JP5665646B2 - 車両のホイール - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車等の車両のホイールに関するものである。
従来、ハブにフランジ部を設けて、このフランジ部にスポークを係合させるとともに、フランジ部の端部にブレーキディスクを取り付けたワイヤースポークホイールが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−348501号公報
ところで、上述したワイヤースポークホイールにあっては、ブレーキディスク等のディスク部材を取り付ける為のボス部が、スポークを支持するフランジ部に一体的に形成されている。ブレーキディスクの取付剛性を確保するためには、フランジ部およびボス部を重厚に形成する必要があるため、ハブの軸方向の寸法が大きくなるとともにホイールの全体重量が増加してしまうという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ハブの軸方向の寸法を小さくすると共に、重量を低減することが可能な車両のホイールを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、
スイングアーム(9)に回転自在に取り付けられるハブ(40)と、
タイヤ(43)が取り付けられるリム(42)と、
前記ハブ(40)に前記リム(42)を連結するスポーク(41)とを備え、
前記ハブ(40)の軸方向端部側に径方向外側に広がるフランジ部(46)を備え、該フランジ部(46)の軸方向の少なくとも一側にディスク部材(31)が取り付けられた車両のホイールにおいて、
前記ハブ(40)は、
前記フランジ部(46)の外周に一定の間隔で複数形成されて前記フランジ部(46)の径方向外側に突出するディスク部材取付部(70)と、
前記フランジ部(46)の軸方向内側に一定の間隔で形成され、前記フランジ部(46)の径方向内側に向かって突出するスポーク台座(56)とを備え、
前記ディスク部材取付部(70)は、前記フランジ部(46)の周方向で、前記スポーク台座(56)の間に形成され
前記フランジ部(46)の周断面視で、前記フランジ部(46)の径方向内側に頂点を有する三角形状にスポーク台座(56)が形成され、前記ディスク部材取付部(70)の周方向縁部の延長上に前記スポーク台座(56)の三角形状の斜面部(60)が配置され、
前記スポーク台座(56)の傾斜面には、前記スポーク(41)を貫通させる貫通孔(57)が形成され、
前記ディスク部材取付部(70)の車幅方向内側の端部、及び前記ディスク部材(31)を前記ディスク部材取付部(70)に締結するビス(B)の車幅方向内側の端部は、前記貫通孔(57)よりも車幅方向内側に延び、
前記ディスク部材取付部(70)の周方向縁部の延長上に前記スポーク台座(56)の三角形状の斜面部(60)が配置されることにより、前記ディスク部材取付部(70)の径方向内側の何れにも前記スポーク台座(56)が配置されないことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、
前記フランジ部(46)の周断面視で、前記ディスク部材取付部(70)の周方向縁部の延長上に前記スポーク台座(56)が形成されることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記ディスク部材取付部(70)の少なくとも一部が前記スポーク(41)の間から車軸方向内側に入り込み、前記ディスク部材取付部(70)は、車軸方向内側になるに連れて小さく形成されることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の発明において、軸方向において、前記スポーク台座(56)と前記ディスク部材取付部(70)がオーバーラップしていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、フランジ部の周方向で、スポーク台座の間にディスク部材取付部が挟まれるように配置されることで、ブレーキ制動力またはスプロケット駆動力がディスク部材取付部に入力されて周方向の応力が加わる部分に、フランジ部の径方向内側に向かって突出するスポーク台座が配置されることとなり、応力が加わる部分のフランジ部が厚肉化されるため、従来のホイールと比較して、スポーク台座以外の部分を薄肉化して重量を低減しつつフランジ部の剛性を確保することができる効果がある。
又、ディスク部材取付部の応力が集中する縁部をスポーク台座の三角形状の斜面部で支える形状となるため、更なる重量の低減を図ることができると共に、十分な剛性を確保することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、ディスク部材取付部の応力が集中する位置を効率よくスポーク台座で支えることができるため、フランジ部の剛性を効率よく確保して重量を低減することができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、ディスク部材取付部が車軸方向内側になるに連れて小さく形成されることで、スポーク間が比較的狭い場合であっても、ディスク部材取付部をスポーク間からハブ軸方向内側に入り込ませることができるため、ディスク部材取付部の厚さを増加させて剛性を確実に向上させることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、請求項1乃至の何れか一項の効果に加え、スポーク台座とディスク部材取付部とが軸方向においてオーバーラップすることで、ハブの軸方向の寸法が大型化するのを防止することができる効果がある。
本発明の実施形態における車両の後輪の右側面図である。 上記後輪のブレーキディスク側のハブを内側から見た斜視図である。 上記後輪のブレーキディスク側のハブを外側から見た斜視図である。 上記後輪のブレーキディスク側のフランジ部の周断面図である。 上記後輪を径方向外側から見た部分断面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示すように、この実施形態の車両のホイールは、自動二輪車の後輪の態様をなし、スイングアーム9の後部に軸支される。スイングアーム9の前端部は、車両のメインフレーム11の後部下側に一体的に設けられたピボットブラケット12に支持される。このピボットブラケット12と、メインフレーム11の後部後側から後方へ略水平に延びるシートレール(図示せず)との間には、左右一対のサポートパイプ19が後上がりに傾斜して延びており、左右サポートパイプ19の後端部とスイングアーム9の左右アーム部材9a,9bとの間には、左右一対のリヤクッション28がそれぞれ前傾姿勢で取り付けられる。
リヤクッション28は、コイルスプリング28aと、このコイルスプリング28aの内側に配置されるロッド式のダンパー28bと、このダンパー28bの両端側にそれぞれ配置されてコイルスプリング28aの上下端部を支持する第一および第二スプリングシート28c,28dとを備えて構成される。
ダンパー28bは、例えば、円筒状のシリンダチューブを下側とし、シリンダチューブ内を往復動するピストンから延びる棒状のピストンロッドを上側として、その長手方向を鉛直方向に対して上側ほど前側に位置するように傾斜して配置される。
ダンパー28bの上端部にはサポートパイプ19に対する上連結部28eが設けられ、ダンパー28bの下端部には、スイングアーム9に対する下連結部28fが設けられる。
上連結部28eには、コイルスプリング28aの上端部を支持する第一スプリングシート28cが一体に設けられ、シリンダチューブの下部外周には、コイルスプリング28aの下端部を支持する第二スプリングシート28dが一体に設けられる。
リヤクッション28の下部後側には、ダンパー28b内の作動油や圧縮ガス等を封入するサブタンク29が設けられる。サブタンク29は円筒状の外形をなし、リヤクッション28の後方においてこれと略平行に設けられる。下連結部28fの斜め後上方にはタンクホルダ29aが一体に設けられ、該タンクホルダ29aの先端側にサブタンク29の下端部が固定される。
スイングアーム9は、左右一対のアーム部材9a,9bとアーム部材9a,9bの前部間を連結するクロスメンバ9cとを一体に備えて構成される。左右アーム部材9a,9bの後部には、車幅方向に沿って配置されるリヤアクスル10を介して後輪1が支持される。スイングアーム9の前端部は、ピボットブラケット12に、車幅方向に沿うピボット軸9dを介して上下揺動可能に枢支される。
スイングアーム9の右アーム部材9aの後部と後輪1との間には、後輪右側に固定されるブレーキディスク31と、このブレーキディスク31を挟圧するブレーキキャリパ32とが配設される。主に、これらブレーキディスク31とブレーキキャリパ32とによってリヤディスクブレーキが構成される。ブレーキキャリパ32は、キャリパブラケット33を介してリヤアクスル10上に軸支され、キャリパブラケット33及びブレーキキャリパ32が、トルクロッド34を介してクロスメンバ9cに連結されてリヤアクスル10中心の回転が不能とされる。
リヤディスクブレーキは油圧式であり、ブレーキペダル等の操作子からの入力に応じてマスターシリンダを作動させ(何れも図示略)、マスターシリンダで発生した油圧をブレーキ配管35を介してブレーキキャリパ32に伝達することで、ブレーキキャリパ32内に保持した左右一対のブレーキパットによりブレーキディスク31が挟圧される。
マスターシリンダからブレーキキャリパ32に向けて延びるブレーキ配管35(ブレーキホース)は、側面視でトルクロッド34の上面に沿うように取り回され、かつ該トルクロッド34の上面側に複数(3つ)の保持クリップ38a,38b,38cを介して保持される。
リヤアクスル10は長尺の段付きボルトからなり、左右アーム部材9a,9b及びこれの間に配された後輪1を左方から右方へ貫通し、右アーム部材9aの右方に突出したネジ軸にアクスルナットを螺着し締め込むことで、左右アーム部材9a,9b間に後輪1を軸支する。
スイングアーム9の左アーム部材9bの後部と後輪1との間には、エンジンの運転に伴い回転駆動するドリブンスプロケット39(図2、図4参照)が配置される。ドリブンスプロケット39は、エンジン後部左側に配設されたドライブスプロケットと無端状のドライブチェーン(何れも不図示)を介して連係される。これらドリブンスプロケット39、ドライブスプロケットおよびドライブチェーンにより後輪1およびエンジン間の動力伝達を可能とするチェーン式伝導機構が構成される。
後輪1は、スイングアーム9に回転自在に取り付けられるハブ40と、このハブ40にスポーク41を介して連結されるリム42と、このリム42に取り付けられるタイヤ43とを備えて構成される。
図2〜図5に示すように、ハブ40は、略円筒状に形成されたハブ本体部45と、このハブ本体部45の軸方向両外側に立設され径方向外側に広がるフランジ部46,47とを備えて構成される。ここで、ハブ本体部45の両端部には、左右一対のボールベアリングのアウタレースがそれぞれ圧入固定され、この左右ボールベアリング内にリヤアクスル10の軸部が抜き差し可能に挿通される。
フランジ部46は、車両右側に配置されるスポーク41の基部側を支持すると共に、ブレーキディスク31を支持する。フランジ部46は、そのハブ軸方向(換言すれば、車幅方向)内側に、ハブ本体部45の端部よりもややハブ軸方向内側から径方向外側に立ち上がる凹曲面50を備える。さらにフランジ部46は、凹曲面50の外縁から径方向外側且つハブ軸方向外側に向かって湾曲形成された凸曲面51を備え、この凸曲面51の径方向外側の最外部に、軸方向外側に延びる平面52を備える。
一方、フランジ部46のハブ軸方向外側には、曲面をなす一般面55と、スポーク41の基部を支持するスポーク台座56とがそれぞれ形成される。一般面55は、ハブ本体部45から径方向外側に立ち上がると共にハブ軸方向外側に向かう凹曲面に形成される。スポーク台座56は、一般面55から突出形成され、フランジ部46の周方向に等間隔で複数(例えば、8個程度)配置される。
スポーク台座56は、フランジ部46の径方向内側に頂点を有する三角形状、より具体的には、スポーク台座56のフランジ部46の周方向に沿う断面(図4参照)が二つの斜面部60を有する略三角形状となる。スポーク台座56には、各斜面部60から、フランジ部46の凸曲面51まで貫通する貫通孔57が形成される。これら貫通孔57にスポーク41が端部側から挿通されると、貫通孔57の周縁の斜面部60にスポーク41の基部側に形成された頭部41aが引っかかるようになっている。一方、同一のスポーク台座56に挿通されたスポーク41は、フランジ部46の径方向外側で、離間する方向に延在されて隣り合うスポーク台座56に挿通されたスポーク41と交差し、それぞれ端部側がニップル58によってリム42に連結される。
フランジ部47は、車両左側に位置するスポーク41の基部側を支持すると共に、ドリブンスプロケット39を支持する。フランジ部47は、ハブ軸方向外側に向かって拡径して形成され、その外縁には、ハブ軸方向外側に突出する複数のスプロケット取付部47aが周方向に所定の間隔で形成される。このスプロケット取付部47aに上述したドリブンスプロケット39の取付部(図示せず)がビス47bを介して締結される。
ところで、上述したブレーキディスク31を支持するフランジ部46の外周には、周方向でスポーク台座56間の位置に、ブレーキディスク31を固定するための複数(例えば、4個程度)のディスク部材取付部70が、径方向外側に向かって突出形成される。これらディスク部材取付部70は、フランジ部46の外周に沿って所定の間隔(例えば、等間隔)に離間配置され、軸方向外側面がフランジ部46のハブ軸方向外側の面と略面一に形成される。そして、軸方向においてスポーク台座56とディスク部材取付部とがオーバーラップするように形成されている。
図4に示すように、ディスク部材取付部70は、径方向外側ほど先細りに形成され、周方向両側から徐々に立ち上がる凹曲面71と、これら凹曲面71に連なり径方向外側に延びる傾斜面(周方向縁部)72と、これら傾斜面72同士を端部側で繋ぐ凸曲面73とをそれぞれ備える。一対の傾斜面72の延長線(図4中、鎖線で示す)上には、周方向で隣り合う断面三角形状のスポーク台座56が配置され、傾斜面72の延長線とスポーク台座56の斜面部60とが重なって配置される。各ディスク部材取付部70には、ハブ軸方向に貫通する固定用のネジ孔がそれぞれ形成され、ブレーキディスク31より具体的には、内周側に突出する取付部31aが、ディスク部材取付部70にビスBを介して締結される。
図2、図5、図6に示すように、ディスク部材取付部70は、ハブ軸方向内側の角部が曲面で面取りされており、これによりハブ軸方向内側になるに連れてその幅および高さ寸法が若干小さくなっている。そして、ディスク部材取付部70は、少なくとも面取りされた部分が、隣り合うスポーク台座56から延びるスポーク41が交差される交差部Cの径方向内側を横切る位置に配置される。ここで、交差部Cよりも径方向内側には、スポーク41によって略三角形の領域が画成され、この略三角形の領域を、少なくともディスク部材取付部70の面取りされた部分がハブ軸方向外側から内側に向かって横切るようにディスク部材取付部70が配置される。
したがって、上述した実施形態の車両のホイール1によれば、フランジ部46の周方向で、スポーク台座56の間にディスク部材取付部70が挟まれるように配置されることで、ブレーキ制動力がディスク部材取付部70に入力されて周方向の応力が加わる部分に、フランジ部46の径方向内側に向かって突出するスポーク台座56が配置されることとなり、応力が加わる部分のフランジ部46が厚肉化されるため、従来のホイールと比較して、スポーク台座56以外の部分を薄肉化して重量を低減しつつフランジ部46の剛性を確保することができる。
また、ディスク部材取付部70のハブ軸方向内側にスポーク41が配置されていないことで、ハブ軸方向の内側に厚さを増加させて、ディスク部材取付部70の剛性を向上させることができるため、ハブ軸方向外側にディスク部材取付部70の厚さを増加させる場合と比較してハブ40の軸方向の寸法を小さくすることができる。
そして、ディスク部材取付部70の傾斜面72の延長線上にスポーク台座56が形成されることで、ディスク部材取付部70の応力が集中する位置をフランジ部46のスポーク台座56の三角形状の斜面部60で支えることができるため、フランジ部46の剛性を効率よく確保して重量を低減することができる。
さらに、ディスク部材取付部70の傾斜面72の延長線上にスポーク台座56の斜面部60が形成されることで、ディスク部材取付部70の応力が集中する部分をスポーク台座56で効率よく支持することができるため、更なる重量の低減を図ることができると共に、フランジ部46の十分な剛性を確保することができる。
また、ディスク部材取付部70が面取りされることで、ハブ軸方向内側になるに連れて小さく形成されることとなるため、スポーク台座56間やスポーク41間が比較的狭い場合であっても、ディスク部材取付部70をスポーク41間からハブ軸方向内側に入り込ませることができ、この結果、ディスク部材取付部70の厚さを増加させて剛性を確実に向上させることができる。
なお、この発明は上述した各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、左右一対ではなく単一のメインフレーム及びピボットフレームを備える鞍乗り型電動車両に適用してもよい。ここで、上述した鞍乗り型電動車両とは、車体を跨いで乗車可能な車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪の車両(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)および四輪の車両も含まれる。
また、上述した実施形態では、スポーク台座56を8箇所、ディスク部材取付部70を4箇所に形成する場合について説明したが、スポーク台座56やディスク部材取付部70の数量はこれら数量に限られるものではなく、スポーク41数やブレーキディスク径などに応じて適宜設定すればよい。
さらに、上述した実施形態では、ブレーキディスク31を取り付ける側のフランジ部46のディスク部材取付部70の構成について説明したが、ディスク部材は、ブレーキディスク31に限られるものではなく、例えば、ディスク状であるドリブンスプロケット39でもよい。すなわち、ドリブンスプロケット39が取り付けられる側のフランジ部46に上述した構成のディスク部材取付部70を形成してドリブンスプロケット39を締結するようにしても良い。また、ブレーキディスク31を右側、ドリブンスプロケット39を左側に設ける場合について説明したが、これらブレーキディスク31およびドリブンスプロケット39の配置を左右反対にしてもよい。
また、自動二輪車の後輪1を一例に説明したが、後輪1に限られるものではなく、ディスク部材が取り付けられた前輪にも適用可能である
1 後輪(ホイール)
9 スイングアーム(車体)
31 ブレーキディスク(ディスク部材)
40 ハブ
41 スポーク、
42 リム
43 タイヤ
46 フランジ部
56 スポーク台座
60 斜面部
70 ディスク部材取付部
72 傾斜面(周方向縁部)

Claims (4)

  1. スイングアーム(9)に回転自在に取り付けられるハブ(40)と、
    タイヤ(43)が取り付けられるリム(42)と、
    前記ハブ(40)に前記リム(42)を連結するスポーク(41)とを備え、
    前記ハブ(40)の軸方向端部側に径方向外側に広がるフランジ部(46)を備え、該フランジ部(46)の軸方向の少なくとも一側にディスク部材(31)が取り付けられた車両のホイールにおいて、
    前記ハブ(40)は、
    前記フランジ部(46)の外周に一定の間隔で複数形成されて前記フランジ部(46)の径方向外側に突出するディスク部材取付部(70)と、
    前記フランジ部(46)の軸方向内側に一定の間隔で形成され、前記フランジ部(46)の径方向内側に向かって突出するスポーク台座(56)とを備え、
    前記ディスク部材取付部(70)は、前記フランジ部(46)の周方向で、前記スポーク台座(56)の間に形成され
    前記フランジ部(46)の周断面視で、前記フランジ部(46)の径方向内側に頂点を有する三角形状にスポーク台座(56)が形成され、前記ディスク部材取付部(70)の周方向縁部の延長上に前記スポーク台座(56)の三角形状の斜面部(60)が配置され、
    前記スポーク台座(56)の傾斜面には、前記スポーク(41)を貫通させる貫通孔(57)が形成され、
    前記ディスク部材取付部(70)の車幅方向内側の端部、及び前記ディスク部材(31)を前記ディスク部材取付部(70)に締結するビス(B)の車幅方向内側の端部は、前記貫通孔(57)よりも車幅方向内側に延び、
    前記ディスク部材取付部(70)の周方向縁部の延長上に前記スポーク台座(56)の三角形状の斜面部(60)が配置されることにより、前記ディスク部材取付部(70)の径方向内側の何れにも前記スポーク台座(56)が配置されないことを特徴とする車両のホイール。
  2. 前記フランジ部(46)の周断面視で、前記ディスク部材取付部(70)の周方向縁部の延長上に前記スポーク台座(56)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両のホイール。
  3. 前記ディスク部材取付部(70)の少なくとも一部が前記スポーク(41)の間から車軸方向内側に入り込み、前記ディスク部材取付部(70)は、車軸方向内側になるに連れて小さく形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のホイール。
  4. 軸方向において、前記スポーク台座(56)と前記ディスク部材取付部(70)がオーバーラップしていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の車両のホイール。
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