非付着部は、外部電極に、はんだレジスト膜が付与されることにより形成されたものであり、はんだレジスト膜は、外部電極の端面に位置する箇所の全領域を覆う位置、かつ、外部電極の側面に位置する箇所の中腹を少なくとも覆う位置にあり、セラミック積層体の端面の外部電極から両側面の外部電極および誘電体セラミック層に亘って掛るように設けられ、はんだ付着部は、外部電極のはんだ非付着部以外の領域にあり、誘電体セラミック層の重ね方向を積層型セラミック電子部品の上下方向とした場合に、はんだ付着部の形状は上下対称であることを特徴とする。
また、はんだレジスト膜の材質は、はんだ付け温度で変形の起きない耐熱性樹脂により構成されることが更に好ましい。
また、はんだ付着部の領域は、外部電極が露出した領域であるのが好ましい。
本発明にかかる積層型セラミック電子部品の実装構造体は、上記積層型セラミック電子部品と、積層型セラミック電子部品が実装される回路基板と、回路基板と積層型セラミック電子部品の外部電極のはんだ付着部とを接合するはんだとを備える。
本発明によれば、はんだ非付着部がセラミック積層体の端面の全領域および側面の一部の領域を覆う位置にあるので、端面および側面の一部への溶融はんだの付着が防止され、積層型セラミック電子部品が回路基板に実装されて交流電圧を印加されたときの「鳴き」を抑制できる。更に、はんだ付着部が外部電極のはんだ非付着部以外の領域に形成されるので、実装後の接合強度を確保できる。
本発明の第1実施形態にかかる積層セラミックコンデンサ10を示す図である。 図1の積層セラミックコンデンサ10を回路基板1に実装した図である。 図1のはんだ非付着部17に関する変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる積層セラミックコンデンサ20を示す図である。 積層セラミックコンデンサ110に交流電圧を印加したときの状態を示す図である。 従来の積層セラミックコンデンサ110を回路基板101に実装し、交流電圧を印加したときの状態を示す図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、誘電体セラミック層11と内部電極12とが交互に複数重ねられたセラミック積層体13と、セラミック積層体13の両端に形成される1対の外部電極14と、を備える。セラミック積層体13の外形は、上面8、下面9、両側面16、ならびに上面8、下面9および両側面16に直交する両端面15で規定される。内部電極12は誘電体セラミック層11を間に挟むように対向して配置される。対向した内部電極12の一方は1対の外部電極14のうちの一方に接続され、対向した内部電極12の他方は1対の外部電極14のうちの他方に接続される。外部電極14は、基本的にセラミック積層体13の両端面15を覆うように形成されるが、一方の端面15に形成された外部電極14と繋がるように上面8、下面9のそれぞれの一部および両側面16のそれぞれの一部にも延びて形成される。他方の端面15に形成された外部電極14についても同様である。
以下、便宜上、積層セラミックコンデンサ10を積層コンデンサ10と呼び、誘電体セラミック層11を誘電体層11と呼び、セラミック積層体13を積層体13と呼ぶ。また、積層コンデンサ10の向きを説明する上で、誘電体層11の重ね方向を上下方向と呼び、1対の外部電極14の配列する方向を長さ方向と呼び、上下方向および長さ方向に直交する方向を幅方向と呼ぶ。
積層体13は直方体形状をしており、積層体13の角は丸みを有する。積層体13の両端面15に形成される外部電極14も、積層体13の角の形状に対応するように丸み有する。ただし、本発明を理解する上では、積層体13の端面15は、端面15の平坦領域のみならず上記の丸みを含むと解する。そのため、図1において端面15を全て平面で表し、丸みの図示を省略する。
第1実施形態においては図1に示すように、積層コンデンサ10の外部電極14は、はんだ非付着部17とはんだ付着部18を有する。はんだ非付着部17とは積層コンデンサ10の外部から溶融はんだを接触させた場合に溶融はんだが付着しない部分をいい、はんだ付着部18とは溶融はんだが付着する部分をいう。はんだ非付着部17は、外部電極14の端面15に位置する箇所の全領域を覆う位置にあり、かつ、外部電極14の上面8、下面9および側面16に位置する箇所のそれぞれの一部の領域を覆う位置にある。また、はんだ付着部18は、外部電極14のはんだ非付着部17以外の領域にある。
具体的には、はんだ非付着部17は、外部電極14に、はんだレジスト膜19が付与されることにより形成される。はんだレジスト膜19は、端面15から側面16にかけて、または端面15から上面8および下面9にかけて繋がった状態となるように、一括して付与される。なお理解を容易にするため、図1において、はんだレジスト膜19を一部切り欠いて描くことにより、はんだ非付着部17を図示する。一方、はんだ付着部18の領域は、はんだレジスト膜19が形成されず外部電極14が露出した領域である。また、はんだ非付着部17の形状は上下対称であり、はんだ付着部18の形状も上下対称である。
はんだレジスト膜19の材質は、はんだ付けの温度(139℃以上)において変形しない材質が好ましく、たとえば耐熱性樹脂などにより構成される。外部電極14は、たとえばCu、Ni、SnもしくはCu、Ni、Auの3層で構成され、溶融はんだを接触させた場合に、溶融はんだが付着する材質である。なお、溶融はんだの材質としては、たとえば、Sn−Ag−Cuの合金などが挙げられる。
誘電体層11は、たとえばチタン酸バリウムなどの強誘電体材料で構成される。そのため、積層コンデンサ10の1対の外部電極14に交流電圧を印加したときに、誘電体層11に極性の反転が起き、電歪現象が起きる。
図2は、第1実施形態にかかる積層コンデンサ10を回路基板1にはんだ2で実装した図である。図2に示すように、積層コンデンサ10のはんだ付着部18に溶融はんだが付着し、回路基板1との間にフィレット3が形成される。しかし、はんだ非付着部17となっている領域、すなわち端面15の全領域および側面16の一部の領域には、溶融はんだが付着せず、フィレット3は形成されない。
図5に示すように、積層コンデンサ10に交流電圧を印加したときは、端面15のみならず側面16においても伸縮が起きる。第1実施形態によれば、図2に示すとおり、端面15の全領域および側面16の一部の領域に溶融はんだが付着せず、交流電圧を印加したときの大きな伸縮が回路基板1に伝わりにくい。これにより、回路基板1の振動が抑制され、鳴きも起こりにくくなる。
更に、図2に示すとおり、外部電極14のはんだ付着部18に溶融はんだが付着する。これにより、回路基板1との間にフィレット3が形成され、積層コンデンサ10と回路基板1との接合強度を確保できる。
また、はんだ付着部18の形状は上下対称となるのが好ましい。これにより、回路基板1に対し積層コンデンサ10を上下どちらの向きで実装しても、はんだ付着部18に形成されるフィレット3はほぼ同じ形状となる。そのため、回路基板1へ伝わる振動の振幅もほぼ同じになり、実装方向にかかわらず振動を安定して抑制できる。
また、前述したように、はんだレジスト膜19の材質は、好ましくは、はんだ付けする温度で変形の起きない耐熱性樹脂により構成されるので、積層コンデンサ10を実装するとき、はんだ付けの温度環境下においても、はんだを付着させたくない位置を維持できる。
ここで、第1実施形態にかかる積層コンデンサ10の製造方法について説明する。まず、チタン酸バリウム系材料のセラミックグリーンシートの表面にAg−Pd材料の内部電極12を印刷し、これを所定枚数積層した後、所定の温度で焼成して積層体13を得る。更に、積層体13の両端に導電ペーストを塗布した後、焼き付け、外部電極14を形成する。ここまでは、一般的な積層コンデンサの製造方法と同じである。
第1実施形態にかかる積層コンデンサ10を得るには、更に、外部電極14の両端面15に位置する箇所の全領域および側面16に位置する箇所の一部の領域に、はんだレジスト膜19を付与する。このはんだレジスト膜19は、ディッピング法により付与する。具体的には、はんだレジスト膜19のペースト材料の満たされた浴槽に、一方の端面15および側面16の一部を浸漬させる。その後、積層コンデンサ10を引き上げ、外部電極14に付いたペースト材料を硬化する。他方の端面15および側面16の一部にも同様に、はんだレジスト膜19を付与する。
第1実施形態については、はんだ非付着部17の位置、形状などを任意に変更することができる。図3は、はんだ非付着部17に関する代表的な変形例を示した図である。
図3において積層コンデンサ10を側面16側から見たときに、はんだ非付着部17Aは、外部電極14の側面16に位置する箇所の中腹を覆う位置にある。はんだ非付着部17Aは、外部電極14の側面16に位置する箇所に、長さ方向に帯状の形状をしたはんだレジスト膜19Aが付与されることにより形成される。一方、はんだ付着部18Aは、はんだ非付着部17Aを間に挟むように、はんだ非付着部17Aの上下方向の両側にある。なお、変形例においても、はんだ非付着部17Aの形状は上下対称であり、はんだ付着部18Aの形状も上下対称である。
また、はんだレジスト膜19Aは、積層体13の側面16の誘電体セラミック層11に掛るように形成される。これにより、積層体13と、はんだレジスト膜19Aとの固着力が強化され、はんだ付けなどの高温環境下において、はんだ非付着部17Aの位置ずれが起きにくくなる。
上述した実施形態および代表的な変形例は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、技術的思想の同一性が認められる範囲で種々の変形が可能である。第1実施形態では一般的な積層コンデンサ10を例に挙げて説明したが、本発明は、外部電極14が2つの積層コンデンサ10に限られず、外部電極14が3つの3端子型積層コンデンサにも適用できる。また、積層コンデンサ10に限らず、積層型LCフィルタなどの積層型セラミック電子部品全般に適用できる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、外部電極14自身に溶融はんだの付着しない処理をした実施形態である。なお、第1実施形態と共通する構成については詳しい説明を省略する。
図4に示すように、はんだ非付着部27は、外部電極14の端面15に位置する箇所の全領域を覆う位置にあり、かつ、外部電極14の上面8、下面9および側面16に位置する箇所のそれぞれの一部の領域を覆う位置にある。はんだ非付着部27は、外部電極14の所望の箇所を酸化処理することにより形成される。この酸化処理により、はんだ非付着部27への溶融はんだの付着が抑制される。一方、はんだ付着部28は、外部電極14のはんだ非付着部27以外の領域にある。はんだ付着部28は、酸化処理がされておらず、外部電極14が露出した領域である。また、はんだ非付着部27の形状は上下対称であり、はんだ付着部28の形状も上下対称である。
第4実施形態によれば、端面15の全領域および側面16の一部の領域に、溶融はんだが付着せず、交流電圧を印加したときの大きな伸縮が回路基板1にそのまま伝わることがなくなる。これにより、回路基板1の振動が抑制され、鳴きも起こりにくくなる。更に、外部電極14のはんだ付着部28に溶融はんだが付着するので、回路基板1との間にフィレット3が形成され、積層コンデンサ20と回路基板1との接合強度を確保できる。
はんだ非付着部27は、積層コンデンサ20を治具に固定した後、外部電極14にレーザを照射することにより形成される。レーザを照射することにより、外部電極14の表面が酸化処理される。酸化処理による方法とれば、はんだレジスト膜19などの別の材料を用いずに、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第2実施形態についても、たとえば第1実施形態に示すように、非はんだ付着部27やはんだ付着部28の位置、形状などを任意に変更することができる。
1:回路基板
2:はんだ
3:フィレット
8:上面
9:下面
10、20:積層セラミックコンデンサ
11:誘電体セラミック層
12:内部電極
13:セラミック積層体
14:外部電極
15:端面
16:側面
17、27:はんだ非付着部
18、28:はんだ付着部
19:はんだレジスト膜

Claims (4)

  1. 誘電体セラミック層と内部電極とが交互に重ねられることにより直方体形状に形成され、外形が上下面、両側面、ならびに前記上下面および前記両側面に直交する両端面で規定されるセラミック積層体と、
    前記内部電極と電気的に接続されるように、前記端面から前記上下面のそれぞれの一部および前記端面から前記両側面のそれぞれの一部にも延びて形成される外部電極と、
    を備える積層型セラミック電子部品であって、
    前記外部電極は、溶融はんだの付着しないはんだ非付着部と、前記溶融はんだの付着可能なはんだ付着部とを有し、
    前記はんだ非付着部は、前記外部電極に、はんだレジスト膜が付与されることにより形成されたものであり、
    前記はんだレジスト膜は、前記外部電極の前記端面に位置する箇所の全領域を覆う位置、かつ、前記外部電極の前記側面に位置する箇所の中腹を少なくとも覆う位置にあり、前記セラミック積層体の前記端面の前記外部電極から前記両側面の前記外部電極および前記誘電体セラミック層に亘って掛るように設けられ、
    前記はんだ付着部は、前記外部電極の前記はんだ非付着部以外の領域にあり、
    前記誘電体セラミック層の重ね方向を前記積層型セラミック電子部品の上下方向とした場合に、前記はんだ付着部の形状は上下対称である、積層型セラミック電子部品。
  2. 前記はんだレジスト膜の材質は、はんだ付け温度で変形の起きない耐熱性樹脂により構成される、請求項に記載された積層型セラミック電子部品。
  3. 前記はんだ付着部の領域は、前記外部電極が露出した領域である、請求項1または2に記載された積層型セラミック電子部品。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載された積層型セラミック電子部品と、
    前記積層型セラミック電子部品が実装される回路基板と、
    前記回路基板と前記積層型セラミック電子部品の前記外部電極の前記はんだ付着部とを接合するはんだとを備える、積層型セラミック電子部品の実装構造体。
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